JP5487492B1 - 印刷インキ積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキの積層の方法により、白/色重ね光沢に優れ、残留溶剤低減しつつ、その他必要な諸物性を兼ね備えたインキ積層体に関する。
【解決手段】透明プラスチックフイルム(1)にポリウレタン樹脂A及び白色無機顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)と、ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体であって、ポリウレタン樹脂A及び白色無機顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)と、ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体。
【選択図】なし

Description

本発明は、各種プラスチックフィルム、プラスチックシートまたは合成樹脂系製品の被覆用インキの印刷インキ積層体に関し、より詳しくはインキの積層の方法により、白/色重ね光沢に優れ、残留溶剤低減しつつ、その他必要な諸物性を兼ね備えたインキ積層体に関する。
近年、商品の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的であり、印刷物の意匠性などの印刷品質のでき如何によって、消費者の購買意欲をも左右している。従って、印刷インキには高い意匠性が求められている。
このような消費者の求める意匠性を実現するために、表刷り用印刷インキのバインダーとして、高い顔料分散性を有するポリアミド樹脂が使用されることが多い。ポリアミド樹脂を使用すると高光沢、発色性を実現することができる。しかしながら、ポリアミド樹脂を使用すると、残留溶剤が多くなる傾向があり、高速印刷への適性が不足することが問題となる。
一方で、残留溶剤を低減するために、表刷り用印刷インキのバインダーとして、高速印刷への適性を有するウレタン樹脂が使用されることがある。しかしながら、ポリアミド樹脂に比べ顔料分散性が低いことから、インキ塗膜表面の光沢性が低い傾向があり、意匠性が不足するとの問題があった。
さらに、食品メーカーやコンバーターなどからは包装物の多様化、包装技術の高度化に伴い、印刷インキに対して高度の品質、性能が要求されるようになってきており、印刷加工時における版カブリや乾燥性などの加工適性、印刷後のフィルム基材に対する接着性、印刷して巻き取られたときにインキがフィルム基材の裏側や印刷物同士が接着しないための耐ブロッキング性、印刷面に傷がつかないための耐摩擦性、油脂に対する耐油性、製袋時の耐熱性などといった各種耐性を兼ね備えることが必要となってきている。
特開平9−296143号公報 特開2012−12597号公報
本開発の目的は、各種プラスチックフィルム、プラスチックシートまたは合成樹脂系製品へ白インキ皮膜層と色インキ皮膜層を積層した印刷インキ積層体において、十分な光沢、発色性に優れ、インキを塗工、印刷を行なう際に、残留溶剤の低減を実現でき、さらには白/色トラッピング等の諸物性を兼ね備えた印刷インキ積層体を提供することにある。
本発明は、透明プラスチックフイルム(1)に、ポリウレタン樹脂A及び白色無機顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)と、ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体であって、ポリウレタン樹脂Aが、ポリイソシアネートと、高分子ポリオールとを反応させてなる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを、有機ジアミンと反応させてなるポリウレタン樹脂であることを特徴とする印刷インキ積層体に関する。
更に本発明は、前述の高分子ポリオールがポリエステルジオールとポリエーテルジオールとからなり、高分子ポリオール中の、ポリエステルジオールが0〜50重量%、ポリエーテルジオールが50〜100重量%であることを特徴とする前記印刷インキ積層体に関する。
更に本発明は、ポリアミド樹脂Bが、軟化点は100〜130℃の範囲であることを特徴とする前記印刷インキ積層体に関する。
本発明の完成により、各種プラスチックフィルム、プラスチックシートまたは合成樹脂系製品へ白インキ皮膜層と色インキ皮膜層を積層した際、色/白重ねトラッピング、白/色重ねの光沢に優れ、かつ残留溶剤を低減しつつ、白インキ表面への印字適性を有したインキ積層体を提供することが可能となった。
本発明の透明プラスチックフィルム(1)について、説明をする。具体的な透明プラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの延伸および無延伸ポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、セロファン、ビニロンなどを挙げることができる。
更にこれら透明プラスチックフィルム(1)については、予め防曇剤の塗工、練り込み、マット剤の表面塗工、練り込みなど透明プラスチックフィルムを加工して得られるフィルムも使用する事が可能である。
ポリウレタン樹脂A及び白色向き顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)について説明する。
本発明において使用可能なポリウレタン樹脂Aは、従来からの既知の方法で製造でき、製造方法は特に制限されるものではない。例えば、高分子ポリオールとポリイソシアネート化合物とをイソシアネート基が過剰となる割合で反応させ、高分子ポリオールの末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを調整し、次いでこれを溶媒中で鎖延長剤、反応停止剤とを反応させる二段法があげられる。二段法は均一な重合体溶液が得られやすい点で好ましい。溶媒としては、エステル系溶剤、ケトン系溶剤およびアルコール系溶剤の単独または2種以上の混合物を用いることができる。
ここで、利用可能な高分子ジオール化合物としては、酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランなどの重合体または共重合体などのポリエーテルポリオール類。
エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタジオール、メチルペンタジオール、ヘキサジオール、オクタンジオール、ノナンジオール、メチルノナンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどの低分子グリコール類と、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、こはく酸、しゅう酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸などの二塩基酸もしくはこれらの無水物とを脱水縮合せしめて得られるポリエステルポリオール類。
その他ポリカーボネートジオール類、ポリブタジエングリコール類、ビスフェノールA酸化エチレンまたは酸化プロピレンを付加して得られるグリコール類;ダイマージオール類などの各種公知のポリオールが挙げることができる。
これらのポリオールは、単独で用いても、2種以上併用しても良い。
本発明においては、衛生性、インキ化適性の観点からポリエーテルジオール類および/またはポリエステルジオール類を用いることが好ましく、溶剤の離脱性の観点からポリエーテルポリオール類を用いることがさらに好ましい。
さらに具体的に述べると、合成の容易さ等の観点から、PEG(ポリエチレングリコール)、PPG(ポリプロピレングリコール)やPTMG(ポリオキシテトラメチレングリコール)を用いることが好ましい。
本発明においてポリエステルジオールとポリエーテルジオールを併用する場合には、ポリエステルジオールが0〜50重量%、ポリエーテルジオールが50〜100重量%であることが好ましい。 ポリエステルジオールの比率が50重量%以上である場合、溶剤の離脱性が低下し残留溶剤量が多くなる傾向が見られる。
高分子ポリオールの数平均分子量は、得られるポリウレタン樹脂の溶解性、乾燥性、耐ブロッキング性等を考慮して適宜決定されるが、通常は150〜6000が好ましい。分子量が150未満になると溶解性の低下に伴い印刷適性が劣る傾向にあり、また6000を超えると乾燥性および耐ブロッキング性が低下する。
次に、利用可能な有機ジイソシアネート化合物としては,芳香族、脂肪族または脂環族の各種公知のジイソシアネート類が挙げることができる。たとえば、1,5ーナフチレンジイソシアネート、4,4'ージフェニルメタンジイソシアネート、4,4'ージフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4'ージベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3ーフェニレンジイソシアネート、1,4ーフェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ブタンー1,4ージイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4ートリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンー1,4ージイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンー4、4'ージイソシアネート、1,3ービス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、mーテトラメチルキシリレンジイソシアネートやダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等である。
次に、高分子ポリオールとポリイソシアネートとを反応させる際のポリウレタン樹脂の製造方法は特に限定されるものではない。たとえば、高分子ポリオールとポリイソシアネートとを反応させる際の条件はポリイソシアネートを過剰にする他に特に限定はないが、イソシアネート基/水酸基の等量比が1.5/1〜3.0/1の範囲内にあることが望ましい。イソシアネート基/水酸基の等量比が1.5/1以下であると得られたポリウレタン樹脂が脆弱なため、印刷インキに使用した際に塩ビブロッキングが発生し易くなる。一方、イソシアネート基/水酸基の等量比が3.0/1より高いと反応に用いられなかった遊離イソシアネート残基が多くなり、インキの経時での安定性が悪い。
上記のポリウレタン化反応は、溶剤中で行ってもよいし、無溶剤雰囲気下で行ってもよい。溶剤を使用する場合は、後に示す溶剤を反応時の温度および粘度、副反応の制御の面から適宜選択して用いるとよい。また無溶剤雰囲気下でポリウレタン化反応をする場合は、均一なポリウレタン樹脂を得るために、攪拌が十分可能な程度に温度を上げて粘度を下げて行うことが望ましい。ウレタン化反応は10分〜5時間行うのが望ましく、反応の終点は粘度測定、IR測定によるNCOピーク、滴定によるNCO%測定等により判断される。
更に、高分子ポリオールとポリイソシアネートを反応させて末端イソシアネート基を有するプレポリマーを合成した後、鎖延長剤および反応停止剤を用いてポリウレタン樹脂中に尿素結合を導入し、ポリウレタン・ウレア樹脂とすることで、塗膜物性は更に向上する。
本発明には、ポリウレタン樹脂とはウレア結合を有するポリウレタン・ウレア樹脂も含めるものとする。
次に、尿素結合を導入する際に利用可能な鎖延長剤としては、各種公知のアミン類を使用することが出来る。たとえばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4'−ジアミンなどが挙げられる。その他、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等の分子内に水酸基を有するジアミン類およびダイマー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化したダイマージアミン等もその代表例として挙げられる。
反応停止剤としては、例えば、ジ―n―ブチルアミン等のジアルキルアミン類やエタノール, イソプロピルアルコール等のアルコール類が挙げられる。
なお、ポリウレタン樹脂中に尿素結合を導入する製造方法も、特に限定されるものではないが、プレポリマーの両末端に有する遊離のイソシアネート基の数を1とした場合の鎖延長剤および反応停止剤中のアミノ基の合計数量が0.5〜1.3の範囲内であることが好ましい。アミノ基の合計数量が0.5未満の場合、乾燥性、耐ブロッキング性、塗膜強度が充分でなく、1.3より過剰になると、鎖延長剤および反応停止剤が未反応のまま残存し、印刷物に臭気が残りやすい。
本発明において、ポリウレタン樹脂Aを含有する印刷インキは、樹脂皮膜の強靭さや硬さを付与するため、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、硝化綿を添加する事が出来る。硝化綿を使用した場合、硝化綿が分解した際に生成するNOxガスの影響によりインキ、印刷原反の黄変が発生する事がある。従って、併用樹脂としては塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体を用いることがより好ましい。
本発明に用いられる印刷インキ中の塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は、塩化ビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーを共重合して得られる。また、水酸基を有する塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は、共重合において更にビニルアルコールを用いたり、酢酸ビニルの一部をケン化することができる。水酸基を有する塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は、塩化ビニル、酢酸ビニルおよびビニルアルコールのモノマー比率により樹脂被膜の性質や樹脂溶解挙動が決定される。即ち、塩化ビニルは樹脂被膜の強靭さや硬さを付与し、酢酸ビニルは接着性や柔軟性を付与し、ビニルアルコールは極性溶剤への良好な溶解性を付与する。本発明においては、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は水酸基を持つことが好ましい。
次に、本発明においてポリウレタン樹脂Aを含有する印刷インキ中に使用する溶剤としては、主に、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール系有機溶剤、アセトン,メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系有機溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル系有機溶剤、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタンなどの脂肪族炭化水素系有機溶剤、および、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素系有機溶剤が挙げることができ、バインダー樹脂の溶解性や乾燥性などを考慮して、混合して利用することが好ましい。これらの有機溶剤の使用量としては、通常のインキでは30重量%以上含有される。
白インキ皮膜層(2)に用いられる白色無機顔料は、一般的な酸化チタン顔料を用いる事が出来きる。これらの顔料の含有量としては、インキ組成物中に5〜50重量%が適量である。また、光沢の面からシリカ処理のない、平均粒子径0.2〜0.3μm、アルミナ処理量1.5〜3.5%のものを選択することが好ましい。
白インキ皮膜層(2)はグラビア印刷方式で、各種プラスチックフィルム等の被着体に乾燥皮膜0〜2.0g/m2の塗布量で塗工を行う。塗工を行い直後にドライヤーにより乾燥させる。乾燥が不十分な場合、残留溶剤量の増加、白化による密着不良を発生させる場合がある。
ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)についてについて説明する。
本発明において使用可能なポリアミド樹脂Bはポリアミド樹脂は、多塩基酸と多価アミンとを重縮合して得ることができる熱可塑性ポリアミドであり、重量平均分子量が、3,000〜100,000、さらには5,000〜50,000のものが好適に用いられる。分子量3,000未満では、皮膜強度が不十分であり、印刷された際に耐摩擦性、スクラッチ強度の低下を招き、逆に100,000を越えた場合は、印刷インキ組成物の安定性が低下するので好ましくない。
重量平均分子量5,000〜50,000とすることで、皮膜強度とインキ組成物の安定性の両立が可能となる。
また、ポリアミド樹脂の軟化点は、100〜130℃の範囲であることが好ましい。軟化点が100℃未満の場合、インキ皮膜の表面タック切れが悪く、グラビア印刷、フレキソ印刷等の印刷を行う際に、巻き取りブロッキング性の低下などを招き、逆に130℃を越えた場合は、印刷皮膜が硬くなり、接着性、耐もみ性の低下を招くので好ましくない。さらに、ポリアミド樹脂としては、ある程度アルコール単独溶剤に可溶なものがより好ましい。特にイソプロパノールに対する溶解度が30重量%以上のものを用いた場合、印刷インキ組成物の顔料分散性、光沢、発色性、低温安定性に優れたものが得られる。
ポリアミド樹脂の原料に使用される多塩基酸としては、例えば、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、シクロヘキサンジカルボン酸、重合脂肪酸等が挙げられる。中でも重合脂肪酸が好ましく、重合脂肪酸の代表例としては、炭素数18の不飽和脂肪酸を重合して得られるダイマーを主成分とする、下記組成のダイマー酸が挙げられる。
炭素数18のモノマー:通常 0〜15重量%(好ましくは 0〜7 重量%)
炭素数36のダイマー:通常60〜100 重量%(好ましくは75〜100 重量%)
炭素数54のトリマー:通常 0〜25重量%(好ましくは 0〜20重量%)
多塩基酸には、モノカルボン酸を併用することもできる。併用されるモノカルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、安息香酸、シクロヘキサンカルボン酸等が挙げられる。多価アミンとしては、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,2-ジアミノプロパン、1,3-ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン等が挙げられる。
ポリアミド樹脂を溶解し、本発明に使用する印刷インキ組成物に使用される溶剤は、炭素数6〜12の環状炭化水素化合物(C)を20〜100重量%含有する非芳香族炭化水素化合物(D)、炭素数1〜10のアルコール(E)および必要に応じて他の非芳香族系有機溶剤(F)からなる混合溶剤である。非芳香族炭化水素化合物(D)中の環状炭化水素化合物(C)の割合が20重量%未満の場合は、印刷インキ組成物の顔料分散性、低温安定性が低下する。
炭素数6〜12の環状炭化水素化合物(C)としては、例えば、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロデカン、デカリン等の環状飽和炭化水素、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン、1,3,5,7-シクロオクタテトラエン、シクロドデセン、ジシクロペンタジエン等の環状不飽和炭化水素、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、イソプロピルシクロヘキサン、n-ブチルシクロヘキサン、Tert- ブチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、トリメチルシクロヘキサン、p-メンタン、m-メンタン等のアルキル置換基を有する環状炭化水素が挙げられる。なかでも、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンは、乾燥性の点で好適に用いられる。
環状炭化水素化合物(C)と混合される他の非芳香族炭化水素化合物(D)としては、n-ヘキサン、イソヘキサン、n-ヘプタン、イソヘプタン、n-オクタン、イソオクタン、n-ノナン、イソノナン、ドデカン、イソドデカン等の飽和炭化水素化合物、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン等の不飽和炭化水素化合物が挙げられ、単独ないし混合して使用される。
非芳香族炭化水素化合物(D)を構成する個々の化合物の沸点は、65〜250℃の範囲、さらには100〜150℃の範囲であることが好ましい。沸点が65℃より低い場合は、グラビア印刷等を行う際、印刷インキの乾燥性が速すぎて、版のセル中に乾いたインキが詰まりやすくなる。また、沸点が250℃より高い場合は、乾燥性が著しく低下し、巻き取り時にブロッキングを起こしたり、印刷機のロールにインキが付着して印刷物が汚れることがある。
また、環状炭化水素化合物(C)のJIS K 2256で規定されるアニリン点または混合アニリン点は−30〜75℃、下記の方法で算出されるカウリブタノール価は30〜150であることが好ましく、さらにはアニリン点または混合アニリン点は−30〜50℃、カウリブタノール価は50〜150であることが好ましい。環状炭化水素化合物(C)のアニリン点は低い程、またカウリブタノール価は高いほど、ポリアミド樹脂の溶解性は良好となる。
(カウリブタノール価の算出法)
標準カウリブタノール液20±0.10gをフラスコ250mlにとり、フラスコを振り動かしながら、ビュレットから試料を滴下する。フラスコの下に新聞紙を置き、活字の字画が不鮮明になったときを終点とし、つぎの式によってカウリブタノール価を算出する。試験は25±1℃で行う。標準カウリブタノール液はトルエンで滴定したときカウリブタノール価が100〜110で、容量割合でトルエン25±0.1:ヘプタン75±0.1の混液で滴定したときカウリブタノール価が40になるようにあらかじめ調整しておく。
カウリブタノール価=65(Z−Y)/(X−Y)+40
X:トルエンのカウリブタノール価
Y:トルエン−ヘプタン混液のカウリブタノール価
Z:試料滴下量(ml)
炭素数1〜10のアルコール(E)は、炭素数1〜10の1〜3級のモノアルコールであり、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、sec-ブタノール、tert- ブタノール、n-ペンタノール、イソペンタノール、ネオペンタノール、n-ヘキサノール、n-ヘプタノール、n-オクタノール等が挙げられる。
溶剤中の非芳香族炭化水素化合物(D)成分とアルコール(E)成分の重量比率は、20/80〜80/20の範囲であり、30/70〜50/50の範囲が好ましい。(D)成分と(E)成分の重量比率が上記範囲外の場合、ポリアミド樹脂の溶解性が十分でなく、印刷インキ組成物の顔料分散性、低温安定性が低下する。
本発明の印刷インキ組成物の溶剤には、グラビア印刷等における印刷インキの乾燥性、印刷時の溶剤の乾燥バランス調整剤として、さらに非芳香族炭化水素化合物(D)とアルコール(E)以外の非芳香族系有機溶剤(F)を、(D)成分と(E)成分の合計と(F)成分の重量比率が、70/30〜99/1の範囲で用いることができる。(F)成分の比率が上記範囲より多いと、(D)成分と(E)成分が減少するため、ポリアミド樹脂の溶解性が低下し、印刷インキの安定性が低下する傾向がある。他の非芳香族系有機溶剤(F)としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールとそのアルキルエーテル類等が挙げられる。
本発明のポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキには、必要に応じて耐熱性向上剤として、ニトロセルロース、セルロースアセテート等の繊維素系樹脂を添加することができる。
本発明に使用する印刷インキ組成物には、着色剤として、一般に印刷インキで使用可能な無機、有機あるいは体質顔料を用いることができる。無機顔料としては、酸化チタン、ベンガラ、群青、カーボンブラック、黒鉛などの有色顔料、および炭酸カルシウム、カオリン、クレー、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、タルク等の体質顔料を挙げることができる。特に、有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料などが挙げることが出来る。これらの顔料の含有量としては、インキ組成物中に0.5〜15重量%が適量である。
本発明に使用する印刷インキ組成物には、添加剤としてロジン変性マレイン酸、ロジンエステルを用いることができる。
ロジンエステル及びロジン変性マレイン酸の酸価は10〜40mgKOH/gであることが好ましい。10mgKOHより小さい場合、耐塩ビブロッキング性が悪くなり、40mgKOH/gよりも大きくなってしまうと、結着樹脂との相溶性が悪くなってしまい好ましくない。また、添加量についてはインキ組成物中に固形分比で、0.5〜5.0%で
あることが好ましい。0.5%以下の場合、耐塩ビブロッキング性への効果が低下し、5.0%以上の場合は、インキ中に相溶しなくなり分離する。
本発明に使用する印刷インキ組成物には、凝集力向上剤としてチタンキレート用いることができる。
チタンキレートは、1分子中に、Ti−O−C型結合をもつものであり、具体的には、チタンアルコキシド、チタンアシレートなどのチタンキレートなどが挙げられる。
チタンキレートの代表例としては、テトライソプロピルチタネート、テトラノルマルブチルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート、テトラメチルチタネート、テトラステアリルチタネートなどのチタンアルコキシド、トリエタノールアミンチタネート、チタニウムアセチルアセテート、チタニウムエチルアセトアセテート、チタニウムラクテート、オクチレングリコールチタネート、チタンテトラアセチルアセトナートなどのチタンキレートを挙げることができる。これらのうちキレートタイプのチタン有機化合物は、一般に架橋反応完結に加温が必要な反面、常温での加水分解が起り難く、安定性に優れておりインキへの使用に適しており、これらのうちに特に分子中にアミンを有するものを好適に使用することが出来る。
チタンキレートは、1分子中に、アルコキシ基を有することによって樹脂の分子間あるいは分子内架橋結合に寄与する。
さらに、本発明では、接着性や各種耐性の向上を目的として、印刷インキに各種ハードレジン、ワックスを添加することができる。
ここで、ハードレジンとしては、ダイマー酸系樹脂、マレイン酸系樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、ダンマー樹脂、コーパル樹脂、塩素化ポリプロピレン等が挙げられる。これらのハードレジンを利用すると、特に表面処理の行なわれていないプラスチックフィルムに対して、接着性の向上効果が期待できる。
また、表刷り用グラビア印刷インキでは、耐熱性、耐油性や耐摩擦性の向上を目的として、架橋剤やワックス成分を含有させることができる。ワックスとしては、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックスなどの既知の各種ワックスが利用できる。
さらに、顔料分散剤、レベリング剤、界面活性剤、可塑剤等の各種インキ用添加剤の添加は任意である。
これらの材料を利用して印刷インキを製造する方法として、まず、顔料、バインダー樹脂、有機溶剤、および必要に応じて顔料分散剤、界面活性剤などを攪拌混合した後、各種練肉機、例えば、ビーズミル、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、パールミル等を利用して練肉し、さらに、残りの材料を添加混合する方法がある。
以上の材料と製造方法から得られた表刷り用インキ組成物は、グラビア印刷方式で、各種プラスチックフィルム等の被着体に印刷することができる。
色インキ皮膜層(3)はグラビア印刷方式で、先に塗工した白インキ皮膜層(2)の上に重ねて、乾燥皮膜0〜2.0g/m2の塗布量で塗工を行う。塗工を行い直後にドライヤーにより乾燥させる。乾燥が不十分な場合、残留溶剤量の増加、白化による密着不良を発生させる場合がある。
上記のようにして得られた白インキ皮膜層(2)と色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体は、は、製袋されて、食品などの包装容器に利用される。
一般的に表刷り用印刷インキのバインダーとしてポリアミド樹脂を使用した印刷インキより形成されたインキ皮膜層は、高い顔料分散性による高光沢性を有する一方で、残留溶剤が多くなる傾向があり、高速印刷への適性が不足する、さらにインキ塗膜の表面張力が比較的高いことからインクジェット式などによるインキ塗膜表面への印字が出来ないとの問題があった。
一方、表刷り用印刷インキのバインダーとしてウレタン樹脂を使用した印刷インキより形成されたインキ皮膜層は、、残留溶剤が少ない傾向があり、高速印刷への適性を有するが、ポリアミド樹脂に比べ顔料分散性が低いことから、インキ塗膜表面の光沢性が低い傾向があり、意匠性、美粧性が不足するとの問題があった。
一般的なグラビア印刷において、残留溶剤量、印刷速度への影響は、印刷面積が大きい白インキが大きく、また、日付、ロットなどの充填過程でのインクジェット式などによるインキ塗工表面への印字も白インキ皮膜上に実施する事が殆どである。一方、色インキは、印刷面積が小さいことから残留溶剤量、印刷速度に与える影響は白インキに比べ小さいが、意匠性、美粧性が求められることから高光沢である事が望ましい。
インキ同士の重ね印刷において、先に塗工される下地インキと、後から塗工される上地インキの樹脂系が異なることで、極性差が生じ、同じ樹脂系同士のインキを重ね印刷に比べトラッピングが良好となる。尚トラッピングとは、下地インキの上にインキを重ねて印刷した際の、上地インキが濡れ広がる状態をあらわす。
すなわち、ポリウレタン樹脂A及び白色無機顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)と、ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体を成すことで、残留溶剤量が少なく、高光沢な意匠性、美粧性、かつインクジェット式などによるインキ塗工表面への印字適性を有した印刷インキ積層体を、高速印刷により効率的に生産する事が可能となる。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、本発明における部および%は、特に注釈の無い場合、重量部および重量%を表す。
<ポリウレタン樹脂Aの合成>
(合成例1)
撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入管を備えた四ツ口フラスコに数平均分子量(以下Mnという)1000のポリプロピレングリコール(PPG1000、日本油脂社製)1945.7部、イソホロンジイソシアネート778.5部、2−エチルヘキシル酸第一錫0.30部及び酢酸エチル900部を仕込み、窒素気流下に85℃で3時間反応させ、酢酸エチル1000部を加え冷却し、末端イソシアネートプレポリマーの溶剤溶液4624.5部を得た。次いでイソホロンジアミン275.4部、ジ−n−ブチルアミン0.42部、酢酸エチル3000部、イソプロピルアルコール2100部を混合した物に、得られた末端イソシアネートプレポリマー4624.5部を室温で徐々に添加し、次に50℃で1時間反応させ、固形分30%、重量平均分子量35000のポリウレタンワニス1を得た。
(合成例2)
撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入管を備えた四ツ口フラスコにアジピン酸と3−メチル−1,5−ペンタンジオールから得られるMn1000のポリエステルジオール(PMPA1000、クラレ社製)972.9部、Mn1000のポリプロピレングリコール(PPG1000、日本油脂社製)972.9部、イソホロンジイソシアネート778.5部、2−エチルヘキシル酸第一錫0.30部及び酢酸エチル900部を仕込み、窒素気流下に85℃で3時間反応させ、酢酸エチル1000部を加え冷却し、末端イソシアネートプレポリマーの溶剤溶液4624.5部を得た。次いでイソホロンジアミン275.4部、ジ−n−ブチルアミン0.42部、酢酸エチル3000部、イソプロピルアルコール2100部を混合した物に、得られた末端イソシアネートプレポリマー4624.5部を室温で徐々に添加し、次に50℃で1時間反応させ、固形分30%、重量平均分子量35000のポリウレタンワニス2を得た。
表1に示した配合で、合成例1と同様な方法でポリウレタンワニス3〜4を合成した。
Figure 0005487492
<塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体ワニスの調製>
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(ソルバインTA5R 日信化学(株)製 )25部を、酢酸エチル75部に混合溶解させて、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体ワニス(塩酢ビワニス(G))を得た。水酸基価166.3KOHmg/g。
<チタンキレート添加剤の調製>
テトライソプロピルチタネート(TPT 三菱ガス化学(株)製 )41部を、アセチルアセトン59部に混合させて、チタンアセチルアセトネートとし、チタンキレート(H)を得た。
<ロジン変性マレイン酸樹脂ワニスの調製>
ロジン変性マレイン酸(マルキード5 荒川化学(株)製、酸価:25mgKOH/g)50部を酢酸エチル50部に混合溶解させて、ロジン変性マレイン酸樹脂ワニス(ロジン樹脂ワニス(I))を得た。固形分50%。

<ウレタンインキ1(白インキ)>
酸化チタン(チタニックスJR―808、テイカ(株)製)22部、ポリウレタン樹脂(ポリウレタンワニス1)20部、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(塩酢ビワニス(G))17部、ロジン変性マレイン酸樹脂(ロジン樹脂(I))5部、テトライソプロピルチタネート(チタンキレート(H))1部、及びメチルエチルケトン:n−プロピルアセテート:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=40:25:45:5(重量比)からなる混合溶剤35部を攪拌混合し、サンドミルを使用して、常法に従い顔料分散を行い、ウレタンインキ1を得た。
<ウレタンインキ2〜4>
ポリウレタンワニス1の代わりにポリウレタンワニス2〜4を用いた以外は、ウレタンインキ1と同様の配合及び方法で、ウレタンインキ2〜4を得た。
<ポリアミドインキ1>
フタロシアニンブルー(東洋インキ製造社製「リオノールブルーFG−7400」)10部、ポリアミド樹脂ワニス50部(軟化点95℃、ダイマー酸系ポリアミド VERSAMID950(BASF社製)をメチルシクロヘキサン:イソプロパノール=50:50(重量比)混合溶媒に固形分35%のワニスになるように予め調整)、メチルシクロヘキサン20部、イソプロパノール20部(重量比)を攪拌混合し、サンドミルを使用して、常法に従い顔料分散を行い、ポリアミドインキ1を得た。
<ポリアミドインキ2〜5>
ダイマー酸系ポリアミドを、軟化点110℃のダイマー酸ポリアミド(VERSAMID728(BASF社製)、軟化点125℃のダイマー酸ポリアミド(VERSAMID744(BASF社製)、軟化点130℃のダイマー酸ポリアミド(VERSAMID725(BASF社製)、軟化点141℃のダイマー酸ポリアミド(VERSAMID971(BASF社製) に変更した以外は、ポリアミドインキ1と同様の方法でポリアミドインキ2〜5を得た。
<ウレタンインキ5>
フタロシアニンブルー(リオノールブルーFG−7400)10部、ポリウレタン樹脂(ポリウレタンワニス2)50部、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(塩酢ビワニス(G))20部、及びメチルエチルケトン:n−プロピルアセテート:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=40:25:45:5(重量比)からなる混合溶剤20部を攪拌混合し、サンドミルを使用して、常法に従い顔料分散を行い、ウレタンインキ5を得た。
<ポリアミドインキ6>
酸化チタン(チタニックスJR―808、テイカ(株)製)22部、ポリアミド樹脂ワニス37部(軟化点125℃)、ロジン変性マレイン酸樹脂(ロジン樹脂(I))5部、テトライソプロピルチタネート(チタンキレート(H))1部、メチルシクロヘキサン17.5部及びイソプロパノール17.5部(重量比)を攪拌混合し、サンドミルを使用して、常法に従い顔料分散を行い、ポリアミドインキ6を得た。
<希釈インキの調整>
印刷に際しては、予めウレタンインキ、ポリアミドインキを希釈溶剤(メチルエチルケトン:n−プロピルアセテート:酢酸エチル:イソプロピルアルコール=40:25:45:5(重量比))で希釈し、希釈インキを準備した。希釈インキは全て、ZahnカップN0.3で15秒に調整した。
<透明プラスチックフィルム(1)の説明>
印刷基材としては、以下の5種類の透明プラスチックフィルムを使用した。
処理OPP;コロナ放電処理した二軸延伸ポリプロピレンフィルム(FOH、二村化学(株)製)、
処理CPP;コロナ放電処理した無延伸ポリプロピレンフィルム(CP−SC、三井化学東セロ(株)製)
処理PE;コロナ放電処理したポリエチレンフィルム(ハイブロン、三井東圧化学(株)製)
未処理OPP;コロナ放電未処理二軸延伸ポリプロピレンフィルム(P2001、東洋紡績(株)製)
未処理CPP;コロナ放電未処理無延伸ポリプロピレンフィルム(CP−S、三井化学東セロ(株)製)
<実施例1>
処理OPP上に、グラビア校正機を利用し、版深30ミクロンの腐蝕版により、白インキ(ウレタンインキ2)、色インキ(ポリアミドインキ3)の順で印刷し、評価用印刷物(実施例1)を得た。その際、インクジェット印刷機による印字適性の評価用として、白インキ単色での印刷物も作成した。
<実施例2〜12><比較例1〜3>
表2に示したとおり、各種透明プラスチックフィルム(1)に白インキ、色インキを印刷し、実施例2〜12及び比較例1〜3の評価用印刷物を得た。各種評価の結果を表2に示す。
Figure 0005487492
<白/色トラッピング評価試験>
得られた評価用印刷物について、目視により色インキ塗工状態を目視確認評価した。
なお、当該評価は△以上のレベルであることが望ましい。
◎:色インキが白インキを隠蔽し、色インキがムラなくより平滑に着肉している状態
○:色インキが白インキを隠蔽し、色インキがムラなく着肉している状態
△:色インキが白インキを隠蔽し、一部、色インキの着肉にムラが見られる状態
×:重ね部において一部白インキが表面に見られ、色インキの着肉にムラが見られる状態
<残留溶剤量の測定>
得られた印刷直後の評価用印刷物について、評価サンプル用印刷物を500ccのフラスコに入れて加熱(80℃、30分)したのち、フラスコ中のガスをガスクロマトグラフィーにて測定。印刷物1m2あたりの残留溶剤に換算し評価した。
なお、当該評価は△以上のレベル(残留溶剤0.3mg/m2以下)であることが望ましい。
◎:0.02mg/m2以下
○:0.02〜0.1mg/m2
○△:0.1〜0.2mg/m2
△:0.2〜0.3mg/m2
△×:0.3〜0.5mg/m2
×:0.5mg/m2以上
<白/色重ね部の光沢値測定>
得られた評価用印刷物について、光沢計(60°―60°)にて測定した。光沢値40程度でも実用されているが、美匠性の面から、光沢値は50以上あることが望ましい。
<インクジェット印刷機による印字適性>
得られた白単色の評価用印刷物について、日付記録用産業用インクジェットプリンターにて印字を実施し、印字された状態を目視判定した。尚、白単色の評価用印刷物については、白/色重ね印刷物を作成する際、色インキの未塗工部を残す形で作成した。
なお、当該評価は○△以上のレベルであることが望ましい。
○:文字が欠けることなく印字され、かつインクジェットインキが密着している。
○△:文字の一部角付近に欠損が見られる、かつインクジェットインキが密着している。
△:場所に関係なく文字に欠損がみられるが、インクジェットインキが密着している。
×:印字されていない文字があるあり、かつインクジェットインキが密着していない。
<耐ブロッキング性>
得られた印刷直後の評価用印刷物について、印刷物と同じ大きさに切った透明プラスチックフィルム(1)の非印刷面と印刷物のインキ塗工面とを重ね合わせて、1.0kg/cm2の荷重をかけ、50℃、80%RHの雰囲気で24時間放置後、印刷面と透明プラスチックフィルムを引き剥がし、インキの剥離の程度から耐ブロッキング性を評価した。
なお、当該評価は△以上のレベルであることが望ましい。
○:インキが全く剥離しなかったもの
○△:インキがフィルムから剥離した面積が0〜20%のもの
△:インキがフィルムから剥離した面積が20〜50%のもの
×:インキがフィルムから剥離した面積が50〜100%のもの
<密着性>
得られた印刷直後の色単色の評価用印刷物について、印刷面にセロファンテープを貼ったのち、強く引き剥がしてインキの剥離度合いを目視判定した。尚、色単色の評価用印刷物については、白/色重ね印刷物を作成する際、色インキ単独で直接、透明プラスチックフィルム(1)へ塗工する形で作成した。
なお、当該評価は△以上のレベルであることが望ましい。
○:インキが全く剥離しなかったもの
○△:インキがフィルムから剥離した面積が0〜20%のもの
△:インキがフィルムから剥離した面積が20〜50%のもの
×:インキがフィルムから剥離した面積が50〜100%のもの

Claims (3)

  1. 透明プラスチックフイルム(1)に、
    ポリウレタン樹脂A及び白色無機顔料を含有する印刷インキより形成された白インキ皮膜層(2)と、
    ポリアミド樹脂B及び有機顔料を含有する印刷インキより形成された色インキ皮膜層(3)とを順に積層してなる印刷インキ積層体であって、
    ポリウレタン樹脂Aが、ポリイソシアネートと、高分子ポリオールとを反応させてなる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを、有機ジアミンと反応させてなるポリウレタン樹脂であることを特徴とする印刷インキ積層体。
  2. 高分子ポリオールが、ポリエステルジオールとポリエーテルジオールとからなり、
    高分子ポリオール中の、ポリエステルジオールが0〜50重量%、ポリエーテルジオールが50〜100重量%であることを特徴とする請求項記載の印刷インキ積層体。
  3. ポリアミド樹脂Bが、軟化点100〜130℃であることを特徴とする請求項1または2記載の印刷インキ積層体。


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