JP5477614B2 - 弁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、エアポンプに用いられる弁構造に関するものであり、第1流体室と第2流体室とを仕切る仕切り壁と、前記仕切り壁に設けられ、前記第1流体室と前記第2流体室とを連通する連通孔と、前記仕切り壁に設けられ、前記連通孔を閉塞可能な可撓性を有する傘状の弁部を備えた弁体と、を有する弁構造に関する。
かかる弁体は、例えば、弁部が仕切り壁の第1流体室の側に設けられる場合において、第1流体室の圧力よりも第2流体室の圧力の方が低いときには、弁部が仕切り壁に近接する方向に変形して連通孔を閉塞する。一方、第1流体室の圧力よりも第2流体室の圧力の方が高いときには、弁部が仕切り壁から離間する方向に変形して連通孔を開放することにより、第2流体室から第1流体室への流体の流動のみを許容する逆止弁を構成することになる。
従来、この種の弁構造では、単に、弁体が仕切り壁に設けられるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−266414号公報
従来の弁体では、第1流体室や第2流体室の圧力が高い場合、第1流体室と第2流体室との圧力差に応じて仕切り壁に設けられた連通孔から流体が噴出して傘状の弁部に当たり、弁部が仕切り壁から離間する方向に変形する。このとき、第1流体室と第2流体室との圧力差が大きく、流体の噴出圧が大きいと、図7に示すように、弁部が胴部とは反対側に裏返るように変形することがある。このように弁部が変形すると、弁部と胴部との接続箇所において大きな歪が発生する。このような弁部の変形が頻繁に繰り返されると、弁部と胴部との接続箇所が疲労し、亀裂が生じる場合があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、弁部の耐久性を高めた弁構造を提供する点にある。
本発明に係る弁構造は、シリンダとその内部を往復移動自在なピストンによって区画されるポンプ室と、流体が前記ポンプ室に吸入される吸入室と、流体を前記ポンプ室から吐出する吐出室と、前記吸入室及び前記吐出室と前記ポンプ室とを仕切る仕切り壁と、前記吸入室及び前記吐出室を内部に形成したバルブボデーと前記シリンダとの間に設けられ、前記バルブボデー及び前記シリンダの気密性あるいは水密性を維持するガスケット材と、前記仕切り壁に設けられ、前記吸入室及び前記吐出室と前記ポンプ室とを夫々連通する連通孔と、前記仕切り壁に設けられた取付孔に挿通される胴部と、前記連通孔を閉塞可能な可撓性を有する傘状の弁部と、前記胴部における前記弁部とは反対側の端部に設けられた大径部とを備えた吸入側の弁体および吐出側の弁体と、前記吸入側の弁体の移動を阻止すべく当該弁体の頂部を押圧する第1の押圧部と、前記吐出側の弁体における前記傘状の弁部の中央領域を押圧すると共に、前記胴部の外径よりも大きな外径を有する第2の押圧部と、前記吸入側の弁体における前記弁部が前記仕切り壁から離間する方向に変形するとき前記弁部の動作範囲を規制する規制部とを備え、前記規制部と前記第1の押圧部とを、前記ガスケット材に設けてあり、前記仕切り壁が、前記吸入側の弁体を収容する凹部を備え、前記凹部の側壁部における前記連通孔に対応する部分に切込部を備えた点にある。
本構成であれば、ポンプ室と吸入室とを連通する連通孔から流体が噴出して吸入側の弁体における傘状の弁部に当たり、その弁部が仕切り壁から離間する方向に変形するときに、その弁部の動作範囲を規制する規制部をガスケット材に設けてある。また、このガスケット材には、吸入側の弁体の移動を阻止するよう弁体の頂部を押圧する第1の押圧部が設けられている。このガスケット材は、バルブボデーとシリンダとの間に設けられ、これらバルブボデーとシリンダとの気密性あるいは水密性を維持する部材である。このように本発明の弁構造は、吸入側の弁体における弁部の規制部と第1の押圧部とをガスケット材に設けて構成を簡素なものとしながら、ポンプ室と吸入室との圧力差が大きく、流体の噴出圧が大きい場合においても、吸入側の弁体における弁部が胴部とは反対側に裏返るように変形するのを防止して、吸入側の弁体における弁部と胴部との接続箇所が疲労し、亀裂が生じることを防止できる。
本構成であれば、押圧部が弁体の頂部を押圧して弁体の移動を阻止することに加えて、胴部における弁部とは反対側の端部に設けられた大径部により胴部が取付孔から抜け出ることを防止できる。このため、押圧部と大径部との協働作用により弁体の移動を一層阻止することができる。さらに、例えば、大径部単体で胴部が取付孔から抜け出ることを防止しようとすると、大径部の径を大きくする必要がある。例えば、大径部に軸部分を設けて、ペンチ等の工具で軸部分を引っ張ることにより胴部を取付孔に挿通させたのちに、カッター等の工具で軸部分を切り離す必要がある。このように、組立て工程が多くなるのに較べて、本構成の弁構造であれば、押圧部と大径部とで胴部が取付孔から抜け出ることを防止するので、大径部の径をそれほど大きくする必要がない。さらに、大径部を取付孔に押し込むだけで胴部を取付孔に挿通させることができる等、組立て工程が少なく、作業性の向上を図ることができる。
本構成であれば、仕切り壁に設けた凹部に吸入側の弁体を収容するので、ピストンをバルブボデー側により接近させることができ、ポンプ室の容積を極力小さくしてポンプの効率を高めることができる。
本構成であれば、凹部の側壁部における連通孔に対応する部分に切込部を備えるので、仕切り壁に設けられた連通孔から噴出した流体が切込部を通過してポンプ室に吸入され易くなる。このため、流体の抜けが阻害されず、ポンプの効率が高まる。しかも、凹部の側壁部における連通孔に対応する部分以外の部分の径を切込部よりも小さくすることにより、凹部の容積を極力小さく設定できるから、ピストンが上死点に位置したときのポンプ室の容積を一層小さくしてポンプの効率をさらに高めることができる。
〔第1実施の形態〕
以下、本発明に係る弁構造を備えたエアポンプについて説明する。
図1〜図5に示すように、本発明のエアポンプは、容積を増減自在な第1流体室としてのポンプ室1を内部に形成したシリンダA、流体としてのエアがポンプ室1に吸入される第2流体室としての吸入室2、及び、エアをポンプ室1から吐出する第2流体室としての吐出室3を内部に形成したバルブボデーB、クランク室4を内部に形成したケーシングC等を備えている。
尚、図1は、弁構造を備えたエアポンプの全体断面側面図である。図2、図3は、弁構造の断面側面図である。図4は、図1のIV−IV線断面図である。図5は、バルブボデーの分解斜視図である。
尚、本発明に係るエアポンプは、例えば、車両等に用いられるものである。具体的には、吸入室2を外気に開放し、吐出室3を車両に搭載されたエアサスペンションに接続し、ポンプ室1の容積を増減することにより、エアサスペンションに対してエアを吐出するコンプレッサとして用いたり、吐出室3を外気に開放し、吸入室2を車両に搭載されたブレーキブースタに接続し、ポンプ室1の容積を増減することにより、ブレーキブースタに対してエアを吸入するバキュームポンプとして用いることができる。
前記シリンダAは、図1に示すように、円筒状に構成され、その内部には、その内周面に沿って往復移動自在なピストン5を備えている。バルブボデーBの側の端面に平板状で略三角形状の一方側のガスケット材6を介して扁平状で略三角形状のバルブボデーBが取り付けられている。ポンプ室1は、シリンダA、バルブボデーB、ピストン5によって区画形成されている。
前記バルブボデーBには、図2〜図5に示すように、シリンダAの側の端面に円柱状の凹部8が形成されている。シリンダAとは反対側の端面には、円柱状の小径の穴9及び円柱状の大径の穴10が形成されている。さらに、側面に小径の穴9に連通する吸入管11及び大径の穴10に連通する吐出管12が設けられている。凹部8と小径の穴9とがシリンダA軸芯方向視で並ぶ状態で位置している。バルブボデーBのうち、シリンダAとは反対側の端面には、平板状で略三角形状の他方側のガスケット材7を介して平板状で略三角形状の接当板13がボルト14にて取り付けられている。吸入室2が接当板13及び小径の穴9によって区画形成されるとともに、吐出室3が接当板13及び大径の穴10によって区画形成されている。尚、鉄板の両側面にゴムが貼着されるサンドイッチ構造のガスケット材6、7は、シリンダA及びバルブボデーBの気密性あるいは水密性を維持するものである。ガスケット材6、7は、図5に示すように、一対の連結部15によって連結されている。
前記ポンプ室1と吸入室2とを仕切る吸入側の仕切り壁21に、ポンプ室1と吸入室2とを連通する取付孔21a及び複数の連通孔21bが形成されている。連通孔21bは、取付孔21aを中心とする円周方向に沿って間隔を隔てて形成されている。凹部8の側壁部8aには、連通孔21bに対応する部分に切込部8bを備えてある。この切込部8bは、側壁部8aを径方向に掘り込んで形成してある。凹部8の側壁部8aの内径は、アンブレラバルブ23の外径より僅かだけ大きく構成してある。これにより、凹部8の容積を最小にして、シリンダAに対してピストン5が上死点にあるときの空間容積が最小になるようにしてある。また、連通孔21bに対応する部分にのみ切込部8bを形成することで、ピストン5が上死点にあるときのシリンダAの空間容積をそれほど大きくすることなく、アンブレラバルブ23が動作した際の流体の流れを確実なものにしている。弁体としての吸入側のアンブレラバルブ23が、仕切り壁21に対してポンプ室1の側に設けられている。
前記吸入側のアンブレラバルブ23は、連通孔21bを閉塞可能な可撓性を有する傘状の弁部23aと、その弁部23aの基端部に形成された頂部23bと、取付孔21aに挿通される胴部23cと、その胴部23cにおける弁部23aの側の端部に設けられた段部23dと、胴部23cにおける弁部23aとは反対側の端部に設けられた半球状の大径部23eと、を備えている。取付孔21aに胴部23cを挿通した状態において、大径部23eは、仕切り壁21に対して吸入室2の側に突出している。弁部23aは、凹部8と一方側のガスケット材6とで囲まれる円柱状の空間内に収容されるとともに、段部23dが仕切り壁21のポンプ室1の側の面に当接し、頂部23bが一方側のガスケット材6に当接してある。
したがって、一方側のガスケット材6における頂部23bの当接箇所6aが、弁体の移動を阻止すべく弁体の頂部を押圧する押圧部25を構成する。一方側のガスケット材6には、弁部23aが仕切り壁21からポンプ室1の側に離間する際に当接する当接箇所6bが設けてある。この当接箇所6bは、弁部23aが吸入側の仕切り壁21から離間する方向に変形するときに弁部23aの動作範囲を規制する規制部26となる。ガスケット材6における当接箇所6bの径方向外方側には、複数の流通孔6cが円状に設けられている。
前記ポンプ室1と吐出室3とを仕切る吐出側の仕切り壁22には、ポンプ室1と吐出室3とを連通する取付孔22a及び複数の連通孔22bが設けてある。連通孔22bは、取付孔22aを中心とする円周方向に沿って間隔を隔てて形成してある。取付孔22aにおけるポンプ室1の側の端部に拡径部27が形成されている。ガスケット材6における連通孔22bに対応する箇所には、夫々複数の流通孔6dが円状に設けられている。弁体としての吐出側のアンブレラバルブ24が、仕切り壁22に対してポンプ室1とは反対側に設けられている。
前記吐出側のアンブレラバルブ24は、連通孔22bを閉塞可能な可撓性を有する傘状の弁部24aと、その弁部24aの基端部に形成された頂部24bと、取付孔22aに挿通される胴部24cと、その胴部24cにおける弁部24aの側の端部に設けられた段部24dと、胴部24cにおける弁部24aとは反対側の端部に設けられた半球状の大径部24eと、を備えている。取付孔22aに胴部24cを挿通した状態において、大径部24eは、拡径部27と他方側のガスケット材7とで囲まれる円柱状の空間内に収容されている。弁部24aは、吐出室3に収容されるとともに、段部24dが仕切り壁22の吐出室3の側の面に当接し、傘状の弁部24aが吐出室3に収容された保持部材28に当接してある。保持部材28は、略円筒状に構成されている。保持部材28の外周面28aには、溝部28bが形成されている。保持部材28の仕切り壁22の側の面28cには、傘状の弁部24aの中央領域に係合する截頭円錐状の凹部28dが形成されている。保持部材28の仕切り壁22とは反対側の面28eは、接当板13に接触してある。
したがって、保持部材28の凹部28dが、弁体の移動を阻止すべく弁体の頂部を押圧する押圧部25を構成する。保持部材28の仕切り壁22の側の面28cが、弁部24aが吐出側の仕切り壁22から離間する方向に変形するときに弁部24aの動作範囲を規制する規制部26となる。図6に示すように、押圧部25が、傘状の弁部24aの中央領域を押圧すると共に、押圧部25の外径が胴部24cの外径よりも大きく設定してある。
これにより、ポンプ室1と吸入室2との圧力差、あるいは、ポンプ室1と吐出室3との圧力差が大きく、流体の噴出圧が大きい場合においても、弁部23a、24aが胴部23c、24cとは反対側に裏返るように変形するのを防止して、弁部23a、24aと胴部23c、24cとの接続箇所が疲労し、亀裂が生じることを防止できる。さらに、弁部24aにおける押圧部の外径と胴部の外径との間の部分Dで弁部24aに掛かる力を受け止めることができる。このため、弁部24aと胴部24cとの接続箇所において応力が集中することを抑制できる。
前記ケーシングCは、その内部にクランクシャフト29を備えている。ケーシングCに取り付けられたモータMの回転軸には、クランクシャフト29が取り付けられている。クランクシャフト29には、クランクピン29aが設けられている。クランクピン29aの軸がモータMの回転軸からずらせてある。クランクピン29aとピストン5との間にはコネクティングロッド30が設けられている。これにより、モータMの駆動によりピストン5を往復移動させることができる。
以下、吸入室2の吸入管11を外気に開放し、吐出室3の吐出管12を車両に搭載されたエアサスペンションに接続し、ポンプ室1の容積を増減したときにおける弁体の動作について説明する。
〔吸気過程〕
図2に示すように、ポンプ室1の容積が増加して、吸入室2の圧力よりもポンプ室1の圧力の方が低く、ポンプ室1の圧力よりも吐出室3の圧力の方が高くなったときには、吸入側のアンブレラバルブ23は、その弁部23aが仕切り壁21から離間する方向に変形して、吸入室2からポンプ室1への流体の流動を許容する。このとき、連通孔21bから噴出したエアが、凹部8内を径方向外方側に流通して、凹部8の側壁部8aにおける連通孔21bに対応する部分に備えた切込部8bを通過して、ポンプ室1に吸入される。このため、エアの抜けが阻害されず、ポンプの効率が高まる。吐出側のアンブレラバルブ24は、その弁部24aが連通孔22bを覆う状態を維持する。
〔圧縮過程〕
図3に示すように、ポンプ室1の容積が減少して、吸入室2の圧力よりもポンプ室1の圧力の方が高く、ポンプ室1の圧力よりも吐出室3の圧力の方が低くなったときには、吸入側のアンブレラバルブ23は、その弁部23aが連通孔21bを覆う状態を維持する。吐出側のアンブレラバルブ24は、その弁部24aが仕切り壁22から離間する方向に変形して、吸入室2からポンプ室1への流体の流動を許容する。
このように、上記過程を繰り返すことで、エアサスペンションに対してエアを吐出することができる。
以上、説明したように、エアサスペンションに対してエアを吐出するコンプレッサや、ブレーキブースタに対してエアを吸入するバキュームポンプとして用いることができる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、保持部材28の仕切り壁22の側の面28cには、傘状の弁部24aの中央領域に係合する截頭円錐状の凹部28dが形成されている構成を例示したが、このような構成に代えて、保持部材28の仕切り壁22の側の面28cには、傘状の弁部24aの中央領域に係合する突出部が形成される構成としてもよい。さらに、保持部材28の仕切り壁22の側の面28cには、凹部28dが形成されなくてもよい。
(2)上記実施の形態では、流体がエアである構成を例示したが、このような構成に限られるものではなく、例えば、窒素やアルゴン等の気体や、水や作動油等の液体であってもよい。
(3)上記実施の形態では、ポンプがピストンポンプである構成を例示したが、このような構成に代えて、ポンプがダイヤフラムポンプであってもよい。
弁構造を備えたエアポンプの全体断面側面図 弁構造の断面側面図 弁構造の断面側面図 図1のIV−IV線断面図 バルブボデーの分解斜視図 吐出側のアンブレラバルブ及び保持部材を示す図 従来の弁構造の断面側面図
1 第1流体室
2、3 第2流体室
5 ピストン
6、7 ガスケット材
21、22 仕切り壁
21a、22a 取付孔
21b、22b 連通孔
23、24 弁体
23a、24a 弁部
23b、24b 頂部
23c、24c 胴部
23e、24e 大径部
25 押圧部
26 規制部
A シリンダ

Claims (1)

  1. シリンダとその内部を往復移動自在なピストンによって区画されるポンプ室と、
    流体が前記ポンプ室に吸入される吸入室と、
    流体を前記ポンプ室から吐出する吐出室と、
    前記吸入室及び前記吐出室と前記ポンプ室とを仕切る仕切り壁と、
    前記吸入室及び前記吐出室を内部に形成したバルブボデーと前記シリンダとの間に設けられ、前記バルブボデー及び前記シリンダの気密性あるいは水密性を維持するガスケット材と、
    前記仕切り壁に設けられ、前記吸入室及び前記吐出室と前記ポンプ室とを夫々連通する連通孔と、
    前記仕切り壁に設けられた取付孔に挿通される胴部と、前記連通孔を閉塞可能な可撓性を有する傘状の弁部と、前記胴部における前記弁部とは反対側の端部に設けられた大径部とを備えた吸入側の弁体および吐出側の弁体と、
    前記吸入側の弁体の移動を阻止すべく当該弁体の頂部を押圧する第1の押圧部と、
    前記吐出側の弁体における前記傘状の弁部の中央領域を押圧すると共に、前記胴部の外径よりも大きな外径を有する第2の押圧部と、
    前記吸入側の弁体における前記弁部が前記仕切り壁から離間する方向に変形するとき前記弁部の動作範囲を規制する規制部とを備え、
    前記規制部と前記第1の押圧部とを、前記ガスケット材に設けてあり、
    前記仕切り壁が、前記吸入側の弁体を収容する凹部を備え、
    前記凹部の側壁部における前記連通孔に対応する部分に切込部を備えた弁構造。
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