JP2010090203A - タイヤトレッド用ゴム組成物及びタイヤ - Google Patents

タイヤトレッド用ゴム組成物及びタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能のすべての性能がバランス良く優れたタイヤトレッド用ゴム組成物、並びにそれをトレッドに用いたタイヤを提供する。
【解決手段】(A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積30〜500m/gのシリカ及び/又は窒素吸着比表面積22〜250m/gのカーボンブラック、並びに(C)分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物及びタイヤに関する。
従来より、タイヤの転がり抵抗を低減して発熱を抑えることにより、車の低燃費化が行われているが、近年、低燃費化への要求がますます強くなり、タイヤ部材の中でも、タイヤにおける占有比率が高いトレッドに対して、より優れた低発熱性が要求されている。このような問題を解決するため、近年、タイヤのトレッドの補強用充填剤としてシリカを使用することが行われてきた。
しかし、シリカはカーボンブラックに比べるとゴムに対する親和性が低いため、補強効果が小さい。そこで、カーボンブラックと同程度の補強性を得るために、シリカの分散性を向上させたり、ゴムとシリカを化学的に結合させたりすることで補強性を増大させる試みがなされ、具体的には、シランカップリング剤を添加することやシリカ用に末端変性されたSBRを使用すること等が検討されてきた。また、低発熱性を満足させる方法として、補強用充填剤であるシリカの配合量を減量する方法や補強性の小さい充填剤を用いることが知られているが、この方法では耐摩耗性能やグリップ性能が大きく低下するという問題があった。
更に、スタッドレスタイヤの氷上でのグリップ性能の向上を目的として、特許文献1〜2には加硫ゴム粉末を配合する技術が提案され、特許文献3にはジエン系ゴム、シリカ、シランカップリング剤等の成分を配合した加硫ゴム粉末を使用する技術が提案されている。しかし、このような架橋されたゴム粉末の配合技術では、グリップ性能は向上しても、耐摩耗性能が悪化し、グリップ性能及び耐摩耗性能を両立できない。
以上のとおり、転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能のすべての性能をバランス良く充分に向上させたタイヤを製造できるゴム組成物は、未だに提供されていないのが現状である。
特開平7−32809号公報 特開平8−151482号公報 特開平6−345901号公報
本発明は、前記課題を解決し、転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能のすべての性能がバランス良く優れたタイヤトレッド用ゴム組成物、並びにそれをトレッドに用いたタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、(A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積30〜500m/gのシリカ及び/又は窒素吸着比表面積22〜250m/gのカーボンブラック、並びに(C)分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
本発明はまた、(A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積が30〜500m/gのシリカ、及び(D)下記式〔I〕;
−Si−R−SH 〔I〕
(式中、R、R及びRは、同一若しくは異なって、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、水素原子又は炭素数6〜30のアリール基を表す。ただし、R、R及びRの少なくとも1つは炭素数1〜8のアルコキシ基である。Rは、炭素数1〜30のアルキレン基を表す。)で示される化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
上記未加硫複合体微粒子の平均粒子径が500μm以下であることが好ましい。
上記ゴム組成物は、更にゴム成分を含有し、上記未加硫複合体微粒子の含有量が当該ゴム成分100質量部に対して5〜30質量部であることが好ましい。
本発明は更に、上記ゴム組成物を用いたトレッドを有することを特徴とするタイヤに関する。
本発明によれば、(i)ビニル基を含有するジエン系ゴム、特定の窒素吸着比表面積を有するシリカ及び/又はカーボンブラック、並びに分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物を含有する未加硫複合体微粒子、又は(ii)ビニル基を含有するジエン系ゴム、特定の窒素吸着比表面積を有するシリカ、及び分子中にメルカプト基を有する特定化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むタイヤトレッド用ゴム組成物であるので、当該ゴム組成物をトレッドに適用することにより、転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能のすべての性能をバランス良く高めたタイヤを提供できる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、(A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積30〜500m/gのシリカ及び/又は窒素吸着比表面積22〜250m/gのカーボンブラック、並びに(C)分子中に2個以上のメルカプト基(−SH)を有する化合物を含有する未加硫複合体微粒子、又は(A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積が30〜500m/gのシリカ、及び(D)上記式〔I〕で示される化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含む。このように、ビニル基を含有するジエン系ゴム、特定比表面積のシリカやカーボンブラック及びメルカプト基を有する特定の化合物を用いた未加硫複合体微粒子(以下、単に「複合体微粒子」ともいう)を使用することによって低燃費性能及び耐摩耗性能を維持しつつ、グリップ性能を改善できる。このため、上記ゴム組成物をタイヤトレッドに使用することにより、転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能がバランス良く優れたタイヤを製造することができる。
複合体微粒子の(A)成分のジエン系ゴムとしてはビニル基を含有してさえいれば特に限定されず、例えば、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)などが挙げられる。なかでも、タイヤトレッドのグリップ性能を改善するという点で、SBRが好ましい。複合体微粒子中のジエン系ゴム成分としてはビニル基を含有するジエン系ゴムを単独で用いてもよく、また、ビニル基を含有するジエン系ゴムと他のジエン系ゴムの2種類以上のブレンドでもよい。ブレンドするジエン系ゴムとしては特に限定されず、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム(SIBR)などが挙げられる。
ビニル基を含有するジエン系ゴムであるSBRのスチレン量は、好ましくは10モル%以上、より好ましくは15モル%以上である。10モル%未満では、グリップ性能が改善されない傾向がある。また、SBRのスチレン量は、好ましくは55モル%以下、より好ましくは45モル%以下である。55モル%を超えると、燃費性能が悪化する傾向がある。
なお、スチレン量は、H−NMR測定により算出される。
ビニル基を含有するジエン系ゴムのビニル量は、好ましくは40モル%以上、より好ましくは50モル%以上である。40モル%未満では、目的とする複合体微粒子が得られない傾向がある。また、ビニル基を含有するジエン系ゴムのビニル量は、好ましくは70モル%以下、より好ましくは65モル%以下である。70モル%を超えると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドゴムの摩耗性能が悪化する傾向がある。
なお、ビニル量とは、ブタジエン部のビニル量のことを示し、H−NMR測定により算出される。
複合体微粒子において、ビニル基を含有するジエン系ゴムと他のジエン系ゴムのブレンドを用いる場合、ジエン系ゴム(当該ブレンド)100質量%中のビニル基を含有するジエン系ゴムの含有量は、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上が特に好ましい。ビニル基を含有するジエン系ゴムの含有量が70質量%未満では、目的とする複合体微粒子が得られない傾向がある。
複合体微粒子の(B)成分のシリカとしては、例えば、乾式法により得られるシリカ(無水ケイ酸)、湿式法により得られるシリカ(含水ケイ酸)などが挙げられ、特に湿式法により得られるシリカが好ましい。シリカは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記(B)成分のシリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、30m/g以上、好ましくは50m/g以上、より好ましくは100m/g以上、更に好ましくは150m/g以上である。30m/g未満であると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドの摩耗性能が悪化する傾向がある。また、当該シリカのNSAは、500m/g以下、好ましくは400m/g以下、より好ましくは300m/g以下、更に好ましくは250m/g以下である。500m/gを超えると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドの加工性が悪化する傾向がある。
なお、シリカの窒素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
複合体微粒子の(B)成分のカーボンブラックとしては、タイヤ等のゴム工業において一般的に用いられるHAF、FEFなどを用いることができる。カーボンブラックは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記(B)成分のカーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、22m/g以上、好ましくは40m/g以上、より好ましくは60m/g以上である。22m/g未満では、複合体微粒子を含むタイヤトレッドゴムの摩耗性能が悪化する傾向がある。また、当該カーボンブラックのNSAは、250m/g以下、好ましくは200m/g以下、より好ましくは150m/g以下である。250m/gを超えると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドゴムの加工性が悪化する傾向がある。
なお、カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K6217のA法によって求められる。
上記複合体微粒子において、(B)成分のシリカ及び/又はカーボンブラックの含有量は、(A)成分のビニル基を含有するジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは15質量部以上、より好ましくは25質量部以上、更に好ましくは30質量部以上である。15質量部未満であると、目的とするような複合体微粒子が得られない傾向がある。また、(B)成分のシリカ及び/又はカーボンブラックの含有量は、(A)成分のビニル基を含有するジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは100質量部以下、より好ましくは80質量部以下、更に好ましくは70質量部以下である。100質量部を超えると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドゴムの摩耗性能が悪化する傾向がある。
なお、(B)成分のシリカ及び/又はカーボンブラックの含有量とは、複合体微粒子に含まれるシリカとカーボンブラックとの合計量である。
本発明における複合体微粒子では、(C)、(D)成分として、分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物、上記式〔I〕で表される化合物が使用される。(C)又は(D)成分を、(A)及び(B)成分とともに用いた微粒子であることにより、転がり抵抗性能、耐摩耗性能及びグリップ性能がバランス良く得られる。また、これらの成分を用いているため、混練するという簡便な工程により、凍結粉砕法や水撃粉砕法のような複雑な工程を経ることなく、所望の複合体微粒子を製造できる。
複合体微粒子の(C)成分の分子中に2個以上のメルカプト基(−SH)を有する化合物としては特に限定されず、例えば、脂肪族ジチオール、芳香族ジチオールのジチオール化合物等が挙げられ、なかでも、脂肪族ジチオールが好ましい。ジチオール化合物としては、例えば、下記式〔II〕で表される化合物が挙げられる。
HS−R−SH 〔II〕
(Rはアルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基を表し、当該Rはへテロ原子を含んでもよい。)
のアルキレン基としては、炭素数1〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が挙げられる。当該アルキレン基の炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは6以上である。また、当該アルキレン基の炭素数は、好ましくは20以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは12以下である。
のアルキレン基の具体例としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、へプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン基、テトラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシレン基、ヘプタデシレン基、オクタデシレン基等が挙げられる。Rのアリーレン基及びアラルキレン基としては、好ましくは炭素数6〜15のアリーレン基及びアラルキレン基が挙げられ、具体的には、フェニレン基、トリレン基、ナフチレン基、キシリレン基、ベンジリデン基、フェネチリデン基、α−メチルベンジリデン基等が挙げられる。Rはへテロ原子を含んでもよく、該ヘテロ原子としては、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子が挙げられる。上記Rのなかでも、へテロ原子を含んでもよい直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましい。
上記式〔II〕で表される化合物の具体例としては、例えば、1,2−エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,4−ブタンジチオール、2,3−ブタンジチオール、1,5−ペンタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,7−ヘプタンジチオール、1,8−オクタンジチオール、1,9−ノナンジチオール、1,10−デカンジチオール、1,11−ウンデカンジチオール、1,12−ドデカンジチオール、1,13−トリデカンジチオール、1,14−テトラデカンジチオール、1,15−ペンタデカンジチオール、1,16−ヘキサデカンジチオール、1,17−ヘプタデカンジチオール、1,18−オクタデカンジチオール、1,19−ノナデカンジチオール、1,20−イコサンジチオール、3,6−ジオキサ−1,8−オクタンジチオール、3,7−ジチア−1,9−ノナンジチオール、3−チア−1,5−ペンタンジチオール等の脂肪族ジチオール;1,2−ベンゼンジチオール、1,3−ベンゼンジチオール、1,4−ベンゼンジチオール、2,4,6−トリメチル−1,3−ベンゼンジメタンチオール、4,4−ビフェニルジチオール等の芳香族ジチオール;等が挙げられる。なかでも、1,10−デカンジチオール、3,6−ジオキサ−1,8−オクタンジチオールが好ましい。これらの2個以上のメルカプト基(−SH)を有する化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
複合体微粒子の(D)成分の上記式〔I〕で表される化合物(R−Si−R−SH)において、式中のR、R及びRは、同一若しくは異なって、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、水素原子又は炭素数6〜30のアリール基を表す(ただし、R、R及びRの少なくとも1つは炭素数1〜8のアルコキシ基である。)。また、Rは、炭素数1〜30のアルキレン基を表す。
〜Rのアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、へキシル基、へプチル基、オクチル基等が挙げられる。R〜Rのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられる。なお、アルコキシ基には、シクロアルコキシ基(シクロヘキシルオキシ基等の炭素数5〜8のシクロアルコキシ基等)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ベンジルオキシ基等の炭素数6〜8のアリールオキシ基等)も含まれる。R〜Rのアリール基としては、フェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェニル基、o−テルフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基等が挙げられる。R〜Rとしては、炭素数1〜8(好ましくは炭素数1〜4、より好ましくは炭素数1〜2)のアルコキシ基が好ましい。
で表される炭素数1〜30のアルキレン基の炭素数は、好ましくは2以上であり、また当該アルキレン基の炭素数は、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下である。
のアルキレン基としては、例えば、上記Rのアルキレン基と同様の基が挙げられる。
上記式〔I〕で表される化合物としては、メルカプトアルキルトリアルコキシシランが好適に用いられ、具体的には、メルカプトメチルトリメトキシシラン、メルカプトメチルトリエトキシシラン、メルカプトメチルトリプロポキシシラン、メルカプトメチルトリブトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリプロポキシシラン、2−メルカプトエチルトリブトキシシラン、1−メルカプトエチルトリメトキシシラン、1−メルカプトエチルトリエトキシシラン、1−メルカプトエチルトリプロポキシシラン、1−メルカプトエチルトリブトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリプロポキシシラン、3−メルカプトプロピルトリブトキシシラン、4−メルカプトブチルトリメトキシシラン、4−メルカプトブチルトリエトキシシラン、4−メルカプトブチルトリプロポキシシラン、4−メルカプトブチルトリブトキシシラン、5−メルカプトペンチルトリメトキシシラン、5−メルカプトペンチルトリエトキシシラン、5−メルカプトペンチルトリプロポキシシラン、5−メルカプトペンチルトリブトキシシラン等が挙げられる。上記メルカプトアルキルトリアルコキシシランのなかでも、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、11−メルカプトウンデシルトリメトキシシランが好適に用いられる。
本発明における複合体微粒子において、上記分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物、上記式〔I〕で表される化合物の含有量は、(A)成分のビニル基を含有するジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。また、当該含有量は、(A)成分のビニル基を含有するジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは8質量部以下である。0.5質量部未満であると、目的とする複合体微粒子が得られない傾向があり、10質量部を超えると、添加量を増やすことによる効果はなくなり、コストアップになるだけである。
本発明のゴム組成物では、前記(A)、(B)及び(C)成分、又は(A)、(B)及び(D)成分の他に、更にステアリン酸、酸化亜鉛等の配合剤を配合してもよい。
上記複合体微粒子は、前記成分を混練して作製されるものであるが、当該混練工程の方法は特に限定されず、バンバリーミキサー、プラストミル、二軸押出機、短軸押出機など各種混練機を使用する方法が挙げられる。トルク管理が容易で、過昇温を抑制できることからバンバリーミキサーが好適に用いられる。混練温度は、100〜180℃の範囲内が好適である。
上記複合体微粒子の平均粒子径は、500μm以下が好ましい。500μmを超えると、加硫ゴム粉末自体の強度が劣り破壊特性が低下し、トレッドゴムの耐摩耗性、耐カットチッピング性能が低下する傾向がある。複合体微粒子の平均粒子径は、300μm以下がより好ましく、200μm以下が更に好ましい。また、複合体微粒子の平均粒子径は、10μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましい。
なお、複合体微粒子の平均粒子径は、走査型電子顕微鏡による観察や透過型電子顕微鏡における透過電子像の観察により測定することができる。
本発明における複合体微粒子は、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤等によって加硫された加硫ゴム粉末ではなく、未加硫複合体微粒子である。これにより、本発明の効果が良好に得られる。当該未加硫複合体微粒子は、加硫剤や加硫促進剤を複合体微粒子中の成分として用いないこと等の手段により製造できる。
本発明のゴム組成物において、複合体微粒子の含有量は、後述するゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上である。また、上記複合体微粒子の含有量は、上記ゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以下、より好ましくは20質量部以下である。5質量部未満であると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドのグリップ性能が改善されない傾向があり、30質量部を超えると、複合体微粒子を含むタイヤトレッドの摩擦性能及び燃費性能が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物に用いられるゴム成分としては特に限定されず、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)などが挙げられる。なかでも、ゴム組成物の強度、耐摩耗性、グリップ性能、燃費性能のバランスの点から、NRと、BRやSBRとを併用することが好ましい。
上記ゴム成分のNRとしては特に限定されず、例えば、SIR20、RSS♯3、TSR20等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。また、上記ゴム成分のSBRとしては特に限定されず、例えば、複合体微粒子で述べたSBRを使用できる。更に、上記ゴム成分のBRとしても、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
本発明のゴム組成物は、上記複合体微粒子の他に、シリカ及び/又はカーボンブラックを含有してもよい。シリカ及び/又はカーボンブラックを配合することにより、補強効果が得られるとともに、低発熱性が改善される。シリカ、カーボンブラックとしては特に限定されず、例えば、上述のシリカ、カーボンブラックを使用できる。
本発明のゴム組成物において、当該シリカ及び/又はカーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは30質量部以上である。シリカ及び/又はカーボンブラックの含有量が10質量部未満では、シリカやカーボンブラックの配合による充分な効果が得られない傾向がある。また、シリカ及び/又はカーボンブラックの含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下である。シリカ及び/又はカーボンブラックの含有量が150質量部を超えると、シリカやカーボンブラックのゴムへの分散が困難になりゴムの加工性が悪化する傾向がある。なお、ゴム組成物において、当該シリカ及び/又はカーボンブラックの含有量とは、シリカとカーボンブラックとの合計量である。
本発明のゴム組成物にシリカを配合する場合、更にシランカップリング剤を併用することが好ましい。シランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィドなどが挙げられる。なかでも、補強性改善効果などの点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドが好ましい。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のゴム組成物において、当該シランカップリング剤の配合量は、当該シリカ100質量部に対して、0.5質量以上であることが好ましく、2質量部以上であることがより好ましい。0.5質量部未満では、破壊強度が低下する傾向がある。また、当該シランカップリング剤の配合量は、当該シリカ100質量部に対し、20質量部以下であることが好ましく、15質量部以下であることがより好ましい。20質量部を超えても、その配合量に見合う破壊強度の増加や転がり抵抗低減などの効果が得られない傾向がある。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分、シリカ、カーボンブラック、シランカップリング剤などを含むものであり、これらの成分は、(1)複合体微粒子中、及び(2)該複合体微粒子中以外のゴム組成物中、の両方に含まれている。この場合、(1)及び(2)に含まれるそのゴム成分、シリカ等は同一のものであってもよいし、異なっていてもよい。なお、本願明細書において、例えば、「ゴム成分100質量部に対してシリカ15質量部」と述べる場合、該ゴム成分100質量部及び該シリカ15質量部には、(2)のゴム成分及びシリカのみが含まれ、(1)のものは含まれない。つまり、(2)のゴム成分100質量部に対して(2)のシリカが15質量部という意味である。
本発明のゴム組成物には、前記未加硫複合体微粒子、ゴム成分、シリカ、カーボンブラック、シランカップリング剤以外にも、一般に使用される配合剤、例えば、クレー等の補強用充填剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、各種老化防止剤、オイル、ワックス、硫黄などの加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
本発明のゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサーなどのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法等により製造できる。
本発明のゴム組成物は、タイヤトレッドとして使用される。
本発明のタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、前記各成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でタイヤトレッドの形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成した後、加硫機中で加熱加圧してタイヤを製造することができる。
本発明のタイヤは、乗用車用タイヤ、バス用タイヤ、トラック用タイヤ等として好適に用いられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下に、実施例及び比較例で用いた各種薬品について説明する。
NR:RSS#3
SBR(1):JSR(株)製のNS116(ビニル量:60モル%、スチレン量:20モル%)
SBR(2):JSR(株)製のHPR355(ビニル量:60モル%、スチレン量:30モル%)
SBR(3):JSR(株)製のHPR357(ビニル量:55モル%、スチレン量:40モル%)
シリカ(A):デグッサ社製のULTRASIL VN3(窒素吸着比表面積:165m/g)
シリカ(B):デグッサ社製のULTRASIL 360(窒素吸着比表面積:50m/g)
カーボンブラック(A):昭和キャボット(株)製のショウワブラックN330(窒素吸着比表面積:79m/g)
カーボンブラック(B):昭和キャボット(株)製のショウワブラックN220(窒素吸着比表面積:119m/g)
SH系化合物(A)(2個のメルカプト基を有する化合物):東京化成工業(株)製の1,10−デカンジチオール
SH系化合物(B)(2個のメルカプト基を有する化合物):東京化成工業(株)製の3,6−ジオキサ−1,8−オクタンジチオール
SH系カップリング剤(A)(式〔I〕で表される化合物):信越化学工業(株)製のKBM803(3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)
SH系カップリング剤(B)(式〔I〕で表される化合物):gelest社製の11−メルカプトウンデシルトリメトキシシラン
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi266(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
ステアリン酸:日本油脂(株)製の椿
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤(1):大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤(2):大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(N,N’−ジフェニルグアニジン)
(ゴム/シリカ複合体微粒子、ゴム/カーボンブラック複合体微粒子の作製)
1.7Lバンバリーミキサーを用いて、表1に示す配合量で、SBR、シリカ、カーボンブラック、SH系化合物、SH系カップリング剤、ステアリン酸及び酸化亜鉛を130℃で3分間混練りし、複合体微粒子(未加硫ゴム粉末)を得た。なお、各複合体微粒子の平均粒子径は、約180μmであった。
実施例1〜10
1.7Lバンバリーを用いて、表2に示す配合量で、NR、SBR、シリカ、複合体微粒子、シランカップリング剤、ステアリン酸、酸化亜鉛及び老化防止剤を混練りした。次に、ロールを用いて、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加して練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
更に、得られた未加硫ゴム組成物を170℃の条件下で15分間プレス加硫し加硫ゴム組成物を得た。
比較例1
複合体微粒子を配合しなかったこと以外は実施例と同様にして、表2に示す配合量で、未加硫ゴム組成物を得、更に加硫ゴム組成物を得た。
(タイヤの製造)
上記で得られた表2に示す配合の各未加硫ゴム組成物(混練物)をそれぞれトレッド形状に成型し、他のタイヤ部材と貼り合わせて加硫することにより、各実施例及び比較例の試験タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を製造した。
得られた加硫ゴム組成物、試験タイヤを下記により評価した。結果を表2に示す。
<粘弾性試験>
(i)燃費性能
加硫ゴム組成物について、粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度70℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件下で各配合の損失正接(tanδ)を測定し、比較例1の損失正接tanδを100として、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど転がり抵抗特性が優れる。
(転がり抵抗指数)=(比較例1のtanδ)/(各配合のtanδ)×100
(ii)ウェットグリップ性能
加硫ゴム組成物について、粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度0℃、初期歪み10%、動歪み0.5%の条件下で各配合の損失正接(tanδ)を測定し、比較例1の損失正接tanδを100として、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能が優れる。
(ウェットグリップ指数)=(各配合のtanδ)/(比較例1のtanδ)×100
<摩耗試験>
加硫ゴム組成物について、ランボーン摩耗試験機を用いて、温度20℃、スリップ率20%及び試験時間2分間の条件下でランボーン摩耗量を測定した。更に、測定したランボーン摩耗量から容積損失量を計算し、比較例1の容積損失量を100とし、下記計算式により、各配合の容積損失量を指数表示した。なお、ランボーン摩耗指数が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。
(ランボーン摩耗指数)=(比較例1の容積損失量)/(各配合の容積損失量)×100
<転がり抵抗性能>
転がり抵抗試験機を用いて、リムサイズ(15×6JJ)、タイヤ内圧(230kPa)、荷重(3.43kN)、速度(80km/h)の条件下における前記試験タイヤの転がり抵抗を測定した。比較例1の転がり抵抗を100として、他の例をそれぞれ指数表示した(転がり抵抗指数)。指数が大きいほど、転がり抵抗が低減されており、転がり抵抗性能が良好であることを示す。
<ウェットスキッド性能>
試験タイヤを車両(国産FF2000cc)の前輪に装着して、湿潤アスファルト路面において、速度100km/hの時、ブレーキをかけた地点からの制動距離を求めた。制動距離を以下の式により、それぞれ指数で表示した。指数が大きいほど、ウェットスキッド性能が良好であることを示す。
(ウェットスキッド性能指数)=(比較例1の制動距離)/(各試験タイヤの制動距離)×100
Figure 2010090203
Figure 2010090203
複合体微粒子を用いた実施例では、良好な転がり抵抗及び耐摩耗性能を維持しつつ、グリップ性能を改善でき、これらの性能をバランス良く得ることが可能であった。一方、複合体微粒子を配合していない比較例1では、実施例に比べてグリップ性能が劣っていた。
また、実施例で用いた複合体微粒子は、表1に示した成分を混練りするという簡便な工程で作製できた。

Claims (5)

  1. (A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積30〜500m/gのシリカ及び/又は窒素吸着比表面積22〜250m/gのカーボンブラック、並びに(C)分子中に2個以上のメルカプト基を有する化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. (A)ビニル基を含有するジエン系ゴム、(B)窒素吸着比表面積30〜500m/gのシリカ、及び(D)下記式〔I〕;
    −Si−R−SH 〔I〕
    (式中、R、R及びRは、同一若しくは異なって、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、水素原子又は炭素数6〜30のアリール基を表す。ただし、R、R及びRの少なくとも1つは炭素数1〜8のアルコキシ基である。Rは、炭素数1〜30のアルキレン基を表す。)
    で示される化合物を含有する未加硫複合体微粒子を含むことを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 未加硫複合体微粒子の平均粒子径が500μm以下である請求項1又は2記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  4. 更にゴム成分を含有し、未加硫複合体微粒子の含有量が当該ゴム成分100質量部に対して5〜30質量部である請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物を用いたトレッドを有することを特徴とするタイヤ。
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