JP5524452B2 - 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー - Google Patents

車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー Download PDF

Info

Publication number
JP5524452B2
JP5524452B2 JP2008110773A JP2008110773A JP5524452B2 JP 5524452 B2 JP5524452 B2 JP 5524452B2 JP 2008110773 A JP2008110773 A JP 2008110773A JP 2008110773 A JP2008110773 A JP 2008110773A JP 5524452 B2 JP5524452 B2 JP 5524452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
elastic piece
arm
wiper blade
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008110773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009262590A (ja
Inventor
隆 葛野
篠原  充
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2008110773A priority Critical patent/JP5524452B2/ja
Publication of JP2009262590A publication Critical patent/JP2009262590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5524452B2 publication Critical patent/JP5524452B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両(自動車・船舶・電車等を含む)のフロントウインドウガラスやリヤウインドウガラス或いはミラーやランプ類の表面を払拭する車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパーに関する。特に、雪や雨などを払拭する冬季用のウインターワイパーブレードを有した車両用ワイパー、及び冬季用のウインターワイパーブレードが使用時にワイパーアームから外れないように予防する脱落防止ストッパーに関する。
従来、例えば、自動車等の車両には、フロントウインドウガラスの表面に雨水や氷雪等が降り掛かった場合、視界の確保のためにフロントウインドウガラスの表面を払拭する車両用ワイパーが取り付けされている(例えば、特開平9−193750号公報参照)。
図11は、このような従来に係る車両用ワイパーを模式的に示した斜視図である。図11に示すように、車両用ワイパー100は、車体に固定のワイパー駆動装置の駆動モータに装着された摺動可能な駆動軸に基端側が固定されたアームヘッドを有し、先端側にワイパーブレード120が装着されるワイパーアーム110と、ワイパーアームの先端側に設けられワイパーブレード120をワイパーアーム110に取り付けるための取付部112(図12参照)と、取付部112の外周を覆う取付部カバー111と、を備えている。
ワイパーブレード120は、車両のウインドウガラスの面(ウインドウ面)に付着した雪や雨などを払拭するブレードラバー121と、ブレードラバー121を支持するブレード本体122と、ブレード本体122に対してスクリュー(もしくはリベット)によって固定され、ワイパーアーム110の取付部112に設けられたアーム側係合部113と係合するブレード側係合部123と、を備えている。また、ブレード側係合部123には、アーム側係合部113に設けられた嵌合凹部114に対応する嵌合凸部124を有している。ブレード本体122は、ブレードラバー121を支持する弾性構造を有する支持部材とそれを覆うカバーで構成されている。
車両用ワイパー100は、ワイパー駆動装置を駆動させると、車両用ワイパー100が往復回転し、この車両用ワイパー100の往復回転に伴って、ワイパーブレード120が、たとえば、ほぼ扇形状の範囲を往復運動して、ワイパーブレード120のブレードラバー121が車両のウインドウガラスの面に付着した雪や雨などを払拭する。
図12は、従来に係るワイパーアームを模式的に示した分解斜視図である。図12に示すように、ワイパーアーム110の取付部カバー111によって覆われる取付部112は、断面がコの字状の形状であるアーム側係合部113と、アーム側係合部113の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片115、116を備えている。また、アーム側係合部13には、ブレード側係合部23に設けられた嵌合凸部24に対応する嵌合凹部14を有している。また、弾性片15、16の先端側には、ユーザがワイパーブレード20を脱着する際に容易に操作できるようにツマミハンドルとなっている。
ワイパーブレード120をワイパーアーム110へ取り付ける際に、ワイパーブレード120の矩形状のブレード側係合部123を、ワイパーアーム110の取付部112のアーム側係合部113のコの字状の内側へ挿入する。その際に、アーム側係合部113の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片115、116を其々近づけるように摘まむことで、アーム側係合部113の一部が弾性片115、116に追従して変形して、ブレード側係合部123を容易にアーム側係合部113のコの字状の内側へ挿入することができて、ブレード側係合部123の嵌合凸部124をアーム側係合部113の嵌合凹部114に嵌合させる。これにより、取付部112のアーム側係合部113に、ブレード側係合部123を係合した状態で保持されて、ワイパーブレード120がワイパーアーム110へ固定される。
また、ワイパーブレード120をワイパーアーム110から取り外す場合は、取付手順の逆手順で取り外すことができる。つまり、2つの弾性片115、116を内側へつまんで、アーム側係合部113を変形させて、ブレード側係合部123の嵌合凸部124をアーム側係合部113の嵌合凹部114から嵌合状態を解消し、アーム側係合部113からブレード側係合部123を取り外す。
ワイパーブレードをワイパーアームに取り付ける又は取り外す構成及び方法については、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、ワイパーアームの先端部に袋状の結合金具を有し結合金具の袋状内部に引っ掛け爪を設けて、ワイパーブレードの取付部を結合金具の袋部へ挿入し、取付部の孔部に結合金具の引掛け爪を係止させて、ワイパーブレードをワイパーアームに取り付ける技術が提案されている。
また、特許文献2では、ワイパーブレードの結合部に支承孔にワイパーアームの先端部に設けられた円筒体を差し込み、更に円筒体に位置決めピンを設けて、ワイパーブレードの支承孔に正しい位置に装着できて、この位置決めピンが、ワイパーブレードの回動方向に対して取り付け規制をかけることで、ワイパーブレードをワイパーアームに確実に取り付ける技術が提案されている。
また、特許文献3では、ワイパーブレードの取付部の高さを抑えるために、取付部に、取付部に垂直なウイングを設けて、一方をウイングで受容し、他方をワイパーアームの自由端に連結できるアダプタを備えるワイパーブレードの構成が提案されている。
また、特許文献4では、ワイパーブレードの取付部の高さを抑えるために、取付部に、取付部にアダプタが陥入する陥入孔を設け、アダプタを陥入して固定具で固定し、アダプタによりワイパーアームに連結できるワイパーブレードの構成が提案されている。
実開昭50−60730号公報 特表2004−517780号公報 特開2007−204036号公報 特表2007−519567号公報
しかしながら、図11及び図12で示した従来例、特許文献1、特許文献3、及び特許文献4において、ワイパーブレード120の取付部123が、ワイパーアーム110のホルダ111に結合した状態において、取付部123の2つの板バネである板状体128が撓み可能であるため、ワイパー作動中に矩形体124が変形して、ホルダ111から外れてワイパーブレード120が取り外れる恐れがある。そのため、ウインドウガラスを傷つける恐れや、最悪の場合の運転中の視界が確保できすに事故が発生する恐れがあった。
また、車両を洗車時又は駐車時に行うワイパーアームのロックバック作動において、ワイパーアームが持つロックバック力の反力により取付部123の2つの板バネである板状体128が撓んで矩形体124が変形し、不用意にワイパーブレードが外れて、ロックバック力の反力によりワイパーアーム先端がウインドウガラスへ落下し、ウインドウガラスが破損するという問題点があった。
また、特許文献2では、ワイパー作動中に不用意にワイパーブレードがワイパーアームから外れることはないが、ワイパーブレードの結合部及び、ワイパーアームの取付部の構造が複雑であるため、コストが増大してしまう。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ワイパーアームが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることを防止し、廉価で容易な構造である車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止クリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用ワイパーは、基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、前記ワイパーアーム側に設けられ前記ワイパーブレードを前記ワイパーアームに取り付けるための取付部とを備えた車両用ワイパーにおいて、前記取付部に設けられ、前記ワイパーブレードと係合する係合部と、前記取付部に設けられ、前記取付部から前記ワイパーブレードを取り外すために弾性変形させることにより前記係合部におけるワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部と、前記ワイパーブレードが前記取付部から外れるのを防止するストッパーと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、ストッパーによって、ワイパーブレードがワイパーアームの取付部から外れることを防止している。そのため、車両用ワイパーが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
上述の発明に加えて、前記弾性部は、第1の弾性片と、第2の弾性片とを有し、前記係合部は、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるよう前記第1の弾性片と前記第2の弾性片とを弾性変形されることにより前記ワイパーブレードとの係合状態が解除され、前記ストッパーは、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に介在して前記第1の弾性片と前記第2の弾性片の弾性変形を規制する規制部を有することを特徴とする。
この構成によれば、第1の弾性片と第2の弾性片との間隔を縮めるように摘まんで弾性変形することで、ワイパーブレードとの係合状態が解除されるので、ユーザが容易にワイパーブレードの脱着作業が行うことができる。また、ストッパーの規制部が第1の弾性片と第2の弾性片との間に介在するため、第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるように変形することを防止することができる。そのため、係合部も変形することが無く、ワイパーアームとワイパーブレードとの係合状態を保持することができる。また、もしワイパーアーム側の係合部からワイパーブレード側の係合部が外れたとしても、ストッパーの保持部により、ワイパーアームとワイパーブレードとの結合を保持することができる。そのため、車両用ワイパーが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、上述の発明に加えて、前記取付部は、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に設けられた連結部を有し、前記ストッパーは、前記連結部に係止される係止部を有することを特徴とする。
この構成によれば、ワイパーアームの取付部に設けた第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に連結部を設けることで、第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるように変形に対する抗力を持たせることができる。また、この連結部を弾性体とすることで、常に第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を広げる方向に力をかけることができるので、係合部も変形することが無く、ワイパーアームとワイパーブレードとの係合状態を保持することができる。さらに、ストッパーが連結部の係止部に係止されることで、ストッパーをコンパクトにすることができるので、ストッパーがワイパーアームの取付部内に隠れるため、車両用ワイパーの美観を損ねることが無い。
また、上述の発明に加えて、前記ワイパーブレードは、ブレード本体と、前記ブレード本体に対してビス固定され、前記取付部に設けられた係合部と係合するブレード側係合部とを有し、前記ストッパーは、前記ブレード側係合部と同一のビスで前記ブレード本体に固定するためのビス孔を有することを特徴とする。
この構成によれば、ブレード側係合部をブレード本体に固定するためのビスでストッパーを一緒に固定することで、新たにブレード本体側にビス孔や固定部材を設けること無いため、ワイパーブレードのコストの増大を防止することができる。また、ビス止めによってストッパーを確実に固定することができるため、ストッパーが車両用ワイパーから外れることを防止することができる。そのため、車両用ワイパーが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、上述の発明に加えて、前記ストッパーは、前記ワイパーアーム側を囲繞して前記ワイパーアーム側に保持されるための保持部をさらに有することを特徴とする。
この構成によれば、仮に、車両用ワイパーが作動中にワイパーアームの係合部においてワイパーブレードの係合状態が解除されても、ストッパーの保持部がワイパーブレードとワイパーアームとの結合を保持することができる。そのため、不用意にワイパーブレードが外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、上述の発明に加えて、前記取付部は、前記ワイパーブレードとの間に所定以上の力が作用した場合に前記ワイパーブレードが外れるように構成されており、前記ストッパーは、前記ワイパーブレードに固定するための固定部と、前記ワイパーアームに対して係合するよう設けられ、前記ワイバーブレードと前記ワイパーアームの間隔が所定以上にならないように規制する係合部を有することを特徴とする。
この構成によれば、ワイパーアームの取付部は、ワイパーブレードとの間に所定以上の力が作用すると、ワイパーアームとワイパーブレードとの係合が解除される。そのため、ストッパーの係合部が、ワイバーブレードとワイパーアームの間隔が所定以上にならないように規制することで、ワイパーアームからワイパーブレードが外れることを防止することができる。また、固定部によりストッパーをワイパーブレードに固定することができるため、ストッパーが車両用ワイパーから外れることを防止することができる。そのため、車両用ワイパーが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る車両用ワイパーに用いられるワイパーブレードの脱落防止ストッパーは、基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、前記ワイパーアーム側に設けられ前記ワイパーブレードを前記ワイパーアームに取り付けるための取付部と、前記取付部に設けられ前記取付部から前記ワイパーブレードを取り外すために弾性変形させることにより前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部とを備えた車両用ワイパーに用いられるワイパーブレードの脱落防止ストッパーであって、前記取付部に設けられた弾性部による弾性変形を規制するための規制部を備えることを特徴とする。
上述の発明に加えて、基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、前記ワイパーアーム側に設けられ前記ワイパーブレードを前記ワイパーアームに取り付けるための取付部と、前記取付部に設けられ前記取付部に設けられ前記取付部から前記ワイパーブレードを取り外すために弾性変形させることにより前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部とを備えた車両用ワイパーに用いられるワイパーブレードの脱落防止ストッパーであって、前記取付部は、前記ワイパーブレードとの間に所定以上の力が作用した場合に前記ワイパーブレードが外れるように構成されており、前記ワイパーブレードに固定するための固定部と、前記ワイパーアームに対して係合するよう設けられ、前記ワイバーブレードと前記ワイパーアームの間隔が所定の以上にならないように規制する係合部を有することを特徴とする。
本発明によれば、ワイパーアームが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることを防止し、廉価で容易な構造である車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止クリップを提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1から図8は本発明の実施形態として示す車両用ワイパーアームを示すもので、図1から図3はその第1実施形態を、図4から図6はその第2実施形態を、図7及び図8はその第3実施形態を、図9及び図10はその第4実施形態、を示す。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパーを模式的に示した斜視図である。図1に示すように、車両用ワイパー1は、車体に固定のワイパー駆動装置の駆動モータに装着された摺動可能な駆動軸に基端側が固定されたアームヘッドを有し、先端側にワイパーブレード20が装着されるワイパーアーム10と、ワイパーアームの先端側に設けられワイパーブレード20をワイパーアーム10に取り付けるための取付部12(図2参照)と、取付部12の外周を覆う取付部カバー11と、を備えている。
ワイパーブレード20は、車両のウインドウガラスの面(ウインドウ面)に付着した雪や雨などを払拭するブレードラバー21と、ブレードラバー21を支持するブレード本体22と、ブレード本体22に対してビス25によって固定され、ワイパーアーム10の取付部12に設けられたアーム側係合部13と係合するブレード側係合部23と、を備えている。また、ブレード側係合部23には、アーム側係合部13に設けられた嵌合凹部14に対応する嵌合凸部24を有している。ブレード本体22は、ブレードラバー21を支持する弾性構造を有する支持部材とそれを覆うカバーで構成されている。
車両用ワイパー1は、ワイパー駆動装置を駆動させると、車両用ワイパー1が往復回転し、この車両用ワイパー1の往復回転に伴って、ワイパーブレード20が、たとえば、ほぼ扇形状の範囲を往復運動して、ワイパーブレード20のブレードラバー21が車両のウインドウガラスの面に付着した雪や雨などを払拭する。
ワイパーブレード20がワイパーアーム10の取付部12から外れるのを防止するためにストッパー30が設けられている。このストッパー30については、図2及び図3で説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。図2に示すように、ワイパーアーム10の取付部カバー11によって覆われる取付部12は、断面がコの字状の形状であるアーム側係合部13と、アーム側係合部13の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片15、16と、2つの弾性片15、16を連結する連結部17と、を備えている。また、アーム側係合部13には、ブレード側係合部23に設けられた嵌合凸部24に対応する嵌合凹部14を有している。また、弾性片15、16の先端側には、ユーザがワイパーブレード20を脱着さる際に容易に操作できるようにツマミハンドルとなっている。また、連結部17は、M字状の板バネであり、M字の中央部の谷部18を有している。
脱落防止ストッパー30は、取付部12の2つの弾性片15、16の間に挿入するために設けた平板状の規制片31と、規制片31の末端の側面側に設けられ規制片31に対して垂直である垂直片32と、規制片31の末端の垂直片32の対面側に設けられ垂直片32と平行に設けられたL字状の保持片34と、から構成されている。
規制片31の幅は、挿入先である取付部12の2つの弾性片15、16の間隔と略同じである所定の幅であり、取付部12の2つの弾性片15、16の間幅に規制をかけている。また、挿入片41の長さは、2つの弾性片15、16の長さと略同じであるが、特に限定はしない。保持片34の垂直部分には、切り込みを有した折り曲げ部33を有し、また、保持片34の水平部分には、垂直片32に有した嵌合凸部36に対応する嵌合凹部35を有している。保持片34の折り曲げ部33でL字片34を折り曲げることで、対面側の垂直片32と折り曲げ部の水平部分との嵌合を可能にし、嵌合凹部35が、垂直片32の嵌合凸部36に嵌合する。つまり、保持34は、ワイパーアーム10を囲繞する蓋の役目を果たす。
図3は、本発明の第1実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。尚、図3は、図1で示したA部の拡大図である。図3で示すように、ワイパーブレード20をワイパーアーム10へ取り付ける際に、ワイパーブレード20の矩形状のブレード側係合部23を、ワイパーアーム10の取付部12のアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入する。その際に、アーム側係合部13の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片15、16を其々近づけるように摘まむことで、アーム側係合部13の一部が弾性片15、16に追従して変形して、ブレード側係合部23を容易にアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入することができて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14に嵌合させる。弾性片15、16から手を放すと、M字状の板バネで連結した連結部17の弾性力により、2つの弾性片15、16が元の位置へ戻り、アーム側係合部13の変形が解消される。これにより、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係合した状態で保持されて、ワイパーブレード20がワイパーアーム10へ固定される。
更に、ストッパー30の規制片31を取付部12の2つの弾性片15、16の間に挿入し、ストッパー30の保持片34の折り曲げ部33で保持片34を折り曲げて、ワイパーアーム10の先端側を囲繞して保持片34の嵌合凹部35を垂直片32の嵌合凸部36に嵌合する。これにより、2つの弾性片15、16を内側へ摘まもうとしても、ストッパー30の規制片31が2つの弾性片15、16の間隔を規制しているため、アーム側係合部13は変形できす、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係止した状態で保持される。また、ストッパー30が、ワイパーアーム10の先端側を囲繞して、ワイパーブレード20を保持し、ワイパーブレード20はワイパーアーム10と2重の係合を有している。
また、ワイパーブレード20をワイパーアーム10から取り外す場合は、取付手順の逆手順で取り外すことができる。つまり、ストッパー30の保持片34の嵌合凹部35を垂直片32の嵌合凸部36から取り外して、保持片34の折り曲げ部33を垂直にしてワイパーアーム10を開放し、規制片31を2つの弾性片15、16の間から取り除く。更に、2つの弾性片15、16を内側へつまんで、アーム側係合部13を変形させて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14から嵌合状態を解消し、アーム側係合部13からブレード側係合部23を取り外す。
これにより、本発明の第1実施形態によれば、ストッパー30によって、ワイパーブレード20がワイパーアーム10の取付部から外れることを防止している。そのため、車両用ワイパー1が作動中に不用意にワイパーブレード20が外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、本発明の第1実施形態によれば、第1の弾性片15と第2の弾性片16との間隔を縮めるように摘まんで弾性変形することで、ワイパーブレード20との係合状態が解除されるので、ユーザが容易にワイパーブレード20の脱着作業が行うことができる。また、ストッパー30の規制部が第1の弾性片15と第2の弾性片16との間に介在するため、第1の弾性片15と前記第2の弾性片16との間隔を縮めるように変形することを防止することができる。そのため、アーム側係合部13も変形することが無く、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との係合状態を保持することができる。また、もしアーム側係合部13からブレード側係合部23が外れたとしても、ストッパー30の保持片34により、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との結合を保持することができる。そのため、車両用ワイパー1が作動中に不用意にワイパーブレード20が外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、ワイパーアームが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることを防止し、廉価で容易な構造である車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止クリップを提供することができる。
尚、本実施形態において説明したストッパー30の形状については、上述の実施例に特に限定していない。他の形状である脱落防止ストッパーについて、第2実施形態、第3実施形態、及び第4実施形態で説明する。尚、本発明の第1実施形態と同じ構成である点については、説明を省略する。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。図4は、第1実施形態における図2に対応している。
図4で示すように、ストッパー40は、取付部12の2つの弾性片15、16の間に挿入するために設けた平板状の規制片41と、取付部12の連結部17に設けたM字状の谷部18にストッパー40を係止するために設けたL字状の係止片42とから構成されている。また、ストッパー40は、樹脂成形品で一体成形されている。
規制片41の幅は、挿入先である取付部12の2つの弾性片15、16の間隔と略同じである所定の幅であり、取付部12の2つの弾性片15、16の間幅に規制をかけている。また、挿入片41の長さは、2つの弾性片15、16の長さと略同じであるが、特に限定はしない。L字状の係止片42の垂直部分で規制片41の末端で接合し、係止片42の水平部分には、規制片41側と対面となる面に凸状の凸部43が設けられている。
図5は、本発明の第2実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。図5に示すように、ワイパーブレード20をワイパーアーム10へ取り付ける際に、本発明の第1実施形態と同様に、ワイパーブレード20の矩形状のブレード側係合部23を、ワイパーアーム10の取付部12のアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入する。その際に、アーム側係合部13の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片15、16を其々近づけるように摘まむことで、アーム側係合部13の一部が弾性片15、16に追従して変形して、ブレード側係合部23を容易にアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入することができて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14に嵌合させる。弾性片15、16から手を放すと、M字状の板バネで連結した連結部17の弾性力により、2つの弾性片15、16が元の位置へ戻り、アーム側係合部13の変形が解消される。これにより、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係合した状態で保持されて、ワイパーブレード20がワイパーアーム10へ固定される。
次に、ストッパー40の規制片41を取付部12の2つの弾性片15、16の間に挿入し、ストッパー40の係止片42に連結部25のM字状の谷部18を差し込み、係止片42の凸部43で係止する。これにより、2つの弾性片15、16を内側へ摘まもうとしても、ストッパー40の規制片41が2つの弾性片15、16の間隔を規制しているため、アーム側係合部13は変形できす、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係止した状態で保持される。
図6は、本発明の第2実施形態に係るワイパーブレードの脱落防止ストッパーの取付状態を示した断面図である。図6に示すように、ストッパー40のL字状の係止片42に、連結部17のM字状の谷部18を差し込んで、係止片42の凸部43でストッパー40を係止している。また、脱落防止ストッパー40を取り外す場合は、係止片42を上方へ引き上げることで、係止片42の凸部43が結部17のM字状の谷部18との係止を解放する。その際に、ストッパー40の係止片42を連結部17から引き出すことで、ストッパー40を取り外すことができる。
このように、本発明の第2実施形態によれば、ワイパーアーム10の取付部12に設けた第1の弾性片15と前記第2の弾性片16との間に連結部17を設けることで、第1の弾性片15と前記第2の弾性片16との間隔を縮めるように変形に対する抗力を持たせることができる。また、この連結部17を弾性体とすることで、常に第1の弾性片15と前記第2の弾性片16との間隔を広げる方向に力をかけることができるので、アーム側係合部13も変形することが無く、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との係合状態を保持することができる。さらに、ストッパー40の係止片42が連結部17に係止されることで、ストッパー40をコンパクトにすることができるので、ストッパー40がワイパーアーム10の取付部13内に隠れるため、車両用ワイパー1の美観を損ねることが無い。
また、本発明の第2実施形態によれば、第1の弾性片15と第2の弾性片16との間隔を縮めるように摘まんで弾性変形することで、ワイパーブレード20との係合状態が解除されるので、ユーザが容易にワイパーブレード20の脱着作業が行うことができる。また、ストッパー40の規制片41が第1の弾性片15と第2の弾性片16との間に介在するため、第1の弾性片15と第2の弾性片16との間隔を縮めるように変形することを防止することができる。そのため、アーム側係合部13も変形することが無く、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との係合状態を保持することができる。そのため、車両用ワイパー1が作動中に不用意にワイパーブレード20が外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。図7は、第1実施形態における図2に対応している。そのため、第1実施形態と同様である構成及び効果の説明は、省略する。
図7で示すように、ストッパー50は、取付部12の2つの弾性片15、16の間に挿入するために設けた平板状の規制体51と、規制体51の底面から下方に延びるように設けたL字状のL字片52と、から構成されている。また、ストッパー50は、樹脂成形品で一体成形されている。
規制体51の幅は、挿入先である取付部12の2つの弾性片15、16の間隔と略同じである所定の幅であり、取付部12の2つの弾性片15、16の間幅に規制をかけている。また、規制体51の長さは、2つの弾性片15、16の長さと略同じであるが、特に限定はしない。また、L字片52の水平部分には、固定用のビス孔53が設けられている。
図8は、本発明の第3実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。ワイパーブレード20をワイパーアーム10へ取り付ける場合は、最初に、図8に示すように、ストッパー50のL字片52の水平部分のビス孔53を、ブレード本体22にブレード側係合部23を取り付ける孔(図示せず)に重ねて、ブレード側係合部23を固定するための固定ビス25で一緒に固定する。これにより、ストッパー50は、固定ビス25により確実にワイパーブレード20に固定される。
次に、本発明の第1実施形態と同様に、ワイパーブレード20の矩形状のブレード側係合部23を、ワイパーアーム10の取付部12のアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入する。その際に、アーム側係合部13の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片15、16を其々近づけるように摘まむことで、アーム側係合部13の一部が弾性片15、16に追従して変形して、ブレード側係合部23を容易にアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入することができて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14に嵌合させる。弾性片15、16から手を放すと、M字状の板バネで連結した連結部17の弾性力により、2つの弾性片15、16が元の位置へ戻り、アーム側係合部13の変形が解消される。これにより、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係合した状態で保持されて、ワイパーブレード20がワイパーアーム10へ固定される。
最後に、ストッパー50の規制体51を2つの弾性片15、16の間に挿入する。これにより、2つの弾性片15、16を内側へ摘まもうとしても、ストッパー50の規制体51が2つの弾性片15、16の間隔を規制しているため、アーム側係合部13は変形できす、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係止した状態で保持される。
また、ワイパーブレード20をワイパーアーム10から取り外す場合は、取付手順の逆手順で取り外すことができる。つまり、規制体51を2つの弾性片15、16の間から取り除く。そして、2つの弾性片15、16を内側へつまんで、アーム側係合部13を変形させて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14から嵌合状態を解消し、アーム側係合部13からブレード側係合部23を取り外す。
このように、本発明の第3実施形態によれば、第1の弾性片15と第2の弾性片16との間隔を縮めるように摘まんで弾性変形することで、ワイパーブレード20との係合状態が解除されるので、ユーザが容易にワイパーブレード20の脱着作業が行うことができる。また、ストッパー50の規制体51が第1の弾性片15と第2の弾性片16との間に介在するため、第1の弾性片15と前記第2の弾性片16との間隔を縮めるように変形することを防止することができる。そのため、アーム側係合部13も変形することが無く、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との係合状態を保持することができる。そのため、車両用ワイパー1が作動中に不用意にワイパーブレード20が外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、本発明の第3実施形態によれば、ブレード側係合部23をブレード本体22に固定するための固定ビス25でストッパー50を一緒に固定することで、新たにブレード本体22側にビス孔や固定部材を設けること無いため、ワイパーブレード20のコストの増大を防止することができる。また、ビス止めによってストッパー50を確実に固定することができるため、ストッパー50が車両用ワイパー1から外れることを防止することができる。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。図9は、第1実施形態における図2に対応している。そのため、第1実施形態と同様である構成及び効果の説明は、省略する。
図9で示すように、ストッパー60は、ワイパーブレード20のブレード側係合部23に取り付けられる水平片61と、水平片61の側面から鉛直上向き設けられたL字状の係合片62と、から構成されている。また、ストッパー60は、樹脂成形品で一体成形されている。
水平片61の一端側には、ワイパーブレード20のブレード側係合部23に取り付けるための固定孔63を設けている。また、L字状の係合片62の垂直部分の高さ(長さ)は、ワイパーアーム10を係合する際に必要なワイパーアーム10の厚みより少し高い所定の高さで構成されている。また、係合片62の水平部分の幅(長さ)は、ワイパーアーム10を係合する際に必要なワイパーアーム10の幅以上の少し所定の長さで構成されている。
図10は、本発明の第4実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。ワイパーブレード20をワイパーアーム10へ取り付ける場合は、図10に示すように、最初に、ストッパー60の水平片61に設けた固定孔63を、ブレード本体22にブレード側係合部23を取り付ける孔(図示せず)に重ねて、ブレード側係合部23を固定するための固定ビス25で一緒に固定する。これにより、ストッパー60は、固定ビス25により確実にワイパーブレード20に固定される。
次に、本発明の第1実施形態と同様に、ワイパーブレード20の矩形状のブレード側係合部23を、ワイパーアーム10の取付部12のアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入する。その際に、アーム側係合部13の2つの側面の末端から延長して取り付けられた2つの板バネである弾性片15、16を其々近づけるように摘まむことで、アーム側係合部13の一部が弾性片15、16に追従して変形して、ブレード側係合部23を容易にアーム側係合部13のコの字状の内側へ挿入することができて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14に嵌合させる。弾性片15、16から手を放すと、M字状の板バネで連結した連結部17の弾性力により、2つの弾性片15、16が元の位置へ戻り、アーム側係合部13の変形が解消される。これにより、取付部12のアーム側係合部13に、ブレード側係合部23を係合した状態で保持されて、ワイパーブレード20がワイパーアーム10へ固定される。
最後に、ストッパー60のL字状の係合片62と水平片61との間にワイパーアーム10を係合させる。これにより、ストッパー60は、固定ビス70により確実にワイパーブレード20に固定される。また、仮に、2つの弾性片15、16が内側へ押されて、アーム側係合部13からブレード側係合部23が外れても、ストッパー60の係合片62と水平片61が、ワイパーアーム10を係合しているので、ワイパーブレード20がワイパーアーム10から脱落することを防止することができる。
また、ワイパーブレード20をワイパーアーム10から取り外す場合は、取付手順の逆手順で取り外すことができる。つまり、ストッパー60の係合片62と水平片61との間からワイパーアーム10を解放する。そして、2つの弾性片15、16を内側へつまんで、アーム側係合部13を変形させて、ブレード側係合部23の嵌合凸部24をアーム側係合部13の嵌合凹部14から嵌合状態を解消し、アーム側係合部13からブレード側係合部23を取り外す。
このように、本発明の第4実施形態によれば、ワイパーアーム10の取付部13は、ワイパーブレード20との間に所定以上の力が作用すると、ワイパーアーム10とワイパーブレード20との係合が解除される。そのため、ストッパー60の係合片62が、ワイバーブレード20とワイパーアーム10の間隔が所定以上にならないように規制することで、ワイパーアーム10からワイパーブレード20が外れることを防止することができる。また、固定孔63によりストッパー60をワイパーブレード20に固定することができるため、ストッパー60が車両用ワイパー1から外れることを防止することができる。そのため、車両用ワイパー1が作動中に不用意にワイパーブレード20が外れることなく、ウインドウガラスの破損や、運転中の視界が確保できすに生じる事故を未然に防止することができる。
また、本発明の実施形態2、実施形態3、及び実施形態4において説明した脱落防止ストッパー40、50、60は、取り付け及び取り外し作業が容易であるため、ユーザに対して作業の抵抗感を低減することができる。
したがって、本発明の実施形態2、実施形態3、及び実施形態4は、ワイパーアームが作動中に不用意にワイパーブレードが外れることを防止し、廉価で容易な構造である車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止クリップを提供することができる。
また、本実施形態は、車両のウインドウガラスの面に付着した雪や雨などを払拭する車両用ワイパーに適用した例として説明したが、特に限定はしていない。例えば、自動車・船舶・電車等のフロントウインドウガラスやリヤウインドウガラス或いはミラーやランプ類の表面を払拭するワイパーに適用する。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲の概念を逸脱しない範囲で、上記実施の形態の構造に種々の変形や変更を施すことも可能である。
本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパーを模式的に示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパーブレードの脱落防止ストッパーの取付状態を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るワイパーアームとストッパーを模式的に示した分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るワイパーブレードとワイパーアームとの取付状態を示した斜視図である。 従来に係る車両用ワイパーブレードを模式的に示した斜視図である。 従来に係る車両用ワイパーブレードを模式的に示した分解斜視図である。
符号の説明
1 車両用ワイパー
10 ワイパーアーム
11 取付部カバー
12 取付部
13 アーム側係合部
14 嵌合凹部
15、16 弾性片
17 連結部
18 谷部
20 ワイパーブレード
21 ブレードラバー
22 ブレード本体
23 ブレード側係合部
24 嵌合凸部
25 固定ビス
30 ストッパー
31 規制片
32 垂直片
33 折り曲げ部
34 保持片
35 嵌合凹部
36 嵌合凸部
40 ストッパー
41 規制片
42 係止片
43 凸部
50 ストッパー
51 規制体
52 L字片
53 ビス孔
60 ストッパー
61 水平片
62 係合片
63 固定孔

Claims (6)

  1. 基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、
    前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームとを係合するための取付部であって、第1の弾性片と第2の弾性片とが設けられ、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるよう前記第1の弾性片と前記第2の弾性片とを弾性変形させることで前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部を有する取付部とを備えた車両用ワイパーにおいて、
    前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に介在して前記第1の弾性片と前記第2の弾性片の弾性変形を規制する規制部を有し、前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態の解除を防止するストッパーを有することを特徴とする車両用ワイパー。
  2. 前記取付部は、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に設けられた連結部を有し、
    前記ストッパーは、前記連結部に係止される係止部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパー。
  3. 前記ストッパーは、前記ワイパーアーム側を囲繞して前記ワイパーアーム側に保持されるための保持部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパー。
  4. 基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、
    前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームとを係合するための取付部であって、第1の弾性片と第2の弾性片とが設けられ、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるよう前記第1の弾性片と前記第2の弾性片とを弾性変形させることで前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部を有する取付部と、
    前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態の解除を防止するストッパーとを備え、
    前記取付部が、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームとの間に所定以上の力が作用した場合に前記ワイパーブレードが外れるように構成されている車両用ワイパーにおいて、
    前記ストッパーは、
    前記ワイパーブレードに固定するための固定部と、
    前記ワイパーアームに対して係合するように設けられ、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームの間隔が所定以上にならないように規制する係合部とを有することを特徴とする車両用ワイパー。
  5. 基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、
    前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとを係合するための取付部であって、第1の弾性片と第2の弾性片とが設けられ、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるよう前記第1の弾性片と前記第2の弾性片とを弾性変形させることで前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部を有する取付部とを備えた車両用ワイパーに用いられるワイパーブレードの脱落防止ストッパーであって、
    前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間に介在して前記第1の弾性片と前記第2の弾性片の弾性変形を規制するための規制部を備えることを特徴とするワイパーブレードの脱落防止ストッパー。
  6. 基端側が駆動軸により軸支されたアームヘッドを有し先端側にワイパーブレードが装着されるワイパーアームと、
    前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームとを係合するための取付部であって、第1の弾性片と第2の弾性片とが設けられ、前記第1の弾性片と前記第2の弾性片との間隔を縮めるよう前記第1の弾性片と前記第2の弾性片とを弾性変形させることで前記ワイパーアームと前記ワイパーブレードとの係合状態を解除する弾性部を有する取付部とを備え、
    前記取付部が、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームとの間に所定以上の力が作用した場合に前記ワイパーブレードが外れるように構成されている車両用ワイパーに用いられるワイパーブレードの脱落防止ストッパーであって、
    前記ワイパーブレードに固定するための固定部と、
    前記ワイパーアームに対して係合するように設けられ、前記ワイパーブレードと前記ワイパーアームの間隔が所定以上にならないように規制する係合部とを有することを特徴とするワイパーブレードの脱落防止ストッパー。
JP2008110773A 2008-04-21 2008-04-21 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー Expired - Fee Related JP5524452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008110773A JP5524452B2 (ja) 2008-04-21 2008-04-21 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008110773A JP5524452B2 (ja) 2008-04-21 2008-04-21 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009262590A JP2009262590A (ja) 2009-11-12
JP5524452B2 true JP5524452B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=41389022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008110773A Expired - Fee Related JP5524452B2 (ja) 2008-04-21 2008-04-21 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5524452B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9555775B2 (en) * 2013-03-15 2017-01-31 Illinois Tool Works Inc. Connectors and connector kit for attachment of a windshield wiper blade to multiple types of windshield wiper arms
CN107176141B (zh) * 2017-06-12 2023-08-18 安徽省优拓汽车配件制造有限公司 通用型雨刮器接头
CN108238008B (zh) * 2018-02-12 2024-04-26 博世汽车部件(长春)有限公司 刮水器及其刮水臂

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009262590A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8959701B2 (en) Multi-adapter for a vehicle wiper
US8186002B2 (en) Device for the pivoting connection of a wiper blade to a wiper arm of a windscreen wiper
EP2560847B1 (en) A windscreen wiper device
KR101350277B1 (ko) 플랫 와이퍼 블레이드 및 플랫 와이퍼 블레이드 조립체
US7793382B2 (en) Wiper arm and cover for a wiper arm
KR101591651B1 (ko) 플랫 와이퍼 블레이드 조립체 및 그 결합방법
JP2006298351A (ja) ワイパーコネクタキャップ
JP5524452B2 (ja) 車両用ワイパー及びワイパーブレードの脱落防止ストッパー
KR101105339B1 (ko) 차량 와이퍼용 멀티 어댑터
EP1693260A1 (en) A vehicle provided with at least two windscreen wiper devices
CN104691510B (zh) 用于将流体循环管紧固至车辆风挡擦拭器的驱动臂的夹具
JP2008168796A (ja) 車両用ワイパ装置
JP2019051852A (ja) ワイパブレード
JP3445530B2 (ja) 車両用ワイパ
JP2009113709A (ja) 車両用ワイパ
US5993017A (en) Exterior rearview mirror
KR100893194B1 (ko) 자동차 유리 세척용 블레이드 조립체
KR101038760B1 (ko) 차량 와이퍼용 멀티 어댑터
JP2002019585A (ja) ウインター用ワイパー
US9032586B2 (en) Wiper blade
JP4254665B2 (ja) ワイパーブレード
JP2009269442A (ja) ワイパーアーム
KR200327354Y1 (ko) 자동차용 와이퍼 어뎁터의 복합체결장치
JP5163502B2 (ja) ワイパーブレード
JP2005014687A (ja) ワイパブレード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130612

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130619

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5524452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees