JP5519063B1 - 中仕切り付きガゼット袋の製造方法及び製造装置 - Google Patents

中仕切り付きガゼット袋の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】中仕切り付きガゼット袋を2個取りすることが可能な合成樹脂製ガゼット袋の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】2倍の長さの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上に設置する成形材配置機構30を設ける。裏面フィルム2上に横マチ成形材3と中仕切り成形材4を仮接着する裏面加熱シール機構40を設ける。横マチ成形材3、中仕切り成形材4上に表面フィルム1を仮接着する表面加熱シール機構50を設ける。横マチ成形材3の底面部3Bと中仕切り成形材4の底面部4Bとを折り返す底部表出機構60を設ける。各底面部3B、4Bを閉じる閉じ具71を備えた底部シール機構70を設ける。横マチ成形材3、中仕切り成形材4及び底フィルム5を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合する接合機構80を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂材にて形成される中仕切り付きガゼット袋の製造方法及び製造装置に係り、自動製袋機で中仕切りを有するガゼット袋を2個取りすることができる中仕切り付きガゼット袋の製造方法及び製造装置に関する。
合成樹脂製のガゼット袋を製造する方法や装置として、例えば特許文献1および特許文献2に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の製造方法は、横マチ部を構成する横マチ成形材を前後面のフィルムの間に介在し、更に底部を構成する別個の底フィルムを前後面のフィルムの搬送方向に対して平行に搬送しながらフィルムを溶着してガゼット袋を製造する方法である。
特許文献2に記載されたガゼット袋を製造する製袋機は胴部を構成する帯状のフィルムの一部を二つ折り状に折り込み、これを底部に導いて角底を製造する装置である。
一方、ガゼット袋に中仕切りを設けた構成が特許文献3及び特許文献4に記載されている。特許文献3に記載のガゼット袋はレジ袋を構成し、横ガゼット袋からなるレジ袋に中仕切りを設けたものである。このレジ袋によると、収納部の四隅に、上下方向に柱状に延びる芯部を設けることにより収納部を形成し、この収納部に間仕切を配して区画を構成したものである。
特許文献4は、多層紙、プラスチックラミネート紙等の適宜紙素材より成る底ガゼット袋の内部を区画する中仕切りシートを備えた仕切り付き袋が記載されている。この仕切り付き袋によると、中仕切りシートの下部及び両側部が袋本体に接着されているので、袋の強度が高まり、収納された物品が混じり合うのを防ぐことができるというものである。
特許第4436521号公報 特許第3655627号公報 特開2006‐131250号公報 実用新案登録第3134731号公報
従来のガゼット袋の製造方法や装置は、いずれもガゼット袋を1個ずつ製造することは可能でも、2個のガゼット袋を同時に製造する、いわゆる2個取りと称する製造方法には適していないものであった。
すなわち、従来の合成樹脂製袋を2個取りする製造方法では、1台の製造装置で2個の合成樹脂製袋を同時に製造するために、通常、袋の開口部を対向させた状態で製造している。そこで、従来の2個取りの製造方法でガゼット袋を製造すると、帯状フィルムの幅員の両端部に角底部が位置することになる。そのため、ガゼット袋を2個取りするには、帯状フィルムの幅員の両端部に、夫々底フィルムを配設する2台の装置を設置する必要があるので、ガゼット袋の製造方法では、2個取りによる合理化はできない。
特許文献1及び特許文献2に記載のガゼット袋の製造方法では、ガゼット袋の横マチ部を形成する略筒状の横マチ成形材を設け、この横マチ成形材を上下2枚の帯状フィルムの間に長手方向に直交するように配する手段が採用されていた。ところが、帯状フィルムの搬送方向に対して横マチ成形材を横方向から搬送すると、搬送時の横マチ成形材が傾くなどの位置ずれが生じ易くなるものであった。そのため、従来のガゼット袋の製造方法で横マチ成形材を正確な位置に搬送するには、帯状フィルムの搬送速度を遅くする必要があった。
そこで、ガゼット袋を2個取りするために、通常の2倍の長さの横マチ成形材を横方向から搬送する場合、帯状フィルムの搬送速度を更に遅くする必要が生じる。その結果、製造時間が極めて遅くなり、ガゼット袋の2個取りによる合理化は一層困難になっていた。
更に、ガゼット袋には、開口部にフラップや把手、あるいはチャックを備えた各種のものが提供されている。ところが、従来の2個取りの製造方法では、袋の開口部を対向させた状態で製造するので、これらのフラップや把手等を対向した開口部に必要に応じて成形することは不可能であった。
一方、特許文献3や特許文献4に記載のような中仕切り部を設けたガゼット袋を2個取りする場合は、更に製造工程が複雑にならざるを得ない。すなわち、中仕切り部や、横マチ部を底部や表裏面に正確に接着する必要がある。したがって、中仕切り部を設けたガゼット袋を2個取りする製造は、実現が極めて困難であった。
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、中仕切り部付きのガゼット袋を2個取りすることが可能になり、しかも、フラップや把手等を必要に応じて同時に成形することも可能な中仕切り部付きガゼット袋の製造方法及び製造装置の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、合成樹脂製の帯状フィルムが扁平なチューブ状に折たたまれてガゼット袋10の横マチ部13を形成する横マチ成形材3を設け、ガゼット袋10の表胴部11を形成する帯状の表面フィルム1と裏胴部12を形成する帯状の裏面フィルム2との長手方向の間に直交するように横マチ成形材3を配する横マチ形成手段100と、
角底部14の奥行きに沿って配置され角底部14の仕上がり幅を分割せしめる中仕切り成形材4を配する中仕切り形成手段200と、
ガゼット袋10の角底部14を形成する帯状の底フィルム5を底部に配する底部形成手段300と、
横マチ成形材3及び中仕切り成形材4を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、表面フィルム1及び裏面フィルム2をガゼット袋10の輪郭に沿って切断する接合手段400とを有する合成樹脂製ガゼット袋の製造方法において、
前記横マチ形成手段100は、製造するガゼット袋10の横マチ部13の2倍の長さを有する横マチ成形材3を設けると共に、該ガゼット袋10の高さの2倍となる幅員を有する表面フィルム1及び裏面フィルム2を設け、横マチ成形材3と裏面フィルム2とを仮止めする工程と、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に配した横マチ成形材3の長さが二分されるように表面フィルム1ごと横マチ成形材3を切断する工程とを備え、
中仕切り形成手段200は、中仕切り部15の2倍の長さを有する中仕切り成形材4を設けると共に、該中仕切り成形材4を長手方向に沿って二つ折りした状態で裏面フィルム2に仮止めする工程と、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に配した中仕切り成形材4の長さが二分されるように表面フィルム1ごと横マチ成形材3を切断する工程とを備え、
底部形成手段300は、横マチ成形材3の各切断口3Aを開いてガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bを夫々折り返すと共に、
中仕切り成形材4の各切断口4Aを開いてガゼット袋10の底部に位置する中仕切り成形材4の底面部4Bを折り返し、横マチ成形材3と中仕切り成形材4との各底面部3B、4Bに1枚の底フィルム5を接着した後、折り返した各底面部3B、4Bを閉じる工程とを備え、
前記接合手段400は、表面フィルム1及び裏面フィルム2を角底部14が対向した2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断する工程を備えたことにある。
第2の手段は、前記底部形成手段300において、前記横マチ成形材3の長手中央部から二分された前記表面フィルム1の切断端部1Aを幅員端部方向へ開くことで前記横マチ成形材3の切断口3Aを開き前記ガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bを表出する工程と、前記中仕切り成形材4の長手中央部から二分された前記表面フィルム1の切断端部1Aを幅員端部方向へ開くことで前記中仕切り成形材4の切断口4Aを開き前記ガゼット袋10の底部に位置する中仕切り成形材4の底面部4Bを表出する工程とを備えた製造方法である。
第3の手段は、前記接合手段400において、前記裏面フィルム2の幅員両端から延長された延長部材2Aを折り返して前記一対のガゼット袋10の開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程を有し、各ガゼット袋10の開口部にヘッダー16及びフラップ17を設ける製造方法である。
第4の手段は、前記接合手段400において、前記表面フィルム1と前記裏面フィルム2との間に配した一対の接合フィルム7と一対の手提げ18とを前記一対のガゼット袋10の各開口部の位置に接合する工程を有し、各ガゼット袋10の開口部に手提げ18を設ける製造方法とする。
第5の手段は、前記接合手段400において、前記表面フィルム1と前記裏面フィルム2との間に配した一対の補強フィルム8を前記一対のガゼット袋10の各開口部の位置に接合し、該補強フィルム8を貫通する手提げ孔18Aを開穿する工程を有し、各ガゼット袋10の開口部に手提げ18を設ける製造方法にある。
第6の手段は、前記接合手段400にて、前記表面フィルム1と前記裏面フィルム2との間に配したチャック用帯体9を前記一対のガゼット袋10の各開口部の位置に接合する工程を有し、各ガゼット袋10の開口部に密封チャック19を設ける製造方法である。
第7の手段は、合成樹脂製の帯状フィルムを扁平なチューブ状に折たたんで横マチ部13を形成する横マチ成形材3と中仕切り部15を形成する中仕切り成形材4とを設け、表胴部11を形成する帯状の表面フィルム1と裏胴部12を形成する帯状の裏面フィルム2との間に長手方向に直交するように横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを配し、角底部14を形成する底フィルム5を底部に配し、横マチ成形材3、中仕切り成形材4及び底フィルム5を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、表面フィルム1及び裏面フィルム2をガゼット袋10の輪郭に沿って切断するように構成した合成樹脂製ガゼット袋の製造装置において、表面フィルム1及び裏面フィルム2を長手方向に沿って移動する送り機構20と、製造するガゼット袋10の横マチ部13の2倍の長さの横マチ成形材3と、中仕切り部15の2倍の長さの中仕切り成形材4とを切断し、これら横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上に設置する成形材配置機構30と、横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2上に仮接着する裏面加熱シール機構40と、横マチ成形材3と中仕切り成形材4との上に表面フィルム1を仮接着する表面加熱シール機構50と、横マチ成形材3と中仕切り成形材4との長手中央部から二分された表面フィルム1の切断端部を幅員方向へ開くことで横マチ成形材3の切断口3Aと中仕切り成形材4の切断口4Aとを開きガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bと中仕切り成形材4の切断口4Aとを夫々折り返す底部表出機構60と、横マチ成形材3の各底面部3Bと中仕切り成形材4の底面部4Bとに1枚の底フィルム5を接着すると共に、接着された底フィルム5ごと折り返した各底面部3B、4Bを閉じるように構成した閉じ具71を備えた底部シール機構70と、横マチ成形材3、中仕切り成形材4及び底フィルム5を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、表面フィルム1及び裏面フィルム2を角底部14が対向した2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断する接合機構80とを備えた製造装置とする。
第8の手段は、前記成形材配置機構30にて、裏面フィルム2の上方で所定長さの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを切断するカッター31と、所定長さの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2の上に設置する移動装置32とを備えた製造装置とする。
第9の手段において、前記底部表出機構60は、表面フィルム1の長手方向に沿って表面フィルム1ごと横マチ成形材3を二分するカッター61と、二分された表面フィルム1の切断端部1Aを開くと共に、該表面フィルム1に仮止めされた横マチ成形材3の切断口3Aと中仕切り成形材4の切断口4Aとを開口する拡開ローラー62と、横マチ成形材3の上に折り返すマチ成形材3の切断口3Aと中仕切り成形材4の切断口4Aとの側面に当ててガゼット袋10の底部に位置する底面部3Bを形成する折返し用板体63とを備えた製造装置とする。
第10の手段において、前記送り機構20は、前記表面フィルム1と裏面フィルム2とを長手方向に沿って水平移動する間に、斜め上方へ持ち上げ再び水平に戻す勾配部90を備え、前記底部表出機構60と前記底部シール機構70との一部は、該勾配部90に配置された製造装置である。
請求項1に記載の製造方法のごとく、横マチ形成手段100、底部形成手段300、接合手段400を備えたことにより、中仕切り部15付きのガゼット袋10の2個取りを実現することができた。
請求項2の底部形成手段300を備えたことによって、中仕切り部15付きのガゼット袋10を同時に成形加工することに成功した。この結果、中仕切り部15付きガゼット袋10の2個取りを合理的に行うことができるものである。
請求項3の接合手段400によると、ヘッダー16及びフラップ17を備えた中仕切り部15付きガゼット袋10を2個取りすることができる。
請求項4の接合手段400によると、手提げ18が付いた中仕切り部15付きのガゼット袋10を2個取りすることができる。
請求項5の接合手段400によると、手提げ孔18Aを備えた中仕切り部15付きガゼット袋10を2個取りすることができる。
請求項6の接合手段400によると、密封チャック19を備えた中仕切り部15付きガゼット袋10を2個取りすることができる。
請求項7に記載の製造装置のように、成形材配置機構30により、2倍の長さの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを切断しこれら横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上に設置することができる。また、底部表出機構60により、ガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bを夫々折り返すことができ、底部シール機構70により、横マチ成形材3の底面部3Bに底フィルム5を接着すると共に、接着された底フィルム5ごと折り返した底面部3Bを閉じることが可能になった。そして、接合機構80によって2個の中仕切り部15付きガゼット袋10を同時に製造することができるものである。
請求項8の成形材配置機構30によると、裏面フィルム2の上方で所定長さの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とが切断され、これら横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2の上に設置することができる。この結果、中仕切り付きのガゼット袋10を連続成形することが可能になった。また、従来のように帯状フィルムの搬送方向に対して横マチ成形材を横方向から搬送した場合のように、横マチ成形材が傾くなどの位置ずれは解消され2個取り用に形成された2倍の長さを有する横マチ成形材3でも、極めて正確な位置に設置することができる。この結果、従来のように裏面フィルム2の搬送速度を遅くしなくても横マチ成形材3の設置が可能になったので、ガゼット袋の製造効率を向上させることができる。
請求項9の底部表出機構60により、二分された表面フィルム1の切断端部1Aを開くと共に、該表面フィルム1に仮止めされた横マチ成形材3の切断口3Aと中仕切り成形材4の切断口4Aとを開口し、ガゼット袋10の底部に位置する底面部3Bを形成することができる。
請求項10のごとく、送り機構20の勾配部90によると、送り機構20による表面フィルム1等の搬送距離が長くなる場合でも、勾配部90を介することで、搬送距離を短縮することができる。また、この勾配部90は、重要な工程を確認する位置としても好適である。
本発明製造方法の一実施例を示す概略図。 本発明製造装置の一実施例を示す概略斜視図。 本発明製造装置の横マチ成形材配置機構を示す概略平面図。 本発明製造方法の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置の底部シール機構の一実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の一実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の底部シール機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の底部シール機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の底部シール機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の底部シール機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。
本発明によると、合成樹脂製の中仕切り付きガゼット袋を効率良く2個取りすることが可能で、しかも、フラップや把手等を2個のガゼット袋の開口部に同時に成形することが可能になるなどといった当初の目的を達成した。
本発明合成樹脂製ガゼット袋の材質は、例えば、ポリプロピレンフィルムにナイロンフィルムがラミネートされたフィルム材や、LDPEフィルム、HDPEフィルム、PETフィルム、アルミ蒸着フィルムなど任意の合成樹脂材を使用することが可能である。
本発明ガゼット袋10は合成樹脂材にて形成され、表胴部11、裏胴部12、横マチ部13、角底部14、中仕切り部15で構成される(図6、図8、図10、図12、図14参照)。
本発明製造方法は、特に、次の四つの手段を有するものである。すなわち、横マチ形成手段100、中仕切り形成手段200、底部形成手段300、接合手段400である(図1参照)。
横マチ形成手段100は、横マチ成形材3を裏面フィルム2上に設置してから横マチ成形材3を二分するまでの手段となる。すなわち、ガゼット袋10の表胴部11を形成する帯状の表面フィルム1と裏胴部12を形成する帯状の裏面フィルム2とが重なるように予め設置されている(図1参照)。一方、横マチ成形材3は、合成樹脂製の帯状フィルムが扁平なチューブ状に折たたまれたもので、ガゼット袋10の横マチ部13を形成するフィルム部材である。
本発明では、ガゼット袋10を2個取りするために、製造するガゼット袋10の横マチ部13の略2倍の長さを有する横マチ成形材3を設ける(図1、図4、図5、図7、図9、図11、図13参照)。同様に、表面フィルム1及び裏面フィルム2の幅員を、製造するガゼット袋10の高さの少なくとも2倍の幅員に形成している。そして、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に2倍の長さを有する横マチ成形材3を横向きに配置する(図1参照)。
この横マチ形成手段100では、まず横マチ成形材3を裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2上に載置する(図2参照)。次に、横マチ成形材3と裏面フィルム2とを仮止めする。そして、横マチ成形材3の上に表面フィルム1を配置した後、横マチ成形材3の長手中央部と表面フィルム1とが接着するように仮止めする。その後、横マチ成形材3の長さが二分されるように、横マチ成形材3の長手中央部から表面フィルム1ごと横マチ成形材3を切断する。図示例では、表面フィルム1及び横マチ成形材3を裏面フィルム2ごと二分している。また、裏面フィルム2を残して二分することも可能である。
中仕切り形成手段200は、横マチ形成手段100と同様に、中仕切り成形材4を裏面フィルム2上に設置してから横マチ成形材3を二分するまでの手段となる(図1参照)。この中仕切り成形材4は、合成樹脂製の帯状フィルムが長手方向に沿った二つ折り状に折たたまれたもので、ガゼット袋10の中仕切り部15を形成するフィルム部材である。
本発明では、ガゼット袋10を2個取りするために、製造するガゼット袋10の中仕切り部15の略2倍の長さを有する中仕切り成形材4を設ける(図1、図4、図5、図7、図9、図11、図13参照)。そして、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に2倍の長さを有する中仕切り成形材4を横向きに配置する(図1参照)。
図1では1個の中仕切り成形材4を配置しているが、2個の中仕切り成形材4を配置することができる(図4参照)。このように、中仕切り成形材4の数や位置、あるいは中仕切り成形材4の長さなどは任意に設定することができる。
この中仕切り形成手段200では、まず中仕切り成形材4を裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2上に載置する(図2参照)。次に、中仕切り成形材4と裏面フィルム2とを仮止めする。そして、中仕切り成形材4の上に表面フィルム1を配置した後、中仕切り成形材4の長手中央部と表面フィルム1とが接着するように仮止めする。その後、中仕切り成形材4の長さが二分されるように、中仕切り成形材4の長手中央部から表面フィルム1ごと中仕切り成形材4を切断する。
底部形成手段300は、ガゼット袋10の角底部14を形成する帯状の底フィルム5を底部の位置に配する手段である(図1参照)。まず、横マチ成形材3の各切断口3Aを開いてガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bを夫々折り返す(図4参照)。このとき、横マチ成形材3の長手中央部から二分された前記表面フィルム1の切断端部1Aを幅員端部方向へ開くことで、横マチ成形材3の切断口3Aを開き、ガゼット袋10の底部に位置する横マチ成形材3の底面部3Bを表出する。
続いて、中仕切り成形材4の各切断口4Aを開いてガゼット袋10の底部に位置する中仕切り成形材4の底面部4Bを夫々折り返す(図1参照)。このときも、中仕切り成形材4の長手中央部から二分された前記表面フィルム1の切断端部1Aを幅員端部方向へ開くことで、中仕切り成形材4の切断口4Aを開き、ガゼット袋10の底部に位置する中仕切り成形材4の底面部4Bを表出する。次に、各底面部3B、4Bに1枚の底フィルム5を接着する。最後に、折り返した底面部3B、4Bを底フィルム5ごと閉じる工程となる。
接合手段400は、表面フィルム1、裏面フィルム2、横マチ成形材3、中仕切り成形材4、底フィルム5を接合した後、ガゼット袋10の輪郭に沿って切断し、2個のガゼット袋10を同時に成形する手段である(図1参照)。このとき、中仕切り成形材4は、二つに重なった長手側縁に沿って表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合される。また、底フィルム5には、表面フィルム1、裏面フィルム2、横マチ成形材3、中仕切り成形材4の各底部が接合されるものである。そして、表面フィルム1及び裏面フィルム2をガゼット袋10の輪郭に沿って切断する。このとき、2個のガゼット袋10は角底部14が対向した状態になっている。この結果、ガゼット袋10の開口部は夫々外側に向いた状態で形成される。そのため、この接合手段400に多少変更を加えることで、ガゼット袋10の開口部に、ヘッダー16、フラップ17、手提げ18、密封チャック19などを必要に応じて設けることが可能になる。
図5乃至図8は、接合手段400において、一対のガゼット袋10の開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程を示している。すなわち、裏面フィルム2の幅員両端から延長された延長部材2Aを折り返して開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程である(図5、図7参照)。このような工程により成形されたガゼット袋10には、ヘッダー16とフラップ17が形成されるものである(図6、図8参照)。図示例では、フラップ17を折り込む際に、長尺状の粘着テープ17Aをフラップ17の内側に配している(図5、図7参照)。そして、表面フィルム1と裏面フィルム2とを切断して2個のガゼット袋10を形成する際に、フラップ17付のガゼット袋10が形成される(図6、図8参照)。尚、図5の如く、1個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に1個の中仕切り部15が形成される(図6参照)。また、図7のごとく、2個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に2個の中仕切り部15が形成される(図8参照)。
図9及び図10は、接合手段400において、一対のガゼット袋10の開口部の位置に手提げ18を形成する工程を示している。すなわち、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に一対の接合フィルム7を配すると共に、一対の手提げ18を配置し、開口部の位置に手提げ18を形成する工程である(図9参照)。図示例では、表面フィルム1と裏面フィルム2とが直接重合する面に一対の接合フィルム7を配し、該接合フィルム7と表面フィルム1および裏面フィルム2との間に手提げ18を介している。そして、この手提げ18を接合フィルム7と共に、表面フィルム1及び裏面フィルム2に溶着する。そして、前側面1と裏面フィルム2とを切断すると手提げ18付のガゼット袋10が形成される(図10参照)。
図11乃至図14は、接合手段400において、一対のガゼット袋10の開口部の位置に手提げ孔18Aを形成する工程を示している。図示例では、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に一対の補強フィルム7を配置して一対のガゼット袋10の開口部の位置に接合する(図11、図13参照)。更に、この補強フィルム7にて補強された部分の開口部の位置に手提げ孔18Aを開穿する工程である。そして、前側面1と裏面フィルム2とを切断すると、手提げ孔18Aを備えたガゼット袋10が形成される(図13、図14参照)。尚、図11の如く、1個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に1個の中仕切り部15が形成される(図12参照)。また、図13のごとく、2個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に2個の中仕切り部15が形成される(図14参照)。
図15及び図16は、ガゼット袋10に形成する中仕切り部15の向きを変更した状態を示している。例えば、図15は、ガゼット袋10に2個の中仕切り部15を形成した際に、向かって右向きにすると、横マチ部13とで仕切られたスペースSが狭くなってしまう。そのため、図16のように、中仕切り部15を向かって左向きにすることで、中仕切り部15にて仕切られたスペースSが広くなる。このように、中仕切り部15の位置を変更することにより、開封し易くスペースSからの取出しが容易になるものである。
次に、本発明の製造装置を説明する。本発明製造装置は、前記製造方法を実施する装置になっている。すなわち、合成樹脂製のガゼット袋10を2個取りする本発明装置の基本構成は、送り機構20、成形材配置機構30、裏面加熱シール機構40、表面加熱シール機構50、底部表出機構60、底部シール機構70、接合機構80を備えたものである(図2、図3参照)。
送り機構20は、表面フィルム1及び裏面フィルム2を長手方向に沿って移動する機構である(図2参照)。図示例では複数のローラー21を利用した送り機構20を示している。この送り機構20では、長手方向に沿って前記表面フィルム1や裏面フィルム2を水平移動する間に、斜め上方へ持ち上げ再び水平に戻す勾配部90を備えている。そして、後述する底部表出機構60と底部シール機構70との一部を、この勾配部90に配置したものである。
成形材配置機構30は、横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを裏面フィルム2の上に設置する機構である(図3参照)。図示の成形材配置機構30は、横マチ成形材3を配置するものと、中仕切り成形材4を配置するものと、二つの機構を使用している。
これらの成形材配置機構30は、裏面フィルム2の上方で、横マチ部13の2倍の長さの横マチ成形材3と、中仕切り部15の2倍の長さの中仕切り成形材4とを切断するカッター31を夫々備えている。一方のカッター31は、横マチ部13用のフィルム材を搬送する移動装置32で略筒状に折り畳んだ後に、所定長さに切断して横マチ成形材3を形成する。他方のカッター31は、中仕切り部15用のフィルム材を搬送する移動装置32で略筒状に折り畳んだ後に、所定長さに切断して中仕切り成形材4を形成する。
更に、これらの横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを、各把持具33にて把持した状態で駆動用ベルト34が移動すると、把持具33ごと横マチ成形材3や中仕切り成形材4が搬送レール35に沿って移動し、裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2の上に横マチ成形材3や中仕切り成形材4を載置するものである。図示例の把持具33は、吸引エアーにて横マチ成形材3を吸着する構成を示しているが、把持具33の構成は、他のカム方式など任意に変更することができる。
裏面加熱シール機構40は、裏面フィルム2上に横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを仮接着する機構である。図示例では、裏面フィルム2の下面側からシール用熱板41を当てて裏面フィルム2に対して横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを仮接着している(図2参照)。
表面加熱シール機構50は、横マチ成形材3と中仕切り成形材4との上に表面フィルム1を仮接着する機構である。図示例では、裏面フィルム2上に仮接着された横マチ成形材3と中仕切り成形材4との上に表面フィルム1を配した後で、表面フィルム1の上面側からシール用熱板51を当てて横マチ成形材3と中仕切り成形材4とのそれぞれ長手中央部と表面フィルム1とを仮接着している(図2参照)。
底部表出機構60は、横マチ成形材3と中仕切り成形材4との底面部3B、4Bを夫々折り返す機構である(図2参照)。この底部表出機構60には、表面フィルム1と裏面フィルム2との長手方向に沿って横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを二分するカッター61を設けている。そして、二分された表面フィルム1の切断端部1Aに接触する拡開ローラー62を配置し、この拡開ローラー62にて表面フィルム1の切断端部1Aを開く。そうすると、この表面フィルム1に仮止めされた横マチ成形材3の切断口3Aや中仕切り成形材4の切断口4Aも切断端部1Aと共に開口するものである(図1参照)。
更に、横マチ成形材3の切断口3A側面と、中仕切り成形材4の切断口4A側面とに当接する折返し用板体63を配置する(図1参照)。この折返し用板体63は、横マチ成形材3の切断口3Aを横マチ成形材3の上に折り返してガゼット袋10の底部に位置する底面部3Bを形成した後、中仕切り成形材4の切断口4Aを中仕切り成形材4の上に折り返してガゼット袋10の底部に位置する底面部4Bを形成する部材である。図示例の折返し用板体63は、拡開ローラー62にて広がった切断口3A、4Aを上下から挟み込む一対の板状を成した構成である。
底部表出機構60の折返し用板体63を配置した部分は、送り機構20の勾配部90に配置されている(図2参照)。このような傾斜した位置に底部表出機構60の一部を配置すると、表面フィルム1の切断端部1Aや横マチ成形材3の切断口3A及び中仕切り成形材4の切断口4Aの拡開が容易になり、拡開工程が確認し易くなる利点もある。
底部シール機構70は、拡開された横マチ成形材3と中仕切り成形材4との各底面部3B、4Bに1枚の底フィルム5を仮接着する機構である(図2参照)。図示例では、仮止用熱板72にて接着している。このとき、横マチ成形材3の切断口3Aや、中仕切り成形材4の切断口4Aが直線状になった部分に底フィルム5を接着するものである。更に、底部シール機構70には、閉じ具71が備えられている。この閉じ具71は、接着された底フィルム5ごと折り返した底面部3B、4Bを閉じるように構成されたものである(図1参照)。図示例では、略ハの字状を成す開口部を有する板状の閉じ具71を備えている。そして、表面フィルム1の折り返された切断端部1Aをこの略ハの字状を成した開口部に接触させることで、表面フィルム1と共に折り返された横マチ成形材3の切断口3Aや中仕切り成形材4の切断口4Aを底フィルム5ごと閉じるように構成している。
更に、この底部シール機構70の閉じ具71も、前記底部表出機構60と同様に、送り機構20の勾配部90に配置されている(図2参照)。このような傾斜した位置に閉じ具71を配置すると、折り返された切断端部1Aや切断口3A、4Aを容易に元に戻すことができ底部をシールする工程が確認し易くなる利点もある。
接合機構80は、表面フィルム1と裏面フィルム2を接合した後、切断することで、ガゼット袋10を2個取りする機構である(図2参照)。この接合機構80には、2個の縦シール用熱板81と1個の横シール用熱板82とが備えられている。そして、各縦シール用熱板81により、横マチ成形材3と中仕切り成形材4とを、表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、横シール用熱板82により、底フィルム5に、表面フィルム1、裏面フィルム2、横マチ成形材3、中仕切り成形材4の底部を接合する。更に、この接合と同時に又は接合後に、表面フィルム1及び裏面フィルム2を角底部14が対向した2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断すると、2個のガゼット袋10が同時に形成されるものである。
図5、図7に示す接合機構80は、ガゼット袋10の開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する機構である。すなわち、裏面フィルム2の幅員両端から延長された延長部材2Aを折り返して開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成するため、ヘッダー16の折り返し部分を溶着する補強用熱板83を配している。更に、この溶着されたヘッダー16に係止用孔16Aを開穿する加熱ピン84を配したものである。尚、図5の如く、1個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に1個の中仕切り部15が形成される(図6参照)。また、図7のごとく、2個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に2個の中仕切り部15が形成される(図8参照)。
図9に示す接合機構80には、表面フィルム1及び裏面フィルム2との間に一対の手提げ18を配置する手提げ装着装置85を配している。この手提げ装着装置85は、シートを切断して一対の手提げ18を形成し、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に配するものである。更に、一対の接合フィルム7を接合する補強用熱板83を配している。そして、表面フィルム1と裏面フィルム2とが直接重合する面に一対の接合フィルム7を配し該接合フィルム7との間に手提げ18を介して状態で、この手提げ18を接合フィルム7と共に、表面フィルム1及び裏面フィルム2に溶着する(図10参照)。
図11、図13に示す接合機構80は、ガゼット袋10の開口部の位置に手提げ孔18Aを形成する機構である。すなわち、補強用熱板83にて表面フィルム1と裏面フィルム2との間に配置した一対の補強フィルム8を溶着して、ガゼット袋10の開口部の位置を補強する。更に、この補強フィルム8にて補強された部分に、開口用熱板87にて手提げ孔18Aを開穿し、手提げ孔18Aを備えたガゼット袋10を形成する。尚、図11の如く、1個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に1個の中仕切り部15が形成される(図12参照)。また、図13のごとく、2個の中仕切り成形材4を配置すると、ガゼット袋10に2個の中仕切り部15が形成される(図14参照)。
尚、本発明装置の構成は図示に限定されるものではない。更に、本発明の要旨を変更しない範囲で自由な設計変更が可能である。
S スペース
1 表面フィルム
1A 切断端部
2 裏面フィルム
2A 延長部材
3 横マチ成形材
3A 切断口
3B 底面部
4 中仕切り成形材
5 底フィルム
6 手提げ片
7 接合フィルム
8 補強フィルム
9 チャック用帯体
10 ガゼット袋
11 表胴部
12 裏面部
13 横マチ部
14 角底部
15 中仕切り部
16 ヘッダー
17 フラップ
18 手提げ
18A 手提げ孔
19 密封チャック
20 送り機構
21 ローラー
30 成形材配置機構
31 送りローラー
32 カッター
33 把持具
34 駆動ベルト
35 移動レール
40 裏面加熱シール機構
41 シール用熱板
50 表面加熱シール機構
51 シール用熱板
60 底部表出機構
61 カッター
62 拡開ローラー
63 折返し用板体
70 底部シール機構
71 閉じ具
72 仮止用熱板
80 接合機構
81 縦シール用熱板
82 横シール用熱板
83 補強用熱板
84 加熱ピン
85 手提げ装着装置
86 チャック用熱板
87 開口用熱板
90 勾配部
100 横マチ形成手段
200 中仕切り形成手段
300 底部形成手段
400 接合手段

Claims (10)

  1. 合成樹脂製の帯状フィルムが扁平なチューブ状に折たたまれてガゼット袋の横マチ部を形成する横マチ成形材を設け、ガゼット袋の表胴部を形成する帯状の表面フィルムと裏胴部を形成する帯状の裏面フィルムとの長手方向の間に直交するように横マチ成形材を配する横マチ形成手段と、
    角底部の奥行きに沿って配置され角底部の仕上がり幅を分割せしめる中仕切り成形材を配する中仕切り形成手段と、
    ガゼット袋の角底部を形成する帯状の底フィルムを底部に配する底部形成手段と、
    横マチ成形材及び中仕切り成形材を表面フィルムと裏面フィルムとに接合し、表面フィルム及び裏面フィルムをガゼット袋の輪郭に沿って切断する接合手段とを有する合成樹脂製ガゼット袋の製造方法において、
    前記横マチ形成手段は、製造するガゼット袋の横マチ部の2倍の長さを有する横マチ成形材を設けると共に、該ガゼット袋の高さの2倍となる幅員を有する表面フィルム及び裏面フィルムを設け、横マチ成形材と裏面フィルムとを仮止めする工程と、表面フィルムと裏面フィルムとの間に配した横マチ成形材の長さが二分されるように表面フィルムごと横マチ成形材を切断する工程とを備え、
    中仕切り形成手段は、中仕切り部の2倍の長さを有する中仕切り成形材を設けると共に、該中仕切り成形材を長手方向に沿って二つ折りした状態で裏面フィルムに仮止めする工程と、表面フィルムと裏面フィルムとの間に配した中仕切り成形材の長さが二分されるように表面フィルムごと横マチ成形材を切断する工程とを備え、
    底部形成手段は、横マチ成形材の各切断口を開いてガゼット袋の底部に位置する横マチ成形材の底面部を夫々折り返すと共に、中仕切り成形材の各切断口を開いてガゼット袋の底部に位置する中仕切り成形材の底面部を折り返し、横マチ成形材と中仕切り成形材との各底面部に1枚の底フィルムを接着した後、折り返した各底面部を閉じる工程とを備え、
    前記接合手段は、表面フィルム及び裏面フィルムを角底部が対向した2個のガゼット袋の輪郭に沿って切断する工程を備えたことを特徴とする合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  2. 前記底部形成手段において、前記横マチ成形材の長手中央部から二分された前記表面フィルムの切断端部を幅員端部方向へ開くことで前記横マチ成形材の切断口を開き前記ガゼット袋の底部に位置する横マチ成形材の底面部を表出する工程と、前記中仕切り成形材の長手中央部から二分された前記表面フィルムの切断端部を幅員端部方向へ開くことで前記中仕切り成形材の切断口を開き前記ガゼット袋の底部に位置する中仕切り成形材の底面部を表出する工程とを備えた請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  3. 前記接合手段において、前記裏面フィルムの幅員両端から延長された延長部材を折り返して前記一対のガゼット袋の開口部の位置にヘッダー及びフラップを形成する工程を有し、各ガゼット袋の開口部にヘッダー及びフラップを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  4. 前記接合手段において、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に配した一対の接合フィルムと一対の手提げとを前記一対のガゼット袋の各開口部の位置に接合する工程を有し、各ガゼット袋の開口部に手提げを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  5. 前記接合手段において、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に配した一対の補強フィルムを前記一対のガゼット袋の各開口部の位置に接合し、該補強フィルムを貫通する手提げ孔を開穿する工程を有し、各ガゼット袋の開口部に手提げを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  6. 前記接合手段にて、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に配したチャック用帯体を前記一対のガゼット袋の各開口部の位置に接合する工程を有し、各ガゼット袋の開口部に密封チャックを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  7. 合成樹脂製の帯状フィルムを扁平なチューブ状に折たたんで横マチ部を形成する横マチ成形材と中仕切り部を形成する中仕切り成形材とを設け、表胴部を形成する帯状の表面フィルムと裏胴部を形成する帯状の裏面フィルムとの間に長手方向に直交するように横マチ成形材と中仕切り成形材とを配し、角底部を形成する底フィルムを底部に配し、横マチ成形材、中仕切り成形材及び底フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとに接合し、表面フィルム及び裏面フィルムをガゼット袋の輪郭に沿って切断するように構成した合成樹脂製ガゼット袋の製造装置において、表面フィルム及び裏面フィルムを長手方向に沿って移動する送り機構と、製造するガゼット袋の横マチ部の2倍の長さの横マチ成形材と、中仕切り部の2倍の長さの中仕切り成形材とを切断し、これら横マチ成形材と中仕切り成形材とを裏面フィルムの上に設置する成形材配置機構と、横マチ成形材と中仕切り成形材とを裏面フィルム上に仮接着する裏面加熱シール機構と、横マチ成形材と中仕切り成形材との上に表面フィルムを仮接着する表面加熱シール機構と、横マチ成形材と中仕切り成形材との長手中央部から二分された表面フィルムの切断端部を幅員方向へ開くことで横マチ成形材の切断口と中仕切り成形材の切断口とを開きガゼット袋の底部に位置する横マチ成形材の底面部と中仕切り成形材の切断口とを夫々折り返す底部表出機構と、横マチ成形材の各底面部と中仕切り成形材の底面部とに1枚の底フィルムを接着すると共に、接着された底フィルムごと折り返した各底面部を閉じるように構成した閉じ具を備えた底部シール機構と、横マチ成形材、中仕切り成形材及び底フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとに接合し、表面フィルム及び裏面フィルムを角底部が対向した2個のガゼット袋の輪郭に沿って切断する接合機構とを備えたことを特徴とする合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
  8. 前記成形材配置機構にて、裏面フィルムの上方で所定長さの横マチ成形材と中仕切り成形材とを切断するカッターと、所定長さの横マチ成形材と中仕切り成形材とを裏面フィルムの上方から裏面フィルムの上に設置する移動装置とを備えた請求項7記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
  9. 前記底部表出機構は、表面フィルムの長手方向に沿って表面フィルムごと横マチ成形材を二分するカッターと、二分された表面フィルムの切断端部を開くと共に、該表面フィルムに仮止めされた横マチ成形材の切断口と中仕切り成形材の切断口とを開口する拡開ローラーと、横マチ成形材の上に折り返すマチ成形材の切断口と中仕切り成形材の切断口との側面に当ててガゼット袋の底部に位置する底面部を形成する折返し用板体とを備えた請求項7記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
  10. 前記送り機構は、前記表面フィルムと裏面フィルムとを長手方向に沿って水平移動する間に、斜め上方へ持ち上げ再び水平に戻す勾配部を備え、前記底部表出機構と前記底部シール機構との一部は、該勾配部に配置された請求項7記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
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