JP5487608B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、響板を振動させて音響を発生させる電子鍵盤楽器に関する。
従来、下記特許文献1に示されるように、響板に設けた加振器に楽音信号を供給し、響板を振動させることにより音響を発生させるようにした電子鍵盤楽器が知られている。
この電子鍵盤楽器では、鍵盤部の押鍵部よりも後方において、グランドピアノにおける響板の配設位置に相当する領域に響板を配設している。
特開2007−047273号公報
一般に、鍵盤楽器には、譜面台が必要である。しかしながら、上記特許文献1の楽器では、譜面台の配設については開示されていない。響板を設けた電子鍵盤楽器に譜面台を配設する場合は、最適な配設位置についても検討する必要がある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、響板の放音が譜面板によって妨げられにくくして、放音効率を高めることができる電子鍵盤楽器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子鍵盤楽器は、鍵盤部(KB)が配設された楽器本体(30)と、譜面板(61)を有し、前記楽器本体において前記鍵盤部の押鍵部(KBa)よりも後方に配設された譜面台装置(60)と、前記譜面板の下方において傾倒状態の前記譜面板に対向する部分を有して前記楽器本体に配設された響板(35)と、前記響板に配設され、供給される楽音信号に従って前記響板を励振することで前記響板の振動による音響を発生させる加振器(TrL、TrR)と、前記楽音信号を前記加振器に供給する楽音信号供給手段(71、14)とを有し、前記加振器は、前記響板における、平面視において傾倒状態の前記譜面板に対して重ならない位置に配設され、前記鍵盤部の前記押鍵部よりも後方で且つ前記響板の上方において、前記響板に対向して前記楽器本体に配設された燭台をさらに有し、前記加振器は、前記響板における、平面視において前記燭台に対して重ならない位置に配設されたことを特徴とする。
好ましくは、前記加振器は、平面視において前記譜面台装置と前記燭台との中間位置に配設される。
好ましくは、受け持つ周波数帯域が前記響板とは異なっているスピーカ(Wo)が、前記響板より後方において前記楽器本体に配設される。
好ましくは、受け持つ周波数帯域が前記響板とは異なっているスピーカ(Wo)が、前記譜面台装置より後方において前記楽器本体に配設される。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、振動する響板の振幅が大きい箇所が譜面板で隠れないようにし、響板の放音が譜面板によって妨げられにくくして、放音効率を高めることができる。また、振動する響板の振幅が大きい箇所が燭台で隠れないようにし、響板の放音が燭台によって妨げられにくくして、放音効率を高めることができる。
請求項によれば、放音効率を一層高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の一実施の形態に係る電子鍵盤楽器の正面図である。この電子鍵盤楽器100は、上部に、開閉可能な屋根板25を有する。図1(a)では、屋根板25が開けられた状態となっている。図1(b)は、屋根板25を取り外した状態の電子鍵盤楽器100の平面図である。図1(a)、(b)では、鍵盤部KBを覆うための鍵盤蓋36が開状態となっている。
図2は、電子鍵盤楽器100の底面図である。図3(a)は、図1(b)のA−A線に沿う電子鍵盤楽器100の楽器本体30の断面図、図3(b)は、図1(b)のB−B線に沿う楽器本体30の上部の断面図であり、それぞれ一部の構成要素の図示を省略している。
図1(a)、図2に示すように、楽器本体30が、3本の脚部21によって支持される。以降、上下方向については、電子鍵盤楽器100が床面に載置されて演奏使用される状態を基準とし、左右方向については、奏者からみた方向を基準とする。前後方向については、楽器本体30からみて奏者側が前側とする。図2は、図1に対して左右方向が逆転している。
図2、図3(a)に示すように、前側棚板33と、それより後方の後側棚板34とが楽器本体30の底部を成している。前側棚板33の左右と後側棚板34の左右及び後部における各周囲の縁部br(図2、図3(a)参照)から、左右の側板31(31L、31R)と、側板31L、31Rの各後部を繋ぐ湾曲した形状の背板32とが上方に立設されている。前板101が、側板31L、31Rに架け渡されている(図3(a)参照)。鍵盤蓋36は、開状態において前板101と略平行に対向する。
楽器本体30は、前板101と側板31L、31Rと背板32とで周囲が囲まれ、前側棚板33及び後側棚板34で下方が囲まれ、楽器本体30の平面視形状は、グランドピアノに近似している。鍵盤部KBは、楽器本体30における側板31L、31R間の最前部に配設される。下端部にペダルPDを有するペダルユニット22が、前側棚板33から垂下して設けられている(図1(a)参照)。鍵盤部KBは、前側棚板33の上に不図示の支持部材(スペーサや筬等)を介して配設される。
図3(a)に示すように、鍵盤部KBは、ピン26を中心に揺動するシーソー型の複数の白鍵及び黒鍵を有する。演奏時には、鍵盤部KBにおける白鍵及び黒鍵の見えがかり部でもある押鍵部KBaが押鍵操作される。押鍵部KBaよりも後方であって鍵盤部KBの後端部KBbの上方には、ハンマ体27を各鍵毎に備えるハンマアクション機構部ACTが配設される。鍵盤部KB及びハンマアクション機構部ACTの基本的構成は、生のグランドピアノと同様である。
前側棚板33の上に、複数の支柱部材102が立設されている。支柱部材102は、左右方向において適当な間隔で複数設けられる。そして、支柱部材102の上端に、橋渡しバー104が固定されている。橋渡しバー104は、その左右両端が側板31L、31Rに固定され、カバーと支柱部材102の補強の役割を兼ねる。支柱部材102には基部103が設けられ、基部103は、ハンマ体27を回動自在に支持する。
図1(a)、図3(a)に示すように、背板32の左半部の上端部には、金具等でなる取り付け部37が2箇所に設けられ、これら取り付け部37に蝶番付きの屋根板取付金具23を介して屋根板25が取り付けられている。そして、背板32に対して屋根板25が開閉自在になっている。屋根板25は、支持棒24にて開状態を維持される(図1(a)参照)。
図1(b)、図3(b)に示すように、前側の響板35と、それより後方の板状の中板38とが楽器本体30の上部を成している。中板38は、平面視でグランドピアノにおける響板のような形状をしている。響板35は、その前端部35aは左右方向に平行であるが、後端部35bは後方に凸のアーチ形状となっている。平面視における中板38の前端部38aには響板嵌合用金具74(図3(b)参照)が取り付けられ、前端部38aと響板嵌合用金具74とで、響板35の後端部35bに対応する凹形状が形成されている。
図1(b)に示すように、響板35の直上において、左右方向中央には譜面台装置60が配設される。また、譜面台装置60の左右両側であって響板35の左右両端部の直上には、燭台39L、39Rが配設される。
中板38は、側板31L、31R及び背板32に対して固定される。響板35は、側板31に固定的にされた前側バー81(後述)と中板38とに対して固定される。譜面台装置60、燭台39L、39Rは、側板31に固定的にされた後側バー82(後述)と前側バー81とに対して固定される。中板38、響板35、譜面台装置60、燭台39の各固定態様の詳細は後述する。
響板35の下面には、トランスデューサTr(TrL、TrR)が配設されている(図1(b)、図3(a)、(b)参照)。トランスデューサTrL、TrRは、平面視において燭台39、譜面台装置60に対して重ならないように、それぞれ、燭台39Lと譜面台装置60との間、譜面台装置60と燭台39Rとの間に配置される(図1(b)参照)。これらのトランスデューサTrは、供給される楽音信号により響板35を加振(励振)することで、音響を発生させる。
また、前側棚板33は、響板としても機能するように配設、構成される。前側棚板33の左半部の下面には、左右2個の加振部ACS(ACS1、ACS2)が配設される(図2、図3(a)参照)。これらの加振部ACSは、トランスデューサを有して構成され、前側棚板33を加振(励振)することで、音響を発生させる。また、加振部ACSの振動は、図3(a)に矢印で経路を示したように、鍵盤部KBの方向及びペダルユニット22にも伝達され、奏者はそれを手や足で感じる。棚板を、前側棚板33と後側棚板34とに分けて構成し、加振部ACSを前側棚板33に配設したことで、響板としての棚板を振動させるエネルギが小さくて済む。また、鍵盤部KBや後述するスピーカボックス50の配設も容易になっている。
図3(a)に示すように、響板35よりも後方であって、楽器本体30の主として後半部に、スピーカボックス50が配設される。後側棚板34が、スピーカボックス50の底部を兼ねている。スピーカボックス50は、中板38によって上方が覆われている(図1(b)参照)。図2に示すように、後側棚板34のうちスピーカボックス50の下部に相当する部分には、低音域用のスピーカである4つのウーハWo(WoL、WoC、WoR、WoB)が下方に向けて配設されている。
一方、スピーカボックス50の上部(主に上板52)には、ウーハWoL、WoC、WoR、WoBに対応して、中音域用のスピーカである4つのスコーカSq(SqL、SqC、SqR、SqB)、及び高音域用のスピーカである4つのツィータTw(TwL、TwC、TwR、TwB)が、それぞれ上方に向けて配設されている。これらのスコーカSq及びツィータTwは、図1(b)に示すように、各々に対応して中板38に設けられた貫通穴を通じて露出し、放音可能になっている。
従って、ウーハWoに対して、スコーカSq及びツィータTwは反対方向を向いて配置されている。特に、図2に示すように、平面視乃至底面視においてウーハWoL、WoC、WoR、WoBに対して、スコーカSqL、SqC、SqR、SqBは、重なる部分を有する程度に、水平方向において近接して配置されている。トランスデューサTrL、TrRの左右方向における位置は、スコーカSqL、SqRとほぼ一致している(図1(b)参照)。
ところで、スピーカボックス50の上下方向中間かやや上方には、水平な仕切板51が設けられ(図3(a)参照)、下側と上側とに空間が仕切られている。さらに、詳細は図示しないが、仕切板51よりも下側の空間は、4つのウーハWoの各々用に空間が仕切られ、上側の空間は、4つのスコーカSqの各々用に空間が仕切られている。
図4は、楽器本体30の響板35が配設される部分を、響板35を取り外して示した平面図である。図5(a)、(b)は、それぞれ、図4のC−C線、D−D線に沿う楽器本体30の上部の断面図であり、それぞれ一部の構成要素の図示が省略されている。図6は、楽器本体30の前半部の左側部の内部を示す斜視図である。図6では、響板35、中板38、譜面台装置60、燭台39、後述する基板トレイ70等が取り外された状態が示されている。
図4に示すように、側板31L、31R間には、それぞれ金属等の頑丈な素材でなる長尺の前側バー81、後側バー82が、左右方向に沿って平行に架け渡されている。前側バー81、後側バー82は、楽器本体30を補強する補強材としての機能を果たすほか、自身を介して各種の構成要素を楽器本体30に固定状態にする役割を果たす。
後側バー82は、前側バー81より後方且つやや下方に位置する(図5(a)、(b)参照)。図6に示すように、前側バー81の左端部81aは、側板31Lの内側面に取り付けられた不図示の金具に対して被せられるように嵌合され、上側及び前側からネジ83、84で上記金具に締結されることで、側板31Lに固定される。後側バー82の左端部82aも同様にして側板31Lに固定される。同様の態様で、バー81、82の各右端部81b、82b(いずれも図4参照)が側板31Rに固定される。ただし、バー81、82は、楽器本体30に対して固定されればよく、その固定態様は問わない。
図4、図6に示すように、前側バー81の後方位置において、側板31L、31Rに、燭台受け部85が取り付けられ、燭台受け部85の直上においては、側板31L、31Rに位置決め穴86が設けられている。燭台受け部85より後方で後側バー82より前方且つ上方位置において、側板31L、31Rに、L字状の中板固定金具87が取り付けられている。また、後側バー82より後方且つ上方位置において、側板31L、31Rに中板仮受け部88が取り付けられている(図3(a)も参照)。
また、図3(a)に示すように、ハンマアクション機構部ACTの直上において、センサ取り付け用バー28が左右方向に沿って設けられる。センサ取り付け用バー28は、側板31L、31R間に架け渡されている(図6参照)。センサ取り付け用バー28には、不図示の押鍵センサが取り付けられ、対応するハンマ体27の動作を光学的に検出することで、対応する鍵の動作を間接的に検出する。
図3(b)に示すように、背板32の内側面には、複数の金具90が取り付けられ、金具90の前方に延出した部分を上下から覆うように、ゴム等の弾性材91が各々装着されている。背板32に対応する中板38の後縁部38bは、これら複数の金具90と背板32とで形成される側面視コ字状部分に、弾性材91を介して圧入嵌合されている。一方、中板38の前端部38aの左右端部が、中板固定金具87(図4、図6参照)に前方からネジ止め固定される。中板38を楽器本体30に取り付ける際には、中板仮受け部88の上に中板38を載せて後方にスライドさせ、中板38の後縁部38bを上記のように金具90に嵌合する。その後、中板固定金具87に対して中板38の前端部38aの左右端部をネジ止めする。中板38は、スピーカボックス50等の、楽器本体30の内部の目隠しと楽器本体30の補強の機能とを兼ねている。
図3(b)、図4に示すように、中板38の前端部38aの下面38aaには、複数箇所(例えば6箇所)において、響板嵌合用金具74がネジ止めで取り付けられている。各響板嵌合用金具74は、金具90と同様に、前方に延出する部分を有し、下面38aaと共に、側面視において前方に開口した凹部であるコ字状部92を形成している。そして、上記前方に延出する部分を上下から覆うようにゴム等の弾性材89が各々装着されている。一方、前側バー81の上面には、複数箇所(例えば6箇所)において、響板固定用金具72が、ネジ止めで固定されている(図4参照)。
響板35の後端部35bは、コ字状部92である、中板38の前端部38aの下面38aaと響板嵌合用金具74との間に圧入状態で嵌合保持され、特に響板嵌合用金具74に対しては弾性材89を介して接している。従って、響板35は振動しやすい状態に保持される。後端部35bが中板38で隠れるので、見栄えが向上している。響板35の前端部35aは、響板固定用金具72に固定される。
響板35を配設する際には、響板35の前端部35aを響板固定用金具72の上に載せて響板35を後方にスライドさせ、後端部35bをコ字状部92に圧入嵌合する。その後、前端部35aに取り付けられた不図示の金具を、響板固定用金具72に対して螺着固定する。
図4、図5(a)に示すように、前側バー81及び後側バー82間には、基板トレイ70が架け渡されて配設される。基板トレイ70は、配設状態において側面視で上方に開口したコ字状部分と、該コ字状部分から前後に延設されたツバ部70a、70bとを有する。基板トレイ70のコ字状部分の底面の上には、複数の回路基板71が配設されている。そのうち一部の回路基板71は、楽音を電子的に発生させるための処理を行う機能を有する。基板トレイ70乃至回路基板71は、ハンマアクション機構部ACTよりも上方に位置し(図3(a)参照)、メンテナンス容易な位置で且つスペースを有効に利用できる位置に配置されている。すなわち、響板35は、生のグランドピアノにおける響板に比べれば小さく軽いので、着脱も比較的容易であることから、響板35を取り外せば回路基板71に対する作業が可能になる。
図4に示すように、基板トレイ70は、金属等の剛性の高い素材で一体に形成され、左右方向の長さが、側板31L、31R間に亘る長さよりやや短い。ツバ部70a、70bは、それぞれ後述する譜面台支持用ブリッジ66、2つの燭台用ブリッジ77が取り付けられる位置を避けるほか、ツバ部70aにあっては、響板固定用金具72が取り付けられる位置を避けて、それぞれ左右方向において複数に分断された形で形成される。
ツバ部70a、70bが、前側バー81、後側バー82の各上面に対して複数のネジ76(図4参照)で締結されることで、基板トレイ70が配設される。詳細には、ツバ部70bについては、締結用穴70c1を介して、後側バー82の締結用穴82cに対して、ネジ76で螺着される(図5参照)。締結用穴82cはそれ自体がネジ穴であってもよい。ツバ部70aについても締結部分の構成は同様である。
ところで、配設状態における基板トレイ70の後部の、ツバ部70bに連接している鉛直部分には、立設時締結用穴70c2が形成されている(図5(a)参照)。基板トレイ70は、図5(a)に仮想線で示すように、ツバ部70a、ツバ部70bがそれぞれ上側、下側となるように立てられた状態で、ツバ部70bが立設時締結用穴70c2を介して後側バー82の締結用穴82cに対してネジ76で螺着されることで、立てられた状態で後側バー82のみに固定状態にすることが可能である。これにより、基板トレイ70より下方の、楽器本体30の内部のメンテナンスを容易にする。しかも、締結用穴82cとネジ76とは、基板トレイ70の正規の配設用と、メンテナンス時の立設用とに兼用されるので、構成の複雑化が抑制される。なお、基板トレイ70の姿勢を、起立状態と配設時の傾倒状態とに切り替える場合は、譜面台支持用ブリッジ66、燭台用ブリッジ77を取り外した状態で行う必要がある。
響板35は、基板トレイ70乃至回路基板71を上方から覆うように配設されるので、回路基板71の上方スペースが有効利用されると共に、響板35が回路基板71を覆う蓋を兼ねることができる。
図4、図5(a)に示すように、金属製等の2本の燭台用ブリッジ77が、前側バー81と後側バー82との間に架け渡されて配設される。左右の燭台用ブリッジ77は、それぞれ燭台39L、39Rをバー81、82に固定するためのものであり、両者は左右対称である。そこで、代表して燭台39Lの固定態様及び左側の燭台用ブリッジ77の構成を説明する。
燭台用ブリッジ77は、前後方向に長く、左右の縁部が上方に屈曲形成されている。この屈曲形成された右側の片部の前部に突片78Aが、左側の片部の後部に突片78Bが、それぞれが一体に上方に突設形成されている。突片78(78A、78B)の各上端には、左右方向に貫通した締結用穴78aA、78aBがそれぞれ形成されている(図5(a)参照)。
一方、響板35には、突片78A、78Bに対応する位置に逃げ部である貫通穴35c2が形成されている(図1(b)、図5(a)参照)。そして、燭台用ブリッジ77及び響板35の配設状態においては、貫通穴35c2を突片78A、78Bが貫通し、締結用穴78aA、78aBが響板35の上方に露出している。燭台39Lの右端部には、締結用穴78aA、78aBに対応する穴を有する金具が取り付けられており、この金具の穴に締結用穴78aA、78aBを介してネジ止めすることで、突片78A、78Bの上部に対して燭台39Lが固定される。
燭台39Lを配設するには、まず、響板35が配設された状態で、燭台受け部85(図4、図6参照)の上に燭台39Lを載置して側板31Lに移動させ、燭台39Lの左端面に突設された不図示の位置決めピンを、側板31Lの位置決め穴86に嵌入させる。位置決め穴86により燭台39Lの前後及び上下方向の位置が規制される。そして、上記したように燭台39Lの右端部と突片78A、78Bとを締結用穴78aA、78aBを介して右方から螺合締結する。貫通穴35c2を突片78A、78Bが貫通し、響板35から浮いた状態で、響板35の上面に近接対向するように燭台39Lが配設される(図5(a)参照)。従って、燭台39を配設する上で、響板35が燭台39や燭台用ブリッジ77と接触しないようにでき、響板35の振動が妨げられることがない。
ところで、響板35は、配設された状態において、その上面が中板38の下面38aaに近接対向するため(図3(b)参照)、中板38に対して1段下がった段差部が形成される。従って、この段差部において、響板35の上に燭台39が配設されることになる。これにより、響板35の上方のスペースを有効利用して燭台39を配設し、楽器高さを抑えることができる。しかも、燭台39の上面は中板38の上面と面一になっていて(図5(a)参照)、外観が向上している。
図4、図5(b)に示すように、金属製等の譜面台支持用ブリッジ66が、前側バー81と後側バー82との間に架け渡されて配設される。譜面台支持用ブリッジ66は、その前後の端部がバー81、82の左右方向の各中間位置に固定される。譜面台支持用ブリッジ66の前後方向のほぼ中間部には、箱形の収容部69が設けられ、収容部69内に、譜面台起立機構部65が配設収容される。
ところで、図4に示すように、トランスデューサTrL、TrRは、平面視において隣接する響板嵌合用金具74の間に配設され、左右方向において響板嵌合用金具74の位置と重なっていない。これによっても、響板35が振動しやすくなっている。
図5(b)に示すように、譜面台装置60は、上記した譜面台支持用ブリッジ66によって支持される。譜面台装置60には、譜面板61、譜面受け62及び譜面台起立機構部65が含まれる。譜面台起立機構部65には、支持棒68と案内溝が含まれる。支持棒68の前側上端部は、傾倒状態において下側となる譜面板61の裏面に回動自在に固定され、支持棒68の後側下端部は、譜面台起立機構部65に形成された案内溝に係合している。
傾倒状態の譜面板61の前端部には、蝶番63の一方の片が取り付けられ、蝶番63の他方の片が、響板35の前端部35aの逃げ部を下方に貫通している。これにより、譜面板61は、前後乃至上下方向に回動自在になっている(図1(b)も参照)。また、譜面板61は、支持棒68を介して収容部69によって支持され、傾倒状態においては、響板35の上面に平行に近接対向している。
図1(b)、図5(b)では、譜面板61が傾倒状態となっている。譜面台起立機構部65において、譜面板61を前方に起立方向に回動操作すると、支持棒68の後側下端部が譜面台起立機構部65の案内溝に沿って移動し、適当な角度の状態で回動を戻すと案内溝の途中のストッパでその角度が維持される。再び起立方向に少し回動操作してから戻すと、ストッパとの係合が解けて譜面板61が元の傾倒状態に復帰する。
ところで、収容部69自体は響板35の下方に配置され、支持棒68が、譜面台起立機構部65と譜面板61とを実質的に連結している。そのため、図5(b)に示すように、響板35には、支持棒68が変位可能に貫通する貫通穴35c1が形成されている(図1(b)も参照)。貫通穴35c1内には、環状のゴム材64が介装されていて、実質的には、ゴム材64の内側部64aを支持棒68が貫通している。支持棒68は、譜面板61の傾倒から起立までの全行程において干渉が少なくなるようにゴム材64が設けられている。これにより、響板35の振動を妨げることなく譜面台装置60を配設することができる。
譜面台装置60の譜面板61は、傾倒状態においては、響板35における中板38に対して1段下がった段差部において、響板35の上に位置することになる。これにより、響板35の上方のスペースを有効利用して譜面台装置60を配設し、楽器高さを抑えることができる。しかも、傾倒状態の譜面台装置60の上面(表面)は中板38の上面と面一になっていて、外観が向上している。
バー81、82に固定される上記説明した主要構成要素の配設順序としては、まず、基板トレイ70を配設し、次に、譜面台支持用ブリッジ66及び燭台用ブリッジ77を配設する。次に、響板35を配設した後、燭台39及び譜面台装置60を配設する。
なお、上記した各箇所の締結部分の構成については、特に限定するものではなく、締結部と締結具との組み合わせとした場合でも、締結用穴とネジとの組み合わせに限られるものではない。なお、譜面台装置60の譜面板61や燭台39に多数の透孔を形成し、放音効率を高めるようにしてもよい。
図7は、電子鍵盤楽器100の機能構成を示すブロック図である。電子鍵盤楽器100は、上記した鍵盤部KBのほか、操作子群16、ペダルPD、各種I/F(インターフェイス)17、メインCPU11、DSP12、分配部14、音響発生部15を有する。メインCPU11には、DSP12、分配部14が接続されている。メインCPU11、DSP12、分配部14は、電子楽音発生用の回路基板71に搭載される。
鍵盤部KBの鍵の操作情報は、上記したセンサ取り付け用バー28に設けた不図示の押鍵センサによって検出される。操作子群16、ペダルPDは、それぞれ、図示しない操作検出部で各々の操作状態が検出される。これらの検出情報は、メインCPU11及びDSP12に供給される。
操作子群16には、全体音量操作子、効果用操作子、機器設定操作子等の各種操作子が含まれる。各種I/Fには、MIDIインターフェイス、有線または無線の通信インターフェイス等が含まれる。メインCPU11は、図示はしないが、ROM、RAM、タイマ等を有する。DSP12は、不図示のCPU、記憶部のほか、波形メモリ13を有する。波形メモリ13には、波形データ群d(dL、dC、dR、dB)が予め記憶されている。音響発生部15には、上記したすべてのウーハWo、スコーカSq及びツィータTw、トランスデューサTr、加振部ACSのほか、アンプも含まれる。
4種類の波形データ群dL、dC、dR、dBは、それぞれ、グランドピアノ等の楽音波形をサンプリングして生成された1発音分のサンプリング波形データの集まりであり、音量エンベロープを有したものとする。波形データ群dの基となる上記楽音波形は、生のグランドピアノにおける楽音を、上記4つのスコーカSqに対応する各位置で録音して取得した音に基づいて得られたものである。
これらサンプリング音源である波形データ群dL、dC、dR、dBは、それぞれ、音高(鍵)毎、且つ、複数段階(例えば、8段階)の押鍵ベロシティ毎に設けられる。なお、音高毎でなく、複数に分けた音域毎に設けてもよい。また、複数種類の音色を発音可能に構成する場合は、音色毎に各波形データ群d(図8参照)を設ければよい。また、ペダルPDの踏み込み深さ(例えば、2段階または3段階)毎に各波形データ群dを設けてもよい。
波形データ群dL、dC、dR、dBは、ウーハWoL、WoC、WoR、WoBでそれぞれ発音させるためと、スコーカSqL、SqC、SqR、SqBでそれぞれ発音させるためと、ツィータTwL、TwC、TwR、TwBでそれぞれ発音させるためのデータである。また、波形データ群dL、dCはトランスデューサTrL及び加振部ACS1、ACS2で発音させるためのデータでもある。また、波形データ群dCは加振部ACS2で、波形データ群dC、dRはトランスデューサTrRで、それぞれ発音させるためのデータでもある。ただし、このような対応関係に限定する必要はない。
鍵盤部KBのある1つの鍵が押鍵されたとき、DSP12は、その鍵の音高と押鍵ベロシティが属する段階とに対応する波形データを、波形データ群dL、dC、dR、dBからそれぞれ1つずつ選択する。そして、選択した波形データから波形信号を生成してそれを分配部14に送る。
分配部14においては、送られた波形信号を、アナログの楽音信号に変換する。そして、ウーハWo、スコーカSq、ツィータTw、トランスデューサTr、加振部ACSのうち、波形データ群dL、dC、dR、dBに基づく楽音信号毎に予め設定された供給先に、各楽音信号を供給する。
ここで、ウーハWoとトランスデューサTrによって励振される響板35とは、それぞれが受け持つ周波数帯域が異なっており、それぞれの周波数帯域の中心周波数は、例えば、200Hz、2000Hzであって、ウーハWoの方が低い。
本実施の形態によれば、響板35の後端部35bが、中板38の前端部38aのコ字状部92に弾性材89を介して圧入保持されるので、後端部35bに関しては、響板35を後方に移動させるだけで組み付けすることができる。従って、振動しやすい状態で楽器本体30に取り付ける作業を簡単にすることができる。なお、響板35を振動しやすい状態で且つ配設を容易にする観点に限れば、後端部35bに代えて前端部38aを、弾性材を介して、楽器本体30に対して固定的な部分(前側バー81等)に圧入保持されるように構成してもよい。
本実施の形態によればまた、電子楽音発生用の回路基板71を保持する基板トレイ70が、ハンマアクション機構部ACTの上方に配置されたので、メンテナンス容易な位置で且つスペースを有効に利用できる位置に回路基板71を配設することができる。
また、基板トレイ70が、バー81、82間に架け渡されているので、基板トレイ70が、回路基板71の保持と前後2本のバー81、82の補強とを兼ねることができる。同様に、譜面台装置60を支持する譜面台支持用ブリッジ66、燭台39を支持する燭台用ブリッジ77が、いずれもバー81、82間に架け渡されているので、これらも、譜面台装置60、燭台39の支持の機能と、前後2本のバー81、82の補強とを兼ねることができる。
本実施の形態によればまた、トランスデューサTrL、TrRの、響板35における配設位置は、平面視において、譜面台装置60の譜面板61に対して重ならない位置であり、しかも、燭台39L、39Rに対しても重ならない位置である(図1(b)参照)。これにより、振動する響板35の振幅が大きい箇所が譜面板61や燭台39で隠れないようにし、響板35の放音が譜面板61や燭台39によって妨げられにくくして、放音効率を高めることができる。
特に、譜面台装置60の譜面板61に関しては、演奏のための立設時を含む、傾倒から立設までの全行程において、平面視でトランスデューサTrが譜面板61に重ならない。従って、譜面板61の使用時/非使用時にかかわらず、響板35の放音が譜面板61によって妨げられにくい。
また、左右方向において、トランスデューサTrL、TrRは、燭台39Lの右端と譜面板61の左端との中間位置、譜面板61の右端と燭台39Rの左端との中間位置にそれぞれ位置するので、放音効率を一層高めることができる。
本実施の形態によればまた、ハンマアクション機構部ACT、回路基板71、燭台用ブリッジ77、燭台39が、下から順に積層状態となっており、これらが、高さ方向において、前側棚板33から側板31の上端乃至背板32の上端までの範囲内に配設されている。また、ハンマアクション機構部ACT、「保持部」である前側バー81及び後側バー82、回路基板71についても、同じ範囲内に配設されている。このような立体的で効率の良い配設構造によって、スペースを有効に利用して、コンパクトにすることができる。
なお、トランスデューサTrは、平面視において譜面板61や燭台39を避けた位置に配置すればよく、響板35の上面側に配置してもよい。また、響板35の形状を変更した場合は、譜面板61の前または後ろに配設してもよい。
さらに、振動する響板35の振幅が大きい箇所が譜面板61等を避けるように構成するという観点に限れば、次のような変形例が考えられる。
図8は、変形例に係る、屋根板25を取り外した状態の電子鍵盤楽器100の平面図である。この変形例では、燭台39L、39Rを廃止すると共に、響板35に代えて左右2つに分離して響板35L、35Rを設ける。響板35L、35Rは、譜面台装置60の傾倒状態の譜面板61に対して重ならないように、譜面板61の左右両側に配設される。そして、響板35L、35Rの下面に、それぞれトランスデューサTrL、TrRを配設する。その他の構成は、図1〜図7の例と同様である。
この変形例によれば、響板35L、35R自体を譜面板61によって隠れないような位置に配設することで、響板35L、35Rの放音が譜面板61によって妨げられにくくして、放音効率を高めることができる。
なお、この変形例において、響板35は、譜面板61の左右いずれか一側に設けてもよい。また、仮に、燭台39を設けた場合であっても、平面視において譜面板61及び譜面板61を避けた範囲で響板35を配設すれば、同様の効果は得られる。
なお、メンテナンス容易な位置で且つスペースを有効に利用できる位置に回路基板71を配設することに限れば、回路基板71を保持する「保持部」は、前側バー81及び後側バー82に限られず、楽器本体30に対して固定的な部分であればよく、楽器本体30に対する保持部の固定態様は問わない。従って、例えば、前板101を保持部とし、前板101に回路基板71を保持させてもよい。また、回路基板71は、上記保持部に対して、直接または間接的に保持されるように構成すればよい。
あるいは、図9に変形例を示すように、前側バー81及び後側バー82に代わる部材を楽器本体30に対して固定し、その部材に回路基板71を保持させてもよい。
図9は、変形例に係る、楽器本体30の前半部の断面図である。橋渡しバー104の上には前側取り付け部材105が固定される。センサ取り付け用バー28の上には、後ろ取り付け部材106が固定される。前側取り付け部材105と取り付け部材106は、それぞれ、左右方向に適当な間隔で複数設けられる。そして、前側取り付け部材105と取り付け部材106との上に、側板31L、31R間に亘る第2棚板107が水平に配設固定される。回路基板71は、配設状態の図示はしないが、第2棚板107の上に配設固定される。この構成の場合は、前側取り付け部材105と取り付け部材106(乃至第2棚板107を含めたもの)が保持部となるが、この保持部に対して、回路基板71は、直接に限らず、間接的に配設してもよい。
橋渡しバー104及びセンサ取り付け用バー28は、バー81、82と同様に、楽器本体30を補強する機能を有している。ところで、前側取り付け部材105と取り付け部材106はいずれも、鍵盤部KBと回路基板71との配線や、回路基板71における基板同士の配線処理において、束線を止める添え木としての機能も果たすことができる。
ところで、図9の構成においては、燭台用ブリッジ77、譜面台支持用ブリッジ66については、バー81、82に代えて、橋渡しバー104及びセンサ取り付け用バー28に架け渡してもよい。
なお、楽音信号のソースとしての波形データ群dは、電子鍵盤楽器100に記憶されていなくてもよく、外部装置から読み出されるものであってもよい。また、ソースとなるものの形式は、波形データ群dの形式に限られない。
なお、楽音の発生は、鍵盤部KBの押鍵操作だけでなく、予め記憶あるいは外部から入力される、MIDI等でなる自動演奏データに基づいてなされるように構成してもよい。その場合は、順次読み出される自動演奏データ中の音高や押鍵ベロシティ等の情報に基づいて、波形データ群dL、dC、dR、dBから波形データの選択がなされ、上記したのと同様の処理がなされる。
本発明の一実施の形態に係る電子鍵盤楽器の正面図(図(a))、屋根板を取り外した状態の電子鍵盤楽器の平面図(図(b))である。 電子鍵盤楽器の底面図である。 図1(b)のA−A線に沿う電子鍵盤楽器の楽器本体の断面図(図(a))、図1(b)のB−B線に沿う楽器本体の上部の断面図(図(b))である。 楽器本体の響板が配設される部分を、響板を取り外して示した平面図である。 図4のC−C線、D−D線に沿う楽器本体の上部の断面図(図(a)、(b))である。 楽器本体の前半部の左側部の内部を示す斜視図である。 電子鍵盤楽器の機能構成を示すブロック図である。 変形例に係る、屋根板を取り外した状態の電子鍵盤楽器の平面図である。 変形例に係る、楽器本体の前半部の断面図である。
符号の説明
14 分配部(楽音信号供給手段)、 30 楽器本体、 35、35L、35R 響板、 39 燭台、 60 譜面台装置、 61 譜面板、 71 回路基板(楽音信号供給手段)、 100 電子鍵盤楽器、 KB 鍵盤部、 KBa 押鍵部、 Wo ウーハ(スピーカ)、 TrL、TrR トランスデューサ(加振器)

Claims (4)

  1. 鍵盤部が配設された楽器本体と、
    譜面板を有し、前記楽器本体において前記鍵盤部の押鍵部よりも後方に配設された譜面台装置と、
    前記譜面板の下方において傾倒状態の前記譜面板に対向する部分を有して前記楽器本体に配設された響板と、
    前記響板に配設され、供給される楽音信号に従って前記響板を励振することで前記響板の振動による音響を発生させる加振器と、
    前記楽音信号を前記加振器に供給する楽音信号供給手段とを有し、
    前記加振器は、前記響板における、平面視において傾倒状態の前記譜面板に対して重ならない位置に配設され
    前記鍵盤部の前記押鍵部よりも後方で且つ前記響板の上方において、前記響板に対向して前記楽器本体に配設された燭台をさらに有し、前記加振器は、前記響板における、平面視において前記燭台に対して重ならない位置に配設されたことを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 前記加振器は、平面視において前記譜面台装置と前記燭台との中間位置に配設されたことを特徴とする請求項記載の電子鍵盤楽器。
  3. 受け持つ周波数帯域が前記響板とは異なっているスピーカが、前記響板より後方において前記楽器本体に配設されたことを特徴とする請求項1または2記載の電子鍵盤楽器。
  4. 受け持つ周波数帯域が前記響板とは異なっているスピーカが、前記譜面台装置より後方において前記楽器本体に配設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子鍵盤楽器。
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