JP2000050165A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2000050165A
JP2000050165A JP10211143A JP21114398A JP2000050165A JP 2000050165 A JP2000050165 A JP 2000050165A JP 10211143 A JP10211143 A JP 10211143A JP 21114398 A JP21114398 A JP 21114398A JP 2000050165 A JP2000050165 A JP 2000050165A
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signal
photoelectric conversion
imaging device
state imaging
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JP10211143A
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Yukihiro Tanizoe
幸広 谷添
Shigeo Sakagami
茂生 阪上
Yuzo Umagami
裕三 馬上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スミア補正パターンに含まれるランダムノイ
ズ等による副作用が無く、好適なスミア補正が可能な固
体撮像装置を提供すること。 【解決手段】 スミアパターン記憶用のラインメモリ3
を設け、タイミング発生器4Aの書込信号WEにより、
固体撮像素子1のダミー領域の信号を記憶させる。ライ
ンメモリ3と加算器8と除算器9とをローパスフィルタ
として機能させる。そしてA/D変換器2の出力から除
算器9の出力を減算すると、スミアを除去した画素信号
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直転送レジスタ
部と水平転送レジスタ部とを介して出力される電荷信号
において、スミア成分を除去する機能を有する固体撮像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在広く用いられている固体撮像素子で
は、マトリクス状に配設された光電変換素子で発生した
信号電荷を、垂直転送レジスタを用いて垂直方向に転送
し、垂直転送レジスタで転送された信号電荷を、水平転
送レジスタに入力して水平方向に転送し、画素信号を線
順次に読み出すようにしている。そのような固体撮像素
子で、高輝度の被写体を撮像した場合、信号電荷の垂直
転送中に垂直転送レジスタに光が漏れ込み、この漏れ込
んだ光が光電変換されて、縦筋状のノイズであるスミア
が発生してしまうという問題がある。
【0003】図10は、上記のスミアを除去するため
に、スミア補正装置を持つ従来の固体撮像装置の構成例
を示すブロック図である。図10に示すように、この固
体撮像装置は、固体撮像素子1、A/D変換器2、ライ
ンメモリ3、タイミング発生回路4、減算器5、駆動回
路7を含んで構成される。
【0004】固体撮像素子1は図2(a)に示すよう
に、被写体の像を光電変換する光電変換部と光電変換部
の信号電荷を垂直方向に転送する転送部とを含む撮像部
41と、撮像部41の周辺に形成されて光電変換素子4
0を遮光するOB領域42(遮光光電変換部)と、OB
領域42の上部及び下部に形成されたダミー領域43
と、撮像部41で生成した信号電荷を水平方向に転送す
る水平転送レジスタ(水平転送CCD)44とを有して
いる。図2(b)は撮像部41の部分拡大図である。撮
像部41には、列方向に複数の光電変換素子40が形成
された光電変換素子列45a,45b・・・と、光電変
換素子列で発生した信号電荷を夫々垂直方向に転送する
垂直転送レジスタ(垂直転送CCD)46a,46b・
・・とを有している。
【0005】図10のラインメモリ3は、A/D変換さ
れた1ライン分の画素信号を一時記憶するメモリであ
り、記録信号WE(以下、信号WEという)が与えられ
たとき、書き込みクロックに同期して入力信号を書き込
む。また書き込み済みの信号を読み出しクロックに同期
して出力する。タイミング発生回路4は、駆動回路7に
対して水平同期信号(HD)及び垂直同期信号(VD)
を発生すると共に、特定の1ラインの期間にラインメモ
リ3に対して信号WEを発生する回路である。減算器5
は、A/D変換器2が出力する1ラインの画素信号か
ら、ラインメモリ3に保持された1ラインの画素信号を
減算する回路である。減算器5での減算結果は出力端子
6を介して外部に出力される。
【0006】このような構成の固体撮像装置の動作につ
いて説明する。図2に示すように、光電変換素子40が
マトリクス状に配置された撮像部41に、被写体の像が
結像される。夫々の光電変換素子列45で発生した信号
電荷は、垂直転送CCD46に読み出された後、垂直方
向に転送される。そして各垂直転送CCD46a,46
b・・・から出力された信号電荷は、1ライン毎に水平
転送CCD44に出力される。
【0007】図2(a)に示すように、光電変換素子4
0は撮像部41とOB領域42とに存在する。またダミ
ー領域43には、対応する光電変換素子のない垂直転送
CCD46が存在する。これらの領域も含めて、垂直転
送CCD46は一定の速度で電荷を順次に垂直方向に転
送する。そして水平転送CCD44から撮像部41以外
の領域を含めて画素信号が線順次に出力される。これを
繰り返すことによって、動画信号が得られる。
【0008】さて、被写体に非常に明るい部分があった
場合、垂直転送CCD46に光がもれ込むことがある。
この場合、縦筋状のノイズ、即ちスミアが発生する。垂
直転送CCD46における電荷の転送速度が一定であ
り、かつ、被写体に大きな動きがない場合、スミアは垂
直転送CCD46の1列中で一定のレベルで発生する。
ここで、撮像面上下のOB領域42、又はダミー領域4
3に対応する垂直転送CCD46上には、被写体による
信号電荷が存在しないので、スミア成分のみが発生する
ことになる。従って、画面上下のOB領域42、又はダ
ミー領域43の信号を固体撮像素子1の出力信号から減
算することにより、スミアの除去された画素信号を得る
ことができる。
【0009】図11は、図10の固体撮像装置における
固体撮像素子1と、タイミング発生回路4との出力信号
の波形を模式的に示したタイムチャートである。図11
(a)に示す垂直同期信号(VD)と、(b)に示す水
平同期信号(HD)に同期して、固体撮像素子1から画
素信号が(c)のように出力される。図11(d)に示
すように、固体撮像素子1のダミー領域43に相当する
1ライン期間だけ、タイミング発生回路4の信号WEが
Hレベルになる。図10のラインメモリ3は、信号WE
がHレベルの場合のみ、A/D変換器2を介して出力さ
れた画素信号を記憶する。こうして固体撮像素子1の出
力信号のうち、ダミー領域43に相当する出力信号が所
謂ダミー信号としてラインメモリ3に保持される。ライ
ンメモリ3に保持されたダミー信号は、ライン毎に読み
出され、減算器5において、撮像素子1の画素信号から
減算される。以上のような動作によって、出力端子6か
らスミアの除去された画素信号を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の固体撮像装置では、OB領域42又はダミー領域4
3の1ラインの信号を画面全体から常時減算するため、
OB領域42又はダミー領域43の信号にスミア以外の
不要信号、即ち暗電流やランダムノイズ等が混入したと
き、固体撮像素子1にスミアが発生していないときに
も、縦筋状のノイズが発生してしまう副作用があるとい
う問題点があった(第1の課題)。
【0011】また、被写体が動いている場合、即ち、垂
直転送CCD46における信号電荷の転送中に、光源の
位置が移動する場合には、スミアが完全な縦筋にならな
いないことが起こる。このような場合にも、ラインメモ
リ3の信号を全画面の画素信号から減算してしまうと、
不正な補正をしてしまうという問題点があった(第2の
課題)。
【0012】更に、固体撮像素子1の画素信号の出力レ
ベルが既に飽和してしまっているとき、この画素信号か
らラインメモリ3の信号を減算してしまうと、本来飽和
しているべき明るい部分が、暗く見えてしまうという問
題点があった(第3の課題)。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、上記第1〜第3の課題を解決
し、副作用の少ない、良好なスミア補正ができる固体撮
像装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、マトリクス状に光電変換素子が配設されて被写体の
撮像光を光電変換する光電変換部、複数ラインの光電変
換素子が遮光された遮光光電変換部、前記光電変換部及
び前記遮光光電変換部からの撮像電荷を垂直方向に転送
する垂直転送レジスタ部、前記垂直転送レジスタ部から
垂直転送された撮像電荷を線順次に水平方向に転送する
水平転送レジスタ部を有する固体撮像素子を用いて、前
記垂直転送レジスタ部及び前記水平転送レジスタ部を介
して出力される画素信号のうち、被写体の画素光以外の
信号成分を除去する固体撮像装置であって、前記固体撮
像素子の出力信号のうち、前記遮光光電変換部に位置す
る複数ラインから発生するダミー信号を記憶するライン
メモリと、前記ラインメモリに保持された信号を用い
て、前記遮光光電変換部に位置する複数ラインのダミー
信号を加算平均する加算平均手段と、前記固体撮像素子
の出力信号から、前記加算平均手段の出力信号を減算す
る減算手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0015】本願の請求項2の発明は、請求項1の固体
撮像装置において、前記ラインメモリは、前記遮光光電
変換部で生成された同一フィールドのダミー信号をライ
ン毎に累積して記憶し、前記ダミー信号の累積加算値を
出力することを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項3の発明は、マトリクス状に
光電変換素子が配設されて被写体の撮像光を光電変換す
る光電変換部、複数ラインの光電変換素子が遮光された
遮光光電変換部、前記光電変換部及び前記遮光光電変換
部からの撮像電荷を垂直方向に転送する垂直転送レジス
タ部、前記垂直転送レジスタ部から垂直転送された撮像
電荷を線順次に水平方向に転送する水平転送レジスタ部
を有する固体撮像素子を用いて、前記垂直転送レジスタ
部及び前記水平転送レジスタ部を介して出力される画素
信号のうち、被写体の画素光以外の信号成分を除去する
固体撮像装置であって、前記固体撮像素子の出力信号の
うち、前記遮光光電変換部に位置するラインから発生す
るダミー信号を記憶するラインメモリと、前記遮光光電
変換部に位置するラインの左端又は右端のダミー信号を
記憶するOB領域記憶手段と、前記固体撮像素子の出力
信号から、前記OB領域記憶手段の出力信号を減算する
第1の減算手段と、前記第1の減算手段の出力信号のレ
ベルが閾値未満か以上かを監視するレベル監視手段と、
前記レベル監視手段での監視結果において、信号レベル
が閾値以上の場合、前記ラインメモリの信号を出力し、
監視結果が閾値未満の場合、0信号を出力する切替手段
と、前記固体撮像素子の出力信号から、前記切替手段の
出力信号を減算する第2の減算手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0017】本願の請求項4の発明は、請求項3の固体
撮像装置において、前記レベル監視手段は、前記遮光光
電変換部に位置するラインの左端又は右端のダミー信号
と前記ラインの左端又は右端以外のダミー信号とのレベ
ルを比較して監視結果を出力することを特徴とするもの
である。
【0018】本願の請求項5の発明は、マトリクス状に
光電変換素子が配設されて被写体の撮像光を光電変換す
る光電変換部、複数ラインの光電変換素子が遮光された
遮光光電変換部、前記光電変換部及び前記遮光光電変換
部からの撮像電荷を垂直方向に転送する垂直転送レジス
タ部、前記垂直転送レジスタ部から垂直転送された撮像
電荷を線順次に水平方向に転送する水平転送レジスタ部
を有する固体撮像素子を用いて、前記垂直転送レジスタ
部及び前記水平転送レジスタ部を介して出力される画素
信号のうち、被写体の画素光以外の信号成分を除去する
固体撮像装置であって、前記固体撮像素子の出力信号の
うち、前記遮光光電変換部に位置するラインから発生す
るダミー信号を記憶するラインメモリと、前記ラインメ
モリに保持された特定フィールドのダミー信号と前記特
定フィールドに続くフィールドにおける前記固体撮像素
子の出力信号との差分値に基づいて被写体の動きの有無
を検出する動き検出手段と、前記動き検出手段が動き有
りと検出した場合に0信号を出力し、動き無しと検出し
た場合に前記ラインメモリの信号を出力する切替手段
と、前記固体撮像素子の出力信号から、前記切替手段の
出力信号を減算する減算手段と、を具備することを特徴
とするものである。
【0019】本願の請求項6の発明は、請求項5の固体
撮像装置において、前記動き検出手段は、異なるフィー
ド間において同一遮光ラインのダミー信号を比較し、フ
ィールド間差分値が所定値以上であれば、被写体に動き
ありと判定することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項7の発明は、マトリクス状に
光電変換素子が配設されて被写体の撮像光を光電変換す
る光電変換部、複数ラインの光電変換素子が遮光された
遮光光電変換部、前記光電変換部及び前記遮光光電変換
部からの撮像電荷を垂直方向に転送する垂直転送レジス
タ部、前記垂直転送レジスタ部から垂直転送された撮像
電荷を線順次に水平方向に転送する水平転送レジスタ部
を有する固体撮像素子を用いて、前記垂直転送レジスタ
部及び前記水平転送レジスタ部を介して出力される画素
信号のうち、被写体の画素光以外の信号成分を除去する
固体撮像装置であって、前記固体撮像素子の出力信号の
うち、前記遮光光電変換部に位置するラインから発生す
るダミー信号を記憶するラインメモリと、前記固体撮像
素子の出力レベルが増加すると、所定値から小さくなる
係数を発生する係数発生手段と、前記係数発生手段の出
力と前記ラインメモリの出力とを乗算する乗算器と、前
記固体撮像素子の出力信号から前記乗算器の出力を減算
する減算手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0021】本願の請求項8の発明は、請求項7の固体
撮像装置において、前記係数発生手段は、a,bをa<
bなる定数とするとき、前記ラインメモリの出力する画
素値xが0≦x<aのときに係数1を出力し、画素値x
がa<x≦bのときに係数(x−b)/(a−b)を出
力し、b<xのときに係数0を出力することを特徴とす
るものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における固体撮像装置について図1〜図3を用い
て説明する。図1は本実施の形態における固体撮像装置
の構成を示すブロック図である。この固体撮像装置に
は、図10の場合と同様に、固体撮像素子1に対して、
A/D変換器2、ラインメモリ3、タイミング発生回路
4A、減算器5、駆動回路7が設けられている。これら
に加えてこの固体撮像装置は、加算器8、除算器9、ス
イッチ10を設けて、ローパスフィルタの機能を付加
し、前記第1の課題を解決することを目的としたもので
ある。尚、従来例と同一符号のブロックは、構成と機能
が同一であるので、説明は省略する。
【0023】図1において加算器8は、A/D変換器2
から出力される画素信号と、ラインメモリ3に保持され
た画素信号、即ちダミー信号とを加算するもので、光電
変換素子40の同一行内の各画素位置と対応するように
画素信号を加算する。スイッチ10は、タイミング発生
回路4Aの信号SWがLレベルのとき、加算器8の出力
信号をラインメモリ3に与え、信号SWがHレベルのと
き、ラインメモリ3の入力端を0にクランプするスイッ
チである。除算器9はラインメモリ3から読み出された
信号レベルを1/2倍に変換する加算平均手段である。
減算器5は、A/D変換器2より出力された画素信号か
ら、除算器9の出力信号を減算する減算手段であり、減
算結果は出力端子6を介して出力される。
【0024】図3は、本実施の形態における固体撮像装
置の動作を示す説明図であり、固体撮像素子1の出力信
号と、タイミング発生回路4Aの出力信号波形とを示し
た模式図である。尚、図3(c)に示す信号において、
スパイク状のパルスはスミア信号とする。以下、図1及
び図3を用いて固体撮像装置の動作を説明する。図3
(a)に示す垂直同期信号(VD)の立ち上がり直後の
1H期間で、タイミング発生回路4Aの出力信号WEと
SWが共にHレベルになる。この状態を図3(d),
(e)に示す。信号SWがHレベルになると、スイッチ
10は破線側に接続され、ラインメモリ3に振幅0の信
号が記録される。その後の2H期間、信号WEはHレベ
ルに、信号SWはLレベルに保たれ、固体撮像素子1か
らはダミー領域43に対応する信号が出力される。その
結果、加算器8によって、ダミー領域43の2ラインの
信号が加算され、ラインメモリ3に記録される。この
後、ラインメモリ3に保持された信号は毎ラインに読み
出され、除算器9に与えられる。除算器9は入力信号を
2で除算し、ダミー領域における信号を平均化してダミ
ー信号を生成する。減算器5は固体撮像素子1の画素信
号からダミー信号を減算し、出力端子6からスミアの除
去された画素信号を出力する。
【0025】以上のような動作によって、スミアの除去
された画素信号が得られる。この場合、固体撮像素子1
の出力信号から減算される信号は、垂直方向にローパス
フィルタ処理された信号なので、ランダムノイズ成分が
抑圧された信号になっている。そのため、ランダムノイ
ズによる副作用の少ないスミア補正ができる。また、図
1の構成によれば、スミア信号を記録しておくラインメ
モリと、垂直ローパスフィルタに使用するラインメモリ
を共用した構成となっているため、回路の増加も最小限
ですむ。なお、本実施の形態においては、2ラインのダ
ミー領域43に対応する信号の加算平均値を用いるもの
として説明したが、3ライン以上の信号の加算平均値を
とっても良い。ライン数が多い程、ランダムノイズの抑
圧効果は高くなり、垂直ローパスフィルタの機能が達成
される。
【0026】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける固体撮像装置について図4及び図5を用いて説明
する。図4は本実施の形態における固体撮像装置の構成
を示すブロック図である。この固体撮像装置には、図1
0の場合と同様に、固体撮像素子1に対して、A/D変
換器2、ラインメモリ3、タイミング発生回路4B、減
算器5、駆動回路7が設けられている。これらに加えて
この固体撮像装置は、第1のDフリップフロップ(D−
FF)21、減算器22、比較器23、定数発生器2
4、ANDゲート25、ORゲート26、第2のDフリ
ップフロップ27、切替スイッチ28を設けて、スミア
の発生の有無により画素信号の処理方法を変化させるよ
うにしている。尚、従来例と同一符号のブロックは、構
成と機能が図10と同一であるので、説明を省略する。
【0027】タイミング発生回路4Bは、実施の形態1
のものと同様に、駆動回路7に対して垂直同期信号(V
D)、水平同期信号(HD)を出力し、ラインメモリ3
に対して信号WEを出力する。更に第1のD−FF21
に対してロード信号Lを出力し、第2のD−FF27に
対してリセット信号Rを出力するものである。このロー
ド信号Lは、図2のOB領域42又はダミー領域43の
右又は左端部を走査するときに出力されるものである。
D−FF21はロード信号Lの入力時にA/D変換器2
の出力信号をラッチするOB領域記憶手段である。減算
器22は、A/D変換器2の出力信号からD−FF21
に保持された信号を減算する第1の減算手段である。比
較器23は減算器22の出力レベルBと、定数発生器2
4の定数Aとを比較し、B>AならHレベルを出力し、
B≦AならLレベルを出力する回路である。ANDゲー
ト25は、タイミング発生回路4Bの信号WEがHレベ
ルのときに、比較器23の出力をセット信号としてOR
ゲート26を介してD−FF27に与えるゲートであ
る。D−FF27は、ORゲート26の出力でセットさ
れ、タイミング発生回路4Bの信号Rでリセットされる
フリップフロップである。切替スイッチ28はD−FF
27のQ出力がHレベルのとき、ラインメモリ3の信号
を減算器5に与え、D−FF27がLレベルのとき、減
算器5の減算入力端を0にクランプするスイッチであ
る。減算器5は、A/D変換器2の出力信号から切替ス
イッチ28の出力信号を減算し、減算結果を出力端子6
を介して出力する第2の減算手段である。
【0028】ここで比較器23、定数発生器24、AN
Dゲート25、ORゲート26、D−FF27は、第1
の減算手段の出力信号のレベルが閾値未満か以上かを監
視するレベル監視手段の機能を有している。
【0029】このような構成の固体撮像装置の動作につ
いて図5を用いて説明する。固体撮像素子1がダミーラ
インを出力するタイミングでは、図5(e)に示すよう
に、タイミング発生回路4BからD−FF21のロード
端子に対してにロードパルスLが出力される。このとき
固体撮像素子1のダミーラインの先頭部分、即ちダミー
領域43の右端部で何らかの信号が発生していれば、そ
の信号がD−FF21に記憶される。ダミー領域43の
右端部又は左端部は、光電変換素子40がなく、垂直転
送CCD46が光学的に遮蔽されているので、スミアは
発生しない。つまりこの領域で発生する信号は、暗電流
等のようにDC成分を持つノイズである。
【0030】次に図5(d)に示すように、タイミング
発生回路4BからD−FF27に対してリセット信号R
が出力されるので、D−FF27はリセットされてQ出
力がLレベルとなる。このため切替スイッチ28が破線
側に切り替られる。一方、減算器9は、固体撮像素子1
の出力からD−FF21の出力を減算し、信号の差分値
を出力する。この差分値は、暗電流等によるDC成分を
除去し、スミア成分のみを検出するようにした信号であ
る。この差分値は比較器23に入力され、定数Aと比較
される。図5(d)に示すように、タイミング発生回路
4Bの信号WEは、ダミー領域43を走査している期間
はHレベルとなる。D−FF21に保持された信号と大
きな差のある信号が撮像素子1から出力されれば、それ
はスミアであると考えられる。その場合のみ、次のフィ
ールド期間において、D−FF27に対してANDゲー
ト25とORゲート26とを介してセット信号が入力さ
れ、Q出力がHレベルとなる。このため切替スイッチ2
8が実線側に切り替えられる。
【0031】こうして、実施の形態1の場合と同様にし
て固体撮像素子1の出力を、ラインメモリ3の出力で減
算することにより、次のフィールドからスミア成分が除
去された画素信号が出力端子6から出力される。これに
対してスミアが発生しない場合、減算器22の出力はレ
ベルは低い状態を続ける。このため比較器23の出力は
Lレベルとなり、D−FF27はタイミング発生回路4
Bによりリセットされたままとなる。このため切替スイ
ッチ28は点線側に保持され、ラインメモリ3に保持さ
れた画素信号は出力されない。従って減算器5は、A/
D変換器2から出力された画素信号をそのまま出力す
る。こうすることによって、スミアが発生していない場
合に、副作用の無い画素信号を出力することができる。
よって第1の課題を解決した固体撮像装置が実現でき
る。
【0032】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3における固体撮像装置について図6及び図7を用いて
説明する。図6は本実施の形態における固体撮像装置の
構成を示すブロック図である。この固体撮像装置には、
実施の形態2と同様に、固体撮像素子1に対して、A/
D変換器2、ラインメモリ3、タイミング発生回路4
C、減算器5、駆動回路7、減算器22、比較器23、
定数発生器24、ANDゲート25、ORゲート26、
Dフリップフロップ27、切替スイッチ28を設けてい
る。実施の形態2と異なる部分は、減算器22がライン
メモリ3に保持された信号から、現在の信号を減算する
ものとし、絶対値回路29を減算器22の後段に設けた
ことである。また切替スイッチ28の切替制御を実施の
形態2と逆にするべく、D−FF27のQ出力端に反転
回路30を設けている。図4と同一符号のブロックは、
構成と機能が同一であるので説明を省略する。
【0033】ここで、定数発生器24、絶対値回路2
9、比較器23、ANDゲート25、ORゲート26、
Dフリップフロップ27は、ラインメモリ3に保持され
た特定フィールドのダミー信号と、特定フィールドに続
くフィールドにおける固体撮像素子1の出力信号との差
分値に基づいて、被写体の動きの有無を検出する動き検
出手段の機能を有している。
【0034】このような構成の固体撮像装置の動作を図
7を用いて説明する。固体撮像素子1がダミーラインを
出力するタイミングにおいて、タイミング発生回路4C
から図7(e)に示すようなリセット信号Rが出力され
る。このリセット信号でD−FF27はリセットされ、
Q出力はLレベルとなる。この状態では、切替スイッチ
28は実線で示す状態となる。図7(d)に示すよう
に、タイミング発生回路4Cの信号WEは、各フィール
ドのダミー領域43を走査する期間にHレベルとなる。
この期間に固体撮像素子1から読み出された信号は、ラ
インメモリ3に記録され、1フィールドの間保持され
る。
【0035】やがてダミー領域43の走査が終わり、撮
像部41の走査に移行すると、減算器22はラインメモ
リ3に保持された信号から、現在走査中の画素信号を減
算する。この減算値は絶対値回路29に与えられ、差分
値に変換される。図7(c)のスパイクパルスで示すよ
うに、各水平走査ラインのスミア発生位置が変化しなけ
れば、この差分値は小さくなり、定数A以下となる。こ
の場合は比較器23の出力はLレベルとなる。しかし次
のフィールド期間に至るまでは、信号WEは出力されて
ない。
【0036】高輝度の被写体が静止している場合は、ス
ミアの発生位置はフィールド間で変化しない。そこで次
のフィールド期間に入ると、タイミング発生回路4Cか
ら新たに信号WEが出力される。このタイミングで新規
のフィールドのダミー領域43における信号がラインメ
モリ3に入力される。そして入力と同時に前フィールド
で取り込まれた信号がラインメモリ3から読み出され、
減算器22に出力される。この場合も絶対値回路29の
出力する差分値は小さくなり、定数A未満となる。この
場合も、比較器23の出力はLレベルとなる。今、信号
WEはHレベルであるので、比較器23の出力はAND
ゲート25,ORゲート26を介してD−FF27に出
力される。この場合も比較器23の出力はLレベルであ
るので、D−FF27はセットされない。この場合切替
スイッチ28は、ラインメモリ3に保持された画素信号
を選択して減算器5に出力する。減算器5は、A/D変
換器2より出力される画素信号から、ラインメモリ3の
画素信号を減算して出力する。このようにスミアの発生
位置が変化しないとき、出力端子6からスミアの除去さ
れた画素信号が出力される。このように高輝度の被写体
が静止している場合、スミアの発生位置はフィールド間
で変化しないことを利用して、スミアの除去された画素
信号を出力することができる。
【0037】次に高輝度の被写体が移動いている場合に
ついて考える。この場合はスミアの発生位置は各水平走
査ライン又はフィールド間で変化する。このためライン
メモリ3に保持される信号はフィールド間で変化する。
絶対値回路29の出力レベルは、いずれかの水平走査ラ
イン中に大きくなり、このレベルが定数Aを越えると、
比較器23はHレベルの信号を出力する。次のフィール
ドで信号WEがHレベルとなると、比較器23のH出力
はANDゲート25,ORゲート26を介してD−FF
27に出力される。この場合はD−FF27はセットさ
れ、Q出力はHレベルとなる。このとき、切替スイッチ
28は、破線で示す接続状態となり、減算器5はA/D
変換器2の画素信号に信号処理を施さないで出力する。
このように被写体に動きがある場合に、スミア補正によ
る副作用の発生を抑止する。こうして副作用のない画素
信号を出力することができる。
【0038】以上のように、異なるフィールドにおける
ダミー信号を比較することにより、被写体の動きを検出
し、動きが検出された場合にはラインメモリ3の出力を
固体撮像素子1の出力から減算しないようにすることよ
り、第2の課題を解決することができる。
【0039】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4における固体撮像装置について図8及び図9を用いて
説明する。図8は本実施の形態における固体撮像装置の
構成を示すブロック図である。この固体撮像装置には、
実施の形態2と同様に、固体撮像素子1に対して、A/
D変換器2、ラインメモリ3、タイミング発生回路4
D、減算器5、駆動回路7を有している。実施の形態2
と異なる部分は、係数発生手段として係数発生器31を
設け、乗算器32がラインメモリ3に保持された信号
と、係数発生器31の出力する係数とを乗算し、乗算結
果を減算器5に与えるようにしたことである。尚、これ
までの実施の形態と同一符号のブロックは、その構成と
機能が同一であるので説明を省略する。係数発生器31
の入出力信号の関係を図9に示す。固体撮像素子1の出
力レベルがa未満のときに係数1を出力し、a以上の場
合に、その超過量に比例して1から0に向けて減少する
係数を出力し、bを超えたとき係数0を出力するもので
ある。
【0040】このような構成の固体撮像素子の動作につ
いて説明する。撮像素子1の出力レベルがa未満の場
合、画素信号のレベルは飽和状態でないと判断し、係数
発生器31は係数1を出力する。一方、ラインメモリ3
は、図10と同様にタイミング発生回路4Dから信号W
Eが出力される毎に、A/D変換器2を介して固体撮像
素子1から出力される画素信号をライン単位で記録し、
この記録と同時に前フィールドに記録された画素信号を
出力する。従って現在走査中のラインにおける画素信号
のレベルが飽和していない場合、乗算器32を介してラ
インメモリ3に保持され特定ラインの画素信号が減算器
5に与えられる。減算器5は現在A/D変換器2より出
力される画素信号から、乗算器32の出力信号を減算す
る。従ってスミア成分が定位置に発生している場合、ス
ミアの除去された画素信号が出力端子6から出力され
る。
【0041】被写体又は画面全体が明るく、撮像素子1
の出力する画素信号のレベルが飽和状態とし、少なくと
も図9のaのレベルを越え、例えばbのレベル以上にな
ると、係数発生器31から係数0が出力される。そして
乗算器32では、ラインメモリ3の出力に対して0を乗
算する。この場合、固体撮像素子1の出力がそのまま出
力端子6から出力され、スミア補正しない画素信号が生
成される。即ち、出力輝度が飽和しているので、実質的
にはスミアは観測されない。
【0042】こうして固体撮像素子1の出力レベルに応
じた係数を、ラインメモリ3の出力に乗算することによ
り、固体撮像素子1の出力が飽和している部分からスミ
ア成分を減算することを防ぐことができる。このためス
ミア補正による副作用の発生のない画素信号が得られ、
第3の課題を解決することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の請求項1〜4記載の発明によれ
ば、固体撮像素子1にスミアが発生したとき、縦筋状の
ノイズを除去することができる。
【0044】また、請求項5,6記載の発明によれば、
被写体が動いている場合は、スミアが完全な縦筋になら
ないことが起こる。このような場合は不正な補正をしな
いように動作できる。
【0045】また、請求項7,8記載の発明によれば、
固体撮像素子1の画素信号の出力レベルが既に飽和して
しまっているとき、本来飽和しているべき明るい部分
が、スミア補正により暗く見えてしまうという問題点が
解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における固体撮像装置の
構成図である。
【図2】各実施の形態に用いられる固体撮像素子の構成
図である。
【図3】実施の形態1の固体撮像装置の動作を示すタイ
ミング図である。
【図4】本発明の実施の形態2における固体撮像装置の
構成図である。
【図5】実施の形態2の固体撮像装置の動作を示すタイ
ミング図である。
【図6】本発明の実施の形態3における固体撮像装置の
構成図である。
【図7】実施の形態3の固体撮像装置の動作を示すタイ
ミング図である。
【図8】本発明の実施の形態4における固体撮像装置の
構成図である。
【図9】実施の形態4の固体撮像装置に用いられる係数
発生器の特性図である。
【図10】従来例における固体撮像装置の構成図であ
る。
【図11】従来例の固体撮像装置の動作を示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 A/D変換器 3 ラインメモリ 4A,4B,4C,4D タイミング発生回路 5,22 減算器 6 出力端子 7 駆動回路 8 加算器 9 除算器 10 スイッチ 21,27 D−FF 23 比較器 24 定数発生器 25 ANDゲート 26 ORゲート 28 切替スイッチ 29 絶対値回路 30 反転回路 31 係数発生器 32 乗算器 40 光電変換素子 41 撮像部 42 OB領域 43 ダミー領域 44 水平転送CCD 45 光電変換素子列 46 垂直転送CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬上 裕三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA52 PA58 PA66 PA67 PA78 PA85 PA92 RA01 YA09 5C024 AA01 CA04 FA01 FA11 GA52 HA02 HA03 HA12 HA14 HA17 HA18 HA20 HA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に光電変換素子が配設され
    て被写体の撮像光を光電変換する光電変換部、複数ライ
    ンの光電変換素子が遮光された遮光光電変換部、前記光
    電変換部及び前記遮光光電変換部からの撮像電荷を垂直
    方向に転送する垂直転送レジスタ部、前記垂直転送レジ
    スタ部から垂直転送された撮像電荷を線順次に水平方向
    に転送する水平転送レジスタ部を有する固体撮像素子を
    用いて、前記垂直転送レジスタ部及び前記水平転送レジ
    スタ部を介して出力される画素信号のうち、被写体の画
    素光以外の信号成分を除去する固体撮像装置であって、 前記固体撮像素子の出力信号のうち、前記遮光光電変換
    部に位置する複数ラインから発生するダミー信号を記憶
    するラインメモリと、 前記ラインメモリに保持された信号を用いて、前記遮光
    光電変換部に位置する複数ラインのダミー信号を加算平
    均する加算平均手段と、 前記固体撮像素子の出力信号から、前記加算平均手段の
    出力信号を減算する減算手段と、を具備することを特徴
    とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記ラインメモリは、 前記遮光光電変換部で生成された同一フィールドのダミ
    ー信号をライン毎に累積して記憶し、前記ダミー信号の
    累積加算値を出力することを特徴とする請求項1記載の
    固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に光電変換素子が配設され
    て被写体の撮像光を光電変換する光電変換部、複数ライ
    ンの光電変換素子が遮光された遮光光電変換部、前記光
    電変換部及び前記遮光光電変換部からの撮像電荷を垂直
    方向に転送する垂直転送レジスタ部、前記垂直転送レジ
    スタ部から垂直転送された撮像電荷を線順次に水平方向
    に転送する水平転送レジスタ部を有する固体撮像素子を
    用いて、前記垂直転送レジスタ部及び前記水平転送レジ
    スタ部を介して出力される画素信号のうち、被写体の画
    素光以外の信号成分を除去する固体撮像装置であって、 前記固体撮像素子の出力信号のうち、前記遮光光電変換
    部に位置するラインから発生するダミー信号を記憶する
    ラインメモリと、 前記遮光光電変換部に位置するラインの左端又は右端の
    ダミー信号を記憶するOB領域記憶手段と、 前記固体撮像素子の出力信号から、前記OB領域記憶手
    段の出力信号を減算する第1の減算手段と、 前記第1の減算手段の出力信号のレベルが閾値未満か以
    上かを監視するレベル監視手段と、 前記レベル監視手段での監視結果において、信号レベル
    が閾値以上の場合、前記ラインメモリの信号を出力し、
    監視結果が閾値未満の場合、0信号を出力する切替手段
    と、 前記固体撮像素子の出力信号から、前記切替手段の出力
    信号を減算する第2の減算手段と、を具備することを特
    徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記レベル監視手段は、 前記遮光光電変換部に位置するラインの左端又は右端の
    ダミー信号と前記ラインの左端又は右端以外のダミー信
    号とのレベルを比較して監視結果を出力することを特徴
    とする請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に光電変換素子が配設され
    て被写体の撮像光を光電変換する光電変換部、複数ライ
    ンの光電変換素子が遮光された遮光光電変換部、前記光
    電変換部及び前記遮光光電変換部からの撮像電荷を垂直
    方向に転送する垂直転送レジスタ部、前記垂直転送レジ
    スタ部から垂直転送された撮像電荷を線順次に水平方向
    に転送する水平転送レジスタ部を有する固体撮像素子を
    用いて、前記垂直転送レジスタ部及び前記水平転送レジ
    スタ部を介して出力される画素信号のうち、被写体の画
    素光以外の信号成分を除去する固体撮像装置であって、 前記固体撮像素子の出力信号のうち、前記遮光光電変換
    部に位置するラインから発生するダミー信号を記憶する
    ラインメモリと、 前記ラインメモリに保持された特定フィールドのダミー
    信号と前記特定フィールドに続くフィールドにおける前
    記固体撮像素子の出力信号との差分値に基づいて被写体
    の動きの有無を検出する動き検出手段と、 前記動き検出手段が動き有りと検出した場合に0信号を
    出力し、動き無しと検出した場合に前記ラインメモリの
    信号を出力する切替手段と、 前記固体撮像素子の出力信号から、前記切替手段の出力
    信号を減算する減算手段と、を具備することを特徴とす
    る固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記動き検出手段は、 異なるフィード間において同一遮光ラインのダミー信号
    を比較し、フィールド間差分値が所定値以上であれば、
    被写体に動きありと判定することを特徴とする請求項5
    記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 マトリクス状に光電変換素子が配設され
    て被写体の撮像光を光電変換する光電変換部、複数ライ
    ンの光電変換素子が遮光された遮光光電変換部、前記光
    電変換部及び前記遮光光電変換部からの撮像電荷を垂直
    方向に転送する垂直転送レジスタ部、前記垂直転送レジ
    スタ部から垂直転送された撮像電荷を線順次に水平方向
    に転送する水平転送レジスタ部を有する固体撮像素子を
    用いて、前記垂直転送レジスタ部及び前記水平転送レジ
    スタ部を介して出力される画素信号のうち、被写体の画
    素光以外の信号成分を除去する固体撮像装置であって、 前記固体撮像素子の出力信号のうち、前記遮光光電変換
    部に位置するラインから発生するダミー信号を記憶する
    ラインメモリと、 前記固体撮像素子の出力レベルが増加すると、所定値か
    ら小さくなる係数を発生する係数発生手段と、 前記係数発生手段の出力と前記ラインメモリの出力とを
    乗算する乗算器と、 前記固体撮像素子の出力信号から前記乗算器の出力を減
    算する減算手段と、を具備することを特徴とする固体撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 前記係数発生手段は、 a,bをa<bなる定数とするとき、前記ラインメモリ
    の出力する画素値xが0≦x<aのときに係数1を出力
    し、画素値xがa<x≦bのときに係数(x−b)/
    (a−b)を出力し、b<xのときに係数0を出力する
    ことを特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
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