JP5513174B2 - ギアードモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに遊星歯車減速機構を組込んだギアードモータに関するものである。
一般にギアードモータは、モータと減速機構が直列に接続される構造であり、更に減速機構の出力軸から、その先の出力機構に伝達される構造である。各種の電磁式回転型モータは、効率の面から数千rpmで回転することが多い。その場合の出力は高回転低トルクであり、装置出力としては向かない。そこで減速機を用いて低回転高トルクに変換することが一般に行なわれる。
また一般に、装置出力は数10〜数100rpmのものが要求され、その結果、数10〜数100の減速比が求められることが多い。一方、従来の遊星歯車を用いたギアードモータは、モータ軸を高速回転させ、モータに対し、直列に連結された遊星歯車ギアヘッドにより、低回転、高トルクに変換されるのがほとんどであった。このため、モータ部に遊星歯車部を足した長さが全長となり、軸方向に長くなってしまう欠点があった。
近年、あらゆる装置で小型化要求は強く、これを改善するために、ロータ部に空隙を設け、遊星歯車機構を一体化した物として、中心から、太陽歯車、遊星歯車、固定内歯車およびその取付け部材、ロータ部、隙間、ステータ部が配置された構造のものがある(特許文献1)。しかしながら構造が複雑で、また歯車の良好な噛み合い及び円滑な運動の伝達のためには、各部を変形の無い堅牢な構造にすることが必要であり、1段で対応した場合においても小型化には限界がある。
また普通遊星歯車減速機の減速比は、1+(固定内歯車歯数/太陽歯車歯数)で計算される。太陽歯車の歯数を小さくすることは切り下げ発生等の面からも限界がある。大きな減速比を得たい場合には、固定内歯車の歯数を多くせざるを得ない。一例として、減速比10を取る場合を考えると太陽歯車歯数9、遊星歯車歯数36、固定内歯車歯数81となり、歯数が多く装置の大型化は避けられない。このような理由から、遊星歯車の1段あたりの減速比は、実用上は7以下がほとんどであり、高減速比を得たい場合には、多段としなくてはならない。
また別のギアードモータとして、中心部より、出力軸、隙間、遊星歯車、固定内歯車もしくは出力内歯車、隙間、ロータ部、隙間、ステータ部を配置したものもある(特許文献2)。
しかしながら、最大の問題は、2個の内歯車で構成されているため、構造も部品形状も複雑で小型化には限界があった。
また2段遊星歯車の内側に固定平歯車と出力平歯車を配置し、ギアードモータ化したものもある(特許文献3)。しかしながら、これはカップ状ロータに連結された高速回転軸と出力回転軸は同一直線上に配置されるため、軸方向に長くなるという欠点がある。
特開2005−80364 特開2008−45740 特開2003−299310
本発明は上記問題を改善し、先に本願発明者が提案した遊星歯車減速機構(特願2008−228234)をモータのロータ内に組込むことにより、構造が簡単で小型化でき、10以上の減速比が得られると共に、大きなトルクが得られ、特にマイクロマシンなどの分野で広く利用することができるギアードモータを提供するものである。
本発明の請求項1記載のギアードモータは、ロータの周囲にステータを配置して1個のケース内に設けたモータの、前記ロータの中心部に遊星歯車減速機構を設け、この遊星歯車減速機構は、モジュールm1、歯数Z1の固定側遊星歯車と、モジュールm2、歯数Z2の出力側遊星歯車との、モジュールと歯数、または上下の歯の角度位相の少なくともいずれかが異なる歯車を一体に形成した2段遊星歯車を、間隔をおいて配置した2個の入力側キャリアの間に回転自在に支持し、この2個の入力側キャリアの間の回転軸中心に、モジュールm1、歯数Z3の平歯車で形成され、ステータを構成する回転不能な固定歯車と、これと同軸上に、前記ケース外に先端が突出したロータ出力軸を設け、ここにモジュールm2、歯数Z4の平歯車で形成された回転可能な出力歯車を設け、前記2段遊星歯車の固定側遊星歯車を固定歯車の外周に噛合させると共に、2段遊星歯車の出力側遊星歯車を、出力歯車の外周に噛合させて、固定歯車と出力歯車の外周を2段遊星歯車が自転・公転運動するように取付け、且つ、Z2=Z1+α、Z4=Z3+β(但しα、βは、0及び負の数を含む整数、且つαまたはβの少なくとも一方は0でないものとする)とした場合にα・β≧0に設定されていると共に、以下の関係が成立していることを特徴とするものである。
(1)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと同じ向きに回る場合
β・Z1>α・Z3であって、
Z1+10α>0、且つ、Z3≧9β・Z1/(Z1+10α)
またはZ1+10α<0、且つ、Z3≦9β・Z1/(Z1+10α)
(2)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと逆向きに回る場合
β・Z1<α・Z3であって、
10α−Z1>0、且つ、Z3≦11β・Z1/(10α−Z1)
または10α−Z1<0、且つ、Z3≧11β・Z1/(10α−Z1)
本発明の請求項2記載のギアードモータは、請求項1において、α・β=1、且つ|Z3−Z1|=1としたことを特徴とするものである。
本発明の請求項記載のギアードモータは、請求項1において、ロータに設けた永久磁石部または磁性金属を分離若しくは部分的に削除し、できた径方向の隙間に2段遊星歯車を配置したことを特徴とするものである。
本発明の請求項記載のギアードモータは、固定側アームに接続した一方のケースにステータを接続し、出力側アームに接続した他方のケースにロータを接続したモ−タの、前記ロータの中心部に遊星歯車減速機構を設け、この遊星歯車減速機構は、モジュールm1、歯数Z1の固定側遊星歯車と、モジュールm2、歯数Z2の出力側遊星歯車との、モジュールと歯数、または上下の歯の角度位相の少なくともいずれかが異なる歯車を一体に形成した2段遊星歯車を、間隔をおいて配置した2個の入力側キャリアの間に回転自在に支持し、この2個の入力側キャリアの間の回転軸中心に、一方のケースの内側に固定されたモジュールm1、歯数Z3の平歯車で形成された回転不能な固定歯車を一体に設けられ、これと同軸上に前記他方のケースの内側にモジュールm2、歯数Z4の平歯車で形成され回転可能な出力歯車が一体に設け、この出力歯車を固定歯車に回転可能に連結する回転軸を設けて、前記2段遊星歯車の固定側遊星歯車を固定歯車の外周に噛合させると共に、2段遊星歯車の出力側遊星歯車を、出力歯車の外周に噛合させ、固定歯車と出力歯車の外周を2段遊星歯車が自転・公転運動するように取付け、前記出力側アームに接続した他方のケースを回転させてロボットの関節として動作し、且つ、Z2=Z1+α、Z4=Z3+β(但しα、βは、0及び負の数を含む整数、且つαまたはβの少なくとも一方は0でないものとする)とした場合にα・β≧0に設定されていると共に、以下の関係が成立していることを特徴とするものである。
(1)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと同じ向きに回る場合
β・Z1>α・Z3であって、
Z1+10α>0、且つ、Z3≧9β・Z1/(Z1+10α
またはZ1+10α<0、且つ、Z3≦9β・Z1/(Z1+10α)
(2)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと逆向きに回る場合
β・Z1<α・Z3であって、
10α−Z1>0、且つ、Z3≦11β・Z1/(10α−Z1
または10α−Z1<0、且つ、Z3≧11β・Z1/(10α−Z1)
本発明に係る請求項1記載のギアードモータによれば、ロータの中心部に遊星歯車減速機構を設け、この遊星歯車減速機構は、モータに内蔵されるため大幅に小型軽量化されると共に、部品点数も削減され、しかも10以上の大きな減速比が得られると共に、大きなトルクが得られ、特にマイクロマシンなどの分野で広く利用することができる。
また請求項2記載のギアードモータによれば、α・β=1、且つ|Z3−Z1|=1の関係に規定することにより、少ない歯数で大きな減速比が1段で得られる。
また請求項記載のギアードモータによれば、ロータに設けた永久磁石部または磁性金属を分離若しくは部分的に削除し、できた径方向の隙間に2段遊星歯車を配置することにより、ロータの小型化を図ることができる。
また請求項記載のギアードモータによれば、ステータを収納するケースと固定歯車とが一体に形成され、ロータを収納するケースと出力歯車とが一体に形成され、ロボットの関節として動作するので、搬送ロボットなどトルクの大きな小型のロボットの構成部品に好適である。
以下、図面を参照して説明する。図1はインダクションモータに適用した場合を示すもので、ロータ1の外周にステータ2を設け、ロータ1の内側の中空部に遊星歯車減速機構3が組込まれている。ロータ1は、積層された珪素鋼板4を組込んだ円筒状のアルミダイキャストなどで構成されている。ステータ2は中空円筒状のケース5の内壁面に沿って複数のスロット6が取付けられ、ここにコイル7が巻回され、ケース上部にはカバー8が取付けられている。またケース5の内側底面にはロータ受け板9が取付けられ、またカバー8の内側には軸受けブラケット10が取付けられ、この間にロータ1が回転自在に支持されている。
中空円筒状のロータ1の上面は、上部キャリア12Aを兼用し、下面は下部キャリア12Bを兼用している。これら入力側キャリアとなる上下部キャリア12A、12Bには同一円周上に等間隔に複数個の軸受14が取付けられ、ここに2段遊星歯車15が回転自在に支持されている。2段遊星歯車15は、固定側遊星歯車16Aと出力側遊星歯車16Bの2段の歯車部が亜鉛ダイキャストなどで一体に形成されている。また前記2段遊星歯車15は、歯型の角度位置関係は常に一定である。
また下部キャリア12Bの回転軸中心には、2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aと噛合する固定歯車18が設けられ、これは前記ロータ受け板9に接続されている。またこの固定歯車18の上部に凹部が形成され、ここに軸受20で支持された出力軸21が設けられ、この先端はケース上部のカバー8に形成した貫通孔22から外部に突出している。また出力軸21の下部側外周には、前記2段遊星歯車15の出力側遊星歯車16Bと噛合する出力歯車19が一体に形成されている。
また前記2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aはモジュールm1、歯数Z1の歯車で形成され、出力側遊星歯車16Bはモジュールm2、歯数Z2の歯車で形成されている。また回転不能な固定歯車18はモジュールm1、歯数Z3の平歯車で形成され、出力歯車19はモジュールm2、歯数Z4の平歯車で形成され、下記のような関係となっている。
. モジュール 歯数
固定側遊星歯車16A m1 Z1
(固定歯車噛み合い部)
出力側遊星歯車16B m2 Z2
(出力歯車噛み合い部)
固定歯車18 m1 Z3
出力歯車19 m2 Z4
次に上記構成をなすギアードモータの動作について説明する。3相交流電流がコイル7に通電されると、コイル7の各部は異なった位相の電流が流れて、電圧、電流ともに時間とともに変動する。この結果、磁界が回転しているような状態になり、対向しているロータ1の磁性金属である珪素鋼板4に誘導電流が発生する。更に誘導電流と磁界の作用により、力が発生してロータ1が高速回転する。ロータ1には上部キャリア12Aと下部キャリア12Bが一体に形成されているので同期した高速回転を行う。この回転する上部キャリア12Aと下部キャリア12Bには、複数個の2段遊星歯車15が同一円周上に取付けられ、2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aは、太陽歯車となる固定歯車18と噛み合いながらこの周囲を自転・公転運動する。この結果、自転・公転運動を行なう2段遊星歯車15の出力側遊星歯車16Bは、これと噛合する出力歯車19を回転させ、これに一体に形成された出力軸21が減速して回転する。
ここで大きな減速比を得るための歯数Z1、Z2、Z3、Z4の関係について説明する。
2段遊星歯車15の固定側遊星歯車(モジュールm1、歯数Z1)16Aは、内側の平歯車で形成された固定歯車(モジュールm1、歯数Z3)18と噛合している。また、出力側遊星歯車(モジュールm2、歯数Z2)16Bは、この内側の平歯車で形成された回転可能な出力歯車(モジュールm2、歯数Z4)19と噛合している。ロータ1に同期して2段遊星歯車15は公転運動を行うが、この回転数を入力とし、出力歯車19の回転数を出力にすれば、減速比は、以下で与えられる。
減速比=Z4/[ Z4−{(Z2・Z3)/Z1}] ……(1)式
ここで、Z2=Z1+α、Z4=Z3+βとすれば、次のように変形される。
減速比={Z1・(Z3+β)}/{β・Z1−α・Z3}……(2)式
ここで、(2)式の分母が小さな値をとれば、減速比は非常に大きな値を採ることが可能である。ここでα、βは、0及び負の数を含む整数で、且つαまたはβの少なくとも一方は0でないものとすると、α、βの一方が正の数で他方が負の数である場合以外、即ちα・β≧0の関係で分母の絶対値が小になって減速比が大きくなる。
m1・(Z1+Z3)≒m2・(Z2+Z4)のようにモジュールを設定すれば、小さな歯数でも良好な噛み合いを得られる。この結果、この大きな減速比が1段で、しかも少ない歯数で得ることができる。
10以上の減速比を取りたい場合には、(2)式でマイナスになるのは、入力方向と出力方向が、反対のときであるから、以下のようになる。
(I)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと同じ向きに回る場合
{Z1・(Z3+β)}/{β・Z1−α・Z3}≧10……(3)式
(3)式から次の関係が得られる。
β・Z1>α・Z3であって、
Z1+10α>0、且つ、Z3≧9β・Z1/(Z1+10α)……(4)式
またはZ1+10α<0、且つ、Z3≦9β・Z1/(Z1+10α)……(5)式
(II)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと逆向きに回る場合
{Z1・(Z3+β)}/{β・Z1−α・Z3}≦−10……(6)式
(6)式から次の関係が得られる。
β・Z1<α・Z3であって、
10α−Z1>0、且つ、Z3≦11β・Z1/(10α−Z1)……(7)式
または10α−Z1<0、且つ、Z3≧11β・Z1/(10α−Z1)……(8)式
以上の結果をまとめることにより、請求項1が導かれ、インダクションモータやブラシレスモータでは、外部からの電磁力を受け、回転力を発生させるロータ1を中空形状とし、その空間部に遊星歯車減速機構3を組込むことにより、内歯車を不要として、小型で減速比が10以上のギアードモータを得ることができる。
また前記(2)式の分母が0の場合は、減速比は無限大すなわち出力歯車は停止状態で機能しない。分母は端数をとれないことから、分母の採り得る最も0に近い数は、1かー1である。これを成り立たせる解の1つが、αとβはともに1かともに−1で、即ち、α・β=1 で且つ|Z3−Z1|=1である。この場合の減速比は、±Z4・Z1であり、少ない歯数でも大きな減速比を効果的に得られる。非常に小さなロータに適用する場合に有効である。また|Z3−Z1|=1を成り立たせるためには、固定歯車18は平歯車でなければならない。
また設定する減速比によっては、Z2=Z1 、且つ| Z4−Z3 |=1 とし、遊星歯車個数をp個とし、遊星歯車の歯1枚分の角度位相を360°としたとき、360°/pずつ位相角度のずれたp種類の2段遊星歯車を用いる。例えば1周X分割されたターンテーブルの駆動源に使用するギアードモータの場合、Z1 =Z2、Z3=X±1 、Z4=X、遊星歯車個数をp個とする。
2段遊星歯車の個数が4個の場合には、次のようになる。
. 2段遊星歯車の上下の歯の角度位相差
2段遊星歯車A 0°
2段遊星歯車B 90°
2段遊星歯車C 180°
2段遊星歯車D 270°
ここで、m1=m2で転位係数も同じ場合、3個の2段遊星歯車B〜Dは、上下の角度位相差が異なる2段遊星歯車となるが、2段遊星歯車Aだけが上下の角度位相差が0°で、外見上ストレートな1段平歯車となる。この場合は、出力歯車歯数Z4がそのまま減速比になり、あらゆる整数の減速比を設定できる。
図2および図3は、センサレスブラシレスモータに適用した場合の本発明の他の実施形態を示すものでロータ1の外周にステータ2を設け、ロータ1の内側に遊星歯車減速機構3が組込まれている。ステータ2はケース5の内側に複数個のスロット6が形成されここにコイル7が巻回されている。またロータ1は上下部キャリア12A、キャリア12Bの間に図3に示すように間隔をおいて複数個の永久磁石23が取付けられ、これら永久磁石23の間にそれぞれ2段遊星歯車15が取付けられている。
この2段遊星歯車15は、固定側遊星歯車16Aと出力側遊星歯車16Bの2段の歯車部が一体に形成されている。またケース5の内側には固定歯車18が接続され、ここを貫通して出力軸21が突設されている。この出力軸21の下部は、下部キャリア12Bの中心に回転自在に支持されている。2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aは前記固定歯車18に噛合し、また出力側遊星歯車16Bは、出力軸21の中間に形成した出力歯車19に噛合している。
次に上記構成をなすギアードモータの動作について説明する。図示しない制御基板によって永久磁石23の位置が検出されると、その結果に基づき通電すべきスロット6が決定されコイル7に電流が流れる。スロット6が励磁されると、ロータ1の永久磁石23は引力もしくは反力を受けて回転し、上部キャリア12Aと下部キャリア12Bに取付けられれた2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aは、太陽歯車となる固定歯車18と噛み合いながら自転・公転運動を行う。この結果、自転・公転運動を行なう2段遊星歯車15の出力側遊星歯車16Bは、これと噛合する出力歯車19を回転させ、これに一体に形成された出力軸21が減速して回転する。図4はリング状の永久磁石23を部分的に削除したもので、他の構成は図3と同様である。このギアードモータは、部品点数が削減され、組立が容易である上、永久磁石23はリング状に形成されているので強度が高く、高速回転に対応することができる。
図5ないし図7は扁平型センサレスブラシレスモータに適用した場合の本発明の他の実施形態を示すものである。ロータ1の下方にステータ2を設け、ロータ1の内側の中空部に遊星歯車減速機構3が組込まれている。ステータ2はカバー8の内側の、ロータ1の下方に複数のスロット6を設けてここにコイル7を巻回したもので、厚さ方向には余裕があり、径方向を小さくしたい場合に好適な構造である。なおロータ1の構造は図2と同様である。
図8はブラシ付DCモータに適用した場合の本発明の他の実施形態を示すものである。ロータ1は、中空形状のコンミテータ24の下部に鉄製のコアを有しない偏平コイル7が取付けられて形成されている。コンミテータ24の中空部には上部キャリア12Aと下部キャリア12Bが設けられ、ここに複数個の2段遊星歯車15が等間隔に回転自在に取付けられている。リング状の固定歯車18はケース5に接合され、コンミテータ24内に挿入されている。
また固定歯車18の内側を、出力歯車19を中間に形成した出力軸21が貫通して回転自在に支持されている。2段遊星歯車15の固定側遊星歯車16Aは前記固定歯車18に噛合し、また出力側遊星歯車16Bは、出力軸21の中間に形成した出力歯車19に噛合している。更にケース5の内側には、扁平コイル7に対向して永久磁石23が取付けられ、ケース5がヨークも兼ねている。またケース5にはブラシホルダ25が取付けられ、ここにブラシ26が図示しないバネで弾性的に支持され、コンミテータ24の外周に摺接するようになっている。
次に動作について説明する。ブラシ26に電流を流すと、コンミテータ24を介して該当する位置の偏平コイル7に通電され、この結果生じる電磁力と、永久磁石23の電磁力が作用してロータ1が高速回転する。コンミテータ24が回転することにより、固定歯車18の周囲を2段遊星歯車15が自転・公転し、出力歯車19が回転して減速された回転力が出力軸21から出力される。
図9はブラシ付きDCモータのコンミテータ24の内側に遊星歯車減速機構3を組込んだギアードモータを示すものである。ステータ2は、ケース5の内側に永久磁石23を取付け、カバー8に円筒状のブラシホルダ25が取付けられ、この側面に、バネ27を介してブラシ26が弾性的に支持されていると共に、ケース5の底部中央に、円筒状の固定歯車18が接続されて構成されている。またロータ1は、コア28の内側に内接型コンミテータ24が設けられ、更にコア28の内側下部に遊星歯車減速機構3が取付けられている。
この遊星歯車減速機構3は、上部キャリア12Aと下部キャリア12Bとの間に複数個の2段遊星歯車15が回転自在に取付けられ、固定側遊星歯車16Aは前記固定歯車18に噛合し、また出力側遊星歯車16Bは、出力軸21の中間に形成した出力歯車19に噛合している。また上部キャリア12Aの中央部は上方に突出し、ブラシホルダ25に取付けた軸受20で回転自在に支持されている。なお動作は、ロータ1の回転により、これと一体に遊星歯車減速機構3の上下部キャリア12A、12Bが固定歯車18を太陽歯車として、2段遊星歯車15がこの周りを自転・公転運動し、出力歯車19が回転して出力軸21から減速されて出力する。
図10はセンサレスブラシレスモータを用いてロボットアームの関節として用いるギアードモータである。固定側アーム31の先端にケース5Aが一体に形成され、このケース5Aの中心に固定歯車18が取付けられている。またロータ1はリング32の内側に複数個のスロット6が形成され、ここにコイル7が巻回されている。このリング32をケース5A内に装着してステータ2が形成されている。リング状の4極の永久磁石23の上下に上部キャリア12Aと下部キャリア12Bが一体に接続され、上下部キャリア12A、12Bに開孔した4個の取付孔33に4個の2段遊星歯車15が回転自在に支持されている。これら2段遊星歯車15は、図11に示すように固定側遊星歯車16Aと出力側遊星歯車16Bの角度位相差が90°ずつずれた4種類4個である。また出力側アーム34の先端にケース5Bが一体に形成され、このケース5Bの中心に出力歯車19が設けられ、この中心に回転軸36が取付けられている。この回転軸36を軸受20に貫通させて、その下端を固定歯車18に挿着して抜け止めのピン35で連結してケース5Bを回転自在に支持している
上記構成のギアードモータは、ロボットの関節として用いた場合、大きな減速比が得られることから、大きな回転トルクに変換でき、重量物の搬送などに好適である。
(実施例1)
図1に示すインダクションモータを用いたギアードモータにおいて、ロータ1内に設けた遊星歯車減速機構3は、3個の2段遊星歯車15がピッチ角度120°等分となるように取付けられている。各歯車のモジュール、歯数、転位係数は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 1.069 Z1 13 +0.07
出力側遊星歯車 m2 1 Z2 14 0
固定歯車 m1 1.069 Z3 16 −0.07
出力歯車 m2 1 Z4 17 0

2段遊星歯車15の自転数は、16/13回転である。従って、出力歯車19に噛み合うべき歯数は、次式の通りである。
14×16≒ 17.231
しかし出力歯車19の歯数は、17しか無いので、その差0.231枚分だけ出力歯車19は、公転方向と逆向きに回転する。この時の回転数は、0.231/17≒0.0136である。これがロータ1の入力1回転に対する出力で、減速比は逆数の約73.7となる。
この場合、2段遊星歯車15の歯先は、公転軸を中心とする直径45mm前後の円軌跡を描く。このため、それ程大きなロータ径でなくても、収納可能である。このようにギアードモータの遊星歯車減速機構3は、少ない歯数の歯車の組み合わせにもかかわらず、大きな減速比を得ることができる。
(実施例2)
実施例1と同様に図1に示すインダクションモータに適用させたギアードモータにおいて、遊星歯車減速機構3の2段遊星歯車15を5個とし、各歯車のモジュール、歯数、転位係数は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 0.5 Z1 8 +0.42
出力側遊星歯車 m2 0.4 Z2 11 +0.3
固定歯車 m1 0.5 Z3 15 −0.05
出力歯車 m2 0.4 Z4 20 +0.016
ここで、固定歯車18と出力歯車19の歯数は、ともに5の倍数であるので、2段遊星歯車15は1種類ですむ。2段遊星歯車15が5個で、大きなトルクの伝達が可能になって、減速比は、−32であった。
(実施例3)
図2よび図3に示すセンサレスブラシレスモータを用いたギアードモータにおいて、2段遊星歯車15を4個用い、永久磁石23を間隔をおいて4個配置し、この間に2段遊星歯車15を配置した。上下部キャリア12A、12Bは含油焼結合金で作られ軸受も兼用している。各歯車のモジュール、歯数、転位係数は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 0.534 Z1 14 0
出力側遊星歯車 m2 0.5 Z2 15 0
固定歯車 m1 0.534 Z3 15 0
出力歯車 m2 0.5 Z4 16 0
減速比は、−244となった。
(実施例4)
図2よび図3に示すセンサレスブラシレスモータを用いたギアードモータにおいて、31分割されたターンテーブルの駆動源として用いた例を示す。2段遊星歯車15は4個用い、その際に、歯1枚分の角度位相を360°としたとき、
上下の歯が90°ずつ位相角度のずれた例えば図11に示すように4種類のものを用いた。ここで1個の2段遊星歯車15は角度位相が0°で実際にはストレート形状の1段平歯車である。各歯車の数値は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 1 Z1 15 0
出力側遊星歯車 m2 1 Z2 15 0
固定歯車 m1 1 Z3 32 −0.24
出力歯車 m2 1 Z4 31 +0.26
Z1=Z2であるが、構造も動作も基本的には、実施例3と同じである。2段遊星歯車15が、固定歯車18の周囲を1公転することにより、32枚分のカミアイが生じる。しかし固定歯車18の歯数Z4は31であるので、1枚分だけ、公転方向と逆向きに固定歯車18が回転する。すなわち、ロータが1回転するたびに、ターンテーブルは、31分割された隣の位置に移動していくことになる。
(実施例5)
図8に示すブラシ付きDCモータのコンミテータの空間部内に組込んだギアードモータにおいて、亜鉛ダイキャスト製の2段遊星歯車15を3個等間隔に配置し、含油焼結合金製の上部キャリア12Aと下部キャリア12Bの間に取付けた。コンミテータ24の外径は25mmで、コンミテータ24に、鉄製のコアを有しない偏平コイル7が巻回され、フェノール樹脂でモールドされている。ここで、各歯車の数値は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 0.45 Z1 10 +0.24
出力側遊星歯車 m2 0.4 Z2 11 +0.18
固定歯車 m1 0.45 Z3 21 −0.023
出力歯車 m2 0.4 Z4 24 −0.2295
減速比は約−26.7であった。
(実施例6)
図9に示す、コア28の内側に内接型コンミテータ24を設け、この内側にブラシ26を設けると共に、内接型コンミテータ24の下方に遊星歯車減速機構3を設けたブラシ付きDCモータのコンミテータの空間部内に組込んだギアードモータにおいて、遊星歯車減速機構3の構成部品をいずれもガラス質金属の成形加工したものを用いた。2段遊星歯車15は3個配置し、コア28は軟磁性粉末の成形体で作られている。ここで、各歯車の数値は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 0.111 Z1 10 +0.24
出力側遊星歯車 m2 0.1 Z2 11 +0.18
固定歯車 m1 0.111 Z3 27 −0.24
出力歯車 m2 0.1 Z4 30 −0.18
2段遊星歯車15の公転1回転に伴う自転数は、27/10=2.7回転である。出力歯車19の噛み合うべき歯数は、これに11枚を乗じた29.7である。しかしながら出力歯車19の歯数Z4は、これより僅かに多い30に設定してあるので、その差分の0.3枚分、公転方向と同じ向きにずれる。この結果、回転数は、0.3/30回転であり、減速比はその逆数の100となった。
(実施例7)
図10に示す、ロボットアームの関節として動作するギアードモータにおいて、2段遊星歯車15はポリアセタールの射出成形品で、角度位相差が90°ずつずれた4種類4個を配置し、含油焼結合金で形成された上下部キャリア12A、12Bの間に等間隔に取付けられている。また固定側アーム31とケース5A、および出力アーム33とケース5Bはともに亜鉛ダイキャストで一体に成形されている。ここで、各歯車の数値は以下の通りである。
. モジュール 歯数 転位係数
固定側遊星歯車 m1 0.534 Z114 0
出力側遊星歯車 m2 0.5 Z2 15 0
固定歯車 m1 0.534 Z3 15 0
出力歯車 m2 0.5 Z4 16 0
減速比は−224となり、大きなトルクが得られた。
本発明の実施の一形態によるインダクションモータを組込んだギアードモータの縦断面図である。 本発明の他の実施の形態によるセンサレスブラシレスモータを組込んだギアードモータの縦断面図である。 図2のギアードモータを示す水平断面図である。 本発明の他の実施の形態によるリング状の1個の永久磁石を用いたギアードモータの水平断面図である。 本発明の異なる他の実施の形態によるセンサレスブラシレスモータを組込んだギアードモータの縦断面図である。 図5のAーA断面図である。 図5のBーB断面図である。 本発明の異なる他の実施の形態によるDCモータを組込んだギアードモータの縦断面図である。 本発明の異なる他の実施の形態による内接型コンミテータのDCモータを組込んだギアードモータの縦断面図である。 本発明の他の実施の形態によるロボット関節として使用するギアードモータを分解して示す斜視図である。 2段遊星歯車の異なる角度位相差を平面的に示す説明図である。
1 ロータ
2 ステータ
3 遊星歯車減速機構
4 珪素鋼板
、5A、5B ケース
6 スロット
7 コイル
8 カバー
9 ロータ受け板
10 軸受けブラケット
12A 上部キャリア
12B 下部キャリア
14 軸受
15 2段遊星歯車
16A 固定側遊星歯車
16B 出力側遊星歯車
18 固定歯車
19 出力歯車
20 軸受
21 出力軸
22 貫通孔
23 永久磁石
24 コンミテータ
25 ブラシホルダ
26 ブラシ
27 バネ
28 コア
30 関節
31 固定側アーム
32 リング
33 取付孔
34 出力側アーム
35 ピン
36 回転軸

Claims (4)

  1. ロータの周囲にステータを配置して1個のケース内に設けたモータの、前記ロータの中心部に遊星歯車減速機構を設け、この遊星歯車減速機構は、モジュールm1、歯数Z1の固定側遊星歯車と、モジュールm2、歯数Z2の出力側遊星歯車との、モジュールと歯数、または上下の歯の角度位相の少なくともいずれかが異なる歯車を一体に形成した2段遊星歯車を、間隔をおいて配置した2個の入力側キャリアの間に回転自在に支持し、この2個の入力側キャリアの間の回転軸中心に、モジュールm1、歯数Z3の平歯車で形成され、ステータを構成する回転不能な固定歯車と、これと同軸上に、前記ケース外に先端が突出したロータ出力軸を設け、ここにモジュールm2、歯数Z4の平歯車で形成された回転可能な出力歯車を設け、前記2段遊星歯車の固定側遊星歯車を固定歯車の外周に噛合させると共に、2段遊星歯車の出力側遊星歯車を、出力歯車の外周に噛合させて、固定歯車と出力歯車の外周を2段遊星歯車が自転・公転運動するように取付け、且つ、Z2=Z1+α、Z4=Z3+β(但しα、βは、0及び負の数を含む整数、且つαまたはβの少なくとも一方は0でないものとする)とした場合にα・β≧0に設定されていると共に、以下の関係が成立していることを特徴とするギアードモータ。
    (1)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと同じ向きに回る場合
    β・Z1>α・Z3であって、
    Z1+10α>0、且つ、Z3≧9β・Z1/(Z1+10α)
    またはZ1+10α<0、且つ、Z3≦9β・Z1/(Z1+10α)
    (2)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと逆向きに回る場合
    β・Z1<α・Z3であって、
    10α−Z1>0、且つ、Z3≦11β・Z1/(10α−Z1)
    または10α−Z1<0、且つ、Z3≧11β・Z1/(10α−Z1)
  2. α・β=1、且つ|Z3−Z1|=1としたことを特徴とする請求項1記載のギアードモータ。
  3. ロータに設けた永久磁石部または磁性金属を分離若しくは部分的に削除し、できた径方向の隙間に2段遊星歯車を配置したことを特徴とする請求項1記載のギアードモータ。
  4. 固定側アームに接続した一方のケースにステータを接続し、出力側アームに接続した他方のケースにロータを接続したモ−タの、前記ロータの中心部に遊星歯車減速機構を設け、この遊星歯車減速機構は、モジュールm1、歯数Z1の固定側遊星歯車と、モジュールm2、歯数Z2の出力側遊星歯車との、モジュールと歯数、または上下の歯の角度位相の少なくともいずれかが異なる歯車を一体に形成した2段遊星歯車を、間隔をおいて配置した2個の入力側キャリアの間に回転自在に支持し、この2個の入力側キャリアの間の回転軸中心に、一方のケースの内側に固定されたモジュールm1、歯数Z3の平歯車で形成された回転不能な固定歯車を一体に設け、これと同軸上に前記他方のケースの内側にモジュールm2、歯数Z4の平歯車で形成され回転可能な出力歯車が一体に設けられ、この出力歯車を固定歯車に回転可能に連結する回転軸を設けて、前記2段遊星歯車の固定側遊星歯車を固定歯車の外周に噛合させると共に、2段遊星歯車の出力側遊星歯車を、出力歯車の外周に噛合させ、固定歯車と出力歯車の外周を2段遊星歯車が自転・公転運動するように取付け、前記出力側アームに接続した他方のケースを回転させてロボットの関節として動作し、且つ、Z2=Z1+α、Z4=Z3+β(但しα、βは、0及び負の数を含む整数、且つαまたはβの少なくとも一方は0でないものとする)とした場合にα・β≧0に設定されていると共に、以下の関係が成立していることを特徴とするギアードモータ
    (1)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと同じ向きに回る場合
    β・Z1>α・Z3であって、
    Z1+10α>0、且つ、Z3≧9β・Z1/(Z1+10α
    またはZ1+10α<0、且つ、Z3≦9β・Z1/(Z1+10α)
    (2)出力歯車が入力側キャリアの公転向きと逆向きに回る場合
    β・Z1<α・Z3であって、
    10α−Z1>0、且つ、Z3≦11β・Z1/(10α−Z1
    または10α−Z1<0、且つ、Z3≧11β・Z1/(10α−Z1)
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