JP5507953B2 - ハンガー付き椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、背凭れの背面側に、衣服を掛けるためのハンガーを配設したハンガー付き椅子に関する。
従来のハンガー付き椅子には、1本または2本の支柱の上端に、衣服を掛けるためのハンガー本体を設け、上記支柱を、背凭れの背面に、高さ調節可能としたり、または左右方向を向く軸回りに回動可能としたりして、装着したものが一般的である(例えば特許文献1〜4参照)。
特開2005−245866号公報 特開2006−110013号公報 特許第3801769号公報 特許第4146890号公報
しかし、上述のような従来のハンガー付き椅子は、背凭れの背面中央部に支柱を取付けるための取付部材を固着し、それによって支柱を支持しているため、取付部材が目立って体裁が悪く、また、ハンガーに掛かる負荷が支柱に集中し、ハンガーの支持が不安定となり、特に左右方向にぐらつくおそれがあり、この支柱を強力に支持するため、取付部材を大型の頑丈なものにしなければならない。
さらに、ハンガーを取り外して使用する場合に、その取付部材や取付けのためのねじ孔等が残存し、体裁が悪い等の問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、応力が中央に集中することなく、左右に分散され、背凭れへの取付部材を小型化できるとともに、衣服等を安定よく支持することができ、しかもハンガーを装着しているときだけでなく、ハンガーを取り外した後にも体裁のよいハンガー付き椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)背凭れの背面側に、衣服を掛けるためのハンガーを配設したハンガー付き椅子において、前記ハンガーを、背凭れの左右の両側部に係合するようにした1対の取付部材と、両取付部材から、背凭れの背面側において互いに内方に向かって延出する1対の支持フレームと、両支持フレームの内端より上方に向かって互いに外側方に拡開するように延出する1対の傾斜起立フレームと、両傾斜起立フレームの上端部に各端部が連設された左右方向を向く上部フレームとを備えるものとし、少なくとも、前記傾斜起立フレームと上部フレームとを、弾性変形可能な材料により形成することにより、前記上部フレームに下向きの荷重がかかったとき、左右の支持フレームが取付部材を支点として下向きに回動しようとするモーメントが働き、そのモーメントにより、前記取付部材が背凭れの両側部に強く係合するようにする。
このような構成とすると、ハンガーの取付部材を、背凭れの左右の両側部に装着してあるので、応力が中央に集中することなく、左右に分散され、ハンガー自体が左右にぐらつくことなく、衣服等を安定よく支持することができるとともに、左右の取付部材を小型化することができる。
また、ハンガーを背凭れに装着したときの背面形状が2個のZ字を向き合わせて結合したようなユニークな形状を呈し、体裁がよく、しかもハンガーを装着しているときだけでなく、ハンガーを取り外した後にも、ねじ孔等が背凭れに残存することがないので体裁がよい。
さらに、少なくとも、傾斜起立フレームと上部フレームとを、弾性変形可能な材料により形成したことにより、上部フレームに衣服等の荷重がかかった際に、傾斜起立フレームと上部フレームとが弾性変形して、左右の支持フレームが取付部材を支点として、下向きに回動しようとするモーメントが働き、そのモーメントにより、取付部材が背凭れの両側部に強く係合し、取付部材と背凭れとの結合強度が増すという利点もある。
(2)上記(1)項において、上部フレームを、背面視において、上方に湾曲させる。
このような構成とすると、上部フレームが、上方からの荷重に対して撓みやすくなり、応力を分散できる。
(3)上記(1)または(2)項において、上部フレームより下方において、左右方向を向く補助フレームの両端部を、左右の傾斜起立フレームに連設する。
このような構成とすると、補助フレームに、ネクタイ、マフラー、ストールといった衣服の付属品を掛けておくことができ、利便性が増す。
(4)上記(3)項において、補助フレームの中央部を、上部フレームの中央部より前方に位置させる。
このような構成とすると、上部フレームに上着が掛けられている状態においても、補助フレームに、衣服の付属品等を、容易に掛けたり取り出したりすることができる。
(5)上記(3)または(4)項において、補助フレームを、背面視において、下方に湾曲させる。
このような構成とすると、補助フレームに掛けた衣服の付属品等が、補助フレームの中央部に寄るため、上部フレームに上着が掛けられている状態においても、それらを取り出し易くなる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、左右の取付部材を、背凭れの両側部に、上下方向の取付け位置調節可能として背凭れに装着する。
このような構成とすると、ハンガーを使用しないときは、上部フレームが背凭れの上端と等高か、またはそれより下位の下降位置に位置させておくことにより、ハンガーが邪魔にならず、また、ハンガーを使用する際には、上部フレームが背凭れの上端より上方となる上昇位置に位置させることにより、衣服等をハンガーに掛け易く、衣服等の下端が床に付かないようにすることができる。
本発明によると、応力が中央に集中することなく、左右に分散され、背凭れへの取付部材を小型化できるとともに、衣服等を安定よく支持することができ、しかもハンガーを装着しているときだけでなく、ハンガーを取り外した後にも体裁のよいハンガー付き椅子を提供することができる。
本発明のハンガー付き椅子の一実施形態の側面図である。 同じく、背面図である。 同じく平面図である。 背凭れを斜め前方より見た分解斜視図である。 ハンガーを斜め前方より見た分解斜視図である。 図2のVI−VI線に沿う拡大横断平面図である。 図2のVII−VII線に沿う拡大縦断側面図である。 図2のVIII−VIII線に沿う拡大横断平面図である。 ハンガーの取付部分を斜め後方より見た分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3を備えている。脚体3の中央には、ガススプリング(図示略)を備える伸縮式の脚柱4が立設されており、脚柱4の上端には、支基5の後部が固着されている。
支基5は、上面が開口するほぼ中空箱状をなし、上面の開口部は、着脱可能なカバー5aにより覆われている。
支基5の内部には、背凭れ6を起立する方向、すなわち前方に向かって付勢する付勢手段や、支基5によって支持された座7を前方に向かって付勢する付勢手段(いずれも図示略)等が設けられているが、それらについては、本発明に直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
背凭れ6は、図4に示すように、中間の屈曲部同士が左右方向を向く連結板8をもって連結された側面視L字状の左右1対の背凭れ支持杆9、9により支持されている。
この背凭れ支持杆9、9の前端部は、左右方向の軸10をもって支基5に枢着され、支基5の後端部と連結板8とに前後の端部が連結されたガススプリング11(図1参照)の作用により、背凭れ支持杆9、9と背凭れ6とは、軸10を中心として、前後方向に回動したり、所望の後傾角度で停止させられたりし得るようになっている。
図4に示すように、背凭れ6は、左右1対の側杆12、12と、両側杆12、12同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆12、12の前後方向の厚さより小とした背板13とを備えている。
背板13の上半部13aは、両側杆12、12の前縁寄りに、同じく下半部13bは、両側杆12、12の後縁寄りに接合し、それらの中間には、水平の段差部(図示略)が形成されている。
この両側杆12、12と背板13とは、弾性を有する硬質合成樹脂材料により、一体成形して形成するのが好ましい。
このように、背凭れ6を、左右1対の側杆12、12と、両側杆12、12同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆12、12の前後方向の厚さより小とした背板13とを備えるものとしてあるので、後述するハンガー21の取付部材22、22が装着される背凭れ6の両側部の強度が低下することなく、左右の側杆12、12と背板13とを、同一材料により一体成形することができるとともに、背板13に可撓性を持たせることもできる。
背板13の上半部13aには、可撓性を大とするための上下方向に長い多数の長孔14が設けられている。
また、背板13の下半部13bの前面両側部には、剛性を高めるための多数のリブ15が設けられている。
背凭れ6は、背板13の下半部13bの前面における左右のリブ15、15の間に、左右の背凭れ支持杆9、9の上端部を差し込み、かつ図示を省略した取付部材をもって、連結板8を背板13の下半部13bに固着し、それらの前面を、背板13の下半部13bとほぼ同形をなす前覆い板16をもって、その前面が背板13の上半部13aの前面と整合するようにして覆った状態で、背凭れ支持杆9、9に支持されている。
さらに、前覆い板16の前面と、背板13の上半部13aの前面と、背板13の上半部13aの後面とは、二つ折りとしたクッション材17により覆われている。
背凭れ6における左右の側杆12、12の前後両面には、後方および前方に向かって凹入する上下方向を向く前後1対の凹溝18、19が、互いに前後方向に整合させて設けられ、この凹溝18、19が設けられた部分の各側杆12の水平断面は、図6に示すように、ほぼH字状をなしている。
各側杆12における前後の凹溝18、19の上端および下端は、閉塞片18a、18b、19a、19bにより閉塞されており、それによって、後述する取付部材22、22が、背凭れ6の上方または下方に脱落するのを防止しうるようにしてある。
なお、上下の閉塞片18a、18b、19a、19bのいずれか一方を省略することにより、凹溝18、19の上端および下端のいずれか一方を上方または下方に開放しておいてもよい。
前方の凹溝18の溝底面には、図7に示すように、上端面が水平をなす側面視三角形の複数の凸部20が、上下方向に適宜の間隔をもって設けられている。
なお、この凸部20に代えて、下端面が水平をなす側面視三角形の複数の凹部(図示略)としてもよい。
左右の側杆12、12に設けた前後の凹溝18、19には、図5に示すようなオプション部材である、衣服を掛けるためのハンガー21の両側部に設けた取付部材22、22の一部が係合させられて、ハンガー21は背凭れ6に取り付けられ、背凭れ6の背面側に配設されている。
ハンガー21の各取付部材22は、ハンガー21の側端から外側方に延出し、背凭れ6の側端部を背面側から前面側にかけて囲む包囲片23と、この包囲片23の後方の内隅部に、ボルト・ナット25dをもって、着脱可能として固着された弾性部材25とを備えている。
各側杆12の前面に回り込んだ各包囲片23の先端の上部には、後方を向き、かつ下端が水平をなす側面視三角形の係合爪24が設けられており、この係合爪24が、側杆12の前面の凹溝18に嵌合し、凹溝18内に設けた複数の凸部20と選択的に係合して、ハンガー21を複数の高さにおいて背凭れ6に係止しうるようになっている。
図7〜図9に示すように、弾性部材25は、ボルト・ナット25dをもって包囲片23に固着された取付部25aと、この取付部25aから前上方に延出し、各側杆12の前面の凹溝19に嵌合して、その溝底面に圧接する弾性舌片25bと、取付部25aから前下方に延出し、前端が各側杆12の後面における凹溝19の側縁に当接する当接片25cとを備えている。
弾性部材25における当接片25cの前端が、各側杆12の後面における凹溝19の側縁に当接し、かつ弾性舌片25bが、側杆12の前面の凹溝19に嵌合して、その溝底面に圧接することにより、係合爪24を、側杆12の前面における凹溝18の溝底面に圧接するように付勢し、この係合爪24と、弾性部材25における弾性舌片25bおよび当接片25cとにより、各側杆12を前後から挾圧把持し、さらに、係合爪24の下縁が、凹溝18内の複数の凸部20のいずれかの上面に当接して係合することにより、左右の取付部材22、22は、左右の側杆12、12に、簡単に下降することのないように、強固に係合し、ハンガー21を安定よく、強力に支持することができる。
ハンガー21の取り付け位置を上下方向に調節したい場合は、弾性舌片25bを弾性変形させつつ、その付勢力に抗して、ハンガー21を、図7に2点鎖線で示すように、その下端部を支点として、前方に回動させるか、または前方に押動する。
すると、係合爪24が、当接片25cの前下端か、または包囲片23の前部の下端内縁を支点とし、前方に回動させられて、凸部20から前方に離脱する。
この状態で、ハンガー21全体を上方または下方に移動し、係合爪24を、上下いずれかの別の凸部20に係合させればよい。
なお、ハンガー21を下方に移動させる際は、ハンガー21を元の後傾姿勢に戻しつつ下降させれば、係合爪24は、下方の凸部20に自然に係合する。
ハンガー21を上方に移動させる際は、ハンガー21を元の後傾姿勢に戻しつつ上昇させても、係合爪24は、上方の凸部20における前上方に傾斜する下縁に乗り上がって、一旦前方に押動された後、その凸部20の上面に係合することができる。
ハンガー21は、この例では、背凭れ6の左右の両側部に上記のようにして装着した上記の1対の取付部材22、22と、両取付部材22、22から、背凭れ6の背面側において互いに内方に向かって延出する1対の支持フレーム26、26と、両支持フレーム26、26の内端より上方に向かって互いに外側方に拡開するように延出する1対の傾斜起立フレーム27、27と、両傾斜起立フレーム27、27の上端部に各端部が連設された左右方向を向く上部フレーム28とを備えるものとし、少なくとも、上記傾斜起立フレーム27、27と上部フレーム28とを、弾性変形可能な材料により形成してある。
また、上部フレーム28より下方において、左右方向を向く補助フレーム29の両端部を、左右の傾斜起立フレーム27、27に連設してある。
この例では、上部フレーム28を、背面視において、上方に円弧状に湾曲させ、また、補助フレーム29を、背面視において、下方に円弧状に湾曲させ、上部フレーム28と補助フレーム29との左右の両端部同士を、左右の傾斜起立フレーム27、27の上端部に、互いに結合するようにして連設してある。
さらに、補助フレーム29の中央部は、上部フレーム28の中央部より前方に位置させてある。
ハンガー21は、取付部材22、22における包囲片23、23と、支持フレーム26、26と、傾斜起立フレーム27、27と、上部フレーム28と、補助フレーム29とを、硬質合成樹脂材料により一体成形し、弾性部材25、25だけ別材料により形成して、これをボルト・ナット25dをもって包囲片23、23に取り付けるようにするのが好ましい。
このハンガー21は、取付部材22、22を、背凭れ6の左右の両側部に装着してあるので、応力が中央に集中することなく、左右に分散され、ハンガー21自体が左右にぐらつくことなく、衣服等を安定よく支持することができるとともに、左右の取付部材22、22を小型化することができる。
また、ハンガー21を背凭れ6に装着したときの背面形状が2個のZ字を向き合わせて結合したようなユニークな形状を呈し、体裁がよく、しかもハンガー21を装着しているときだけでなく、ハンガー21を取り外した後にも、ねじ孔等が背凭れ6に残存することがないので体裁がよい。
さらに、少なくとも、傾斜起立フレーム27、27と上部フレーム28とを、弾性変形可能な材料により形成したことにより、上部フレーム28に衣服等の荷重がかかった際に、傾斜起立フレーム27、27と上部フレーム28とが弾性変形して、左右の支持フレーム26、26が取付部材22、22を支点として、具体的には、弾性部材25における当接片25cの先端が側杆12の後面に当接している部分を支点として、下向きに回動しようとするモーメントが働き、そのモーメントにより、取付部材22、22が背凭れ6の両側部に強く係合し、取付部材22、22と背凭れ6との結合強度が増すという利点もある。
上部フレーム28は、背面視において、上方に円弧状に湾曲させてあるので、上方からの荷重に対して撓みやすくなり、応力を分散できる。
また、補助フレーム29は、背面視において、下方に円弧状に湾曲させてあるので、この補助フレーム29に、ネクタイ、マフラー、ストールといった衣服の付属品等を掛けておくことができ、利便性が増すだけでなく、補助フレーム29に掛けた衣服の付属品等が、補助フレーム29の中央部に寄るため、上部フレーム28に上着が掛けられている状態においても、それらを取り出し易くなる。
しかも、補助フレーム29は、その中央部を、上部フレーム28の中央部より前方に位置させてあるので、上部フレーム28に上着が掛けられている状態においても、補助フレーム29に、衣服の付属品等を、容易に掛けたり取り出したりすることができる。
左右の取付部材22を、背凭れ6の両側部に、上下方向の取付け位置調節可能として装着してあるので、ハンガー21を使用しないときは、上部フレーム28が背凭れ6の上端と等高か、またはそれより下位の下降位置に位置させておくことにより、ハンガー21が邪魔にならず、また、ハンガー21を使用する際には、上部フレーム28が背凭れ6の上端より上方となる上昇位置に位置させることにより、衣服等をハンガー21に掛け易く、衣服等の下端が床に付かないようにすることができる。
図示の例では、支基5の両側面に、左右1対の肘掛け30、30を取り付けてあるが、この肘掛けの後端に、上記取付部材22を前後反転させたものと同様のものを取り付け、それを各側杆12に、上記の場合と前後逆の関係で取り付けて、各肘掛けを、背凭れ6の両側部に、高さ調節可能として装着することもできる。
このように、オプション部材としては、上記ハンガー21および肘掛けの他に、ヘッドレスト、ランバーサポート等とすることができ、それらのいずれか1個または複数個の両側部に設けた取付部材22、22の一部を、背凭れ6の左右両側部の前後いずれかの面に設けた凹溝18、19に係合させて、背凭れ6に取り付けることにより、それらのオプション部材を、簡単な構造で、安定よく確実に背凭れ6に取り付けることができるとともに、オプション部材を、凹溝18、19に沿うどのような位置(高さ)においても、同様の構造をもって取り付けることができる。したがって、オプション部材の上下方向の取付位置の調整が容易である。
また、オプション部材を取り外した後に、ねじ孔等の取付構造の一部が残らないので、背凭れの外観を美麗に保つことができる。
さらに、機能の異なる種々のオプション部材を、単独で、または複数個を組み合わせて、背凭れに装着することにより、椅子を多様化することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、以下のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 各側杆12に、前後の凹溝18、19のうちのいずれか一方のみを設け、他方を省略し、設けた方の凹溝18または19に、取付部材22の係合爪24を嵌合し、側杆12における凹溝を設けていない方の前後いずれかの面に、弾性部材25における弾性舌片25bと当接片25cとを圧接し、係合爪24と、弾性部材25における弾性舌片25bおよび当接片25cとにより、各側杆12を前後から挾圧把持することにより、ハンガー21を支持するようにする。
(2) 凸部20を省略し、係合爪24が凹溝18内に嵌合して、凹溝18の溝底面に当接し、係合爪24と、弾性部材25における弾性舌片25bおよび当接片25cとにより、各側杆12を前後から挾圧把持するだけで、ハンガー21を支持するようにする。
(3) 係合爪24を、各側杆12の前面に回り込んだ包囲片23の先端の下部に設け、それに関連して、弾性部材25における弾性舌片25bを取付部25aから前下方に向かって延出するように設けるとともに、当接片25cを取付部25aから前上方に向かって延出するように設け、ハンガー21その他のオプション部材を、後下方に回動させることにより、係合爪24が、凸部20から前方に離脱しうるようにする。
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
5aカバー
6 背凭れ
6a背板
6bクッション体
6c表皮材
7 座
8 連結板
9 背凭れ支持杆
10 軸
11 ガススプリング
12 側杆
13 背板
13a上半部
13b下半部
14 長孔
15 リブ
16 前覆い板
17 クッション材
18、19 凹溝
18a、18b、19a、19b 閉塞片
20 凸部
21 ハンガー(オプション部材)
22 取付部材
23 包囲片
24 係合爪
25 弾性部材
25a取付部
25b弾性舌片
25c当接片
26 支持フレーム
27 傾斜起立フレーム
28 上部フレーム
29 補助フレーム
30 肘掛け

Claims (6)

  1. 背凭れの背面側に、衣服を掛けるためのハンガーを配設したハンガー付き椅子において、
    前記ハンガーを、背凭れの左右の両側部に係合するようにした1対の取付部材と、両取付部材から、背凭れの背面側において互いに内方に向かって延出する1対の支持フレームと、両支持フレームの内端より上方に向かって互いに外側方に拡開するように延出する1対の傾斜起立フレームと、両傾斜起立フレームの上端部に各端部が連設された左右方向を向く上部フレームとを備えるものとし、少なくとも、前記傾斜起立フレームと上部フレームとを、弾性変形可能な材料により形成することにより、前記上部フレームに下向きの荷重がかかったとき、左右の支持フレームが取付部材を支点として下向きに回動しようとするモーメントが働き、そのモーメントにより、前記取付部材が背凭れの両側部に強く係合するようにしたことを特徴とするハンガー付き椅子。
  2. 上部フレームを、背面視において、上方に湾曲させた請求項1記載のハンガー付き椅子。
  3. 上部フレームより下方において、左右方向を向く補助フレームの両端部を、左右の傾斜起立フレームに連設した請求項1または2記載のハンガー付き椅子。
  4. 補助フレームの中央部を、上部フレームの中央部より前方に位置させた請求項3記載のハンガー付き椅子。
  5. 補助フレームを、背面視において、下方に湾曲させた請求項3または4記載のハンガー付き椅子。
  6. 左右の取付部材を、背凭れの両側部に、上下方向の取付け位置調節可能として背凭れに装着した請求項1〜5のいずれかに記載のハンガー付き椅子。
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