JP5483225B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
記録紙がセンサS1に到達してセンサS1が記録紙の先端を検知すると、図5に示したように、検知信号S1はS1=0(紙無し)からS1=1(紙有り)に変化する。同様に、記録紙がセンサS1を通過した後センサS2に到達すると、検知信号S2はS2=0(紙無し)からS2=1(紙有り)に変化する。また、S1、S2とも、記録紙の後端が各センサを通過すると、検知信号は0(紙無し)に変化する。先に説明したように、信号S1の立ち上がりから信号S2の立ち上がりまでの時間は、T1=L/Vである。また、図5には併せて、信号S2の立ち上がりからの遅れ時間α、βをそれぞれ示している。
図5に示したようにセンサS2による記録紙先端の検知タイミングt1が、T1からα時間以内の遅れであった場合(T1<t1≦T1+αの場合)には、CPUは記録紙が正常に搬送されていると判断し、所定の機能を実行するように装置を制御する(図6のS11でYes→S12)。具体的には、αは例えば60ms(ミリ秒)であって、T1<t1≦T1+60msの場合には、CPUは記録紙が正常搬送されていると判断して、例えば転写機能を実行するように制御する。なお記録紙の搬送は摩擦搬送であるため、上記のタイミングT1からずれる場合には通常は搬送遅れの方向になるが、実際には余裕をみて、T1−α≦t1≦T1+αの場合に正常搬送されていると判断するようにするのがよい。
図5に示したようにセンサS2による記録紙先端の検知タイミングt1が、T1からα時間より大きくβ時間以内の遅れであった場合(T1+α<t1≦T1+βの場合)には、CPUは記録紙にわずかな搬送遅れが生じていると判断し、給紙トレイ101または102からの記録紙の供給を停止するのとともに、上述した所定の機能は実行させずに、記録紙排出のための搬送動作を実行する(図6のS13でYes→S14)。このように装置内部の記録紙を排出する搬送動作を、ジャムクリア搬送と呼ぶ。具体的には、βは例えば120msであって、T1+60ms<t1≦T1+120msの場合には、CPUは記録紙の搬送異常(わずかな搬送遅れ)が生じていると判断して、その後の転写機能は実行せずに、装置内部に残留しているすべての記録紙を排出するように搬送動作を継続させる。このように動作させる理由は、装置内部で搬送異常が生じた場合であってもそれがわずかな搬送異常である場合には、その後にジャムを生じる可能性が低いので、装置を止めずに記録紙を排出することによって装置を回復させるまでの時間を短縮するためである。
図5に示したようにセンサS2による記録紙先端の検知タイミングt1が、T1からβ時間より大きく遅れた場合(T1+β<t1の場合)には、CPUは記録紙に大きな搬送遅れが生じていると判断し、ただちに装置を停止するように制御する(図6のS13でNo→S15)。具体的には、βは例えば120msであって、T1+120ms<t1の場合には、CPUは記録紙の搬送異常(大きな搬送遅れ)が生じていると判断して、その後の転写機能を実行しないのはもちろん、搬送系も停止する。このように動作させる理由は、装置内部で大きな搬送異常が生じた場合には、その記録紙と後続の記録紙が衝突してしまい、搬送そのものができなくなってしまうためである(このような状況になった場合、搬送を継続するとジャムを引き起こす可能性がきわめて高くなる)。したがって、ここではβ=120msと例示しているが、β時間の設定の仕方としては、搬送異常を引き起こした記録紙が次に搬送されてくる記録紙と衝突するかどうかを判断基準とし、衝突しない範囲で設定するようにすればよい。なお、βが無限大に大きな場合、すなわちセンサS2が記録紙の先端を検知できなかった場合も含まれる。
このように大きな搬送遅れが生じた場合には装置を停止するが、わずかな搬送遅れが生じている状態に復帰するシステムを構築することもできる。通常、検知タイミングt1がT1からβ時間より大きく遅れた場合には大きな搬送遅れが生じていると判断されるが、遅れ時間がβ時間に近い場合には搬送ローラの回転速度を増加させる制御を行えば、大きな搬送遅れが生じたことを検知したセンサより以降のセンサにおいて「(2)わずかな搬送遅れが生じた場合」の状態に戻すことが可能となる。すなわち、仮にセンサS2が規定の検知タイミングT1に対して(β+Δβ)時間の搬送遅れを検出した場合、当該記録紙を搬送する搬送ローラの回転速度を制御することによりβ時間以下にまで遅れを解消すれば、「(2)わずかな搬送遅れが生じた場合」の状態に戻すことができるので、装置を停止させずにジャムクリア搬送動作を実行することができる。なおΔβ時間は搬送ローラの特性等により適宜設定できるが、搬送遅れが(β+Δβ)時間を超えるとジャムクリア搬送動作に復帰させるまではできなくなるので、その場合には大きな搬送遅れが生じていると判断し装置を停止することになる。
記録紙がセンサS3に到達してセンサS3が記録紙の先端を検知すると、図8に示したように、検知信号S3はS3=0(紙無し)からS3=1(紙有り)に変化する。そして、記録紙が搬送されてその後端がセンサS3を通過すると、検知信号S3はS3=0(紙無し)に変化する。先に説明したように、信号S3の立ち上がりから立ち下がりまでの時間は、T2=D/Vである。また、図8には併せて、信号S3の立ち下がりからの遅れ時間γ、δをそれぞれ示している。
図8に示したようにセンサS3による記録紙後端の検知タイミングt2が、T2からγ時間以内の遅れであった場合(T2<t2≦T2+γの場合)には、CPUは記録紙が正常に搬送されていると判断し、所定の機能を実行するように装置を制御する(図9のS21でYes→S22)。具体的には、γは例えば60ms(ミリ秒)であって、T2<t2≦T2+60msの場合には、CPUは記録紙が正常搬送されていると判断して、例えば転写機能を実行するように制御する。図8では、T2からγ時間以内の遅れでセンサS3が記録紙後端を検知した様子を示している。
図8に示したように、センサS3による記録紙後端の検知タイミングt2が、T2からγ時間より大きくδ時間以内の遅れであった場合(T2+γ<t2≦T2+δの場合)には、CPUは記録紙にわずかな搬送遅れが生じていると判断し、給紙トレイ101または102からの記録紙の供給を停止するのとともに、上述した所定の機能は実行させずに、記録紙排出のためのジャムクリア搬送動作を実行する(図9のS23でYes→S24)。具体的には、δは例えば120msであって、T2+60ms<t2≦T2+120msの場合には、CPUは記録紙の搬送異常(わずかな搬送遅れ)が生じていると判断して、その後の転写機能は実行せずに、装置内部に残留しているすべての記録紙を排出するように搬送動作を継続させる。このように動作させる理由は、未達に関して説明したのと同様である。
図8では、T2からγ時間より大きくδ時間以内の遅れでセンサS3が記録紙後端を検知した様子を示している。
図8に示したようにセンサS3による記録紙後端の検知タイミングt2が、T2からδ時間より大きく遅れた場合(T2+δ<t2の場合)には、CPUは記録紙に大きな搬送遅れが生じていると判断し、ただちに装置を停止するように制御する(図9のS23でNo→S25)。具体的には、δは例えば120msであって、T2+120ms<t2の場合には、CPUは記録紙の搬送異常(大きな搬送遅れ)が生じていると判断して、その後の転写機能を実行しないのはもちろん、搬送系の動作も停止させる。このように動作させる理由は、未達に関して説明したのと同様である。搬送異常を引き起こした記録紙が後続の記録紙と衝突するかどうかを判断基準として、衝突しない範囲でδ時間を適宜設定すればよい。
図8では、T2からδ時間より大きな遅れでセンサS3が記録紙後端を検知した様子を示している。なお、δが無限大に大きな場合、すなわちセンサS3が記録紙の後端を検知できなかった場合も含まれる。
大きな搬送遅れが生じた場合に搬送ローラの回転速度を制御することによりわずかな搬送遅れが生じている状態に戻すことができることは未達のところで説明したのと同様である。また相前後して順次搬送されてくる記録紙が衝突するかどうかを判断基準として、すなわち、先に搬送されている記録紙と次に搬送されてくる記録紙との相対的な位置関係に基づいて検知タイミングの補正や搬送制御を行なえば一層好適であることや、γ時間、δ時間を調整することにより搬送異常を生じにくくすることができることも、未達のところで説明したのと同様である。
103、104 給紙ローラ
105 反転ローラ
106 搬送ローラ
107 転写ローラ
109 搬送ローラ
110 フリップローラ
111 搬送ローラ
113乃至117 センサ
118 排紙トレイ
201 検知手段
202 制御手段
203 給紙手段
204 搬送手段
205 作像手段
A 搬送経路
B 片面印刷経路
C 両面印刷経路
D 反転経路
E 排紙経路
F、G 記録紙
X、Y 搬送路
S1、S2、S3 センサ
Claims (7)
- 所定の搬送経路に記録媒体を供給する記録媒体供給手段と、
前記記録媒体供給手段から供給された記録媒体を前記搬送経路上で搬送する搬送手段と、
前記搬送経路の上流側、下流側に配設され記録媒体の搬送状態を検出する上流側、下流側それぞれの搬送状態検出手段と、
前記記録媒体供給手段と前記搬送手段と前記搬送状態検出手段の動作制御を行う制御手段と、
前記制御手段によって前記搬送手段を制御することにより搬送状態が正常な状態で記録された記録媒体を排出する第1の排出手段と、
前記制御手段によって前記搬送手段を制御することにより搬送遅れを生じた記録媒体を排出する第2の排出手段を備え、
前記制御手段は、前記搬送状態検出手段によって記録媒体の搬送の遅れおよび当該搬送の遅れを生じた記録媒体と後続する記録媒体との間の距離が所定の距離より大きいことを検出した場合に、前記記録媒体供給手段による記録媒体の供給を停止するとともに前記搬送手段による記録媒体の搬送を所定期間だけ継続するように制御し、前記第2の排出手段により前記搬送遅れが検出された記録媒体を排出する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の排出手段により排出される記録媒体を収容する収容手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
- 表示手段を備え、前記搬送状態検出手段による検出結果を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1または2に記載した画像形成装置。
- 前記搬送状態検出手段による検出結果が、搬送異常の種別であることを特徴とする請求項3に記載した画像形成装置。
- 前記搬送を継続する所定期間中に、前記搬送状態検出手段が再度記録媒体の搬送の遅れを検出した場合には、前記制御手段は前記搬送手段を停止させるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載した画像形成装置。
- 前記所定期間を、前記搬送経路上に存在するすべての記録媒体を前記収容手段に排出することができる期間に設定したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載した画像形成装置。
- 前記搬送経路が環状に構成され、さらに前記搬送経路に記録媒体反転手段を備え、前記記録媒体反転手段により記録媒体を表裏反転させて搬送して両面印刷を行なうことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載した画像形成装置。
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- 2013-05-31 JP JP2013115425A patent/JP5483225B2/ja active Active
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