JP5485651B2 - トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物、及びそれを用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
従来より、タイヤの転がり抵抗を低減(転がり抵抗特性を改善)することにより、車の低燃費化が行なわれてきた。近年、車の低燃費化への要求がますます強くなってきており、タイヤ部材の中でもタイヤにおける占有比率の高いトレッドを製造するためのゴム組成物に対して、優れた転がり抵抗特性が要求されている。
転がり抵抗特性を改善する方法として、補強用充填剤の配合量を減量する方法が知られている。しかしながら、この方法を用いた場合、ゴム組成物の硬度が低下するため、操縦安定性やウェットスキッド性能が低下するという問題があった。
上記問題を解決するための方法として、補強用充填剤としてシリカを用いる方法が知られている。シリカは、ゴム成分との親和性が低いため、通常、スルフィドシランやメルカプトシランなどのシランカップリング剤と併用される。例えば、特許文献1には、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドを用いたゴム組成物が開示されている。
しかしながら、スルフィドシランを用いた場合には、加工中に粘度が上昇する傾向があり、メルカプトシランを用いた場合には、スコーチタイムが短くなる傾向があった。このように、従来のシランカップリング剤は、加工性が悪化する傾向があるという点で改善の余地があった。
また、シリカは、カーボンブラック等の他の補強用充填剤と比較して補強性が低いため、耐摩耗性を充分に改善できない傾向があるという点で改善の余地があった。
特許文献2には、転がり抵抗特性及びウェットスキッド性能を改善する方法として、芳香族ビニルモノマーのみを重合して得られた重合体を配合する方法が開示されている。しかしながら、転がり抵抗特性及びウェットスキッド性能以外の性能については検討されていない。
特開2002−363346号公報 特開2007−302713号公報
本発明は、上記課題を解決し、加工性、転がり抵抗特性、ウェットスキッド性能、耐摩耗性及び操縦安定性をバランス良く改善できるトレッド用ゴム組成物、及びそれを用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、ゴム成分、芳香族ビニル重合体、シリカ及びシランカップリング剤を含有し、前記芳香族ビニル重合体の芳香族ビニル単量体単位の含有量が95質量%以上であり、前記ゴム成分100質量部に対して、前記シリカの含有量が15〜150質量部、前記芳香族ビニル重合体の含有量が2〜50質量部であり、前記シランカップリング剤は、下記一般式(1)で示される結合単位Aと下記一般式(2)で示される結合単位Bとの合計量に対して、結合単位Bを1〜70モル%の割合で共重合したものであるトレッド用ゴム組成物に関する。
Figure 0005485651
Figure 0005485651
(式中、x、yはそれぞれ1以上の整数である。Rは水素、ハロゲン、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキル基若しくはアルキレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニル基若しくはアルケニレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニル基若しくはアルキニレン基、又は該アルキル基若しくは該アルケニル基の末端が水酸基若しくはカルボキシル基で置換されたものを示す。Rは水素、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキレン基若しくはアルキル基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニレン基若しくはアルケニル基、又は分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニレン基若しくはアルキニル基を示す。RとRとで環構造を形成してもよい。)
上記芳香族ビニル重合体の芳香族ビニル単量体単位の含有量は100質量%であることが好ましい。
上記芳香族ビニル重合体のガラス転移温度は10℃以下であることが好ましい。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、芳香族ビニル単量体単位の含有量が一定以上である芳香族ビニル重合体と、シリカとをそれぞれ所定量含有するとともに、特定のシランカップリング剤を含有するゴム組成物であるので、該ゴム組成物をトレッドに使用することにより、加工性、転がり抵抗特性、ウェットスキッド性能、耐摩耗性及び操縦安定性がバランス良く得られる空気入りタイヤを提供することができる。
本発明のゴム組成物は、芳香族ビニル単量体単位の含有量が一定以上である芳香族ビニル重合体と、シリカとをそれぞれ所定量含有するとともに、特定のシランカップリング剤を含有する。上記芳香族ビニル重合体を配合することにより、操縦安定性、ウェットスキッド性能及び加工性を改善することができる。また、上記特定のシランカップリング剤をシリカと併用することにより、加工性を維持しながら、転がり抵抗特性を改善することができる。更に、上記芳香族ビニル重合体と、シリカと、上記特定のシランカップリング剤とを併用することにより、耐摩耗性を改善することができる。このようにして、従来、両立させることが困難であった性能(特に、耐摩耗性、ウェットスキッド性能及び転がり抵抗特性)をバランス良く改善することができる。
本発明のゴム組成物に使用するゴム成分としては特に限定されないが、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)等のジエン系ゴムを使用することができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なかでも、転がり抵抗特性及びウェットスキッド性能がバランス良く得られるという理由から、SBRを用いることが好ましい。
SBRとしては特に限定されず、例えば、乳化重合スチレンブタジエンゴム(E−SBR)、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。また、シリカとの接着性が特に優れており、転がり抵抗をより低減できるという理由から、末端を変性したSBR(変性SBR)を好適に使用できる。変性SBRとしては、例えば、特開2001−114938号公報に記載されているアルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物で変性した変性SBR等があげられる。
SBRのスチレン含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上である。5質量%未満の場合、本発明のゴム組成物をキャップトレッドに使用した場合に、充分なグリップ性能が得られないおそれがある。また、SBRのスチレン含有量は、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下である。80質量%を超えると、転がり抵抗特性が悪化したり、BRやNRの相溶性が低下したりするおそれがある。また、相対的にNRやBRの配合比率が低下するため、耐摩耗性や加工性を招くおそれがある。
なお、本明細書において、スチレン含有量は、H−NMR測定によって算出される。
本発明のゴム組成物は、芳香族ビニル重合体を含有する。本明細書において、芳香族ビニル重合体とは、芳香族ビニル単量体単位の含有量が95質量%以上のものをいう。なお、上記芳香族ビニル重合体は、ゴム成分には含まれない。
芳香族ビニル重合体を構成する芳香族ビニル単量体(単位)としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、3−ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン、ジビニルベンゼン、4−シクロヘキシルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン等が挙げられる。これらは1種であってもよく、2種以上であってもよい。なかでも、経済的で、加工しやすく、ウェットスキッド性能に優れていることから、スチレン、α−メチルスチレン及び1−ビニルナフタレンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、スチレンであることがより好ましい。
芳香族ビニル重合体は、芳香族ビニル単量体単位以外の成分(エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン等)を含んでもよいが、該成分の含有量をできるだけ少なくすることが好ましい。エチレン、プロピレン等のオレフィン系単量体は、ゴム成分との相溶性が悪いため、芳香族ビニル重合体中のオレフィン系単量体単位の含有量が多くなると、ブリードアウトが発生しやすくなる傾向がある。また、ブタジエン、イソプレン等のジエン系単量体は、ゴム成分と共架橋することによりヒステリシスロスが低下するため、芳香族ビニル重合体中のジエン系単量体単位の含有量が多くなると、ヒステリシスロスが低下することにより、ウェットスキッド性能が悪化する傾向がある。このような理由から、芳香族ビニル重合体中の芳香族ビニル単量体単位の含有量は、95質量%以上、好ましくは97質量%以上、より好ましくは99質量%以上、最も好ましくは100質量%である。すなわち、上記芳香族ビニル重合体は、芳香族ビニル単量体の単独重合体(ポリスチレン等)であることが好ましい。
芳香族ビニル重合体のガラス転移温度(Tg)は、好ましくは−50℃以上、より好ましくは−45℃以上、更に好ましくは−40℃以上である。−50℃未満の場合、ウェットスキッド性能が悪化する傾向がある。また、芳香族ビニル重合体のTgは、好ましくは10℃以下、より好ましくは5℃以下である。10℃を超えると、耐摩耗性及び低温時のグリップ性能が悪化する傾向がある。
なお、本明細書において、Tgは、JIS−K7121に従い、(株)島津製作所製の自動示差走査熱量計(DSC−60A)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で測定した値である。
芳香族ビニル重合体の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは300以上、より好ましくは350以上である。300未満では、転がり抵抗特性及びウェットスキッド性能の充分な改善効果が得られにくい傾向がある。また、芳香族ビニル重合体の重量平均分子量は、好ましくは20000以下、より好ましくは15000以下である。20000を超えると、転がり抵抗特性が悪化する傾向がある。
なお、本明細書において、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めたものである。
芳香族ビニル重合体の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、2質量部以上、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上である。2質量部未満であると、ウェットスキッド性能の充分な改善効果が得られにくい傾向がある。また、芳香族ビニル重合体の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、50質量部以下、好ましくは30質量部以下、より好ましくは20質量部以下である。50質量部を超えると、転がり抵抗特性及び耐摩耗性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物は、シリカを含有する。使用できるシリカとしては、例えば、湿式法で製造されたシリカ、乾式法で製造されたシリカ等が挙げられるが、特に制限はない。なお、シリカは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリカのチッ素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは80m/g以上、より好ましくは100m/g以上、更に好ましくは120m/g以上である。80m/g未満であると、シリカの補強効果が小さいため、耐摩耗性が悪化する傾向がある。また、シリカのNSAは、好ましくは250m/g以下、より好ましくは220m/g以下、更に好ましくは200m/g以下である。250m/gを超えると、シリカの分散性が低下するため、ヒステリシスロスが増大し、転がり抵抗特性が悪化する傾向がある。
なお、シリカのNSAは、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、15質量部以上、好ましくは45質量部以上である。15質量部未満では、ゴム強度が低くなる傾向がある。また、シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、150質量部以下、好ましくは120質量部以下である。150質量部を超えると、シリカが分散しにくくなり、加工性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物は、下記一般式(1)で示される結合単位Aと下記一般式(2)で示される結合単位Bとの合計量に対して、結合単位Bを1〜70モル%の割合で共重合したシランカップリング剤を含有する。
Figure 0005485651
Figure 0005485651
(式中、x、yはそれぞれ1以上の整数である。Rは水素、ハロゲン、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキル基若しくはアルキレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニル基若しくはアルケニレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニル基若しくはアルキニレン基、又は該アルキル基若しくは該アルケニル基の末端が水酸基若しくはカルボキシル基で置換されたものを示す。Rは水素、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキレン基若しくはアルキル基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニレン基若しくはアルケニル基、又は分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニレン基若しくはアルキニル基を示す。RとRとで環構造を形成してもよい。)
上記構造のシランカップリング剤は、結合単位Aと結合単位Bのモル比が上記条件を満たすため、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどのポリスルフィドシランに比べ、加工中の粘度上昇が抑制される。これは結合単位Aのスルフィド部分がC−S−C結合であるため、テトラスルフィドやジスルフィドに比べ熱的に安定であることから、ムーニー粘度の上昇が少ないためと考えられる。
また、結合単位Aと結合単位Bのモル比が前記条件を満たす場合、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプトシランに比べ、スコーチ時間の短縮が抑制される。これは、結合単位Bはメルカプトシランの構造を持っているが、結合単位Aの−C15部分が結合単位Bの−SH基を覆うため、ポリマーと反応しにくく、スコーチが発生しにくいためと考えられる。
のハロゲンとしては、塩素、臭素、フッ素などが挙げられる。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、へキシル基、へプチル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が挙げられる。該アルキル基の炭素数は、好ましくは1〜12である。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、へプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン基、テトラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシレン基、ヘプタデシレン基、オクタデシレン基等が挙げられる。該アルキレン基の炭素数は、好ましくは1〜12である。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、1−オクテニル基等が挙げられる。該アルケニル基の炭素数は、好ましくは2〜12である。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニレン基としては、ビニレン基、1−プロペニレン基、2−プロペニレン基、1−ブテニレン基、2−ブテニレン基、1−ペンテニレン基、2−ペンテニレン基、1−ヘキセニレン基、2−ヘキセニレン基、1−オクテニレン基等が挙げられる。該アルケニレン基の炭素数は、好ましくは2〜12である。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニル基としては、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基、へプチニル基、オクチニル基、ノニニル基、デシニル基、ウンデシニル基、ドデシニル基等が挙げられる。該アルキニル基の炭素数は、好ましくは2〜12である。
、Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニレン基としては、エチニレン基、プロピニレン基、ブチニレン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基、へプチニレン基、オクチニレン基、ノニニレン基、デシニレン基、ウンデシニレン基、ドデシニレン基等が挙げられる。該アルキニレン基の炭素数は、好ましくは2〜12である。
上記構造のシランカップリング剤において、結合単位Aの繰り返し数(x)と結合単位Bの繰り返し数(y)の合計の繰り返し数(x+y)は、3〜300の範囲が好ましい。この範囲内であると、結合単位Bのメルカプトシランを、結合単位Aの−C15が覆うため、スコーチタイムが短くなることを抑制できるとともに、シリカやゴム成分との良好な反応性を確保することができる。
上記構造のシランカップリング剤としては、例えば、Momentive社製のNXT−Z30、NXT−Z45、NXT−Z60等を使用することができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記構造のシランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは4質量部以上である。2質量部未満であると、転がり抵抗特性が悪化する傾向がある。また、該含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは20質量部以下、より好ましくは16質量部以下である。20質量部を超えると、コストの増加に見合った効果が得られない傾向がある。
本発明のゴム組成物は、上記成分に加え、シリカ以外の充填剤(カーボンブラック、クレー等)、オイル、粘着付与剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等、必要に応じた添加剤が適宜配合され得る。
本発明のゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサー、ニーダー、オープンロール等の混練機で上記各成分を混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。
本発明のゴム組成物は、空気入りタイヤのトレッドとして用いられるものである。トレッドの作製方法としては特に限定されず、例えば、シート状にしたゴム組成物を所定の形状に張り合わせる方法や、2台以上の押出し機にゴム組成物を挿入し、押出し機のヘッド出口で2層に形成する方法等が挙げられる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。
すなわち、前記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドの形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、本発明の空気入りタイヤを製造することができる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例および比較例で用いた各種薬品について説明する。
SBR:旭化成(株)製のアサプレンEl5(スチレン含有量:23質量%)
シリカ:デグッサ社製のウルトラシルVN3(NSA:175m/g、平均一次粒子径:15nm)
シランカップリング剤(1):デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
シランカップリング剤(2):Momentive社製のA1891(3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン)
シランカップリング剤(3):Momentive社製のNXT−Z45(結合単位Aと結合単位Bとの共重合体(結合単位A:55モル%、結合単位B:45モル%)
芳香族ビニル重合体(1):下記製造例1で合成(芳香族ビニル単量体単位:スチレン、スチレン含有量:100質量%、ガラス転移温度:−20℃、重量平均分子量:830)
芳香族ビニル重合体(2):下記製造例2で合成(芳香族ビニル単量体単位:スチレン、スチレン含有量:100質量%、ガラス転移温度:0℃、重量平均分子量:1020)
芳香族ビニル重合体(3):下記製造例3で合成(芳香族ビニル単量体単位:1−ビニルナフタレン、1−ビニルナフタレン含有量:100質量%、ガラス転移温度:0℃、重量平均分子量:860)
オイル:出光興産(株)製のダイアナプロセスAH−24
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
ステアリン酸:日油(株)製の椿
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤CZ:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(N,N’−ジフェニルグアニジン)
製造例1(芳香族ビニル重合体(1)の合成)
充分に窒素置換した50ml容器に、ヘキサン35ml、スチレン5ml及び1.6mol/lのn−ブチルリチウムヘキサン溶液2.7mlを混入し、室温で1時間撹拌した後、メタノールを添加することで反応を停止させ、芳香族ビニル重合体(1)を合成した。
製造例2(芳香族ビニル重合体(2)の合成)
充分に窒素置換した50ml容器に、ヘキサン35ml、スチレン5ml及び1.6mol/lのn−ブチルリチウムヘキサン溶液3.4mlを混入し、室温で1時間撹拌した後、メタノールを添加することで反応を停止させ、芳香族ビニル重合体(2)を合成した。
製造例3(芳香族ビニル重合体(3)の合成)
充分に窒素置換した50ml容器に、ヘキサン35ml、1−ビニルナフタレン5ml及び1.6mol/lのn−ブチルリチウムヘキサン溶液2.3mlを混入し、室温で1時間撹拌した後、メタノールを添加することで反応を停止させ、芳香族ビニル重合体(3)を合成した。
実施例1〜4及び比較例1〜7
表1に示す配合内容にしたがって、バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の材料を150℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。次に、2軸オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を添加し、50℃の条件下で5分間混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を厚さ約2mmのシート状に圧延後、トレッドの形状に加工し、他のタイヤ部材と貼り合わせてタイヤに成形し、170℃で15分間加硫することで試験用タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を得た。
得られた未加硫ゴム組成物及び試験用タイヤを用いて、以下の評価を行った。その結果を表1に示す。
<ゴム組成物>
(ムーニー粘度指数)
JIS K6300−1「未加硫ゴム−物理特性−第1部:ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方」に準じて、ムーニー粘度試験機を用いて、1分間の予熱によって熱せられた130℃の温度条件にて、小ローターを回転させ、4分間経過した時点での上記未加硫ゴム組成物のムーニー粘度(ML1+4/130℃)を測定した。そして、比較例1のムーニー粘度を100とし、下記計算式により指数表示した。数値が小さいほど、ムーニー粘度が低く、加工性に優れることを示す。
(ムーニー粘度指数)=(各配合のムーニー粘度)/(比較例1のムーニー粘度)×100
(スコーチタイム指数)
JIS K6300に基づき、160℃にて、上記未加硫ゴム組成物の加硫度が95%に達するまでの時間(T95)を測定した。そして、比較例1のT95を100とし、下記計算式により指数表示した。数値が大きいほど加工性に優れることを示す。
(スコーチタイム指数)=(比較例1のT95)/(各配合のT95)×100
(転がり抵抗指数)
転がり抵抗試験機を用い、上記試験用タイヤを、リム(15×6JJ)、内圧(230kPa)、荷重(3.43kN)、速度(80km/h)の条件で走行させたときの転がり抵抗を測定した。そして、比較例1の転がり抵抗を100とし、下記計算式により指数表示した。数値が大きいほど転がり抵抗特性が良好である(転がり抵抗が低い)ことを示す。
(転がり抵抗指数)=(比較例1の転がり抵抗)/(各配合の転がり抵抗)×100
(ウェットスキッド性能指数)
上記試験用タイヤを車両(国産FF2000cc)の全輪に装着して、湿潤アスファルト路面において、速度100km/hのときにブレーキをかけた地点からの制動距離を測定した。そして、比較例1の制動距離を100とし、下記計算式により、各配合のウェットスキッド性能を指数表示した。数値が大きいほどウェットスキッド性能に優れることを示す。
(ウェットスキッド性能指数)=(比較例1の制動距離)/(各配合の制動距離)×100
(耐摩耗性指数)
上記試験用タイヤを車両(国産FF2000cc)の全輪に装着してテストコースを実車走行させ、約30000km走行した後のパターン溝深さの減少量を求めた。そして、比較例1の減少量を100とし、下記計算式により指数表示した。数値が大きいほど耐摩耗性が良好であることを示す。
(耐摩耗性指数)=(比較例1の減少量)/(各配合の減少量)×100
(操縦安定性指数)
上記試験用タイヤを車両(国産FF2000cc)の全輪に装着してテストコースを実車走行し、ドライバーの官能評価により操縦安定性を評価した。評価は10点を満点とし、比較例1を6点として相対評価を行なった。数値が大きいほど操縦安定性が良好であることを示す。
Figure 0005485651
表1より、芳香族ビニル単量体単位の含有量が一定以上である芳香族ビニル重合体と、シリカとをそれぞれ所定量含有するとともに、特定のシランカップリング剤を含有する実施例1〜4は、加工性、転がり抵抗特性、ウェットスキッド性能、耐摩耗性及び操縦安定性がバランス良く得られた。一方、上記芳香族ビニル重合体及び上記特定のシランカップリング剤を併用しなかった比較例1〜7は、実施例1〜4と比較して、性能が全体的に劣っていた。

Claims (4)

  1. ゴム成分、芳香族ビニル重合体、シリカ及びシランカップリング剤を含有し、
    前記芳香族ビニル重合体の芳香族ビニル単量体単位の含有量が95質量%以上であり、
    前記ゴム成分100質量部に対して、前記シリカの含有量が15〜150質量部、前記芳香族ビニル重合体の含有量が2〜50質量部であり、
    前記シランカップリング剤は、下記一般式(1)で示される結合単位Aと下記一般式(2)で示される結合単位Bとの合計量に対して、結合単位Bを1〜70モル%の割合で共重合したものであるトレッド用ゴム組成物。
    Figure 0005485651
    Figure 0005485651
    (式中、x、yはそれぞれ1以上の整数である。Rは水素、ハロゲン、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキル基若しくはアルキレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニル基若しくはアルケニレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニル基若しくはアルキニレン基、又は該アルキル基若しくは該アルケニル基の末端が水酸基若しくはカルボキシル基で置換されたものを示す。Rは水素、分岐若しくは非分岐の炭素数1〜30のアルキレン基若しくはアルキル基、分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルケニレン基若しくはアルケニル基、又は分岐若しくは非分岐の炭素数2〜30のアルキニレン基若しくはアルキニル基を示す。RとRとで環構造を形成してもよい。)
  2. 前記芳香族ビニル重合体の芳香族ビニル単量体単位の含有量が100質量%である請求項1記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記芳香族ビニル重合体のガラス転移温度が10℃以下である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤ。
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