JP5509937B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像装置に関する。
従来から、CCD(Charge Coupled Device)を用いた撮像装置では、強烈な光が入射したときに、スミアの発生により画質の劣化が生じる。かかるスミアの補正を行う撮像装置も種々提案されている(一例として特許文献1参照)。
特開2007−110375号公報
ところで、撮像装置のスミア補正で、スミアの位置検出が補正対象のフレームと異なるフレームで行われる場合、撮影の状況によっては画像のスミア成分の含まれない部分にスミア補正が行われるおそれがある。特に、被写体輝度が非常に高いシーンでは、スミア補正が誤った位置で行われると画像の見えが著しく損なわれてしまう。
上記事情に鑑み、被写体輝度が非常に高いシーンにおいて、誤ったスミア補正による画像の劣化を防止する手段を提供する。
一の態様の撮像装置は、被写体の像を撮像する撮像素子と、スミア判定部と、輝度判定部と、スミア補正部と、動き検出部とを備える。スミア判定部は、撮像素子の出力にスミア成分が含まれるか否かを判定する。輝度判定部は、被写体の輝度が閾値以上か否かを判定する。スミア補正部は、スミア判定部がスミア成分を含むと判定したときに、撮像素子の出力に含まれるスミア成分を低減するためのスミア補正処理を実行する。動き検出部は、装置の動きを検出する。また、スミア補正部は、被写体の輝度が閾値以上かつ動き検出部が装置の動きを検出したときにスミア補正処理を実行せず、被写体の輝度が閾値以上かつ動き検出部が装置の動きを検出しないとき、または被写体の輝度が閾値未満であるときにスミア補正処理を実行する。
上記の一の態様の撮像装置は、光量調節部と、撮影制御部とをさらに備えていてもよい。光量調節部は、撮像素子に入射する光量を調節する。撮影制御部は、被写体の輝度が閾値以上のときに、光量調節部で撮像素子の露光量を減少させる制御を実行するとともに、撮像素子の電荷蓄積時間を長くする制御を実行する。
上記の一の態様において、輝度判定部は、適正露光ができなくなる被写体輝度値である場合、または撮影画面を分割測光したときの1つの測光値が所定値を超えた場合のいずれかに該当するときに、被写体の輝度が閾値以上であると判定してもよい。
一の態様の撮像装置では、被写体の輝度が閾値以上のときにスミア成分の補正処理を実行しないことで、被写体輝度が非常に高いシーンにおいて、誤ったスミア補正による画像の劣化が防止される。
一の実施形態での撮像装置(電子カメラ)の構成例を示すブロック図 撮像素子の回路構成の一部を模式的に示す図 (a):過去のフレームでのスミアの例を示す図、(b):補正対象のフレームでのスミアの例を示す図、(c):スミア補正処理の誤補正の例を示す図 スミア補正処理の実行可否の一例を示す図
<一の実施形態の説明>
図1は、一の実施形態での撮像装置(電子カメラ)の構成例を示すブロック図である。電子カメラは、撮影レンズ11と、第1レンズ駆動部12と、ブレ補正レンズ13と、第2レンズ駆動部14と、ND(Neutral Density)フィルタ15と、フィルタ駆動部16と、ブレ検出部17と、撮像素子18と、撮像回路19と、カメラマイコン20と、画像圧縮回路21と、第1メモリ22と、表示画像作成回路23と、モニタ24と、記録I/F25と、レリーズ釦26および第2メモリ27とを有している。ここで、第1レンズ駆動部12、第2レンズ駆動部14、フィルタ駆動部16、ブレ検出部17、撮像素子18、撮像回路19、画像圧縮回路21、第1メモリ22、表示画像作成回路23、記録I/F25、レリーズ釦26、第2メモリ27は、それぞれカメラマイコン20と接続されている。
撮影レンズ11は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。撮影レンズ11のレンズ位置は、第1レンズ駆動部12によって光軸方向に調整される。なお、簡単のため、図1では撮影レンズ11を1枚のレンズで図示する。
ブレ補正レンズ13は、電子カメラに生じる手ブレを補正するためのレンズであって、撮影レンズ11の光軸に対して直角方向に揺動可能となっている。また、第2レンズ駆動部14は、ブレ補正レンズ13を縦方向に揺動させる縦揺動機構と、ブレ補正レンズ13を横方向に揺動させる横揺動機構とを有している。第2レンズ駆動部14は、カメラマイコン20の制御によりブレ補正レンズ13を揺動させる。これにより、被写体の像の結像位置がシフトして、撮像素子18の受光面における像ブレが抑制される。
NDフィルタ15は、透過光を所定量(たとえば、アペックス値で3段相当)減衰させる減光部材である。NDフィルタ15は、フィルタ駆動部16によって撮影レンズ11の光軸と直交する方向に進退駆動される。NDフィルタ15が被写体光の光路上へ挿入された場合、撮像素子18へ入射される光量がNDフィルタ15で制限される。一方、NDフィルタ15が被写体光の光路外へ退避された場合、撮像素子18へ入射される光量は制限されない。フィルタ駆動部16は、カメラマイコン20の指示に応じてNDフィルタ15の進退駆動を行う。
ブレ検出部17は、電子カメラの縦揺れを検出する縦方向角速度センサと、電子カメラの横揺れを検出する横方向角速度センサとを有している。上記の各々の角速度センサには、例えば、回転によるコリオリ力を検出する圧電振動式角速度センサが用いられる。
撮像素子18は、撮影レンズ11によって結像される被写体の像を撮影(撮像)し、画像信号を撮像回路19へ出力する。一の実施形態の撮像素子18はCCDイメージセンサで構成される。なお、撮像素子18の電荷蓄積時間および信号読みだしのタイミングは、カメラマイコン20によって制御される。
また、電子カメラの撮影モードにおいて、撮像素子18は、レリーズ釦26による撮像開始指示に応じて、不揮発性の記録媒体への記録を伴う記録用の静止画像や動画像を撮影する。また、撮像素子18は、記録用の静止画像の撮影待機時にも所定間隔ごとに観測用の画像(スルー画像)を連続的に撮影する。時系列に取得されたスルー画像のデータ(あるいは上記の動画像のデータ)は、モニタ24での動画表示やカメラマイコン20による各種の演算処理に使用される。なお、撮影モードの動画撮影時には、電子カメラは上記のスルー画像を不揮発性の記憶媒体に記録してもよい。
図2は、撮像素子18の回路構成の一部を模式的に示す図である。撮像素子18の受光面には、光電変換を行う受光素子31が2次元配列されている。また、撮像素子18は、各受光素子31の画素信号を読み出す複数の垂直読み出し線32と、1つの水平読み出し線33とを有している。垂直読み出し線32は、受光素子31の列ごとに配置されており、垂直読み出し線32の出力端は水平読み出し線33に接続されている。また、水平読み出し線33の出力は撮像回路19に接続されている。
また、撮像素子18の受光素子31は、有効画素と遮光画素とに区画される。有効画素は、被写体の像の明るさに応じて信号電荷を蓄積する画素である。そして、有効画素の出力に基づいて撮影画像の画像信号が生成される。一方、遮光画素は、遮光膜によって表面が覆われた画素である。遮光画素は、温度変化等によって受光素子31に蓄積される電荷(暗電流成分)を検出する。そして、遮光画素の出力に基づいて撮影画像の黒色に相当する黒レベルが決定される。一例として、撮像素子18の受光面において、有効画素領域の周囲のリングピクセルの部分に遮光画素が形成される。図2の例では、遮光画素の領域を破線で示す。
図1に戻って、撮像回路19は、入力される画像信号に対して、アナログ信号処理、A/D変換処理、デジタル信号処理を順次施す回路である。撮像回路19の出力はカメラマイコン20に接続される。
カメラマイコン20は、電子カメラの動作を統括的に制御するプロセッサである。カメラマイコン20は、第2メモリ27に格納されたプログラムの実行により、画像処理部20a、撮影制御部20b、スミア判定部20c、輝度判定部20d、スミア補正部20eとして機能する。
画像処理部20aは、撮像回路19から入力されるデジタルの画像信号に対して画像処理を行う。上記の画像処理には、例えば、輪郭強調、ホワイトバランス調整処理、画像信号に対するフォーマット変換処理が含まれる。
撮影制御部20bは、オートフォーカス(AF)制御、自動露出(AE)制御を実行する。例えば、撮影制御部20bは、スルー画像を用いて公知のコントラスト検出によるAF演算を実行するとともに、第1レンズ駆動部12を介してフォーカスレンズのレンズ位置を調整する。また、撮影制御部20bは、スルー画像を用いて撮影画面内の分割測光を行うとともに、分割測光結果に基づいてAE制御(NDフィルタ15の駆動、撮像素子18の電荷蓄積時間の調整など)を実行する。また、手ブレ補正を実行する場合、撮影制御部20bは、ブレ検出部17の出力を用いて、ブレ補正レンズ13の駆動位置を求める。なお、電子カメラの動き検出の有無は、後述のスミア補正を行うか否かの判定条件の1つとしても用いられる。
スミア判定部20cは、撮像素子18の遮光画素の出力を用いて、撮像素子18の出力にスミア成分が含まれるか否かを判定する。一般に、CCDイメージセンサで極めて高輝度の被写体を撮影すると、入射光量が多い画素の近傍では受光素子31以外からも電荷が発生する。そして、撮像素子18の電荷転送ライン(垂直読み出し線32)で転送される電荷であって、入射光量が多い画素と異なる画素で蓄積された信号電荷に対し、上記の受光素子31以外で発生した電荷が積算されると画像にスミア(白筋)が生じる。
一例として、スミア判定部20cは、遮光画素領域の垂直方向に沿って、各列で遮光画素の出力をそれぞれ加算平均する。これにより、水平方向1ライン分の遮光画素の加算平均値を得ることができる。画素のランダムノイズは上記の加算平均値では平均化によりほぼゼロとなる。一方、垂直読み出し線32に沿って現れるスミアの成分は、加算平均値において平均化されない。そのため、スミア判定部20cは、隣接する列で加算平均値の差分を求めるとともに、隣接する列と比べて上記の加算平均値が所定の閾値よりも大きくなる列はスミア成分を含むと判定すればよい。
輝度判定部20dは、撮影画面内に超高輝度の被写体(被写体の輝度が閾値以上である被写体)が存在するか否かを判定する。なお、輝度判定部20dによる判定結果は、後述のスミア補正を行うか否かの判定条件の1つとなる。
一例として、AE演算で求めた被写体輝度値(BV値)が適正露光のできなくなる被写体輝度値である場合、輝度判定部20dは、被写体の輝度が閾値以上であると判定する。ここで、適正露光のできなくなる被写体輝度値は、電子カメラの最短のシャッタ秒時に応じて決定される。例えば、最短のシャッタ秒時が1/6000秒である電子カメラの例を考える。この電子カメラにおいて、1/6000秒で適正露光できなくなるほど撮影シーンの被写体輝度値が大きくなれば、輝度判定部20dは、被写体の輝度が閾値以上であると判定する。
また、他の例として、撮影画面を分割測光したときの1つの測光値が所定値を超えた場合、輝度判定部20dは、被写体の輝度が閾値以上であると判定する。例えば、階調範囲が8bit(0〜255の値)であって、撮影画面内のいずれかの分割測光値が「235」を超えるときに、輝度判定部20dは、被写体の輝度が閾値以上であると判定する。
スミア補正部20eは、スミア判定部20cがスミア成分を含むと判定したときに、撮影画像からスミア成分を低減するためのスミア補正処理を実行する。上記のスミア補正処理は公知の手法によるものである。すなわち、スミア補正部20eは、撮影画像のうちでスミアの発生した列において、撮影画像の画素値からスミア成分の値を減算する。
なお、後述のように、スミア判定部20cがスミア成分を含むと判定したときであっても、誤ったスミア補正が行われると撮影画像の見栄えが大きく劣化するケースでは、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行しない(図4参照)。
画像圧縮回路21は、画像処理部20aによる処理後の画像信号に対して、JPEG形式で所定の圧縮比率の画像圧縮処理を行う。
第1メモリ22は、画像処理の前工程や後工程でデータを一時的に記憶するバッファメモリである。一例として、第1メモリ22は揮発性の記憶媒体であるSDRAMにより構成される。
表示画像作成回路23は、撮影画像をモニタ24に表示させるための表示データを作成する。また、モニタ24は、電子カメラの筐体背面に配置された液晶表示パネルで構成される。撮影モードでの動作時において、撮影中の被写体をユーザに視認させるために、カメラマイコン20は、上記のスルー画像または動画像をモニタ24に動画表示させる。
記録I/F25は、不揮発性の記憶媒体28を接続するためのコネクタを有している。そして、記録I/F25は、コネクタに接続された記憶媒体28に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体28は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体28の一例としてメモリカードを図示する。
レリーズ釦26は、記録用の静止画像や動画像の撮影タイミングの入力を受け付ける。また、第2メモリ27は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体で構成される。第2メモリ27には、カメラマイコン20によって実行されるプログラムが記憶されている。なお、このプログラムの実行による撮影モードでの動作例については後述する。
次に、一の実施形態での撮影モードでの動作例について説明する。例えば、記録用の静止画像を撮影するモードでは、電子カメラは、レリーズ釦26で指示されたタイミングで記録用の静止画像を撮影する。一方、記録用の動画像を撮影するモードでは、電子カメラは、レリーズ釦26の押圧によって決定される動画撮影期間の間、記録用の動画像を撮影する。また、いずれの撮影モードにおいても、電子カメラは、スルー画像等を用いて、撮影範囲内の被写体の様子をモニタ24に動画表示する。
また、上記の撮影モードでの撮影時に、スミア判定部20cは、遮光画素の出力を用いて、撮像素子18の出力にスミア成分が含まれるか否かを判定する。撮影画面内に高輝度の被写体が存在する場合、スミア判定部20cはスミア成分が含まれると判定する。そして、後述の条件を満たす場合に、スミア補正部20eが撮影画像のスミアを補正する。なお、スルー画像および動画像のスミア補正処理において、スミア補正部20eは、補正対象のフレームでのスミアの位置や補正量を、補正対象のフレームより過去のフレームから検出する。
ここで、一の実施形態の電子カメラにおいて、スミアが発生しているにも拘わらずスミア補正処理を行わない場合がある理由を説明する。
スルー画像や動画像の撮影では、撮像素子18の受光面をメカニカルシャッタ(不図示)で遮光した状態で撮像素子18から不要電荷を吐き出すことができない。また、明るいシーンでは露出制御によって撮像素子18の電荷蓄積時間が短くなるので、画像信号に含まれるスミア成分が相対的に増えてくる。よって、一般的に、記録用の動画像やモニタ24の表示画像でスミアを除去するときには、スミア補正部20eによるスミア補正処理が有用である。
しかし、例えば、撮影時のパンニングや手ブレ等で電子カメラが大きく動く場合には、過去のフレームでスミアが生じていた位置(図3(a)参照)と、補正対象のフレームでのスミアの位置(図3(b)参照)が異なってしまう。上記の場合にスミア補正部20eがスミア補正処理を行うと、過去のフレームでのスミアの検出位置が補正対象のフレームにおいて正常であるにも拘わらず誤補正されてしまう(図3(c)参照)。
また、上記の誤補正は、例えば、屋内のシーンで蛍光灯の部分に軽微なスミアが生じているようなケースではさほど目立たない。一方、非常に高輝度な被写体によって撮影画像に顕著なスミアが生じているケースでは、上記の誤補正は著しく撮影画像の見栄えを劣化させる。
そこで、一の実施形態のスミア補正部20eは、以下の(#1)〜(#4)の条件でスミア補正処理の実行可否を判断する。なお、図4は、スミア補正処理の実行可否の例を表形式で示している。
(#1)撮像素子18の出力にスミア成分が含まれないとスミア判定部20cが判定した場合、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行しない。上記(#1)の場合は撮像素子18でスミアが発生していないからである。
(#2)撮像素子18の出力にスミア成分が含まれるとスミア判定部20cが判定し、かつ、被写体の輝度が閾値未満であると輝度判定部20dが判定した場合、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行する。上記(#2)の場合は、撮像素子18でスミアが発生しており、スミアの明るさが比較的小さい。よって、仮に、スミア補正処理で誤補正が生じても比較的に弊害は少ないため、スミア補正部20eはスミア補正を実行する。
(#3)撮像素子18の出力にスミア成分が含まれるとスミア判定部20cが判定し、かつ、被写体の輝度が閾値以上であると輝度判定部20dが判定し、かつ、電子カメラに動きがあると判定された場合、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行しない。
上記(#3)の場合は、撮像素子18でスミアが発生しており、スミアの明るさが非常に強い。しかし、上記(#3)の場合は電子カメラに動きがあって、スミア補正処理の誤補正で撮影画像の見栄えが著しく劣化する可能性が高いので、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行しない。
(#4)撮像素子18の出力にスミア成分が含まれるとスミア判定部20cが判定し、かつ、被写体の輝度が閾値以上であると輝度判定部20dが判定し、かつ、電子カメラに動きがないと判定された場合、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行する。
上記(#4)の場合は、上記(#3)の場合と異なり、電子カメラに動きがない。よって、スミア補正処理の誤補正の可能性が低いので、スミア補正部20eはスミア補正処理を実行する。
上記のように、一の実施形態の電子カメラは、スミアが発生していても、撮影画面内に非常に高輝度な被写体が存在するときにはスミア補正処理を実行しない。そのため、スミア補正処理の誤補正による弊害を抑制できる。
また、上記(#3)の場合には、スミアの発生を抑制するために、撮影制御部20bは以下の制御を実行してもよい。まず、撮影制御部20bは、NDフィルタ15の挿入により、撮像素子18の単位時間当たりの露光量を減少させる。また、撮影制御部20bは、撮像素子18の電荷蓄積時間を長く設定する。このように、露光量を少なくした上で電荷蓄積時間を長くすると、受光素子31で蓄積された信号電荷の量に対してスミア成分の電荷の量が相対的に少なくなる。よって、スミア補正処理を実行できない状況でも、ある程度撮影画像の画質を向上させることが可能となる。なお、電子カメラにNDフィルタを手動で装着してもよい。このように、NDフィルタを手動で装着する構成の場合には、カメラマイコン20は、NDフィルタの装着をユーザに促す表示をモニタ24に表示させてもよい。
<実施形態の補足事項>
(変形例1) 上記実施形態では、ブレ検出部17によって電子カメラ側の装置の動きを検出する例を説明した。しかし、本発明は、時系列に撮影された複数の撮影画像を用いて、電子カメラ側の動きを検出するものであってもよい。一例として、カメラマイコン20は、例えばスルー画像間で被写体のマッチングを実行する。そして、カメラマイコン20は、スルー画像間で一致した各被写体の位置のズレ量から電子カメラ側の動きを検出してもよい。なお、上記の変形例1において、カメラマイコン20は、高輝度被写体の移動の有無を検出することもできる。
(変形例2) 図4に示したスミア補正処理の実行可否の判断はあくまで一例にすぎない。例えば、図4に示す(#2)の場合において、スミア補正部20eは、電子カメラまたは高輝度の被写体に動きがあるときに、スミア補正処理を実行しないようにしてもよい。
(変形例3) 上記実施形態では、撮像素子18への入射光量をNDフィルタ15で調整する例を示した。しかし、本発明では、例えば、複数の絞り羽根を有するメカニカルシャッタを用いてもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
15…NDフィルタ;16…フィルタ駆動部;17…ブレ検出部;18…撮像素子;20…カメラマイコン;20a…画像処理部;20b…撮影制御部;20c…スミア判定部;20d…輝度判定部;20e…スミア補正部

Claims (3)

  1. 被写体の像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子の出力にスミア成分が含まれるか否かを判定するスミア判定部と、
    前記被写体の輝度が閾値以上か否かを判定する輝度判定部と、
    前記スミア判定部が前記スミア成分を含むと判定したときに、前記撮像素子の出力に含まれるスミア成分を低減するためのスミア補正処理を実行するスミア補正部と、
    装置の動きを検出する動き検出部と、を備え、
    前記スミア補正部は、前記被写体の輝度が前記閾値以上かつ前記動き検出部が前記装置の動きを検出したときに前記スミア補正処理を実行せず、前記被写体の輝度が前記閾値以上かつ前記動き検出部が前記装置の動きを検出しないとき、または前記被写体の輝度が前記閾値未満であるときに前記スミア補正処理を実行する撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子に入射する光量を調節する光量調節部と、
    前記被写体の輝度が前記閾値以上のときに、前記光量調節部で前記撮像素子の露光量を減少させる制御を実行するとともに、前記撮像素子の電荷蓄積時間を長くする制御を実行する撮影制御部と、
    をさらに備える撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記輝度判定部は、適正露光ができなくなる被写体輝度値である場合、または撮影画面を分割測光したときの1つの測光値が所定値を超えた場合のいずれかに該当するときに、前記被写体の輝度が前記閾値以上であると判定する撮像装置。
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