JP5512486B2 - ケース付き鋏 - Google Patents
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Description
請求項1の発明において、上下方向へ開閉し得る上下一対の刀身2,3を有する鋏本体1と、その鋏本体1を収容し得るケース23とを備えたケース付き鋏は、下記のように構成されている。
前記ケース23は、上下方向の両側に設けた上壁24及び下壁25と、上下方向に対し直交する左右方向の両側に設けた左側壁26及び右側壁27とで筒状をなし、上下方向及び左右方向に対し直交する前後方向の両側のうち後側に設けた後壁28に面する前側に設けた口部29で開放されている。左側壁26及び右側壁27にはそれぞれ上下両側で互いに間隔W31,W32をあけて前後方向へ延設した上下一対のガイド突条31,32を設けている。上壁24には案内孔30を前後方向へ延設している。前記上下両刀身2,3は、刀身2,3の基端部7を支軸14により相対回動可能に支持した開閉中心部4と、その基端部7から延設した指掛腕部8と、刃先部18を有する刃体9,10とを備え、板ばね19aなどの付勢手段の弾性力により互いに開くとともにその付勢手段の弾性力に抗して互いに閉じる。上側刀身2には指掛腕部8に対する後側で指掛腕部8と前後方向に並ぶ操作摘み33を設けている。下側刀身3には前端部22cと後端部22bとの間で前側から後側へ向うに従い下側から上側に延びる傾斜部22aを有するガイド突条22を設けている。鋏本体1をケース23内に挿入した状態で、開閉中心部4の回動中心線4aの方向の両側で支軸14の端部に設けた突部16a,17をケース23の左側壁26及び右側壁27における上下両側のガイド突条31,32間に対し前後方向へ移動可能に係入している。上側刀身2の操作摘み33をケース23の上壁24の案内孔30から外側に前後方向へ移動可能に露出させている。開閉中心部4においてケース23及び下側刀身3に対する上側刀身2の回動を規制するとともに、ケース23及び上側刀身2に対する下側刀身3の回動を可能にしている。鋏本体1をケース23に対し前後方向へ移動させて上下両刀身2,3の刃体9,10をケース23の口部29から出入する際に、下側刀身3のガイド突条22に設けた傾斜部22aが、ケース23の側壁26に設けた下側ガイド突条32に案内されて、鋏本体1をケース23に収容する収容状態Dで上下両刀身2,3の刃体9,10が板ばね19aなどの付勢手段の弾性力に抗して互いに閉じて両刃先部18の尖端18aの重合によりそれらの尖端18a間の間隔が生じない閉状態のまま、上下両刀身2,3の刃体9,10をケース23の口部29から突出させた突出途中状態Cを経て、上下両刀身2,3が板ばね19aなどの付勢手段の弾性力により互いに開いた突出状態Aで上下両刀身2,3の刃体9,10の開度を最大にした開状態に至るとともに、その突出状態Aから突出途中状態Cを経て収容状態Dに至るように、ケース23に対し上下両刀身2,3を案内する。
請求項1の発明は、下記の効果を有している。
(イ) 収容状態Dで両刀身2,3の刃体9,10の開度が突出状態A,Bよりも小さいので、不使用時に両刀身2,3の刃体9,10がケース23から不用意に突出しても、衣服のポケットなどに鋏を収容した際に刃体9,10の刃先部18やその尖端18aにより衣服を傷付けたり、鋏の近辺にある物を刃体9,10の刃先部18やその尖端18aにより傷付けたりするおそれは少なくなるとともに、使用者に安心感を与えることができる。また、両刀身2,3の刃体9,10が出入するケース23の口部29が開放されている場合であっても、その口部29から物が入って刃体9,10の刃先部18やその尖端18aを傷付けたりその口部29から入った指を刃体9,10の刃先部18やその尖端18aにより傷付けたりするおそれも少なくなる。
(ロ) 両刀身2,3の刃体9,10をケース23の口部29から突出させた突出途中状態Cまで、両刀身2,3の刃体9,10が閉状態を維持するので、不使用時に両刀身2,3の刃体9,10がケース23から突出途中状態Cまで不用意に突出したり、使用時に両刀身2,3の刃体9,10をケース23から突出途中状態Cまで突出させたりしても、鋏の近辺にある物を刃体9,10の刃先部18やその尖端18aにより傷付けたりするおそれを少なくするとともに、使用者に視覚的な安心感を与えることができる。さらに、収容状態Dばかりでなく突出途中状態Cでも、両刃先部18の尖端18aが互いに重合してそれらの尖端18a間の間隔が生じない閉状態であるため、その効果をより一層発揮させることができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、左側壁26と右側壁27とのうち、一方の側壁26における上下両側のガイド突条31間に係入される支軸14の一方の突部16aの係合寸法と、他方の側壁27における上下両側のガイド突条32間に係入される支軸14の他方の突部17の係合寸法とが互いに異なり、一方の上下両ガイド突条31間に他方の突部17が係合不能であるか、または、他方の上下両ガイド突条32間に一方の突部16aが係合不能である。請求項2の発明では、ケース23に対する鋏本体1の位置関係を特定して、鋏本体1をケース23に収容することができる。従って、鋏本体1をケース23に対し誤って上下反対に組み付けることがない。
図1に示す鋏本体1においては、上下一対の刀身2,3が開閉中心部4で回動中心線4aを中心に互いに開閉可能に支持されている。上下両刀身2,3において、プラスチックにより成形されたハンドル5,6は、それぞれ、基端部7とその基端部7から延設された指掛腕部8とからなり、ハンドル5,6の成形時この指掛腕部8の内側に金属製の刃体9,10が一体的に取着される。
(1) 鋏本体1は、ケース23に対する収容状態Dで両刀身2,3の刃体9,10が互いに閉じた閉状態になるので、ケース23の口部29が開放されている場合であっても、その口部29から物が入って刃体9,10の刃先部18やその尖端18aを傷付けたりその口部29から入った指を刃体9,10の刃先部18やその尖端18aにより傷付けたりするおそれが少なくなる。
Claims (2)
- 上下方向へ開閉し得る上下一対の刀身を有する鋏本体と、その鋏本体を収容し得るケースとを備えたケース付き鋏において、
前記ケースは、上下方向の両側に設けた上壁及び下壁と、上下方向に対し直交する左右方向の両側に設けた左側壁及び右側壁とで筒状をなし、上下方向及び左右方向に対し直交する前後方向の両側のうち後側に設けた後壁に面する前側に設けた口部で開放され、左側壁及び右側壁にはそれぞれ上下両側で互いに間隔をあけて前後方向へ延設した上下一対のガイド突条を設けるとともに、上壁には案内孔を前後方向へ延設し、
前記上下両刀身は、刀身の基端部を支軸により相対回動可能に支持した開閉中心部と、その基端部から延設した指掛腕部と、刃先部を有する刃体とを備え、付勢手段の弾性力により互いに開くとともに付勢手段の弾性力に抗して互いに閉じ、上側刀身には指掛腕部に対する後側で指掛腕部と前後方向に並ぶ操作摘みを設けるとともに、下側刀身には前端部と後端部との間で前側から後側へ向うに従い下側から上側に延びる傾斜部を有するガイド突条を設け、
鋏本体をケース内に挿入した状態で、開閉中心部の回動中心線の方向の両側で支軸の端部に設けた突部をケースの左側壁及び右側壁における上下両側のガイド突条間に対し前後方向へ移動可能に係入するとともに、上側刀身の操作摘みをケースの上壁の案内孔から外側に前後方向へ移動可能に露出させ、開閉中心部においてケース及び下側刀身に対する上側刀身の回動を規制するとともにケース及び上側刀身に対する下側刀身の回動を可能にし、
鋏本体をケースに対し前後方向へ移動させて上下両刀身の刃体をケースの口部から出入する際に、下側刀身のガイド突条に設けた傾斜部が、ケースの側壁に設けた下側ガイド突条に案内されて、
鋏本体をケースに収容する収容状態で上下両刀身の刃体が付勢手段の弾性力に抗して互いに閉じて両刃先部の尖端の重合によりそれらの尖端間の間隔が生じない閉状態のまま、上下両刀身の刃体をケースの口部から突出させた突出途中状態を経て、上下両刀身が付勢手段の弾性力により互いに開いた突出状態で上下両刀身の刃体の開度を最大にした開状態に至るとともに、その突出状態から突出途中状態を経て収容状態に至るように、ケースに対し上下両刀身を案内する
ことを特徴とするケース付き鋏。 - 左側壁と右側壁とのうち、一方の側壁における上下両側のガイド突条間に係入される支軸の一方の突部の係合寸法と、他方の側壁における上下両側のガイド突条間に係入される支軸の他方の突部の係合寸法とが互いに異なり、一方の上下両ガイド突条間に他方の突部が係合不能であるか、または、他方の上下両ガイド突条間に一方の突部が係合不能であることを特徴とする請求項1に記載のケース付き鋏。
Priority Applications (1)
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JP2010229722A JP5512486B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | ケース付き鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229722A JP5512486B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | ケース付き鋏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012081059A JP2012081059A (ja) | 2012-04-26 |
JP5512486B2 true JP5512486B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=46240574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229722A Active JP5512486B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | ケース付き鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5512486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (4)
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-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010229722A patent/JP5512486B2/ja active Active
Also Published As
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JP2012081059A (ja) | 2012-04-26 |
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