JP5498348B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に係り、特に平滑用のコンデンサ回路の短絡故障を検知する機能を備えた電力変換装置に関する。
最近の電力変換装置の高電圧化、大型化に伴い、高電圧、大容量のコンデンサを必要とする装置が出現している。このような装置では、コンデンサを多数直列、並列接続して使用する。コンデンサの直列数、並列数が多くなると、部分的にコンデンサが短絡故障(以下単に故障と呼称する。)しても装置全体の異常として検知することができず、そのまま使用し続けると次々とコンデンサが故障して大きな被害に至るまで気付かない場合がある。このような拡大被害を防止するため、通常はコンデンサの故障検出回路を設ける。
この故障検出回路として、直流電圧を監視する方法が一般的であるが、上述のようにコンデンサの直列、並列数が増えると、個々のコンデンサの電圧を監視する回路を設けないと前述のような問題を解決できない。従って故障検出回路が複雑となってしまう。
これに対し、直列、並列接続のコンデンサの中間点をダイオードブリッジで接続し、ダイオードブリッジの直流電圧端子間の電圧を検出するレベル検出器で構成し、このレベル検出器の出力を監視することによって個々のコンデンサの故障を検知する提案が為されている(例えば特許文献1参照。)。
特開平8−62270号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1に示された手法は、コンデンサの中間点をダイオードブリッジ回路で整流して、ダイオードブリッジの直流端子間の電圧をレベル検出器で検出し、その検出レベルによって、何れかのコンデンサが故障したかどうかを検知する。この手法によれば、多数の直列、並列接続のコンデンサ回路でも対応でき、検出回路は1箇所でよく安価なもので構成可能と記述されている。しかしながら、コンデンサの直列接続数が2の倍数でないと中間点が得られないという問題がある。また、コンデンサの直列、並列数が多数になると、例えコンデンサの直列接続数が2の倍数であっても、1個のコンデンサが故障を起こしたとき、電圧の変動レベルは少なくなるので、検出が困難となって信頼性に欠ける問題がある。また、コンデンサの直列、並列接続の1点を接地または中性点としたときに検出が困難となるという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたものであり、複数のコンデンサが直列、並列に接続されていても、比較的簡単な回路で1個のコンデンサの故障を確実に検知可能な故障検出回路を備えた電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、この直流電圧を平滑するために直列接続され、高電位側から、第1、第2、・・・、第Nと定めたN(Nは2以上の整数)個のコンデンサで構成される第1のコンデンサ回路と、前記第1のコンデンサ回路と同一構成で、前記第1のコンデンサ回路と並列に設けられた第2のコンデンサ回路と、前記2N個のコンデンサの何れかが短絡故障したことを検出するコンデンサ異常検出回路とを具備し、前記コンデンサ異常検出回路は、励磁回路と、この励磁電流によって接点が閉路する接点回路を備え、高電位側から、第1、第2、・・・、第Nと定めるN個のスイッチ回路と、前記N個のスイッチ回路の各々の励磁回路と交互に直列に接続されるN個の励磁抵抗と、前記N個のスイッチ回路の各々の接点回路と交互に直列に接続されるN個の接点抵抗とを有し、前記第1のコンデンサ回路の第1のコンデンサの高電位側に、前記第1のスイッチ回路の励磁回路及び接点回路の一端を接続し、前記第1のスイッチ回路に接続された第1の励磁抵抗と前記第2のスイッチ回路の励磁回路の接続点を第1の接続点とし、この第1の接続点に、前記第1のスイッチ回路に接続された第1の接点抵抗と前記第2のスイッチ回路の接点回路の接続点を接続すると共に、この第1の接続点から前記第1のコンデンサ回路の第2のコンデンサの高電位側に電流を流す方向に第1のダイオードを接続し、以下同様に順次第K{K=2、3、・・・(N−1)}の接続点に前記第Kのスイッチ回路に接続された第Kの接点抵抗と前記第(K+1)のスイッチ回路の接点回路の接続点を接続すると共に、この第Kの接続点から前記第1のコンデンサ回路の第(K+1)のコンデンサの高電位側に電流を流す方向に第Kのダイオードを接続し、第Nのスイッチ回路に接続された第Nの励磁抵抗の他端と、第Nのスイッチ回路に接続された第Nの接点抵抗の他端とを、前記第1のコンデンサ回路の第Nのコンデンサの低電位側に接続し、前記第1乃至第Kの接続点から夫々前記第2のコンデンサ回路の第2乃至第(K+1)のコンデンサの高電位側に電流を流す方向にK個のダイオードを夫々接続し、前記コンバータを運転中に前記第Nのスイッチ回路の励磁がオフしたとき、前記2N個のコンデンサのうち少なくとも1台が短絡故障したと判断するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、複数のコンデンサが直列、並列に接続されていても、比較的簡単な回路で1個のコンデンサの故障を確実に検知可能な故障検出回路を備えた電力変換装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係る電力変換装置の回路構成図。 本発明の実施例1に係る電力変換装置のスイッチ回路の内部構成図。 本発明の実施例1に係る電力変換装置の動作を説明するタイムチャート。 本発明の実施例2に係る電力変換装置の回路構成図。 本発明の実施例3に係る電力変換装置に用いられるコンデンサ故障検出回路用標準化ユニットの回路構成図。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
以下、本発明の実施例1に係る電力変換装置を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電力変換装置の回路構成図である。3相交流電源1から開閉器2を介してコンバータ3に交流電圧を給電する。コンバータ3は例えばブリッジ接続されたダイオードから構成され、交流電圧を直流電圧に変換する。尚、コンバータ3はスイッチング素子を用いた自励式のものであっても良い。この直流電圧は、平滑用のコンデンサ回路4及びこれと並列に接続されたコンデンサ回路5によって平滑され、インバータ30に給電される。インバータ30は直流電圧を再び交流電圧に変換して交流電動機40を駆動する。
コンデンサ回路4はコンデンサ4C1、4C2及び4C3を直列接続して構成されている。同様にコンデンサ回路5はコンデンサ5C1、5C2及び5C3を直列接続して構成されている。
コンデンサ故障検出回路20はコンデンサ4C1、4C2及び4C3並びにコンデンサ5C1、5C2及び5C3の何れかが故障したことを検出する。以下、コンデンサ故障検出回路20の内部構成について説明する。
コンデンサ故障検出回路20は、コンデンサ回路4及び5の直列数と同数のスイッチ回路7SW1、7SW2及び7SW3を備えている。図2にこれらと同一の構成であるスイッチ回路7SWの内部構成を示す。図2に示したようにスイッチ回路7SWは励磁コイル7EXとこれと直列に設けられた抵抗7SRによる直列回路(以下励磁回路と呼称する。)と、励磁コイル7EXに所定値以上の電流が流れたときに閉路する接点7MSの回路(以下接点回路と呼称する。)から構成されている。
スイッチ回路7SW1の励磁回路の一端及び接点回路の一端をコンデンサ4C1の高電位端(コンバータ3の正電位端)に接続する。そして、7SW1の励磁回路の他端を励磁電流調整用の励磁抵抗8R1を介してスイッチ回路7SW2の励磁回路の一端に、SW1の接点回路の他端を電圧分担用の接点抵抗9R1を介してスイッチ回路7SW2の接点回路の一端に接続する。そしてスイッチ回路7SW2の励磁回路の一端とスイッチ回路7SW2の接点回路の一端同士を接続し、その接続点からコンデンサ4C2の高電位端に電流を流す方向にダイオード10D1を接続する。また、上記接続点からコンデンサ5C2の高電位端に電流を流す方向にダイオード11D1を接続する。
同様に、7SW2の励磁回路の他端を、励磁抵抗8R2を介してスイッチ回路7SW3の励磁回路の一端に、7SW2の接点回路の他端を、接点抵抗9R2を介してスイッチ回路7SW3の接点回路の一端に接続する。スイッチ回路7SW3の励磁回路の一端とスイッチ回路7SW3の接点回路の一端同士を接続し、その接続点からコンデンサ4C3の高電位端に電流を流す方向にダイオード10D2を接続する。また、上記接続点からコンデンサ5C3の高電位端に電流を流す方向にダイオード11D2を接続する。そして、最も電位が低いスイッチ回路7SW3の励磁回路の他端及び接点回路の他端を夫々励磁抵抗8R3及び接点抵抗9R3を介してコンデンサ4C3の低電位端(コンバータ3の負電位端)に接続する。
コンデンサ異常検知器21は、コンバータ3を運転中に接点抵抗9R3の両端の電圧が所定値以下になったとき、コンデンサ4C1、4C2及び4C3並びにコンデンサ5C1、5C2及び5C3の何れかが故障したと判断する。
以上の図1に示した構成は、コンデンサの直列数が3の場合であるが、この直列数が増えた場合でも、上述と同様の接続を行えば良い。すなわち、最も電位が高いスイッチ回路7SWに関する接続は上記スイッチ回路7SW1の接続と同一とし、最も電位が低いスイッチ回路7SWに関する接続は上記スイッチ回路7SW3の接続と同一とし、他の全てのスイッチ回路7SWに関する接続は上記スイッチ回路7SW2の接続と同一とすれば良い。
以下、コンデンサ故障検出回路20の動作について説明する。まず、コンバータ3を運転中、コンデンサ回路4内のコンデンサ4C1、4C2及び4C3並びにコンデンサ回路5内のコンデンサ5C1、5C2及び5C3が全て正常であれば、スイッチ回路7SW1、7SW2及び7SW3の各励磁回路には励磁電流が流れて各接点回路は全て閉路する。例えば、スイッチ回路7SW1の励磁回路に流れる電流はコンデンサ4C1に印加されている電圧を、抵抗8R1と抵抗7SRの和で除した値となる。
この状態で、例えばコンデンサ4C1が故障して短絡状態となったときの状態推移について、図3を参照して説明する。図に示すように、時刻t=T0においてコンデンサ4C1が故障したとする。この故障によってコンデンサ4C1に印加される電圧は瞬時にゼロとなる。従ってスイッチ回路7SW1の励磁回路には電流が流れなくなるので接点7MSが開路してスイッチ回路7SW1の接点回路が開路状態となる。故障したコンデンサ4C1以外のコンデンサ4C2及び4C3に印加される電圧は約1.5倍となるが、図示したようにダイオード10D1及び10D2の順方向電圧が瞬時にゼロとなるため、スイッチ回路7SW2の励磁回路及びスイッチ回路7SW3の励磁回路には電流が流れなくなり、スイッチ回路7SW2及びスイッチ回路7SW3の接点回路も開路状態となる。このため、コンバータ3を運転中に接点抵抗9R3の両端の電圧が所定値を越えていた正常状態からコンデンサ4C1が故障して短絡状態となったとき、接点抵抗9R3の両端の電圧はゼロとなるので、コンデンサ4C1の故障検知が可能となる。この故障信号を電力変換装置の保護シーケンスに取り込んで図1の開閉器2をオフすることによって過電圧状態となっているコンデンサ4C2及び4C3への故障拡大などを防止することが可能となる。尚、コンバータ3が自励式の場合には、開閉器2をオフする代わりにコンバータ3をゲートブロックするようにしても良い。
ここで重要な点は、コンデンサ4C1が故障して短絡状態となったとき、コンデンサ5C1からの放電電流をダイオード10D1の存在によって流れないようにしている点である。また、コンデンサ5C1が故障した場合を想定すると、故障検出動作は上記と同様となるが、ダイオード11D1の存在によってコンデンサ4C1からの放電電流は流れない。上記については、全てのコンデンサに対して成立するので、図1の回路構成は、並列接続されたコンデンサの一方が故障しても、他方に過大な放電電流が流れて共づれ故障することが防止されるように構成されていることが分かる。
次に、コンデンサ4C2が故障して短絡状態となったときには、この故障によってコンデンサ4C2に印加される電圧は瞬時にゼロとなる。従ってスイッチ回路7SW2の励磁回路には電流が流れなくなるのでスイッチ回路7SW2の接点回路が開路状態となる。この場合も、ダイオード10D1及び10D2の作用によって、スイッチ回路7SW3の励磁回路にも電流が流れなくなり、スイッチ回路7SW3の接点回路も開路状態となる。コンデンサ5C2が故障して短絡状態となったときの基本動作は上記と同様である。
更に、コンデンサ4C3が故障して短絡状態となったときには、この故障によってコンデンサ4C3に印加される電圧は瞬時にゼロとなり、従ってスイッチ回路7SW3の励磁回路には電流が流れなくなるのでスイッチ回路7SW3の接点回路が開路状態となる。コンデンサ5C3が故障して短絡状態となったときの基本動作は上記と同様である。
このようにどのコンデンサが短絡故障しても、最も電位が低いスイッチ回路7SW3の励磁回路には電流が流れなくなる。よって、最も電位が低い箇所に取り付いているスイッチ回路7SW3の状態をコンデンサ異常検知器11によって検知すれば、何れか1個のコンデンサの短絡故障を検出することが可能となる。
以上説明したように本実施例によれば直列接続されたコンデンサの何れか1個が短絡故障したことを確実に検知し、故障したコンデンサと並列接続されたコンデンサを含む健全なコンデンサの保護を行うことが可能となる。
ここで、スイッチ回路7SWには、市販の安価なリレーを用いることが可能である。リレーのコイル7EXが励磁状態でリレー接点7MSがオン状態(a接点)となる。リレー接点がb接点であっても同様の検出が可能となる。これを図1と同様の回路で検出する場合は、動作が逆となり、接点抵抗9R3の両端の電圧が正常時ゼロであったものが所定値以上となったとき、何れか1個のコンデンサが故障したものと判断すれば良い。
また、必ずしも接点抵抗9R3の両端の電圧をコンデンサ異常検知器21で検出する必要はなく、上述したように最も電位が低い箇所に取り付いているスイッチ回路7SW3の励磁状態の変化を何らかの方法で検出すれば良い。例えば、励磁抵抗8R3の電圧の検出でも良く、また、スイッチ回路7SW3に更に接点回路を設け、そのオンオフ状態を検出しても良い。更に、光電変換素子を接点回路または励磁回路に使用して、光による絶縁検出を行っても良い。
一般的にコンデンサを直列接続した場合は、個々のコンデンサの容量にバラツキがあるため、コンデンサと並列に抵抗を接続してコンデンサ間の電圧バランスをとることが行われるが、この実施例1の場合は、励磁抵抗8R1、8R2及び8R3を上記バランス抵抗と兼用させることが可能となる。また、接点抵抗9R1、9R2及び9R3も上記バランス抵抗と兼用させるようにしても良い。
図4は本発明の実施例2に係る電力変換装置の回路構成図である。この実施例2の各部について、図1の本発明の実施例1に係る電力変換装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、コンデンサ6C1、6C2、及び6C3の直列回路で構成されるコンデンサ回路6を設けた点、ダイオード12D1を設け、ダイオード11D1のアノード端から電流を流す方向にコンデンサ6C2の高電位端に接続した点、またダイオード12D2を設け、ダイオード11D2のアノード端から電流を流す方向にコンデンサ6C3の高電位端に接続した点である。
この図4に示した回路構成において、異常検出のために設けたスイッチ回路7SW1、7SW2及び7SW3の直列回路から見て、コンデンサ回路4、5、及び6は全て同一条件で並列に接続されていると言うことができる。従って、実施例1で説明したように、コンデンサ6C1、6C2、及び6C3の何れかが故障した場合であっても、コンデンサ異常検知器21による故障検出が可能となり、またダイオード12D1、12D2によってコンデンサ回路4または5を構成する何れかのコンデンサが故障しても過大な放電電流が流れることを防止している。すなわち、この実施例2の場合であっても、全体を構成する何れかのコンデンサが故障しても、これを検知することが可能であるばかりでなく、当該コンデンサと並列に接続されているコンデンサに放電電流は流れない。
尚、本実施例は並列に設けられるコンデンサ回路が3個の場合であるが、これが更に増えていった場合であっても、上述したように異常検出のために設けたスイッチ回路7SW1、7SW2及び7SW3の直列回路から見て、全てのコンデンサ回路が同一条件で並列に接続されるようにダイオードを接続すれば良いことが分かる。
また、コンデンサ異常検知器21の故障信号を電力変換装置の保護シーケンスに取り込んで図3の開閉器2をオフすることによって過電圧状態となっているコンデンサへの故障拡大などが防止可能となることは実施例1の場合と同様である。
図5は本発明の実施例3に係る電力変換装置に用いられるコンデンサ故障検出回路用標準化ユニットの回路構成図である。図示したようにスイッチ回路7SW、抵抗8R、抵抗9R及びダイオード10D、11Dを組み込んだ標準化ユニット50を準備すれば、この標準化ユニット50を組み合わせることによって実施例1に示したコンデンサ故障検出回路20を容易に組み立てることができる。
標準化ユニット50の端子構成は、スイッチ回路7SWの励磁回路と接点回路の一端同士を接続した点を端子P、接点抵抗9Rと接点7MSの接続点を端子D1、ダイオード11Dのカソード端子をD2、ダイオード10Dのカソード側を端子N、ダイオード10Dの両端を端子S1、S2、ダイオード11Dの両端を端子S3、S4とする。図示したように、端子D2と端子S2、端子Nと端子S1、端子S2と端子S3、また端子D2と端子S4は同一の接続点である。端子D1、D2は電圧検出用の端子として設けてあり、端子S1、S2及び端子S3、S4は、図1で説明すると最も電位が低い箇所のスイッチ回路7SW3を含む標準化ユニット用に設けてあり、ダイオード10D及びダイオード11Dを夫々短絡するための短絡用端子である。
上記において、図1のスイッチ回路7SW1または7SW2を組み込んだ標準化ユニットにおいては端子D1、S1及びS2並びにS3及びS4は使用しないので、標準化ユニットとして、端子P、端子D2及び端子Nのみの3端子の標準化ユニットでコンデンサ故障検出回路を構成し、電位が最も低い箇所についてはダイオード10D及び11Dを持たない標準化ユニットを適用するようにしても良い。
以上説明したように図5の標準化ユニット50を使用すれば、量産性が高いばかりでなく、用品は全て低圧用品で構成可能となるので経済性が極めて良好となる。
また、図5において、ダイオード11Dと並列にダイオード12Dを設ける構成とすれば実施例2に適用可能な標準化ユニットを提供することができることは明らかであり、また、更にコンデンサ回路が増えた場合でも、同一構成のダイオードを追加すれば良いことも明らかである。
以上本発明のいくつかの実施例を説明したが、これらの実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 交流電源
2 開閉器
3 コンバータ
4、5、6 コンデンサ回路
4C1、4C2、4C3、5C1、5C2、5C3、6C1、6C2、6C3 コンデンサ
7SW、7SW1、7SW2、7SW3、7SW4 スイッチ回路
7EX 励磁コイル
7MS 接点
7SR 抵抗
8R、8R1、8R2、8R3 励磁抵抗
9R、9R1、9R2、9R3 接点抵抗
10D、10D1、10D2、11D、11D1、11D2、12D1、12D2 ダイオード
20 コンデンサ故障検出回路
21 コンデンサ異常検知器
30 インバータ
40 交流電動機
50 標準化ユニット

Claims (6)

  1. 交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    この直流電圧を平滑するために直列接続され、高電位側から、第1、第2、・・・、第Nと定めたN(Nは2以上の整数)個のコンデンサで構成される第1のコンデンサ回路と、
    前記第1のコンデンサ回路と同一構成で、前記第1のコンデンサ回路と並列に設けられた第2のコンデンサ回路と、
    前記2N個のコンデンサの何れかが短絡故障したことを検出するコンデンサ異常検出回路と
    を具備し、
    前記コンデンサ異常検出回路は、
    励磁回路と、この励磁電流によって接点が閉路する接点回路を備え、高電位側から、第1、第2、・・・、第Nと定めるN個のスイッチ回路と、
    前記N個のスイッチ回路の各々の励磁回路と交互に直列に接続されるN個の励磁抵抗と、
    前記N個のスイッチ回路の各々の接点回路と交互に直列に接続されるN個の接点抵抗と、
    を有し、
    前記第1のコンデンサ回路の第1のコンデンサの高電位側に、前記第1のスイッチ回路の励磁回路及び接点回路の一端を接続し、
    前記第1のスイッチ回路に接続された第1の励磁抵抗と前記第2のスイッチ回路の励磁回路の接続点を第1の接続点とし、この第1の接続点に、前記第1のスイッチ回路に接続された第1の接点抵抗と前記第2のスイッチ回路の接点回路の接続点を接続すると共に、この第1の接続点から前記第1のコンデンサ回路の第2のコンデンサの高電位側に電流を流す方向に第1のダイオードを接続し、
    以下同様に順次第K{K=2、3、・・・(N−1)}の接続点に前記第Kのスイッチ回路に接続された第Kの接点抵抗と前記第(K+1)のスイッチ回路の接点回路の接続点を接続すると共に、この第Kの接続点から前記第1のコンデンサ回路の第(K+1)のコンデンサの高電位側に電流を流す方向に第Kのダイオードを接続し、
    第Nのスイッチ回路に接続された第Nの励磁抵抗の他端と、第Nのスイッチ回路に接続された第Nの接点抵抗の他端とを、前記第1のコンデンサ回路の第Nのコンデンサの低電位側に接続し、
    前記第1乃至第Kの接続点から夫々前記第2のコンデンサ回路の第2乃至第(K+1)のコンデンサの高電位側に電流を流す方向にK個のダイオードを夫々接続し、
    前記コンバータを運転中に前記第Nのスイッチ回路の励磁がオフしたとき、
    前記2N個のコンデンサのうち少なくとも1台が短絡故障したと判断するようにしたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1のコンデンサ回路と並列に同一構成のコンデンサ回路を、前記第1のコンデンサ回路と並列にM個(Mは1以上の整数)設け、
    前記コンデンサ異常検出回路は、
    前記第1乃至第Kの接続点から夫々前記第L(L=1、2、・・・M)のコンデンサ回路の第2乃至第(K+1)のコンデンサの夫々の高電位側に電流を流す方向に(M×K)個のダイオードを夫々接続したことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第Nの接点抵抗の両端の電圧が所定値以下になったとき、
    前記コンデンサのうち少なくとも1台が短絡故障したと判断するようにしたことを特徴とする請求項1または至請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記コンデンサ異常検出回路が異常を検出したとき、前記コンバータの入力側に設けられた開閉器をオフするか、または前記コンバータをゲートブロックするようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記コンデンサ異常検出回路は、
    各1個の前記スイッチ回路、前記励磁抵抗、及び前記接点抵抗並びに前記コンデンサ回路の数であるQ個(Qは2以上の整数)の前記ダイオードを用い、当該スイッチ回路の励磁回路及び接点回路の一端を接続して第1の端子とし、前記励磁回路の他端に励磁抵抗を接続してこの励磁抵抗の他端を第1の接続点とし、前記接点回路の他端と前記第1の接続点間に接点抵抗を接続し、前記第1の接続点から電流が流れる方向にQ個の前記ダイオードを接続してその他端を第2、第3、・・・、第(Q+1)の端子とする標準化ユニットを組み合わせて構成するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記標準化ユニットの前記接点回路と前記接点抵抗の接続点に第(Q+2)の端子を設け、前記各々のダイオードの両端に短絡用の端子を設けたことを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
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