JP5486405B2 - ウェーハの中心位置検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェーハの中心位置を求める方法に関する。
近年、電気機器の薄型化、小型化に伴い、ウェーハはより薄く、例えば100μm以下に研削仕上げされることが要求されている。また、従来より、ウェーハについては、製造工程中における割れや発塵防止のために、その外周に面取り加工が施されている。そのため、ウェーハを薄く研削すると、外周の面取り部分がナイフエッジ状(ひさし状)に形成される。ウェーハ外周の面取り部分がナイフエッジ状に形成されると、外周から欠けが生じてウェーハが破損してしまうという問題が生じる。この問題を解決するために、予めウェーハ外周の面取り部分を切削ブレードにより周方向に切削して除去した後、ウェーハの裏面の研削を行う方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
切削ブレードによって半導体ウェーハの外周部を周方向に切断する際には、半導体ウェーハの中心と、半導体ウェーハの保持手段であるチャックテーブルの回転中心とが正確に一致していないと、外周部における被切削部分の幅が一定にならない。しかしながら,搬送装置によって半導体ウェーハをチャックテーブル上に載置するときには、一般的に、±1mm程度の位置精度の誤差がどうしても発生してしまう。このような誤差が生じると、半導体ウェーハの外周部の切削時に、チャックテーブルに対して半導体ウェーハが偏心して回転してしまうため、外周部における被切削部分の幅が一定にならない。すなわち、半導体ウェーハの中心から同一距離にある円上を切削することができないという問題があった。
そこで、チャックテーブルに載置したウェーハの外周エッジ3点を撮像手段で撮像し、3点の座標位置からウェーハの中心位置を算出し、かかるウェーハの中心位置とチャックテーブルの中心位置とのズレ量を求め、ズレ量を補正するように切削ブレードを移動させて、ウェーハの中心位置から同一の距離で周方向に切削する方法が採用されている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−173961号公報 特開2006−93333号公報
しかし、撮像手段でウェーハの外周エッジを検出しようとしても、チャックテーブル上の汚れや残存する切削水やウェーハの状態により必ずしも正確なエッジが画像処理で検出されるとは限らない。そのため、算出されたウェーハの中心位置座標を基準に加工位置を求めると、加工位置が大幅にずれてしまうおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウェーハの外周を画像処理により検出し、その結果をもとにウェーハの中心位置を算出する場合において、ウェーハ外周位置の誤認識に起因してウェーハ中心位置が誤って算出されることを回避し、ウェーハ中心位置を正確に検出できるウェーハの中心位置検出方法を提供することである。
本発明は、半導体ウェーハを保持する保持上面を有し回転可能なチャックテーブルと、チャックテーブルの保持上面に保持された半導体ウェーハの上面を撮像する撮像手段とを備えた加工装置において、保持上面に載置した半導体ウェーハの中心位置を検出するウェーハの検出方法であって、チャックテーブルの保持上面にウェーハを載置するウェーハ載置ステップと、ウェーハの外周エッジの任意の4点以上のN箇所を撮像手段で撮像し画像処理によりN個のエッジ位置座標を検出するエッジ位置座標検出ステップと、N個のエッジ位置座標のうち3通りのエッジ位置座標3点の組み合わせを求めそれぞれの組み合わせ毎にエッジ位置座標3点に基づくウェーハの中心位置座標を算出し3通りの中心位置座標を算出する中心位置座標算出ステップと、算出された3通りのウェーハの中心位置座標のバラツキが所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する判定ステップと、判定ステップで3通りの中心位置座標のバラツキがしきい値よりも大きいと判定した場合に検出されたN個のエッジ位置座標のうちのいずれかが誤認識をしていると判定しエッジ位置座標検出ステップを再度遂行する再検出ステップと、判定ステップで3通りの中心位置座標のバラツキがしきい値よりも小さい場合に検出されたN個のエッジ位置座標は全て正常であると判定し3個の中心位置座標の平均値を加工時の中心位置座標と決定する中心位置座標決定ステップとから構成される。
本発明においては、ウェーハの外周エッジの位置座標を4点以上検出し、検出した複数の外周エッジの位置座標値から3点の位置座標の組み合わせをすべて求め、各組み合わせについて中心位置座標を算出し、算出された中心位置座標のバラツキを算出し、所定のしきい値以上のバラツキがある場合にはエッジの位置座標の誤認識があると判定し、再度エッジの位置座標を検出するので、画像処理による誤認識に起因してウェーハ中心位置が誤って算出されることを回避し、ウェーハ中心位置を正確に検出することができる。
切削装置の構成の一例を模式的に示す説明図である。 チャックテーブルにウェーハが保持された状態を示す正面図である。 ウェーハの中心位置座標を求める方法を示すフローチャートである。 ウェーハのエッジを撮像する状態を示す正面図である。 エッジ検出時の画像の一例を示す説明図である。 ウェーハの中心位置座標の算出の成功例を示す説明図である。 ウェーハの中心位置座標の算出の失敗例を示す説明図である。 ウェーハ外周の面取り部を切削する状態を示す正面図である。 ウェーハの中心とチャックテーブルの中心との偏心を示す説明図である。 ウェーハの中心とチャックテーブルの中心との偏心がある場合におけるウェーハ外周の面取り部を切削する状態を示す説明図である。 面取り部が切削されたウェーハを略示的に示す断面図である。 ウェーハの裏面に凹部を形成する状態を示す説明図である。
図1に示す切削装置1は、本発明が適用される加工装置の一例であり、半導体ウェーハ5を保持する保持上面20を有するチャックテーブル2と、チャックテーブル2の保持上面20に保持された半導体ウェーハ5の上面を撮像する撮像手段3と、チャックテーブル2に保持されたウェーハ5を切削する切削手段4とを備えている。チャックテーブル2はX方向に移動可能であり、撮像手段3及び切削手段4はY方向及びZ方向(図1においては紙面に垂直な方向)に移動可能となっている。撮像手段3と切削手段とは一体に形成されており、これらは連動してY方向及びZ方向に移動する構成となっている。
切削手段4は、Y方向の軸心を有するスピンドル40の先端に切削ブレード41が装着されて構成されている。撮像手段3は、チャックテーブル2に保持されたウェーハ5に対面する対物レンズ30を備えており、対物レンズ30には基準線30aが形成されている。この基準線30aは、切削ブレード41のX方向の延長線上に位置している。
チャックテーブル2の移動方向であるX方向にはチャックテーブル2のX方向の位置を認識するためのXスケール21が配設され、撮像手段3及び切削手段4の移動方向には撮像手段3及び切削手段4のY方向の位置を認識するためのYスケール42が配設されている。チャックテーブル2には、Xスケール21の原点X0からの距離を読み取るためのセンサ22が配設され、切削手段4には、Yスケール42の原点Y0からの距離を読み取るためのセンサ43が配設されている。
チャックテーブル2、撮像手段3及び切削手段4の動作は、制御手段6によって制御される。センサ22によって読み取られた値はチャックテーブル2のX座標として、センサ43によって読み取られた値は撮像手段3及び切削手段4のY座標として、制御手段6によって認識される。制御手段6は、制御にあたって必要となる情報を記憶手段7に記憶させ、必要に応じて読み出して利用することができる。
以下では、図2に示すウェーハ5の中心位置を検出する方法について、図3に示すフローチャートに沿って説明する。図2に示すウェーハ5は、上面50がデバイス形成面となっている。ウェーハ5の外周には面取り加工が施されて面取り部51が形成されており、面取り部51の最も大径に形成された最外周部分がエッジ52となっている。このウェーハ5をチャックテーブル2の保持上面20に載置して吸引保持する(ウェーハ載置ステップ)。本実施形態では、ウェーハ5の上面50が上方に露出した状態で、ウェーハ5がチャックテーブル2において保持される。
次に、ウェーハ5のエッジ52の任意の4点の位置座標を求める。図4に示すように、撮像手段4によってエッジ52の付近を上方から撮像する。そうすると、例えば図5に示す画像8が取得される。ここで、画像8においてウェーハ5を黒くその周囲のチャックテーブル2を白くコントラストが明確になるように、撮像手段4の光量等は調整されている。
チャックテーブル2のX方向の位置及び撮像手段3のY方向の位置を適宜微調整しながら撮像を行い、図5に示すように、撮像手段3の対物レンズ30の中心においてエッジ52の第1箇所E1が撮像されると、制御手段6は、画像情報中で画素値があるしきい値以上変化した部分をエッジとして認識するなどの画像処理(周知の種々のエッジ検出法)により第1箇所のエッジE1を検出する。なお、ウェーハ5には面取り部51が形成されているため、エッジ52とその周囲のチャックテーブル2とのコントラストが明確には表れにくく、チャックテーブル2の保持上面20の状態などの影響も受けてエッジ認識時は誤認識が生じやすい。図5の画像8では、上面50と面取り部51との境界53をエッジとして誤認識してしまった例を示している。制御手段6は、エッジを認識した時点で図1に示したセンサ22、43が読み取ったXスケール21及びYスケール42の値を読み取り、Xスケール21の値を第1箇所E1のX座標、Yスケール42の値を第1箇所E1のY座標として記憶手段7に記憶させる。
チャックテーブル2をX方向に移動させるとともに、撮像手段3をY方向に移動させながら、図6に示すエッジ52の他の3箇所のエッジE2、E3、E4についても同様に座標を求める。E1、E2、E3、E4の座標をそれぞれ(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)とする。それぞれの座標の値は、制御手段6によって記憶手段7に記憶される(エッジ位置座標検出ステップ)。なお、座標を求める箇所の数は、4箇所以上であればいくつでもよい。
次に、制御手段6は、E1〜E4から3つを選んでそのすべての組み合わせ、すなわち通りの組み合わせを求める。座標を求めた箇所の数がn個である場合は、通りの組み合わせを求める。本実施形態では、E1−E2−E3、E1−E2−E4、E2−E3−E4、E1−E3−E4という4通りの組み合わせを求める。そして、これら4通りの組み合わせをそれぞれ三角形とし、それぞれの三角形の外接円の中心を求める。具体的には、以下の4点の座標を求める(中心位置座標算出ステップ)。
三角形E1−E2−E3の外接円の中心O(a,b)、
三角形E1−E2−E4の外接円の中心O(a,b
三角形E2−E3−E4の外接円の中心O(a,b)、
三角形E1−E3−E4の外接円の中心O(a,b
例えば、Oの座標(a、b)は、それぞれ以下の(式1)、(式2)により求めることができる。O,O,OのX座標及びY座標についても同様に求めることができる。
Figure 0005486405
Figure 0005486405
E1、E2、E3、E4の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)がそれぞれ誤差なく正確に求められていれば、上記O,O,O,Oは一致するはずであるが、実際には誤差が生じうるため、O〜Oの位置のバラツキを求め、求まったバラツキが所定の閾値よりも大きいか否かを判断する(判定ステップ)。所定の閾値は、後に行われるウェーハの加工時における偏心の許容値に基づいて決定し、記憶手段7に記憶させておく。
〜Oの位置のバラツキは、O〜Oの4点のうちの2点のすべての組み合わせにおける2点間の距離、すなわち、O−O、O−O、O−O、O−O、O−O、O−Oの距離d1〜d6を座標値からすべて求め、d1〜d6がすべて所定の閾値よりも小さければ、E1〜E4の位置座標検出が正常であると判断する。すなわち、図6に示す閾値を示す円Aumの中にO1からO4が入っていれば、E1〜E4の座標は、たとえ誤差があったとしても許容範囲内であると判断する。なお、2点間の距離ではなく、標準偏差が所定の範囲内かどうかでE1〜E4の位置座標検出が正常であるかどうかを判断することもできる。
一方、O−O、O−O、O−O、O−O、O−O、O−Oの距離d1〜d6のうち、1つでも閾値を越えているものがある場合は、図7に示すように、O〜Oのいずれかが円Aumの外に位置することになるため、エッジ4箇所E1〜E4のうちいずれかに誤認識があり、求めたウェーハの中心位置に許容範囲を越える誤差があると判断する。即ち、エッジ認識の段階で誤認識をしている可能性が高いため、この場合は、エッジ位置座標検出ステップ、中心位置座標算出ステップ及び判定ステップをやり直す(再検出ステップ)。
−O、O−O、O−O、O−O、O−O、O−Oの距離d1〜d6がすべて所定許容値以内である場合は、O〜OのそれぞれのX座標及びY座標の平均をとり、その平均値Ow(Xw,Yw)を後の加工時の回転中心位置座標として決定する(中心位置座標決定ステップ)。
以上のように、エッジ位置座標検出ステップにおいてウェーハの外周エッジの位置座標を4点以上検出し、中心位置座標算出ステップでは検出した複数のエッジの位置座標値から3点の位置座標の組み合わせをすべて求め、各組み合わせについて中心位置座標を算出し、算出された中心位置座標のバラツキを算出し、判定ステップでは所定のしきい値以上のバラツキがある場合にはエッジの位置座標の誤認識があると判定し、再度エッジの位置座標を検出するため、画像処理による誤認識に起因してウェーハ中心位置が誤って算出されることを回避し、ウェーハ中心位置を正確に検出することができる。
なお、上記中心位置座標算出ステップでは4つの三角形の外接円の中心を求め、判定ステップではその位置のバラツキが所定の範囲内かどうかを判断することとしたが、外接円の中心ではなく、外接円の半径を求め、それぞれの半径の長さのバラツキが所定の範囲内かどうかでエッジの誤認識があるかどうかを判断してもよい。その際の所定の閾値は、例えば、ウェーハ外径寸法のSEMI規格等の公差に基づいて(8インチウェーハでは直径で0.5mm等)決定し、記憶手段7に記憶させておく。
次に、求めたウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)の座標情報を利用してウェーハ5の面取り部51を除去する場合について説明する。ウェーハ5は、図8に示すように、上記O1〜O4を求めたときのウェーハ5の保持状態でそのままチャックテーブル2において保持される。一方、切削手段3においては、ウェーハ5の面取り部51とほぼ等しい刃厚(例えば2〜3mm)を有する切削ブレード41をスピンドル40に装着する。
そして、チャックテーブル2を回転させるとともに、Ow(Xw,Yw)からY方向にウェーハWの半径分変位した位置に切削ブレード41を位置付け、切削ブレード41を回転させながら降下させ、図8に示すようにウェーハ5の面取り部51を上面50側から周方向に所定厚さ削りとる。このとき、図9に示すように、チャックテーブル2の回転中心Oc(Xc,Yc)とウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)との間に偏心がある場合は、その偏心の分だけ切削ブレード41をY方向に移動させながら切削を行い,ウェーハ5の中心Owから切削ブレード41の切り込み位置までの距離が常に一定となるように制御する。具体的には以下のようにして制御を行う。
チャックテーブル2の回転中心Oc(Xc,Yc)とウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)との間の偏心は、図9に示す偏心距離d及び偏心角度φにより構成される。偏心距離d及び偏心距離φの求め方を以下に示す。なお、偏心距離dは、ウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)とチャックテーブル2の回転中心Oc(Xc,Yc)とのXY平面上での直線距離であり、偏心角度φは、ウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)とチャックテーブル2の回転中心Oc(Xc,Yc)とを結ぶ線分がXY平面上でX軸となす角度である。
偏心距離dおよび偏心角度φは,ウェーハ5の中心位置Owの座標(Xw,Yw)とチャックテーブル2の回転中心Ocの座標(Xc,Yc)とを下記(式3)および(式4)に代入することによってそれぞれ算出される。
Figure 0005486405
Figure 0005486405
切削時は、チャックテーブル2を1回転させるとともに、ウェーハ5の面取り部51に対して切削ブレード41の刃先を切り込ませることにより、面取り部51を周方向に切削する。このとき、上記偏心があっても、ウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)から切削ブレード41の切り込み位置までの距離が常に一定になるように,切削ブレード41をY軸方向に移動させながら切削を行う。
具体的には,図10に示す切削ブレード41のY軸方向の位置Yb(切削ブレード41の刃先がウェーハ5に対して切り込む位置BのY座標)が、下記の(式5)となるように,切削ブレード22をY軸方向に移動させながら切削を行う。
Figure 0005486405
上記(式5)におけるrは、図11に示すウェーハ5の面取り部除去後のその内側の仕上がり半径rである。上記(式5)の算出方法は、特開2006−93333号公報に記載されている通りである。
以上のように、ウェーハ5の中心Ow(Xw,Yw)を求めるとともに、そのOwとチャックテーブル2の回転中心Oc(Xc,Yc)との偏心も考慮して切削を行うことにより、ウェーハ5の周方向に一定の切削幅で面取り部51を除去することができる。
こうして面取り部51が上面50側から削り取られると、後に裏面が研削され薄化されても、外周部分が鋭利な形状にならないため、ウェーハ5の外周から欠けが生じることがない。
上記説明したウェーハの中心位置を求める技術は、例えば図12に示すように、ウェーハ9の周縁部9aを残して裏面90を研削して凹部90aを形成する場合にも利用することができる。かかる研削は、裏面研削後のウェーハ9の搬送等の取り扱いを容易とするために行われる。
ウェーハ9はチャックテーブル2の保持上面20によって吸引保持される。チャックテーブル2の上方には研削手段10が配設されている。この研削手段10は、鉛直方向の軸心を有するスピンドル100の下端に研削ホイール101が装着されて構成されるものであり、研削ホイール101には円環状に固着された複数の研削砥石101aを備えている。
ウェーハ9の裏面90の研削時には、研削砥石101aの回転軌道がウェーハ9の中心を通るように制御を行う。研削砥石101aの回転軌道の半径は、凹部90aの半径より若干大きい程度である。ウェーハ9の中心は、前記と同様の方法により求めることができるため、研削砥石101aの回転軌道が常にウェーハ9の中心を通るように制御することが可能となる。
1:切削装置
2:チャックテーブル 20:保持上面
21:Xスケール 22:センサ
3:撮像手段 30:対物レンズ 30a:基準線
4:切削手段 40:スピンドル 41:切削ブレード
42:Yスケール 43:センサ
5:ウェーハ 50:上面 51:面取り部 52:エッジ 53:境界
6:制御手段
7:記憶手段
8:画像
9:ウェーハ 9a:周縁部 90:裏面 90a:凹部
10:研削手段 100:スピンドル 101:研削ホイール 101a:研削砥石

Claims (1)

  1. 半導体ウェーハを保持する保持上面を有し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルの該保持上面に保持された半導体ウェーハの上面を撮像する撮像手段とを備えた加工装置において、該保持上面に載置した該半導体ウェーハの中心位置を検出するウェーハの検出方法であって、
    該チャックテーブルの該保持上面に該ウェーハを載置するウェーハ載置ステップと、
    該ウェーハの外周エッジの任意の4点以上のN箇所を該撮像手段で撮像し、画像処理により該N個のエッジ位置座標を検出するエッジ位置座標検出ステップと、
    該N個の該エッジ位置座標のうち3通りのエッジ位置座標3点の組み合わせを求め、それぞれの組み合わせ毎に該エッジ位置座標3点に基づく該ウェーハの中心位置座標を算出し、3通りの中心位置座標を算出する中心位置座標算出ステップと、
    算出された3通りの該ウェーハの中心位置座標のバラツキが所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する判定ステップと、
    該判定ステップで該3通りの中心位置座標のバラツキが該しきい値よりも大きいと判定した場合に、検出された該N個の該エッジ位置座標のうちのいずれかが誤認識をしていると判定し、該エッジ位置座標検出ステップを再度遂行する再検出ステップと、
    該判定ステップで該3通りの中心位置座標のバラツキが該しきい値よりも小さい場合に、検出された該N個の該エッジ位置座標は全て正常であると判定し、該3個の中心位置座標の平均値を加工時の中心位置座標と決定する中心位置座標決定ステップと、
    からなるウェーハ中心位置検出方法。
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