JP5511560B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内蔵した熱交換器を通じて給排気流間で熱交換をしながら給排気による換気を行えるようにした熱交換換気装置に関するものである。
熱交換換気装置は、空気対空気での熱交換を行う熱交換器が内蔵され、熱交換を行いながら同時給排気により換気を行うものである。例えば、特許文献1には、天井に一部露出して設置される熱交換換気装置で、熱交換器を挟んで、給気送風機及び排気送風機を配置したものが開示されている。
この熱交換換気装置では、熱交換後の給気流は製品下面に接続したパネルから、直接室内へ吹き出している。従来このようなタイプの熱交換器装置は、パネルに室内側吹出口と室内側吸込口を持たせているため、室内側のダクト配管が不要であり、外気から給気に至る給気風路、および還気から排気に至る排気風路の基本的な風路構成は同じになる。そのため、両風路での圧力損失も略同じであり、モータパワーやQHが略同様となる給気送風機と排気送風機を用いても、給気と排気に偏りは生じにくかった。
このようにパネルを室内に露出させる露出型の熱交換換気装置とは別に、例えば特許文献2には、熱交換換気装置を天井裏に完全に埋め込む天吊埋め込み型の熱交換換気装置が開示されている。
埋め込み型の熱交換換気装置は、天井裏に完全に埋め込まれて設置されるため、熱交換換気装置のメンテナンスをするためのスペースが、製品の上下面に確保しにくい。そのため、製品の側面からメンテナンスできるように構成される。送風機にシロッコファンを用いる場合、送風機のスクロールケーシングを本体側の風路と一体で形成し、そこに羽根の付いたモータが取り付けられることで、送風機と風路を完成させる構造がとられる。
そして、メンテナンス時に送風機の着脱を製品側面のメンテナンス口から簡単に行えるように、送風機の羽根部材の回転軸、つまりモータの回転軸がケーシングの底面に対して水平となるように設けられる。これにより、スクロールケーシングに容易に羽根部材を挿抜できるようになり、スクロールケーシングを取り外さなくても、送風機ASSY(羽根とモータ一体にした状態)のみを水平方向に外すことができ、省スペースな点検スペースでも十分にメンテナンスが可能となる。
また、埋め込み型の熱交換換気装置では、室内側にもダクト配管が必要であるが、熱交換換気装置自体が天井から露出しないので意匠的な制約が少なくなる。意匠的な制約が少なくなることで、熱交換換気装置の高さ寸法以外の外形寸法を大きくしやすくなり、熱交換換気装置の内部に加湿装置などを内蔵させ加湿機能を付加させる場合がある。
特開平11−248216号公報 特開平9−133386号公報
しかしながら、加湿機能を付加させるために給気路に加湿装置部を設けることで、給気路は排気路に比べ圧力損失が大きくなってしまう。そのため、給気送風機の出力を上げるために、モータサイズを大きくしたり、羽根部材のサイズを大きくしたりすることが必要であった。しかし、上述したように、メンテナンス性の観点から羽根の回転軸が底面に平行になるように設けられているため、羽根部材のサイズを大きくすることで、熱交換換気装置の高さ寸法も大きくなってしまう。
熱交換換気装置の高さ寸法が大きくなることで、天井裏の懐高さが十分でない環境には設置できない場合が生じるなど、施工性が低下するという問題があった。一方、熱交換換気装置の高さ寸法を優先とすると、給気送風機の羽根部材を小さくしなければならず、給気風量が十分に確保しにくくなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、給気流への加湿などを行うとともに、給気風量の確保と高さ寸法の抑制を両立することのできる熱交換換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、室外側吸込口と室内側吹出口とを結ぶ給気路と、室内側吸込口と室外側吹出口とを結ぶ排気路とが内部に形成されたケーシングと、給気路に設けられて室外側吸込口から室内側吹出口に向かう給気流を生成する給気送風機と、排気路に設けられて室内側吸込口から室外側吹出口に向かう排気流を生成する排気送風機と、ケーシングの内部に配置されて、給気流と排気流との間で熱交換を行わせる熱交換器と、給気路内の熱交換器の下流側に設けられて、給気流の温度および湿度の少なくとも一方を調整する空調装置と、を備え、給気送風機は、給気送風機が有する羽根部材の回転軸がケーシングの底面に略垂直となるように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、給気流への加湿などを行うとともに、給気風量の確保と高さ寸法の抑制の両立を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る熱交換換気装置の平面構成の概略を示す図である。 図2は、熱交換換気装置の側面構成の概略を示す図である。 図3は、給気送風機ユニットの外観斜視図である。 図4は、給気送風機ユニットをベルマウス部側から見た平面図である。 図5は、給気送風機ユニットの側面図である。 図6は、給気送風機ユニットの外観斜視図であって、ガイド受部およびガイド側部に支持された状態を示す図である。 図7は、給気送風機ユニットの側面図であって、ガイド受部およびガイド側部に支持された状態を示す図である。 図8は、熱交換換気装置の平面構成の概略を示す図であって、給気送風機ユニットをメンテナンス作業空間に移動させた状態を示す図である。 図9は、排気送風機ユニットの概略構成を示す図である。
以下に、本発明に係る熱交換換気装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換換気装置の平面構成の概略を示す図である。図2は、熱交換換気装置の側面構成の概略を示す図である。熱交換換気装置60は、ケーシング1、熱交換器3、給気送風機ユニット(給気送風機)30、排気送風機ユニット(排気送風機)40、空調コイル7、加湿器8を備える。
ケーシング1は、熱交換換気装置60の箱体を構成する。ケーシング1には、室外側と室内側にそれぞれ1組ずつ開口が形成され、その開口はそれぞれ室外側吸込口11、室外側吹出口13、室内側吹出口12、および室内側吸込口10として機能する。ケーシング1内には、室外側吸込口11と室内側吹出口12を連通させて室外の空気を室内に給気する給気路17と、室内側吸込口10と室外側吹出口13を連通させて室内の空気を室外に排気する排気路16と、が形成される。
給気路17と排気路16は、全経路にわたり互いに独立して設けられ、給気路17と排気路16との間には熱交換器3が設けられる。熱交換器3は、給気路17を通過する給気流と、排気路16を通過する排気流との間で、熱交換を行わせるものである。
給気路17には、給気送風機ユニット30が設けられる。また、空調コイル(空調装置)7や加湿器(空調装置)8を備える給気風路部20が、給気路17の一部を構成する。給気路17を通過する給気流は、室外側吸込口11からケーシング1内に流入し、熱交換器3の給気通路19を通り、給気送風機ユニット30を経由して、空調コイル7および加湿器8を備えた給気風路部20を通り、室内側吹出口12から室内側に吹出される。
排気路16には、排気送風機ユニット40が設けられる。排気路16を通過する排気流は、室内側吸込口10からケーシング1内に流入し、熱交換器3の排気通路18を通り、排気送風機ユニット40を経由して、室外側吹出口13から室外側に排出される。
なお、排気路16には、熱交換器3の排気通路18を通さずに、室外側に排気流を排出させるためのバイパス風路6が設けられる。また、排気路16を、熱交換器3の排気通路18を含む風路と、排気通路18を含まないバイパス風路6とに切り替える開閉ダンパー4が設けられている。
熱交換器3は、ケーシング1のメンテナンスカバー15部分から水平方向に抜差しできるようになっている。熱交換器3は、直列に2つ組込まれており、排気通路18と給気通路19は内部において斜めに交差する形態となる。なお、バイパス風路6は、メンテナンスカバー15方向から見て、奥側に組み込まれた熱交換器3の奥側面とケーシング1の内面との間に構成される。
図3は、給気送風機ユニット30の外観斜視図である。図4は、給気送風機ユニット30をベルマウス部側から見た平面図である。図5は、給気送風機ユニット30の側面図である。給気送風機ユニット30は、スクロールケーシング31、給気送風機羽根(羽根部材)32、給気送風機固定部33、スクロールケーシング固定部34、給気送風機モータ35を有して構成される。
スクロールケーシング31は、給気送風機羽根32を内包する吸込型のベルマウス部31aを備え、その吹き出し方向に連続する出口部31bが形成された一体成形物である。ベルマウス部31aより吸い込んだ空気は、給気送風機羽根32により、スクロールケーシング31の出口部31bから吹き出される。出口部31bは給気風路部20の入口に接続される。出口部31bから吹き出される空気は、室内側吹出口12より室内側に吹き出される。なお、出口部31bは、熱交換器3の反対側に位置するとともに、給気送風機ユニット30のスライド方向(後に詳述)と略平行に空気が吹き出されるように設けられる。
給気送風機羽根32は、シロッコファンで構成される。給気送風機羽根32は、給気送風機モータ35によって回転される。給気送風機モータ35の羽根回転軸、すなわち給気送風機羽根32の回転軸はケーシング1の底面に対して略垂直に設けられる。
スクロールケーシング31は給気送風機固定部33の上に置かれる。スクロールケーシング31と給気送風機固定部33とは、スクロールケーシング固定部34によって固定され、密着状態となっている。そのため、スクロールケーシング31と給気送風機固定部33との間からの気流の漏れを抑えて、ベルマウス部31aから吸い込んだほとんどの空気を、出口部31bから吹き出させることができる。
図6は、給気送風機ユニット30の外観斜視図であって、ガイド受部36およびガイド側部37に支持された状態を示す図である。図7は、給気送風機ユニット30の側面図であって、ガイド受部36およびガイド側部37に支持された状態を示す図である。
ケーシング1内では、給気送風機固定部33がガイド受部36とガイド側部37に支持されることで、給気送風機ユニット30が支持される。ガイド受部36は、給気送風機固定部33を下側から支持する。ガイド受部36は、断面形状がコの字曲げ形状を呈する棒状部材を2列設けて構成される。
ガイド受部36は、給気送風機固定部33の外周を構成する辺のうち、その延長線が熱交換器3に向かう辺、本実施の形態では、熱交換器3の排気通路18や給気通路19での給気流や排気流の流れ方向と略垂直となる辺を支持する。給気送風機固定部33は、ガイド受部36に固定されておらず、給気送風機ユニット30は、給気送風機固定部33上をスライド移動させることができる。
ガイド受部36は、ガイド側部37に固定される。ガイド側部37は、ガイド受部36の側方に設けられて、ケーシング1の天面と底面とに固定される。本実施の形態では、1本のガイド受部36に対して、2本のガイド側部37が固定される。そして、これら2本のガイド側部37は、ガイド側部37同士の間隔がスクロールケーシング31の幅よりも狭くなるように設けられる。
これにより、ガイド受部36に沿った方向(矢印Xに示す方向)、すなわち熱交換器3に向かう方向以外への給気送風機ユニット30のスライド移動が規制される。なお、ガイド側部37も、ガイド受部36と同様に断面形状がコの字曲げ形状を呈しており、給気送風機ユニット30の自重による変形が生じにくくなっている。
図8は、熱交換換気装置60の平面構成の概略を示す図であって、給気送風機ユニット30をメンテナンス作業空間に移動させた状態を示す図である。給気送風機ユニット30のメンテナンスに関しては、ケーシング1の側面に開口されたメンテナンス口45から行う。より具体的には、まず、メンテナンス口45を塞ぐメンテナンスカバー15を開き、そのメンテナンス口45から熱交換器を抜き出す。そして、熱交換器3が配置されていた空間をメンテナンス作業空間として使用する。
給気送風機ユニット30を構成する給気送風機羽根32、給気送風機モータ35、スクロールケーシング31、スクロールケーシング固定部34は、給気送風機固定部33上に固定されている。したがって、給気送風機固定部33のみを、ガイド受部36に沿って、スクロールケーシング31の出口部31bの略反対方向(すなわち、熱交換器3が配置されていたメンテナンス作業空間の方向)にスライドさせることで、給気送風機ユニット30全体をメンテナンス作業空間に移動させることができる。そして、メンテナンス作業空間に移動した給気送風機ユニット30を、矢印Yに示す方向に沿って移動させることで、メンテナンス口45からケーシング1外に引き出して、給気送風機ユニットの修理・点検を行うことができる。
上述したように、給気送風機ユニット30のスライド方向に並ぶガイド側部37同士の幅寸法は、給気送風機固定部33の幅寸法よりも狭い。また、給気送風機ユニット30を挟んで対向する位置に設けられるガイド側部37同士の幅寸法は、給気送風機固定部33の幅寸法と略等しい。したがって、給気送風機ユニット30は、熱交換器3が配置された領域に向かう方向以外の方向へのスライド移動が、ガイド側部37によって規制される。
図9は、排気送風機ユニット40の概略構成を示す図である。排気送風機ユニット40は、排気風路部品41、排気送風機羽根42、排気送風機固定部43、排気送風機モータ44を有する。なお、排気送風機羽根42は、シロッコファンで構成される。
排気風路部品41は、排気送風機羽根42を内包する吸込型のベルマウス部41aが中央に配置される。排気風路部品41は、送風機としてのクスロールケーシングが形成されているとともに、その一方側に吹き出し方向に連続する出口部41bが、他方側に給気路17の室外側吸込部41cが形成された一体の成形物である。ベルマウス部41aより吸い込んだ空気は、排気送風機羽根42により、出口部41bへ吹き出され、排気路16として室内側吹出口12より室外側に吹き出される。
排気路16に関しては、経路中に空調コイル7や加湿器8が設けられた給気路17に比べて圧力損失が少ないため、給気送風機ユニット30よりも小さい羽根径であっても、十分に排気側の機外静圧を満足する。すなわち、排気送風機羽根42の外形サイズは、給気送風機羽根32に比べ小さくて済む。
そこで、排気送風機モータ44の羽根回転軸はケーシング1の底面に対して概ね水平に設けている。排気風路部品41と排気送風機固定部43とは密着構造となっており、ベルマウス部41aより吸い込んだ排気流が排気風路部品41の出口部41b以外に吹き出しにくい(漏れにくい)構造としている。
排気送風機ユニット40は、排気風路部品41の略中央に配置されているため、ケーシング1のメンテナンス口45から比較的手が届きやすい範囲にある。また、排気送風機羽根42のようなシロッコファンは、一般的にスクロールケーシングへの挿抜が、回転軸と平行に行いやすい構造となるため、排気風路部品41を取り外さなくても、排気送風機モータ44と排気送風機羽根42を一体のままメンテナンス口45から抜き出すことができる。また、風路とスクロールケーシングが一体なので、部品構成が少なく、接合部が少ないので空気漏れを低減できるとともに、コストを下げることができる。
給気風路部20については、図1,2に示すように加湿手段としての加湿器8と、加湿器8で生じるドレンを受容し外部に排水するドレン皿21が設けられる。加湿器8は外部の水道設備等の給水源側に接続され、加湿用の水が給水されている。加湿器8は透湿膜でできた袋を重ねて積層された構造で、それぞれの袋の中に水が給水され、それぞれの積層された袋と袋の間に給気空気を通すことで袋内の水が透湿膜を通して蒸発されることで給気空気を加湿している。
また、給気空気への加湿量を高めるために、加湿器8の上流側に空調コイル7を配置して、空調コイルで給気空気の温度を上げることで加湿器8からの水の蒸発量を高めている。夏場などで加湿が不要なときでも、空調コイルは冷房として機能し、給気空気を冷却することができる。このように、空調コイル7や加湿器8は、給気路17を通過する給気流の温度や湿度を調整する空調装置として機能する。
ドレン皿21は、冷房時に空調コイル7で発生した結露水を回収する。また、ドレン皿21は、加湿器8からの漏水が発生した場合に、加湿器8から漏れた水を回収する。
以上の構成により、給気空気に加湿機能を備えた熱交換換気装置の場合、排気路16に比べ、給気路17において空調コイル7や加湿器8を設けた分だけ圧力損失(給気風路+空調コイル+加湿器)が大きくなる。そのため、給気送風機ユニット30には、排気送風機ユニット40より高いQH性能が求められる。したがって、排気送風機ユニット40に比べて、給気送風機ユニット30では、給気送風機モータ35のモータサイズを大きくしたり、給気送風機羽根32の羽根径を大きくしたりする必要がある。
一方、本実施の形態では、給気送風機ユニット30を、給気送風機羽根32の回転軸がケーシング1の底面に概ね垂直となるように設けているため、給気送風機羽根32の羽根径を大きくした場合であっても、熱交換換気装置60の外形高さ寸法を大きくする必要がない。したがって、熱交換換気装置の外形高さ寸法を大きくせずに、給気用送風機のQH性能を排気用送風機のQH性能より高くすることができる。
これにより、加湿機能などの付加機能を備えた熱交換換気装置60においても、十分な給気風量を発生させることができるとともに、外形の高さ寸法を大きくせずに済むので、設置対象となる建物の天井裏スペースに影響されにくくなり、施工性の向上を図ることができる。
また、給気送風機羽根32の回転軸がケーシング1の底面に概ね垂直に設けられていても、給気送風機ユニット30は、スクロールケーシングを含めた全体をスライド可能とされているので、給気送風機ユニット30の取出しの簡単化を図ることができる。
また、給気送風機ユニット30は、熱交換器3に向かってスライド可能とされている。熱交換換気装置60では、熱交換器3のメンテナンスのために、ケーシング1に対して熱交換器3を取り出すための開口(例えばメンテナンス口45)が形成されるのが一般的である。すなわち、給気送風機ユニット30を熱交換器3側に移動させることで、熱交換器3を取り出した後のスペースを作業スペースとして利用することができる。また、熱交換器3を取り出すために設けられた開口から、給気送風機ユニット30も取り出しやすくなる。
したがって、給気送風機ユニット30をメンテナンスするための専用の作業スペースを設けずに済むため、製品の大型化を抑えることができる。また、給気送風機ユニット30の取り出しも容易になるので、メンテナンス性の向上を図ることもできる。
また、給気送風機ユニット30の出口部31bは、空気の吹出し方向が給気送風機ユニット30のスライド方向と略平行とされるので、給気送風機ユニット30をスライドさせて押し込むだけで、簡単に出口部31bを給気風路部20に密着させることができる。したがって、ケーシング1の内部のような狭い空間でも、出口部31bと給気風路部20とを確実に密着させやすく、空気の漏れを抑えることができる。
また、上記のように給気風量をほとんど低下させずに排気風量と同等風量を得ることで、室内側吹出口12や室内側吸込口10の給気流や排気流の静圧(機外静圧)をほとんど低下させずに済む。
したがって、室内側吹出口12や室内側吸込口10からの自由なダクトワークが可能となり、熱交換換気装置60自体を居室内の天井ではなく、居室外、例えば廊下の天井裏に設けた場合であっても、ダクトで居室に給気風や排気風を導くことができる。熱交換換気装置60を居室外に設けることで、加湿給水の接続部分22などで、万が一漏水が発生した場合でも、居室内のOA機器など水に弱い機器に被害を与えてしまうなどのリスクを回避することができる。
なお、本実施の形態では、給気路17に空調コイル7と加湿器8の両方を設けた構成を採用しているが、これに限られない。例えば、空調コイル7および加湿器8のいずれか一方を給気路17に備える構成であってもよい。
この場合であっても、給気路17に設けられた空調コイル7または加湿器8を設けた分だけ圧力損失が増すため、給気送風機ユニット30の羽根径を大きくする必要がある場合があるところ、本実施の形態のように、給気送風機ユニット30の羽根の回転軸をケーシングの底面に概ね垂直に設けているため、上述したように、熱交換換気装置60の高さ寸法を大きくせずに済む。
また、給気路17に設ける空調装置としては、空調コイル7や加湿器8に限られない。例えば、給気流を加熱するための電熱ヒータであっても構わない。
以上のように、本発明にかかる熱交換換気装置は、給気流と排気流との間で熱交換を行いながら換気を行う熱交換換気装置、特に、空調コイルや加湿気などの空調装置を給気通路に備える熱交換換気装置に適している。
1 ケーシング
3 熱交換器
4 開閉ダンパー
6 バイパス風路
7 空調コイル(空調装置)
8 加湿器(空調装置)
10 室内側吸込口
11 室外側吸込口
12 室内側吹出口
13 室外側吹出口
15 メンテナンスカバー
16 排気路
17 給気路
18 排気通路
19 給気通路
20 給気風路部
21 ドレン皿
22 接続部分
30 給気送風機ユニット
31 スクロールケーシング
31a ベルマウス部
31b 出口部
32 給気送風機羽根
33 給気送風機固定部
34 スクロールケーシング固定部
35 給気送風機モータ
36 ガイド受部(ガイド部)
37 ガイド側部(ガイド部)
40 排気送風機ユニット
41a ベルマウス部
41b 出口部
41c 室外側吸込部
41 排気風路部品
42 排気送風機羽根
43 排気送風機固定部
44 排気送風機モータ
45 メンテナンス口
60 熱交換換気装置
X 矢印
Y 矢印

Claims (4)

  1. 室外側吸込口と室内側吹出口とを結ぶ給気路と、室内側吸込口と室外側吹出口とを結ぶ排気路とが内部に形成されたケーシングと、
    前記給気路に設けられて前記室外側吸込口から前記室内側吹出口に向かう給気流を生成する給気送風機と、
    前記排気路に設けられて前記室内側吸込口から前記室外側吹出口に向かう排気流を生成する排気送風機と、
    前記ケーシングの内部に配置されて、前記給気流と前記排気流との間で熱交換を行わせる熱交換器と、
    前記給気路内の前記熱交換器の下流側に設けられて、前記給気流の温度および湿度の少なくとも一方を調整する空調装置と、を備え、
    前記給気送風機は、前記給気送風機が有する羽根部材の回転軸が前記ケーシングの底面に略垂直となるように設けられ
    前記排気送風機は、前記排気送風機が有する羽根部材の回転軸が前記ケーシングの底面と略平行となるように設けられ、
    前記給気送風機が有する羽根部材の径のほうが、前記排気送風機が有する羽根部材の径よりも大きいことを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 前記給気送風機を前記熱交換器が配置される位置にスライド可能に支持するガイド部をさらに備え、
    前記ケーシングには、前記熱交換器の取り出し口が形成されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記ガイド部は、
    前記ケーシング内の前記給気送風機が配置される位置の周囲に設けられて、両端が前記ケーシングの天面と底面とに固定されるガイド側部と、
    前記ガイド側部に固定されて前記給気送風機を下側から支持するガイド受部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の熱交換換気装置。
  4. 前記給気送風機は、空気を吹き出す出口部が前記熱交換器の反対側に位置するとともに、前記出口部からの空気の吹出し方向が前記給気送風機のスライド可能な方向と略平行となるように配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の熱交換換気装置。
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