JP5521485B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5521485B2 JP5521485B2 JP2009245170A JP2009245170A JP5521485B2 JP 5521485 B2 JP5521485 B2 JP 5521485B2 JP 2009245170 A JP2009245170 A JP 2009245170A JP 2009245170 A JP2009245170 A JP 2009245170A JP 5521485 B2 JP5521485 B2 JP 5521485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- torque
- unit
- moisture detection
- moisture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
また、転舵モータの場合には、通常、多少の水の侵入では短絡等を生じないように設計されており、転舵モータへの水の侵入がステアリングシステムに与える影響はさほど大きなものではない。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目したなされたものであり、操舵トルク検出手段を構成するトルク演算回路への水の侵入を容易確実に検知することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記水分検知部は、一対の櫛歯状電極を、一方の櫛歯状電極の櫛歯間に他方の櫛歯が位置するように配置し、両櫛波状電極間のインピーダンスが水分によって変化するように構成されていることを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記トルク演算回路部は、前記水分検知部のインピーダンスを監視するインピーダンス監視部を備え、前記制御ユニットは、前記インピーダンス監視部で水分検知状態と判断したときに、前記水分検知部が水分検知状態にあると判断することを特徴としている。
また、他の形態に係る電動パワーステアリング装置は、前記制御ユニットは、前記水分検知部のインピーダンスを監視するインピーダンス監視部を備え、前記制御ユニットは、前記インピーダンス監視部で水分検知状態と判断したときに、前記水分検知部が水分検知状態にあると判断することを特徴としている。
また、水分検知部を、一対の櫛歯状電極で構成し、櫛歯状電極間のインピーダンス変化によって水分を検知することにより、水分の付着を正確に検知することができるという効果が得られる。
図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図であり、図中、SMはステアリング機構である。このステアリング機構SMは、ステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が伝達される入力軸2aとこの入力軸2aに図2に示すトーションバー2bを介して連結された出力軸2cとを有するステアリングシャフト2を備えている。このステアリングシャフト2は、ステアリングコラム3に回転自在に内装され、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は図示しないトーションバーに連結されている。
このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ機構8を介して左右のタイロッド9に伝達され、これらタイロッド9によって左右の転舵輪WL,WRを転舵させる。ここで、ステアリングギヤ機構8は、ギヤハウジング8a内に、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8bとこのピニオン8bに噛合するラック軸8cとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8bに伝達された回転運動をラック軸8cで車幅方向の直進運動に変換して、タイロッド9に伝達する。
また、減速ギヤ機構11は、図2に示すように、下端側を開放するギヤハウジング13と、このギヤハウジング13の開放部を閉塞するカバー14とを備えている。ギヤハウジング13は、電動モータ12の出力軸に連結されたウォーム15を収納するウォーム収納部16と、ウォーム15に噛合し、出力軸2cに一体に取付けられたウォームホイール17を収納するウォームホイール収納部18と、このウォームホイール収納部18の上端側に連接されたトルク検出部としての操舵トルクセンサ19を収納するトルクセンサ収納部20とを備え、トルクセンサ収納部20の上端にステアリングコラム3の下端が外嵌されている。
インピーダンス監視回路27では、櫛歯状電極25及び26の一方を正側電源に接続し、他方を負側電源に接続し、例えば何れかの電極25及び26に流れる電流を検出することにより、両櫛歯状電極25及び26間のインピーダンスZを検出し、検出したインピーダンスの変化を監視し、インピーダンスZが予め設定した設定値Zs以下となったときに、櫛歯状電極25及び26間に水分が付着したものと判断して、たとえば論理値“1”の水分検知信号WSを制御ユニット30に出力する。
この操舵補助制御処理は、先ず、ステップS1で、トルク演算回路部23のインピーダンス監視回路27から入力される水分検知信号WSを読込み、次いでステップS2に移行して、水分検知信号WSが論理値“1”であるか否かを判定し、水分検知信号WSが論理値“1”であるときには、トルク演算回路部23で算出した操舵トルク検出値Tの信頼性が低く異常である可能性が高いと判断してステップS3に移行して電動モータ12の駆動を停止させてから操舵補助制御処理を終了し、水分検知信号WSが論理値“0”であるときにはトルク演算回路部23が正常であるものと判断してステップS4に移行する。
なお、上記図4の処理において、ステップS2の処理が異常制御部に対応している。
車両の図示しないイグニッションスイッチをオン状態として制御ユニット30に図示しないバッテリから電力を供給すると、制御ユニット30で図4に示す操舵補助制御処理が実行される。
このとき、ギヤハウジング13の基板収納部21に水分の侵入がない状態では、水分検知部24の櫛歯状電極25及び26間のインピーダンスが高い状態に維持されることから、インピーダンス監視回路27で論理値“0”の水分検知信号WSが出力される。
ところで、何らかの原因で、ギヤハウジング13の基板収納部21内に水が侵入し、水分検知部24の櫛歯状電極25及び26の櫛歯間に水分が付着したり、水に浸漬されたりすると、櫛歯状電極25及び26間のインピーダンスZが大きく低下し、インピーダンス監視回路27で検出したインピーダンスZが設定値Zs以下に低下したことを検出すると、水分検知信号WSが論理値“0”から論理値“1”に反転する。
このように、上記第1の実施形態によると、トルク演算回路部23の近傍に水分検知部24を配置したので、トルク演算回路部23への水分の侵入を正確に検知することができ、トルク演算回路部23で演算した操舵トルク検出値Tの信頼性の低下を迅速且つ正確に検出することができる。
この第2の実施形態は、トルク演算回路部23に設けたインピーダンス監視回路27を省略し、これに代えて、水分検知部24の櫛歯状電極25及び26間のインピーダンスを制御ユニット30側で監視するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態においては、図6に示すように、水分検知部24の櫛歯状電極25及び26の他端が信号線41a,41bを介して直接制御ユニット30に入力されている。そして、制御ユニット30の入力側にインピーダンス監視回路27を設け、このインピーダンス監視回路27から出力される水分検知信号WSを制御ユニット30で実行する操舵補助制御処理で読込むようにしたことを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有し、第1の実施形態との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
また、操舵トルクセンサ19の設置位置も中間シャフト5の上方位置に設置する場合に限らず、中間シャフト5とピニオンシャフト7との中間部に配置することもできる。
また、上記実施形態においては、モータ駆動回路がインバータ31で構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータとしてブラシ付電動モータを適用する場合には、モータ駆動回路としてHブリッジ回路を適用するようにすればよい。
Claims (6)
- ステアリング機構に伝達される操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、前記ステアリング機構に操舵補助力を付与する電動モータと、前記操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクに基づいて前記電動モータを駆動制御する制御ユニットとを備えた電動パワーステアリング装置であって、
前記操舵トルク検出手段は、前記ステアリング機構に伝達される操舵トルクを検出する操舵トルク検出部と該操舵トルク検出部から出力される操舵トルク検出信号に基づいて操舵トルク検出値を演算するトルク演算回路部とで構成され、
前記トルク演算回路部が設けられたトルクセンサ基板において、前記操舵トルク検出部と前記トルク演算回路部とのうち前記トルク演算回路部の近傍となる位置にのみ水分検知部を形成し、
前記制御ユニットは、前記水分検知部が水分検知状態にあるときに、前記電動モータへの駆動電流を抑制する異常制御部を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記操舵トルク検出手段は、操舵トルクを、ステアリングシャフトの入力軸および出力軸間に介挿したトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を、電気信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記水分検知部は、一対の櫛歯状電極を、一方の櫛歯状電極の櫛歯間に他方の櫛歯が位置するように配置し、両櫛波状電極間のインピーダンスが水分によって変化するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記トルク演算回路部は、前記水分検知部のインピーダンスを監視するインピーダンス監視部を備え、
前記制御ユニットは、前記インピーダンス監視部で水分検知状態と判断したときに、前記水分検知部が水分検知状態にあると判断することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記制御ユニットは、前記水分検知部のインピーダンスを監視するインピーダンス監視部を備え、
前記制御ユニットは、前記インピーダンス監視部で水分検知状態と判断したときに、前記水分検知部が水分検知状態にあると判断することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記インピーダンス監視部は、水分検知部のインピーダンスが予め設定された設定値を下回ったときに水分検知状態と判断するように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009245170A JP5521485B2 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009245170A JP5521485B2 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 電動パワーステアリング装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014030918A Division JP5773005B2 (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | 操舵トルク検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011088587A JP2011088587A (ja) | 2011-05-06 |
JP5521485B2 true JP5521485B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=44107256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009245170A Active JP5521485B2 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5521485B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131908A (ja) * | 2014-02-20 | 2014-07-17 | Nsk Ltd | 操舵トルク検出装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101305749B1 (ko) | 2011-11-24 | 2013-09-06 | 주식회사 만도 | 수분 감지가 가능한 동력보조 조향장치 |
JP6343829B2 (ja) * | 2014-12-16 | 2018-06-20 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 水分検知システムおよび電動パワーステアリング装置 |
EP3342762A4 (en) | 2015-08-25 | 2019-04-03 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | CEMENT ADDITIVE, CEMENT COMPOSITION AND RAW MATERIAL FOR CEMENT ADDITIVE |
US11137314B2 (en) * | 2018-03-07 | 2021-10-05 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Water intrusion detection |
CN115362099B (zh) * | 2020-04-10 | 2023-06-13 | 日立安斯泰莫株式会社 | 转向装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267440A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Koyo Seiko Co Ltd | 回転角度検出装置、トルク検出装置及び舵取装置 |
EP1541444A4 (en) * | 2002-07-24 | 2007-08-15 | Nsk Ltd | ELECTRICAL SERVODIRECTION DEVICE |
JP2006111032A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Toyota Motor Corp | ステアリングシステム |
JP4862493B2 (ja) * | 2006-05-26 | 2012-01-25 | 株式会社ジェイテクト | パワーステアリング装置 |
JP2008222165A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置用モータ及び電動パワーステアリング装置 |
JP5086684B2 (ja) * | 2007-04-12 | 2012-11-28 | 光洋電子工業株式会社 | 自己診断機能付き近接センサ |
-
2009
- 2009-10-26 JP JP2009245170A patent/JP5521485B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014131908A (ja) * | 2014-02-20 | 2014-07-17 | Nsk Ltd | 操舵トルク検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011088587A (ja) | 2011-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5521485B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
KR100914424B1 (ko) | 전동 파워 스티어링 장치, 및 그것의 제어 방법 | |
US8960363B2 (en) | Electric power steering device | |
JP3660635B2 (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
JP4618474B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
EP2275322B1 (en) | Electric power steering system | |
EP1997713A2 (en) | Motor controller and electric power steering apparatus | |
EP3159244A1 (en) | Vehicular steering system | |
CN103442967A (zh) | 电动动力转向装置 | |
EP1961642A1 (en) | Motor controller and electric power steering apparatus | |
JP2007244028A (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5174596B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP7230488B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2009173179A (ja) | 操舵制御装置 | |
JP2004338562A (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
JP5896202B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US8604727B2 (en) | Power state diagnosis method and apparatus | |
JP2008168728A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010167881A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP2009232569A (ja) | モータ駆動制御装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 | |
JP5773005B2 (ja) | 操舵トルク検出装置 | |
JP2012218646A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US20090112403A1 (en) | System and method for determining an absolute rotational position of a vehicle handwheel | |
JP5991273B2 (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
JP4189675B2 (ja) | 車両の電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5521485 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |