JP5523284B2 - 便器用脱臭装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器用脱臭装置に関するものである。
特許文献1には、便鉢内を脱臭するための便器用脱臭装置を、便器本体の後端部上面に取り付けられるベースプレートと、ベースプレートの上方に設置された機能部品を覆うカバーとによって構成された機器収容部内に設ける技術が開示されている。この脱臭装置は、便鉢内に臨む吸気口と、吸気口を通して便鉢内の空気を吸引する吸気ファンと、吸気ファンによる吸気経路に配置された脱臭カートリッジと、脱臭カートリッジの着脱作業を行うためにカバーに開口された蓋により開閉される着脱口とを備えている。
特開2006−132270号公報
特許文献1に記載された便器の場合、機器収容部内において、吸気口から脱臭カートリッジを経て吸気ファンに至る吸気経路が明確に区画されていないため、脱臭効率の向上を図る手段として、吸気口に連なるダクトを機器収容部内に設け、ダクト内に脱臭カートリッジと吸気ファンを収容する構造が考えられる。このようなダクトを設ければ、吸気口から脱臭カートリッジを経て吸気ファンに至る吸気経路が区画されるので、便鉢内の臭気を逃がさずに脱臭カートリッジに誘導することができるとともに、吸気ファンの集気効率が向上するので、高い脱臭効果が得られる。
このダクト構造を採用する場合、脱臭カートリッジを着脱する際の作業性、即ち、ダクトに邪魔されずに脱臭カートリッジを摘めるようにするという点と、脱臭カートリッジを抜き挿しする際にダクトの内面に引っ掛けないようにするという点に配慮すべきである。脱臭カートリッジを摘むときにダクトが邪魔にならないようにするためには、ダクトを構成する板部のうち脱臭カートリッジの外面と対応する部分に切欠部を形成し、作業者の指をダクトと干渉することなく脱臭カートリッジの外面に宛がえるようにする必要がある。一方、脱臭カートリッジがダクトに引っ掛からないようにするためには、脱臭カートリッジの外面とダクトの内面との間にクリアランスを設ける必要がある。
ところが、切欠部は、ダクトの外部空間と、ダクト内において脱臭カートリッジの外面に臨むクリアランスとを連通させるように開口した形態である。また、クリアランスは、脱臭カートリッジの外面に沿った経路でダクトの内部空間と切欠部とを連通させる形態であり、さらには、脱臭カートリッジの外面は概ね平坦状となっている。したがって、これらを勘案すると、ダクトの内部空間から、クリアランスと切欠部を経てダクトの外部空間に至る空間は、空気が大きな抵抗を受けずに流れ易い経路を構成していると考えられる。
そのため、脱臭カートリッジの摘み易さと引っ掛かり難さを考慮して切欠部とクリアランスを設けると、吸気口からダクト内に吸引された臭気の一部が、脱臭カートリッジ内を通過せずにクリアランスと切欠部を通ってダクト外へ流出するという不具合や、ダクト外の空気が切欠部とクリアランスを通ってダクト内に吸引されて吸気ファンの集気効率が低下するという不具合が懸念される。これらの不具合は、脱臭性能が低下することを意味する。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、脱臭カートリッジの着脱作業性向上と脱臭性能低下の回避を両立させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、内部が吸気経路となっており、前記吸気経路の上流端が便鉢内に臨むように設けたダクトと、前記便鉢内の空気を前記吸気経路内に吸引する吸気ファンと、角筒部と前記角筒部の両端に設けた一対の通気面とによって角形状に形成され、前記一対の通気面を前記吸気経路に臨ませた状態で前記吸気経路内を分断するように取り付けられる脱臭カートリッジと、前記ダクトに形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうちいずれか1つの外面を前記ダクトの外側へ露出させる着脱口と、前記ダクトを構成する板状部に形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうち前記着脱口と非対応の外面との対向領域を部分的に膨出させた形態の膨出部とを備え、前記膨出部の内部は、前記吸気経路に連通する指差込み空間となっており、前記指差込み空間は、前記着脱口と連通した形態で前記ダクトの外面に開口されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ダクトが、前記便鉢に取り付けられるベースプレートと、前記ベースプレートの上面を覆うカバーとによって構成された機器収容部内に配置され、前記カバーのうち前記膨出部と対応する領域が、前記ベースプレートに対して傾斜した傾斜部となっており、前記膨出部における前記傾斜部との対向領域が、前記傾斜部の近傍に位置し、且つ前記傾斜部の傾きに沿って傾斜した形態となっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記吸気経路の流動方向における前記膨出部の形成領域が、前記角筒部の外面と対向する範囲内とされているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記膨出部には、前記膨出部の膨出方向と直角な仮想投影面上において前記角筒部の外面の一部と対応する領域を切欠した形態であって、前記膨出部の外部と前記指差込み空間とを連通させる連通部が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記ダクトの内面には、前記指差込み空間と前記吸気経路とを連通させる切欠部の周縁から前記脱臭カートリッジの外面に向けてリブ状に突出させた形態の仕切部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
脱臭カートリッジを吸気経路に対して着脱する際には、角筒部の外面を指で摘んで脱臭カートリッジを着脱口において挿抜するのであるが、このとき、脱臭カートリッジを摘んでいる指は、ダクトの板状部と干渉することなく指差込み空間内を進退するので、脱臭カートリッジの着脱を支障なく行うことができる。
また、脱臭カートリッジがダクトに引っ掛からないようにするために脱臭カートリッジの外面とダクトの内面との間にクリアランスを設けた場合、このクリアランスは指差込み空間に連通することになる。しかし、指差込み空間は膨出部によってダクト外の空間から仕切られているので、吸気経路内の臭気がダクト外へ漏出するという事態も、ダクト外の空気が吸気経路内に吸引されることが原因となって吸気ファンの集気効率が低下するという事態も起こり難い。
このように本発明によれば、脱臭カートリッジの着脱作業性向上と脱臭性能低下の回避を両立させることができる。
<請求項2の発明>
膨出部におけるカバーの傾斜部との対向領域を、傾斜部の近傍に配し、傾斜部の傾きに沿って傾斜させたので、カバーと膨出部との間のデッドスペースを極力小さくして、指差込み空間の容積を大きく確保することができる。これにより、指差込み空間に指を差し入れようとするときに、その指が膨出部と干渉し難くなるので、脱臭カートリッジの着脱作業性が向上する。
<請求項3の発明>
吸気経路の流動方向における膨出部の形成領域を、角筒部の外面と対向する範囲内としたので、指差込み空間は、吸気経路に対して、直接連通するのではなく、脱臭カートリッジとダクトとの間のクリアランスを介して間接的に連通することになる。したがって、吸気経路と指差込み空間との間での空気の流動が生じ難くなり、吸気経路内の臭気がクリアランスを通ってダクト外へ漏出するという事態も、ダクト外の空気がクリアランスを通って吸気経路内に吸引されるという事態も、確実に防止することができる。
<請求項4の発明>
膨出部に、脱臭カートリッジの角筒部の外面の一部と対応する領域を切欠した形態の連通部を形成したので、吸気経路内に脱臭カートリッジが収容されているか否かを、ダクトの外側から着脱口を臨む方向とは異なる角度から目視確認することが可能となっている。
<請求項5の発明>
脱臭カートリッジの外面とダクトの内面との間のクリアランスが大きい場合でも、仕切部によって、吸気経路と指差込み空間との間における空気の流動抵抗が大きくなるので、吸気経路内の臭気がクリアランスを通ってダクト外へ漏出するという事態も、ダクト外の空気がクリアランスを通って吸気経路内に吸引されるという事態も、確実に防止することができる。
実施形態1の平面図 図1のX−X線断面図 図1のY−Y線断面図 脱臭カートリッジの着脱口をあらわす斜視図 覆蓋部材の平面図 覆蓋部材の底面図 覆蓋部材の右側面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態の便器用脱臭装置Aは、図2に示すように、便鉢40の後端部上面に固定される合成樹脂製の水平なベースプレート41と、ベースプレート41に対しその上方を覆い隠す合成樹脂製のカバー42とによって構成された機器収容部43内に設けられている。機器収容部43は、ベースプレート41上に設けられた図示しない各種機器(例えば、局部洗浄機構、温水タンク等)を収容するための空間を有している。また、ベースプレート41の前端部は、便鉢40の上面の開口領域と対応するように位置している。
図2,4に示すように、カバー42の前端部における左右両側縁部には、前方に向かって下り勾配となるように傾斜した(つまり、ベースプレート41に対して傾斜した)傾斜部44が形成されている。また、図4に示すように、カバー42の右側面部のうち傾斜部44と対応する領域には、後述するダクト10に対して脱臭カートリッジ17を着脱するための着脱用開口部45が形成されている。着脱用開口部45は、蓋46(図1,3を参照)によって開閉されるようになっている。図1に示すように、蓋46には、後述するダクト10の底板部22の下面側切欠部26を覆い隠すための保護部47が形成されている。
図2に示すように、便器用脱臭装置Aは、ダクト10と、ダクト10内に設けた吸気ファン16と、ダクト10内に取り付けられるとともにダクト10外への取出しが可能な脱臭カートリッジ17とを備えて構成されている。ベースプレート41には、その上面における右前端部を覆い隠す合成樹脂製の覆蓋部材11が、載せるようにして取り付けられている。覆蓋部材11は、全体として前後方向に長く、前端部が左方へ屈曲した形状であり、この覆蓋部材11と、ベースプレート41のうち覆蓋部材11で覆われた部分とによってダクト10が構成されている。
ダクト10の内部は、前端部を上流端とし、後端部を下流端とする吸気経路12となっている。図1,2に示すように、ダクト10の前端部には、ベースプレート41を上下に貫通した形態であって便鉢40内に臨む吸気口13が形成されている。吸気経路12のうち流動方向(前後方向)におけるほぼ中央部はカートリッジ収容空間14となっており、このカートリッジ収容空間14には脱臭カートリッジ17が収容されるようになっている。また、吸気経路12の後端部(カートリッジ収容空間14よりも下流側)はファン収容空間15となっており、このファン収容空間15内には吸気ファン16が収容されている。脱臭カートリッジ17をカートリッジ収容空間14内に取り付けた状態で吸気ファン16を駆動すると、ダクト10内(吸気経路12内)が負圧となり、便鉢40内の臭気(空気)が、吸気口13からダクト10内(吸気経路12内)に吸い込まれ、脱臭カートリッジ17を通過することによって脱臭され、ダクト10の後端部からダクト10外へ排出されるようになっている。
図2,3に示すように、脱臭カートリッジ17は、合成樹脂製の角形状をなすハウジング18内に脱臭剤(図示省略)を収容したものである。ハウジング18は、角筒部19と、角筒部19の前後両端面を覆う形態の一対の通気面20とから構成されている。通気面20には、ハウジング18の内部と外部とを連通させる多数の通気孔(図示省略)が形成されている。角筒部19の4つの外面のうち上面19aの前端縁部は、前方に向かって下り勾配となるように切欠された面取り部21となっており、角筒部19の4つの外面のうち上面19a以外の3つの外面は、いずれも、その全領域に亘って平坦な面となっている。
図3に示すように、カートリッジ収容空間14は、ベースプレート41の一部である底板部22と、覆蓋部材11を構成する上板部23(本発明の構成要件であるダクト10を構成する板状部)と、覆蓋部材11を構成する左側板部24とで囲まれている。カートリッジ収容空間14の右側面は、全領域に亘って着脱口25として開口されている。着脱口25の開口領域は、カバー42の着脱用開口部45と対応している。図1,3,4に示すように、底板部22には、前後方向における中央部分を切欠した形態の下面側切欠部26が形成されている。下面側切欠部26は、底板部22よりも上方のカートリッジ収容空間14内と、底板部22(ベースプレート41)よりも下方のダクト10外の空間とを連通させるものであって、左右方向における下面側切欠部26の切欠領域は、カートリッジ収容空間14内からベースプレート41の右側縁部に亘って連続している。
図2に示すように、底板部22の上面には、カートリッジ収容空間14の前端縁と後端縁に沿って左右方向(カートリッジ収容空間14に対する脱臭カートリッジ17の着脱方向と平行な方向)にリブ状に突出して延びた形態の前後一対の位置決め部27が形成されている。図3,4に示すように、底板部22の上面には、カートリッジ収容空間14の右側縁に沿って前後方向にリブ状に突出して延びた形態の抜止部28が、下面側切欠部26を挟んで前後一対形成されている。また、図5〜7に示すように、上板部23の前端縁部は、前方に向かって下り勾配となるように傾斜した誤挿入規制部29となっている。
図1〜3,5〜7に示すように、ダクト10(カートリッジ収容空間14)には、カートリッジ収容空間14に対する脱臭カートリッジ17の着脱作業、特に、カートリッジ収容空間14から脱臭カートリッジ17を取り出す作業を容易にするための手段として、覆蓋部材11の上板部23の一部を上方(カートリッジ収容空間14に対する脱臭カートリッジ17の着脱方向と交差する方向)へ部分的に膨出させた形態の膨出部30が形成されている。
図2,3,6,7に示すように、膨出部30の内部は、カートリッジ収容空間14(吸気経路12)に連通する指差込み空間31となっている。覆蓋部材11の上板部23における指差込み空間31の開口部(指差込み空間31とカートリッジ収容空間14とを連通させる部分)は、ダクト10の右側方に開放された上面側切欠部32(本発明の構成要件である切欠部)となっている。また、指差込み空間31も、ダクト10の右面に開口されている。したがって、ダクト10の右側面において、指差込み空間31と上面側切欠部32と着脱口25とは互いに連通するように開口している。
図3,5〜7に示すように、水平方向における膨出部30の形成領域は、脱臭カートリッジ17がカートリッジ収容空間14(吸気経路12)に収容されている状態において、角筒部19の上面19a(角筒部19の4つの外面のうち着脱口25と非対応の外面)の一部と対応する範囲である。詳しくは、左右方向における膨出部30の形成領域は、角筒部19の外面のうち概ね右半分の領域(着脱口25に近い側)である。また、前後方向(吸気経路12の流動方向)における膨出部30の形成領域は、角筒部19の上面19aにおける前端よりも少し後方の位置から、上面19aの後端に至る範囲となっている。
図1,5,6に示すように、膨出部30(上面側切欠部32)の平面形状は、概ね手の指と対応する形状となっている。上面側切欠部32の前縁は、左右方向に対して少し傾斜した方向に延びており、上面側切欠部32の後縁は概ね左右方向に延びている。そして、指差込み空間31(上面側切欠部32)の前後方向の寸法は、左方(指差込み空間31の奥方であって、カートリッジ収容空間14に対する脱臭カートリッジ17の挿入方向における前方)に向かって次第に小さくなっている。
図3に示すように、前方から膨出部30を見たときに、膨出部30の上面板30aは、指差込み空間31の開口縁から左方に向かって下り勾配となるように傾斜している。つまり、指差込み空間31の高さ寸法は、左方(指差込み空間31に対する指の差込み方向)に向かって次第に小さくなっている。
膨出部30は、水平方向において、カバー42の傾斜部44と対応するように位置しており、図2に示すように、膨出部30と傾斜部44を右方(指差込み空間31に対する指の差込み方向、及びカートリッジ収容空間14に対する脱臭カートリッジ17の挿入方向と同じ向き)から見たときに、膨出部30における傾斜部44との対向領域は、傾斜部44の近傍に位置し、且つ傾斜部44の傾きに沿って傾斜した形態となっている。即ち、膨出部30の前面板30Fは、角筒部19の上面19aに対して斜め上後方へ立ち上がり、膨出部30の後面板30Rは、角筒部19の上面19aに対してほぼ直角方向(詳しくは、直角に対して僅かに前方へ傾いた方向)に立ち上がり、膨出部30の上面板30aは、ほぼ水平(角筒部19の上面19aとほぼ平行)となっている。かかる形状により、膨出部30の上面と傾斜部44の下面との間のデッドスペースが最小に抑えられている。また、指差込み空間31の右側面における開口形状は、非等脚台形となっている。
また、膨出部30には、その膨出方向(上方向)と直角な仮想投影面(図1,5を参照)上において角筒部19の上面19aの一部と対応する領域を切欠した形態であって、膨出部30の外部(上方)と指差込み空間31内とを連通させる連通部33が形成されている。この連通部33は、着脱口25と連通している指差込み空間31の開口縁の全領域を非等脚台形状に切り欠いた(凹ませた)形態である。この連通部33により、カートリッジ収容空間14内に脱臭カートリッジ17が収容されている状態では、膨出部30の上方から角筒部19の上面19aの一部(右側縁部の後端側の部分)を目視確認できるようになっている。
また、図2,3,6,7に示すように、ダクト10の上板部23の内面(カートリッジ収容空間14に臨む下面)には、リブ状の仕切部34が形成されている。仕切部34は、指差込み空間31と吸気経路12とを連通させる上面側切欠部32の開口縁から、脱臭カートリッジ17の上面19a(外面)に向けて下向きに突出した形態である。この仕切部34は、上面側切欠部32の開口縁の全領域に亘って連続した形態となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
脱臭カートリッジ17は、右方からカバー42の着脱用開口部45と着脱口25を通してカートリッジ収容空間14内に挿入される。このとき、脱臭カートリッジ17が正しい向き(姿勢)であれば、面取り部21が誤挿入規制部29と対応して、脱臭カートリッジ17の挿入が支障なく行われる。これに対し、脱臭カートリッジ17の向きが不正である場合には、角筒部19の角縁部が、着脱口25の開口縁のうち誤挿入規制部29と干渉して挿入が阻止されるので、脱臭カートリッジ17が不正な姿勢がカートリッジ収容空間14内に取り付けられることはない。
カートリッジ収容空間14内に正しく挿入された脱臭カートリッジ17は、図2に示すように、底板部22に載置されて、ダクト10内の吸気経路12を前後に分断して前後一対の通気面20を吸気経路12に臨ませるとともに、角筒部19の4つの外面のうち右側面を着脱口25に臨ませた状態となる。この状態では、脱臭カートリッジ17は、図2に示すように、角筒部19の下端縁部を前後一対の位置決め部27に係止させることで前後方向への変位を規制され、図3に示すように、角筒部19の左側面をダクト10の左側板部24の突起部に当接させることで左方(挿入方向における前方)への変位を規制され、角筒部19の右側縁部を抜止部28に係止させることで右方(離脱方向)への変位を規制される。ことにより、カートリッジ収容空間14内の所定位置に位置決めされる。また、角筒部19の上面19aとダクト10の上板部23との間には、各部品の寸法公差や組付け公差を考慮し、脱臭カートリッジ17を着脱する際に、脱臭カートリッジ17がダクト10の上板部23に引っ掛かるのを回避するためのクリアランスが確保される。
カートリッジ収容空間14内の脱臭カートリッジ17をダクト10外へ取り出す際には、角筒部19を2本の指(例えば、親指と人差し指)で上下に挟むように摘んで、脱臭カートリッジ17を右方へ引っ張る。このとき、一方の指を上面側切欠部32及び指差込み空間31内に差し入れて角筒部19の上面19aに当てるとともに、他方の指を下面側切欠部26内に差し入れて角筒部19の下面に当てるようにすればよい。また、指差込み空間31内の上下寸法(角筒部19の上面19aからの高さ寸法)及び幅寸法(前後方向の寸法)は、指の差込み方向前方(左方)に向かって次第に小さくなっているので、差し入れた指は、指差込み空間31内の所定位置に案内されて、確実に角筒部19の上面19aに当たるようになっている。尚、脱臭カートリッジ17を外す際に、指差込み空間31に着脱用の治具(図示省略)を差し込むようしてもよい。
上述のように本実施形態においては、ダクト10を構成する上板部23に、カートリッジ収容空間14に収容した脱臭カートリッジ17の角筒部19の上面19aとの対向領域を部分的に上方へ膨出させた形態の膨出部30を形成したので、脱臭カートリッジ17を摘んでいる指を、ダクト10の上板部23と干渉させることなく指差込み空間31内で進退させて、脱臭カートリッジ17の着脱を支障なく行うことができる。
また、脱臭カートリッジ17が着脱時にダクト10に引っ掛からないようにするために脱臭カートリッジ17の外面とダクト10の上板部23の内面との間にクリアランスが設けられているのであるが、このクリアランスは上面側切欠部32を介して指差込み空間31に連通することになる。しかも、脱臭カートリッジ17の外面は概ね平坦状となっているため、ダクト10の内部空間から、クリアランスと上面側切欠部32を経て指差込み空間31に至る空間は、空気が大きな抵抗を受けずに流れ易い経路を構成していると考えられる。
そのため、吸気口13からダクト10(吸気経路12)内に吸引された臭気の一部が、脱臭カートリッジ17内を通過せずにクリアランスと上面側切欠部32と指差込み空間31を順に通ってダクト10外へ流出するという不具合や、ダクト10外の空気が指差込み空間31と上面側切欠部32とクリアランスを順に通ってダクト10内に吸引されて吸気ファン16の集気効率が低下するという不具合が懸念される。
しかし、本実施形態では、指差込み空間31は膨出部30によってダクト10外の空間から仕切られているので、吸気経路12内の臭気がダクト10外へ漏出するという事態も、ダクト10外の空気が吸気経路12内に吸引されることが原因となって吸気ファン16の集気効率が低下するという事態も起こり難い。したがって、脱臭カートリッジ17の着脱作業性向上と脱臭性能低下の回避を両立させることができる。
また、膨出部30におけるカバー42の傾斜部44との対向領域を、傾斜部44の近傍に配し、傾斜部44の傾きに沿って傾斜させたので、カバー42と膨出部30との間のデッドスペースを極力小さくして、指差込み空間31の容積を大きく確保することを実現している。これにより、指差込み空間31に指を差し入れようとするときに、その指が膨出部30と干渉し難くなるので、脱臭カートリッジ17の着脱作業性が向上する。
また、吸気経路12の流動方向(前後方向)における膨出部30の形成領域を、角筒部19の外面と対向する範囲内としたので、指差込み空間31は、吸気経路12に対して、直接連通するのではなく、脱臭カートリッジ17とダクト10との間のクリアランスを介して間接的に連通することになる。したがって、吸気経路12と指差込み空間31との間での空気の流動が生じ難くなり、吸気経路12内の臭気がクリアランスを通ってダクト10外へ漏出するという事態も、ダクト10外の空気がクリアランスを通って吸気経路12内に吸引されるという事態も、確実に防止することができる。
また、膨出部30に、膨出部30の膨出方向と直角な仮想投影面上において角筒部19の上面19aの一部と対応する領域を切欠した形態であって、膨出部30の外部と指差込み空間31とを連通させる連通部33を形成した。この連通部33を通すことにより、吸気経路12内に脱臭カートリッジ17が収容されているか否かを、ダクト10の外側から着脱口25を臨む方向とは異なる角度から目視確認することが可能となっている。
また、ダクト10の内面に、指差込み空間31と吸気経路12とを連通させる上面側切欠部32の開口縁から脱臭カートリッジ17の外面に向けてリブ状に突出させた形態の仕切部34を形成した。この構成によれば、脱臭カートリッジ17の外面とダクト10の内面との間のクリアランスが大きい場合でも、仕切部34によって、吸気経路12と指差込み空間31との間における空気の流動抵抗が大きくなるので、吸気経路12内の臭気がクリアランスを通ってダクト10外へ漏出するという事態も、ダクト10外の空気がクリアランスを通って吸気経路12内に吸引されるという事態も、確実に防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、膨出部を上方へ膨出させたが、膨出部の膨出方向は、脱臭カートリッジの着脱方向と交差する方向であればよい。つまり、膨出部の膨出方向は脱臭カートリッジの着脱方向に応じて、下方、左右方向、前後方向のうちいずれかの方向に設定すればよい。
(2)上記実施形態では、脱臭カートリッジを左右方向に着脱するようにしたが、脱臭カートリッジの着脱方向は、上下方向と前後方向のうちいずれの方向であってもよい。
(3)上記実施形態では、ダクトを、他の機器を設置するためのベースプレートと、ベースプレートの上面に覆うように取り付けられるカバーとの2部品によって構成したが、ダクトは単一の部品であってもよい。
(4)上記実施形態では、吸気ファンを脱臭カートリッジよりも下流側に配置したが、吸気ファンは、脱臭カートリッジよりも上流側に配置してもよい。
(5)上記実施形態では、吸気経路の流動方向において、膨出部の形成領域を角筒部の上面(外面)と対向する範囲内としたが、膨出部の形成領域は、その一部が角筒部の上面の外部に至る範囲であってもよい。
(6)上記実施形態では、膨出部に形成した連通部を、着脱口と連通する指差込み空間の開口縁の全領域を凹ますように切り欠いた形態としたが、連通部は、指差込み空間の開口縁の一部のみを凹ますように切り欠いた形態でもよい。
(7)上記実施形態では、連通部を、指差込み空間の開口縁を切欠した形態としたが、連通部は、開口領域が指差込み空間の開口縁に臨まない窓孔状(開口縁が全周に亘って連続した孔状)に切欠した形態としてもよい。
(8)上記実施形態では、膨出部に脱臭カートリッジを目視確認するための連通を形成したが、このような連通を形成せず、膨出部の膨出方向と直角な仮想投影面(水平面)上において角筒部の上面の全体が膨出部で覆い隠される形態としてもよい。
(9)上記実施形態では、ダクトの内面のうち指差込み空間と吸気経路とを連通させる上面側切欠部の開口縁から脱臭カートリッジの上面(外面)に向けてリブ状に突出させた形態の仕切部を形成したが、このような仕切部を形成せず、膨出部のみによって脱臭性能低下の回避を図るようにしてもよい。
(10)上記実施形態では、仕切部を上面側切欠部の開口縁の全領域に亘って連続して形成したが、仕切部は、上面側切欠部の開口縁における一部のみに形成してもよい。
<実施形態1から抽出される発明>
上記実施形態1の記載内容からは、次のような発明(技術思想)を抽出することができる。この抽出された発明の背景及び解決課題は、上述の段落[0002]の「背景技術」の項目、及び段落[0004]〜[0008]の「発明が解決しようとする課題」の項目に記載された内容と同じである。そして、その課題を解決するための手段は、次の通りである。
抽出された発明は、
「内部が吸気経路となっており、前記吸気経路の上流端が便鉢内に臨むように設けたダクトと、
前記便鉢内の空気を前記吸気経路内に吸引する吸気ファンと、
角筒部と前記角筒部の両端に設けた一対の通気面とによって角形状に形成され、前記一対の通気面を前記吸気経路に臨ませた状態で前記吸気経路内を分断するように取り付けられる脱臭カートリッジと、
前記ダクトに形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうちいずれか1つの外面のみを前記ダクトの外側へ露出させる着脱口と、
前記ダクトを構成する板状部に形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうち前記着脱口と非対応の外面と対応する領域を、前記着脱口と連通するように切欠した形態の切欠部と、
前記ダクトの内面に形成され、前記切欠部の開口縁から前記脱臭カートリッジの外面に向けてリブ状に突出させた形態の仕切部とを備えているところに特徴を有する便器用脱臭装置」であって、本願の請求項1に記載された膨出部と指差込み空間は、抽出された発明の構成要件に含まれない。
この抽出された発明の作用、効果は次の通りである。
脱臭カートリッジを吸気経路に対して着脱する際には、角筒部の外面を指で摘んで脱臭カートリッジを着脱口において挿抜するのであるが、このとき、脱臭カートリッジを摘んでいる指は、ダクトの板状部と干渉することなく切欠部内を進退するので、脱臭カートリッジの着脱を支障なく行うことができる。
また、脱臭カートリッジがダクトに引っ掛からないようにするために脱臭カートリッジの外面とダクトの内面との間のクリアランスを広げた場合、このクリアランスは切欠部と連通することになる。しかし、このクリアランスが大きい場合でも、仕切部の存在によって、吸気経路と切欠部との間における空気の流動抵抗が大きくなるので、吸気経路内の臭気がダクト外へ漏出するという事態も、ダクト外の空気が吸気経路内に吸引されることが原因となって吸気ファンの集気効率が低下するという事態も起こり難い。
このように抽出された発明によれば、脱臭カートリッジの着脱作業性向上と脱臭性能低下の回避を両立させることができる。
A…便器用脱臭装置A
12…吸気経路
10…ダクト
16…吸気ファン
17…脱臭カートリッジ
19…角筒部
20…通気面
23…上板部(ダクトを構成する板状部)
25…着脱口
30…膨出部
31…指差込み空間
32…上面側切欠部(切欠部)
33…連通部
34…仕切部
40…便鉢
41…ベースプレート
42…カバー
43…機器収容部
44…傾斜部

Claims (5)

  1. 内部が吸気経路となっており、前記吸気経路の上流端が便鉢内に臨むように設けたダクトと、
    前記便鉢内の空気を前記吸気経路内に吸引する吸気ファンと、
    角筒部と前記角筒部の両端に設けた一対の通気面とによって角形状に形成され、前記一対の通気面を前記吸気経路に臨ませた状態で前記吸気経路内を分断するように取り付けられる脱臭カートリッジと、
    前記ダクトに形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうちいずれか1つの外面を前記ダクトの外側へ露出させる着脱口と、
    前記ダクトを構成する板状部に形成され、前記吸気経路に収容された前記脱臭カートリッジの前記角筒部の4つの外面のうち前記着脱口と非対応の外面との対向領域を部分的に膨出させた形態の膨出部とを備え、
    前記膨出部の内部は、前記吸気経路に連通する指差込み空間となっており、
    前記指差込み空間は、前記着脱口と連通した形態で前記ダクトの外面に開口されていることを特徴とする便器用脱臭装置。
  2. 前記ダクトが、前記便鉢に取り付けられるベースプレートと、前記ベースプレートの上面を覆うカバーとによって構成された機器収容部内に配置され、
    前記カバーのうち前記膨出部と対応する領域が、前記ベースプレートに対して傾斜した傾斜部となっており、
    前記膨出部における前記傾斜部との対向領域が、前記傾斜部の近傍に位置し、且つ前記傾斜部の傾きに沿って傾斜した形態となっていることを特徴とする請求項1記載の便器用脱臭装置。
  3. 前記吸気経路の流動方向における前記膨出部の形成領域が、前記角筒部の外面と対向する範囲内とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の便器用脱臭装置。
  4. 前記膨出部には、前記膨出部の膨出方向と直角な仮想投影面上において前記角筒部の外面の一部と対応する領域を切欠した形態であって、前記膨出部の外部と前記指差込み空間とを連通させる連通部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の便器用脱臭装置。
  5. 前記ダクトの内面には、前記指差込み空間と前記吸気経路とを連通させる切欠部の周縁から前記脱臭カートリッジの外面に向けてリブ状に突出させた形態の仕切部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の便器用脱臭装置。
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