JP5500702B2 - 撮像方法および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子を有する撮像装置の映像信号を改善する方法に関するものである。
CCD(Charge-Coupled-Device)撮像素子は固体撮像素子の中でも感度が高く、暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素が少ないが、高温度時や高感度撮像時や蓄積時は白キズが多い。また、CCD撮像素子はスポット光のような高輝度被写体を撮像した場合に、スポット光を撮像した画素のフォトダイオードから垂直転送路に過剰電荷が漏れ込み、高輝度被写体を撮像した画素と同じ垂直方向の画素すべてにスポット光の照度に比例した映像信号が重畳されて、垂直スミアとよばれる白い縦線が発生する。CCD撮像素子に撮像面の外側に蓄積面を設けて、垂直転送を高速化すれば、垂直スミアは低減する。しかし、蓄積面を設ければ、CCD撮像素子面積が倍増し、高価格化する。垂直転送を高速化すれば、消費電力も倍増し、白キズが増加する。さらにCCD撮像素子の近赤外感度を高くすると、フォトダイオードが深くなり白キズが増加する。CCD撮像素子のフォトダイオードの信号電荷電子をオーバーフロードレインに掃き捨てる(電子シャッタを行う)ことにより感度を低下させると垂直スミアは一定のレベルのまま感度を低下させることとなり、相対的に垂直スミアは増加する。
そこで、従来、光学的黒画素部分の暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の影響を低減するため、CCD撮像素子の垂直方向の光学的黒画素(Vertical-Optical Black以下V−OB)部分の12ラインの出力の各垂直画素信号を平均し、1ライン分の信号として記憶し、この固体撮像素子の有効画素部分の出力信号よりこの記憶した信号を減算していた。(特許文献1参照)
また、デジタル信号処理回路の集積化が進み、複数ラインの出力信号を記憶し算術処理することが、映像専用のメモリ集積DSPだけでなく、安価な汎用のFPGA(Field Programmable Gate Array)でも容易に実現できる様になった。但し、信号処理諧調をなるべく減らさないと回路規模が増大する。諧調12ビットまでなら画素単位で高輝度部分と低輝度部分と別の階調補正を行い映像の階調範囲を拡大するICも映像信号処理ICも市販されている。出力映像信号の諧調は一般に送用10bitで産業用8bitである。
さらに、CCDから出力された信号から雑音を除去するCDS(Correlated
Double Sampling)と暗電流補正と利得可変増幅回路(Automatic Gain Control以下AGC)とデジタル映像信号Viに変換するADC(Analog Digital Converter)とを内蔵したFEP(Front End Processor)が普及し、FEPのADC階調は従来10ビットだったが、12ビットや14ビットが一般化し、16ビットも製品化された。ADCを22ビットとし、AGCをADCの後に配置したFEPも製品化された。
さらに、電子増倍型CCD撮像素子(Electron
Multiplying-Charge Coupled Device以下EM−CCDと略す)は、電子冷却部と組み合わせて感度を高くできるため、可視光と近赤外光の夜間の撮影用の照明なしの準動画監視が可能となった。また、EM−CCDは、電子増倍を行う電極のCMGの電圧振幅が高い高電子増倍時は、0.1Vで1.4倍感度が変化し、11℃で1.8倍感度が変化する。CMG電圧振幅が低い低電子増倍時は垂直転送後に信号が増倍されるため、フォトダイオードや垂直転送路の転送容量不足が補われ、暗電流を低減する電子冷却と組み合わせれば映像の階調範囲が拡大する。さらにフォトダイオードの蓄積容量のばらつきで画面内で不均一だった映像の階調範囲が、画面内で均一になる。しかし、CMG電圧振幅が中程度の中電子増倍時は暗電流も電子増倍され暗電流が高レベルになり映像信号成分が飽和して映像の階調範囲が低下する。暗電流を低減する電子冷却と組み合わせれば約6度で半分と改善されるがそれでも暗電流が高レベルになり映像信号成分が飽和して映像の階調範囲が低下する。さらにCMG電圧振幅が高い高電子増倍時は水平変調度も低下し高輝度信号が圧縮されるので、EM−CCDを特に強く電子冷却して暗電流も最小限にし、CMG電圧振幅も最小限にしても暗電流が高レベルに及び映像信号成分が飽和して映像の階調範囲が低下する(非特許文献1と非特許文献2参照)。しかも、EM−CCDの電子冷却は、放熱が困難である。
さらにEM−CCDは垂直スミア成分が多い映像信号を生成する。暗電流に加えて垂直スミア成分が高レベルに及び、暗電流と垂直スミア成分を含む映像信号が高レベルに及ぶため、CMGだけでなくEM−CCD外部の信号回路でも飽和し易い。そのEM−CCDを電子冷却しても、高感度動作時は、暗電流に加えて白キズや垂直スミアのレベルが大きいだけでなく暗電流と垂直スミア成分を含む映像信号が飽和してしまう。その結果、暗電流に加えて垂直スミア補正の過不足の誤差分が増加して、白い縦筋が残り黒い縦筋が発生して映像の階調範囲が低下してしまう。その結果、高輝度の外部照明光が直接画面に入る夜間監視の障害となっている。
また、有効画素のCCD出力が過飽和レベルになるのより更に強い飽和入射光ではフォトダイオードで発生し垂直転送路にあふれたた過剰な電荷で垂直転送路が過飽和状態となり、強い入射光の映像の画面下端が垂直スミアより高い過飽和レベルのブルーミングとよばれる白状態になる。さらに過飽和し制限レベルに達したCCD出力映像信号となる異常に強い過飽和入射光では入射光の強度が高くなるに従い強い過飽和入射光の映像の画面下方から順々に、垂直スミアより高い過飽和レベルの白状態になり異常に強い過飽和入射光で水平転送路も過飽和状態となり、逆に画面上部の垂直スミアは沈み、水平方向にも白いすじ状の水平スミアが明らかになり、映像の階調範囲が低下する。異常に強い過飽和入射光の強度が更に高くなると、白が画面全体に広がる。スミアやブルーミングの源となる入射光を以下光源とする。
また、CCD撮像素子を用いた固体撮像装置において、白キズ等のCCD撮像素子の暗電流の影響や高レベル圧縮の影響を受けない様に、垂直スミアを低減するため、垂直遮光映像4ラインの各垂直画素信号の平均信号を算出し水平信号も平均し、低レベルと高レベルを圧縮しCCD撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号から減算している
(特許文献2参照)。
さらに、CCD撮像素子を用いた固体撮像装置において、白キズ等のCCD撮像素子の暗電流の影響を受けない様に垂直スミアを低減するため、CCD撮像素子の受光面の有効画素より先に読み出す4ラインの垂直遮光画素から取得した信号の画面垂直方向の暗電流むらを補正してから、垂直遮光映像4ラインの各垂直画素信号の最小値から2番目の値を算出し、垂直スミア補正信号として記憶し、映像AGCに合わせて利得を可変して固体撮像素子の受光面の有効画素から出力されるAGC後の映像信号から減算する。また、前記固体撮像素子から出力される信号を14ビットにA/D変換して前記代表値信号を算出して15/16に減衰して、CCD撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号から減算している(特許文献3参照)。
特開平07−067038号公報 特開2007−150770 特開2008−109639
TI製TC246RGB-B0680 x 500 PIXELIMPACTRON TM PRIMARY COLOR CCD IMAGE SENSOR SOCS087 - DECEMBER2004 - REVISEDMARCH 2005 DesertStar Systems製 Night and Low-Light Imaging with FrogEye TM and SharkEyeTM DigitalCameras Application Note 2nd Edition October 28 2005
本発明の目的は、CCD撮像素子から出力される映像信号の白つぶれまたは黒レベル付近の偽信号または黒レベル以下への沈みこみまたは過飽和レベルの白を低減するなどの映像信号の階調範囲を拡大することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と、上部または下部の遮光した画素の信号を用いて算出した近似暗電流信号またはスミア信号または上記近似暗電流信号とスミア信号の合計信号の高レベルを伸長した信号と、前記伸長した2信号の差分信号との少なくとも一つの前記信号を前記固体撮像装置の出力映像信号の制御に用いることを特徴とする撮像方法である。
また、固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と、上部または下部の遮光した画素の信号を用いて算出した近似暗電流信号またはスミア信号または上記近似暗電流信号とスミア信号の合計信号の高レベルを伸長した信号と、の差分を算出し、該算出した信号を前記固体撮像装置の出力映像信号の制御に用いることを特徴とする撮像方法である。
さらに、固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、上部または下部の遮光した画素の信号を用いて算出した近似暗電流信号またはスミア信号または上記近似暗電流信号とスミア信号の合計信号の高レベルを伸長した信号を前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号から減算するか、または上記近似暗電流信号またはスミア信号または上記近似暗電流信号とスミア信号の合計信号を減算してから減算した上記近似暗電流信号またはスミア信号または上記近似暗電流信号とスミア信号の合計信号を基準に減算した前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長するかのどちらかの信号を信号処理して出力映像信号とすることを特徴とする撮像方法である。
また、上記において、前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号の複数ラインの各垂直画素信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値、最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値、または他の最大値からM番目の値以下の値から算出される代表値信号の少なくとも1つをスミア信号を含む近似暗電流信号として算出するか、または、遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段(全画素メモリ)と前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号の複数ラインの上部及び下部の遮光した画素の平均値を算出する手段とを有し、前記記憶第一手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号の複数ラインの上部及び下部の遮光した画素の平均値を算出し上部及び下部の遮光した画素の基準値との比を前記記憶第一手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出するか、または、遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段(全画素メモリ)を有し、前記記憶第一手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号の最小値を算出し前記記憶第一手段の遮光した画素の基準値の最小値との比を前記記憶第一手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出するかの少なくとも一方を算出し、該算出した信号を前記固体撮像装置の出力映像信号の制御に用いることを特徴とする撮像方法である。
さらに上記において、前記固体撮像素子と、12bit以上のA/Dと10bit以上の映像信号処理回路と14bit以上の全画素メモリとを有し、該全画素メモリに暗電流の基準値を記憶し、VOBの暗電流の現在の総量と基準VOBの暗電流の総量との比を暗電流増倍の近似値とし、前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長してから前記代表値信号から前記代表値信号と画面メモリの基準の有効画素の暗電流と基準VOBの暗電流との差分に暗電流増倍の近似値を乗算した値を減算し、白圧縮した10bitの映像信号を前記映像信号処理回路で信号処理することを特徴とする撮像装置である。
また、上記において、前記固体撮像素子と雑音低減回路と雑音低減回路の基準電圧をオフセットさせる手段と、10bit以上のA/Dと10bit以上の映像信号処理回路と13+Nbitの全画素メモリとを有し、該全画素メモリに暗電流の基準値を記憶し、VOBの暗電流の現在の代表値と基準VOBの暗電流の代表値との比を暗電流増倍の近似値とし、VOBの暗電流の現在の代表値分、雑音低減回路の基準電圧をオフセットさせ(て映像信号からVOBの暗電流の現在の総量を減算し)、VOBの暗電流の現在の総量分の高輝度圧縮も考慮してVOBの暗電流の現在の総量分の基準電圧のオフセットを基準に映像信号の高輝度を伸長し、信号処理することを特徴とする撮像装置である。
また、雑音低減回路と雑音低減回路の基準電圧を画素単位で可変オフセットさせる手段と、10bit以上のA/Dと映像信号処理回路と14bit以上の全画素メモリとを有し、該全画素メモリに暗電流の基準値を記憶し、VOBの暗電流の現在の代表値と基準VOBの暗電流の代表値との比を暗電流増倍の近似値とし、前記雑音低減回路の基準電圧を全画素の暗電流の現在の近似値分オフセットさせて(映像信号から全画素の暗電流の現在の近似値分を減算し)、全画素の暗電流の現在の近似値の高輝度圧縮も考慮して全画素の暗電流の現在の近似値を基準に映像信号の高輝度を伸長し、信号処理することを特徴とする撮像装置である。
また、光学系と固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号の複数ラインの各垂直画素信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値、最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値、または他の最大値からM番目の値以下の値から算出される代表値信号の少なくとも1つを算出し、該代表値信号が所定以上のレベルになったら前記光学系に備えた(光学絞りや可変NDフィルタ等の)光学減衰手段で入射光を光学減衰することと固体撮像素子のフォトダイオードの信号電荷電子をオーバーフロードレインに掃き捨てる(電子シャッタを行う)こととの少なくとも一方を行うことを特徴とする撮像方法である。
上記の様に本発明によれば、CCD撮像素子から出力される映像信号の白つぶれまたは黒レベル付近の偽信号または黒レベル以下への沈みこみまたは過飽和レベルの白を低減するなどの映像信号の階調範囲を拡大される。
有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが3ライン以上で最小値から2番目の値(3ラインで中央値)を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが5ライン以上で最小値から3番目の値(5ラインで中央値)を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが2ライン以上で最小値でデジタルAGC(Digital AGC))を用いて減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが3ライン以上で最大値除く平均値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが4ライン以上で最大値と最小値除く平均値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが4ライン以上で最大値と2番目に大きい値除く平均値の場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが3ライン以上で最小値から2番目の値(3ラインで中央値)と有効画素暗電流とを減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが5ライン以上で最小値から3番目の値(5ラインで中央値)を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが2ライン以上で最小値でデジタルAGC(Digital AGC))を用いて減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが3ライン以上で最大値除く平均値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが4ライン以上で最大値と最小値除く平均値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが4ライン以上で最大値と2番目に大きい値除く平均値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが2ライン以上で最小値を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値と有効画素の暗電流とを減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号のV−OBが2ライン以上で最小値を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値と有効画素の暗電流とを減算し、V−OB最小値と有効画素の暗電流に応じて高輝度の圧縮を伸長する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号のV−OBの最小値から2番目を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値から2番目と有効画素の暗電流とを減算し、V−OB最小値から2番目と有効画素の暗電流に応じて高輝度の圧縮を伸長する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 有効画素の信号のV−OBが2ライン以上で最小値を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値と有効画素の暗電流とを減算し、V−OB最小値と有効画素の暗電流に応じて高輝度の圧縮を伸長する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 画素信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBが3ライン以上で最小値から2番目を用いて過飽和信号を算出する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 画素信号のV−OBが4ライン以上で最大値と2番目に大きい値除く平均値を用いて過飽和信号を算出する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図 V−OBの最小値から2番目の値を代表値として検出する本発明の一実施例のフローチャート V−OBの最小値から3番目の値を代表値として検出する本発明の一実施例のフローチャート V−OBの最小値を代表値として検出する本発明の一実施例のフローチャート V−OBの最大値を除く平均値を代表値として検出する本発明の一実施例のフローチャート V−OBの最大値と最小値を除く平均値を代表値として検出する本発明の一実施例のフローチャート V−OBの最大値と2番目に大きい値を除く平均値を代表値として検出するフローチャート 本発明の1実施例や従来技術でのV−OBでのスミアを含んだ暗電流値の検出を示す模式表図図3のA,図3のDはV−OBが3ラインの場合、図3のBはV−OBが5ラインの場合、図3のCは、V−OBが2ラインの場合、図3のE、図3のFはV−OBが4ラインの場合 本発明の1実施例や従来技術でのV−OBでのスミアを含んだ暗電流値の検出を示す画面の模式図図4のA、図4のDはV−OBが3ラインの場合、図4のBはV−OBが5ラインの場合、図4のCはV−OBが2ラインの場合、図4のE、図4のFはV−OBが4ラインの場合 本発明の1実施例や従来技術での暗電流を含んだ信号値を示すEM−CCDの入出力の模式図((a)CMG振幅低低増倍時、(b)CMG振幅中中増倍時、(c)CMG振幅高高増倍時、(d)CMG振幅低低増倍時蓄積時) 本発明の1実施例の暗電流を含んだ信号値の伸長を示す補正途中の入出力の模式図((a)CMG振幅低低増倍時、(b)CMG振幅中中増倍時、(c)CMG振幅高高増倍時、(d)CMG振幅低低増倍時蓄積時) 本発明の1実施例の伸長後の信号から暗電流を減算した値を示す補正後EM−CCDの入出力の模式図((a)CMG振幅低低増倍時、(b)CMG振幅中中増倍時、(c)CMG振幅高高増倍時、(d)CMG振幅低低増倍時蓄積時) 本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力レベルと白キズのないV−OBスミアレベル比例の補正を示す入射光とCCD出力レベルの模式図 本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力レベルと白キズのあるV−OBスミアレベル比例の破綻を示す入射光とCCD出力レベルの模式図 本発明の1実施例での有効画素のブルーミング光源によるCCD出力レベルと白キズのないV−OBスミアレベルからの近似を示す入射光とCCD出力レベルの模式図
本発明による撮像装置の一実施例の図1A−図1Rと特許文献3の特開2008−109639の撮像装置の一実施例との相違は、白伸長部の101と、bit制限部の102と、加算器の104と減算器の105と除算器の106と乗算器の107と平均部の108と、基準メモリ部の109と、画面メモリ部の110とがあることである。bit制限部の102は、上位bit廃棄または除算部または白再圧縮部であり、映像信号処理回路7の入力bit数に合わせる。そのため、市販されている画素単位で高輝度部分と低輝度部分と別の階調補正を行い映像の階調範囲を拡大するICも映像信号処理ICも映像信号処理部7に用いることができる。映像信号処理部7の内部処理階調数が多ければbit制限部の102は映像信号処理部7の出力側で、一般に送用10bitで産業用8bitの出力映像信号の諧調数に合わせる。圧縮補正部5と暗電流スミア検出部6とbit制限部102と映像信号処理部7とは、映像専用のメモリ集積DSPや、FPGAに集積することもできる。
本発明による映像信号の圧縮が伸長されてから暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミアが減算される動作を本発明の1実施例や従来技術での暗電流を含んだ信号値を示すEM−CCDの入出力の模式図の図5と、本発明の1実施例の暗電流を含んだ信号値の伸長を示す補正途中の入出力の模式図の図6と、本発明の1実施例の伸長後の信号から暗電流を減算した値を示す補正後EM−CCDの入出力の模式図の図7とを用いて説明する。
暗電流を含んだ信号値を示すEM−CCDの入出力の模式図の図5において、(a)CMG振幅低低増倍時はフォトダイオードや垂直転送路の転送容量不足で画面内で不均一に高信号レベルが飽和する。(b)CMG振幅中中増倍時は垂直転送後に信号が増倍されるため、フォトダイオードや垂直転送路の転送容量不足が補われ、暗電流を低減する電子冷却と組み合わせれば映像の階調範囲が拡大する。さらにフォトダイオードの蓄積容量のばらつきで、画面内で不均一だった映像の階調範囲が画面内で均一になるに従い、CCD撮像素子から出力される暗電流や映像信号が高レベルになり圧縮されたら圧縮を伸長してから暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミアを減算する。
(c)CMG振幅高高増倍時でさらに電子増倍が高くなり、暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミアまでが高レベルになり圧縮されたら、暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミアや映像信号の圧縮を伸長して圧縮を伸長された映像信号から減算する。ちなみに、(d)CMG振幅低低増倍時蓄積時は、画面内で不均一に高信号レベルが飽和する。
本発明の1実施例の暗電流を含んだ信号値の伸長を示す補正途中の入出力の模式図の図6のように、CMG振幅に合わせて、高レベルの信号値を伸長して直線化してから、暗電流を減算すれば、本発明の1実施例の伸長後の信号から暗電流を減算した値を示す補正後EM−CCDの入出力の模式図の図7のように、直線化した映像信号が得られる。その後、直線的に除算したり、高レベルを圧縮したりして映像信号処理回路の入力bit数に合わせる。
つぎに、本発明による撮像装置の一実施例の概要を、本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1A−図1Pと本発明の1実施例や従来技術でのV−OBでのスミア値の検出を示す画面の模式図の図4のA−図4のFとを用いて説明する。その後、本発明の幾つかの一実施例の動作を、本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1A−図1Pをと本発明の一実施例の代表値検出フローチャートの図2A−図2Fとを用いて説明する。
電子増倍時は垂直転送後に信号が増倍されるため、フォトダイオードや垂直転送路の転送容量不足が補われ、暗電流を低減する電子冷却と組み合わせれば映像の階調範囲が拡大する。さらにフォトダイオードの蓄積容量のばらつきで、画面内で不均一だった映像の階調範囲が画面内で均一になるに従い、CCD撮像素子から出力される暗電流や映像信号が高レベルになり圧縮されたら白伸長部の101で圧縮を伸長してから暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミアを減算する。さらに電子増倍が高くなり、暗電流や白キズや垂直スミアまでが高レベルになり圧縮されたら、暗電流や白キズや垂直スミアを白伸長部の103で圧縮を伸長してから、白伸長部の101で圧縮を伸長した映像信号から減算する。
また、V―OBのH―OB部分には垂直スミアや水平スミアがほとんど混入しない暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分であることを利用し、V―OBのH―OB部分の信号を平均部の108で加算平均し、遮光した基準状態でV―OBのH―OB部分の信号を平均部の108で加算平均して基準メモリ部に記憶しておいた信号と比較すれば、温度と電子増倍による暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分の変化係数がリアルタイムで近似できる。別方法としては、V−OBの垂直水平の最小値からN番目は垂直スミアや水平スミアがほとんど混入しない暗電流成分であることを利用し、V−OBの垂直水平の最小値からN番目を検出し、基準メモリ部のV−OBの垂直水平の最小値からN番目と比較すれば、温度と電子増倍による暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分の変化係数がリアルタイムで近似できる。そこで、画面メモリ部の画面有効画素の暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流からV―OBのH―OB部分の信号の加算平均を減算した有効画素OB差分基準暗電流信号に温度と電子増倍による暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分の変化係数をかければ、OBとの差分の画面有効画素の暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分が近似できる。
つまり、V―OBの暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流や垂直スミア成分と、OBとの差分の画面有効画素の暗電流や暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流成分とを減算し、画面有効画素の映像信号のみを算出できる。
本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1A−図1Pにおいて、図1A−図1Fは有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBの代表値を減算する場合であり、図1G−図1Mは有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBの代表値と有効画素の暗電流の近似値とを減算する場合であり、具体的にはスミアを含むV−OBの代表値と有効画素の暗電流の近似値の差分と合計の信号の高輝度の圧縮を伸長して減算する。
スミアを含むV−OBの代表値として、図1Aと図1Gと図1Mと図1Nと図1Oと図1PとはV−OBが3ライン以上で最小値から2番目の値(3ラインで中央値)を検出する場合で、図1Bと図1HとはV−OBが5ライン以上で最小値から3番目の値(5ラインで中央値)を検出する場合で、図1Cと図1IとはV−OBが2ライン以上で最小値を検出しデジタルAGCする場合で、図1Dと図1JとはV−OBが3ライン以上で最大値除く平均値を検出する場合で、図1Eと図1KとはV−OBが4ライン以上で最大値と最小値除く平均値を検出する場合で、図1Fと図1LとはV−OBが4ライン以上で最大値と2番目に大きい値除く平均値を検出する場合である。また、OB暗電流の算出方法として、図1Aから図1MがV−OBのH−OBの平均を算出し、図1NがV−OBの最小値を算出し、図1OがV−OBの最小値から2番目を算出している。スミアの算出方法とOB暗電流の算出方法の組み合わせは、図1Aから図1Pに限らない。
本発明の一実施例の代表値検出フローチャートの図2A−図2Fにおいて、図2AはV−OB最小値から2番目の値を検出する場合で、図2BはV−OB最小値から3番目の値を検出する場合で、図2CはV−OB最小値を検出する場合で、図2DはV−OBが最大値除く平均値を検出する場合で、図2EはV−OB最大値と最小値除く平均値を検出する場合で、図2FはV−OB最大値と2番目に大きい値を除く平均値を検出する場合である。
本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1A―図1Mの特徴は、比較部とラインメモリ部とにより、最大値または2番目に大きい値を除きCCD撮像素子の白キズの影響を削除している事である。
本発明の1実施例や従来技術でのV−OBでのスミア値の検出を示す画面の模式図の図4のA−図の4Fと本発明の1実施例や従来技術でのV−OBでのスミア値の検出を示す模式表図の図3のA,B,C,D,E,Fがそれぞれ図1A,図1B,図1C,図1D,図1E,図1Fに対応している。図1A、図1DはV−OBが3ラインで、図1BはV−OBが5ラインで、図1CはV−OBが2ラインで、図1E、図1FはV−OBが4ラインである。なお、図4のA―図4のFは画面の模式図であり、CCD撮像面は、画面と上下左右が反転している。
図3のCのようにV−OBが2ラインの中に信号値21の暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流があると、平均値は11.5と特に大きく、スミア補正で誤差が特に大きいことが判る(以下、本実施例では暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流と判定される最大信号値のレベルを21として説明を続ける)。図3のA、図3のDのようにV−OBが3ラインの中に信号値21の白キズがあると、平均値は9となり、中央値4や最大値を除く平均値3から大きく異なる値である。図3のE、図3のFのように、V−OBが4ラインの中に信号値21の暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流があると、平均値は8となり、最大値を除く平均値3.67から大きく異なる値である。図3のBのように、V−OBが5ラインの中に信号値21の暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流があると、平均値は7となり、中央値4や最大値を除く平均値3.5から大きく異なる値である。よって、平均値はV−OBのライン数が少し多くなってもスミア補正で誤差が大きいことが判る。図3のA―図3のFでは、本実施例の最小値は2で、中央値や最大値を除く平均値より1から2小さいが、従来の平均値の7から11.5ほど大きな誤差がない。最小値はV−OBのライン数が2と少ない場合でも従来のV−OBが5ラインの平均値よりスミア補正の誤差が少なく、実用的なことが判る。
本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1A―図1Pにおいて、1は撮像装置、2は入射光を結像するレンズ等の光学系、3は光学系2から入射した光を電気信号に変換するEM−CCD等のCCD撮像素子、4はCCD撮像素子3から出力された信号から雑音を除去するCDSと暗電流補正と信号の利得を調整するAGCとデジタル映像信号Viに変換するADCからなるFEP(但し、図1Cや図1Eのように、AGCが、FEPに含まれない構成を用いてもよい。)、5はデジタル映像信号ViからのOB代表値信号を減算してスミア成分の補正を行う白圧縮補正部、6はデジタル映像信号ViのV−OBの代表値信号の検出を行うOB代表値検出部であり、21〜23はデジタル映像信号ViのV−OBラインの画素ごとに比較する比較部で、71〜76はOB代表値を記憶するラインメモリであり、11は映像信号から代表値信号を減算する減算器である。7は検出白圧縮補正部5から出力された信号Vmに種々の映像処理を施しNTSC(National Television System Committee)方式またはPAL(Phase Alternating by Line)方式の複合映像信号(Video Burst Sync以下VBS)またはSDI(Serial Digital Interface)映像信号、あるいはHDTVのSDI(HD−SDI)等の所定方式の映像信号に変換して出力する映像信号処理部、8はEM−CCD3の駆動および電子増倍の利得制御を行うためのCCD駆動部(または、TGと標記する)であり、EM―CCDを駆動するタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)と、生成されたタイミング信号を駆動するドライバとを主に備えており、9は撮像装置1内の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)である(CPUから各部への制御線は図示せず)。10は、デジタルAGC(D.AGC)であり、OB代表値信号をFEPのAGCの増幅度に合わせてD.AGC自身の増幅度を調節する。14は冷却部であり、温度を検出する温度センサと冷却するペルチェ素子とペルチェ素子駆動回路と放熱フィンとファンとファン駆動回路であり、EM−CCD3を冷却し温度を調節する。
次に、本発明の一実施例の動作を図1A―図1Fを参照しつつ説明する。撮像装置1のEM−CCD3(またはCCD3)は光学系2で受光面に結像された入射光をフォトダイオードで光電変換して信号電荷を生成し、垂直転送したのち水平転送しながら信号電荷を電子増倍してFEP4に出力する。FEP4はEM−CCD3から出力された信号から雑音を除去し暗電流成分を補正し補正した信号を増幅してデジタル映像信号Viに変換して白圧縮補正部5にデジタル映像信号Viを出力する。デジタル映像信号Viは、白圧縮補正部5を介してOB代表値検出部6に送られると共に、後述する信号処理を行うために減算器11にも送られる。OB代表値検出部6はデジタル映像信号Viを比較部21〜23でV−OBラインの垂直画素信号ごとに比較し小さい順にラインメモリ71〜76に記憶し、スミア成分としてOB代表値信号を検出する。
あるいは、図1D−図1Fに示す実施例のように、比較部21,22とラインメモリ72,75,76とを用いて所定の基準を満たすV−OBラインの垂直画素信号を選び、その選ばれた垂直画素信号を加算部13を用いて加算を行い、加算結果をラインメモリ71に記憶し、平均化部12で平均値としてのOB代表値信号を算出するように構成してよい。
白圧縮補正部5はOB代表値信号をFEPのAGCの増幅度に合わせてD.AGC10で増幅し、減算器11はその増幅した信号をデジタル映像信号Viから減算し、映像信号処理部7にデジタル映像信号Vmを出力する。映像信号処理部7はデジタル映像信号Vmに種々の映像処理を施し所定方式の映像信号Voに変換して出力する。
さらに、CCD駆動部(TG)8はCPU9から出力される制御信号(図示せず)に従ってEM−CCD3を駆動するための信号を出力する。図1Cや図1Eに示す実施例ではFEP4にAGCがないので、白圧縮補正部5でデジタル映像信号ViからOB代表値信号を減算してからのデジタルAGCをおこなうように構成されている。
また、図1A―図1Fで示す実施例において、FEP内にAGCが含まれていない実施例や、スミア補正部のD.AGCの配置場所が異なる実施例や、デジタル信号ViやVmのビット数やOB代表値信号のビット数が異なる実施例や、比較部やラインメモリ部の構成が異なる実施例等があるが、これらは一実施例にすぎず種々の構成が適用されてよい。
次に、図1A−1Fと図2A−2Fと図3のA−図3のFと図4のA−図4のFとを用いて垂直スミア信号の検出と補正の動作について説明する。
まず、図1A、図2A、図3のA、図4のAに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部72、73に最小値信号の上限値、2番目に小さい信号の上限値をそれぞれ設定しておく。ここで、これらの上限値は、例えば、信号の輝度を数値化したものを用いてよい(以下で述べる各値についても、同様の基準で数値化されたものである)。比較部21は、ラインメモリ部72に記憶されている上限値とV−OB領域の1ライン目(以下V−OB1)の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号(V−OB1の映像信号)を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ21,22)。比較部21は、V−OB2の映像信号の画素の値とラインメモリ部72に最小値の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号をラインメモリ部72に各画素の最小値の信号として記憶する。値が大きい方の信号は比較部22に送られる。比較部22は、大きい方の信号の値と2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶されている上限値とを各画素間で比較し、小さい方の信号を各画素の2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶する(ステップ23)。同様に、比較部21は、Nライン目(Nは3以上の自然数)のV−OBNの映像信号の画素の値とメモリ部72の最小値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する。値が大きい方の信号は各画素の比較1の信号として、比較部22に送られる(ステップ24)。比較部22は、2番目に小さい信号の値と比較1の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶する(ステップ25)。比較部22が最後のV−OBの比較処理を終了すると、ラインメモリ部73は、2番目に小さい信号をスミア補正用のOB代表値信号としてスミア補正部5に出力し(ステップ26)、代表値検出処理が終了する(ステップ27)。
次に、図1B、図2B、図3のB、図4のBに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部72、73、74に最小値信号の上限値、2番目に小さい信号の上限値、3番目に小さい信号の上限値をそれぞれ設定しておく。比較部21は、ラインメモリ部72に記憶されている上限値とV−OB1の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号(V−OB1の映像信号)を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ21,28)。比較部21は、最小値の信号の値とV−OB2の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ29)。比較部22は、大きい方の信号の値と各画素の2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶された上限値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶する(ステップ29)。比較部21は、ラインメモリ部72に記憶された信号の値とV−OB3の映像信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する。値が大きい方の信号は、比較1の信号として、比較部23に送られる(ステップ30)。比較部22は、ラインメモリ部73に記憶されている2番目に小さい信号の値と比較1の信号とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶する。比較部23は、値が大きい方の信号と3番目に小さい信号としてラインメモリ部74に記憶された上限値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の3番目に小さい信号としてラインメモリ部74に記憶する(ステップ31)。同様に、Nライン目(Nは4以上の自然数)のV−OBNの映像信号の画素の値とラインメモリ部72の最小値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する。値が大きい方の信号は各画素の比較1の信号として、比較部22に送られる(ステップ24)。比較部22は、2番目に小さい信号の値と比較1の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の2番目に小さい信号としてラインメモリ部73に記憶する。値が大きい方の信号は、各画素の比較2の信号として比較部23に送られる(ステップ32)。比較部23は、3番目に小さい信号の値と比較2の信号の値とを各画素で比較し、値が小さい方の信号を各画素の3番目に小さい信号としてラインメモリ部74に記憶する(ステップ33)。比較部23で最後のV−OBの比較が終了すると、ラインメモリ部74は、3番目に小さい信号をスミア補正用のOB代表値信号としてスミア補正部5に出力し(ステップ34)、代表値信号検出処理が終了する(ステップ27)。
さらに、図1C、図2C、図3のC、図4のCに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部72に最小値信号の上限値を設定しておく。比較部21は、上限値とV−OB1の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号(V−OB1の映像信号)を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ21,35)。比較部21は、最小値の信号の値とV−OB2の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ36)。同様に、比較部21は、Nライン目(Nは3以上の自然数)のV−OBNの映像信号の画素の値と最小値の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ37)。比較部21が最後のV−OBの比較処理を終了すると、ラインメモリ部72は、最小値の信号をスミア補正用のOB代表値信号としてスミア補正部5に出力し(ステップ38)、代表値検出処理が終了する(ステップ27)。
また、図1D、図2D、図3D、図4Dに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部71の値を0、ラインメモリ部75の値を信号の下限値に設定しておく。比較部21は、下限値とV−OB1の映像信号の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号(V−OB1の映像信号)を各画素の最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する(ステップ21,39)。比較部21は、最大値の信号とV−OB2の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。加算部13は、値が小さい方の信号を中間値としてラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ40)。同様に、比較部21は、Nライン目のV−OBN(Nは3以上の自然数)の映像信号の画素の値と最大値の信号とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。加算部13は、値が小さい方の信号を中間値としてラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ41)。比較部21が最後のV−OBの比較処理を終了すると、ラインメモリ部71は、平均化部12に加算記憶した値を出力する。平均化部12は、中間値の信号を1/(N−1)に減衰して平均値を算出しスミア補正用のOB代表値信号としてスミア補正部5に出力し(ステップ42)、代表値検出処理が終了する(ステップ27)。
また、図1E、図2E、図3のE、図4のEに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部71の値を0、ラインメモリ部72の値を信号の上限値に設定しておき、ラインメモリ部75の値を信号の下限値に設定しておく。比較部21は、下限値とV−OB1の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号(V−OB1の映像信号)を各画素の最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する(ステップ21,43)。比較部21は、最大値の信号とV−OB2の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を各画素の最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。値が小さい方の信号は、各画素の最小値の信号として比較部22に送られる。比較部22は、値が小さい方の信号とラインメモリ部72に記憶された上限値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶する(ステップ44)。比較部21は、ラインメモリ部75に記憶されている最大値の信号の値とV−OB3の映像信号の画素の値とを各画素で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。比較部21は、値が小さい方の信号を比較1の信号として比較部22に送る(ステップ45)。比較部22は、最小値の信号の値と比較1の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶し、値が大きい方の信号を中間値として加算部13を介してラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ46)。同様に、比較部21は、Nライン目(Nは4以上の自然数)のV−OBNの映像信号の画素の値と最大値の信号の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶し、値が小さい方の信号を比較1の信号として、比較部22に送る(ステップ47)。比較部22は、最小値の信号の値と比較1の信号の値とを各画素間で比較し、値が小さい方の信号を最小値の信号としてラインメモリ部72に記憶し、値が大きい方の信号を中間値として加算部13を介してラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ48)。比較部22が最後のV−OBの比較処理を終了すると、ラインメモリ部71は、平均化部12に加算記憶した値を出力する。平均化部12は、中間値の信号を1/(N−2)に減衰して平均値を算出しスミア補正用のOB代表値信号としてスミア補正部5に出力し(ステップ49)、代表値信号処理が終了する(ステップ27)。
また、図1F、図2F、図3のF、図4のFに示す実施例について説明する。CPU9は、ラインメモリ部71の値を0、ラインメモリ部75,76の値を信号の下限値にしておく。比較部21は、下限値とV−OB1の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号(V−OB1の映像信号)を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する(ステップ21,50)。比較部21は、最大値の信号の値とV−OB2の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。値が小さい方の信号は、各画素の2番目に大きい信号として比較部22に送られる。比較部22は、値が小さい方の信号とラインメモリ部76に記憶された下限値と各画素間で比較し、値が小さい方の信号を各画素の2番目に大きい信号としてラインメモリ部76に記憶する(ステップ51)。比較部21は、ラインメモリ部75に記憶されている最大値の信号の値とV−OB3の映像信号の画素の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶する。比較部21は、値が小さい方の信号を比較1の信号として比較部22に送る(ステップ45)。比較部22は、2番目に大きい信号の値と比較1の信号の値とを各画素で比較し、値が大きい方の信号を2番目に大きい信号としてラインメモリ部75に記憶し、値が小さい方の信号を中間値として加算部13を介してラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ52)。同様に、比較部21は、Nライン目(Nは4以上の自然数)のV−OBNの映像信号の画素の値と最大値の信号の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を最大値の信号としてラインメモリ部75に記憶し、値が小さい方の信号を比較1の信号として比較部22に送る(ステップ47)。比較部22は、2番目に大きい信号の値と比較1の信号の値とを各画素間で比較し、値が大きい方の信号を2番目に大きい信号としてラインメモリ部75に記憶し、値が小さい方の信号を中間値として加算部13を介してラインメモリ部71に加算記憶する(ステップ53)。比較部22が最後のV−OBの比較処理を終了すると、ラインメモリ部71は、平均化部12に加算記憶した値を出力する。平均化部12は、中間値の信号を1/(N−2)に減衰して平均値を算出しスミア補正用のOB代表値信号としてスミア部5に出力し(ステップ49)、代表値信号検出処理が終了(ステップ27)する。
さらに、図1B、図2B、図3のB、図4のBに示す実施例は、各垂直画素信号の最小値から3番目の値を代表値として用いる方法を示しており、暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の白キズの影響がないだけでなく、暗電流が極端に少ない画素欠陥である黒キズの影響がほとんどなくなり、厳しく選別した高価なCCD撮像素子を使用しにくい監視用途特にEM−CCDに適している。また、白キズと黒キズの影響がほとんどないため、垂直スミア発生の有無を検出する回路を省略できる。垂直スミア誤検出による黒い縦筋を防止する少レベル垂直スミア補正信号の切り捨て処理する回路も省略できる。図1Bに示す実施例では、信号ViからOB代表値信号を減算してから映像信号処理部7に入力する信号Vmを10bitにして、監視用途に多く使用される低価格の映像信号処理部7の入力ビット数に合わせている。但し、垂直スミア補正の精度を維持するため、FEP4の出力ビット数は14ビットとしている。
また、図1C、図2C、図3のC、図4のCは、本発明の他の一実施例であり、V−OB代表値として各垂直画素信号の最小値を算出する方法を示しており、垂直スミア補正信号の記憶が1ライン分で済み集積規模が従来例よりも小型になる。本実施例では、V−OBライン数が少なく、黒キズも少ないHDTVのCCD撮像素子に適している。さらに、AGCはないが、16bitのFEPを用い、垂直スミア補正が高精度となっている。ここで、図1A、1Bで比較部22、23とラインメモリ72、73とを省略し、図2Cの動作をすれば、V−OBライン数が少なく、黒キズも少ないHDTVのCCD撮像素子を用いた高感度用途になる。
さらに、図1D、図2D、図3のD、図4のDに示す実施例は、V−OBが3ライン以上で最大値を除く平均値を算出する方法を示しており、白キズが多くV−OBのライン数も多いが黒キズが少ないCCD撮像素子に適している。
図1E、図2E、図3のE、図4のEに示す実施例は、V−OBが4ライン以上で最大値と最小値を除く平均値を代表値として用いる方法を示しており、図1Eは22ビットにA/D変換しCCD撮像素子の暗電流の補正が容易な事と合わせて、白キズも黒キズも多くV−OBのライン数も多いCCD撮像素子を高感度動作させる用途に適している。
図1F、図2F、図3のF、図4のFに示す実施例は、V−OBが4ライン以上で最大値と2番目に大きい値を除く平均値を代表値としており、白キズが特に多くV−OBのライン数も多いCCD撮像素子を高感度動作させる用途に適している。
V−OBは画面始まりの変動が大きい垂直暗部むらによる補正精度劣化を避けるため、有効画素より後に出力される画面下のV−OB領域画素から出力される映像信号を垂直暗部むら補正してから、代表値を算出した方がスミア補正の精度が良くなる。しかし、スミア補正が1画面(約17m(1/60)秒)遅れるので、実用的ではない。そこで、14bitにA/D変換して画面始まりの変動が大きい垂直暗部むら補正を高精度に行い、有効画素より先に出力される画面上のV−OB領域画素から出力される映像信号を垂直暗部むら補正してから、代表値を算出すれば、有効画素出力と同時にスミア補正でき、遅れがない。
また、図1Nと図1Pとは、V−OBが2ライン以上で最小値を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値と有効画素の暗電流とを減算し、V−OB最小値と有効画素の暗電流に応じて高輝度の圧縮を伸長する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図である。図1Nにおいて、CCD GNDまたはOB CLAMP LOOPまたはBLACK LEVEL CLAMP等CDSの基準電圧をオフセットさせる量をCDS入力信号振幅の半分以上確保し、12bit以上のA/Dと12bit以上の映像信号処理回路と全画素メモリとを有し、該全画素メモリに暗電流の基準値を記憶し、複数ラインのVOBの各垂直画素信号の最小値から2番目の値をスミア信号として算出し、VOBの暗電流の現在の基準量分をCCD GNDまたはOB CLAMP LOOPまたはBLACK LEVEL CLAMP等CDSの基準電圧をVOBの暗電流の現在の基準量にAGCの増幅度分D.AGCで減衰させた分、オフセットさせて映像信号からVOBの暗電流の現在の基準量を減算し、VOBの暗電流の現在の代表値と基準VOBの暗電流の代表値との比を暗電流増倍の近似値とし、全画素メモリの有効画素の暗電流と暗電流増倍の近似値とからOBとの差分暗電流を算出し、スミア信号と加算したものを映像信号からVOBの暗電流の現在の基準量を減算したものから減算し、減算した暗電流の現在の基準量とOBとの差分暗電流とスミアを含むOB代表値とを基準に、映像信号の高輝度を伸長し信号処理する。図6の伸長後の有効bit諧調の映像信号とする。諧調CDSの基準電圧をオフセットさせる応答が画面周期で構わないで、A/Dと映像信号処理回路とのbit諧調が12bit以上で済む。EM−CCDの暗電流むらが少なくなればbit諧調が10bit以上で済、暗電流や白キズや垂直スミアまでが高レベルになり圧縮されても、映像の階調範囲が拡大する。
図1Pと図1Nとの違いは、OBからの暗電流の検出と補正とをFEP121の内部とスミア暗電流検出部5と白圧縮補正部6とに分けて、加算器112と除算器113と基準メモリ部114とを追加し、除算器113で検出したOB暗電流詳細補正の暗電流増倍量と加算器112で加算して暗電流増倍量とすれば、動作は複雑となるが、FEP121とスミア暗電流検出部5と白圧縮補正部6と映像信号処理回路7との映像信号諧調(bit数)を10bit以上で済ませたことである。図1Oの加算器111と112と除算器113と基準メモリ部114とを省略し、FEP内部の暗電流の祖補正を無視した有効画素の暗電流減算とFEP内部の暗電流の祖補正を無視した白伸長とすれば補正精度は低下するが、動作は簡易になる。
また、図1Oは、V−OBの最小値から2番目を用いて暗電流増倍の近似値算出し、V−OB最小値から2番目と有効画素の暗電流とを減算し、V−OB最小値から2番目と有効画素の暗電流に応じて高輝度の圧縮を伸長する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図である。図1Oにおいて、CCD GND等画素単位で可変するCDSの基準電圧をオフセットさせる量をCDS入力信号振幅の半分以上確保し、10bit以上のA/Dと10bit以上の映像信号処理回路と全画素メモリとを有し、該全画素メモリに暗電流の基準値を記憶し、VOBの暗電流の現在の総量と基準VOBの暗電流の総量との比を暗電流増倍の近似値とし、CCD GND等画素単位で可変するCDSの基準電圧をオフセットさせて映像信号から全画素の暗電流の現在の近似値とスミアとの総量を減算し、全画素の暗電流の現在の近似値とスミアとの総量の圧縮も考慮して全画素の暗電流の現在の近似値とスミアとの総量を基準に、伸長し映像信号処理回路で信号処理する。図6の伸長後の有効bit諧調の映像信号とする。CDSの基準電圧の応答が画素単位が必要だが、映像の減算が不要になり、A/Dと映像信号処理回路とのbit諧調が10bit以上で済み、暗電流や白キズや垂直スミアまでが高レベルになり圧縮されても、映像の階調範囲が拡大する。
さらに、有効画素の各画素の暗電流がOB暗電流から算出され、有効画素の各画素の暗電流が有効画素の各画素の映像信号から減算されるため、暗電流むらがなくなり、高電子増倍時や長時間蓄積時の電流むらによるすだれ状の雑音がなくなり、実効感度が向上し、電子増倍率が低く制御できる。電子増倍率が低くて良いと電子増倍率の経時劣化も少なく、冷却部14の消費電力も少なくて済む。
電子増倍時は垂直転送後に信号が増倍されるため、フォトダイオードや垂直転送路の転送容量不足が補われ、暗電流を低減する電子冷却と組み合わせれば映像の階調範囲が拡大する。さらにフォトダイオードの蓄積容量のばらつきで、画面内で不均一だった映像の階調範囲が画面内で均一になるに従い、CCD撮像素子から出力される暗電流や映像信号が高レベルになり圧縮されたら圧縮を伸長してから暗電流や白キズや垂直スミアを減算するかまたは暗電流や白キズや垂直スミアを減算してから減算した暗電流や白キズや垂直スミアを基準に高レベルを伸長する。さらに電子増倍が高くなり、暗電流や白キズや垂直スミアまでが高レベルになり圧縮されたら、暗電流や白キズや垂直スミアや映像信号の圧縮を伸長して圧縮を伸長された映像信号から減算するかまたは暗電流や白キズや垂直スミアを減算してから減算した暗電流や白キズや垂直スミアの高輝度圧縮も考慮して減算した暗電流や白キズや垂直スミアを基準に高レベルを伸長する。
その結果、暗電流や白キズや垂直スミアが多く、V−OB画素部分のライン数が少ないEM−CCD撮像素子や、垂直スミアも白キズも多いEM−CCDを使用しても、安定に映像信号の圧縮が伸長され、EM−CCDから出力される映像信号の映像の階調範囲の低下を電子的に補正し、白キズや垂直スミア補正の過不足の誤差分を低減する。つまり、映像信号の映像信号の白つぶれまたは黒レベル付近の偽信号を低減し、実効的に階調範囲が拡大される。
以上EM−CCDを用いた撮像装置について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された撮像装置に限定されるものではなく、上記以外のCCDを用いた撮像装置他の撮像装置に広く適用することができることは言うまでもない。
本発明による他の実施例として、まず背景技術で述べた、異常に強い過飽和入射光により垂直スミアの一部のCCD出力レベルがブルーミングとよばれる過飽和レベルの白状態になることを説明する。スミアやブルーミングの源となる入射光を以下光源とする。V−OBスミアレベルとV−OBの暗電流または暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流の合計値は、V−OBの縦の画素(列)の最小値(V-OBmin)で近似検出される、そして、ブルーミングになることを防止する撮像方法を、有効画素の信号の高輝度の圧縮を伸長してV−OBの代表値を減算する場合の本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1Qと図1Rと、本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力レベルと白キズのないV−OBスミアレベル比例の補正を示す入射光とCCD出力レベルの模式図の図8Aと、本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力レベルと白キズのあるV−OBスミアレベル比例の破綻を示す入射光とCCD出力レベルの模式図の図8Bと、本発明の1実施例での有効画素のブルーミング光源によるCCD出力レベルと白キズのないV−OBスミアレベルからの近似を示す入射光とCCD出力レベルの模式図の図8Cとを用いて説明する。
背景技術で述べた様に、有効画素のCCD出力が過飽和レベルになるのより更に強い飽和入射光ではフォトダイオードで発生し垂直転送路にあふれたた過剰な電荷で垂直転送路が過飽和状態となり、強い入射光の映像の画面下端が垂直スミアより高い過飽和レベルのブルーミングとよばれる白状態になる。さらに過飽和し制限レベルに達したCCD出力映像信号となる異常に強い過飽和入射光では入射光の強度が高くなるに従い強い過飽和入射光の映像の画面下方から順々に、垂直スミアより高い過飽和レベルの白状態になり異常に強い過飽和入射光で水平転送路も過飽和状態となり、逆に画面上部の垂直スミアは沈み、水平方向にも白いすじ状の水平スミアが明らかになり、映像の階調範囲が低下する。異常に強い過飽和入射光の強度が更に高くなると、白が画面全体に広がる。
本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図において、図1Hと図1Q、図1Lと図1Rとの違いは、白圧縮補正部5入力に白伸長部101が移動したことで,白伸長部103が不要となり、比較部115を追加し、比較部115の最大値を過飽和信号としてCPU9に供給している。また、白圧縮補正部5入力に白伸長部101が移動したことでFEP4の階調は10bitでもかまわない。図1Aから図1Gと図1Iと図1Jと図1Kと図1Mから図1Oにおいて上記と同様に、白圧縮補正部5入力に白伸長部101を移動し白伸長部103を不要とし比較部115を追加し比較部115の最大値を過飽和信号としてCPU9に供給しても良い。図示しないが本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図においてCPU9は撮像装置1の各部と光学系2との状態を監視し制御している。
本発明の一実施例の全体構成の撮像装置を示すブロック図の図1Qと図1Rとにおいて、過飽和信号が所定以上になったら、CPU9は光学系2の光学絞りを絞るか光学NDフィルタの減衰率を強くして入射光量を少なくするか、CCD駆動部(TG)8により電子シャッタで実効感度を低下させて垂直転送路と水平転送路との過飽和状態を防止する。そして、FEP4のAGCを高くするかEM−CCD3のCMG電圧を高くして電子増倍率を高くして感度を一定に保つ。図1Hと図1Lと同一部分の構成と動作との説明は省略する。
本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力レベルとV−OBスミアレベルとを示す模式図の図8Aと図8Bと図8Cとにおいて、(a)はEM-CCDの非増倍時で(b)はEM-CCDの低増倍時やIT-CCDやFT-CCDで、(c)EM-CCDの高増倍時である。
図8Aと図8Bと図8Cとにおいて、横軸は入射光で縦軸はCCD出力で、左下側の直線及び曲線はV−OBの縦の画素(列)の最小値(V-OBmin)で近似検出される、V−OBスミアレベルとV−OBの暗電流または暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流の合計値のCCD出力で、右上側の直線及び曲線は有効画素の垂直列の最大値Amaxつもりスミアやブルーミングの源となる入射光(以下光源)によるCCD出力である。縦軸との交点は、図8Aと図8Cでは暗電流であり、図8Bでは異常に多い暗電流である白キズの異常に多い暗電流である。
本発明の1実施例での有効画素の光源によるCCD出力とV−OBの縦の画素(列)の最小値(V-OBmin)で近似検出される、V−OBスミアレベルとV−OBの暗電流または暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流の合計値とを示す模式図の図8Aと図8Bと図8Cとにおいて、有効画素の光源によるCCD出力レベルと白キズのないV−OBスミアレベルの比はCCD出力の飽和を白伸長して直線化すれば80dB等一定である。模式図の図8Aの(c)の様に、有効画素のCCD出力が飽和レベルになっても、有効画素のCCD出力を白伸長すれば、飽和入射光レベルは近似計算できる。
模式図の図8Bの(b)(c)の様に、さらに過飽和し制限レベルに達した有効画素のCCD出力信号となる異常に強い過飽和入射光では有効画素のCCD出力の変化量が少なくを白伸張しても飽和入射光レベルは近似誤差が多く有効ではない。V-OBminで近似検出される、V−OBスミアレベルとV−OBの暗電流または暗電流レベルが異常に高い白キズと呼ばれる画素の暗電流の合計値から80dB等一定の近似計算の方が高精度に有効画素の過飽和入射光レベルは近似計算できる。
模式図の図8Cの(c)の様に、V-OBminのCCD出力信号レベルが飽和レベルになってもV-OBminのCCD出力信号を白伸張すれば、白伸張したV-OBminのCCD出力信号から80dB等一定の近似計算で有効画素の異常に強い過飽和入射光レベルは近似計算できる。
そこで、過飽和直前レベルの垂直スミアを、白伸長したV−OB信号の垂直画素の最少値V-OBminから近似検出して、比較器で垂直スミアの最大値を検出し、AGCと電子増倍率とで定まる垂直転送路が過飽和状態となる第一の所定値以上になると、レンズ等の光学系の光学絞りを絞り、FEP内のAGCを高くするかEM−CCDのCMG電圧を高くして電子増倍率を高くして感度を一定にすれば、過飽和入射光の映像の画面の過飽和レベルの白状態と画面上部の沈みこみと水平スミアが防止できる。最小値V-OBminでなくても、V−OBの各垂直画素(列)信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値、最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値、または他の最大値からM番目の値以下の値から算出される代表値信号の少なくとも1つを算出しても良い。レンズ等の光学系の光学絞りが絞り切り側の制限に達し光学絞りで入射光量を低減できない場合で水平転送路も過飽和状態ととなるさらに高い第二の所定値以上になると、電子シャッタで実効感度を低下させ、FEP内のAGCを高くすれば、過飽和入射光の映像の画面の過飽和レベルの白状態と画面上部の沈みこみと水平スミアは低減できる。
特にレンズ等の光学系の光学絞りが絞り切り側の制限に達し光学絞りで入射光量を低減できない場合で水平転送路も過飽和状態ととなるさらに高い第二の所定値以上になると、電子シャッタで実効感度を低下させ、FEP内のVGAを高くすれば、過飽和入射光による垂直転送路と水平転送路の過飽和レベルの映像の白状態と画面上部の沈みこみと水平スミアとは低減できる。CCD撮像素子のフォトダイオードの信号電荷電子をオーバーフロードレインに掃き捨てる(電子シャッタを行う)ことにより感度を低下させると垂直スミアは一定のレベルのまま感度を低下させることとなり、相対的に垂直スミアは増加する。しかし、垂直スミアは白圧縮補正部5の減算器11で減算しているので目立たない。
AGCを高くするか電子増倍率を高くすると、雑音は増加するが、画面上部の垂直スミアは沈み、水平方向にも白いすじ状の水平スミアが明らかになることを防止できる。異常に強い過飽和入射光の強度が更に高くなると、過飽和レベルの白が画面全体に広がることは確実に防止できる。
つまり、黒レベル以下への沈みこみまたは過飽和レベルの白を低減するなどの映像信号の階調範囲が実効的に拡大できる。過飽和入射光の検出はV−OBの画素の中で暗電流が異常に少ない黒キズと称される画素を含んでもかまわない。つまり、V−OBの複数ラインの各垂直画素(列)信号の最小値を含む信号から過飽和入射光の検出をしても良い。
以上EM−CCDを用いた撮像装置について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された撮像装置に限定されるものではなく、上記以外のCCDを用いた撮像装置他の撮像装置に広く適用することができることは言うまでもない。
1:撮像装置、2:光学系、3:EM−CCD、4:FEP、
5:白圧縮補正部、6:暗電流スミア検出部、7:映像信号処理部、
8:CCD駆動部(TG)、9:CPU、10:利得可変部(D.AGC)
11,105:減算器、12:係数部、13,104,111,112:加算器、
14:冷却部、21,22,23,115:比較部、71〜76:ラインメモリ部、
101,103:白伸長部、
102:bit制限部(上位bit廃棄〜除算部〜白再圧縮部)
106,113:除算器、107:乗算器、108:平均部、
109,114:基準メモリ部、110:画面メモリ部

Claims (4)

  1. 固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、
    遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段と前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値を算出する手段とを有し、前記記憶する第一手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値を算出し、該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値と該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値の基準値との比を前記記憶する第一手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出し、
    前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を前記固体撮像装置の出力映像信号に用いることを特徴とする撮像方法。
  2. 固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、
    遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段と前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値を算出する手段とを有し、前記記憶する第一手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値を算出し、該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値と該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値基準値との比を前記記憶する第一手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出し、
    前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を前記固体撮像装置の出力映像信号に用いることを特徴とする撮像方法。
  3. 固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、
    遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段と前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値を算出する手段とを有し、前記記憶する第一の手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値を算出し、該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値と該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最大値からM(Mは自然数)番目の値以下の値の平均値の基準値との比を前記記憶する第一の手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出し、
    前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を算出する手段を有し、該差分信号を算出する手段により、前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号と、前記伸長した信号と前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を算出し、該差分信号を前記固体撮像装置の出力映像信号に用いることを特徴とする固体撮像装置
  4. 固体撮像素子と該固体撮像素子の受光面の有効画素から出力される映像信号を取得する第1の取得部と前記固体撮像素子の受光面の上部または下部の遮光した画素から出力される信号を取得する第2の取得部とを有する固体撮像装置において、
    遮光時の前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される信号と遮光時の前記第2の取得部で取得した遮光した画素から出力される信号とを記憶する第一の手段と前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値を算出する手段とを有し、前記記憶する第一の手段に暗電流の基準値を記憶し前記第2の取得部で取得した遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値を算出し、該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値と該遮光した複数ラインの上部及び下部のV―OBのH―OBの画素から出力される信号の最小値からN(Nは自然数)番目の値の基準値との比を前記記憶する第一の手段の暗電流の基準値にかけて近似暗電流信号を算出し、
    前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号と前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を算出する手段を有し、該差分信号を算出する手段により、前記算出した近似暗電流信号の高レベルを伸長した信号と、前記伸長した信号と前記第1の取得部で取得した有効画素から出力される映像信号の高レベルを伸長した信号との差分信号を算出し、該差分信号を前記固体撮像装置の出力映像信号に用いることを特徴とする固体撮像装置
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