JP5506979B2 - ロットサイズ減少のためのバッファ付きローダ - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ロードポートに関する。特に、本発明は、容器の開放及びプロセスツールへのウェーハの提供に加えて、1つ又は2つ以上の容器を貯蔵し又は一時収納することも可能なロードポートに関する。
従来型半導体製造設備は、典型的には容器1つ当たり25個のウェーハを貯蔵する300mmウェーハ搬送容器を取り扱う。これら容器は、スタンダード・メカニカル・インタフェース(Standard Mechanical Interface:SMIF)ポッド又はフロント・オープニング・ユニバーサル・ポッド(Front Opening Universal Pods:FOUP)と通称されている。製造設備内の種々の処理ツール、ストッカ及び素材(材料)取り扱いシステムは、これら300mmSMIFポッド及びFOUPと共に稼働するよう設計されている。
ロードポートがFOUPを開き、FOUP内のウェーハを接近可能にした後、処理ツールは、FOUP内に貯蔵されているウェーハを全て処理する。FOUPは、全てのウェーハが処理されてFOUPドアが元の状態に戻されるまではロードポートから取り出されることはない。かくして、各FOUPに関するサイクル時間は、FOUP内に貯蔵されているウェーハの個数で決まる。各FOUPのロットサイズをFOUP1つ当たり25個のウェーハから例えばFOUP1つ当たり6個のウェーハに減少させることにより工場内サイクル時間の向上を得ることができる。
しかしながら、ロットの小さなFOUPを利用する場合、ツールが受け取って処理しようとしてもその対象がまだ来ていないことが大きな問題になる。素材搬送システムが完成状態のポッドを取り出し、これを新たなポッドで置き換えるのに要する時間は、非常に早くなければならず又はツールは、処理すべき素材を受け取るのに待機しなければならない場合が生じるであろう。処理ツールが稼働しないでじっとしている時間を最小限に抑えるのに役立つ一手段は、FOUPを処理ツールの近くに配置された貯蔵場所(「ストッカ」と呼ばれる場合が多い)内に一時収納することである。しかしながら、ストッカは、貴重な施設内フロアスペースを占める。スループットが非常に高いツールの場合、局所ストッカ(例えば、ツールベイ内に位置するストッカ)であっても、これらストッカは、幾つかのツールが非稼働状態のままじっとしているのを阻止するのに十分には早くない場合がある。これは、特に、2つのロードポートしか備えてないツールに特に当てはまる。6個ウェーハ収納形FOUP内に貯蔵されたウェーハの全てを処理するのに要する時間は、システムが近くの貯蔵場所であってもこれから新たなFOUPをツールに搬送するのに要する時間よりも依然として短い場合がある。このことは、ツールが素材搬送システムの速度よりも速い速度ではウェーハを処理することができないということを意味している。
したがって、ストッカにより移動させるのではなくポッドを直接ツールからツールに送ることができるということが望ましい。これにより、設備内での搬送回数が減少し、それによりサイクル時間が減少すると共にスループットが増大する。一般的に言って、FOUPをツールからツールに直接移動させることができるようにするためには、ツールそれ自体は、ツールのところでFOUPを一時収納することができなければならず、それにより、FOUPは、処理ツールが現在のFOUP内のウェーハの処理を終える前にツールに到達することができ、又、その逆の関係が成り立つ。
したがって、1つ又は2つ以上のFOUP内に貯蔵されたウェーハを処理しながらFOUPを貯蔵することができるロードポートが要望されている。
本発明の一観点は、処理ツールのところに局所的に容器を一時収納し又は貯蔵することにある。本発明の一実施形態では、ロードポートは、容器内に貯蔵された加工物に接近できるようにする2つのウェーハ接近場所及び少なくとも1つの貯蔵場所を有する。ロードポートに隣接して配置された移送モジュールが、容器をウェーハ接近場所と貯蔵場所との間で搬送する。別の実施形態では、1つ又は2つ以上の貯蔵コラムを有するシステムが、従来型ロードポートを備えた処理ツールに近接して配置される。貯蔵コラムは、従来型ロードポートのうちの1つが新たな容器を受け入れるために利用できるまで容器を一時収納するための多数の貯蔵場所を有する。システムは、好ましくは、容器を貯蔵場所相互間で移送すると共に容器をシステムと処理ツールとの間で搬送する素材搬送システムに対して容器の受け渡しをする移送モジュールを有する。
本発明の別の観点は、従来型ロードポートの容器開放機能を単純化することにある。システムが機械的に開放可能なドアを備えた容器と共に稼働する一実施形態では、各ウェーハ接近場所のポートドアは、容器ドアをロック解除し、容器ドアを容器から取り外す。ポートドアは、容器ドアがこれに結合された状態で、容器内に貯蔵されている加工物への接近を可能にするよう移動しなければならない。一実施形態では、ポートドアは、閉鎖位置と開放位置との間で回転する。別の実施形態では、リンク‐アーム機構体が、ポートドアを閉鎖位置と開放位置との間で直線経路に沿って垂直方向に移動させる。さらに別の実施形態では、ポートドアを閉鎖位置と開放位置との間で直線経路に沿って水平方向に移動させる機構体が設けられる。
本発明の更に別の観点は、従来型300mmFOUPをも搬送することができる容器搬送機構体によって小容量容器(例えば、25個未満の加工物を貯蔵する容器)に接近できるようにすることにある。一実施形態では、容器搬送機構体は、容器の頂部ハンドルに固定されるグリッパを有する。別の実施形態では、グリッパは、容器の一対の側部ハンドルに固定される。
本発明の更に別の観点は、従来型300mm生産設備と共に稼働し、450mmウェーハ生産の要件を満たすようスケール変更可能なモジュラーシステムを提供することにある。一実施形態では、ロードポートは、処理ツールの前側端部に固定されるプレートを有する。プレートは、開口部、少なくとも1つの加工物接近場所及び少なくとも1つの貯蔵場所を有する。開口部、加工物接近場所及び貯蔵場所は、任意サイズの容器(例えば、300mm容器、450mm容器、従来型FOUP等)に適合するようスケール変更可能であるのが良い。例えば、処理ツールが従来型FOUPと併用稼働から小容量容器との併用稼働に変換される場合、従来型ロードポートを処理ツールから取り外し、本発明のロードポートを処理ツールの前側端部の定位置に固定するのが良い。処理ツールの他の要素(例えば、ウェーハ取り扱いロボット)のうちで、ツールに「レトロフィット」するために改造されなければならない要素は存在しない。
本発明の別の観点は、従来型ロードポートを含む処理ツールの近くで容器を一時収納したり貯蔵したりすることにある。一実施形態では、システムは、素材搬送システムによって処理ツールに作動的に連結されている。システムは、1つ又は2つ以上の貯蔵コラム及び素材搬送システムに対してインタフェースをなす移送モジュールを有する。容器を貯蔵場所相互間で移動させることに加えて、移送モジュールは又、容器を素材搬送システムに投入したりこれから取り出したりする。
本発明の実施形態の斜視図である。 図1に示されている実施形態の斜視図であり、容器移送装置を可動状態で示す図である。 本発明の一実施形態としての容器移動シーケンスの部分切除側面図である。 本発明の一実施形態としての容器移動シーケンスの部分切除側面図である。 本発明の一実施形態としての容器移動シーケンスの部分切除側面図である。 本発明の一実施形態としての容器移動シーケンスの部分切除側面図である。 図1に示されている実施形態の概略背面図であり、ドア機構体の実施形態を示す図である。 図1に示されている実施形態の概略背面図であり、ドア機構体の実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態の斜視図である。 図5に示されている本発明の背面側斜視図である。 本発明の更に別の実施形態の斜視図である。 ドア機構体の実施形態の概略背面図である。 ドア機構体の実施形態の概略背面図である。 ドア機構体の更に別の実施形態の略図である。 ドア機構体の更に別の実施形態の略図である。 ドア機構体の更に別の実施形態の略図である。 ドア機構体の更に別の実施形態の略図である。 本発明の別の実施形態の正面図である。 追加のコラム上に配置された貯蔵場所を含む図11に示されているシステムの正面図である。
半導体装置・材料国際協会(SEMI)は、半導体ウェーハ製造設備に関する規格を作った(これについては、http://www.semi.org)を参照されたい。SEMI規格は、半導体製造設備に関する許容可能な公差及びインタフェースを定めている。本発明の説明の目的上、本明細書においては、小容量容器を取り扱うためのロードポートについてのみ参照する。しかしながら、本明細書において説明する本発明は、半導体製造設備又は小容量容器に限定されるわけではない。
一例を挙げるに過ぎないが、本発明の種々の実施形態は、SMIFポッド、レチクル容器、フラットパネルディスプレイ搬送装置若しくは任意他の容器又は処理ツールを取り扱うシステムにも用いられると共に(或いは)これらに合わせて改造可能である。容器は、物品を支持するための任意形式の構造体として定義され、かかる物品としては、半導体基板が挙げられるが、これには限定されない。一例として挙げるに過ぎないが、容器は、物品に接近できる開放容積部を有する構造体(例えば、FPD搬送装置)又は機械的に開放可能なドアを備えた容器(例えば、底部開放式SMIFポッド、FOUP)を含む。
図1は、小容量容器10と共に稼働状態にあるシステム100の一実施形態を示している。各小容量容器10は、容器シェル11、頂部ハンドル12容器ドア14及び一対の側部ハンドル16を有している。従来型FOUPは、最高25個までの半導体ウェーハを貯蔵することができる。各小容量容器10は、従来型FOUPよりも少ない数の半導体ウェーハを貯蔵するよう設計されている。小容量容器10内に貯蔵可能なウェーハの特定の個数は、様々である場合がある。
この実施形態では、システム10は、第1のロードポート102、第2のロードポート104及び第1のロードポート102と第2のロードポート104との間に配置された移送モジュール106を有する「3ワイド」システムから成る。第1のロードポート102、第2のロードポート104及び移送モジュール106は、好ましくは、従来型ボックス・オープナ/ローダ・ツー・ツール・スタンダード・インタフェース(BOLTS)準拠型ロードポートと同一の寸法形状であり、このボルツ準拠型ロードポートは、半導体業界内では周知であって広く用いられている。ロードポート102,104及び移送モジュール又は装置106がSEMIによって設定されたBOLTS規格に適合している場合、従来型ロードポートを有するプロセスツール又は処理ツールを容易に「レトロフィット」することができる。たとえば、プロセスツールが3つのロードポートを有している場合、3つの従来型ロードポートをプロセスツールから取り外し、システム100をプロセスツール内の定位置に固定することができる。処理ツールの他の要素(例えば、ウェーハ取り扱いロボット)のうちで、システム100と一緒に稼働するために改造されなければならない要素は存在しない。当然のことながら、ロードポート102のプレート108、ロードポート104のプレート140及び移送モジュール106のプレートは、他の寸法を有しても良く、BOLTS規格に適合する必要はない。
図1は、第1のロードポート102が2つのウェーハ接近場所及び3つの貯蔵場所を有している状態を示している。ロードポート102は、とりわけ、第1の開口部110及び第2の開口部(見えていない)を備えたプレート108、第1の容器前進棚112、第2の容器前進棚114、第1の貯蔵棚116、第2の貯蔵棚118及び第3の貯蔵棚120を有している。図1に示されている各容器前進棚及び貯蔵棚は、位置合わせ特徴部、例えばキネマチックピン126を有している。容器前進棚及び貯蔵場所は、他の位置合わせ特徴部を有しても良く、位置合わせ特徴部は、互いに類似している必要はない。容器前進棚及び貯蔵場所は、他の特徴部、例えば容器10が棚上に置かれた時期又は特定の貯蔵場所に納められた時期を検出するセンサを更に有するのが良い。かかる特徴部は、容器相互間の衝突を阻止するのに役立つ(例えば、容器搬送機構体160は、容器10を、既に別の容器10で占有されている棚上に置こうとはしないであろう)。
ロードポート102のウェーハ接近場所は、一般に、容器10を支持すると共にこの容器のドアを取り外して、容器10内に貯蔵されているウェーハにプレート108に設けられている開口部のうちの1つを介して接近できるようにする。図1では、第1のウェーハ接近場所は、棚112及びポートドア128を有する。この実施形態では、棚112は、容器10をプレート108の開口部110に近づけたりこれから遠ざけたりするための容器前進プレート122を有している。ポートドア128は、容器ドア14をロック解除し、容器ドアをポートドア128に結合し、容器ドア14(後で詳細に説明する)を取り外して、容器内に貯蔵されたウェーハに開口部110を介して接近できるようにする。
ロードポート102の第2のウェーハ接近場所は、容器前進棚114及びポートドア129(見えていない)を有する。この実施形態では、棚114は、容器10をプレート108の開口部111に近づけたりこれから遠ざけたりする容器前進プレート124を有している。ポートドア129は、上述したポートドア128に類似している。図1に示されているポートドア128,129は各々、容器ドア14を開閉し、容器ドア14をポートドアに当接保持する一対のラッチキー130を有している。かかるポートドアの一例は、米国特許第6,502,869号明細書(発明の名称:Pod Door to Port Door Retention System)に開示されている。この米国特許は、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド(Asyst Technologies, Inc.)に譲渡されており、この米国特許を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
図1に示されているように、ロードポート102は、3つの貯蔵場所を有している。貯蔵場所は、好ましくは、受動式貯蔵領域を有し、この受動式貯蔵領域は、貯蔵場所に納められている容器内に貯蔵されているウェーハに接近する手段とはならない。この実施形態では、各貯蔵場所は、容器10を支持する棚を有している。ロードポート102は、3つの貯蔵棚116,118,120を有し、各貯蔵棚は、容器10の対応の特徴部と位置が合うキネマチックピン126を有している。後で詳細に説明するように、ロードポート102は、任意の数の貯蔵場所を有して良く、かかるロードポートは、開口部110の上方に設けられた追加の貯蔵場所を有することができる。図1は、棚118上に置かれた容器10を示しており、他方、棚116,120は、空の状態である。
SEMI規格E15.1(ツールロードポートに関する仕様項目)は、水平基準面が一般にロードポートの容器前進プレートと相関し、この水平基準面が設備フロアから約900mmのところに配置されるべきことを明記している。容器前進プレート上に置かれた状態で300mmFOUP内に貯蔵されたウェーハに水平基準面よりも44mm〜284mm上方のところで測定された高さ位置で接近可能である。装置フロントエンドモジュール(Equipment Front End Module:EFEM)内に設置されているウェーハ取り扱いロボット又は処理ツールは、FOUP内に貯蔵されているウェーハのうちのどれにも接近することができる。
図1は、少量容器10と共に稼働状態にあるシステム100を示している。容器前進棚112,114は、好ましくは、処理ツールをシステム100に「レトロフィット」することができ、プロセスツール又はEFEM内のウェーハ取り扱いロボットが棚112上に置かれている容器と棚114上に置かれている容器の両方内に貯蔵されているウェーハに接近することができるよう位置決めされる。一実施形態では、シェル112は、設備フロアから900mmのところに位置決めされ、棚114は、設備フロアから1090mmのところに位置決めされている。これら2つの高さ位置のところで、棚112,114上に置かれている容器10は、従来型ロードポート上に置かれた従来型300mmFOUPと実質的に同一の高さ位置を占める。かくして、棚112,114上に置かれている2つの容器内に貯蔵されたウェーハに水平基準面よりも44mm〜284mm上方に測定した高さ位置で、即ち、ウェーハが従来型300mmFOUP内に貯蔵されていたとすればそれと同じ高さ位置で接近可能である。したがって、ウェーハ取り扱いロボットは、システム100と共に稼働するよう改造される必要は全くない。容器10が、例えば、単一ウェーハインタフェース(SWIF)容器から成る場合、3つ以上のウェーハ接近場所が従来型300mmFOUPと同一の高さ位置を取る位置を占めることは本発明の範囲に含まれる。
ロードポート102は、容器前進棚114よりも下に配置された3つの貯蔵場所116,118,120を有している。図1に示されているように、各貯蔵場所は、互いに水平に整列している。ロードポート102は、プレート開口部110よりも上方に位置していて、追加の貯蔵容量のための追加の貯蔵場所を更に有するのが良い(図11及び図12参照)。ロードポート102が3つの追加の貯蔵場所を有する場合、容器移送機構体160が追加の貯蔵場所に接近することができるよう容器移送又は搬送機構体160(後で詳細に説明する)のZ行程を増大させる必要がある。
図1に示されているロードポート104は、2つのウェーハ接近場所及び3つの貯蔵場所を更に有している。ロードポート104は、とりわけ、第1の開口部142及び第2の開口部143を備えたプレート140、第1の容器前進棚144、第2の容器前進棚146、第1の貯蔵棚148、第2の貯蔵棚150及び第3の貯蔵棚152を有している。ロードポート104の各容器前進棚及び貯蔵棚は、位置合わせ特徴部、例えばキネマチックピン126を有している。容器前進棚及び貯蔵場所は、他の位置合わせ特徴部を有しても良い。
ロードポート104は、第1の開口部142を介する接近を制御する第1のポートドア128及び第2の開口部143を介する接近を制御する第2のポートドア129を更に有している。図1に示されているポートドア128,129は各々、容器ドア14を開閉し、容器ドア14をポートドアに結合する一対のラッチキー130を有している。
図1は又、システム100が移送モジュール106を有している状態を示している。移送モジュールは、プレート159及び容器搬送機構体160を有している。図1に示されているように、プレート159は、プレート159が軌道172を有している点を除き、ロードポート102,104のプレート108,140とほぼ同じである。容器搬送機構体160は、容器10をロードポート102とロードポート104と素材搬送システム50との間で移動させるためのものである。この実施形態では、機構体160は、ショルダー部162、上側リンクアーム164、下側リンクアーム166及びグリッパ168を有している。かかる機構体の1つは、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッドのAXYSロボットである。
ショルダー部162は、軌道172内で走行するキャリジ170に作動的に結合されている。キャリジ170は、Z軸(図2参照)に沿って垂直に動き、このキャリジは、ボールねじ、ベルト、ケーブルホイスト、ラック・ピニオン装置又は任意他の直線駆動方法によって駆動されるのが良い。容器移送機構体160の移動範囲は、容器Z走行ゾーンと呼ばれている。
図1は、容器移送機構体160を2つの別々の位置、即ち、上昇位置と下降位置(想像線で示されている)で示している。上昇位置では、機構体160は、第1のロードポート102の容器前進棚112及び第2のロードポート104の容器前進棚144に接近することができる。下降位置では、機構体160は、容器10を素材搬送システム50から持ち上げ又は容器10を素材搬送システム50上に置くことができる。機構体160は、当然のことながら、上昇位置と下降位置との間のどこにでも停止することができる。
図1は、容器10を製造設備全体にわたり又はツールベイ内で移動させるためのフロア利用型素材搬送システム50と共に稼働状態にあるシステム100を示している。かかる素材搬送システムは、米国特許出願第60/698,124号明細書(発明の名称:Belt Conveyor)に開示されており、この米国特許出願は、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッドに譲渡されており、かかる米国特許出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。システム100が半導体業界で知られている他形式の素材搬送システムと関連して稼働することも又、本発明の範囲に含まれ、かかる素材搬送システムの例は、無人搬送車、自走型搬送車及び頭上ホイスト型搬送シャトルであるが、これらには限定されない。図1は、ロードポート102の貯蔵棚120及びロードポート104の貯蔵棚152の下を通る素材搬送システム50の一部分を示している。最も底部に位置する各貯蔵棚は、素材搬送システム50上を走行する容器10が貯蔵棚120,152の下を妨げられない状態で走行するよう設備フロアから見て高いところに位置している。
システム100の構成は、図1の実施形態とは異なっていても良い。例えば、処理ツールが「2ワイド」システム(例えば、2つのロードポート)のためのスペースを有しているに過ぎない場合、第2のロードポート104をシステム100からなくしても良い。ロードポート102と移送モジュール106は、一システムとして稼働することができる。変形例として、3ワイドシステム100の第2のロードポート104は、全ての貯蔵場所を有しても良い。ロードポート104が全ての貯蔵場所を有する場合、図1に示されているシステム100は、2つのウェーハ接近場所(例えば、棚112,114)及び7つの貯蔵場所(例えば、ロードポート102の棚116,118,120及びロードポート104の5つの貯蔵棚)を有することになる。
図2に示されているように、ショルダー部162は、キャリジ170に対してY軸に沿って動く(プレート159に近づいたりこれから遠ざかったりする)よう作動され、ショルダー部162は又、回転可能である(回転矢印によって示されている)。ショルダー部の運動により、機構体160は、容器10を素材搬送システム50、貯蔵場所の各々及びウェーハ接近場所の各々に整列させることができる。機構体160は、それに応じて、容器10を拾い上げ又は容器10をリンクアームの側方範囲内で素材搬送システム50のどこかの場所に置くことができる。
グリッパ168は、受動式装置であっても良く能動式装置であっても良い。例えば、図1及び図2に示されているグリッパ168は、グリッパを完全に貫通したスロット169を備えた構造体を有する。この実施形態では、機構体160は、スロット169を容器10の頂部ハンドル12に整列させ、そして図2に示されているように頂部ハンドル12が実質的にスロット169内に配置されるまでグリッパ168を頂部ハンドル12上に動かすことによって容器10を拾い上げる。グリッパ168のスロット169により、グリッパ168は、容器10のt字形頂部ハンドル12上に妨害されない状態で動くことができる。グリッパ168は、好ましくは、グリッパ168が受動式装置から成っている場合であっても容器の頂部ハンドル12に係合し、その目的は、容器10がグリッパ168から滑り落ちるのを阻止することにある。
一実施形態では、ハンドル12の下面は、位置合わせ特徴部、例えばキネマチックピンを有している。かかるハンドル12では、グリッパ168は、頂部ハンドル12上をこれに沿って滑り、その結果、ハンドル12がスロット169内を滑り、キネマチックピンがグリッパ168の対応の位置合わせ特徴部と整列するようになる。その時点において、機構体160は、グリッパ168を持ち上げてキネマチックピンがグリッパスロット169の位置合わせ特徴部に係合して容器10を持ち上げてコンベア10、貯蔵場所又は容器前進棚から離すようにする。グリッパの一例は、米国特許第6,579,052号明細書(発明の名称:SMIF Pod Storage, Delivery and Retrieval System)に開示されており、この米国特許は、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッドに譲渡されており、この米国特許を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
グリッパ168は、ハンドル12をグリッパ168に固定する能動的機構体を有するのが良い。例えば、容器10がいったん僅かに持ち上げられると、グリッパ168は、クランプを作動させて容器10がグリッパ168に対して動くのを阻止し又はグリッパスロット169から滑り出るのを阻止することができる。グリッパ168が、容器ハンドル12の存在及び適正な把持圧力を検出する他の特徴部、例えば光センサ又は触覚センサを有することは、本発明の範囲に含まれる。
下側リンクアーム166及びグリッパ168は、好ましくは、機構体160が容器10を上方の棚に接触しないでロードポート102,104の貯蔵場所のうちの任意のものの上に置いたり(これから除いたり)することができる。かくして、機構体160は、グリッパ168、下側リンクアーム166及び容器10を2つの隣接の棚相互間で操作することができなければならない。
例えば、機構体160が容器10を貯蔵棚120上に置く際は、次のステップが実施される。キャリジ170を下降させ、ついには、容器10の底部が棚120から上方に延びるキネマチックピン126の高さ位置よりも僅かに上の高さ位置のところに容器10が位置するようにする。機構体160は、リンクアーム164,166を伸長させて容器10を水平に動かし、ついには容器10の底部の位置合わせ特徴部がキネマチックピン126と整列するようにする。容器10をキネマチックピン126に整列させると、キャリジ170を再び下降させ、ついには、容器10が棚120上に置かれるようにする。容器10が棚120上にいったん置かれると、機構体160は、グリッパ168をハンドル12から遠ざけ、リンクアーム164,166を図1に示す位置に引っ込めて戻す。すると、機構体160は、別の高さ位置又は休止位置に自由に動くことができる。
図3A〜図3Dは、機械的に開放可能なフロントドア14を備えた容器と共に稼働状態にあるロードポートの一実施形態を示している。ロードポート102の容器前進プレート112の作用が、例示目的でのみ示されている。図3A〜図3Dは、ロードポート102かロードポート104かのいずれかの容器前進プレートのうちの任意のものに当てはまる。図3Aでは、容器10Aは、貯蔵場所112の容器前進プレート122上に配置された状態で示されている。容器前進プレート122は、搬送システム(例えば、素材搬送システム50、シャトル等)と垂直に整列可能な引っ込み位置で示されており、したがって、機構体160は、容器10を容器前進プレート122上に置くために容器10をY軸に沿って動かす必要がない。貯蔵場所が搬送システムと整列する場合、機構体160は、Y軸に沿って動くことができるショルダー部162を必要とすることはない。
図3Bは、容器前進プレート122を前進完全前方位置で示している。容器前進プレート122をモータ、例えばロードポート102に設けられたモータ(しかしながら、これには限定されない)によって作動可能であり又はショルダー部162をY軸に沿って動かす同一の駆動機構体によって作動可能である。容器前進プレート122は、容器搬送機後退160によって動かされる自由滑りプレート(例えば、モータによって駆動されない)を更に有するのが良い。例えば、機構体160は、容器を前進プレート122上に載せることができ、そして、依然として容器10と係合した状態で、容器をプレート108に向かって動かすことができる。それにもかかわらず、この前方位置では、容器の前側開口部13は、ロードポートドア128から延びるラッチキー130が容器ドア受け具(図示せず)内に挿入されるまでプレート108の開口部110内に挿入される。この位置では、ポートドア128のフェースは、容器ドア14に接触し又はポートドア128と近接シールを形成することができる。ラッチキー130は、容器ドア14を容器シェルからロック解除し、一実施形態では、更に、容器ドア14をポートドア128のフェースに当接保持する。
図3Cでは、容器前進プレート122は、容器10の前側開口部13がロードポート102のプレート108内に僅かに突き出るまで僅かに引っ込んでいる。容器10は、ロードポートドア128が開くことができるほど十分遠くに引っ込められている。この実施形態では、容器ドア14は、ロードポートドア128内に保持され又は収納される。
図3Dでは、ロードポートドア128は、開放位置で示されている。この実施形態では、ポートドア128は、プレート108の平面に対して配向状態を保ったままの状態でプレート108の後ろに垂直方向上方に動かされている。貯蔵場所114は、図3A〜図3Dに示された貯蔵場所112及びポートドア128により実行されるステップと類似した仕方で動作する。しかしながら、ポートドア129は、開放位置まで垂直方向下方に下げられている。
ポートドア128,129は、他の方法又はステップによって動作可能であり、かかる方法又はステップとしては、現行の300mmFOUPロードポートに類似した方法及びステップが挙げられるが、これらには限定されない。ロードポート102と従来型ロードポートの1つの相違点は、ポートドア128が好ましくは、開放位置まで下げられないということにあり、その理由は、ポートドア128を下降させることにより、下側開口部が塞がれるからである。ポートドア128を下降させることができるが、貯蔵場所112,114は、ポートドア128の走行を許容するよう更に間隔を置いて離されなければならない。貯蔵場所112,114を互いに間隔を置いて配置することは可能であるが、このようにすると、ロードポートの貯蔵能力の効率が減少する。図3A〜図3Dは、容器ドア14を取り外すために容器10を前後に動かすロードポート102を示している。容器ドア14を取り外すためにポートドア128が容器ドア14に近づいたりこれから遠ざかったりすることも又、本発明の範囲に含まれる。
ロードポート102は又、機械的に開放可能なドア14を備えていない容器と共に稼働することができる。この場合、ポートドア128,129は、先の場合とは異なり、開放位置と閉鎖位置との間で動くシャッタを有するのが良い。開放位置により、ウェーハ取り扱いロボットは、開口部を通ってウェーハに接近することができる。シャッタは、粒子が処理ツール又はEFEMに入るのを阻止するためにロードポートが稼働状態にない間、閉鎖位置のままであるのが良い。変形例として、ロードポート102は、ポートドア又はシャッタを全く備えなくても良い。
図4A及び図4Bは、ポートドアを開放位置と閉鎖位置との間で動かす機構体189の一実施形態を示している。図4Aは、ポートドア128,129を閉鎖位置で示している。この実施形態では、機構体189は、第1のリンク196及び第2のリンク198を備えていて、ポートドア129を開放位置と閉鎖位置との間で動かすリンク装置を有している。第1のリンク196は、ポートドア129に固定され、第2のリンク198は、プレート108に固定されている。機構体190は、第1のリンク192及び第2のリンク194を備えていて、ポートドア128を開放位置と閉鎖位置との間で動かすリンク装置を有している。第1のリンク192は、ポートドア128に固定され、第2のリンク194は、プレート108に固定されている。リンク装置189,190は、ポートドア内に設けられるかプレート108に取り付けられるかのいずれかの歯車モータによって駆動されるのが良い。
各ポートドアは、一対のレールに沿って走行する。この実施形態では、プレート108は、レール182,184を有し、ポートドア128は、これらレールに沿って開放位置と閉鎖位置との間で走行する。プレート108は、一対の第2のレール186,188を更に有し、ポートドア129は、これらレールに沿って開放位置と閉鎖位置との間で走行する。他の機械的装置によりポートドア128,129を動かすこと及び開放位置と閉鎖位置との間でのポートドアの走行を維持するための他の機構体を用いることは、本発明の範囲に含まれる。
図4Bは、ポートドア128,129を開放位置で示している。図4Bでは、機構体189は、リンク装置196,198を引っ込めてポートドア129をレール186,188に沿ってその開放位置まで下降させている。機構体190は、リンク装置192,194を引っ込めてポートドア128をレール182,184に沿ってその開放位置まで上昇させている。上述したように、ポートドア128は、開口部111を塞ぐのを回避するためにその開放位置まで上げられている。ポートドア129は、ポートドア129が開口部110を塞ぐのを阻止するために下げられている。
図8〜図11は、ポートドアを開閉する機構体の他の実施形態を示している。図8A及び図8Bは、ドアを各々単一直線スライダ及び駆動機構体によって支持する開放機構体を示している。この実施形態では、ポートドア128,129は各々、垂直直線スライダ175に沿って滑る。ポートドア128は、ウェーハ取り扱いロボットが開口部110を通ってウェーハに接近できるようにする開放位置(図8B参照)まで上方に滑る。ポートドア129は、ウェーハ取り扱いロボットが開口部111を通ってウェーハに接近できるようにする開放位置(図8B参照)まで下方に滑る。各ポートドアは、これが他の開口部を塞がないように滑る(例えば、ポートドア128は、開放位置に配置されると、開口部111を塞ぐことはなく、ポートドア129は、開放位置に配置されると、開口部110を塞ぐことはない)。
図9A及び図9Bは、ポートドアを開放位置(図9B参照)と閉鎖位置(図9A参照)との間で動かす水平直線スライダ機構体を示している。この実施形態では、ポートドア128は、直線レール又はスライダ180に沿って走行し、ポートドア129は、直線レール又はスライダ182に沿って走行する。図9のポートドア構成を備えたロードポートは、図8のポートドア構成を備えたロードポートよりも能動的な貯蔵棚(例えば、貯蔵棚112,114)を有するのが良い。水平運動ポートドアを備えたロードポートは、上述したように能動的貯蔵棚を更に間隔を置いて配置することを必要とする垂直ドア運動に対応する必要はない。
図10A及び図10Bは、ポートドアを開放位置(図10B参照)と閉鎖位置(図10A参照)との間で回転させるポートドア駆動組立体を示している。この実施形態では、ポートドア駆動組立体は、ポートドア128を継手R1回りに回転させ、ポートドア駆動組立体は、ポートドアを継手R2回りに回転させる。ロードポート102のポートドア128は、この実施形態では、開放位置まで反時計回りに回転させられ、ロードポート102のポートドア129は、その開放位置まで時計回りに回転させられる。ロードポート104のポートドア128は、その開放位置まで時計回りに回転させられ、ロードポート104のポートドア129は、その開放位置まで反時計回りに回転させられる。特定の各ロードポートのポートドア128,129は、他方のポートドアのロードポート開口部を塞ぐのを阻止するために互いに逆方向に回転させられる。
図5及び図6は、ロードポート102,104と共に稼働状態の容器搬送又は移送機構体の別の実施形態を示している。この実施形態では、機構体260は、フォークリフト形機構体から成る。機構体260は、とりわけ、キャリジ270、スライドアーム264及びグリッパ266を有している。この実施形態では、キャリジ270は、軌道272内でロードポート206の前部に沿って垂直に走行する。グリッパ266は、スライドアーム264の第1の端部263と第2の端部265との間で水平に走行する。この実施形態では、グリッパ266は、ベース269を有し、このベース269から一対の支持バー268が延びている。各支持バー268は、位置合わせ特徴部274を備えたプラットホーム272を有している。一実施形態では、各支持バー268は、ベース269に対して回転することができる。
図5に示されているように、ロードポート102は、能動的貯蔵場所112,114及び受動的貯蔵場所116,118,120を有している。ロードポート104は、能動的貯蔵場所144,146及び受動的貯蔵場所148,150,152を有している。キャリジ270の垂直運動とグリッパ266の水平運動の組み合わせにより、機構体260は、ロードポート102又は104の能動的又は受動的貯蔵場所のうちの任意の貯蔵場所に納められた容器10又は素材搬送システム50上に置かれた容器に接近することができる。
図5は、能動的貯蔵場所144に納められた容器10に係合している機構体260を示している。貯蔵場所144に納められた容器10は、とりわけ、頂部ハンドル12及び一対の側部ハンドル16を有している。各容器側部ハンドル16は、位置合わせ特徴部又は切欠き18を有している。容器10に接近するため、機構体260は、グリッパ266がZ走行ゾーン内に位置した状態で、先ず最初にキャリジ270及びスライドアーム264を適当な高さ位置に上昇させる。「適当な」高さ位置は、グリッパ266が容器10の頂部上に心出しされるまでグリッパ264がスライドアーム264に沿って水平に走行できる高さ位置である。次に、機構体260は、キャリジ270を下降させ、ついには、グリッパアーム268が容器側部ハンドル16のそばを通るようになる。次に、グリッパアーム268は、容器10に向かって回転し、ついには、各グリッパアーム268の位置合わせ特徴部274が容器の側部ハンドル16の切欠き18と位置が合うようになる。この時点で、容器10は、グリッパ266と係合し、貯蔵場所144の容器前進プレートから持ち上げ可能である。
説明の目的上、図6は、ロードポート104を取り外した状態の機構体260の背面等角図である。一実施形態では、グリッパアーム268は、Y軸方向(矢印Yによって示されている)に動くと共に持ち上げ位置(図6に示されている)とクリアランス又は間隔保持位置(想像線で示されている)との間で回転する(矢印Rによって示されている)よう作動可能である。グリッパ266のアーム268は、好ましくは、容器10の幅よりも大きな間隔を置いて配置されている。このように、アーム268が間隔保持位置に配置されると、機構体260は、最初にグリッパ266をX方向に(矢印Xによって示されている)容器Z走行ゾーンまで引っ込める必要なく、キャリジ270及びかくしてグリッパ266をZ方向に(矢印Zで示されている)動かすことができる。換言すると、機構体260は、グリッパ268を貯蔵場所相互間で直接垂直に動かすことができる。グリッパ266を貯蔵場所相互間で直接動かすことができるようにすると、グリッパアーム268が各容器10上に走行できない場合でも、容器Z走行ゾーンへの追加の前後運動がなくなるので、システム100のスループットが向上する。
作用を説明すると、機構体260は、先ず最初に、グリッパアーム268が素材搬送システム50上に置かれている容器10に係合するまで下方に動く。次に、機構体は、容器10を素材搬送システム50から持ち上げ、容器10を容器Z走行ゾーン内で適当な高さ位置まで動かし、グリッパ266をスライドアーム264に沿って動かし、そして容器10を受動的貯蔵場所(例えば、貯蔵ばね148)上に置く。容器10を貯蔵棚148上に置いた後、機構体260は、次に、グリッパ268をすぐ上に位置している貯蔵棚(例えば、貯蔵棚146)まで垂直に動かしてこの棚の上に載っている容器10に係合する。機構体260は、先ず最初にグリッパ268を容器Z走行ゾーンまで移動させ、グリッパ268を上昇させ、次にグリッパ268を貯蔵棚146上に置かれている容器10上に移動させるようにする必要はない。次に、グリッパ268は、貯蔵棚146上に置かれている容器に係合し、そして、例えば容器10を容器Z走行ゾーン上まで移動させ、そして素材搬送システム50まで下げることができる。
別の実施形態では、グリッパアーム268は、回転ではなく、X方向に沿って動いて、グリッパ266が容器10を垂直に通り抜けているときに容器側部ハンドル16に当たらないようにするのに十分アーム268を互いに引き離す。フォークリフト形アーム268を備えた機構体260の一利点は、容器10の頂部取り扱い特徴部と底部取り扱い特徴部(例えば、頂部ハンドル12と底部プレート)の両方がグリッパ266による容器10の搬送中、妨害されないということにある。したがって、機構体260は、容器10の頂部ハンドル12か底部プレートかのいずれかへの接近を必要とする容器搬送システム(例えば、頭上搬送シャトル又はフロア利用型素材搬送システム50)へのハンドオフに好適である。
図7は、容器移送又は搬送機構体360を示している。容器移送機構体360は、ロードポート104に専用であり、かかる容器移送機構体は、とりわけ、キャリジ370、スライドアーム364及びグリッパ368を有している。このグリッパ368は、スライドアーム364の第1の端部365と第2の端部366との間を滑って動く。この実施形態では、グリッパ368は、容器10の頂部ハンドル12に係合する。
図7に示されているように、ロードポート104は、能動的貯蔵場所144,146及び受動的貯蔵場所148,150,152を有している。キャリジ370の垂直運動とグリッパ368の水平運動の組み合わせにより、機構体360は、ロードポート104の能動的又は受動的貯蔵場所のうちの任意の貯蔵場所に納められた容器10又は素材搬送システム50上に置かれた容器に接近することができる。
図7は、能動的貯蔵場所144に納められた容器10に係合している機構体360を示している。貯蔵場所144に納められた容器10は、とりわけ、頂部ハンドル12及び一対の側部ハンドル16を有している。容器10に接近するため、機構体360は、グリッパ368がZ走行ゾーン内に位置した状態で、先ず最初にキャリジ370及びスライドアーム364を適当な高さ位置に上昇させる。「適当な」高さ位置は、グリッパ368がハンドル12上に滑り動いて容器10の頂部上に心出しされるまでグリッパ368がスライドアーム364に沿って水平に走行できる高さ位置である。この時点で、容器10は、グリッパ368と係合し、貯蔵場所144の容器前進プレートから持ち上げ可能である。容器10を貯蔵場所144から持ち上げた後、グリッパ368は、アーム364の第1の端部265まで戻り、容器10がZ走行ゾーン内に配置されるようにする。次に、機構体360は、容器10を素材搬送システム50上に下降させるのが良い。
図11は、本発明がロードポートの上方の典型的には未使用のチムニースペース(chimney space)に追加の貯蔵場所をどのように提供するかを示している。図11は、2つのプロセスツール40,42を示している。プロセスツール40は、2つの従来型ロードポート48,52を有している。各ロードポートは、小容量容器10と共に稼働するよう改造されている。例えば、ロードポート52は、とりわけ、開口部56を備えたプレート54、垂直に調整可能な容器前進機構体58及びポートドア60を有している。かかるロードポートは、米国特許出願第11/177,645号明細書(発明の名称:Direct Tool Loading)に開示されており、この米国特許出願は、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッドに譲渡されており、この米国特許出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。
プレート54の開口部56は、従来型300mmFOUPを受け入れるほど大きい。図11では、開口部56は、小容量容器10の容器ドア14に対応するよう効果的に小さくなっている。従来型300mmFOUPと小容量容器の両方と共に稼働するかかるロードポートは、米国特許出願第60/819,602号明細書(発明の名称:Variable Lot Size Load Port)に開示されており、この米国特許出願は、アシスト・テクノロジーズ・インコーポレイテッドに譲渡されており、かかる米国特許出願を参照により引用し、その開示内容全体を本明細書の一部とする。ロードポート54は、容器10を開口部56の下又は開口部56の上に貯蔵又は一時収納することができない。開口部56の下に位置する空間は、機構体58が図11に示された位置と素材搬送システム50との間で走行できるよう自由でなければならない。また、ロードポート54は、容器を開口部56の上方に貯蔵する能力を持っていない。
図11は、図1の処理ツール40を第2の処理ツール42に隣接して位置した状態で示している。処理ツール40,42は、容器10を素材搬送システム50から受け取る。隣接のシステム400が、処理ツール42の前側端部に取り付けられ、ロードポート48,54は、処理ツール40に取り付けられる。一般に、処理ツール40,42は、ロードポート48,54と比較した場合のシステム400の利点を説明する目的で、互いに同一の寸法(例えば、高さ及び幅)を有している。
システム400は、ロードポート404及び移送モジュール406を有し、これらは両方共、処理ツール42の前部に取り付けられている。この実施形態では、ロードポート404及び移送モジュール406は、処理ツール42のフェース全体に沿ってツールの底部からツールの頂部まで延びている。ロードポート404及び(又は)移送モジュール406は、互いに異なる長さのものであって良く、ツール42のフェース全体にわたって延びる必要はない。容器搬送機構体160は、容器10を貯蔵棚420〜438と素材搬送システム50との間で搬送する。図1に関して上述したように、機構体160は、とりわけ、キャリジ170に取り付けられたショルダー部駆動箱162、上側リンクアーム164、下側リンクアーム166及びグリッパ168を有している。
ロードポート404は、任意の数のウェーハ接近場所及び(又は)貯蔵場所を有することができる。この実施形態では、ロードポート404は、第1の開口部440及び第2の開口部(見えない)を備えたプレート405、2つのウェーハ接近場所424,426及び8つの貯蔵場所420,422,428,430,432,434,436,438を有している。ウェーハ接近場所426は、容器前進プレート422及びポートドア444を有している。容器前進プレート442は、容器10内に貯蔵されている加工物に第1の開口部440を通ってツール42内から接近できるよう容器10を支持している。ポートドア444は、開放位置と閉鎖位置との間で動き、この実施形態では、かかるポートドアは、容器ドアをロック解除し、この容器ドアを容器シェルから取り外す。ウェーハ接近場所424は、ウェーハ接近場所426の下に位置しており、このウェーハ接近場所424も又、容器前進プレート425及びポートドア(図示せず)を有する。
ロードポート404は、任意の数の貯蔵場所を有することができる。この実施形態では、ロードポートは、8つの貯蔵場所を有している。この実施形態では、8つの貯蔵場所420,422,428,430,432,434,436,438の各々は、位置合わせ特徴部を備えた貯蔵棚を有している。ロードポート404は、プレート405に設けられている2つの開口部を通る処理ツール42への加工物の出し入れを制御する。かくして、貯蔵場所420,422,428,430,432,434,436,438は、容器前進プレート又はプレート405に設けられる開口部を必要としない。貯蔵場所に納められた容器10内に貯蔵されている加工物には接近することはできない。容器搬送機構体160(後で説明する)が容器10を貯蔵場所から取り出し、容器10をウェーハ接近場所424又は426のいずれかに移送するまで加工物には接近することができない。
移送モジュール406は、ロードポート404に隣接して処理ツール42の前側端部に取り付けられている。移送モジュール406は、主要構成要素として、軌道172を備えたプレート107及び搬送機構体160を有している。この実施形態では、搬送機構体160は、図1に示されている搬送機構体とほぼ同じである。機構体160は、とりわけ、ショルダー部駆動箱162、上側リンクアーム164、下側リンクアーム166、グリッパ168及びキャリジ170を有している。キャリジ170は、軌道172(「容器Z走行ゾーン」と呼ばれる)に沿って垂直に走行する。キャリジ170を軌道172に沿ってボールねじ、ベルト、ケーブルホイスト、ラック・ピニオン装置又は当該技術分野において知られている任意他の直線駆動方法により駆動することができる。
機構体160は、軌道172に沿って走行してロードポート404上の貯蔵場所又はウェーハ接近場所のうちの任意の場所に接近すると共に容器をロードポート404と素材搬送システム50との間で動かす。ロードポート404は、容器10を貯蔵するために処理ツール42の前側フェースの大部分を利用すると共に依然として、2つの入力/出力ポートが加工物を処理ツール42に受け渡しすることができる状態にしている。
ロードポート48,52は各々、1つのウェーハ接近場所を提供する。ロードポート52は、処理ツール40の前側端部に取り付けられていて、単一の開口部56を備えたプレート54を有している。ロードポート48は、処理ツール40の前側端部に取り付けられていて、単一の開口部(見えない)を備えたプレート49を有している。ロードポート48のプレート49及びプレート56は、各々、単一の開口部を有している。かくして、ロードポート404は、2つのロードポート48,52を組み合わせると、同じ数の入力/出力ポートを有する。したがって、ロードポート404のウェーハ処理スループットは、2つのロードポート48,52と実質的に同一である。しかしながら、ロードポート48,54は、貯蔵場所を備えておらず、ロードポート404は、8つの貯蔵場所420,422,428,430,432,434,436,438を有している。システム400は、入力/出力ポートを有する必要はない。この場合、ロードポート404は、例えば、処理ツール40のための追加の貯蔵手段を提供するために全ての貯蔵場所を有するのが良い。
図12は、追加の貯蔵ポート402を有するシステム404を示している。貯蔵ポート402は、処理ツール42の前部に取り付けられたプレート403を有している。この実施形態では、貯蔵ポート402は、10個の貯蔵場所450,452,454,456,458,460,462,464,466,468を有している。貯蔵場所の数が任意であることは、本発明の範囲に含まれる。図12は、処理ツール42の縁43を越えて延びるプレート403を示している。このプレートは、貯蔵コラム402が貯蔵場所を有するに過ぎないので、処理ツール42の縁43を越えて延びることができる。
しかしながら、貯蔵ポート402は、1つ又は2つ以上のウェーハ接近場所を有するのが良い。貯蔵ポート402が少なくとも1つのウェーハ接近場所を有する場合、プレート403は、恐らくは、処理ツール42の縁43を越えて延びることはなく、その結果、プレート403の開口部は、処理ツール42の内部への接近を可能にするようになる。図12の実施形態では、システム400は、2つのウェーハ接近場所424,426及び18個の貯蔵場所420,422,428,430,432,434,436,438,450,452,454,456,458,460,462,464,466,468を提供し、これらは全て、処理ツール42の前部に取り付けられている。移送モジュール406は、容器10を貯蔵場所、ウェーハ接近場所及び素材搬送システム50のうちの任意のもの相互間で搬送する容器搬送機構体160を有している。比較すると、ロードポート48,54は、処理ツール40のフェース上に2つのウェーハ接近場所を提供するが、貯蔵場所を提供していない。
ロードポート402は、追加の貯蔵手段を処理ツール40に提供すると共に貯蔵手段を処理ツール42に提供することができる。加うるに、ロードポート404を貯蔵ポートで置き換えても良い。この場合、システム400は、容器をツール42に提供せず、その代わり、追加の貯蔵場所を処理ツール40に提供する。
理解されるべきこととして、容器を受け入れて容器と共に稼働する上述のロードポート及び関連機構体は、例示目的で説明されているに過ぎず、本発明は、これらによって限定されることはない。かくして、動作方法及びロードポートシステムの好ましい実施形態を説明したが、システムの或る特定の利点を達成していることは当業者には明らかなはずである。また、理解されるべきこととして、本発明の範囲及び精神の範囲内において、この実施形態の種々の改造例、変更例及び変形例を想到できる。例えば、ロードポート及び容器を半導体製造設備との関連で図示すると共に説明したが、上述の本発明の概念の多くは、他の非半導体製造用途と関連して利用されるよう同じように利用できることは明らかなはずである。

Claims (26)

  1. 加工物容器と共に稼働するシステムであって、
    ロードポートを有し、前記ロードポートは、
    第1の開口部及び第2の開口部を備えた第1のプレートを有し、前記第2の開口部は、前記第1の開口部よりも低い高さ位置で前記第1のプレートに設けられ、
    加工物容器を支持して当該加工物容器内に貯蔵された加工物に前記第1の開口部を介して接近できるようにするための第1の加工物接近場所を有し、
    加工物容器を支持して当該加工物容器内に貯蔵された加工物に前記第2の開口部を介して接近できるようにするための第2の加工物接近場所を有し、
    前記第2の加工物接近場所の下に配置された貯蔵棚を有し、
    前記ロードポートの前記貯蔵棚の下を通る部分を備えたフロア利用型素材搬送システムを有し、
    前記第1のプレートと同じ寸法及び形状を有する第2のプレートと、容器を前記第1の加工物接近場所と前記第2の加工物接近場所と前記貯蔵棚との間で移動させたり加工物容器を前記フロア利用型素材搬送システムに対して直接受け渡したりする前記第2のプレートの容器搬送機構体を備えた移送モジュールを有し、
    前記第1のプレート及び前記第2のプレートは、ボックス・オープナ/ローダ・ツー・ツール・スタンダード・インタフェース(Box Opener/Loader to Tool Standard Interface)から成る、システム。
  2. 前記第1の加工物接近場所は、
    加工物容器を支持すると共に前記加工物容器を第1の位置と第2の位置との間で移動させる容器前進プレートと、
    前記第1のプレートの前記第1の開口部を介する接近を制御するポートドアとを有する、請求項1記載のシステム。
  3. 前記第2の加工物接近場所は、
    加工物容器を支持すると共に前記加工物容器を第1の位置と第2の位置との間で移動させる容器前進プレートと、
    前記第1のプレートの前記第1の開口部を介する接近を制御するポートドアとを有する、請求項1記載のシステム。
  4. 前記容器搬送機構体は、各加工物容器の頂部ハンドルに係合する、請求項1記載のシステム。
  5. 前記容器搬送機構体は、各加工物容器の側部ハンドルに係合する、請求項1記載のシステム。
  6. 前記貯蔵棚は、前記第2の加工物接近場所の前記容器前進プレートの下に位置した状態でこれと水平方向に整列する、請求項2記載のシステム。
  7. 前記貯蔵棚の下に配置されていて、これと水平方向に整列する第2の貯蔵棚を更に有する、請求項6記載のシステム。
  8. 第2のロードポートを更に有し、前記第2のロードポートは、
    第1の開口部及び第2の開口部を備えた第3のプレートと、
    加工物容器を支持して当該加工物容器内に貯蔵された加工物に前記第3のプレートの前記第1の開口部を介して接近できるようにするための第1の加工物接近場所と、
    加工物容器を支持して当該加工物容器内に貯蔵された加工物に前記第3のプレートの前記第2の開口部を介して接近できるようにするための第2の加工物接近場所を有し、
    前記第2の加工物接近場所の下に配置された貯蔵棚とを有し、
    前記移送モジュールは、加工物容器を第1のロードポート及び前記第2のロードポートの前記第1のウェーハ接近場所と前記第2のウェーハ接近場所と前記貯蔵棚との間で移送することができる、請求項1記載のシステム。
  9. 前記第2のロードポートの前記第1の加工物接近場所は、
    加工物容器を支持すると共に前記加工物容器を第1の位置と第2の位置との間で移動させる容器前進プレートと、
    前記第3のプレートの前記第1の開口部を介する接近を制御するポートドアとを有する、請求項8記載のシステム。
  10. 前記第2のロードポートの前記第2の加工物接近場所は、
    加工物容器を支持すると共に前記加工物容器を第1の位置と第2の位置との間で移動させる容器前進プレートと、
    前記第3のプレートの前記第2の開口部を介する接近を制御するポートドアとを有する、請求項8記載のシステム。
  11. 前記第1のロードポートは、前記第1の加工物接近場所の上方に配置された第3の貯蔵棚を更に有する、請求項7記載のシステム。
  12. 前記容器搬送機構体は、加工物容器を前記第3の貯蔵棚に対して受け渡しすることができる、請求項11記載のシステム。
  13. 前記容器搬送機構体は、
    前記ロードポートの前記第1のプレートに対して垂直に動くことができるキャリジを有し、
    第1の端部及び第2の端部を備えた上側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記キャリジに回転可能に結合され、
    第1の端部及び第2の端部を備えた下側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記上側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合され、
    前記下側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合されたグリッパを有する、請求項1記載のシステム。
  14. 前記移送モジュールは、
    処理ツールの前側端部に固定されるようになったプレートを有し、
    容器搬送機構体を有し、当該容器搬送機構体は、
    前記プレートに対して垂直に動くことができるキャリジを有し、
    第1の端部及び第2の端部を備えた上側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記キャリジに回転可能に結合され、
    第1の端部及び第2の端部を備えた下側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記上側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合され、
    前記下側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合されたグリッパを有する、請求項1記載のシステム。
  15. 前記加工物容器は、小容量加工物容器から成る、請求項1記載のシステム。
  16. 前記加工物容器は、半導体ウェーハを貯蔵する容器から成る、請求項1記載のシステム。
  17. 前記加工物容器は、機械的に開放可能なドアを備えた容器シェルを有する、請求項1記載のシステム。
  18. 小容量加工物容器と共に稼働し、加工物を処理ツールに供給するシステムであって、
    第1のロードポートを有し、前記第1のロードポートは、
    第1の開口物を備えた第1のプレートと、
    小容量加工物容器を支持して前記小容量加工物容器内に貯蔵されている加工物に前記第1のプレートの前記第1の開口部を介して接近可能であるようにする加工物接近場所と、
    前記加工物接近場所の下に配置された貯蔵場所とを有し、
    第2のロードポートを有し、前記第2のロードポートは、
    第2の開口物を備えた第2のプレートと、
    小容量加工物容器を支持して前記小容量加工物容器内に貯蔵されている加工物に前記第2のプレートの前記第2の開口部を介して接近可能であるようにする加工物接近場所と、
    前記加工物接近場所の下に配置された貯蔵場所とを有し、
    移送モジュールを有し、前記移送モジュールは、
    第3のプレートと、
    前記第3のプレートに対して垂直方向に動くことができるキャリジ及び小容量加工物容器を前記第1のロードポートと前記第2のロードポートの両方の前記加工物接近場所と前記第1及び第2のロードポートの両方の前記貯蔵場所との間で移動させるロードアームを備えた容器搬送機構体とを有し、
    前記第1のプレート、第2のプレート及び第3のプレートは同じ寸法及び形状を有し、
    前記第1のプレート、前記第2のプレート、及び前記第3のプレートは、各々、ボックス・オープナ/ローダ・ツー・ツール・スタンダード(Box Opener/Loader to Tool Standard)準拠型インタフェースから成る、システム。
  19. 前記第1のロードポートと前記第2のロードポートの両方の前記加工物接近場所の各々は、
    小容量加工物容器を支持すると共に小容量加工物容器を第1の位置と第2の位置との間で移動させる容器前進プレートと、
    ポートドアとを有する、請求項18記載のシステム。
  20. 前記ロードアームは、
    第1の端部及び第2の端部を備えた上側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記キャリジに回転可能に結合され、
    第1の端部及び第2の端部を備えた下側リンクアームを有し、前記第1の端部は、前記上側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合され、
    前記下側リンクアームの前記第2の端部に回転可能に結合されたグリッパを有する、請求項18記載のシステム。
  21. 前記グリッパは、小容量加工物容器の頂部ハンドルに係合する、請求項20記載のシステム。
  22. 前記グリッパは、小容量加工物容器の側部ハンドルに係合する、請求項20記載のシステム。
  23. 前記第1のロードポートの前記貯蔵場所及び前記第2のロードポートの前記貯蔵場所の下を通る部分を備えたフロア利用型素材搬送システムを更に有する、請求項18記載のシステム。
  24. 前記容器搬送機構体は、小容量加工物容器を前記フロア利用型素材搬送システムに対して直接受け渡しすることができる、請求項23記載のシステム。
  25. 前記小容量加工物容器は、半導体ウェーハを貯蔵する容器から成る、請求項18記載のシステム。
  26. 前記小容量加工物容器は、容器シェルと、機械的に開放可能なドアとを有する、請求項18記載のシステム。
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