JP5501733B2 - 燃料電池システム、及び、その純水入れ替え方法 - Google Patents

燃料電池システム、及び、その純水入れ替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、システム内で循環使用している純水(プロセス水)の入れ替えが可能な燃料電池システム、及び、純水入れ替え方法に関する。
家庭用の燃料電池システム(発電ユニット)は、炭化水素系の燃料(例えば都市ガス、LPG、灯油など)を水蒸気改質して水素を生成する改質器を含む水素製造装置と、生成した水素と空気中の酸素とから燃料電池反応により直流電流を発生させる燃料電池スタックと、燃料電池スタックで発生した直流電流を交流電流に変換するパワーコンディショナーと、燃料電池スタックなどで発生する熱を回収して給湯ユニット側と熱交換する熱交換器とを含んで構成される。
また、燃料電池システム(発電ユニット)は、純水を貯留する純水タンクを備え、システム各部に純水を循環供給している。具体的には、純水タンクから改質器に水蒸気改質に必要な水を供給する一方、燃料電池スタックのオフガス中から凝縮器により水分を回収して純水タンクに戻している。また、純水タンク内の水は、燃料電池スタックなどの冷却水としても循環させ、熱交換器にて熱回収を行っている。
ところで、上記の水としては、純水(水の物理的又は化学的な処理によって不純物を除去した純度の高い水)を使用するが、循環中にオフガスあるいは冷却系に由来する不純物が混入すると、改質触媒などの劣化要因となるため、水タンク内の純度を維持管理する必要がある。
このため、特許文献1に記載されているように、循環経路中にイオン交換樹脂を設けて濾過し、金属イオンを含む不純物を除去するようにしている。
特開2006−040553号公報
しかしながら、特許文献1に記載のイオン交換樹脂で濾過する方式では、(1)イオン交換樹脂の定期的な交換によるメンテナンス増、(2)イオン交換樹脂が寿命に達した場合に伝導度が急上昇してしまう、(3)イオン交換樹脂では濾過できない不純物がある(バクテリアなど)、という問題点がある。
また、特許文献1には、水タンク内の水の一部または全部を入れ替える制御を行うことが記載されているが、水供給ポンプを水入れ替え用に動作させる必要があるため、入れ替えのタイミングは「システムの運転開始時、停止時または所定の運転時間後」などに限定されてしまう。
本発明は、このような実状に鑑み、濾過装置(イオン交換樹脂)の搭載を不要とし、運転中であると停止中であるとを問わず、簡便に純水の入れ替えが可能な燃料電池システム、及び、純水入れ替え方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、システム筐体内に、純水を貯留して循環供給する純水タンクを備える燃料電池システムに、システム筐体外から筐体内の純水タンクの上部へ純水を注入可能な注水口と、純水タンクの底部から純水を排出可能な排水口と、システム筐体外から操作可能で、前記注水口及び前記排水口を開閉できる開閉機構とを装備させる構成とする。
ここにおいて、前記開閉機構は、前記注水口を開閉する注水口開閉弁と、前記排水口を開閉する排水口開閉弁とを含んで構成される。
前記注水口開閉弁と前記排水口開閉弁とは、互いに連動させると共に、連動に位相差を持たせ、開弁時は前記注水口開閉弁が開いてから、前記排水口開閉弁が開き、閉弁時は前記排水口開閉弁が閉じてから、前記注水口開閉弁が閉じるようにする。
また、本発明の純水入れ替え方法は、燃料電池システムが、システム筐体内に、純水を貯留して循環供給する純水タンクを備えることを前提に、システム筐体外から筐体内の純水タンクの上部へ純水を注入可能な注水口から、入れ替え用の純水を注入し、前記注入と連動させて、純水タンクの底部の排水口から純水を排出して、純水タンク内の純水を入れ替える。
ここにおいて、前記注水口から注入する純水の注水開始タイミングを、前記排水口から排出する純水の排水開始タイミングより、早く設定し、前記注水口から注入する純水の注水終了タイミングを、前記排水口から排出する純水の排水終了タイミングより、遅く設定する。
尚、ここでいう「入れ替え」とは、循環経路内の純水を全て入れ替える必要はなく、純水タンク内の純水の大部分を入れ替えることができればよい。
本発明によれば、運転中であると停止中であるとを問わず、言い換えれば、運転をしながらでも、システム筐体外から、簡便に、純水を入れ替えることができる。従って、ユーザーでも入れ替え可能となり、メンテナンスにかかる費用を大幅に低減できる。また、高価なイオン交換樹脂の削減が可能となる。
また、注水口から注入する純水の注水開始タイミングを、排水口から排出する純水の排水開始タイミングより、早く設定し、かつ、注水口から注入する純水の注水終了タイミングを、排水口から排出する純水の排水終了タイミングより、遅く設定することにより、過剰な排出を防止して、運転中の純水の入れ替えをより確実に支障なく行うことができる。
本発明の一実施形態を示す燃料電池システムの概略構成図 純水タンク内の純水を入れ替えるためにシステム筐体及び純水タンクに備えられる構成を示す図 純水の入れ替え方法を示す図 他の実施形態でのシステム筐体及び純水タンクの構成を示す図 他の実施形態での純水の入れ替え方法を示す図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す燃料電池システム(発電ユニット)の概略構成図である。
家庭用の燃料電池システム(発電ユニット)は、システム筐体1内に、水素製造装置(改質器)2と、燃料電池スタック3と、パワーコンディショナー(PCS)4と、熱交換器5とを備えて構成される。
水素製造装置2は、炭化水素系の燃料(例えば都市ガス、LPG、灯油など)を改質触媒を用いて水蒸気供給下で水蒸気改質により水素(H2、CO2を含む水素リッチな燃料ガス)を生成する改質器を主体として構成される。また、改質反応(吸熱反応)のための改質器加熱用の燃焼器(バーナー)6を備え、燃焼器6では、燃料電池スタック3の燃料極側のオフガス(オフガス発生前は炭化水素系の燃料)を燃焼させる。
図示は省略するが、水素製造装置2は、この他、改質器の上流側に設けられて、改質前の炭化水素系の燃料に含まれる硫黄化合物を吸着剤を用いて吸着除去又は脱硫触媒を用いて変換除去する脱硫器と、改質器の下流側に設けられて、改質ガス中の副生COをシフト触媒により残留水蒸気と反応させてCO2とH2に変えるCOシフト反応器と、シフト反応後のガス中にわずかながら残存するCOを選択酸化触媒を用いて空気供給下で選択的に酸化してCO2に変えるCO選択酸化器と、を備える。
燃料電池スタック3は、電解質層の一端側の燃料極に水素(水素リッチな燃料ガス)が供給され、電解質層の他端側の空気極に空気中の酸素が供給され、水素と酸素との化学反応(発熱反応)によって直流電流を発生させる。
パワーコンディショナー(PCS)4は、燃料電池スタック3で発生した直流電流を交流電流に変換して、系統電源と家庭内の負荷との間に設けられる分電盤に供給する。パワーコンディショナー4は、また、燃料電池を系統電源及び家庭内の負荷に連系させて発電量を制御する機能を備える。これにより、家庭内の負荷に、系統電源からの交流電力とパワーコンディショナー4からの交流電力とが同一の配電線を介して供給される。
熱交換器5は、燃料電池の冷却系の一部を構成し、燃料電池スタック3にて発生する熱を回収して給湯ユニット(貯湯ユニット)との間で熱交換する。
燃料電池システム(発電ユニット)は、また、システム筐体1内に、純水(水の物理的又は化学的な処理によって不純物を除去した純度の高い水)を貯留する純水タンク7と、純水タンク7内の純水が循環供給される循環経路とを備える。
具体的には、純水タンク7の底部の送出口Sからポンプ8により水素製造装置(改質器)2に水蒸気改質に必要な水を供給する一方、燃料電池スタック3の空気極側のオフガス中から凝縮器9により水分を回収して純水タンク7上部の戻し口Rから純水タンク7内に戻している。
また、純水タンク7内の水は、燃料電池スタック3などの冷却水としても循環させ、熱交換器5にて熱回収を行っている。すなわち、純水タンク7内の底部の送出口Sからポンプ10により純水(冷却水)を燃料電池スタック3の冷却器11に送り、ここで昇温した水を熱交換器5にて給湯ユニットからの水と熱交換した後、純水タンク7上部の戻し口Rから純水タンク7内に戻している。
ここにおいて、純水タンク7には、純水(純度の高い水)を貯留しているが、循環使用することで、オフガスや冷却系に由来する不純物が含まれるようになり、純度の低下を招く。このため、定期的に、ユーザーが、純水タンク7内の純水を入れ替えることができるようにする。
純水タンク7内の純水を入れ替えるために、システム筐体1及び純水タンク7に備えられる構成と、これに基づく純水の入れ替え方法とについて、図2及び図3により、説明する。
図2は、燃料電池システム(発電ユニット)のシステム筐体1と、筐体1内に装備される純水タンク7とを概略的に示している。
純水タンク7には、図1に示したように、その底部に純水の循環経路への送出口Sが形成され、その上部に純水の循環経路からの戻り口Rが形成される他、図2に示すように、注水口12、排水口13、及び、オーバーフロー口14が形成される。
注水口12は、純水タンク7の上部に一端を連通させたパイプの他端を、システム筐体1外に水平若しくは上向きに導出させてなり、システム筐体1外から筐体1内の純水タンク7の上部へ純水を注入可能に構成されている。
排水口13は、純水タンク7の底部に一端を連通させたパイプの他端を、システム筐体1外に水平若しくは下向きに導出させてなり、純水タンク7の底部から純水を排出可能に構成されている。
ここで、注水口12の流路断面積a1は、排水口13の流路断面積a2より大きく設定してある。言い換えれば、注水口12のパイプ径を、排水口13のパイプ径より大きくしてある。
オーバーフロー口14は、純水タンク7の所定のオーバーフローラインの位置に一端を連通させたパイプの他端を、システム筐体1外に水平若しくは下向きに導出させてなり、純水タンク7内の液面が所定のオーバーフローラインを超えたときに純水を溢流させるように構成されている。
前記注水口12及び排水口13に対しては、各パイプのシステム筐体1外の位置に、それぞれ開閉弁15、16を設ける。これらの注水口開閉弁15及び排水口開閉弁16は、システム筐体1外から操作可能で、前記注水口12及び排水口13を開閉できる開閉機構を構成する。
ここで、これらの注水口開閉弁15と排水口開閉弁16とを互いに連動させて、いずれか一方(例えば注水口開閉弁15)の開弁操作で他方も開弁し、また一方の閉弁操作で他方も閉弁するようにするとよい。連動の場合は他方(例えば排水口開閉弁16)をシステム筐体1内に収納してもよい。
また、連動に位相差を持たせ、開弁操作時は、注水口12が開いてから、排水口13が開き、閉弁操作時は、排水口13が閉じてから、注水口12が閉じるようにするとよい。注水口12から注入する純水の注水開始タイミングを、排水口13から排出する純水の排水開始タイミングより、早く設定し、注水口12から注入する純水の注水終了タイミングを、排水口13から排出する純水の排水終了タイミングより、遅く設定するのである。言い換えれば、排水開始タイミングを注水開始タイミングより遅く設定し、排水終了タイミングを注水終了タイミングより早く設定するのである。
また、前記注水口12の開口端は、取外し可能な防塵キャップ17によって閉止してある。
尚、前記排水口13及びオーバーフロー口14は、下水等への排水が可能であればよく、適当な配管を用いることで、必ずしも、図2のようにシステム筐体1の側面に開口端を露出させる必要はない。
図3は、純水の入れ替え方法について示している。
入れ替え用の純水は、ペットボトルのような容器21に入れられて、ユーザーに提供される。この入れ替え用の純水の容器21の容量は、純水タンク7の容量より大きく設定してあり、純水タンク7に貯留される純水の量(オーバーフローラインまでの容量)をWとすると、この容器21には、W+αの量の純水を入れてある。
また、この容器21の高さ方向と直交する断面積A1は、純水タンク7の高さ方向と直交する方向の断面積A2より小さく設定し、これにより、この容器21の高さ(水頭)を確保している。
また、この容器21には、容器本体からパイプ状に延びて先端が注ぎ口をなす可撓性の注水パイプ22が備えられてる。この注水パイプ22の開口端はキャップ(図示せず)により閉止されているが、キャップを取外すことで、ワンタッチで、前記注水口12に接続可能である。尚、注水パイプ22の径(流路断面積)は、前記注水口12と同じか、それより大きくする。
純水タンク1内の純水を入れ替える際は、純水タンク7の注入口12の防塵キャップ17を外す。そして、入れ替え用の純水の容器21の注水パイプ22のキャップ(図示せず)を外し、入れ替え用の純水の容器21の注水パイプ22を純水タンク7の注水口12に接続する。
このとき、入れ替え用の純水の容器21を純水タンク7より高位に保持するため、入れ替え用の純水の容器21は、システム筐体1の上面1a上に載置する。従って、本実施形態では、システム筐体1の上面1aが、純水タンク7の注入口12に接続する入れ替え用の純水の容器21を、純水タンク7より高位に保持可能な保持部に相当する。これにより、入れ替え用の純水の容器21について、注水口12までの水頭高さh1を、(純水タンク7についての排水口13までの水頭高さh2に比べて、)十分に確保する。
尚、システム筐体1に設ける保持部としては、システム筐体1の上面1aとする他、側面部に置き台などを設けてもよいし、適当な係止部(吊り下げ用のフック等)を設けるようにしてもい。
次に、注入口12の開閉弁15を開くと共に、排水口13の開閉弁16を開く。別々に手動操作する場合は、注入口12の開閉弁15を開いてから、排水口13の開閉弁16を開く。連動させる場合は、同時、又は、注水口12の開閉弁15の開弁に位相遅れをもって排水口13の開閉弁16が開くようにする。
開閉弁15、16が開くと、入れ替え用の純水の容器21内の新しい純水が、注入口12から純水タンク7の上部に注入される一方、純水タンク7内の古い純水が、底部の排出口13から排出される。これにより、入れ替えがなされる。
ここで、注水口12からの注水流量Q1と、排水口13からの排水流量Q2とについては、
Q1=a1×√(2g・h1)
Q2=a2×√(2g・h2)
となる。
従って、注水口12の流路断面積a1を排水口13の流路断面積a2より大きく設定し(a1>a2)、容器21を純水タンク7より高位に保持して、容器21側の水頭高さh1を十分確保する(容器21内の液面が減少しても、h1>h2の関係を維持できるようにする)ことにより、Q1>Q2となる。
このようにして、注入口12から注入する純水の注水流量Q1を、排水口13から排出する純水の排水流量Q2より、大きくする。
これにより、純水の排水流量より注水流量が多くなるので、純水の入れ替え中に、純水タンク7内の液面が低下することはなく、純水が不足して、燃料電池の運転に支障を生じることはない。
また、純水タンク7内に純水が余剰に供給されることになるが、純水タンク7内の液面が上昇して、所定のオーバーフローラインを超えると、余剰の純水はオーバーフロー口14から溢流する。従って、純水タンク7内の純水の貯留量は、最大でも、オーバーフローラインまでにとどめることができる。
排水口13及びオーバーフロー口14からの排出される水は、下水等を含む適当な排水設備23によって回収・廃棄すればよい。
その後、入れ替え用の純水の容器21内の純水が消費されたところで、注入口12の開閉弁15を閉じると共に、排水口13の開閉弁16を閉じる。別々に手動操作する場合は、排水口13の開閉弁16を閉じてから、注水口12の開閉弁15を閉じる。連動させる場合は、同時、又は、排水口13の開閉弁16の閉弁に位相遅れをもって注水口12の開閉弁15が閉じるようにする。
この後、純水タンク7の注水口12から、入れ替え用の純水の容器21の注水パイプ22を取外し、注水口12に防塵キャップ17を取付けて、一連の純水入れ替え作業を終了する。
本実施形態によれば、燃料電池システムのシステム筐体1外から筐体1内の純水タンク7の上部へ純水を注入可能な注水口12と、純水タンク7の底部から純水を排出可能な排水口13と、システム筐体1外から操作可能で、前記注水口12及び前記排水口13を開閉できる開閉機構(開閉弁15、16)とを有する構成とすることにより、言い換えれば、システム筐体1外から筐体1内の純水タンク7の上部へ純水を注入可能な注水口12から、入れ替え用の純水を注入し、前記注入と同時に、純水タンク7の底部の排水口13から純水を排出して、純水タンク7内の純水を入れ替えることにより、燃料電池の運転中に、システム筐体1外から、簡便に、純水を入れ替えることができる。従って、メンテナンス員によらず、ユーザーでも入れ替え可能となり、メンテナンスにかかる費用を大幅に低減できる。また、高価なイオン交換樹脂の削減が可能となる。
また、本実施形態によれば、純水タンク7内の液面が所定のオーバーフローラインを超えたときに純水を溢流させるオーバーフロー口14を更に有する構成とすることにより、言い換えれば、純水タンク7内に余剰に注入される純水は、純水タンク7のオーバーフロー口14より溢流させることにより、安全を見込んで、注水量を多くしても、純水タンク7内に過剰に純水が注入されるのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、注水口12に接続する入れ替え用の純水の容器21を、純水タンク7より高位に保持可能な保持部を更に有する構成とすることにより、言い換えれば、入れ替え用の純水の容器21を純水タンク7の注水口12に接続すると共に、当該容器21を純水タンク7より高位に保持して、当該容器21内の純水を注入することにより、純水の入れ替えをより確実なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、注水口12の流路断面積は排水口13の流路断面積より大きくすることにより、注水流量を排水流量より大として、運転中の純水の入れ替えをより確実に支障なく行い得るようにすることができる。
また、本実施形態によれば、前記開閉機構は、注水口12を開閉する注水口開閉弁15と、排水口13を開閉する排水口開閉弁16とを含んで構成されるので、簡単な機構で、注水及び排水をそれぞれ確実に管理できる。
また、本実施形態によれば、前記注水口開閉弁15と前記排水口開閉弁16とは、互いに連動する構成とすることにより、操作を容易化し、操作忘れを含む誤操作を極力防止することができる。
また、本実施形態によれば、入れ替え用の純水の容器21の容量は、純水タンク7の容量より大きくすることにより、純水タンク7内の純水をより確実に入れ替え、入れ替え後の純度をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、注水口12から注入する純水の注水流量Q1を、排水口13から排出する純水の排水流量Q2より、大きく設定することにより、運転中の純水の入れ替えをより確実に支障なく行うことができる。
また、本実施形態によれば、注水口12から注入する純水の注水開始タイミングを、排水口から排出する純水の排水開始タイミングより、早く設定することにより、過剰な排出を防止して、運転中の純水の入れ替えをより確実に支障なく行うことができる。
また、本実施形態によれば、注水口12から注入する純水の注水終了タイミングを、排水口13から排出する純水の排水終了タイミングより、遅く設定することにより、過剰な排出を防止して、運転中の純水の入れ替えをより確実に支障なく行うことができる。
次に、本発明の他の実施形態について、図4及び図5により説明する。
図4及び図5の実施形態では、システム筐体1に、開閉可能な蓋部材(開閉扉)18により覆われる窓部19を設ける。蓋部材(開閉扉)18は、蝶番などによって開閉可能とする。
注水口12は、システム筐体1内の純水タンク7の上部に一端を連通させたパイプの他端を、システム筐体1の窓部19に向けて水平若しくは下向きに配置してなる。従って、注水口12は、システム筐体1内に配置されるが、システム筐体1外から窓部19を介して筐体1内の純水タンク7の上部へ純水を注入可能に構成されている。
注水口開閉弁15も、システム筐体1内に配置されるが、システム筐体1外から窓部19を介して操作可能で、注水口12を開閉できる。
排水口開閉弁16は、注水口開閉弁15との連動を前提として、システム筐体1内に配置してある。
従って、純水タンク7内の純水を入れ替える際に、蓋部材(開閉扉)18を開けて、窓部19を介して、注水口12への容器21の接続、開閉弁15の操作を行うことにより、図2及び図3の実施形態と同様に、純水の入れ替えを行うことができる。
特に本実施形態によれば、システム筐体1が、開閉可能な蓋部材18により覆われる窓部19を有し、注水口12が、前記窓部19を介して、システム筐体1外へ露出することにより、純水の注水口12が日常的に風雨などに直接曝されるのを防止することができ、維持管理が容易となる。
排水口13及びオーバーフロー口14についても、下水等への排水が可能であれば、適当な配管を用いることで、システム筐体1の側面に開口端を露出させる必要はない
本発明の更に他の実施形態としては、システム筐体への入れ替え用の純水の容器のセットにより、容器が純水タンク側の注水口に接続されると共に、容器内の純水の重みで、注水口開閉弁が自動的に開いて、注水が開始され、注水口開閉弁に連動して排水口開閉弁が開いて、排水も開始され、容器内の純水がなくなると、自動的に注水及び排水が終了するようにすることが考えられる。このようにすれば、ユーザーが、極めて簡便に、純水の入れ替えを行うことができる。
尚、以上に本発明のいくつかの実施形態を図面に基づいて説明したが、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 システム筐体
2 水素製造装置(改質器)
3 燃料電池スタック
4 パワーコンディショナー
5 熱交換器
6 燃焼器
7 純水タンク
8 ポンプ
9 凝縮器
10 ポンプ
11 冷却器
12 注水口
13 排水口
14 オーバーフロー口
15 注水口開閉弁
16 排水口開閉弁
17 防塵キャップ
18 蓋部材(開閉扉)
19 窓部
21 入れ替え用の純水の容器
22 注水パイプ
23 排水設備

Claims (12)

  1. システム筐体内に、純水を貯留して循環供給する純水タンクを備える燃料電池システムであって、
    システム筐体外から筐体内の純水タンクの上部へ純水を注入可能な注水口と、
    純水タンクの底部から純水を排出可能な排水口と、
    システム筐体外から操作可能で、前記注水口及び前記排水口を開閉できる開閉機構と、
    を有し、
    前記開閉機構は、前記注水口を開閉する注水口開閉弁と、前記排水口を開閉する排水口開閉弁とを含んで構成され、
    前記注水口開閉弁と前記排水口開閉弁とは、互いに連動させると共に、連動に位相差を持たせ、開弁時は前記注水口開閉弁が開いてから、前記排水口開閉弁が開き、閉弁時は前記排水口開閉弁が閉じてから、前記注水口開閉弁が閉じることを特徴とする、燃料電池システム。
  2. 前記純水タンク内の液面が所定のオーバーフローラインを超えたときに純水を溢流させるオーバーフロー口を更に有することを特徴とする、請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記注水口に接続する入れ替え用の純水の容器を、純水タンクより高位に保持可能な保持部を更に有することを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記保持部は、前記システム筐体の上面上の載置部であることを特徴とする、請求項3記載の燃料電池システム。
  5. 前記注水口の流路断面積は前記排水口の流路断面積より大きいことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記システム筐体は、開閉可能な蓋部材により覆われる窓部を有し、
    前記注水口は、前記窓部を介して、システム筐体外へ露出することを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  7. システム筐体内に、純水を貯留して循環供給する純水タンクを備える燃料電池システムにおいて、純水タンク内の純水を入れ替える純水入れ替え方法であって、
    システム筐体外から筐体内の純水タンクの上部へ純水を注入可能な注水口から、入れ替え用の純水を注入し、
    前記注入と連動させて、純水タンクの底部の排水口から純水を排出して、純水タンク内の純水を入れ替える一方、
    前記注水口から注入する純水の注水開始タイミングを、前記排水口から排出する純水の排水開始タイミングより、早く設定し、
    前記注水口から注入する純水の注水終了タイミングを、前記排水口から排出する純水の排水終了タイミングより、遅く設定することを特徴とする、燃料電池システムの純水入れ替え方法。
  8. 前記純水タンク内に余剰に注入される純水は、前記純水タンクのオーバーフロー口より溢流させることを特徴とする、請求項7記載の燃料電池システムの純水入れ替え方法。
  9. 入れ替え用の純水の容器を前記純水タンクの前記注水口に接続すると共に、当該容器を前記純水タンクより高位に保持して、当該容器内の純水を注入することを特徴とする、請求項7又は請求項8記載の燃料電池システムの純水入れ替え方法。
  10. 前記入れ替え用の純水の容器は、前記システム筐体の上面上に載置することを特徴とする、請求項9記載の燃料電池システムの純水入れ替え方法。
  11. 前記入れ替え用の純水の容器の容量は、前記純水タンクの容量より大きいことを特徴とする、請求項9又は請求項10記載の燃料電池システムの純水入れ替え方法。
  12. 前記注水口から注入する純水の注水流量を、前記排水口から排出する純水の排水流量より、大きく設定することを特徴とする、請求項7〜請求項11のいずれか1つに記載の燃料電池システムの純水入れ替え方法。
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