JP5480570B2 - ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード - Google Patents
ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード Download PDFInfo
- Publication number
- JP5480570B2 JP5480570B2 JP2009213519A JP2009213519A JP5480570B2 JP 5480570 B2 JP5480570 B2 JP 5480570B2 JP 2009213519 A JP2009213519 A JP 2009213519A JP 2009213519 A JP2009213519 A JP 2009213519A JP 5480570 B2 JP5480570 B2 JP 5480570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter unit
- fan filter
- fan
- filter
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Description
ここで、吸引排気とは、屋内(キッチンなどの室内)から吸引捕集された汚染空気がフィルタを通過して清浄化された後に屋外に排気されることであり、吸引循環とは、同汚染空気がフィルタを通過して清浄化された後に再び屋内に戻されることである。
これによって、日常的な清掃時間が短縮されるなどのメンテナンス性の改善が図られている。
そして、スロットタイプやパンチングメタルタイプのフィルタは、主に、耐蝕アルミニウム板やステンレス鋼板などの金属薄板を用いて形成され、表面処理が施されているものである。
例えば、スロットタイプのフィルタの場合、平板な金属薄板に、一方向に屈折するように衝突舌片を斜めに切り起こすることにより平面部分を残すことなく一方向に傾斜させた多数の通気孔を設けて、この通気孔を汚染空気が通過するときに衝突舌片への衝突(接触)によって油脂分が衝突舌片に付着させて汚染空気から付着回収(分離回収)されるように形成されている。
すなわち、汚染空気が通る細かい通気孔などの集合によって構成されているために、細かい通気孔の内側などに付着した汚れを剥離除去するためにはブラシなどの洗浄グッズなどを用いた手作業による洗浄を強いられているなどの日常的なメンテナンス性のさらなる改善が求められていた。
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収する筒状または螺旋状のフィルタを着脱可能に備え、ファンフィルタユニットのフィルタを浸漬させて駆動手段によって回転洗浄させるための洗浄用容器を当該ファンフィルタユニットとは別設して備えていることを特徴とする。
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収するフィルタを回転可能で、かつ、着脱可能に備え、前記フィルタを回転させる駆動手段を備えるファンフィルタユニットのフィルタを浸漬させて前記駆動手段によって回転洗浄させるための洗浄用容器を当該ファンフィルタユニットとは別設して備えていることを特徴とする。
また、前記フィルタを手動または電動で回転させる駆動手段を備えていることが好適で、特に、前記駆動手段が電動モータであることが好適なものとなる。この場合、前記フィルタ支持体には前記電動モータに電力を供給する電源A部材および/またはバッテリと、前記電動モータのON/OFF切り替えを行う電源スイッチが備えられていることが好適なものとなる。
また、このとき、専用の洗浄用容器を用いることで、キッチンシンクなどを汚すことなく、フィルタを手動または電動により駆動回転させて丸洗い洗浄することができる。また、フィルタを電動モータによって回転させるときには、バッテリを使用することができ、バッテリが充填切れ、充填容量が不足している場合などには家庭用電源(コンセント)からの電源コードを電源A部材に繋ぐことで、フィルタを駆動回転させることができる。バッテリ充填は家庭用電源からの電源コードを電源A部材に繋ぐことで行うことができる。
前記ファンフィルタユニットを、前記汚染空気を吸引捕集するフード部の捕獲空間に着脱可能に配設していることを特徴とする。
ここで、前記ファンフィルタユニットを、前記捕獲空間に開閉・着脱可能に取り付けられる整流板に着脱可能に配設することが好適なものとなる。
このとき、捕獲空間に開閉・着脱自在に取り付けられる整流板にファンフィルタユニットが着脱自在に配置された構成を採用することで、整流板を開く、整流板から取り外すなどによって、ファンフィルタユニットをレンジフード内から無理なく、簡単に取り出すことができる。
これにより、日常的なメンテナンス性の改善が期待される。
これにより、必要以上の洗浄液を使用することなく、フィルタを洗浄することができるので、洗浄液の無駄をなくし、しかも、キッチンシンクなどを汚すことがなくなる。
また、ファンフィルタユニットのフィルタを、電動モータで駆動回転させる構成を採用することで、排気装置の吸引力によってフード部に捕獲空間に吸引捕集されてくる加熱調理器具などからの汚染空気の衝突作用を、吸引力による汚染空気の流れ(流速)とフィルタの回転との相乗作用によって高めて、油脂分などの汚染物の付着回収率を高めることが期待できる。
また、排気装置の運転に連動させてフィルタを回転させることができるので、フィルタの電動モータの電源スイッチを入れるなどの操作が不要となる。
これにより、日常的な取扱い性の向上が図られたレンジフードを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るファンフィルタユニットを備えたレンジフードを示す縦断側面図および要部の拡大断面図であり、図2は、同レンジフードの縦断正面図および要部の拡大断面図である。
レンジフードAは、図示省略の加熱調理器の略真上において設置され、調理中にガスコンロ、電気コンロ、IHクッキングヒータなどの加熱調理器、調理鍋などから舞い上がってくる廃ガス、油煙、湯煙(水蒸気)、臭気などの汚染空気Gを吸引捕獲し、排気ダクト3を通して屋外に排気するように構成されている。
このレンジフードAは、図1に示すように、平型(薄型)のフード部1と、このフード部1の上に設置される排気装置2とを備えて構成されている。
フード部1は、図1に示すように、下向きに開口する捕獲空間Mを有する扁平箱型に形成されている。そして、フード部1は、使用者側(図1紙面左側)に面する前面部1bに排気装置2の運転開始(強、中、弱)、運転停止などのON/OFF切り替えのための電源スイッチ4を備えている。
この連絡口5は、捕獲空間Mと排気装置2の後記する排気ボックス2a内とを連絡させるものであり、排気装置2が設置される天板1a部分において、排気装置2の後記する排気ファン2bが縦置きに設置される排気ボックス2a内の後半部側(図1紙面右側)を除く前半部側(図1紙面左側)寄りに位置し、かつ、フード部1の左右方向に長い平面視で略横長矩形の開口形状にて開口されている。
これにより、後記するファンフィルタユニットB側に備えられる電源A部材である電源A端子22が、整流板6の捕獲空間Mへの取り付け状態において、電源B端子7に差込み給電または接触給電となしてファンフィルタユニットBの後記する電動モータ20やバッテリ21に電力が供給されるようになっている。
これにより、電源スイッチ4をON側に切り換えて排気装置2の運転させるその運転に連動させてファンフィルタユニットBの電動モータ20を起動させ、後記するフィルタB2を駆動回転させることができる。つまり、調理時に電源スイッチ4による排気装置2の運転開始に連動させてファンフィルタユニットBのフィルタB2を駆動回転させることができる。
整流板6は、フード部1の捕獲空間Mの下向き開口周縁の開口形状よりも一回りほど小さい平板状に形成されている。
この整流板6は、各辺周縁のうち、後辺縁側が捕獲空間Mの後側に備えられる左右の支持部材8によって回動可能で、かつ、適宜係脱可能に支持され、前辺縁側が捕獲空間Mに前側に備えられる左右の係脱部材9によって係脱可能に支持されて捕獲空間Mに開閉・着脱自在に取り付けられるように形成されている。
これにより、整流板6は、後記の図5に示すように、フード部1の後側(紙面右側)に向けて下向きに回動させて捕獲空間Mを開く。また、その開いた状態で支持部材8の互いの掛止状態を解除させることによって、捕獲空間Mから取り外されるようになっている。
排気装置2は、図1に示すように、フード部1の天板1a上に設置される排気ボックス2aと、この排気ボックス2a内に縦置きに内設されるファン装置2bとを備えて構成されている。
排気ボックス2aは、図1および図2に示すように、フード部1の連絡口5に位置する前半部側に該連絡口5に連通させる連通口10を備え、後半部側にはファン装置2bを縦置きに内設し得る大きさを有する横断面視で略四角形状に形成されている。
連通口10は、連絡口5の開口形状と略同形にて上向きに折り曲げ開口されて、図1および図2に示すように、整流板6が捕獲空間Mに取り付けられた状態でファンフィルタユニットBの後記するフィルタ支持体B1の流出口16が排気ボックス2a内に臨むようになっている。
このように形成されている排気ボックス2aは、天板1aの上にネジ止めなどによって取り付けられる。
ファン装置2bは、図1に示すように、ファンケーシング11と、このファンケーシング11内に、ファンモータ13に軸支されて同軸上に収容される排気ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)12とを備えて構成されている。
ファンケーシング11は、図1および図2に示すように、ボリュート形状に形成されている。そして、ファンケーシング11は、排気ファン12の回転軸芯にて同芯上に開口する吸引口14を備えている。この吸引口14は、ベルマウスが取り付けられることで略ラッパ形状に開口される。
このように形成されているファンケーシング10は、図1に示すように、排気ボックス2aの後半部側の上壁にネジ止めなどによって吊持状に取り付けられるとともに、接続筒40を介して排気ダクト3に接続されるようになっている。
ここで、吸引経路とは、フード部1の吸込み隙間Sから捕獲空間Mに吸引捕集される汚染空気Gが、捕獲空間Mを通り、そして、連絡口5を通り抜けて排気ボックス2a内へと吸引流入されてファンケーシング11の吸引口14からファンケーシング11内に吸引されるまでの道筋を言う。簡潔に述べると、フード部1の吸込み隙間Sから排気装置2の吸引口14へと吸引流通される汚染空気Gの道筋を言う。
図3は、本実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図であり、図4は、同ファンフィルタユニットを洗浄用容器に収容させた状態で示す縦断面図である。ここでは、図1および図2を適宜参照しながら説明する。
ファンフィルタユニットBは、捕獲空間Mに吸引捕獲された汚染空気Gが、捕獲空間Mから排気装置2の排気ボックス2a内に吸引流入されるときに、汚染空気Gを衝突させて該汚染空気G中に含まれている油脂分などの汚染物gを分離回収するように構成されている(図1(b)参照)。
このファンフィルタユニットBは、汚染空気Gの吸引経路に着脱可能に配設されるフィルタ支持体B1と、このフィルタ支持体B1内に回転可能に内設されるフィルタB2とを備えて構成されている。
フィルタ支持体B1は、図1および図2に示すように、整流板6の上面から排気ボックス2aの流通孔10に至り、該流通孔10から排気ボックス2a内に臨む程度の高さで、連絡口5および連通口10の開口平面視形状と略同形の略横長矩形形状を呈する上下面開口のボックス状に形成されている。
そして、フィルタ支持体B1は、下面開口を汚染空気Gの流入口15とし、上面開口を流出口16としている。この流出口16は、フィルタ支持体B1の上面開口全体にて開口されており、流入口15は、フィルタ支持体B1の長辺壁17両縁において、整流板6との間において所定の開口空間(流通空間)を確保する開口高さと開口幅を有する凹欠形状にて開口されている。
これにより、図1に示すように、フィルタ支持体B1が整流板6の上面に載置固定された状態において、整流板6の四辺周縁に沿う吸込み隙間Sから捕獲空間Mに吸引捕獲された汚染空気Gが、流入口15からフィルタ支持体B1内に吸引流入されてフィルタB2を通過した後に、排気ボックス2a内に臨む流出口16から排気ボックス2a内に吸引流出されるようにしている。
なお、図示を省略しているが、フィルタ支持体B1は、ネジ止めや磁石その他の取付手段によって整流板6に着脱可能に載置されるものである。
フィルタB2は、図1から図4に示すように、多数の空気衝突片(廃ガス衝突片)24を同軸円周上に等間隔をおいて備えて横長円筒状に形成されているクロスフローファンである。このフィルタB2は、フィルタ支持体B1の長辺壁17の内々間に相当する外径(吸引経路を上流側と下流側とに仕切る程度の外径)を有するとともに、筒方向両端面の回転軸芯には回転支軸25を備えている。
これにより、フィルタB2は、フィルタ支持体B1の両側の短辺壁18間にわたり回転可能に軸支されるとともに、一端側の回転支軸25が電動モータ20にカプラなどの接続部材を介して同軸上に接続されて、電動モータ20によって駆動回転するようになっている。
この洗浄用容器26は、図6に示すように、洗浄液Wを入れ、フィルタ支持体B1のみを浸漬させた状態でフィルタB2を回転させながら洗浄するための専用の容器であり、金属や合成樹脂などの適宜の材料によって形成されている。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係るファンフィルタユニットBおよびこのファンフィルタユニットBを備えたレンジフードAについて簡単に説明する。
図5は、整流板を下向きに回動させてファンフィルタユニットを取り外した状態を示すレンジフードの縦断側面図であり、図6は、洗浄用容器を用いて、ファンフィルタユニットを洗浄するときの状態を示す説明図である。ここでは、図1および図2を適宜参照しながら説明する。
ファンフィルタユニットBは、図1および図2に示すように、整流板6の定められた取り付け位置にネジ止めや磁石などによって着脱可能に取り付けられた状態でレンジフードAに備えられる。そして、整流板6が、図5に示す開の状態から図1に示す閉の状態にフード部1の捕獲空間Mに取り付けられることで、図2に示すように、ファンフィルタユニットB側の電源A端子22が、フード部1側の電源B端子7に差込み給電または接触給電となして、電動モータ20に電源スイッチ23を経由して電力が供給される状態となり、また、バッテリ21には直接電力が供給される状態となって充填容量が不足している場合にはバッテリ充填が行われるものである。
整流板6との間に確保されているフィルタ支持体B1の流入口15からフィルタ支持体B1内に吸引流入されてきた汚染空気Gは、フィルタB2の多数の空気衝突片24に衝突し、この衝突によって流れ方向を変え蛇行しながらフィルタB2内を通過してフィルタ支持体B1の流出口16から排気装置2の排気ボックス2a内に吸引流入される。このとき、汚染空気G中に含まれている油脂分などの汚染物gが、図2の(b)に示すように、各空気衝突片24に付着されて汚染空気G中から分離捕獲される。
汚染物gがフィルタB2によって分離回収されてフィルタ支持体B1の流出口16から排気ボックス2a内に吸引流入されてきた汚染空気Gは、吸引口14からファンケーシング11内、排気ダクト3を通って屋外に排気される。
取り外したファンフィルタユニットBを、図6の(a)および(b)に示すように、適量の洗浄液Wが入れられた専用の洗浄用容器26内の洗浄液Wに浸漬させる。このとき、洗浄用容器26の深さは、フィルタ支持体B1の長さに形成されていることで、電動モータ20、バッテリ21などが内設されているボックス19が洗浄液Wに浸かることがない。
フィルタB2が洗浄液W内で駆動回転すると、フィルタB2の空気衝突片24などに付着している汚れは、フィルタB2の駆動回転とこの回転によって掻き混ぜられる洗浄液Wとの衝突力(摩擦抵抗)によって空気衝突片24などの表面から効率よく剥離除去される丸洗い洗浄によって取り除かれる。
以後、ファンフィルタユニットBのフィルタB2が油脂分などの汚染物gの付着によって汚れ、洗浄するときには、前記の手順にてファンユニットユニットBを整流板6から取り外し、専用の洗浄用容器26を用いてフィルタB2を回転洗浄することを繰り返す。
つぎに、図7〜図10に示す他の実施形態に係るファンフィルタユニットB−1と、このファンフィルタユニットB−1を備えたレンジフードA−1について説明する。
図7は、他の実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図であり、図8は、同ファンフィルタユニットの縦断面図であり、図9は、同ファンフィルタユニットを備えたレンジフードの縦断側面図および要部の拡大断面図であり、図10は、同レンジフードの縦断正面図および要部の拡大断面図である。
なお、この他の実施形態に係るファンフィルタユニットB−1は、図7〜図10に示すように、フィルタ支持体B1−1、フィルタB2−1の構成形態を変え、また、レンジフードA−1は、図9および図10に示すように、フード部1−1にオイルパネル27を備えて下向きに開口する捕獲空間Mを形成している。それ以外の構成要素においては前記詳述の実施形態と基本的に同じことから同じ符号を付することで重複説明は省略する。
そして、両側の支持部材28のうち、一方側の支持部材28の外側に、前記のボックス19を備えて、このボックス19内に電動モータ20、バッテリ21をそれぞれ備え、また、ボックス壁には電動モータ20、バッテリ21にリード線などによって繋がれる電源A端子22と、この電源A端子22、バッテリ21の双方と電動モータ20にリード線などによって繋がれる電動モータ20の運転・停止のON/OFF切り替えを行う電源スイッチ23をそれぞれ備えている。
なお、電源A端子22は、ボックス壁の側面に備えられて、図10に示すように、上向きに折り曲げ開口されている排気ボックスの連通孔10に備えられている電源B端子7に接触通電(摺接通電)されるようになっている。
そして、フィルタB2−1は、フィルタ支持体B1−1の4本の連結軸部材29の内々間に相当する外径を有するとともに、筒方向両端面の回転軸芯には回転支軸25を備えている。
これにより、フィルタB2は、フィルタ支持体B1の両側の支持部材間にわたり回転可能に軸支されるとともに、一端側の回転支軸25が電動モータ20にカプラなどの接続部材を介して同軸上に接続されて、電動モータ20によって駆動回転するようになっている。
これにより、フード部1の下向き開口の内側に沿って形成されている上向き開口縁にスポット溶接やネジ止めなどによって取り付けられるようになっている。
これにより、図9および図10に示すように、捕獲空間Mと排気装置2の排気ボックス2a内とが気密に連通されるようになっている。また、ファンフィルタユニットB−1は、フィルタB2−1の円周外面をオイルパネル27の接続口31の開口縁内面に接近させた状態でレンジフードA−1内に備えられるようになっている。
例えば、フィルタB2,B2−1は、周知のスロットタイプ(切り起し)にて円筒状に形成、またはエキスパンドメタルにて円筒状に形成、さらにはそれらの組み合わせによって二重筒円状に形成することができる。また、耐熱性を有する有機または無機繊維材などを用いて円筒状に形成することができる。
また、タイマ機能の付加によって、洗浄の際の電動モータ21によるフィルタB1、B1−1の回転をタイマによって制御し、所定の洗浄時間が経過した時点で自動停止するようにすることができる。
さらに、フィルタB1、B1−1の回転速度を可変するためのボリューム摘みなどを必要に応じて備えることができる。これにより、フィルタB1、B1−1を高速回転させるなどによって、汚れをより短時間で剥離除去する洗浄が可能となるなどの効果が期待できる。
そして、このような平板筒状のフィルタを備えたファンフィルタユニットを、例えば、図1に示すレンジフードAに適用させた場合、フィルタをフィルタ支持体B1の流入口15側と流出口16側とを区画するように平行(整流板6と平行)とすることで、排気装置2の吸引力によって流入口15からフィルタ支持体B1内に流入される汚染空気Gが孔(通気穴)を蛇行通過して流出口16から排気ボックス2a内に流出されるようにすることができる。これにより、油脂分の分離回収率の向上などを期待することができる。
すなわち、レンジフードのフード部1側に、高周波磁界(高周波電力)を発生させる非接触給電部(電源B部材)を備える。そして、この非接触給電部で発生する高周波磁界による電磁誘導を利用して非接触給電部から非接触で受電した電力を電動モータ20およびバッテリ21へ供給する非接触受電部(電源A部材)をファンフィルタユニットB,B−1に備えてなる構成とすることができる。
B,B−1 ファンフィルタユニット
B1,B1−1 フィルタ支持体
B2,B2−1 フィルタ
1 フード部
2 排気装置
2a 排気ボックス
2b 排気ファン
4 電源スイッチ(レンジフード)
6 整流板
7 電源B端子(電源B部材)
14 吸引口
20 電動モータ
21 バッテリ
22 電源A端子(電源A部材)
23 電源スイッチ(ファンフィルタユニット)
26 洗浄用容器
S 吸込み隙間
M 捕獲空間
G 汚染空気
g 汚染物
W 洗浄液
Claims (8)
- 吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収する筒状または螺旋状のフィルタを着脱可能に備え、
ファンフィルタユニットのフィルタを浸漬させて駆動手段によって回転洗浄させるための洗浄用容器を当該ファンフィルタユニットとは別設して備えていることを特徴とするファンフィルタユニット。 - 吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収するフィルタを回転可能で、かつ、着脱可能に備え、
前記フィルタを回転させる駆動手段を備えるファンフィルタユニットのフィルタを浸漬させて前記駆動手段によって回転洗浄させるための洗浄用容器を当該ファンフィルタユニットとは別設して備えていることを特徴とするファンフィルタユニット。 - 前記フィルタは、前記吸引経路に着脱自在に配設されるフィルタ支持体に回転可能に備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファンフィルタユニット。
- 前記駆動手段は、電動モータであり、前記フィルタ支持体には前記電動モータに電力を供給する電源A部材および/またはバッテリと、前記電動モータのON/OFF切り替えを行う電源スイッチが備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のファンフィルタユニット。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のファンフィルタユニットを備えたレンジフードであって、
前記ファンフィルタユニットを、フード部の捕獲空間から排気装置内に至る前記汚染空気が吸引排気または吸引循環される吸引経路に着脱可能に配設してなることを特徴とするレンジフード。 - 前記ファンフィルタユニットは、前記捕獲空間に開閉・着脱可能に備えられる整流板に着脱可能に取り付けられて、前記吸引経路に配設されることを特徴とする請求項5に記載のレンジフード。
- 前記フード部または前記排気装置に、前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材を介して前記電動モータおよび/または前記バッテリに電力を供給する電源B部材が備えられ、前記整流板が前記捕獲空間に取り付けられた状態で前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材に接触給電または非接触給電となして前記電動モータおよび/または前記バッテリに電力が供給されるように構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のレンジフード。
- 前記ファンフィルタユニットのフィルタは、前記排気装置の運転に連動して回転するように構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009213519A JP5480570B2 (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009213519A JP5480570B2 (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064355A JP2011064355A (ja) | 2011-03-31 |
JP5480570B2 true JP5480570B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=43950802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009213519A Expired - Fee Related JP5480570B2 (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5480570B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6014347B2 (ja) * | 2012-04-02 | 2016-10-25 | 富士工業株式会社 | レンジフード |
KR20200008353A (ko) * | 2018-07-16 | 2020-01-28 | 강현호 | 전동팬 및 이를 구비한 공기순환식 전기 로스터 |
CN110030594B (zh) * | 2019-04-04 | 2024-04-05 | 佛山市科蓝环保科技股份有限公司 | 一种方便拆装的组合式油烟净化设备 |
WO2024091063A1 (ko) * | 2022-10-28 | 2024-05-02 | 주식회사 엠아이디자인 | 연기제거기 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002372274A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-26 | Higuchi:Kk | レンジフード |
JP3851234B2 (ja) * | 2002-06-27 | 2006-11-29 | 株式会社トーテクジャパン | 排気設備 |
JP2004069177A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Tooteku Japan:Kk | 厨房システム |
JP5060255B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2012-10-31 | 富士工業株式会社 | レンジフード |
-
2009
- 2009-09-15 JP JP2009213519A patent/JP5480570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011064355A (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020508818A (ja) | 油蒸気および煙浄化循環システムを具備した電気グリラー | |
JPH07236514A (ja) | 乾式ひげそり装置のひげそりヘッドのクリーニング装置 | |
CN101152611A (zh) | 滤网自动更新装置 | |
JP5542606B2 (ja) | レンジフード | |
JP5480570B2 (ja) | ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード | |
CN107461807B (zh) | 空调器的除尘装置及具有其的空调器 | |
JP2008049329A (ja) | フィルター自動交換装置 | |
JP6790247B2 (ja) | 空気取入れ口を有する換気装置 | |
CN204853892U (zh) | 一种具有过滤网清洁装置的空调器 | |
JP2005308274A (ja) | 空気調和機 | |
JP2007162979A (ja) | レンジフード | |
JP6522904B2 (ja) | レンジフード | |
JP2016133001A (ja) | 送風機ファン、送風機およびレンジフード | |
CN109220826A (zh) | 一种宠物猫用厕所 | |
JP2009103454A (ja) | レンジフード | |
JP4429402B2 (ja) | レンジフード | |
JP2007113859A (ja) | 空気調和機 | |
JP6422350B2 (ja) | レンジフード | |
JP2011144946A (ja) | 油煙除去装置 | |
JP2011110483A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP2006214618A (ja) | レンジフード | |
JP2018071869A (ja) | レンジフード | |
JP2008286514A (ja) | レンジフード | |
JP3096163U (ja) | フイルター清掃機能と塵埃収納容器を備えたクリーンフイルター装置 | |
CN210014621U (zh) | Pcb板清洗用干燥治具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5480570 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |