JP5521606B2 - 液体容器 - Google Patents

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本発明は、液体消費装置に装着される液体容器に関する。
従来、インクジェットプリンターなどの液体消費装置に装着される液体容器には、その真贋の判定や液体の残量の検出を行うために、記憶装置やピエゾ素子などの電子部品が備えられていた(例えば、特許文献1参照)。しかし、電子部品は一般に高価であるため、液体容器のコストダウンを妨げる要因になっていた。
特開2009−173042号公報
上述した問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、電子部品を設けることなく、真贋の判定や液体の残量の検出が可能な液体容器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、
液体消費装置に装着される液体容器であって、
液体が収容される液体収容室と、
前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
前記液体容器の外部から光を入射する第1部分と射出する第2部分とを有する第1面と、前記入射された光を反射可能な第2面と、を有するプリズムと、を備え、
前記プリズムの前記第2面は、前記液体収容室内に配置されており、該第2面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり、
前記ラベルの前記液体容器の外面に面する面には、前記液体が消費されたことを示す表示がなされている、液体容器である。
上記構成の液体容器では、液体収容室内に配置されたプリズムの第2面は、液体に接している場合にはプリズム内に入射された光を透過し、液体に接していない場合にはプリズム内に入射された光を反射する。そのため、プリズムの第2面によって光が反射されたか否かを、外部から検出することにより、ピエゾ素子などを液体容器に設けることなく液体の有無を検出することが可能になる。更に、上記構成の液体容器には、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルが液体容器の外面に設けられている。そのため、このラベルに記録された不可視情報を外部から光学的に読み取ることで、記憶装置等を液体容器に設けることなく、液体容器の真贋を判定することが可能になる。よって、上記構成によれば、電子部品を設けることなく、真贋の判定や液体の残量の検出が可能な液体容器を提供することが可能になる。また、このような構成であれば、容易に、液体の有無を確認することが可能になる。液体が消費されたことは、例えば、文字や、色、模様などによって表示することが可能である。
本発明の第2の形態は、
液体消費装置に装着される液体容器であって、
液体が収容される液体収容室と、
前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
前記液体容器の外部から光を入射する第1部分と射出する第2部分とを有する第1面と、前記入射された光を反射可能な第2面と、を有するプリズムと、を備え、
前記プリズムの前記第2面は、前記液体収容室内に配置されており、該第2面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり、
前記第1面と前記ラベルとは、前記液体容器の同一の面に配置され
前記ラベルは前記第1面に重なっており、該ラベルには前記不可視情報が記録されて光を透過しない非透過領域と、前記第1面に光を透過する透過領域とが設けられている、液体容器である。
上記構成の液体容器では、液体収容室内に配置されたプリズムの第2面は、液体に接している場合にはプリズム内に入射された光を透過し、液体に接していない場合にはプリズム内に入射された光を反射する。そのため、プリズムの第2面によって光が反射されたか否かを、外部から検出することにより、ピエゾ素子などを液体容器に設けることなく液体の有無を検出することが可能になる。更に、上記構成の液体容器には、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルが液体容器の外面に設けられている。そのため、このラベルに記録された不可視情報を外部から光学的に読み取ることで、記憶装置等を液体容器に設けることなく、液体容器の真贋を判定することが可能になる。よって、上記構成によれば、電子部品を設けることなく、真贋の判定や液体の残量の検出が可能な液体容器を提供することが可能になる。また、このような構成であれば、ラベルがプリズムの第1面に重なっているため、液体の有無を検出するための機構(プリズム)が外部から視認されることを抑制することができる。この結果、液体容器の見栄えを向上させることが可能になる。
本発明の第3の形態は、
液体消費装置に装着される液体容器であって、
液体が収容される液体収容室と、
前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
前記液体容器の外部から光を入射する入射面、前記入射された光を反射可能な反射面、および、前記反射された光を射出する射出面、を有するプリズムと、を備え、
前記プリズムの前記反射面は、前記液体収容室内に配置されており、該反射面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり、
前記入射面と前記射出面とは、前記液体容器の異なる面に配置され、
前記プリズムは、前記ラベルの前記液体容器の外面に面する面から反射された戻り光を前記射出面から入射し、該入射した戻り光の少なくとも一部を、前記入射面とは異なる第2の射出面から射出する、液体容器である。
上記構成の液体容器では、液体収容室内に配置されたプリズムの反射面は、液体に接している場合にはプリズム内に入射された光を透過し、液体に接していない場合にはプリズム内に入射された光を反射する。そのため、プリズムの反射面によって光が反射されたか否かを、外部から検出することにより、ピエゾ素子などを液体容器に設けることなく液体の有無を検出することが可能になる。更に、上記構成の液体容器には、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルが液体容器の外面に設けられている。そのため、このラベルに記録された不可視情報を外部から光学的に読み取ることで、記憶装置等を液体容器に設けることなく、液体容器の真贋を判定することが可能になる。よって、上記構成によれば、電子部品を設けることなく、真贋の判定や液体の残量の検出が可能な液体容器を提供することが可能になる。また、このような構成であれば、プリズムの入射面とは異なる第2の射出面から光が射出されたか否かに応じて、液体の有無を判断することが可能になる。
[適用例1]液体消費装置に装着される液体容器であって、液体が収容される液体収容室と、前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、前記液体容器の外部から光を入射する入射面、前記入射された光を反射可能な反射面、および、前記反射された光を射出する射出面、を有するプリズムと、を備え、前記プリズムの前記反射面は、前記液体収容室内に配置されており、該反射面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射する液体容器。
上記構成の液体容器では、液体収容室内に配置されたプリズムの反射面は、液体に接している場合にはプリズム内に入射された光を透過し、液体に接していない場合にはプリズム内に入射された光を反射する。そのため、プリズムの反射面によって光が反射されたか否かを、外部から検出することにより、ピエゾ素子などを液体容器に設けることなく液体の有無を検出することが可能になる。更に、上記構成の液体容器には、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルが液体容器の外面に設けられている。そのため、このラベルに記録された不可視情報を外部から光学的に読み取ることで、記憶装置等を液体容器に設けることなく、液体容器の真贋を判定することが可能になる。よって、上記構成によれば、電子部品を設けることなく、真贋の判定や液体の残量の検出が可能な液体容器を提供することが可能になる。なお、プリズムは、反射面を1つだけではなく、複数備えていてもよい。また、プリズムの入射面と射出面とは共通した面であってもよい。
[適用例2]適用例1に記載の液体容器であって、前記入射面と前記射出面と前記ラベルとは、前記液体容器の同一の面に配置されている液体容器。このような構成であれば、ラベルに記録された情報を読み取る装置(例えば、スキャナー)と、プリズム内の光の反射状態を検出する装置(例えば、フォトインタラプター)とを液体容器の同じ側に配置することができるので、液体容器が装着される液体消費装置内にこれらの装置を容易に配置することが容易になる。
[適用例3]適用例2に記載の液体容器であって、前記ラベルの少なくとも一部は、前記射出面に重なっている液体容器。このような構成であれば、プリズムの射出面から射出された光は、ラベルの裏面によって反射されて戻り光として射出面に入射し、再び、反射面によって反射されて入射面から射出される。そのため、ラベルの裏面によって反射された光が入射面から射出されたか否かを検出することで、液体の有無を判断することが可能になる。
[適用例4]適用例3に記載の液体容器であって、前記ラベルの裏面には、前記液体が消費されたことを示す表示がなされている液体容器。このような構成であれば、例えば、プリズムの入射面を目視で観察するだけでも、容易に、液体の有無を確認することが可能になる。液体が消費されたことは、例えば、文字や、色、模様などによって表示することが可能である。
[適用例5]適用例2に記載の液体容器であって、前記ラベルは、前記入射面および前記射出面に重なっており、該ラベルには、前記不可視情報が記録されて光を透過しない非透過領域と、前記入射面および前記射出面に光を透過する透過領域とが設けられている液体容器。このような構成であれば、ラベルがプリズムの入射面と射出面とに重なっているため、液体の有無を検出するための機構(プリズム)が外部から視認されることを抑制することができる。この結果、液体容器の見栄えを向上させることが可能になる。
[適用例6]適用例5に記載の液体容器であって、前記非透過領域と前記透過領域とは、液晶インクを用いて前記領域毎に異なる偏光特性を与えることにより形成されている液体容器。このような構成であれば、ラベル上に、容易に非透過領域と透過領域とを形成することができる。
[適用例7]適用例1に記載の液体容器であって、前記入射面と前記射出面とは、前記液体容器の異なる面に配置され、前記射出面には前記ラベルが重なっている液体容器。このような構成によっても、ラベルの裏面によって反射された光が入射面から射出されたか否かを検出することで、液体容器内の液体の有無を判断することが可能になる。
[適用例8]適用例7に記載の液体容器であって、前記プリズムは、前記ラベルの裏面から反射された戻り光を前記射出面から入射し、該入射した戻り光の少なくとも一部を、前記入射面とは異なる第2の射出面から射出する液体容器。このような構成であれば、プリズムの入射面とは異なる第2の射出面から光が射出されたか否かに応じて、液体の有無を判断することが可能になる。
[適用例9]適用例8に記載の液体容器であって、前記第2の射出面は、前記液体容器の上面に設けられている液体容器。このような構成であれば、液体容器を上方から観察することで、容易に、インクの有無を判別することが可能になる。
本発明は、上述した液体容器としての構成のほか、例えば、液体容器の製造方法や液体容器の使用方法、液体容器を備えた液体消費装置などとしても構成することが可能である。
本発明の第1実施例としてのインクカートリッジが装着されるプリンターの概略構成を示す説明図である。 第1実施例のインクカートリッジを下方から斜め方向に見た斜視図である。 第1実施例のインクカートリッジを上方から斜め方向に見た斜視図である。 第1実施例のインクカートリッジの鉛直断面図である。 本発明の第2実施例としてのインクカートリッジを下側から斜め方向に見た斜視図である。 第2実施例のインクカートリッジの鉛直断面図である。 図6におけるA−A断面図である。 本発明の第3実施例としてのインクカートリッジを下方から斜め方向に見た斜視図である。 第3実施例のインクカートリッジを上方から斜め方向に見た斜視図である。 第3実施例のインクカートリッジの鉛直断面図である。 図10におけるB−B断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつついくつかの実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としてのインクカートリッジ50が装着されるプリンター10の概略構成を示す説明図である。液体消費装置としてのプリンター10は、シアン、マゼンタ、イエロー等のインクが一色ずつ収容されたインクカートリッジ50が嵌め込まれるキャリッジ20と、キャリッジ20を主走査方向に駆動するキャリッジモーター25と、印刷用紙PAを副走査方向に搬送する紙送りモーター30と、キャリッジ20に搭載され、インクカートリッジ50から供給されたインクを吐出する印刷ヘッド35と、所定のインターフェース85を介して接続されたコンピューター90等から受信した印刷データに基づいて、キャリッジモーター25や紙送りモーター30、印刷ヘッド35を制御して印刷を行わせる制御ユニット40とを備えている。制御ユニット40には、プリンター10の動作状態等が表示される表示パネル80が接続されている。
図2は、インクカートリッジ50を下方から斜め方向に見た斜視図である。以下の説明において、「下」とは、鉛直下側のことをいい、「上」とは、鉛直上側のことをいう。本実施例のインクカートリッジ50の下面には、インクカートリッジ50の真贋を判定するためのセキュリティラベル51が貼付されている。また、インクレベルを検出するために用いる光学部品としてのプリズム65の一部がインクカートリッジ50の下面から露出している。
セキュリティラベル51の表面には、オバート技術とコバート技術の組合せによる印刷がなされている。具体的には、セキュリティラベル51の表面の一部に、インクカートリッジ50のメーカーのロゴが、見る角度によって色が変化するカラーシフトインクによって印刷されており、更に、セキュリティラベル51の表面の他の部分に、インクカートリッジ50が真正品であることを示す情報(例えば、シリアル番号)が、ブラックライト(紫外線)の照射によって可視化される蛍光インクによって不可視的に印刷されている。
プリンター10の内部には、セキュリティラベル51に不可視的に記録された情報をブラックライトを照射して光学的に読み取るスキャナー32と、プリズム65を用いてインクレベルを検出するための反射型のフォトインタラプター34とが備えられている。スキャナー32とフォトインタラプター34とは、プリンター10の制御ユニット40に接続されており、この制御ユニット40によって、スキャナー32を用いたインクカートリッジの真贋判定と、フォトインタラプター34を用いたインクレベルの検出が行われる。真贋判定の結果や検出されたインクレベルは、制御ユニット40に接続された表示パネル80や、コンピューター90の表示画面上に表示される。なお、スキャナー32とフォトインタラプター34とは、プリンター10の内部に固定的に取り付けられており、インクカートリッジ50が嵌め込まれたキャリッジ20が、スキャナー32とフォトインタラプター34とが固定された位置までインクカートリッジ50を搬送することで、真贋の判定やインクレベルの検出が行われる。
図3は、インクカートリッジ50を上方から斜め方向に見た斜視図であり、図4は、インクカートリッジ50の鉛直断面図である。以下の説明では、図4の右側をインクカートリッジ50の前側、図4の左側をインクカートリッジ50の後側として説明する。図3および図4に示すように、インクカートリッジ50は、上面が開口した略直方体状のケース52と、ケース52の上部の開口を塞ぐフタ53とを備えている。フタ53の上面には、水平方向に蛇行する蛇行溝54が形成されている(詳細な図示は省略)。この蛇行溝54の一端は、ケース52内のフォーム室55と連通しており、他端は、大気導入部56を通じて大気に連通している。この蛇行溝54の上側は、大気導入部56を除いた部分が、上ラベル57によって覆われている。上ラベル57には、例えば、インクカートリッジ50の商品名などが印刷されている。蛇行溝54は、大気導入部56を通じてケース52内に大気を導入する役割と、ケース52内から大気導入部56までの距離を長くすることで、ケース52内から大気中にインクが蒸発することを抑制する役割とを果たす。
ケース52の内部は、鉛直方向に設けられた仕切板58によって、インク室59とフォーム室55とに区画されている。インク室59とフォーム室55とには、どちらにもインクが収容される。仕切板58の最下部には連通口60が設けられており、この連通口60を通じて、インク室59とフォーム室55との間でインクが流通可能になっている。フォーム室55内には、インクを吸収するスポンジ状の2種類のポリエチレンフォーム61,62が上側と下側とに配置されている。下側のポリエチレンフォーム62は、上側のポリエチレンフォーム61よりもインクの吸収力が高くなっている。この両ポリエチレンフォーム61,62のインクの吸収力の相違により、インクカートリッジ50が傾いた場合などにおいて、インクが蛇行溝54を通じて外部に流出することが抑制される。フォーム室55の下部には、フォーム室55と連通するインク供給口63が設けられている。インク室59およびフォーム室55内のインクは、このインク供給口63を通じて、キャリッジ20に設けられた印刷ヘッド35に供給される。インク供給口63の内側にはフォーム室55内と同様に、ポリエチレンフォーム64が設けられている。
インク室59内には、その最下部に、プリズム65が配置されている。プリズム65は、例えば、ポリプロピレンによって形成することができ、直角二等辺三角柱状の形状を呈している。プリズム65は、プリズム65の三角形の面がインクカートリッジ50の側面に対向あるいは接するように配置されており、また、直角二等辺三角形の頂角VAとなる辺が上方に位置し、頂角VAの対辺となる面が下方に位置するように配置されている。本実施例では、ケース52とプリズム65とはポリプロピレンによって一体形成されており、プリズム65は透明状に形成され、プリズム65の下面部分を除くケース52の外面は、所定の表面処理によって半透明状に形成されている。勿論、インクカートリッジ50の構成はこのような構成に限られず、例えば、ケース52とプリズム65とは、別々の部材によって構成されていてもよい(後述する他の実施例においても同様)。
インクカートリッジ50の下面には、セキュリティラベル51が、プリズム65の下面の後ろ半分に重なるように貼付されている。インクカートリッジ50の真贋判定時には、スキャナー32は、このように貼付されたセキュリティラベル51に対向し、インクレベルの検知時には、フォトインタラプター34は、プリズム65の下面の前半分の露出された部分に対向する。
プリンター10によって、フォトインタラプター34が駆動されると、フォトインタラプター34から照射された光(例えば、白色光)は、プリズム65の下面の前半分の部分(以下、「入射面S1」という)から入射して、プリズム65の前側の傾斜面(以下、「第1の反射面S21」という)に達する。このとき、インク室59内にインクが存在すると、第1の反射面S21に達した光は、第1の反射面S21を透過して、インク室59内のインクによって吸収される。これは、プリズム65の材料であるポリプロピレンの比重(約0.9)が、インク(水)の比重(約1.0)に近いため、第1の反射面S21によって反射が生じ難いからである。そのため、インク室59内にインクが存在する場合には、フォトインタラプター34は、反射光を検知することができないことになる。
これに対して、インク室59内にインクが存在しない場合には、第1の反射面S21に達した光は、この第1の反射面S21により反射され、プリズム65の後側の傾斜面(以下、「第2の反射面S22」という)によって、更に反射される。すると、入射面S1と共通した面に存在するプリズム65下面の後ろ半分の部分(以下、「射出面S3」という)に重ね合わされたセキュリティラベル51の裏面を照らすことになる。そうすると、セキュリティラベル51の裏面で反射された戻り光が、再び、射出面S3から入射して、第2の反射面S22および第1の反射面S21で反射されて入射面S1から射出される。この結果、インク室59内にインクが存在しない場合には、セキュリティラベル51の裏面で反射された光がフォトインタラプター34によって検知されることになる。以上で説明したように、本実施例では、フォトインタラプター34が反射光を検知した場合には、「インクなし」と判断することが可能になり、フォトインタラプター34が反射光を検知できない場合には、「インク有り」と判断することができる。
以上で説明した第1実施例のインクカートリッジ50によれば、セキュリティラベル51に不可視的に記録された情報を、プリンター10に備えられたスキャナー32によって読み取ることで、インクカートリッジ50の真贋の判定を行うことができる。また、本実施例ではインクカートリッジ50のインク室59内に備えられたプリズム65に光を照射し、反射光を検知できたか否かに応じてインクレベル(インクの有無)を検出することができる。そのため、本実施例のインクカートリッジ50によれば、記憶装置やピエゾセンサのような電子部品をインクカートリッジ50に搭載することなく、真贋の判定やインクレベルの検出を行うことが可能になる。この結果、インクカートリッジ50の製造コストを大幅に低減することが可能になる。また、本実施例では、セキュリティラベル51とプリズム65の入射面S1とを、インクカートリッジ50の同一の面に配置したため、スキャナー32とフォトインタラプター34とを近接あるいは一体化させることができる。そのため、真贋の判定やインクレベルの検出を行うためのプリンター10の構造を簡素化することが可能になる。更に、本実施例では、インクカートリッジ50に収容する色が変わった場合でも、新たなセキュリティラベル51を用意して貼り付けるだけでよく、新たな記憶装置などを用意する必要がない。そのため、インクカートリッジ50をリサイクルする場合などにおいて、収容する色の変更などにも柔軟に対応することが可能になる。
なお、本実施例では、フォトインタラプター34を用いて、インクレベルを検出することとしたが、インクカートリッジ50の下方から、プリズム65の下面部分を目視することでも、プリズム65を通じてインクカートリッジ50内のインクの有無を判断することが可能である。例えば、セキュリティラベル51の裏面が、インク色の補色や反対色(インクが透明や白色であれば、黒色)にあたる色や模様に印刷されていれば、目視によってもインクの有無を容易に判断することが可能になる。また、例えば、セキュリティラベル51の裏面に、「Empty」等の文字が印刷されていれば、インクが空であることを容易に判断することが可能になる。
また、本実施例では、セキュリティラベル51に不可視インクとして蛍光インクを用いて印刷を行うこととしたが、例えば、赤外線に反応する赤外蛍光インクなど、様々な不可視インクを用いることが可能である。また、プリズム65の形態は、セキュリティラベル51の裏面からの反射光をフォトインタラプター34に伝達可能であれば、直角二等辺三角形柱状に限らず、種々の形態を採用可能である。
また、本実施例では、セキュリティラベル51に不可視的に印字される情報の一例としてシリアル番号を挙げたが、その他にも、例えば、インクカートリッジ50の型番や、商品名、収容しているインクの種類、製造者、製造日などの情報が記録されていてもよい。また、オバート技術によって印字される領域と、コバート技術によって印字される領域とは、一部あるいは全部が重複していてもよい。その他、本実施例では、オバート技術による印刷は省略し、コバート技術による印刷のみがなされていてもよい。
B.第2実施例:
続いて、本発明の第2実施例について説明する。第2実施例では、主に、プリズムの配置とセキュリティラベルの形態とが第1実施例と異なる。第2実施例に関わる図5〜7では、第1実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付している。
図5は、本発明の第2実施例としてのインクカートリッジ50bを下側から斜め方向に見た斜視図であり、図6は、このインクカートリッジ50bの鉛直断面図である。これらの図に示すように、本実施例では、セキュリティラベル51bが、プリズム65bの下面全体を覆うようにインクカートリッジ50bの下面に貼付されている。また、本実施例で用いるフォトインタラプター34bは、赤外線を照射する反射型のフォトインタラプター34bである。更に、本実施例のスキャナー32bは、画像の読み取り面に偏光フィルムを備え、この偏光フィルムを通して赤外線を照射するための光源を備えている。なお、スキャナー32bの光源とフォトインタラプター34bの光源とは、別々の光源としてもよいし、共通した光源としてもよい。
図7は、図6におけるA−A断面を示す断面図である。図6および図7に示すように、本実施例のプリズム65bの形状は、第1実施例と同様に、直角二等辺三角柱状であり、直角二等辺三角形の頂角VAとなる辺が上方に位置し、その対辺となる面が下方に位置するように配置されている。しかし、本実施例では、第1実施例とは異なり、プリズム65bの三角形の面が、インクカートリッジ50bの前面および後面を向くように配置されている。なお、本実施例では、プリズム65bは、フォトインタラプター34bに対向可能に配置されていればよく、スキャナー32bに対向しなくてもかまわない。
図7には、セキュリティラベル51bの断面の概略構成も併せて示している。セキュリティラベル51bには、スキャナー32bから偏光フィルムを通じて照射される光を吸収する吸収領域Xと、光を透過する透過領域Yとが形成されている。吸収領域Xと透過領域Yとは、光を透過する基材の表面に液晶インクを塗布し、熱や電気、磁気エネルギーなどによって液晶を領域毎に異なる方向に配向させることにより形成することが可能である。この吸収領域Xと透過領域Yとは、プリズム65bの頂角を構成する辺に平行な縞状となるように形成されている。そのため、本実施例では、キャリッジ20によってインクカートリッジ50bがスキャナー32b上を搬送されると、吸収領域Xと透過領域Yとがスキャナー32b上を交互に通過することになり、この吸収領域Xと透過領域Yとの配置に応じた画像がスキャナー32bによって認識されることになる。プリンター10の制御ユニット40は、こうして認識された画像に応じて、インクカートリッジ50bの真贋を判定することができる。なお、吸収領域Xには、インクカートリッジ50bが真正品であることを示す情報(例えば、シリアル番号)を液晶インクによって記録しておくことも可能である。
本実施例では、上述したように、セキュリティラベル51には、光を吸収する吸収領域Xと光を透過する透過領域Yとが形成されているため、透過領域Yに対して、フォトインタラプター34bから光を照射すれば、反射光の有無に応じて、インク室59内にインクが存在するか否かを判断することができる。具体的には、インク室59内にインクが存在すれば、インクとプリズム65bの比重の関係によって、プリズム65bの下面の入射面S1から入射した光は、プリズム65bの第1の反射面S21からインク内に透過する。この光は、インク内に吸収されてしまうため、フォトインタラプター34bは、反射光を検知することはできない。よって、この場合には、インク有りと判断することができる。一方、インク室59内にインクが存在しなければ、入射面S1から入射した光は、プリズム65bの第1の反射面S21および第2の反射面S22によって反射されるので、その反射光がプリズム65bの下面の射出面S3から射出され、セキュリティラベル51bの透過領域Yを透過してフォトインタラプター34bに到達する。従って、この場合には、「インクなし」と判断することができる。なお、セキュリティラベル51b中の各透過領域Yは、インク室59内にインクが存在しない場合において、フォトインタラプター34bから射出される光と、プリズム65bから反射される光とが同時に透過可能な間隔で配置されている。
以上で説明した第2実施例のインクカートリッジ50bによっても、第1実施例と同様に、記憶装置やピエゾセンサのような電子部品をインクカートリッジ50bに搭載することなく、真贋の判定やインクレベルの検出を行うことが可能になる。そのため、インクカートリッジ50bの製造コストを大幅に低減することが可能になる。また、本実施例においても、セキュリティラベル51bと、プリズム65bの入射面S1および射出面S3とを、インクカートリッジ50bの同一の面に配置したため、スキャナー32とフォトインタラプター34とを近接あるいは一体化させることができ、真贋の判定やインクレベルの検出を行うためのプリンター10の構造を簡素化することが可能になる。また、本実施例においても、インクカートリッジ50bに収容する色が変わった場合に、新たなセキュリティラベル51bを用意して貼り付けるだけでよいため、収容する色の変更などにも柔軟に対応することが可能である。
また、本実施例では、セキュリティラベル51bは、赤外線を透過あるいは吸収可能であればよいため、セキュリティラベル51bの基材を黒色等の不透明部材とすることにより、セキュリティラベル51bを通じてインクカートリッジ50bの内部が見えないように構成することができる。こうすることにより、インクの残量を検出する仕組みが外部から観察されてしまうことを抑制することができるので、インクカートリッジ50bの見栄えを向上させることが可能になる。
なお、本実施例において、セキュリティラベル51bに縞状に形成される吸収領域Xと透過領域Yとは、フォトインタラプター34bに対向する範囲のみに形成されていてもよい。この場合、スキャナー32bに対向する範囲には、所定の偏光パターンを有する吸収領域Xのみを形成することとしてもよい。
C.第3実施例:
最後に、本発明の第3実施例について説明する。第3実施例では、主に、インクカートリッジの形状やプリズムの構成、フォトインタラプターの配置が第1実施例と異なる。第3実施例に関わる図8〜11では、第1実施例と同じ構成要素については同じ符号を付している。
図8は、本発明の第3実施例としてのインクカートリッジ50cを下方から斜め方向に見た斜視図である。本実施例のインクカートリッジ50cは、ケース52cの前方下部に、斜め45°の角度に切り取られた切り欠き部66を有している。この切り欠き部66には、プリズム65cの入射面が露出して配置されており、インクレベルの検出時には、この切り欠き部66の前方にフォトインタラプター34cが配置されて、水平方向から光が照射される。本実施例のプリズム65cは、後述するように略L字状の形態を有しており、その一面が、ケース52cの前面に露出されている。なお、本実施例のセキュリティラベル51は、第1実施例と同様の構成であり、ケース52cの下面において、切り欠き部66の後方に貼付されている。真贋判定時には、スキャナー32がこのセキュリティラベル51に対面する。
図9は、本実施例のインクカートリッジ50cを上方から斜め方向に見た斜視図である。この図9に示すように、本実施例では、フタ53cの前方に、窓部67が設けられている。この窓部67からは、プリズム65cの上端面を臨むことができる。
図10は、インクカートリッジ50cの鉛直断面図であり、図11は、図10におけるB−B断面図である。これらの図に示すように、本実施例におけるプリズム65cは、インクカートリッジ50cの前側において上下方向に延びる四角柱状の縦部69と、インクカートリッジ50cの下部において、インクカートリッジ50cの前側からセキュリティラベル51の一部に重なる位置まで延びる横部70とを有する略L字状の形状となっている。縦部69と横部70とが繋がる部分には、図8に示したケース52cの切り欠き部66と同じ形態の切り欠き部71が形成されている。また、横部70の後方端面は、切り欠き部71と平行な面になるように斜め45°に形成されている。プリズム65cの各面は、切り欠き部71を除き、ケース52cの前面から露出する部分も含め、透明に形成されている。これに対して、切り欠き部71は、フォトインタラプター34cから照射された光をインクカートリッジ50cの下方に全反射しないように、スリガラス状の半透過な面に形成されている。また、セキュリティラベル51の裏面は、プリズム65c下面と重なる部分が、アルミラミネート加工などにより、鏡面状に形成されている。
本実施例においてフォトインタラプター34cがプリンター10によって駆動されると、フォトインタラプター34cから水平方向に照射された光(例えば、赤色光)の一部は、プリズム65cの切り欠き部71(以下、「入射面S1」という)から入射する。プリズム65c内に入射した光は、プリズム65cの横部70内を通り、横部70の後方端面(以下、「反射面S2」という)に達する。このとき、インク室59内にインクが存在すると、反射面S2に達した光は、プリズム65とインクの比重の関係により、反射面S2を透過して、インク室59内のインクによって吸収される。そのため、インク室59内にインクが存在する場合には、フォトインタラプター34は、反射光を検知することができないことになる。
これに対して、インク室59内にインクが存在しない場合には、反射面S2に達した光は、この反射面S2により反射され、横部70の下面(以下、「射出面S3」という)から射出する。射出面S3から射出された光は、鏡面状に形成されたセキュリティラベル51の裏面によって反射され、再び、射出面S3から入射して、反射面S2によって反射される。反射面S2によって反射された光は、反射面S2に平行に設けられた入射面S1に入射する。入射面S1に入射された光は、その一部が入射面S1から透過してフォトインタラプター34cに到達し、その他の光が、入射面S1によって上方に反射されて縦部69中を進む。すると、最終的に、セキュリティラベル51の裏面によって反射された光は、縦部69の上面(第2の射出面S4)から射出され、窓部67が発光することになる。なお、本実施例では、プリズム65cは、ケース52cの前面から露出する部分も透明に形成されている。そのため、内部で光が全反射しやすくなり、窓部67を明るく照らすことができる。
以上のように構成された本実施例のインクカートリッジ50cによれば、フォトインタラプター34cによってインクレベルを検出する以外にも、インクカートリッジ50cの上面に設けられた窓部67を目視することによってもインクの有無を判断することができる。そのため、インクカートリッジ50cがプリンター10に装着された状態でも、ユーザは容易にインクの有無を判断することができる。また、本実施例のインクカートリッジ50cによっても、第1実施例と同様に、記憶装置やピエゾセンサのような電子部品をインクカートリッジ50に搭載することなく、真贋の判定やインクレベルの検出を行うことが可能になる。そのため、インクカートリッジ50の製造コストを大幅に低減することが可能になる。また、本実施例においても、インクカートリッジ50cに収容する色が変わった場合に、新たなセキュリティラベル51を用意して貼り付けるだけでよいため、収容する色の変更などにも柔軟に対応することが可能である。
なお、本実施例において、例えば、フォトインタラプター34cから照射する光を点滅させれば、インク室59内にインクが存在しない場合には、窓部67も点滅することになる。そのため、光の発光パターンを変化させれば、インクの有無を更に容易に判断することが可能になる。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることが可能である。例えば、上述したインクカートリッジを構成する各部材の材料は例示であり、適宜、他の材料を採用可能である。
また、上記各実施例では、プリンター10は、フォトインタラプターを用いて、プリズムからの反射光を検知した場合に、「インクなし」と判断することとしている。しかし、実際には、反射光が検知された後にも、インク室59やフォーム室55の底部にインクが少量残存している場合がある。そのため、フォトインタラプターによって反射光が検知された後、インクカートリッジ50の種類に応じた回数だけインクの吐出が行われた後に、「インクなし」と判断することとしてもよい。
また、上記各実施例では、液体容器としてインクカートリッジを、液体消費装置としてプリンターをそれぞれ適用したが、例えば、液体容器は、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)を収容していてもよい。また、液体消費装置は、液体容器に収容された液体を消費可能な装置であればよく、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置や、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置や、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。
10…プリンター
20…キャリッジ
25…キャリッジモーター
30…紙送りモーター
32,32b…スキャナー
34,34b,34c…フォトインタラプター
35…印刷ヘッド
40…制御ユニット
50,50b,50c…インクカートリッジ
51,51b…セキュリティラベル
52,52c…ケース
53,53c…フタ
54…蛇行溝
55…フォーム室
56…大気導入部
57…上ラベル
58…仕切板
59…インク室
60…連通口
61,62,64…ポリエチレンフォーム
63…インク供給口
65,65b,65c…プリズム
66,71…切り欠き部
67…窓部
69…縦部
70…横部
80…表示パネル
85…インターフェース
90…コンピューター

Claims (7)

  1. 液体消費装置に装着される液体容器であって、
    液体が収容される液体収容室と、
    前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
    前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
    前記液体容器の外部から光を入射する第1部分と射出する第2部分とを有する第1面と、前記入射された光を反射可能な第2面と、を有するプリズムと、を備え、
    前記プリズムの前記第2面は、前記液体収容室内に配置されており、該第2面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり
    前記ラベルの前記液体容器の外面に面する面には、前記液体が消費されたことを示す表示がなされている、
    液体容器。
  2. 請求項1に記載の液体容器であって、
    前記第1面と前記ラベルとは、前記液体容器の同一の面に配置されている、液体容器。
  3. 請求項1または2に記載の液体容器であって、
    前記ラベルの少なくとも一部は、前記第2部分に重なっている、液体容器。
  4. 液体消費装置に装着される液体容器であって、
    液体が収容される液体収容室と、
    前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
    前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
    前記液体容器の外部から光を入射する第1部分と射出する第2部分とを有する第1面と、前記入射された光を反射可能な第2面と、を有するプリズムと、を備え、
    前記プリズムの前記第2面は、前記液体収容室内に配置されており、該第2面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり、
    前記第1面と前記ラベルとは、前記液体容器の同一の面に配置され
    前記ラベルは前記第1面に重なっており、該ラベルには前記不可視情報が記録されて光を透過しない非透過領域と、前記第1面に光を透過する透過領域とが設けられている、液体容器。
  5. 請求項4に記載の液体容器であって、
    前記非透過領域と前記透過領域とは、異なる偏光特性を有する、液体容器。
  6. 液体消費装置に装着される液体容器であって、
    液体が収容される液体収容室と、
    前記液体収容室に収容された前記液体を前記液体消費装置に供給するための液体供給口と、
    前記液体容器の外面に設けられ、光学的に読取可能な不可視情報が記録されたラベルと、
    前記液体容器の外部から光を入射する入射面、前記入射された光を反射可能な反射面、および、前記反射された光を射出する射出面、を有するプリズムと、を備え、
    前記プリズムの前記反射面は、前記液体収容室内に配置されており、該反射面は、前記液体に接している場合には前記入射された光を透過し、前記液体に接していない場合には前記入射された光を反射するものであり、
    前記入射面と前記射出面とは、前記液体容器の異なる面に配置され、
    前記プリズムは、前記ラベルの前記液体容器の外面に面する面から反射された戻り光を前記射出面から入射し、該入射した戻り光の少なくとも一部を、前記入射面とは異なる第2の射出面から射出する、液体容器。
  7. 請求項に記載の液体容器であって、
    前記第2の射出面は、前記液体容器の上面に設けられている、液体容器。
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