JP5496376B1 - 端末、その制御方法、及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力消費を抑えつつ、端末の存在をより確実に通知することを可能とする端末等を提供する。
【解決手段】携帯端末2a’は、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部21と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部22と、所定の条件が成立した場合に、第1通信部を用いて、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始する制御部27’とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、救難信号の送信機能を備える端末、その制御方法、及びその制御プログラムに関する。
近年、災害の発生を検知又は予測し、災害情報を公衆電話回線、インターネット網等を介して配信するサービスが利用されている。このようなサービスとして、例えば、地震波の到来を予測し、緊急地震速報を配信するサービスが知られている。
緊急地震速報の配信サービスでは、地震の発生直後に、気象庁等の機関により、震源近くの地震計で測定された観測データが解析される。そして、震源地、地震の規模(マグニチュード)等の情報が、配信サーバを介して該当地域(例えば、震度5弱以上の地域)のユーザの携帯端末に配信される。
このようなサービスにより、ユーザは、外出先でも災害の発生や到来を認識することができ、避難や安全確保を開始することができる。
また、このようなサービスに対して、ユーザの安否情報を送信する機能を備える携帯端末も知られている。
特許文献1には、災害モードに切り替えるための指示情報を受信した場合に、災害モードに切り替え、ユーザにより入力された安否情報を、基地局を介して管理装置に送信する機能を備える携帯端末が開示されている。
また、特許文献2には、緊急災害情報を受信した場合に、予め定められた又は画面で設定されたプレゼンス情報等を、移動体通信網を介して予め定められた又は画面で設定された接続先に通知する機能を備える携帯端末が開示されている。
このような機能により、ユーザは、自身の安否を他のユーザ等に簡便に通知することができる。
しかしながら、ユーザは、家屋の倒壊等により意識を失ったり、身動きが取れなくなったりすることにより、携帯端末を操作できないおそれがある。また、携帯端末を操作できたとしても、機能を設定しておく必要や操作手順を理解しておく必要、操作に慣れておく必要等があることにより、災害等の緊急時において、機能を有効に利用できないおそれもある。さらに、機能を有効に利用できたとしても、基地局の倒壊等により通信回線が寸断されることにより、安否情報を送信できないおそれもある。このような場合に、ユーザは、自身の安否を他のユーザ等に通知することができない。
このような従来の課題を解決すべく、出願人は、特許文献3において、移動体通信網を介して災害情報を受信した場合に、無線LANを介して救難信号を送信する携帯端末を提案した。しかしながら、無線LAN通信方式は、一般に、他のユーザ等が携帯端末等を用いて救難信号の強さ(電界強度)を確認可能であり、救難信号の強弱を手掛かりに、携帯端末を発見しやすいものの、電力消費が比較的大きく、電池を消耗しやすい。そこで、救難信号の送信を間欠的に行う(例えば、5分間連続して送信した後に5分間休止することを繰り返す)ことにより、電力消費を抑えることが考えられるが、タイミングによっては、携帯端末を看過してしまうおそれがある。
特開2007−018432号公報 特開2009−201012号公報 特願2012−288726号
本発明は、このような新規な課題を解決すべくなされたものであり、電力消費を抑えつつ、端末の存在をより確実に通知することを可能とする端末、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る端末は、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、所定の条件が成立した場合に、第1通信部を用いて、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始する制御部とを備える。
また、本発明に係る端末において、他の端末において、第3識別情報を含む信号の強度に基づいて端末の位置を特定させることが好ましい。
また、本発明に係る端末において、第1通信部を介して、第2無線通信方式に基づく第3識別情報を含む信号の常時送信が指示された場合に、制御部は、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の常時送信を開始することが好ましい。
また、本発明に係る端末において、第2通信部を用いて第3識別情報を含む信号の常時送信を開始してから所定の時間が経過した場合に、制御部は、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の間欠送信を再開することが好ましい。
また、本発明に係る端末において、第1無線通信方式及び第2無線通信方式とは異なる第3無線通信方式に基づいて通信を行う第3通信部をさらに備え、所定の条件は、第3通信部を介して通報を受信することであることが好ましい。
また、本発明に係る端末において、ユーザから入力を受け付ける入力部をさらに備え、所定の条件は、入力部を介して、第1通信部及び第2通信部を用いた第3識別情報を含む信号の送信が指示されることであることが好ましい。
本発明に係る端末の制御方法は、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御方法であって、制御部が、所定の条件が成立した場合に、第1通信部を用いて、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始することを含む。
本発明に係る端末の制御プログラムは、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御プログラムであって、制御部に、所定の条件が成立した場合に、第1通信部を用いて、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、第2通信部を用いて、第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始することを実行させる。
本発明に係る端末は、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、第1通信部を介して、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信した場合に、第1通信部を介して、第2無線通信方式に基づく第3識別情報を含む信号の常時送信を指示する制御部とを備える。
本発明に係る端末の制御方法は、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御方法であって、制御部が、第1通信部を介して、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信した場合に、第1通信部を介して、第2無線通信方式に基づく第3識別情報を含む信号の常時送信を指示することを含む。
本発明に係る端末の制御プログラムは、第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、第1無線通信方式とは異なり、第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御プログラムであって、制御部に、第1通信部を介して、第1識別情報及び第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信した場合に、第1通信部を介して、第2無線通信方式に基づく第3識別情報を含む信号の常時送信を指示することを実行させる。
本発明に係る端末、その制御方法、及びその制御プログラムは、第2無線通信方式に基づいて通信を行う第2通信部を介して、第3識別情報を含む信号を間欠送信する一方で、第2無線通信方式よりも電力消費が小さい第1無線通信方式に基づいて通信を行う第1通信部を介して、第3識別情報を含む信号を常時送信することにより、電力消費を抑えつつ、端末の存在をより確実に通知することを可能とする。
無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 携帯端末の表示画面の一例を示す図である。 携帯端末の動作フローの一例を示す図である。 第2の実施形態における携帯端末の概略構成の一例を示す図である。 携帯端末の表示画面の一例を示す図である。 携帯端末の動作フローの一例を示す図である。 携帯端末の動作フローの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1の実施形態)
本実施形態では、地震の発生直後に、緊急地震速報が、配信サーバを介して該当地域のユーザの携帯端末に配信される。携帯端末は、緊急地震速報を受信した場合において、待機時間内に解除が指示されないときに、テザリング機能を有効にし、救難信号として、災害時用ESSIDを含むビーコンの送信を開始する。
なお、本実施形態では、災害情報として、緊急地震速報が配信される例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。災害情報として、例えば、津波予測の情報、台風警報、火災に関する情報等、種々の災害に関する情報が配信されてもよい。また、災害情報の配信方式として、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)を想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。配信方式は、災害情報を配信できればよく、例えば、CBS(Cell Broadcast Service)、PWS(Public Warning Service)、SMS(Short Message Service)等でもよい。
図1は、無線通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
無線通信システム1では、不図示の交換機が、広域通信回線網である通信ネットワーク4を介して相互に接続される。交換機は、ある地域をカバーする無線通信ネットワークを通信ネットワーク4に接続する。無線通信ネットワークには、地域内をカバーする無線ゾーンを管理するように複数の基地局3が配置される。各基地局3は、それぞれが属する不図示の無線ネットワーク制御装置を介して交換機に接続される。そして、ある地域内の携帯端末2が、その地域内外の他の携帯端末2等と通信を行う際に、携帯端末2は、基地局3を介して交換機に接続され、さらに通信ネットワーク4に接続される。
通信ネットワーク4には、緊急地震速報を配信する配信サーバ5が接続される。配信サーバ5は、地震の発生直後に、気象庁等の機関により解析された震源地、地震の規模(マグニチュード)等の情報を受信すると、地震の影響が及ぶ地域(例えば、震度5弱以上の地域)の基地局3から、地震に関する情報を、緊急地震速報として一斉配信する機能を備える。
なお、本実施形態では、地震の影響が及ぶ地域(例えば、震度5弱以上の地域)の携帯端末2にのみ緊急地震速報が配信される例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、すべての携帯端末2に緊急地震速報が配信され、各携帯端末2がその位置情報から地震の影響が及ぶ地域にいるか否かを判定してもよい。緊急地震速報等の災害情報の配信方法については、公知であるので、以下では説明を省略する。
携帯端末2は、テザリング機能を備える。テザリング機能とは、無線通信ネットワークへの接続機能を備える携帯端末2を介して、他の携帯端末2を無線通信ネットワークに接続させる機能である。携帯端末2は、テザリング機能が有効にされると、無線LAN(Local Area Network)ルータとして動作し、ESSID(Extended Service Set Identifier)を含むビーコンの送信を開始する。また、他の携帯端末2からの接続が確立されると、携帯端末2は、他の携帯端末2と無線通信ネットワークとの間の通信の中継を開始する。
なお、本実施形態では、携帯端末2が無線LANルータとして動作する例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯端末2は、無線LAN端末として動作してもよいし、無線LAN(IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格)以外の無線通信方式により通信を行ってもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Z−Wave(登録商標)等の近距離無線通信方式、3G、4G等の移動体通信方式等により通信を行ってもよい。
また、本実施形態では、ユーザとしてユーザa、bを想定し、ユーザaを被災者とし、ユーザbを確認者とする。また、被災者により所持され、無線通信ネットワークに接続可能な状態にある携帯端末2を携帯端末2aとし、確認者により所持され、無線LANに接続可能な状態にある携帯端末2を携帯端末2bとする。
図2は、携帯端末2aの概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2aは、無線通信ネットワークへの接続、緊急地震速報の受信、他の携帯端末2bからの接続、救難信号の送信等を可能とする。そのために、携帯端末2aは、第1通信部21と、第2通信部22と、記憶部23と、各種センサ24と、操作部25と、表示部26と、処理部27とを備える。
なお、本実施形態では、携帯端末2a、2bとして、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)を想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯端末2a、2bは、無線通信機能を備える通信端末であればよく、例えば、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレットPC等でもよい。
第1通信部21は、2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を備え、携帯端末2aを無線通信ネットワークに接続する。第1通信部21は、基地局3により割り当てられるチャネルを介して、基地局3との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局3との間で通信を行う。そして、第1通信部21は、他の携帯端末2、配信サーバ5等から受信したデータを、処理部27に供給する。また、第1通信部21は、処理部27から供給されたデータを、他の携帯端末2、配信サーバ5等に送信する。さらに、第1通信部21は、テレビ放送を受信するアンテナ、GPS(Global Positioning System)信号を受信するアンテナ等を備えてもよい。
第2通信部22は、2.4GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を備え、携帯端末2aに他の携帯端末2bを接続させる。第2通信部22は、他の携帯端末2bとの間でIEEE802.11規格の無線通信方式による無線通信回線を確立し、他の携帯端末2bとの間で通信を行う。そして、第2通信部22は、他の携帯端末2bから受信したデータを、処理部27に供給する。また、第2通信部22は、処理部27から供給されたデータを、他の携帯端末2bに送信する。
そして、携帯端末2aは、テザリング機能が有効にされると、第1通信部21及び第2通信部22を制御し、他の携帯端末2bと無線通信ネットワークとの間の通信を中継(テザリング)する無線LANルータとして動作する。
記憶部23は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。記憶部23は、処理部27での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部23は、ドライバプログラムとして、操作部25を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部26を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、記憶部23は、アプリケーションプログラムとして、緊急地震速報の受信及び救難信号の送信を行うアプリケーションプログラム、電話の発信、着信、及び通話を行うアプリケーションプログラム、電話番号の登録及び編集を行うアプリケーションプログラム、電子メール及び/又はショートメッセージの送信及び受信を行うアプリケーションプログラム、ウェブページの取得及び表示を行うアプリケーションプログラム等を記憶する。また、記憶部23は、データとして、平時用ESSID、災害時用ESSID(例えば、「SOS_」+名字、「SOS_」+電話番号)、救難信号の送信開始までの待機時間(例えば、10分間)、アドレス帳データ、文字変換用の辞書データ、映像データ、画像データ等を記憶する。さらに、記憶部23は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
各種センサ24は、携帯端末2aの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを出力するものであり、例えば、加速度センサ、地磁気センサ等である。各種センサ24の出力データは、処理部27によるユーザの移動状態の判定に利用される。
操作部25は、携帯端末2aの操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部25は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、処理部27に供給される。
表示部26は、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部26は、処理部27から供給された映像データに応じた映像、画像データに応じた画像等を表示する。
処理部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部27は、携帯端末2aの全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。処理部27は、携帯端末2aの各種処理が記憶部23に記憶されているプログラム、操作部25の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、第1通信部21、第2通信部22、各種センサ24、表示部26等の動作を制御する。処理部27は、記憶部23に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部27は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
処理部27は、制御部271と、通信制御部272と、計時部273と、判定部274とを備える。これらの各部は、処理部27が備えるプロセッサ上で実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして、携帯端末2aに実装されてもよい。
制御部271は、緊急地震速報の受信、待機時間の経過等を契機として、通信制御部272、計時部273、及び判定部274に所定の処理を指示する。なお、処理の詳細については後述する。
通信制御部272は、テザリング機能を実現する。即ち、所定のESSIDをパラメータとしてテザリングの開始が指示された場合に、通信制御部272は、与えられたESSIDを含むビーコンの送信を開始し、他の携帯端末2bからの接続が可能なように第2通信部22を制御する。また、他の携帯端末2bからの接続が確立された場合に、通信制御部272は、他の携帯端末2bと無線通信ネットワークとの間の通信の中継を開始するように第1通信部21及び第2通信部22を制御する。一方、テザリングの終了が指示された場合に、通信制御部272は、他の携帯端末2bと無線通信ネットワークとの間の通信の中継を終了するように第1通信部21及び第2通信部22を制御する。そして、通信制御部272は、他の携帯端末2bとの接続を切断し、他の携帯端末2bからの接続の待機を終了するように第2通信部22を制御する。
計時部273は、時間を計時する。即ち、所定の計時時間をパラメータとして計時の開始が指示された場合に、計時部273は、時計をリセットして計時を開始する。与えられた計時時間が経過した場合に、計時部273は、その旨を計時の開始の指示元に通知する。一方、計時の終了が指示された場合に、計時部273は、計時を終了する。
判定部274は、ユーザが移動状態にあるか否かを判定する。即ち、判定の開始が指示された場合に、判定部274は、各種センサ24を起動する。また、判定部274は、各種センサ24から定期的に携帯端末2aの加速度、傾き、振動、方角等を示すデータを取得し、取得したデータに基づいて携帯端末2aのユーザが移動状態にあるか否かを判定する。ユーザが移動状態にあると判定された場合に、判定部274は、その旨を制御部271に通知する。一方、判定の終了が指示された場合に、判定部274は、各種センサ24を停止し、処理を終了する。
なお、ユーザの移動状態の判定には、特開2011−180023号公報、特開2011−171908号公報、特開2009−204429号公報等に記載されている方法を利用することが可能である。
以下、制御部271による処理について説明する。
(第1動作モード)
制御部271は、緊急地震速報の受信を待機する。
ユーザにより操作部25を介して、テザリング機能の有効化が指示された場合に、制御部271は、記憶部23から平時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する。一方、ユーザにより操作部25を介して、テザリング機能の無効化が指示された場合に、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する。
図3は、携帯端末2a、2bの表示画面の一例を示す図である。
図3(a)は、他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面の一例を示す。ネットワーク毎に、画面左部にはESSIDが、画面右部には受信強度(Received Signal Strength Indication, RSSI)が、それぞれ表示されている。
(第2動作モード)
配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報を受信した場合に、制御部271は、受信した緊急地震速報の内容を表示部26に出力する。また、制御部271は、記憶部23から救難信号の送信開始までの待機時間を取得し、取得した待機時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する。
図3(b)は、携帯端末2aにおける緊急地震速報の表示画面の一例を示す。画面上部には地震による揺れに備えるべき旨が、画面下部には「解除」ボタンがそれぞれ表示されており、「解除」ボタンの押下により、救難信号の送信の解除が、制御部271に指示される。
ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示された場合に、制御部271は、計時部273に計時の終了を指示する。また、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信した場合にも、制御部271は、計時部273に計時の終了を指示する。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の待機状態に戻る。
(第3動作モード)
一方、計時部273により待機時間が経過した旨が通知された場合に、制御部271は、記憶部23から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する。これにより、災害時用ESSIDを含むビーコンが、救難信号として送信され始める。また、制御部271は、判定部274に判定の開始を指示する。
図3(c)は、他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面の一例を示す。ネットワーク毎に、画面左部にはESSIDが、画面右部には受信強度が、それぞれ表示されている。各ESSIDの記述形式から、一つ目のESSID(「SOS_Yamada」)が救難信号であることが分かり、その受信強度の値から、携帯端末2aが近くにあることが分かる。
なお、本実施形態では、確認者が他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面を用いて目視で携帯端末2aの位置を特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他の携帯端末2bは、携帯端末2aから受信したESSID及び受信強度、並びに他の携帯端末2bの位置情報、時刻情報等を逐次蓄積すると共に、蓄積された情報をリアルタイム又はバッチで解析する。そして、携帯端末2aの位置が特定された場合に、他の携帯端末2bは、その旨を警告音、振動、画面表示等により確認者に通知してもよい。
判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知された場合に、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示すると共に、判定部274に判定の終了を指示する。また、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示された場合にも、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示すると共に、判定部274に判定の終了を指示する。さらに、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信した場合にも、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示すると共に、判定部274に判定の終了を指示する。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の待機状態に戻る。
図4は、制御部271の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め記憶部23に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部27により、携帯端末2aの各要素と協働して実行される。
制御部271は、緊急地震速報の受信を待機する。
配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報を受信しない場合に(ステップS400−No)、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報を受信した場合に(ステップS400−Yes)、制御部271は、受信した緊急地震速報の内容を表示部26に出力する(ステップS402)。
また、制御部271は、記憶部23から救難信号の送信開始までの待機時間を取得し、取得した待機時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する(ステップS404)。
ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示された場合に(ステップS406−Yes)、制御部271は、計時部273に計時の終了を指示する(ステップS412)。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示されない場合において(ステップS406−No)、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信したときに(ステップS408−Yes)、制御部271は、計時部273に計時の終了を指示する(ステップS412)。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信しない場合において(ステップS408−No)、計時部273により待機時間が経過した旨が通知されないときに(ステップS410−No)、制御部271は、救難信号の送信の解除指示の判定処理(ステップS406)に戻る。
一方、計時部273により待機時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS410−Yes)、制御部271は、記憶部23から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する(ステップS414)。
また、制御部271は、判定部274に判定の開始を指示する(ステップS416)。
判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知された場合に(ステップS418−Yes)、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知されない場合において(ステップS418−No)、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示されたときに(ステップS420−Yes)、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示されない場合において(ステップS420−No)、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信したときに(ステップS422−Yes)、制御部271は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信しない場合に(ステップS422−No)、制御部271は、ユーザの移動状態の判定処理(ステップS418)に戻る。
以上説明してきたように、緊急地震速報を受信した場合において、待機時間内に解除が指示されないときに、テザリング機能を有効にし、救難信号として、災害時用ESSIDを含むビーコンの送信を開始することにより、ユーザの安否をより確実に通知することが可能となる。
なお、以上の説明から理解されるように、本実施形態は、アプリケーションプログラムのみで実装が可能であることに留意されたい。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、携帯端末2aは、無線LANルータとして動作し、災害時用ESSIDを含むビーコンを送信するとしたが、プローブ要求の受信に応じて災害時用ESSIDを含むプローブ応答を送信してもよい。また、携帯端末2aは、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Z−Wave(登録商標)等の近距離無線通信方式での被探索デバイスとして動作し、探索要求の受信に応じて災害時用デバイス名(例えば、「SOS_」+名字、「SOS_」+電話番号)を含む探索応答を送信してもよい。これにより、救難信号が受信される可能性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、制御部271は、緊急地震速報の受信及び待機時間の経過を契機として救難信号の送信を開始するとしたが、それ以外のイベントを契機としてもよい。例えば、ユーザによる指示を契機としてもよい。これにより、基地局3の倒壊等により通信回線が寸断され、緊急地震速報を受信できない場合や、そもそも災害情報が配信されない場合(トンネルに閉じ込められた場合、雪山で遭難した場合等)にも、救難信号の送信を開始することが可能となる。
また、本実施形態では、判定部274は、各種センサ24から取得したデータに基づいてユーザが移動状態にあるか否かを判定するとしたが、不図示のGPS(Global Positioning System)ユニットから取得したデータに基づいて当該判定を行ってもよい。これにより、当該判定をより正確に行うことが可能となる。
また、災害時用ESSIDを含むビーコンの送信は間欠的に行ってもよい。例えば、5分間連続して送信した後に5分間休止することを繰り返す。また、緊急地震速報の受信からの経過時間に応じて、送信時間及び/又は休止時間を変更してもよい。例えば、緊急地震速報の受信から時間が経過するにつれて、送信時間は短くし、休止時間は長くする。これにより、電池の消費量を抑えることが可能となる。
また、制御部271は、計時及び/又は災害時用ESSIDを含むビーコンの送信を開始した場合に、携帯端末2aの機能を制限してもよい。例えば、無線通信ネットワークへの接続機能を停止し、テザリング機能が有効にされても、他の携帯端末2bと無線通信ネットワークとの間の通信の中継は行わない。これにより、電池の消費量をさらに抑えることが可能となる。
また、救難信号の送信契機となる災害情報(例えば、所定の震度以上の緊急地震速報)、救難信号の送信開始までの待機時間、救難信号の送信の解除操作、救難信号の送信方式(例えば、無線LANルータ)、災害時用ESSID等は、ユーザ及び/又はシステムにより変更可能としてもよい。これにより、様々な災害、被災状況等に対応することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、救難信号を、無線LANを介して送信した。しかしながら、無線LAN通信方式は、一般に、他の携帯端末等において救難信号の強さ(電界強度)を確認可能であるものの、電力消費が比較的大きい。これに対して、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信方式は、一般に、他の携帯端末等において電界強度は確認可能でないものの、電力消費が比較的小さい。近年、近距離無線通信機能の携帯端末への標準搭載が進みつつあることを考慮し、本実施形態では、近距離無線通信方式を併用する。即ち、救難信号を、無線LANを介して間欠送信する一方で、同一の救難信号を、近距離無線通信を介して常時送信する。
なお、本実施形態では、近距離無線通信方式として、Bluetooth(登録商標)を用いる例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。近距離無線通信方式は、無線LANを介して送信する救難信号と同一の救難信号を送信できればよく、例えば、ZigBee(登録商標)、Z−Wave(登録商標)等でもよい。また、近距離無線通信方式に限らず、無線LAN通信方式に比べて電力消費が小さければ、どのような無線通信方式でもよい。
図5は、携帯端末2a’の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2a’は、無線通信ネットワークへの接続、緊急地震速報の受信、他の携帯端末2bからの接続、救難信号の送信等を可能とする。そのために、携帯端末2a’は、第1通信部21と、第2通信部22と、記憶部23’と、各種センサ24と、操作部25と、表示部26と、処理部27’と、第3通信部28とを備える。なお、これらの各部のうち、第1通信部21、第2通信部22、各種センサ24、操作部25、及び表示部26については、第1の実施形態のものと同一であるので、以下では説明を省略する。
第3通信部28は、2.4GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を備え、携帯端末2a’に他の携帯端末2bを接続させる。第3通信部28は、他の携帯端末2bとの間でBluetooth(登録商標)規格の無線通信方式による無線通信回線を確立し、他の携帯端末2bとの間で通信を行う。そして、第3通信部28は、他の携帯端末2bから受信したデータを、処理部27’に供給する。また、第3通信部28は、処理部27’から供給されたデータを、他の携帯端末2bに送信する。
記憶部23’は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。記憶部23’は、処理部27’での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部23’は、第1の実施形態における記憶部23が記憶するものと同一のものを記憶する。さらに、記憶部23’は、データとして、平時用デバイス名、災害時用デバイス名(例えば、「SOS_」+名字、「SOS_」+電話番号。災害時用ESSIDと同一)、救難信号の送信の実行時間(例えば、5分間)及び休止時間(例えば、5分間)等を記憶する。
処理部27’は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部27’は、携帯端末2a’の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。処理部27’は、携帯端末2a’の各種処理が記憶部23’に記憶されているプログラム、操作部25の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、第1通信部21、第2通信部22、各種センサ24、表示部26、第3通信部28等の動作を制御する。処理部27’は、記憶部23’に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、処理部27’は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
処理部27’は、制御部271’と、通信制御部272と、計時部273と、判定部274と、第2通信制御部275と、間欠中継制御部276とを備える。これらの各部は、処理部27’が備えるプロセッサ上で実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして、携帯端末2a’に実装されてもよい。なお、これらの各部のうち、通信制御部272、計時部273、及び判定部274については、第1の実施形態のものと同一であるので、以下では説明を省略する。
制御部271’は、緊急地震速報の受信、待機時間の経過等を契機として、通信制御部272、計時部273、判定部274、第2通信制御部275、及び間欠中継制御部276に所定の処理を指示する。なお、処理の詳細については後述する。
第2通信制御部275は、第3通信部28を介した他の携帯端末2bとの接続を制御する。即ち、所定のデバイス名をパラメータとして通信の開始が指示された場合に、第2通信制御部275は、他の携帯端末2bからの接続が可能であり、探索要求の受信に応じて与えられたデバイス名を含む探索応答を送信するように第3通信部28を制御する。また、他の携帯端末2bから接続要求を受信した場合に、第2通信制御部275は、その旨を制御部271’に通知すると共に、他の携帯端末2bとの接続を確立するように第3通信部28を制御する。一方、通信の終了が指示された場合に、第2通信制御部275は、他の携帯端末2bとの接続を切断し、他の携帯端末2bからの接続の待機を終了するように第3通信部28を制御する。
間欠中継制御部276は、テザリングの実行及び休止を制御する。なお、処理の詳細については後述する。
以下、制御部271’による処理について説明する。なお、これらの処理のうち、第2動作モードにおける処理については、第1の実施形態のものと同一であるので、以下では説明を省略する。
(第1動作モード)
制御部271’は、緊急地震速報の受信を待機する。
ユーザにより操作部25を介して、テザリング機能の有効化が指示された場合に、制御部271’は、記憶部23’から平時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する。一方、ユーザにより操作部25を介して、テザリング機能の無効化が指示された場合に、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する。
また、ユーザにより操作部25を介して、Bluetooth(登録商標)通信機能の有効化が指示された場合に、制御部271’は、記憶部23’から平時用デバイス名を取得し、取得したデバイス名をパラメータとして、第2通信制御部275に通信の開始を指示する。一方、ユーザにより操作部25を介して、Bluetooth(登録商標)通信機能の無効化が指示された場合に、制御部271’は、第2通信制御部275に通信の終了を指示する。
(第3動作モード)
計時部273により待機時間が経過した旨が通知された場合に、制御部271’は、間欠中継制御部276に間欠テザリングの開始を指示する。これにより、災害時用ESSIDを含むビーコンが、救難信号として間欠送信される。また、制御部271’は、記憶部23’から災害時用デバイス名を取得し、取得したデバイス名をパラメータとして、第2通信制御部275に通信の開始を指示する。これにより、常時、探索要求の受信に応じて、災害時用ESSIDと同一の災害時用デバイス名を含む探索応答が、救難信号として送信される。さらに、制御部271’は、判定部274に判定の開始を指示する。
図6は、他の携帯端末2bの表示画面の一例を示す図である。
図6(a)は、携帯端末2a’においてテザリングを実行中である場合の、他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面の一例を示す。ネットワーク毎に、画面左部にはESSIDが、画面右部には受信強度が、それぞれ表示されている。各ESSIDの記述形式から、一つ目のESSID(「SOS_Yamada」)が救難信号であることが分かり、その受信強度の値から、携帯端末2a’が近くにあることが分かる。
図6(b)は、携帯端末2a’においてテザリングを休止中である場合の、他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面の一例を示す。図6(a)に示される設定画面に表示されていた災害時用ESSIDが表示されないため、携帯端末2a’が近くにあったとしても、それを知ることができない。
図6(c)は、他の携帯端末2bにおけるBluetooth(登録商標)の設定画面の一例を示す。デバイス毎に、画面左部にはデバイス名が、画面右部には接続状況が、それぞれ表示されている。各デバイス名の記述形式から、一つ目のデバイス名(「SOS_Yamada」)が救難信号であることが分かり、携帯端末2a’が近くにあることが分かる。
第2通信制御部275により他の携帯端末2bから接続要求を受信した旨が通知された場合に、制御部271’は、災害時用ESSIDを含むビーコンの常時送信が指示されたと判定し、計時部273に計時の終了を指示する。また、制御部271’は、テザリングを実行中であるか否かを判定する。そして、テザリングを実行中でない場合に、制御部271’は、記憶部23’から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する。以上により、災害時用ESSIDを含むビーコンが、救難信号として常時送信される。
例えば、他の携帯端末2bにおけるBluetooth(登録商標)の設定画面(図6(c))において、災害時用デバイス名「SOS_Yamada」に係る携帯端末2a’との接続が指示されたとする。図6(d)は、携帯端末2a’との接続が確立された後の、他の携帯端末2bにおけるBluetooth(登録商標)の設定画面の一例を示す。携帯端末2a’との接続状況が「未接続」から「接続中」に変わり、携帯端末2a’との接続が確立されたことが分かる。
また、携帯端末2a’において、テザリングを休止中であったとすると、接続要求の受信を契機として、テザリングが開始され、災害時用ESSID「SOS_Yamada」を含むビーコンの送信が開始される。したがって、他の携帯端末2bにおける無線LANの設定画面(図6(a))には、携帯端末2a’の災害時用ESSID及び受信強度が表示される。この災害時用ESSIDは、先の災害時用デバイス名と同一であるため、同一の携帯端末2a’に係るものであることが分かる。
判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知された場合に、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示し、第2通信制御部275に通信の終了を指示し、さらに判定部274に判定の終了を指示する。また、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示された場合にも、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示し、第2通信制御部275に通信の終了を指示し、さらに判定部274に判定の終了を指示する。さらに、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信した場合にも、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示し、第2通信制御部275に通信の終了を指示し、さらに判定部274に判定の終了を指示する。そして、制御部271’は、緊急地震速報の受信の待機状態に戻る。
以下、間欠中継制御部276による処理について説明する。
間欠中継制御部276は、記憶部23’から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する。また、間欠中継制御部276は、記憶部23’から救難信号の送信の実行時間を取得し、取得した実行時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する。
計時部273により実行時間が経過した旨が通知された場合に、間欠中継制御部276は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する。また、間欠中継制御部276は、記憶部23’から救難信号の送信の休止時間を取得し、取得した休止時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する。
計時部273により休止時間が経過した旨が通知された場合に、間欠中継制御部276は、通信制御部272にテザリングの開始処理に戻る。
図7は、制御部271’の動作フローの一例を示す図である。なお、この動作フローのうち、ステップS400〜S408については、第1の実施形態のものと同一であるので、図示及び以下での説明を省略する。
計時部273により待機時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS410−Yes)、制御部271’は、間欠中継制御部276に間欠テザリングの開始を指示する(ステップS700)。
図8は、間欠中継制御部276の動作フローの一例を示す図である。
間欠中継制御部276は、記憶部23’から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する(ステップS800)。
また、間欠中継制御部276は、記憶部23’から救難信号の送信の実行時間を取得し、取得した実行時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する(ステップS802)。
計時部273により待機時間が経過した旨が通知されない場合に(ステップS804−No)、間欠中継制御部276は、実行時間の経過の判定処理(ステップS804)に戻る。
一方、計時部273により待機時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS804−Yes)、間欠中継制御部276は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS806)。
また、間欠中継制御部276は、記憶部23’から救難信号の送信の休止時間を取得し、取得した休止時間をパラメータとして、計時部273に計時の開始を指示する(ステップS808)。
計時部273により休止時間が経過した旨が通知されない場合に(ステップS810−No)、間欠中継制御部276は、休止時間の経過の判定処理(ステップS810)に戻る。
一方、計時部273により休止時間が経過した旨が通知された場合に(ステップS810−Yes)、間欠中継制御部276は、テザリングの開始処理(ステップS800)に戻る。
図7に戻り、制御部271’は、記憶部23’から災害時用デバイス名を取得し、取得したデバイス名をパラメータとして、第2通信制御部275に通信の開始を指示する(ステップS702)。
さらに、制御部271’は、判定部274に判定の開始を指示する(ステップS416)。
第2通信制御部275により他の携帯端末2bから接続要求を受信した旨が通知された場合に(ステップS704−Yes)、制御部271’は、計時部273に計時の終了を指示する(ステップS706)。
また、制御部271’は、テザリングを実行中であるか否かを判定する(ステップS708)。そして、テザリングを実行中である場合に(ステップS708−Yes)、制御部271’は、ユーザの移動状態の判定処理(ステップS418)に進む。
一方、テザリングを実行中でない場合に(ステップS708−No)、制御部271’は、記憶部23’から災害時用ESSIDを取得し、取得したESSIDをパラメータとして、通信制御部272にテザリングの開始を指示する(ステップS710)。そして、制御部271’は、ユーザの移動状態の判定処理(ステップS418)に進む。
また、第2通信制御部275により他の携帯端末2bから接続要求を受信した旨が通知されない場合に(ステップS704−No)、制御部271’は、ユーザの移動状態の判定処理(ステップS418)に進む。
判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知された場合に(ステップS418−Yes)、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271’は、第2通信制御部275に通信の終了を指示する(ステップS712)。
さらに、制御部271’は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271’は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、判定部274によりユーザが移動状態にある旨が通知されない場合において(ステップS418−No)、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示されたときに(ステップS420−Yes)、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271’は、第2通信制御部275に通信の終了を指示する(ステップS712)。
さらに、制御部271’は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271’は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、ユーザにより操作部25を介して、救難信号の送信の解除が指示されない場合において(ステップS420−No)、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信したときに(ステップS422−Yes)、制御部271’は、通信制御部272にテザリングの終了を指示する(ステップS424)。
また、制御部271’は、第2通信制御部275に通信の終了を指示する(ステップS712)。
さらに、制御部271’は、判定部274に判定の終了を指示する(ステップS426)。そして、制御部271’は、緊急地震速報の受信の判定処理(ステップS400)に戻る。
一方、配信サーバ5から第1通信部21を介して、緊急地震速報に対するキャンセル報を受信しない場合に(ステップS422−No)、制御部271’は、接続要求の受信の判定処理(ステップS704)に戻る。
以上説明してきたように、救難信号を、無線LANを介して間欠送信する一方で、同一の救難信号を、近距離無線通信を介して常時送信することにより、電力消費を抑えつつ、携帯端末2aの存在をより確実に通知することが可能となる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、制御部271’は、まず、災害時用ESSIDを含むビーコンの間欠送信を開始し、他の携帯端末2bからの接続要求の受信を契機として、災害時用ESSIDを含むビーコンの常時送信を開始するとしたが、それ以外のイベントを契機としてもよい。例えば、他の携帯端末2bとの接続が確立された後の、他の携帯端末2bからの指示を契機としてもよい。これにより、災害時用ESSIDを含むビーコンの常時送信を、より適切なタイミングで開始することが可能となり、電力消費をさらに抑えることが可能となる。
また、制御部271’は、災害時用ESSIDを含むビーコンの常時送信を開始した後に、所定の時間(例えば、10分間)が経過したときには、災害時用ESSIDを含むビーコンの間欠送信を再開してもよい。これにより、電力消費をさらに抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、制御部271’は、探索要求の受信に応じた災害時用デバイス名を含む探索応答の送信機能を常時有効化するとしたが、間欠的に有効化してもよい。また、間欠的に有効化する場合に、災害時用ESSIDを含むビーコンの送信機能と交互に有効化してもよい。これにより、電力消費をさらに抑えることが可能となる。
また、探索要求の受信に応じた災害時用デバイス名を含む探索応答の送信機能を常時有効化する/しないにかかわらず、制御部271’は、災害時用ESSIDを含むビーコンの間欠送信を行わないように制御してもよい。これにより、電力消費をさらに抑えることが可能となる。
また、災害時用デバイス名、救難信号の送信の実行時間及び休止時間等は、ユーザ及び/又はシステムにより変更可能としてもよい。これにより、様々な災害、被災状況等に対応することが可能となる。
また、処理部27、27’が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 無線通信システム
2、2a、2b 携帯端末
21 第1通信部
22 第2通信部
23 記憶部
24 各種センサ
25 操作部
26 表示部
27 処理部
271 制御部
272 通信制御部
273 計時部
274 判定部
275 第2通信制御部
276 間欠中継制御部
28 第3通信部
3 基地局
4 通信ネットワーク
5 配信サーバ

Claims (11)

  1. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、
    前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、
    所定の条件が成立した場合に、前記第1通信部を用いて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、前記第2通信部を用いて、前記第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始する制御部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  2. 前記他の端末において、前記第3識別情報を含む信号の強度に基づいて前記端末の位置を特定させる、請求項1に記載の端末。
  3. 前記第1通信部を介して、前記第2無線通信方式に基づく前記第3識別情報を含む信号の常時送信が指示された場合に、前記制御部は、前記第2通信部を用いて、前記第3識別情報を含む信号の常時送信を開始する、請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記第2通信部を用いて前記第3識別情報を含む信号の常時送信を開始してから所定の時間が経過した場合に、前記制御部は、前記第2通信部を用いて、前記第3識別情報を含む信号の間欠送信を再開する、請求項3に記載の端末。
  5. 前記第1無線通信方式及び前記第2無線通信方式とは異なる第3無線通信方式に基づいて通信を行う第3通信部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記第3通信部を介して通報を受信することである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末。
  6. ユーザから入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記入力部を介して、前記第1通信部及び前記第2通信部を用いた前記第3識別情報を含む信号の送信が指示されることである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末。
  7. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御方法であって、前記制御部が、
    所定の条件が成立した場合に、前記第1通信部を用いて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、前記第2通信部を用いて、前記第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始する、
    ことを含むことを特徴とする端末の制御方法。
  8. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を送信する第1通信部と、前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ他の端末において信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を送信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御プログラムであって、前記制御部に、
    所定の条件が成立した場合に、前記第1通信部を用いて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号の常時送信を開始すると共に、前記第2通信部を用いて、前記第3識別情報を含む信号の間欠送信を開始する、
    ことを実行させることを特徴とする端末の制御プログラム。
  9. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、
    前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、
    前記第1通信部を介して、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信した場合に、前記第1通信部を介して、前記第2無線通信方式に基づく前記第3識別情報を含む信号の常時送信を指示する制御部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  10. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御方法であって、前記制御部が、
    前記第1通信部を介して、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信した場合に、前記第1通信部を介して、前記第2無線通信方式に基づく前記第3識別情報を含む信号の常時送信を指示する、
    ことを含むことを特徴とする端末の制御方法。
  11. 第1無線通信方式に基づいて通信を行い、第1識別情報を含む信号を受信する第1通信部と、前記第1無線通信方式とは異なり、前記第1無線通信方式よりも電力消費が大きく、且つ信号強度を確認可能な第2無線通信方式に基づいて通信を行い、第2識別情報を含む信号を受信する第2通信部と、制御部とを備える端末の制御プログラムであって、前記制御部に、
    前記第1通信部を介して、前記第1識別情報及び前記第2識別情報とは異なり且つ救難信号として識別可能な第3識別情報を含む信号を受信するステップと、
    上記受信するステップにおいて、前記第3識別情報を含む信号を受信した場合に、前記第1通信部を介して、前記第2無線通信方式に基づく前記第3識別情報を含む信号の常時送信を指示するステップと
    を実行させることを特徴とする端末の制御プログラム。
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