JP5499606B2 - 走行用電気モータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の少なくとも左右の二輪のそれぞれに走行用電気モータが個別に設けられた車両において、その走行用電気モータの冷却および駆動力制御を行う走行用電気モータの制御装置に関するものである。
車輪に動力を伝達する動力源として電動モータを用いる車両が知られており、その電動モータを、前記ホイールと共に懸架装置を介在させて車体により支持する構成が知られている。このように、ホイールおよび電動モータを、共に懸架装置を介在させて車体により支持する場合に、その電動モータは特にインホイールモータと呼ばれている。
このようなインホイールモータを備えた車両の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたインホイールモータは、左右の各車輪に設けられており、この左右のインホイールモータはそれぞれトラクションモータを内蔵しており、その左右のトラクションモータの温度差を検出する温度差検出手段が備えられている。また、特許文献1に記載されている車両は、左右のインホイールモータを冷却するオイル供給手段と該オイル供給手段によるオイル供給量を制御するオイル量制御手段とを備えている。そして、左右のトラクションモータの温度差が所定値以上の時、その温度差を小さくする方向にオイル供給量を調節する左右温度差低減制御を実行する。このような構成から、左右のモータのバランスを取ることにより、車両の挙動を安定させるものである。
また、特許文献2に記載された車両の駆動力制御装置は、モータとモータで駆動される後輪と、モータから後輪への動力伝達経路に介装されるクラッチとが備えられた車両において、後輪に急激な減速が掛かってクラッチ伝達トルクが限界トルクを超えるおそれがあると判定するとモータのトルクを制限して、クラッチ伝達トルクが限界トルクを超えないようにするものである。
また、特許文献3に記載された車両の駆動力制御装置は、エンジンと動力分配統合機構とエンジンと2つのモータとクラッチとブレーキとからなる車両において、このエンジンと2つのモータとは動力を合成することができ、また一方のモータの温度が高いときには、クラッチを解除すると共にブレーキをオフとしてその一方のモータを切り離して冷却するものである。
また、特許文献4に記載された車両の駆動力制御装置は、電動機が複雑化することを抑制しつつ、容易かつ適切に誘起電圧定数を可変とすることで、運転可能な回転数範囲およびトルク範囲を拡大し、運転効率を向上させると共に高効率での運転可能範囲を拡大する。このため、この特許文献4に記載された電動機を具備する車両は、電動機の内周側回転子および外周側回転子のいずれか一方を回転軸周りに回動させることによって内周側回転子と外周側回転子との間の相対的な位相を変更する位相制御機構に油圧を供給するオイルポンプを備え、電動機を駆動源として駆動可能とし、オイルポンプの回転軸と電動機のロータの回転軸とを互いに同軸に連結したものである。
また、特許文献5に記載された電動機を具備する車両は、油圧制御回路が備えられており、ライン圧を調圧するライン圧調圧弁や油圧式動力伝達装置の係合油圧を制御する変速制御用、挟圧力制御用等の電磁調圧弁などを有している。ライン圧は電動式オイルポンプと機械式オイルポンプとに供給される。この電動式オイルポンプは、例えば走行用電動機のみで走行するモータ走行モード時などにエンジンが停止させられた場合に機械式オイルポンプに替わって作動させる、もしくはエンジンから動力が低く設定されている場合、機械式オイルポンプをアシストするために作動させられる。
また、特許文献6に記載された車輪独立駆動式車両の駆動力制御装置は、そのコントロールユニットにおいて車輪の駆動不能を認識すると、車両の走行状態に応じて他の正常な車輪の目標駆動力を補正し、各輪に設けられたモータ制御器に駆動力指令を出力するものである。その補正方法は、左側の車輪の駆動力の合計と、右側の車輪の駆動力の合計との比が、正常時と駆動不能時とで同じになるように行う。
そして、特許文献7に記載されたハイブリッド車両の動力出力装置は、温度センサが検知したモータジェネレータの温度が所定の温度を超えた場合において、モータジェネレータが力行動作を行うときにはモータジェネレータの負荷率が第1の制限値を超えないように負荷率を制限し、モータジェネレータが回生動作を行なうときには負荷率が第1の制限値よりも低い第2の制限値を超えないよう負荷率を制限する。
特開2008−195233号公報 特開2005−143243号公報 特開2003−220856号公報 特開2007−244060号公報 特開2008−265533号公報 特開2005−119647号公報 特開2008−273381号公報
上記の特許文献1に記載されている車両は、走行させるための駆動力を発生するトラクションモータとそのトラクションモータを冷却するためのオイルを供給するオイルポンプとそのオイルポンプを駆動するためのオイルポンプ駆動モータを備えており、したがって、限られたスペースにこれらの部材を収納する必要があることにより、オイルポンプ駆動モータを小型化せざるを得ず、その結果車両の走行の状態によってはトラクションモータの冷却量が不足する場合がある。なお、上記の特許文献2ないし7は、この発明の走行用電気モータの制御装置が解決しようとする課題を包含するものである。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、少なくとも左右の二輪のそれぞれに個別に設けられた車両を走行させるための走行用電気モータを、走行状態に応じて過不足なく冷却をおこなえる走行用電気モータの制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、車両における複数の車輪のうち少なくとも左右二輪を個別に駆動または回生を含む制動を行う独立駆動ユニットを有しており、該独立駆動ユニットは、第1走行用電気モータと、その第1走行用電気モータから前記車輪への動力を伝達または遮断できるクラッチと、前記第1走行用電気モータによって駆動されて、該第1走行用電気モータまたは該第1走行用電気モータと左右の対となる第2走行用電気モータにオイルを供給する第1オイルポンプとを有する走行用電気モータの制御装置において、前記第1走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合、前記クラッチが遮断されるとともに前記第1走行用電気モータにより前記第1オイルポンプが駆動されて前記第1走行用電気モータまたは前記第2走行用電気モータにオイルを供給することを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1走行用電気モータに対する力行の要求がなく、前記第1走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合、前記クラッチが遮断されるとともに前記第1走行用電気モータにより前記第1オイルポンプが駆動されてその第1走行用電気モータにオイルを供給することを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記第2走行用電気モータによって駆動させられて、前記第1走行用電気モータまたは前記第2走行用電気モータにオイルを供給する第2オイルポンプを備え、前記左右二輪に個別に設けられた前記独立駆動ユニットにおける前記各オイルポンプは、これらのオイルポンプで共用される単一のオイル溜まり部からオイルを汲み上げるように構成されており、前記各オイルポンプは、汲み上げられたオイルを前記左右二輪に個別に設けられた前記独立駆動ユニットの走行用電気モータのそれぞれに供給するように構成されていることを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記車両のうちの一輪に設けられた前記独立駆動ユニットの前記第1走行用電気モータがフェイルした場合、その独立駆動ユニットでは、前記クラッチによりフェイルした車輪との動力伝達が遮断され、かつフェイルした前記第1走行用電気モータにより駆動させられる車輪と左右同じ側の車輪を駆動させ前記第1走行用電気モータがフェイルしたことに伴って負荷が増大する第3走行用電気モータの負荷における予め定めた基準を相対的に低く設定する補正を行うことを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記独立駆動ユニットは車両における複数の車輪の全てに設けられており、該独立駆動ユニットは、前記第3走行用電気モータにより駆動させられる車輪と左右の対となる車輪を駆動させる第4走行用電気モータと、前記第4走行用電気モータによって駆動させられて前記第3走行用電気モータにオイルを供給する第3オイルポンプとを有し、前記第4走行用電気モータは、前記第1走行用電気モータがフェイルした場合に、前記第3走行用電気モータにオイルを送るための前記第3オイルポンプを駆動させる駆動力分、要求される駆動力が増加させられることを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
さらに、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記車両の制動時には、フェイルした前記第1走行用電気モータを除いて、前記第3走行用電気モータによる回生制動を行うことを特徴とする走行用電気モータの制御装置である。
そして、請求項7の発明は、請求項1、2または4のいずれかの発明において、前記負荷は前記第1走行用電気モータの温度または前記車両の走行速度で表されることを特徴とする請求項1、2または4に記載の走行用電気モータの制御装置である。
請求項1の発明によれば、検知された走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合に、クラッチが遮断されることから、車両の駆動時もしくは非駆動時であっても走行用電気モータによりオイルポンプが駆動できる。
請求項2の発明によれば、検知された走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合かつ前記走行用電気モータによる力行の要求がない場合に、クラッチが遮断されることから、車両の駆動時もしくは非駆動時であっても電動機によりオイルポンプが駆動できる。
請求項3の発明によれば、左右二輪に個別に設けられた独立駆動ユニットのオイルポンプが左右二輪で共用とされたオイルパンからオイルを汲み上げることができる。また、汲み上げたオイルを左右二輪に設けられた一方の独立駆動ユニットの走行用電気モータと対になっている他方の独立駆動ユニットの走行用電気モータにオイルを供給することができる。
請求項4の発明によれば、走行用電気モータの負荷における予め定めた基準を相対的に低く設定する補正が行われることから、フェイルした走行用電気モータ以外で負荷が増大した走行用電気モータの冷却の度合いを高めるため、走行用電気モータを通常時の基準の場合よりも負荷状態を低く保て、走行用電気モータのフェイルが防止もしくは抑制される。
請求項5の発明によれば、フェイルした走行用電気モータと左右同じ側にある他の走行用電気モータにオイルを送るためのオイルポンプの駆動力が増加されるため、走行用電気モータを通常時の基準の場合よりも負荷状態を低く保て、走行用電気モータのフェイルが防止もしくは抑制される。
請求項6の発明によれば、車両の制動時には、フェイルした走行用電気モータを除いて、他の前記走行用電気モータによる回生制動を行うため、回生により電力効率が向上する。
請求項7の発明によれば、温度センサにより検知された走行用電気モータの温度が予め定めた基準温度より相対的に高い場合に、クラッチが遮断されることから、車両の駆動時もしくは非駆動時であっても走行用電気モータによりオイルポンプが駆動できる。また、これにより、走行用電気モータの温度を良好に保持し、フェイルを抑制もしくは防止できる。
この発明の制御装置による第1の制御例を概略的に示すフローチャートである。 この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例を模式的に示す概念図である。 この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例を模式的に示す概念図である。 この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例を模式的に示す概念図である。 この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例を模式的に示す概念図である。 この発明で制御の対象とするインホイールモータユニットの構成を模式的に示す図である。 この発明の制御装置による第2の制御例を概略的に示すフローチャートである。 この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例を模式的に示す概念図である。 この発明の制御装置を適用する車両Veにおいて一つの車輪に取り付けられた電動機がフェイルした場合を模式的に示す概念図である。 この発明の制御装置による第3の制御例における要求駆動力配分を示す図表である。 この発明の制御装置による第3の制御例を概略的に示すフローチャートである。 この発明の制御装置による第4の制御例を概略的に示すフローチャートである。 この発明の制御装置による第4の制御例における制御閾値を示す図表Aである。 この発明の制御装置による第4の制御例における他の制御閾値を示す図表Bである。 この発明の制御装置による要求駆動力配分を示す図表であり、特に第5の制御例における要求駆動力配分を示す図表である。 この発明の制御装置による第5の制御例を概略的に示すフローチャートである。 この発明の制御装置を適用可能な車両の電動機の最大トルク性能と連続熱定格トルクとの関係を表す線図である。
つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図2ないし図5は、この発明の制御装置を適用する車両Veの構成例である。車両Veには、各車輪2FL,2FR,2RL,2RRを個別に駆動し、また回生を含む制動を行う独立駆動ユニットとしてのインホイールモータユニット1FL,1FR,1RL,1RRが各車輪2FL,2FR,2RL,2RRに個別に搭載されている。なお、この発明の制御装置の制御対象である独立駆動ユニットは車輪に内蔵されるインホイールモータ形式のほかに車輪外から独立して車輪を駆動するモータユニットであってもよい。図2の車両Veの構成例では、前輪左右二輪2FL,2FRにそれぞれインホイールモータユニット1FL,1FRが搭載されている。図3の車両Veの構成例では、後輪左右二輪2RL,2RRにそれぞれインホイールモータユニット1RL,1RRが搭載されている。また、図4の車両Veの構成例では、前輪左右二輪2FL,2FRにそれぞれインホイールモータユニット1FL,1FRが搭載され、また、後輪左右二輪2RL,2RRにそれぞれインホイールモータユニット1RL,1RRが搭載されている。図5の車両Veの構成例では、前輪左右二輪2FL,2FRにそれぞれインホイールモータユニット1FL,1FRが搭載されるとともに後輪左右二輪2RL,2RRはエンジンENGで駆動される構成となっている。
このように各構成例に応じて、各車輪2FL,2FR,2RL,2RRにインホイールモータユニット1FL,1FR,1RL,1RRが備えられる構成となっている。そして、各車輪2FL,2FR,2RL,2RRに設けられたインホイールモータユニット1FL,1FR,1RL,1RRが駆動して、車両Veが走行する構成となっている。図6は、各車輪2(2FL,2FR,2RL,2RR)に搭載されるインホイールモータユニット1(1FL,1FR,1RL,1RR)の構成例である。このインホイールモータユニット1(1FL,1FR,1RL,1RR)は、車輪2(2FL,2FR,2RL,2RR)を駆動するためのトラクションモータ3を中心に構成されている。トラクションモータ3はこの発明の走行用電気モータ(電動機)の一例であり、インホイールモータユニット1を構成できれば、種々の直流モータまたは交流モータまたはモータジェネレータであってよい。また、トラクションモータ3には、電流のコントロールを行う図示しないインバータが電気的に接続されている。インバータには車両電子制御装置(ECU)4が接続されて、このECU4によりトラクションモータ3の回転が制御される。また、車両の制動時には、トラクションモータ3による回生制動がおこなわれる。さらに、インバータには、トラクションモータ3に電力を供給するとともに、トラクションモータ3から発生する回生電力による電気エネルギを保持するための蓄電装置もしくはキャパシタ(ともに図示せず)が接続されている。この蓄電装置もしくはキャパシタにはECU4が接続されており、その充電状態を検知可能となっている。この充電状態に応じてトラクションモータ3の回生制動が制御される。
そして、このトラクションモータ3では、その内部に回転自在に備えられる図示しない回転子の中心軸である回転軸3aが車輪2の方向に突出している。この回転軸3aはクラッチ5の入力側の回転中心に動力伝達可能に接続されている。クラッチ5は、トラクションモータ3から車輪2への動力伝達を遮断もしくは段階的に接続させる構成となっており、種々の摩擦クラッチや遠心クラッチ、流体クラッチ、電磁クラッチなどの自動クラッチなどを採用できる。このクラッチ5の出力側の回転中心には、車軸6aの一方端が動力伝達可能に接続されている。また、この車軸6aの他方端は、減速機7の入力側に動力伝達可能に接続されている。この減速機7は、プラネタリギヤなどで構成され、多段もしくは無段階にトラクションモータ3から車輪2へのトルク比を変更可能なように構成されている。この減速機7の出力側には、車軸6bの一方端が動力伝達可能に接続されている。そして、車軸6bの他方端には車輪2が連結されている。車輪2はホイールにタイヤを嵌め込んだ構成となっており、またホイールは車軸6bと一体的に回転する構成となっている。
この車輪2のホイール(図示せず)内には、車両の制動を行うための図示しないブレーキ装置が設けられている。このブレーキ装置は、種々の機械式ブレーキもしくは電気的に駆動するブレーキもしくは油圧式ブレーキなどを採用できる。
このようなインホイールモータユニット1が、アームなどにより構成されるサスペンションなどの懸架装置(図示せず)により車両Veに懸架されて、前輪左右二輪(図2、図5)もしくは後輪左右二輪(図3)もしくは前後輪四輪(図4)に搭載される。そして、車両Veの力行時、ECU4により制御されるインバータによりトラクションモータ3に電流が流れる。トラクションモータ3に駆動トルクを発生させるための電流が流されることにより、トラクションモータ3の電気抵抗などに起因して発熱する。トラクションモータ(電動機)3は、車速の増加すなわちモータ回転数の増加、傾斜路の走行による駆動トルクの増加などの負荷上昇に伴い発熱量が増加し、高温となることにより正常に動作しなくなり、またはそれにより破損をしてしまうおそれがある。そのため、トラクションモータ3の高温となる部位もしくは冷却の必要な部位に種々の冷却装置などを設けて発生した熱を車両の外部に放出する。このトラクションモータ3で発生した熱を放出するため、この発明の実施例では、オイルによる冷却装置8が設けられている。
インホイールモータユニット1に設けられた冷却装置8は、トラクションモータ3の駆動により作動するオイルにより冷却を行う。すなわち、トラクションモータ3において車輪2とは反対の方向にもトラクションモータ3の回転軸3aが延長されており、その延長された回転軸3aに動力伝達可能に接続されるオイルポンプ9が設けられている。オイルポンプ9には油路(図示せず)がオイルを汲み上げ側から吐出側へと通過させるように接続されている。つまり、汲み上げ側と吐出側との2カ所に油路が接続されている。また、この油路にはトラクションモータ3に供給するオイルを溜めて保持しておくためのオイルパン10が設けられている。このオイルパン(オイル溜まり部)10からの油路がオイルポンプ9の汲み上げ側に接続される。さらに、別の油路がオイルポンプ9に接続されており、トラクションモータ3の高温となる部位もしくは冷却の必要な部位などにオイルを送るように接続されている。またさらに、トラクションモータ3に送られたオイルをオイルパン10に戻すための油路が設けられている。なお、このトラクションモータ3を冷却させるオイルはオイルポンプ9、オイルパン10、油路(図示せず)などのオイルが通過する箇所のいずれかに車両Veの外部にオイルの熱を放出するオイル冷却機構が備えられている。そして、この冷却装置8は、車両電子制御装置(ECU)4により制御され、トラクションモータ3に設置された温度センサ(図示せず)により検知された温度に基づいてトラクションモータ3に対する冷却量を調節して冷却装置8を作動させる構成となっている。なお、この発明の走行用電気モータの制御装置は、インバータ(図示せず)、クラッチ5、蓄電装置(図示せず)、ブレーキ装置(図示せず)、冷却装置8を統合的に制御し、車両電子制御装置(ECU)4がこれに相当する。
つぎに、この発明の制御装置によるインホイールモータユニット1の基本的な動作について説明すると、車両Veが走行する際にはまず、運転者によるアクセルペダル(図示せず)などの操作による駆動要求の信号が車両電子制御装置(ECU)4に送信される。車両電子制御装置(ECU)4から図示しないインバータに信号が送られ、電流が調整されて蓄電装置もしくはキャパシタ(ともに図示せず)により電力がトラクションモータ3に供給される。トラクションモータ3に所望の電流が供給されると、トラクションモータ3内の回転子が回転する。トラクションモータ3の回転子が回転してその回転軸3aからの動力がクラッチ5の入力側に伝達される。クラッチ5はアクセルペダルが操作されていることから車両電子制御装置(ECU)4より、接続状態となっている。クラッチ5が接続状態となっていることから、車軸6aに動力が伝達される。車軸6aからの動力が減速機7に伝達されて、車両の走行状態などから、所望の減速比に変速されたトルクが車軸6bに伝達される。車軸6bとホイールは一体的に回転して、ホイールとともにタイヤが回転して駆動力が路面に伝達される。
運転者によるアクセルペダル(図示せず)などの操作による駆動要求の信号がない場合においては、車両電子制御装置(ECU)4によりクラッチ5が遮断状態に制御されている。クラッチ5が遮断状態の時は、トラクションモータ3の回転子が回転していても、車輪2に動力が伝達されないため、タイヤから駆動力が地面に伝達されない。このように運転者のアクセルペダル(図示せず)の操作状況によって、車両電子制御装置(ECU)4を介してクラッチ5の遮断状態および接続状態が選択されて制御される。
一方、トラクションモータ3における車輪2とは反対の方向に延長された回転軸3aからの動力がオイルポンプ9に伝達される。伝達された動力によるオイルポンプ9の駆動は、トラクションモータ3の温度(もしくは温度変化)、すなわちトラクションモータ3の負荷に応じて動作する。トラクションモータ3に設置された温度センサ(図示せず)に検知された信号が車両電子制御装置(ECU)4に送信されて、その送信された信号からトラクションモータ3の温度を検知して、その温度がトラクションモータ3の冷却が必要とされる予め定められた基準温度よりも相対的に高い場合にオイルポンプ9が駆動する。この基準温度は、図17の最大トルク性能と連続熱定格トルクとの関係や予め用意されたマップなどに基づいて算出される。トラクションモータ3の温度が予め定められた基準温度より相対的に高いことから、オイルポンプ9が駆動されると、オイルパン10に蓄えられているオイルが図示しない油路を通過してオイルポンプ9に汲み上げられる。オイルポンプ9に汲み上げられたオイルは、トラクションモータ3の温度が高温となっていることに相対して、オイル冷却装置(図示せず)により冷却されて低温となっており、この低温となったオイルが油路を介してトラクションモータ3に供給される。トラクションモータ3に供給されたオイルは、その熱を吸収する。トラクションモータ3の熱を吸収したオイルは油路を介してオイルパン10に戻される。このようにオイルが循環して、トラクションモータ3に供給されて冷却がおこなわれる。なお、この実施例においてはトラクションモータ3の温度により、その負荷状態を検知して冷却を行う構成となっているが、温度以外にもトラクションモータ3の負荷状態を検知することができれば、種々の基準に応じて冷却動作を行う構成であってもよい。
上記のように構成されたこの発明のインホイールモータユニットおよびその制御装置を適用した車両Veを走行させる際、トルクが大きい走行用のトラクションモータ3によりオイルポンプ9を動作させることができることから、新たに大きいトルクでオイルポンプ9を動作させるポンプ駆動用モータなどを設ける必要がなく、充分な冷却オイル流量を確保できる。それとともにインホイールモータユニット1が小型化でき、車載性が向上する。また、トラクションモータ3に駆動要求がある場合もしくは駆動要求がない場合であっても、クラッチ5において動力を遮断して、トラクションモータ3の温度に応じて、オイルを供給して過不足がなく冷却がおこなえる。
つぎに、この発明の制御装置によるインホイールモータユニット1の制御について説明する。図1は、このインホイールモータユニット1の第1の制御例を表すフローチャートである。なお、この第1の制御例は、上記に説明したインホイールモータユニット1の基本的な動作に対応している。先ず、ステップS1においてトラクションモータ3の温度が高温であるか否かすなわち予め定めた基準温度(通常時の制御開始判断温度)より高いか否かが判定される。なお、トラクションモータ3の負荷として、車両速度やモータ回転数、駆動トルク、走行抵抗などが基準値より高いか否かを判定してもよい。ステップS1において否定の判定すなわち予め定めた基準温度以下であると判定されるとそのまま終了(リターン)する。ステップS1において肯定の判定すなわちトラクションモータ3の温度が予め定めた基準温度より高いと判定されると、ステップS2において車両Veが停車しているか否かが判定される。ステップS2において否定の判定すなわち車両Veが停車中でないと判定されるとそのまま終了(リターン)する。ステップS2において肯定の判定すなわち車両Veが停車中であると判定されると、ステップS3においてクラッチ5が遮断(OFF)される。そして、ステップS4においてトラクションモータ3のトルクによりオイルポンプ9が駆動され、冷却の必要な部位にオイルが供給されて、そのまま終了(リターン)する。
この第1の制御例のインホイールモータ1の制御では、トラクションモータ3の温度が基準温度より高いと判定され、つづいて停車であると判定されるとクラッチ5が遮断されて停車時でもトラクションモータ3の温度に応じた冷却制御がおこなえる。
また、図7は、このインホイールモータユニット1の第2の制御例を表すフローチャートである。この第2の制御例は、第1の制御例のフローチャートにおけるステップS2の制御が変更されている。すなわち、第1の制御例のフローチャートにおけるステップS2で車両Veが停車しているか否かの判定が、この第2の制御例では、トラクションモータ3に対する駆動要求があるか否かが判定される(ステップS12)。その他のステップは、第1の制御例のフローチャートと同様である。この第2の制御例のインホイールモータ1の制御では、トラクションモータ3の温度が基準温度より高いと判定され、つづいて運転者による駆動要求がないと判定されるとクラッチ5が遮断されて停車時でもトラクションモータ3の温度に応じた冷却制御がおこなえる。
つぎにこの発明の制御装置を適用する他の車両の適用例について説明する。図8の車両Veは、図4の適用例と同様に前輪左右二輪2FL,2FRおよび後輪左右二輪2RL,2RRにそれぞれインホイールモータユニット1FL,1FR,1RL,1RRが搭載されている。それとともに、前輪左右二輪2FL,2FRに搭載されたインホイールモータユニット1FL,1FRのオイルポンプ9に油路を介して接続されているオイルパン10が共通である構成となり、また、後輪左右二輪2RL,2RRに搭載されたインホイールモータユニット1RL,1RRのオイルポンプ9に油路を介して接続されているオイルパン10が共通である構成となっている。すなわち前輪左右二輪2FL,2FRでオイルパン10が共通とされ、後輪左右二輪2RL,2RRでオイルパン10が共通とされる構成となっている。
さらに、インホイールモータユニット1FLに設けられたオイルポンプ9からインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3の冷却の必要な部位にオイルを供給できる構成となっている。一方、インホイールモータユニット1FRに設けられたオイルポンプ9からインホイールモータユニット1FLのトラクションモータ3の冷却の必要な部位にオイルを供給できる構成となっている。後輪側でも同様に、インホイールモータユニット1RLに設けられたオイルポンプ9からインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3の冷却の必要な部位にオイルを供給できる構成となっている。一方、インホイールモータユニット1RRに設けられたオイルポンプ9からインホイールモータユニット1RLのトラクションモータ3の冷却の必要な部位にオイルを供給できる構成となっている。これらの構成は、車両電子制御装置(ECU)4により、左右二輪のそれぞれに搭載されたインホイールモータユニット1の油路が互いに連結されて、図示しない車両電子制御装置(ECU)4に制御される開閉弁(図示せず)の開閉状態を切り替えて行う構成となっている。
図8の車両Veでは、車両の前輪左右二輪2FL,2FRおよび後輪左右二輪2RL,2RRのそれぞれに搭載されたインホイールモータユニット1FL,1FR,1RL,1RRで左右対となるインホイールモータユニット1FL,1FRとインホイールモータユニット1RL,1RRとで相互に冷却を行うことができる。これにより、一方のインホイールモータユニット1においてトラクションモータ3の負荷が高い場合などに左右対となるインホイールモータユニット1のオイルポンプ9を駆動させてオイルによる冷却がおこなえる。また、左右対となるインホイールモータユニット1はオイルパン10が共通となっていることにより、左右個別にオイルパン10が設けられる構成と比較してひとつのトラクションモータ3に供給されるオイル量が適宜多くすることができることから、オイルにより吸熱できる容量が大きくなり冷却効率が向上できる。
図9は、図8に記載した車両Veにおいて四輪2FL,2FR,2RL,2RRのうちの一輪に搭載されたインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルした場合を示している。なお、この発明におけるフェイルとは、トラクションモータ3の熱的フェイルすなわちトラクションモータ3の温度が予め定められた基準温度よりも相対的に高くなることにより、回転軸3aの回転を停止する必要がある場合であってもよいし、または、そのトラクションモータ3から動力が伝達される車輪が駆動可能な状態でそのトラクションモータ3が熱的フェイル以外の何らかの故障をしている状態であってもよい。この図9のように車両Veの一輪に搭載されたインホイールモータユニット1がフェイルした場合に、この発明の制御装置による制御では、車両Veの各四輪の要求駆動力配分を変更する。
図10は、車両Veの一輪に搭載されたインホイールモータユニット1のトラクションモータ3がフェイルした場合のこの発明の制御装置による車両Veの各四輪の要求駆動力配分を示す図表である。正常時には、各四輪の要求駆動力配分は均等したものとなるが、一輪でフェイルが発生した場合には、フェイルした一輪に搭載されたインホイールモータユニット1では、クラッチ5が遮断されてインバータ(図示せず)からトラクションモータ3への電流の供給が停止される。例えば、右後輪2RRに搭載されたインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルした場合、要求駆動力が高い状態を要求駆動力“4”とすると、正常時には各四輪に搭載されたインホイールモータユニット1のトラクションモータ3の要求駆動力はそれぞれ“1”となり均等したものとなるが、インホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3による駆動力はフェイルのため“0”とされた場合、右後輪2RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3による駆動力は左前輪2FLと左後輪2RLとの駆動力の合計分を出力する必要があるため、要求駆動力“2”となり、左前輪2FLと左後輪2RLとの要求駆動力はそれぞれ“1”となる。
また、例えば、同様に右後輪2RRに搭載されたインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルした場合、要求駆動力が低い状態を要求駆動力“2”とすると、右後輪2RRと左右同じ側にあるトラクションモータ3による駆動力は要求駆動力“4”の時と同様に左前輪2FLと左後輪2RLとの駆動力の合計分を出力する必要があるため、要求駆動力“1”となり、左前輪2FLと左後輪2RLとの要求駆動力はそれぞれ“0.5”となる。このように車両全体の駆動力が低負荷である場合、この発明の制御装置ではフェイルしているトラクションモータ3を備えたインホイールモータユニット1と左右同じ側にあるインホイールモータユニット1のトラクションモータ3が二輪分の駆動力を供給しなければならないため、正常に動作する二輪よりも発熱量が多い。そのためさらに冷却の度合いを高めるため、それにともない駆動力配分が変更される。
例えば、前述のように右後輪2RRに搭載されたインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルした場合、要求駆動力が低い状態を要求駆動力“2”とすると、右後輪2RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3に対する要求駆動力は“1”となる。この右後輪2RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3への冷却力を強める、言い換えると冷却の度合いを高めるために、これとは左右で対となるインホイールモータユニット1FLのトラクションモータ3の車両Veを駆動させるための要求駆動力は“0”とされる。このインホイールモータユニット1FLのトラクションモータ3は、オイルポンプ9を駆動してこのインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3の高温となった冷却の必要な部位にオイルを供給する。そして、フェイルしたトラクションモータ3を備えたインホイールモータユニット1RRと左右輪の対となるインホイールモータユニット1RLに備えられたトラクションモータ3による要求駆動力は“1”となって車両Veの四輪の要求駆動力の合計は“2”となる。このように車両Veの各状態に応じた要求駆動力配分を考慮した制御がなされることで、左右同じ側にあるインホイールモータユニット1のトラクションモータ3がフェイルしていることから負荷が高くなるインホイールモータユニット1のトラクションモータ3の冷却が充分おこなえる。
図11は、このインホイールモータユニット1の第3の制御例を表すフローチャートである。この第3の制御例は図4もしくは図8に記載した車両Veすなわち四輪すべてにインホイールモータユニット1が適用された車両Veを制御対象としている。また、この第3の制御例は、第1の制御例のフローチャートにおけるステップS2の制御の部分がステップS22およびS23に変更されている。すなわち、第1の制御例のフローチャートにおけるステップS2で車両Veが停車しているか否かの判定が、この第3の制御例では、トラクションモータ3もしくは車両Veの駆動状態が低負荷であるか否かが判定される(ステップS22)。そして、ステップS22において否定の判定すなわちトラクションモータ3もしくは車両Veの駆動状態が低負荷でないと判定されると、そのまま終了(リターン)する。ステップS22において肯定の判定すなわちトラクションモータ3もしくは車両Veの駆動状態が低負荷であると判定されると、車輪2(2FL,2FR,2RL,2RR)にそれぞれ備えられたインホイールモータユニット1(1FL,1FR,1RL,1RR)の負荷の高いトラクションモータ3では駆動力よりも冷却が優先される制御すなわちクラッチ5が遮断されてトラクションモータ3の冷却がおこなわれる。また、車輪2(2FL,2FR,2RL,2RR)のいずれかがフェイルしている場合は図10の要求駆動力配分の図表に示す制御が行われて車両Veの各車輪の駆動力が配分される(ステップS23)。その他のステップは、第1の制御例のフローチャートと同様である。
この第3の制御例のインホイールモータ1の制御では、トラクションモータ3の温度が基準温度より高いと判定され、つづいて車両Veの駆動状態が低負荷であると判定されると各車輪2(2FL,2FR,2RL,2RR)にそれぞれ備えられたインホイールモータユニット1(1FL,1FR,1RL,1RR)の負荷の高いトラクションモータ3の駆動力配分を変更できる。これにより、負荷の高いトラクションモータ3に回転軸3aを介して接続しているクラッチ5が遮断されて停車時でもトラクションモータ3の温度に応じた冷却制御がおこなえる。
上記に示した構成および第1ないし第3の制御例は、トラクションモータ3の温度と予め定められた基準温度とを比較してクラッチ5が遮断されて冷却制御がおこなわれる。この基準温度を低温側に補正することで、トラクションモータ3を冷却の度合いを高めてそのフェイルを抑制もしくは防止する制御例を図12ないし16を参照して説明する。図12は、このインホイールモータユニット1の第4の制御例を表すフローチャートである。この第4の制御例における制御は、第1ないし3の制御例における最初のステップと同様にトラクションモータ3の温度判定が高温であるか否かすなわち予め定めた基準温度(通常時の制御開始判断温度)より相対的に高いか否かで判定する。その場合に、トラクションモータ3の温度判定を通常時の制御開始判断温度(予め定めた基準温度)T_refとし、また冷却力を強める、言い換えると冷却の度合いを高める目的でこの通常時の制御開始判断温度T_refより低く設定された、車両Veの一輪に搭載されたインホイールモータユニット1のトラクションモータ3がフェイルした時の制御開始判断温度(低温側に補正された予め定めた基準温度(以下、フェイル時の制御開始判断温度と言う。))T_ref_fを設定して判定する。
先ず、ステップS31において車両Veの一輪に備えられたインホイールモータユニット1、図12のフローチャートでは一例としてインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルしているか否かが判定される。ステップS31において否定の判定がされるとそのまま終了(リターン)する。ステップS31において肯定の判定すなわち車両Veのインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルしていると判定されると、ステップS32において通常時の制御開始判断温度(予め定めた基準温度)T_refからフェイル時の制御開始判断温度(低温側に補正された予め定めた基準温度)T_ref_fに設定が変更される。そしてステップS33においてフェイルしているインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3と左右同じ側にあり、インホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3の駆動力分も出力するため他の二輪と比較して高負荷となっているインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3の温度T_MG_FRがフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fより高いか否かが判定される。ステップS33において否定の判定がされるとそのまま終了(リターン)する。ステップS33において肯定の判定すなわち温度T_MG_FRがフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fより高いと判定されると、このインホイールモータユニット1FRと左右輪で対になっているインホイールモータユニット1FLのクラッチ5が遮断(OFF)される(ステップS34)。そしてステップS35においてインホイールモータユニット1FLが駆動されてオイルポンプ9によりインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3の冷却がおこなわれる。
この第4の制御例では、車両Veの一輪に備えられたインホイールモータユニット1(1RR)のトラクションモータ3でフェイルした場合、そのフェイルしたインホイールモータユニット1(1RR)のトラクションモータ3と左右同じ側にあるインホイールモータユニット1(1FR)のトラクションモータ3の負荷が増大されていることに起因する発熱を、基準温度が低く設定すなわちフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fに設定され、かつ、その左右対となるインホイールモータユニット1(1FL)のオイルポンプによる冷却により冷却の度合を高めることができる。冷却の度合を高めたことから、そのトラクションモータ3の冷却効率が向上する。
図13、14は、車両Veの一輪、図12のフローチャートと同様に一例としてインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3がフェイルした場合の各車輪における制御開始判断温度(制御閾値A)を図表にした制御閾値を示す図表Aである。すなわちこの制御閾値Aは基準温度に該当する。図13では、フェイルしているインホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3と左右同じ側にあり、インホイールモータユニット1RRのトラクションモータ3の駆動力分も出力するため他の二輪と比較して高負荷となっているインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3は冷却を行う余裕がないため車両の駆動のみ行う。インホイールモータユニット1FLのトラクションモータ3はインホイールモータユニット1FRの冷却を行うため、冷却力を強める。
この図13に示す各車輪における制御閾値Aでは、車両Veの一輪に備えられたインホイールモータユニット1(1RR)のトラクションモータ3でフェイルした場合、そのフェイルしたインホイールモータユニット1(1RR)のトラクションモータ3と左右同じ側にあるインホイールモータユニット1(1FR)のトラクションモータ3の負荷が増大されていることに起因する発熱を基準温度が低くされたことから、その左右対となるインホイールモータユニット1(1FL)のオイルポンプによる冷却の度合いを高める。冷却の度合いが高められたことから、そのトラクションモータ3の冷却効率が向上する。
また、図14のトラクションモータ3がフェイルした場合の各車輪における制御開始判断温度(制御閾値B(基準温度))を図表にした制御閾値を示す図表Bでは、インホイールモータユニット1RLの制御開始判断温度もフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fに設定されて、冷却を行うインホイールモータユニット1RLのトラクションモータ3を冷却の度合いが高められてフェイルの抑制もしくは防止を行う。それ以外の制御開始判断温度の設定は図13と同様である。
図15は、車両Veの正常時と一輪でインホイールモータユニット1のトラクションモータ3のフェイルが発生した時(以下、一輪フェイル時と言う)と各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FR,1RRの要求駆動力配分を表している。この要求駆動力配分は回生制動を含むものであって、車両Veの正常時には各輪のインホイールモータユニット1に均等に要求駆動力が配分される。すなわち、図表の左側の列から説明すると、車両Veの要求駆動力が“−4”すなわち制動力“4”で回生制動を行う場合には各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FR,1RRの要求駆動力はすべて“−1”に設定される。車両Veの要求駆動力が“4”で駆動する場合には各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FR,1RRの要求駆動力はすべて“1”に設定される。また、車両Veの要求駆動力が“−1”すなわち制動力“1”で回生制動を行う場合には各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FR,1RRの要求駆動力はすべて“−0.25”に設定される。さらに、車両Veの要求駆動力が“1”で駆動する場合には各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FR,1RRの要求駆動力はすべて“0.25”に設定される。これらの要求駆動力の設定は車両電子制御装置(ECU)4内でおこなわれ、インバータを介して各インホイールモータユニットに指示される。
一方、一輪フェイル時には、4パターンの要求駆動力配分制御A、B、C、Dが設定される。ここでは、一例としてインホイールモータユニット1RRがフェイルした時についての説明をする。要求駆動力配分制御Aでは、車両Veの要求駆動力が“−4”すなわち制動力“4”で回生制動を行う場合には、フェイルしているインホイールモータユニット1RRを除いた各インホイールモータユニット1FL,1RL,1FRの要求駆動力はすべて“ー1”に設定される。フェイルしているインホイールモータユニット1RRでは、油圧などにより作動する機械(メカ)ブレーキによる制動がおこなわれる。すなわちインホイールモータユニット1RRによる回生制動は実行されない設定となる。また、車両Veの要求駆動力が“2”で駆動する場合にはフェイルしているインホイールモータユニット1RRでの要求駆動力は“0”となり、このインホイールモータユニット1RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRでは、要求駆動力“1”に設定される。インホイールモータユニット1FL,1RL側ではどちらも要求駆動力“0.5”に設定される。さらに、車両Veの要求駆動力が“−1”すなわち制動力“1”で回生制動を行う場合には、フェイルをしているインホイールモータユニット1RRでは回生制動は実行されない設定となり、このインホイールモータユニット1RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRでは、要求駆動力“−0.5”に設定される。インホイールモータユニット1FL,1RL側ではどちらも要求駆動力“−0.25”に設定される。
要求駆動力配分制御Bでは、車両Veの要求駆動力が“1”で駆動する場合にはフェイルしているインホイールモータユニット1RRでの要求駆動力は“0”となり、このインホイールモータユニット1RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRでは、要求駆動力“0.5”に設定される。また、インホイールモータユニット1FLでの要求駆動力は“0.4”となり、駆動力よりも冷却力を強める、言い換えると冷却する度合いを高めるためにインホイールモータユニット1RLでの要求駆動力は“0.1”と設定される。要求駆動力配分制御Cでは、車両Veの要求駆動力が“2”で駆動する場合にはフェイルしているインホイールモータユニット1RRでの要求駆動力は“0”となり、このインホイールモータユニット1RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRでは、要求駆動力“1”に設定される。また、インホイールモータユニット1FLでは、冷却を優先させるために要求駆動力は“0”となり、インホイールモータユニット1RLでは、要求駆動力は“1”と設定される。
要求駆動力配分制御Dでは、車両Veの要求駆動力が“1”で駆動する場合にはフェイルしているインホイールモータユニット1RRでの要求駆動力は“0”となり、このインホイールモータユニット1RRと左右同じ側にあるインホイールモータユニット1FRでは、要求駆動力“0.5”に設定される。また、インホイールモータユニット1FLでは、冷却を優先させるために要求駆動力は“0”となり、インホイールモータユニット1RLでは、要求駆動力は“0.5”と設定される。なお、以上に示したこの要求駆動力配分は、トラクションモータ3の連続熱定格トルクや予め用意されたマップなどにより設定される。図17は、一例として、横軸にトラクションモータ3の回転数(MG回転数)をとり、縦軸にトラクションモータ3のトルク(MGトルク)をとり、トラクションモータ3の最大トルク性能を“1”としたときの比率で連続熱定格トルクを表したものである。
上記の図15に示した要求駆動力配分制御では、回生時にはフェイルしていないインホイールモータユニット1以外で回生を行うことで、蓄電装置もしくはキャパシタに充電が効率よくおこなえる。また、駆動要求がある場合には、負荷の高いインホイールモータ1のトラクションモータ3の冷却を駆動要求に応じて過不足なくおこなえる。
図16は、図12に示した第4の制御例を元に図15に示した駆動力配分表を用いてより効率的な制御を行うこのインホイールモータユニット1の第5の制御例である。なお、この第5の制御例を表すフローチャートは、一輪フェイル時における制御を表している。先ず、ステップS41において、回生を行うか否かが判定される。ステップS41において、肯定の判定がされた場合にはステップS42に進む。ステップS42において、駆動力配分制御Aが実行されて終了(リターン)する。ステップS41において、否定の判定がされた場合にはインホイールモータユニット1FRのトラクションモータ3の温度T_MG_FRがフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fより低いか否かが判定される(ステップS43)。ステップS43において肯定の判定がされた場合には、インホイールモータユニット1RLのトラクションモータ3の温度T_MG_RLがフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fより低いか否かが判定される(ステップS44)。ステップS44において肯定の判定がされた場合には、ステップS42へと進んで駆動力配分制御Aが実行されて終了(リターン)する。ステップS44において否定の判定がされた場合には、駆動力配分制御Bが実行されて(ステップS45)終了(リターン)する。ステップS43において否定の判定がされた場合には、インホイールモータユニット1RLのトラクションモータ3の温度T_MG_RLがフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fより高いか否かが判定される(ステップS46)。ステップS46において肯定の判定がされた場合、駆動力配分制御Cが実行されて(ステップS47)終了(リターン)する。ステップS46において否定の判定がされた場合、駆動力配分制御Dが実行されて(ステップS48)終了(リターン)する。
上記の図16に示した第5の制御例では、トラクションモータ3の温度と比較する基準温度が通常時の制御開始判断温度T_refからフェイル時の制御開始判断温度T_ref_fへと変更されていることから、トラクションモータ3を冷却する度合いを高めるため、トラクションモータ3のフェイルを抑制もしくは防止することができる。回生時にはフェイルしているインホイールモータユニット1以外で回生を行うことで、蓄電装置もしくはキャパシタに充電がおこなえる。また、駆動要求がある場合には、負荷の高いインホイールモータ1のトラクションモータ3の冷却を駆動要求に応じて過不足なくおこなえる。
上記の構成および動作により、この発明における車両の制御装置では、車両Veに設けられた冷却装置8による冷却と、これと連動させた車両電子制御装置(ECU)により車両Veの各車輪2に設けられたインホイールモータユニット1のトラクションモータ3および機械ブレーキ(図示せず)を協調制御することで車両Veの各車輪2に設けられたインホイールモータユニット1のトラクションモータ3のフェイルを抑制するための冷却が効率よくおこなわれる。
3…走行用電気モータ(トラクションモータ)、 4…走行用電気モータの制御装置(車両電子制御装置(ECU))、 5…クラッチ、 9…オイルポンプ。

Claims (7)

  1. 車両における複数の車輪のうち少なくとも左右二輪を個別に駆動または回生を含む制動を行う独立駆動ユニットを有しており、該独立駆動ユニットは、第1走行用電気モータと、その第1走行用電気モータから前記車輪への動力を伝達または遮断できるクラッチと、前記第1走行用電気モータによって駆動されて、該第1走行用電気モータまたは該第1走行用電気モータと左右の対となる第2走行用電気モータにオイルを供給する第1オイルポンプとを有する走行用電気モータの制御装置において、
    前記第1走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合、前記クラッチが遮断されるとともに前記第1走行用電気モータにより前記第1オイルポンプが駆動されて前記第1走行用電気モータまたは前記第2走行用電気モータにオイルを供給することを特徴とする走行用電気モータの制御装置。
  2. 前記第1走行用電気モータに対する力行の要求がなく、前記第1走行用電気モータの負荷が予め定めた基準より相対的に高い場合、前記クラッチが遮断されるとともに前記第1走行用電気モータにより前記第1オイルポンプが駆動されてその第1走行用電気モータにオイルを供給することを特徴とする請求項1に記載の走行用電気モータの制御装置。
  3. 前記第2走行用電気モータによって駆動させられて、前記第1走行用電気モータまたは前記第2走行用電気モータにオイルを供給する第2オイルポンプを備え、
    前記左右二輪に個別に設けられた前記独立駆動ユニットにおける前記各オイルポンプは、これらのオイルポンプで共用される単一のオイル溜まり部からオイルを汲み上げるように構成されており、前記各オイルポンプは、汲み上げられたオイルを前記左右二輪に個別に設けられた前記独立駆動ユニットの走行用電気モータのそれぞれに供給するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の走行用電気モータの制御装置。
  4. 前記車両のうちの一輪に設けられた前記独立駆動ユニットの前記第1走行用電気モータがフェイルした場合、その独立駆動ユニットでは、前記クラッチによりフェイルした車輪との動力伝達が遮断され、かつフェイルした前記第1走行用電気モータにより駆動させられる車輪と左右同じ側の車輪を駆動させ前記第1走行用電気モータがフェイルしたことに伴って負荷が増大する第3走行用電気モータの負荷における予め定めた基準を相対的に低く設定する補正を行うことを特徴とする請求項1ないし3に記載の走行用電気モータの制御装置。
  5. 前記独立駆動ユニットは車両における複数の車輪の全てに設けられており、該独立駆動ユニットは、前記第3走行用電気モータにより駆動させられる車輪と左右の対となる車輪を駆動させる第4走行用電気モータと、前記第4走行用電気モータによって駆動させられて前記第3走行用電気モータにオイルを供給する第3オイルポンプとを有し、
    前記第4走行用電気モータは、前記第1走行用電気モータがフェイルした場合に、前記第3走行用電気モータにオイルを送るための前記第3オイルポンプを駆動させる駆動力分、要求される駆動力が増加させられることを特徴とする請求項4に記載の走行用電気モータの制御装置。
  6. 前記車両の制動時には、フェイルした前記第1走行用電気モータを除いて、前記第3走行用電気モータによる回生制動を行うことを特徴とする請求項4に記載の走行用電気モータの制御装置。
  7. 前記負荷は前記第1走行用電気モータの温度または前記車両の走行速度で表されることを特徴とする請求項1、2または4のいずれかに記載の走行用電気モータの制御装置。
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