JP5512857B2 - カメラモジュール、および当該カメラモジュールを搭載した電子機器、ならびに当該カメラモジュールの製造方法 - Google Patents

カメラモジュール、および当該カメラモジュールを搭載した電子機器、ならびに当該カメラモジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、カメラモジュール、および当該カメラモジュールを搭載した電子機器、ならびに当該カメラモジュールの製造方法に関する。
近年では、携帯電話機内にカメラモジュールを組み込んだ機種が、使用されている機種の大半を占めるようになってきている。このようなカメラモジュールは、携帯電話機内に収納しなければならないため、デジタルカメラと比べて小型化および軽量化に対する要求が大きい。
上述したカメラモジュールでは、レンズを駆動するアクチュエータによってオートフォーカス(AF)機能を発揮するタイプのカメラモジュールが増加してきている。アクチュエータには、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、VCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)を利用するタイプ等、様々なタイプが存在しており、これらのアクチュエータは既に市場に流通している。同様に、レンズを支持し、所定の方向に可動にガイドする支持手段について、バネを用いる方法が主流ではあるが、ガイド軸に沿って摺動させる方法、ボールの転がりを利用する方法等、様々な方法が提案されている。また、形状記憶合金ワイヤのように、アクチュエータと支持手段とを兼ねる方法も提案されている。
例えば、特許文献1にはアクチュエータと支持手段とを兼ねた構成が開示されている。具体的には、特許文献1に開示されているカメラモジュールは、光学素子を収納したレンズバレルと、レンズバレルを収納するレンズキャリアとを備えたアクチュエータ、固体撮像素子、および基板等から構成されている。特許文献1のカメラモジュールでは、光学素子を保持する部材としてレンズバレルとレンズキャリアとの2重構造を採っているため、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールが大きくなっている。
そこで、カメラモジュールを小型化するために、上記の2重構造を解消する構造として、レンズバレルを用いない構造が特許文献2では提案されている。特許文献2に開示されている構成では、撮像部とアクチュエータの底部とを組み立てた後、その上にレンズを配置し、レンズ間距離の調整を行うと同時に、接着剤によってレンズ間の固定を行っている。その後、その他のアクチュエータの部材を組み立てている。しかしながら、この特許文献2に開示されている構造では、次のような課題がある。特許文献2の構造では、アクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞がある。また特許文献2では、アクチュエータの組み立て中に、レンズユニットのレンズ間距離の調整や接着剤による固定を行っているため、アクチュエータの組み立て後に、レンズの光学性能を評価することになる。この場合、もしレンズが不良品であると、アクチュエータを含めてすべてが不良品になってしまい、仕損額が大きくなってしまう。そのため、完成したアクチュエータの良品率が悪くなる場合があり、生産効率が低くなってしまう。
特開2011−237633号公報(2011年11月24日公開) 特開2007−121849号公報(2007年5月17日公開) 特開2009−8775号公報(2009年1月15日公開)
上述したように特許文献2の構造では、アクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞がある。これらの汚れや傷は、アクチュエータを完成した後の洗浄では取り除くことができず、結果としてレンズの光学性能が劣化してしまう。
また、特許文献2の構造では、アクチュエータの組み立て中に、レンズユニットのレンズ間距離の調整や接着剤による固定を行っているため、アクチュエータの組み立て後に、レンズの光学性能を評価することになる。この場合、レンズが不良品であると、アクチュエータを含めてすべてが不良品になってしまい、仕損額が大きくなってしまう。そのため、完成したカメラモジュールの良品率は悪くなり、生産効率が低くなってしまう。
以上のことから、レンズユニットは、アクチュエータを組み立てる前に製造しておく必要がある。そこで、レンズバレルに保持されずに複数のレンズをユニット化する方法として、特許文献3に記載の方法がある。特許文献3には、第1レンズの外周面と第2レンズの外周面とを突き合わせた状態で接着剤を塗布して、レンズ同士を固定する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献3に開示されているような接着方法では、第1レンズの外周面と第2レンズの外周面とを接着剤で固定しているため、積層して固定されたレンズユニットの直径寸法は、第1レンズおよび第2レンズの直径寸法よりも接着剤の厚み分だけ大きくなる。そのため、このようなレンズユニットを用いて、特許文献2に開示されているような構造を実現した場合、レンズバレルの肉厚分の削減寸法と、接着剤の厚みによる増加寸法とを相殺した効果しか得られない。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュール、および当該カメラモジュールを備えた電子機器、ならびに当該カメラモジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータとを備えたカメラモジュールであって、上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間に塗布された接着剤によって互いに固定されており、上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有しており、上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されており、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定するストッパーを備え、上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴としている。
さらに、本発明の一態様に係るカメラモジュールの製造方法は、上記の課題を解決するために、複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータと、ストッパーとを備えたカメラモジュールの製造方法であって、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有する上記アクチュエータを用意する工程と、各上記レンズ間に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含み、上記ストッパーは、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定し、上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接着剤を塗布することによって、複数のレンズを互いに固定し、ユニット化することができる。そのため、従来ではレンズバレルを用いて各レンズを固定し、当該レンズバレルをアクチュエータ内に収容していたが、本発明の一態様ではユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。すなわち、レンズバレルを用いずに複数のレンズをユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。そのため、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールの直径寸法を小さくすることができる。
また、従来ではアクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞があった。しかし、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、アクチュエータを組み立てた後に、アクチュエータの開口部からレンズユニットを組み込むことができるため、レンズユニットの各レンズ表面に汚れや傷を付けてしまうのを防ぐことができる。そのため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
さらにレンズユニットを事前に一体化して作製することにより、アクチュエータに組み込む前にレンズユニット単体の光学性能の評価が可能であるため、光学性能が保証された良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができる。これにより組み立てたカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
以上のことから、本発明の一態様によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを実現できる。
さらに、本発明の一態様に係るカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータとを備えたカメラモジュールであって、上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間の嵌合によって互いに固定されており、上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有しており、上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されており、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定するストッパーを備え、上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴としている。
さらに、本発明の一態様に係るカメラモジュールの製造方法は、上記の課題を解決するために、複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータと、ストッパーとを備えたカメラモジュールの製造方法であって、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有する上記アクチュエータを用意する工程と、各上記レンズ間の嵌合によって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含み、上記ストッパーは、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定し、上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、各レンズ間を嵌合することによって、複数のレンズを互いに固定し、ユニット化することができる。そのため、ユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。それ故、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールの直径寸法を小さくすることができる。
また、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、アクチュエータを組み立てた後に、アクチュエータの開口部からレンズユニットを組み込むことができるため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。さらにアクチュエータに組み込む前にレンズユニット単体の光学性能の評価が可能であるため、光学性能が保証された良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができる。これにより組み立てたカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
以上のことから、本発明の一態様によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを実現できる。
さらに、本発明の一態様に係る電子機器は、上記の課題を解決するために、上述したいずれかのカメラモジュールが組み込まれていることを特徴としている。
上記の構成によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを持つ電子機器を実現できる。
本発明の一態様によれば、レンズバレルを用いずに複数のレンズをユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。そのため、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールの直径寸法を小さくすることができる。結果、小型のカメラモジュールを実現できる。
また、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、アクチュエータを組み立てた後に、アクチュエータの開口部からレンズユニットを組み込むことができるため、レンズユニットの各レンズ表面に汚れや傷を付けてしまうのを防ぐことができる。そのため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。さらに本発明の一態様に係るレンズユニットは、アクチュエータに組み込む前に光学性能の評価が可能となるため、良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができ、組み立て後のカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
本発明の一実施形態に係るカメラモジュールの概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズユニットの概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズユニットの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズユニットの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るストッパーの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るストッパーの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズキャリアおよびセンサーカバーの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズキャリアおよびセンサーカバーの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るアクチュエータの変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズユニットを撮像素子とは反対側から組み込む場合の概略構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズユニットを撮像素子側から組み込む場合の概略構成を模式的に示す断面図である。
本発明を以下の実施の形態により詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の機能および作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
(カメラモジュール25の構成)
本発明の一実施形態に係るカメラモジュールは、携帯電話機等の各種の電子機器に搭載されるカメラモジュールであり、当該電子機器をカメラモードで使用するときに使用され得る。本発明の一実施形態に係るカメラモジュールについて、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るカメラモジュール25の概略構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、カメラモジュール25は、複数のレンズ(本図では4枚のレンズ)の組み合わせからなるレンズユニット1と、レンズユニット1を経由した光の光電変換を行う撮像素子12と、赤外線カット機能を備えたIRCフィルター11と、撮像素子12を保持するための基板13と、撮像素子12全体を覆うように基板13上に配置されたセンサーカバー10と、レンズユニット1を駆動するアクチュエータ30を備えている。センサーカバー10のレンズユニット1側には開口部が設けられており、IRCフィルター11により当該開口部は塞がれている。このセンサーカバー10、IRCフィルター11、撮像素子12、および基板13は、一般的に撮像部と称される。
アクチュエータ30は、レンズユニット1を収容するレンズキャリア2と、レンズキャリア2の外周に位置するように固定された駆動コイル3、レンズキャリア2の底部を支えるベース部材4、アクチュエータ30の内部を保護する上部カバー5、レンズユニット1を駆動するための磁界を発生させるマグネット6、磁界の漏れを防止するヨーク7、レンズユニット1を駆動する際にレンズキャリア2を上下から保持する上板バネ8および下板バネ9を備えている。上部カバー5はヨーク7の上面に設けられており、ヨーク7はベース部材4の上面に設けられている。
カメラモジュール25では、レンズキャリア2を光軸方向に駆動することによって、レンズユニット1を光軸方向に駆動している。具体的には、マグネット6によって形成される磁界中の駆動コイル3に電流を流すことで発生する電磁力によって、レンズキャリア2(レンズユニット1)を光軸方向に駆動することが可能となる。そして、駆動コイル3に流す電流を制御することにより、レンズキャリア2(レンズユニット1)の光軸方向の駆動を制御することができる。これにより、オートフォーカス(AF)機能を実現することができる。
なお、上述したアクチュエータ30は、VCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)タイプのアクチュエータである。しかし、アクチュエータ30は、VCMタイプに限定されるものではない。例えば、ステッピングモータを利用するタイプ、および圧電素子を利用するタイプ等、種々の方式のアクチュエータも適用することができる。
(レンズユニット1の構成)
カメラモジュール25が搭載される携帯電話等の電子機器には、薄型化が要求されるため、カメラモジュール25にも当然、薄型化が要求される。そこで、本実施形態に係るカメラモジュール25は、これらの要求を満たすために特徴的な構造を有している。具体的には、カメラモジュール25では、図1に示したように、レンズユニット1を直接レンズキャリア2に組み込んでいることを特徴としている。すなわち、アクチュエータ30は、レンズユニット1を光軸方向から組み込むための開口部26を有しており、レンズユニット1は、アクチュエータ30の開口部26からレンズキャリア2内に配置され、当該レンズキャリア2の内壁面と直接対面していることを特徴としている。これについて、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るレンズユニット1の概略構成を模式的に示す断面図である。
レンズユニット1は複数のレンズから構成されており、図2では、第1レンズ1a、第2レンズ1b、第3レンズ1c、および第4レンズ1dの4枚のレンズから構成されている。各レンズのコバ部には段差が設けられており、他の部分と比較してコバ部の厚みは薄くなっている。より具体的には、図2に示すように、第1レンズ1aのコバ部15の上コバ面15aおよび下コバ面15bの双方に段差が設けられている。同様に、第2レンズ1bのコバ部16の上コバ面16aおよび下コバ面16bの双方にも段差が設けられており、第3レンズ1cのコバ部17の上コバ面17aおよび下コバ面17bの双方にも段差が設けられている。また、第4レンズ1dのコバ部18の上コバ面18aおよび下コバ面18bにも段差が設けられている。換言すれば、レンズユニット1を構成する複数のレンズ(第1レンズ1aから第4レンズ1dの4枚のレンズ)のうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合うコバ面とは反対側に向かって凸となる段差が設けられている。
第4レンズ1d、第3レンズ1c、第2レンズ1b、および第1レンズ1aを下から順に積層していくと、第4レンズ1dの上コバ面18aと第3レンズ1cの下コバ面17bとの間には空隙が生じることになる。同様に、第3レンズ1cの上コバ面17aと第2レンズ1bの下コバ面16bとの間、ならびに第2レンズ1bの上コバ面16aと第1レンズ1aの下コバ面15bとの間にも空隙が生じる。これらの空隙に接着剤20を塗布することによって、第1レンズ1aから第4レンズ1dまでの4枚のレンズを1ユニットに固定することができる。レンズユニット1はレンズキャリア2内に収容され、レンズキャリア2の内壁に設けられたストッパー14によってレンズキャリア2内に固定されている。ストッパー14は、第4レンズ1dの下コバ面18bを押さえつけることによって、レンズユニット1をレンズキャリア2内に固定している。
図2では、第3レンズ1cと第4レンズ1dとの間にレンズ間の距離を調整するためのスペーサー21が設けられている。スペーサー21の上面および下面の縁部にもそれぞれ段差が設けられている。そのため、第3レンズ1cの下コバ面17bはスペーサー21との間に生じた空隙に接着剤20が設けられている。同様に、第4レンズ1dの上コバ面18aはスペーサー21との間に生じた空隙に接着剤20が設けられている。このように、各レンズとスペーサー21とは、接着剤によって接合されているため、両者は外れ難くなる。スペーサー21を配置する箇所および数には限定はなく、スペーサー21は各レンズ間に適宜設けることができる。なお、従来では、各レンズ間距離を調整するために、各レンズ間距離が所望の距離となるような形状にレンズを射出成形しているが、このような形状の成形は難しかった。そこで、本実施形態においては、成形が難しい形状のレンズを用いなくても、スペーサー21を用いてレンズ間距離を調整することが可能となる。
また、図2では、遮光板19が、第1レンズ1aと第2レンズ1bとの間、ならびに第2レンズ1bと第3レンズ1cとの間に設けられている。遮光板19は、レンズの外側に不要光が入射することを防止し、ゴーストやフレアの発生を抑えるためのものである。遮光板19を配置する箇所および数に限定はなく、遮光板19は各レンズ間に適宜設けることができる。なお、上記のスペーサー21を遮光性の材料で形成し、スペーサー21に遮光板としての機能を付与してもよい。
この際、カメラモジュール25では、各レンズおよびスペーサー21それぞれの外壁面(光軸方向に略平行な側面)の位置を合わせることによって光軸出し(光軸合わせ)を行っている。この場合、各レンズのコバ面を最小限に抑えることができるため、各レンズの直径寸法を小さくすることができる。したがって、より小さいレンズユニット1を得ることができる。
そして、カメラモジュール25では、第2レンズ1bの上コバ面16aおよび第3レンズ1cの上コバ面17aには突起が設けられている。具体的には、第2レンズ1bの上コバ面16aにおいて、第1レンズ1aと第2レンズ1bとの間の遮光板19に対応する位置に突起が設けられている。同様に、第3レンズ1cの上コバ面17aにおいて、第2レンズ1bと第3レンズ1cとの間の遮光板19に対応する位置に突起が設けられている。遮光板19の位置合わせは、これらの突起を利用して行われており、各遮光板19は各突起上に重ねて配置されることになる。この場合、カメラモジュール25に各遮光板19を、接着剤を使わずに設けることができる。
以上のように、各レンズのコバ部に設けた段差により生じた空隙に接着剤20を塗布することによって、第1レンズ1aから第4レンズ1dを互いに固定し、ユニット化することができる。そのため、従来ではレンズバレルを用いて各レンズを固定し、当該レンズバレルをレンズキャリアに収容していたが、本実施形態ではユニット化したレンズユニット1を直接レンズキャリア2に収容することができる。すなわち、レンズバレルを用いずに第1レンズ1aから第4レンズ1dをユニット化したレンズユニット1を直接レンズキャリア2に収容することができる。そのため、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュール25の直径寸法を小さくすることができる。
特に、本実施形態に係るカメラモジュール25では、各レンズのコバ部に設けた段差により生じた空隙に接着剤20を塗布しているため、接着剤20は各レンズの外周面には及ばない。より正確には、レンズユニット1の外周面には接着剤20は存在せず、レンズユニット1の外周面はレンズキャリア2の内壁面に直接対峙している。そのため、レンズユニット1の直径寸法が、複数のレンズ(第1レンズ1aから第4レンズ1dの4枚のレンズ)各々の直径寸法よりも接着剤20の厚み分だけ大きくなることがない。すなわち、ユニット化したレンズユニット1の直径寸法は、複数のレンズ(第1レンズ1aから第4レンズ1dの4枚のレンズ)各々の直径寸法と略同等である。このように、小型のカメラモジュールを実現できる。
また、従来ではアクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞があった。しかし、本実施形態に係るカメラモジュール25では、アクチュエータ30を組み立てた後に、アクチュエータ30の開口部26からレンズユニット1を組み込むことができるため、レンズユニット1の各レンズ表面に汚れや傷を付けてしまうのを防ぐことができる。そのため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュール25の良品率を高く保つことができる。
なお、図2では、第1レンズ1aの上コバ面15aおよび下コバ面15bの双方、ならびに第4レンズ1dの上コバ面18aおよび下コバ面18bの双方に段差を設けているが、少なくとも第1レンズ1aの下コバ面15bおよび第4レンズ1dの上コバ面18aに段差が設けられていればよい。
また、図2では、第2レンズ1bの上コバ面16aおよび第3レンズ1cの上コバ面17aには突起が設けられているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、カメラモジュール25を、第1レンズ1aを下にして製造していく場合には、第1レンズ1aの下コバ面15bおよび第2レンズ1bの下コバ面16bに突起が設けられている方が好適である。遮光板19は、これらの突起上に重ねて配置すればよい。
なお、以上では、各レンズのコバ部に設けた段差により生じた空隙に接着剤20を塗布することによって、複数のレンズをユニット化しているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、レンズユニット1を構成する複数のレンズ(第1レンズ1aから第4レンズ1dの4枚のレンズ)のうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて向かい合う2つのコバ面の一方に凸形状を設け、他方に凹形状を設け、上記の2つのコバ面に形成された凸形状と凹形状とを係合または嵌合させることによって、複数のレンズを互いに固定してもよい。
(レンズユニット1の変形例)
各レンズのコバ部に設けた段差により生じた空隙に接着剤20を塗布することによって、第1レンズ1aから第4レンズ1dを互いに固定する構成以外の構成は、上述した構成に限定されるわけではない。そこで、レンズユニット1の2つの変形例を図3および図4に示す。図3および図4は、本実施形態に係るレンズユニット1の変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。以下では、上述した実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図3に示すレンズユニット1では、各レンズおよびスペーサー21が互いに係合または嵌合するように構成されている。具体的には、第1レンズ1aの下コバ面15bが、第2レンズ1bの上コバ面16aにおいて遮光板19の位置合わせのために設けられた突起(凸形状)と係合または嵌合するような凹形状を有している。同様に、第2レンズ1bの下コバ面16bが、第3レンズ1cの上コバ面17aにおいて遮光板19の位置合わせのために設けられた突起(凸形状)と係合または嵌合するような凹形状を有している。
そして、スペーサー21の上面には凸形状が形成されており、スペーサー21の下面には凹形状が形成されている。第3レンズ1cの下コバ面17bには凹形状が形成されており、スペーサー21の上面の凸形状と係号または嵌合するようになっている。同様に、第4レンズ1dの上コバ面18aには凸形状が形成されており、スペーサー21の下面の凹形状と係合または嵌合するようになっている。
このように各レンズおよびスペーサー21を係合または嵌合させることにより、各レンズおよびスペーサー21それぞれの位置合わせを行うことができる。すなわち、各レンズおよびスペーサー21に設けた凸形状および凹形状のみを利用して、レンズユニット1の光軸出し(光軸合わせ)を行うことができる。
なお、図3では、第2レンズ1bの上コバ面16aおよび第3レンズ1cの上コバ面17aに突起が設けられ、第1レンズ1aの下コバ面15bおよび第2レンズ1bの下コバ面16bに凹形状が設けられているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、カメラモジュール25を、第1レンズ1aを下にして製造していく場合には、第2レンズ1bの上コバ面16aおよび第3レンズ1cの上コバ面17aに凹形状が設けられ、第1レンズ1aの下コバ面15bおよび第2レンズ1bの下コバ面16bに突起が設けられている方が好適である。遮光板19をこれらの突起上に重ねて配置し、各レンズおよびスペーサー21を係合または嵌合させることにより、各レンズおよびスペーサー21それぞれの位置合わせを行えばよい。
また、図4に示すレンズユニット1では、第2レンズ1bの上コバ面16aおよび第3レンズ1cの上コバ面17aにおいて、遮光板19の位置合わせのために設けられた突起が設けられていない。本変形例では、1つの遮光板19は、第1レンズ1aの下コバ面15bと第2レンズ1bの上コバ面16aとの間に設けられており、当該遮光板19は各レンズと略同等の外径を有している。そのため、遮光板19の外縁部は、第1レンズ1aと第2レンズ1bとの外壁面にまで至っている。同様に、もう1つの遮光板19は、第2レンズ1bの下コバ面16bと第3レンズ1cの上コバ面17aとの間に設けられており、当該遮光板19も各レンズと略同等の外径を有している。そのため、遮光板19の外縁部は、第2レンズ1bと第3レンズ1cとの外壁面にまで至っている。
この場合、第4レンズ1d、第3レンズ1c、第2レンズ1b、第1レンズ1a、および2つの遮光板19を下から順に積層していくと、第3レンズの上コバ面17aと遮光板19の下面との間、ならびに遮光板19の上面と第2レンズ1bの下コバ面16bとの間に空隙が生じることになる。同様に、第2レンズの上コバ面16aと遮光板19の下面との間、ならびに遮光板の上面と第1レンズ1aの下コバ面15bとの間にも空隙が生じる。これらの空隙に接着剤20を塗布することによって、2つの遮光板19および第1レンズ1aから第4レンズ1dまでの4枚のレンズを1ユニットに固定することができる。この際、カメラモジュール25では、各レンズ、スペーサー21、および2つの遮光板19それぞれの外壁面(光軸方向に略平行な側面)の位置を合わせることによって光軸出し(光軸合わせ)を行っている。この場合、各レンズのコバ面を最小限に抑えることができるため、各レンズの直径寸法を小さくすることができる。したがって、より小さいレンズユニット1を得ることができる。
(ストッパー14の変形例)
上述したように、ストッパー14はレンズキャリア2の内壁に設けられており、第4レンズ1dの下コバ面18bを押さえつけることによって、レンズユニット1をレンズキャリア2内に固定している。当該ストッパー14は、接着剤によってレンズキャリア2の内壁に設けられていてもよいが、必ずしもこれに限定されるわけではない。そこで、以下には、レンズキャリア2内にレンズユニット1を固定するためのストッパー14の2つの変形例を図5および図6に示す。図5および図6は、本実施形態に係るストッパー14の変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。以下では、上述した実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図5に示すストッパー14は、L字型をしており、レンズユニット1とレンズキャリア2との間の隙間に嵌合するように構成されている。嵌合したストッパー14が第4レンズ1dの下コバ面18bを押さえつけることによって、レンズユニット1をレンズキャリア2内に固定している。この場合、第4レンズ1dの下コバ面18bに段差を設ける必要はない。このような構成により、レンズユニット1のレンズキャリア2に対する位置が、ストッパー14によって固定されるため、ストッパー14の嵌合を利用して、レンズユニット1の位置決めを行うことができる。
また、図6に示すストッパー14もL字型をしているが、第4レンズ1dの下コバ面18bに段差が設けられている。ストッパー14は、第4レンズ1dの下コバ面18bに設けられた段差と、レンズキャリア2との間の隙間に嵌合するように構成されている。この構成においても、嵌合したストッパー14が第4レンズ1dの下コバ面18bを押さえつけることによって、レンズユニット1をレンズキャリア2内に固定している。このような構成によっても、レンズユニット1のレンズキャリア2に対する位置が、ストッパー14によって固定されるため、ストッパー14の嵌合を利用して、レンズユニット1の位置決めを行うことができる。
なお、図5および図6のストッパー14を利用してレンズユニット1の位置合わせを行う構成を示したが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、レンズキャリア2において第1レンズ1aの上コバ面15aと接触する部分(前絞り)に段差を設け、当該段差と第1レンズ1aの上コバ面15aに設けられた段差とが嵌合するようにすることにより、レンズユニット1の位置合わせを行ってもよい。
また、以上では、ストッパー14によってレンズユニット1をレンズキャリア2内に固定する構成を示したが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、レンズキャリア2内にレンズユニット1を収容し、レンズキャリア2の内壁とレンズユニット1の第4レンズ1dの下コバ面18bとに接着剤を塗布して、レンズキャリア2とレンズユニット1とを直接接着剤で固定してもよい。
(レンズキャリア2およびセンサーカバー10の変形例)
上述したように、レンズキャリア2はベース部材4上に当接されており、センサーカバー10は撮像素子12全体を覆うように基板13上に配置されているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。そこで、以下には、レンズキャリア2およびセンサーカバー10の2つの変形例を図7および図8に示す。図7および図8は、本実施形態に係るレンズキャリア2およびセンサーカバー10の変形例の概略構成を模式的に示す断面図である。以下では、上述した実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図7では、レンズキャリア2の底部はセンサーカバー10の上面に当接しており、当該センサーカバー10は撮像素子12に当接している部位を有している。これにより、撮像素子12に対するレンズユニット1の位置を精度よく決定することができる。また、レンズキャリア2をセンサーカバー10に当接させることにより、レンズユニット1と撮像素子12との間に介在する部品の数を減らすことができ、部品の公差ばらつきの影響を抑えることができる。
図8では、センサーカバー10は撮像素子12に当接している部位を有しているが、当該センサーカバー10はベース部材4を兼ねている。したがって、レンズキャリア2はセンサーカバー10に当接されており、レンズキャリア2を保持するための下板バネ9もセンサーカバー10に当接されている。このように、ベース部材4とセンサーカバー10とを一体化してもよい。この場合、レンズユニット1と撮像素子12との間に介在する部品の数をより減らすことができる。
(アクチュエータ30の変形例)
図9に、アクチュエータ30を、光学式手振れ補正機構(OIS:Optical Image Stabilizer)付きオートフォーカスアクチュエータとした場合の変形例を示す。図9は、本変形例に係るアクチュエータ30’を備えるカメラモジュール25’の概略構成を模式的に示す断面図である。
アクチュエータ30’には、例えば特開2011−65140号公報に開示されているOIS付きオートフォーカスアクチュエータの構成を適用することができる。具体的には、アクチュエータ30’は、レンズユニット1を駆動する駆動部(レンズキャリア2、駆動コイル3、マグネット6、およびマグネットフォルダ31を含む)をサスペンションワイヤ27で支持した構造を有している。より具体的には、マグネットフォルダ31に、レンズキャリア2が上板バネ8と下板バネ9とによって支持されており、マグネットフォルダ31はベース部材4に取り付けられたサスペンションワイヤ27によって支持されている。結果、駆動部全体がサスペンションワイヤ27によって支持されており、サスペンションワイヤ27は、駆動部がベース部材4と接触しないように、すなわちベース部材4との間に間隔を空けて当該駆動部を支持している。換言すれば、レンズユニット1は、スペンションワイヤによって、ベース部材4との間に間隔を空けて支持されていることになる。本変形例では、上部カバー5がベース部材4の上面に設けられており、マグネットフォルダ31は上部カバー5の内部に設けられている。
アクチュエータ30’では、サスペンションワイヤ27の外周に位置するように、手振れ補正用コイル28が固定されている。また、ベース部材4は、レンズユニット1を組み込むための開口部26を備えている。レンズユニット1は、ベース部材4の開口部26から組み込まれ、レンズキャリア2の内面壁と直接対面して保持される。このように、上述したアクチュエータ30は、本変形例に係るアクチュエータ30’のように、OIS付きオートフォーカスアクチュエータに適用することができる。
(カメラモジュール25の製造方法)
以下では、カメラモジュール25の製造方法について、図10および図11を参照して説明する。図10は、レンズユニット1を撮像素子12とは反対側から組み込む場合の概略構成を模式的に示す断面図である。図11は、レンズユニット1を撮像素子12側から組み込む場合の概略構成を模式的に示す断面図である。
まず、レンズユニット1を撮像素子12とは反対側から組み込んでカメラモジュール25を製造する方法を説明する。図10に示すように、開口部を有するステージ23上にアクチュエータ30を用意し、上下反転にして配置する。この際、治具22をステージ23の開口部から通して、レンズキャリア2をベース部材4に当接して保持している。これにより、レンズキャリア2が固定されるため、上板バネ8および下板バネ9に対して無用な負荷がかからず、上板バネ8および下板バネ9の損傷を防ぐことができる。
この状態でレンズユニット1を、第4レンズ1dを上にして、ベース部材4側の開口部26からレンズキャリア2内に挿入する。より具体的には、アクチュエータ30のレンズキャリア2内にレンズユニット1を挿入し、当該レンズユニット1をレンズキャリア2の内壁面と直接対面させる。さらに、ストッパー14をベース部材4側からレンズキャリア2内から挿入し、レンズユニット1を固定する。上述したように、レンズユニット1を押さえつけるようにしてストッパー14をレンズキャリア2の内壁に接着して、レンズユニット1を固定してもよいし、レンズユニット1を押さえつけるようにしてストッパー14をレンズユニット1とレンズキャリア2との間の隙間に嵌合させて、レンズユニット1を固定してもよい。あるいは、ストッパー14の代わりに直接レンズキャリア2の内壁とレンズユニット1の第4レンズ1dの下コバ面18bとに接着剤を塗布してレンズユニット1を固定してもよい。このようにして、カメラモジュール25が製造される。
なお、以上では、上下反転にしたアクチュエータ30をステージ23上に載せて、上限反転にしたレンズユニット1をレンズキャリア2内に挿入したが、逆の構成でもよい。具体的には、ストッパー14上に配置したレンズユニット1をステージ23上に載せ、その上からアクチュエータ30を被せることによって、カメラモジュール25を製造してもよい。
続いて、レンズユニット1を撮像素子12側から組み込んでカメラモジュール25を製造する方法を説明する。図11に示すように、アクチュエータ30に設けられたレンズキャリア2は、第1レンズ1aの上コバ面15aと接触する部分(前絞り)である上部レンズキャリア2aと、残りの円筒部分である下部レンズキャリア2bとに分割されている。この際、下部レンズキャリア2bには、ストッパー14に相当するストッパー部24が所定の位置に設けられている。所定の位置とは、レンズユニット1を下部レンズキャリア2b内に挿入したときに、当該レンズユニット1が所定の高さとなる位置である。
アクチュエータ30に用意し、レンズキャリア2の上部レンズキャリア2aを取り除いた状態で配置する。この状態でレンズユニット1を、第1レンズ1aを上にして、第4レンズ1dがストッパー部24に当接するまで、上部カバー5側の開口部26から下部レンズキャリア2b内に挿入し、レンズユニット1を固定する。より具体的には、アクチュエータ30の下部レンズキャリア2b内にレンズユニット1を挿入し、当該レンズユニット1を下部レンズキャリア2bの内壁面と直接対面させる。さらに、その上から上部レンズキャリア2aを被せ、接着剤等で上部レンズキャリア2aを固定する。このようにして、カメラモジュール25を製造することもできる。
なお、レンズユニット1の製造方法は、最初に説明したとおりである。具体的には、積層した複数のレンズ(第1レンズ1aから第4レンズ1dまでの4枚のレンズ)のうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合うコバ面とは反対側に向かって凸となる段差を設ける。そうすると、第4レンズ1d、第3レンズ1c、第2レンズ1b、および第1レンズ1aを下から順に積層していくと、第4レンズ1dの上コバ面18aと第3レンズ1cの下コバ面17bとの間には空隙が生じることになる。同様に、第3レンズ1cの上コバ面17aと第2レンズ1bの下コバ面16bとの間、ならびに第2レンズ1bの上コバ面16aと第1レンズ1aの下コバ面15bとの間にも空隙が生じる。これらの空隙に接着剤20を塗布することによって、第1レンズ1aから第4レンズ1dまでの4枚のレンズを1ユニットに固定し、レンズユニット1を製造することができる。
従来では、撮像部を組み立てた後、その上にアクチュエータの底部を配置し、その上にレンズユニットを組み立てていく。そして、最後にその他のアクチュエータの部材を組み立てている。すなわち、従来ではカメラモジュールを下から順に組み立てていた。このように、アクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞があった。それに加え、従来の組み立て工程は複雑であった。
さらに、従来ではアクチュエータの組み立て後にレンズの光学性能を評価することになる。すなわち、アクチュエータが完成するまでレンズユニットの光学性能の評価が不可能であった。この場合、もしレンズが不良品であると、アクチュエータを含めてすべてが不良品になってしまい、仕損額が大きくなってしまう。そのため、完成したアクチュエータの良品率が悪くなる場合があり、生産効率が低くなってしまう。
これに対して本実施形態係るカメラモジュール25では、アクチュエータ30を組み立てた後に、アクチュエータ30の開口部26からレンズユニット1を組み込んでいるため、アクチュエータ30の組み立て途中で、レンズユニット1を挿入する必要がない。よって、レンズユニット1の各レンズ表面に汚れや傷を付けてしまうのを防ぐことができる。そのため、レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
さらに、レンズユニットを事前に一体化して作製することにより、アクチュエータに組み込む前にレンズユニット単体の光学性能の評価が可能であるため、光学性能が保証された良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができる。これにより組み立てたカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るカメラモジュール(25)は、複数のレンズを積層してなるレンズユニット(1)と、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータ(30)とを備えたカメラモジュールであって、上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間に塗布された接着剤(20)によって互いに固定されており、上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部(26)を有しており、上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されていることを特徴としている。
さらに、本発明の態様2に係るカメラモジュール(25)の製造方法は、複数のレンズを積層してなるレンズユニット(1)と、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータ(30)とを備えたカメラモジュールの製造方法であって、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部(26)を有する上記アクチュエータを用意する工程と、各上記レンズ間に接着剤(20)を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、接着剤を塗布することによって、複数のレンズを互いに固定し、ユニット化することができる。そのため、従来ではレンズバレルを用いて各レンズを固定し、当該レンズバレルをアクチュエータ内に収容していたが、本発明の一態様ではユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。すなわち、レンズバレルを用いずに複数のレンズをユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。そのため、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールの直径寸法を小さくすることができる。
また、従来ではアクチュエータを組み立てる途中でレンズユニットを組み込んでいるため、アクチュエータの組み込み工程でレンズ表面に汚れや傷を付けてしまう虞があった。しかし、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、アクチュエータを組み立てた後に、アクチュエータの開口部からレンズユニットを組み込むことができるため、レンズユニットの各レンズ表面に汚れや傷を付けてしまうのを防ぐことができる。そのため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
さらにレンズユニットを事前に一体化して作製することにより、アクチュエータに組み込む前にレンズユニット単体の光学性能の評価が可能であるため、光学性能が保証された良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができる。これにより組み立てたカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
以上のことから、本発明の一態様によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを実現できる。
さらに、本発明の態様3に係るカメラモジュールは、上記態様1において、上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて、向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合う上記コバ面とは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、互いの段差の間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに接合していてもよい。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、隣接する任意の2つのレンズにおいて向かい合う2つのコバ面のそれぞれに設けた段差により生じた空隙に接着剤を塗布しているため、接着剤は各レンズの外周面には及ばない。そのため、レンズユニットの直径寸法が、各レンズの直径寸法よりも接着剤の厚み分だけ大きくなることがない。すなわち、ユニット化したレンズユニットの直径寸法は、複数のレンズ各々の直径寸法と略同等である。このように、小型のカメラモジュールを実現できる。
さらに、本発明の態様4に係るカメラモジュールは、上記態様2において、上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられたスペーサー(21)をさらに備え、上記スペーサーにおける2つのコバ面のそれぞれに、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズのうち、向かい合うレンズとは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、当該段差と上記向かい合うレンズの上記コバ面に設けられた上記段差との間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記スペーサーと、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合していてもよい。
従来では、各レンズ間距離を調整するために、各レンズ間距離が所望の距離となるような形状にレンズを射出成形しているが、このような形状の成形は難しかった。そこで、上記の構成によれば、成形が難しい形状のレンズを用いなくても、スペーサーを用いてレンズ間距離を調整することが可能となる。さらに、レンズのコバ面に設けた段差と、スペーサーのコバ面に設けた段差とにより生じた空隙に接着剤を塗布して両者を接合させているため、両者は外れ難くなる。
さらに、本発明の態様5に係るカメラモジュールは、上記態様3または4において、上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられた遮光板(19)をさらに備え、上記遮光板と当該遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズのそれぞれとの間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記遮光板と当該遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合していてもよい。
上記の構成によれば、カメラモジュールに、迷光を遮蔽する機能を持たせることができる。
さらに、本発明の態様6に係るカメラモジュールは、上記態様3〜5のいずれかの態様において、上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられた遮光板(19)をさらに備え、上記遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には突起が設けられており、上記遮光板は、上記突起に重ねて配置されることによって、他方のレンズの上記コバ面に係合していてもよい。
上記の構成によれば、カメラモジュールに、迷光を遮蔽する機能を持った遮光板を、接着剤を使わずに設けることができる。
さらに、本発明の態様7に係るカメラモジュールは、上記態様3〜6のいずれかの態様において、上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には凸形状が設けられ、他方のレンズの上記コバ面には凹形状が設けられており、上記凸形状と上記凹形状とを係合または嵌合することによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていてもよい。
上記の構成によれば、各レンズのコバ面に設けた凸形状および凹形状のみを利用して、複数のレンズの光軸合わせを行うことができる。
さらに、本発明の態様8に係るカメラモジュールは、上記対応3〜6のいずれか態様において、上記複数のレンズ各々の外壁面の位置を合わせることによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていてもよい。
上記の構成によれば、各レンズのコバ面に設けた凸形状および凹形状を利用して、複数のレンズを互いに係合または嵌合することによって光軸合わせを行う場合と比べて、各レンズのコバ面に凸形状および凹形状を設ける必要がない。そのため、上記の凸形状および凹形状の分だけ各レンズのコバ面を小さくでき、各レンズの直径寸法を小さくすることができる。したがって、より小さいレンズユニットを得ることができる。
さらに、本発明の態様9に係るカメラモジュールは、上記態様1において、上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて、向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合う上記コバ面とは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、互いの段差の間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに接合しており、上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられたスペーサー(21)をさらに備え、上記スペーサーにおける2つのコバ面のそれぞれに、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズのうち、向かい合うレンズとは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、当該段差と上記向かい合うレンズの上記コバ面に設けられた上記段差との間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記スペーサーと、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合しており、上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には凸形状が設けられ、他方のレンズの上記コバ面には凹形状が設けられており、上記凸形状と上記凹形状とを係合または嵌合することによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていてもよい。
従来では、各レンズ間距離を調整するために、各レンズ間距離が所望の距離となるような形状にレンズを射出成形しているが、このような形状の成形は難しかった。そこで、上記の構成によれば、成形が難しい形状のレンズを用いなくても、スペーサーを用いてレンズ間距離を調整することが可能となる。さらに、レンズのコバ面に設けた段差と、スペーサーのコバ面に設けた段差とにより生じた空隙に接着剤を塗布して両者を接合させているため、両者は外れ難くなる。
また、各レンズのコバ面に設けた凸形状および凹形状を利用して、複数のレンズを互いに係合または嵌合することによって光軸合わせを行う場合と比べて、各レンズのコバ面に凸形状および凹形状を設ける必要がない。そのため、上記の凸形状および凹形状の分だけ各レンズのコバ面を小さくでき、各レンズの直径寸法を小さくすることができる。したがって、より小さいレンズユニットを得ることができる。
さらに、本発明の態様10に係るカメラモジュール(25)は、複数のレンズを積層してなるレンズユニット(1)と、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータ(30)とを備えたカメラモジュールであって、上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間の嵌合によって互いに固定されており、上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部(26)を有しており、上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されていることを特徴としている。
さらに、本発明の態様11に係るカメラモジュール(25)の製造方法は、複数のレンズを積層してなるレンズユニット(1)と、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータ(30)とを備えたカメラモジュールの製造方法であって、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部(26)を有する上記アクチュエータを用意する工程と、各上記レンズ間の嵌合によって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、各レンズ間を嵌合することによって、複数のレンズを互いに固定し、ユニット化することができる。そのため、ユニット化したレンズユニットを直接アクチュエータ内に収容することができる。それ故、レンズバレルの肉厚分だけカメラモジュールの直径寸法を小さくすることができる。
また、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、アクチュエータを組み立てた後に、アクチュエータの開口部からレンズユニットを組み込むことができるため、各レンズの光学性能の劣化は抑えられ、完成したカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。さらにアクチュエータに組み込む前にレンズユニット単体の光学性能の評価が可能であるため、光学性能が保証された良品のレンズユニットを良品のアクチュエータに組み込むことができる。これにより組み立てたカメラモジュールの良品率を高く保つことができる。
以上のことから、本発明の一態様によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを実現できる。
さらに、本発明の態様12に係るカメラモジュールは、上記態様1および3〜10のいずれか態様において、基板(13)に配置された撮像素子(12)と、上記撮像素子をカバーするためのセンサーカバー(10)とをさらに備え、上記センサーカバーは、上記撮像素子と当接する部位を有しており、上記アクチュエータは、上記センサーカバーに当接していてもよい。
上記の構成によれば、レンズユニットと撮像素子との位置関係を精度よく決定することができる。また、レンズキャリアをセンサーカバーに当接させることにより、レンズユニットと撮像素子との間に介在する部品の数を減らし、部品の寸法のばらつきによる影響を抑えることができる。
さらに、本発明の態様13に係るカメラモジュールは、上記態様1、3〜10、および12のいずれかの態様において、上記アクチュエータは、上記開口部を有する上部カバー(5)をベース部材(4)上に配置して構成されており、上記レンズユニットは、上記アクチュエータ内で上記ベース部材上に取り付けられたサスペンションワイヤ(27)であって、自身の外周に手振れ補正用コイル(28)が固定されたサスペンションワイヤによって、上記ベース部材との間に間隔を空けて支持されていてもよい。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係るアクチュエータを、OIS付きオートフォーカスアクチュエータに適用することができる。
さらに、本発明の態様14に係る電子機器は、上記態様1、3〜10、12、および13のいずれかのカメラモジュールが組み込まれていることを特徴としている。
上記の構成によれば、小型であり、なおかつ良品質なカメラモジュールを持つ電子機器を実現できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、カメラモジュール分野において利用可能であり、特に携帯電話機等の通信機器を含む各種の電子機器に搭載されるカメラモジュール、およびその電子機器に好適に利用することができる。
1 レンズユニット
1a 第1レンズ
1b 第2レンズ
1c 第3レンズ
1d 第4レンズ
2 レンズキャリア
3 駆動コイル
4 ベース部材
5 上部カバー
6 マグネット
7 ヨーク
8 上板バネ
9 下板バネ
10 センサーカバー
11 IRCフィルター
12 撮像素子
13 基板
14 ストッパー
15〜18 コバ部
15a〜18a 上コバ面
15b〜18b 下コバ面
19 遮光板
20 接着剤
21 スペーサー
22 治具
23 ステージ
24 ストッパー部
25 カメラモジュール
25’ カメラモジュール
26 開口部
27 サスペンションワイヤ
28 手振れ補正用コイル
30 アクチュエータ
30’ アクチュエータ
31 マグネットフォルダ

Claims (14)

  1. 複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、
    上記レンズユニットを駆動するアクチュエータとを備えたカメラモジュールであって、
    上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間に塗布された接着剤によって互いに固定されており、
    上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有しており、
    上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されており、
    上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定するストッパーを備え、
    上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、
    上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて、向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合う上記コバ面とは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、互いの段差の間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに接合していることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられたスペーサーをさらに備え、
    上記スペーサーにおける2つのコバ面のそれぞれに、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズのうち、向かい合うレンズとは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、当該段差と上記向かい合うレンズの上記コバ面に設けられた上記段差との間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記スペーサーと、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合していることを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられた遮光板をさらに備え、
    上記遮光板と当該遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズのそれぞれとの間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記遮光板と当該遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合していることを特徴とする請求項2または3に記載のカメラモジュール。
  5. 上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられた遮光板をさらに備え、
    上記遮光板に対応する上記隣接する2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には突起が設けられており、
    上記遮光板は、上記突起に重ねて配置されることによって、他方のレンズの上記コバ面に係合することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  6. 上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には凸形状が設けられ、他方のレンズの上記コバ面には凹形状が設けられており、上記凸形状と上記凹形状とを係合または嵌合することによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  7. 上記複数のレンズ各々の外壁面の位置を合わせることによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  8. 上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズにおいて、向かい合う2つのコバ面のそれぞれに、向かい合う上記コバ面とは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、互いの段差の間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに接合しており、
    上記複数のレンズのうち、隣接する2つのレンズの間に設けられたスペーサーをさらに備え、
    上記スペーサーにおける2つのコバ面のそれぞれに、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズのうち、向かい合うレンズとは反対側に向かって凸となる段差が設けられ、当該段差と上記向かい合うレンズの上記コバ面に設けられた上記段差との間に生じた空隙に接着剤を塗布することによって、上記スペーサーと、当該スペーサーに対応する上記隣接する2つのレンズとを互いに接合しており、
    上記複数のレンズのうち、隣接する任意の2つのレンズのいずれか一方のレンズの上記コバ面には凸形状が設けられ、他方のレンズの上記コバ面には凹形状が設けられており、上記凸形状と上記凹形状とを係合または嵌合することによって、上記レンズユニットの光軸合わせがなされていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  9. 複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、
    上記レンズユニットを駆動するアクチュエータとを備えたカメラモジュールであって、
    上記レンズユニットを構成する上記複数のレンズは、各上記レンズ間の嵌合によって互いに固定されており、
    上記アクチュエータは、上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有しており、
    上記レンズユニットは、上記開口部から上記アクチュエータ内に組み込まれ、上記アクチュエータの内壁面と直接対面して、当該アクチュエータ内に保持されており、
    上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定するストッパーを備え、
    上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、
    上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴とするカメラモジュール。
  10. 基板に配置された撮像素子と、
    上記撮像素子をカバーするためのセンサーカバーとをさらに備え、
    上記センサーカバーは、上記撮像素子と当接する部位を有しており、
    上記アクチュエータは、上記センサーカバーに当接していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  11. 上記アクチュエータは、上記開口部を有する上部カバーをベース部材上に配置して構成されており、
    上記レンズユニットは、上記アクチュエータ内で上記ベース部材上に取り付けられたサスペンションワイヤであって、自身の外周に手振れ補正用コイルが固定されたサスペンションワイヤによって、上記ベース部材との間に間隔を空けて支持されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のカメラモジュールが組み込まれていることを特徴とする電子機器。
  13. 複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータと、ストッパーとを備えたカメラモジュールの製造方法であって、
    上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有する上記アクチュエータを用意する工程と、
    各上記レンズ間に接着剤を塗布することによって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、
    用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含み、
    上記ストッパーは、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定し、
    上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、
    上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴とする製造方法。
  14. 複数のレンズを積層してなるレンズユニットと、上記レンズユニットを駆動するアクチュエータと、ストッパーとを備えたカメラモジュールの製造方法であって、
    上記レンズユニットを光軸方向から組み込むための開口部を有する上記アクチュエータを用意する工程と、
    各上記レンズ間の嵌合によって、上記複数のレンズを互いに固定して、上記レンズユニットを製造する工程と、
    用意した上記アクチュエータの上記開口部から上記レンズユニットを上記アクチュエータ内に組み込み、当該レンズユニットを上記アクチュエータの内壁面と直接対面させて、当該アクチュエータ内に保持させる工程とを含み、
    上記ストッパーは、上記レンズユニットに含まれる一のレンズのコバ面の一部を上記内壁面に固定し、
    上記内壁面と、上記レンズユニットに含まれる他のレンズのコバ面とは、一部分が接触しており、
    上記ストッパーの少なくとも一部は、上記レンズユニットと、上記内壁面との間に嵌合させられていることを特徴とする製造方法。
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