JPS6012068B2 - 手持ち式の開閉作業用具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばハサミやプライヤートベンチもストリッ
パー等々の手動利器や手敷工具に見受けられるようにト
切断やその他の諸作業を行なう先端作用ピースが、枢軸
を回動中心として開閉運動される形態の手持ち式開閉作
業用具に係り「その具体的構成として〜スライドガイド
長孔が開□された手持ち可能なカバーケースと「 その
ケースへ回動自在に且つ常にケースから張り出し開く方
向への弾圧付勢状態として様支保持された開閉操作レバ
ーと「そのレバーの弾圧力を受挺するようレバーと作用
的に連結されも且つケースへの組付け用枢軸を回動中心
としてレバーにより開閉作用される先端作用ピースとか
ら成りもしバーをその弾圧力に抗しつつケース内への没
入状態に伏倒させると共に、その状態においてピースの
枢軸をケースのガイド長孔に沿ってスライドさせること
により「そのピースもケース内への没入状態に収納する
よう定めたことを特徴とするものである。

一般的に、一定の枢軸を回動中心として開閉運動する先
端作用ピースにより或る品物を切断したり、押し広げ又
は縮めたりする機構の手持ち式開閉作業用具は「具体的
に各種ハサミで代表される手動利器を初め、プラィャー
やベンチヘストリッパーなどの手敷工具として、実際上
広く普及している。このような切断やその他の諸作業に
直接作用する先端作用ピースは、鋭利な刃体や尖鋭なピ
ン又は顎としてし金属材から加工されている通例であり
、そのためこれに手指を挟まれて負傷する危険が常に伴
なう。例えば、これをハサミについて言えば〜従来のハ
サミではその先端作用ピースとなる切断刃体と〜同じく
基調アームをなすその開閉操作レバーとが「連続一体に
剛性化されており、そのような形態の一対が中途部の枢
軸によって回動自在に細付けられた構成となっている。

ハサミの不便用中もその切断刃体の一対は閉合状態に保
たれるけれども「 これが滋出の放任状態にあることに
変りはなく「従って依然危険であると共に〜 これをそ
のまま衣服のポケットやバックなどに入れて、持ち歩く
ことも不適当である。この点、仮りにその開合状態が固
定ロックされる機構を備えたハサミにあっても、その鋭
利な切断刃体が被包されていない限り〜やはり安全とは
言い難いものである。そこで、不便用中や携行時にはハ
サミ全体をもその店頭販売状態と同じようにケース内へ
完全に収納したり或いはその切断刃体のみを鞘などによ
って彼包することが考えられるがトしかしそのケースや
難などはあくまでもハサミ自身と全く別体物であり「そ
のためこれらを特別に製作用意する必要があると共にト
仮物ここれらを付属品として用意したとしてもへこれに
対するハサミの出し入れ操作が面倒でありも往々にして
紛失してしまうことになる。更に〜ケースや鞘などへ収
納したとしてももそのハサミ全体の大きさは少しも小型
コンパクト化せずもむしろ逆に藤張ることになると共に
「そのケースや鞘などの内部においてハサミの遊動する
ことが起り〜特に携行上不便という問題がある。本発明
はこのような問題点の解決に役立つ手持ち式の開閉作業
用具を提供しようとするものでありも特に上記ハサミで
代表される手鰯利器や、その他の手動工具に見受けられ
るように「切断やその他の諸作業に直接作用する先端作
用ピースがも一定の枢軸を回動中心として開閉運動され
る形態の手持ち式開閉作業用具を「その発明の対象又は
出発点としている。

即ちへ本発明の目的とする処は」第１に上記の切断刃体
などとして具体化される先端作用ピースをもその開閉操
作レバ−と別体物として作成し〜そのピースとしバ一を
何れも手持ち可能なカバーケース内へト没入状態に収納
できるよう絹付けることによって「別個な専用の包装ケ
ースや鞘などを一切要することなく、極めて安全に且つ
づ・型コンパクトな所謂折畳み状態のままで、至便に持
ち歩きできるようにする点にある。

第２目的とする処は、先端作用ピースとその開閉操作レ
バーとを、カバ−ケースから常に張り出し開く方向への
弾圧付勢状態として作用的に連結すると共に、そのケー
スへの組付け用となるピースの枢軸を、ケースのスライ
ドガイド長孔へスライド可能に孫合させることにより「
ケースを握り持った操作手の指先で、そのピースの枢軸
を唯単に前後方向へスライドさせるのみで、ケースに対
するピースとしバーの没入状態と、その張り出し状態と
を軽快に正しく変換できるようにする点にある。

更に、第３目的とする処は、ピースの開閉操作レバーを
カバーケース兼用の一対として、その伏倒状態に開合さ
れた向かい合う相互間にスライドガイド長孔を区画関口
させ、そのガイド長孔に沿ってピースの枢軸をスライド
させることにより、上記目的の達成上別個のカバーケー
スも不要化し、その量産効果を最大限に期待できるよう
にする点にある。

以下、図示の好適な実施例に塞いて本発明を説明すると
、図は本発明をハサミに適用具体化しており、その基本
形態を表わした第１〜９図においてト富８‘ま片手で握
り持てる程度のグリップ機能を兼ねたカバ〜ケースであ
り「金属や好ましくは合成樹脂から作成され「 これに
は着色が施されることもある。

このケース】肌ま「 ２分割体から実質上合掌状態とし
て組付けられており「その中空内部に後述の先端作用ピ
ースと、その開閉操作レバーとを何れも没入状態として
受け入れ収納できるようになつている。即ち「 亀２は
その２分割体の一方をなすケース本体、翼４は同じく他
方をなす蓋体であり、その両者は複数（図では合計３本
）の同じビス亀６によって着脱自在に絹付け一体化され
ている。

そのビス亀６は何れも〜ケース本体１２と蓋体１亀から
各々内向き水平に一体突設された鞠筒郡へ螺入されてい
るが、その場合ケース竃８自身の前部に位置する上下一
対のビス１６を受け入れるべき２個の麹筒部が、後述す
る操作レバーの回敷枢軸１８として兼用されている。そ
のため、ビス貴６を抜き去ったとしても、レバーはこの
枢軸角８から直ちに脱落せず、従って組立・分解の作業
を簡便に行なうことができる。２０はケース本体１０の
側壁内面に形成されたスライドガイド凹溝であり「ケー
ス１０自身の長手中Ｄ線上において細長く延びている。
２２は蓋体１４の側壁に貫通関口されたスライドガイド
長孔であって、やはり前後方向へ延びており、且つガイ
ド凹溝２０と正しく向かい合って互いに平行している。

このガイド凹溝２９とガイド長孔２２の関口長さは、何
れも後述の作用ピースをケースごＱの内部へ没入させる
に足る程度の寸法とされていること、勿論である。ケー
ス本体ｉ２と蓋体量４との絹付けにより形作られたケー
ス貴８の上下両壁にはしバー出没口２蟹がト又同じく前
壁にはピース出没口２６が各々区成されても・る。尚「
図では等分されたケース本体１２と蓋体１４音こよって
「ケース１０自身を形作っており〜その説明の区別上す
方をケース本体重２と称し「他方を蓋体１亀と名付けて
いるが「例えばその一方を言わば深いボックス形態とし
ト他方を単なる平板形態として、同機なケース翼轟音と
仕上げても良も・。又、その両方を左右対称な全く同一
の形態としも上記ガイド凹溝２０をガイド長孔２２と全
く同じように貫通状態として関口させても良い。何れに
しても後述の作用ピースとその操作レバーは、ケ−ス１
０の線付けと一緒に絹付けられ「ケース本体富２と蓋体
１恥こよって言わば左右両側から挟まれた形態になり、
脱落することがない。更に、２桃まやはり金属や、好ま
しくは合成樹脂から作成された一対の開閉操作レバーで
ありも何れもその前端部においてケース亀Ｑの上記糠藤
１８へ回動自在に鼓合されている。もっとも〜 このよ
うなケース亀Ｑの鞠筒部から成る枢軸書８を使わずにも
例えばレバー２８の前端部を円弧面に形成し〜 これを
ケース官Ｑにおける前壁の円弧状内面へ常時接触させる
ことにより「レバー２８をケース亀虹へ回動できるよう
に枢支保持させてもさしつかえない。レバー２８の一対
は同一の断面Ｕ字型を呈しており、互いに上下の逆向き
状態としてケース母８へ向かい合うよう緩付けられてい
る。従ってもその断面Ｕ字型の開放部分が一方のレバー
２８では下方をＬ同じく他方のレバー２８では上方を各
々指向していることになる。３０‘ま同じくレバー２８
の断面Ｕ字型をなす片面側壁部に貫通閉口されたピース
受け入れ長藤であり「レバー２８自身の長手方向に沿い
延在している。

これにはピースの後端部が係脱自在にし且つスライドで
きるように係合されている。３２はハサミの切断刃体を
なす一対の金属製先端作用ピースでありもその前部に加
工された刃先によって目的物を切断する。

蚤財まピース鷲２の一対をケ岬ス亀蟹へ絹付けるための
枢軸であってもその父字型に交叉する中途部を貫通して
おり、これを中心としてピース８凶ま回敷する。８６さ
まピース３２の後端部にＬ字型として連続的に屈曲され
た係合アームでありもしバー途翼の上記受け入れ最澄８
璽内へｘラゲド可能に挿入係合されているＱ 蟹靴ま両
ピースＳ率を常に舷閉ざせる方向へ弾圧付勢するつる巻
きバネでありもピース３蜜の機軸費鱗と捲付けられてい
ると共に「その切り離し両端部が両ピース鰭露の後端部
へ各別に係止されているＱ従ってもこの弾圧刀はそのま
まレバー鱈雛こも受堕されることになめ〜一対のレバー
２蟹も常にケ曜ス亀鰯からの張噂粕し開く方向へ弾圧付
勢されていることとなる。

つまむもピース藷蜜とその開閉操作レバー露錘とは予じ
め別体物である尊こも絞らずも作用的に蓬動連結されて
いるわけである。上記ピース謙菱め枢軸譲鯛ま鷺顔付き
のボルト亀８と〜 これに鯵合するキャップナツふ亀鰹
とから成るネジ締結隊としてもケース電燈内を磯断して
いる。

その場合もボルト馨鯛の角頭はケーズ本体電露の上記ガ
イド凹溝鷲鰯へスライド可能に孫合され〜又キャッププ
ッふ翁鱈の合成樹脂製橘まみ部分は蓋体君亀のガイド最
孔費蜜ね工ら導出されることによっても界部からこれを
指朱で前後方向へスライドさせためも更にはボ小ふ豊麗
母と鰭して廻せるようになっている。つまりも枢軸議奪
をケース官圏のガベド長乱費鮒こ沿ってもみ部からズラ
イド操作するごどによめらピ畑久富鰹が分〜ズ蔓肌こ対
する没入状態と張り申し状態との相互に変換されるよう
になっているわはである。その各状態においてもボルト
簿鰍こ対しキャプナッ公亀蜜を締め上げることにより〜
その糠まみ部分をケース富麗の側壁外面へ圧着させても
上記スライド作用の不能に固定ロックすることもできる
。上記の溝威に基さもそのハサミの開閉作用を説明する
と「その使用状態では第富〜富図から明白なようにｔピ
ース３２とその開閉操作レバー２８が何れもつる巻きバ
ネ３８の弾圧力を受けて〜ケースＩＱからの張り出し状
態に保たれているためｔそのケース翼８を握り持った手
で、そのままレバー２８を操作し「 これにより前方に
張り出しているピース３２を開閉させて、目的物を正し
く切断することができる。そして〜携行や格納などを行
なうに当っては、第５図の状態から第６図の状態へ変化
させる如くに、レバー２塁を握り絞った手の指先でもそ
のままピース塁２の枢軸翁亀をケース亀Ｑのガイド長孔
菱凶と沿い後方へスライドさせるのである。

そうすればもピース３率富ましバー舞登のピース受け入
れ長溝蜜亀と係合しつつ、開合状態を保ち乍らケース亀
霧内へ没入状にスライドし、ここにケース翼蟹内へ完全
に収納されてしまうことになる。この場合「ピース蓬蓋
としバー錘蟹さま前者の係合アーム８蟹とｔ後者のガイ
ド長磯翁透とを介して常に係合されているためもゲース
官鰍こ対するレバー舞蟹の没入状態をもこのピース透２
尊こよって固定ロックされることになるＱ従って「その
ハサミ自身が言わば包装ケ−スを予じめ持っていること
になりも極めて安全な状態で格納できると共にもそのま
ま衣服のポケットやバックなどに入れて〜危険なく持ち
歩くことをできる。逆にも第噂〜愚図の不便用状態から
第官〜鯵図の使用状態へ変換するに当ってはも上記ピー
ス３傘の櫨鱗姿亀を前方へスライド操作すれば足りる。

そうすればもレバ−鰹雛とピ岬ス蟹孝の何れもつる巻き
バネ蓬霧の弾圧力を受けているため「一挙同時にケ−ス
電鰭からの張ね母し開く状態が得られる。何れにしても
も片手の指先による所謂ワンタッチの軽快操作でもケ舵
ズ富麗骨乙対するピ肘ス溝盤とレバ畑蜜穣の没入状態と
もその張り出し状態とを円櫓に正しく変換することがで
きるわけである■第電鰹も富蚤図は変形状態の（サミを
示しておねもその醸成上簾富〜＠図の上論基本形態ど異
なる点はへ次の通りである。

即ち〜第１１ここれではカバーケーズ電題を省略しても
そのケース富鰹の機能をレバー鰹鰹偽に兼備させている
。そのためにも両レバＷ鱈錘公の開合状態における輪郭
形状を上記ケース電蟻のそれと実質的に同一として定め
もその向かい合う相互間にピース・３蟹Ａの枢軸３４Ａ
をスライドさせるためのスライドガイド長孔２２Ａを、
貫通関口状態に区成している。従って、上記基本形態に
おいて説示したケース本体１２のスライドガイド凹溝２
川ま、この変形形態において貫通閉口状態のガイド長孔
２０Ａとして置換されていることになるが、しかしその
働きは互いに同一である。第２に、これに伴ってピース
３２Ａの枢軸３４Ａをなすボルト４０Ａは外部への露出
状態にあり、その頭部がキャップナット４２Ａの滴まみ
部分と同一の形状として、レバー２８Ａの側壁外面へ氏
着できるよう臨まされている。

そのため、この変形形態の橘鼠３４Ａもネジ締結体から
成ることに変りはなく、やはりそのナット４２Ａを締め
上げることにより、ピース３２Ａのスライド作用を不能
に固定ロックすることができる。第３に、この変形形態
ではケース１０を兼ねたレバー２８Ａの一対が、その前
端部において板バネ３８Ａにより枢支連結されており、
しかもこのバネ３８Ａによって両レバー２８Ａに拡関す
る方向への弾圧付勢力が常に与えられている。

その場合、レバー２８Ａとピース３２Ａは上記基本形態
と同じように、やはり前者に対する後者のスライド可能
に係合されているため、そのバネ３８Ａの付勢力はピー
ス３２Ａにも受垣されることになる。つまり、レバー２
８Ａとピース３２Ａが作用的に運動連結されていること
に変りはなく、従ってピース３２Ａの枢軸３４Ａをスラ
イド操作することにより、ピース３２Ａとしバー２８Ａ
を一挙同時に拡関又は閉合作用させることができ、その
相互変換を行なえることになる。この変形形態において
、その他の構成と作用は第１〜９図の基本形態のそれと
自賛的に同一であるため、第１０〜１５図に第１〜９図
との図との機能上共通する部材又は部分に、類似符号（
第１〜９図の符号に「Ａ」の添え字を付託したもの）を
記入するにとどめて、その詳細説明を省略する。何れに
しても、本発明によれば量産できる部品から成る簡素な
組立体のもとに、上記した諸目的を達成することができ
、図に表わしたハサミのみに限らず、プラィャ−やベン
チ、ストリッパーなどの各種作業用具にも適用しやすい
ものであるため、実際上有用な発明と言える。

【図面の簡単な説明】

図はハサミの２種に適用した本発明を示しており、第１
〜９図はそのハサミの基本例であって、第１図は使用状
態の外観側面図、第２図は同じく関蓋状態の側面図、第
３図は第２図と反対の方向から見た開議状態の側面図、
第４図は第１図の４‐４線に沿う拡大断面図、第５図は
操作レバーを閉合させた状態の外観側面図、第６図は先
端作用ピースを収納した関蓋状態の側面図、第７図は第
６図の正面図、第８図は第６図の８一８線に沿う拡大断
面図、第９図は第７図の９一９線断面図、第１０〜１５
図はハサミの変形例を示しており、第１０図はその使用
状態の外観側面図、第１１図は同じく操作レバーを閉合
させた状態の外観側面図、第１２図は作用ピースを収納
した状態の外観側面図、第１３図は第１２図の拡大正面
図、第１４図は第１２図の１４‐１４線に沿う拡大断面
図、第１５図は第１３図の１５一１６線に沿う縦少断面
図である。 １０……カバーケース、２２……スライドガイド長孔、
２８・・・・・・開閉操作レバー、３２…・・・先端作
用ピース、１８，３４・・…・枢軸、３８・・・…つる
巻きバネ。 Ｆ′Ｇ７ Ｆ〆６。 多Ｆ′Ｇ．３ Ｆ′Ｇ．〆 Ｆ′Ｇ．５ ＦＪＧ．６ Ｆ′Ｇ。 フＦＪＧ８ Ｆ〆○９ Ｆ′Ｇ．７０ Ｆ′Ｇ．７７ Ｆ′○．柊 Ｆ′Ｇ．７３ Ｆ〆Ｇ．ブイ Ｆ〆Ｇ？５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上下一対の開閉操作レバー２８Ａを、その前端部に
   おいて常時拡開方向へ押圧付勢する板バネ３８Ａにより
   開閉自在に連結すると共に、その閉合時に初めてレバー
   ２８Ａの向かい合う上下相互間に、前後方向に沿うスラ
   イドガイド長孔２２Ａが区画形成されるように定め、
   他方左右一対の先端作用ピース３２Ａを、そのＸ字型に
   交叉する中途部において貫通枢軸３４Ａにより組付け、
   その枢軸３４Ａを両レバー２８Ａのスライドガイド長
   孔２２Ａ内に貫通横断させ、その板バネ３８Ａから該ガ
   イド長孔２２Ａの前方へ両ピース３２Ａを張り出し操作
   できるようにすると共に、 その各ピース３２Ａの後端
   部から曲げ起した係合アーム３６Ａを、レバー２８Ａの
   前後方向に沿い列設したピース受け入れ長溝３０Ａ内へ
   、その長手方向へのスライド自在に係合させて、該ピー
   ス３２Ａが上記板バネ３８Ａの押圧付勢力を受担しつつ
   、レバー２８Ａにより開閉操作されるよう作用的に連動
   連結し、 その両レバー２８Ａの閉合状態において、上
   記ピース３２Ａの枢軸３４Ａを外側から後方へスライド
   させることにより、そのレバー２８Ａ自身を包装ケース
   代りとして兼用しつつ、その内部にピース３２Ａを閉合
   状態のまま没入させるように設定したことを特徴とする
   手持ち式の開閉作業用具。 ２ 先端作用ピース３２Ａの組付け用貫通枢軸３４Ａを
   、ボルト４０Ａとキヤツプナツト４２Ａとのネジ締結体
   とし、その相対的な締め上げによりキヤツプナツト４２
   Ａの摘まみ部分を、開閉操作レバー２８Ａの側壁外面に
   圧着させることにより、そのピース３２Ａのスライド作
   用を不能に固定ロツクできるよう定めたことを特徴とす
   る特許請求の範囲・第１項記載の手持ち式の開閉作業用
   具。 ３ カバーケース１０における一方の側壁内面にその前
   後方向に沿うスライドガイド凹溝２０を列設し、同じく
   他方の側壁にこれと向かい合うスライドガイド長孔２２
   を貫通開口させ、 そのケース１０の上下方向から出没
   する上下一対の開閉操作レバー２８を、その前端部にお
   いてケース１０へ各列に枢着して開閉できるように定め
   、 他方左右一対の先端作用ピース３２を、そのＸ字型
   に交叉する中途部において貫通枢軸３４により組付け、
   且つその枢軸３４に捲装させたつる巻きバネ３８により
   、常時拡開方向へ押圧付勢すると共に、その枢軸３４を
   上記ケース１０のスライドガイド用凹溝２０と長孔２２
   内に、前後方向へのスライドのみ自在に横断させて、両
   ピース３２を前方へ張り出し操作できるようにし、 そ
   の各ピース３２の後端部から曲げ起した係合アーム３６
   を、上記レバー２８の前後方向に沿い列設したピース受
   け入れ長溝３０内へ、その長手方向へのスライド自在に
   係合させて、該ピース３２が上記つる巻きバネ３８の押
   圧付勢力を受担したレバー２８によつて開閉操作される
   よう作用的に連動連結し、 その両レバー２８の閉合状
   態において、上記ピース３２の枢軸３４を外側から後方
   へスライドさせることにより、カバーケース１０の内部
   にピース３２を閉合状態のまま没入させるように設定し
   たことを特徴とする手持ち式の開閉作業用具。 ４ 先端作用ピース３２の組付け用貫通枢軸３４を、ボ
   ルト４０とキヤツプナツト４２とのネジ締結体とし、そ
   の相対的な締め上げによりキヤツプナツト４２の摘まみ
   部分を、カバーケース１０の側壁外面に圧着させること
   により、そのピース３２のスライド作用を不能に固定ロ
   ツクできるよう定めたことを特徴とする特許請求の範囲
   ・第３項記載の手持ち式の開閉作業用具。