JP5477407B2 - ゲート駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、トランジスタのゲート駆動回路に関する。
ブリッジ回路を構成する上アームトランジスタと下アームトランジスタの何れ一方が短絡故障した場合において、故障していない他方のトランジスタがオンすると、これらトランジスタに短絡電流が流れて二次的な故障が生じる虞がある。これは、負荷接続用の出力端子が電源線に短絡した場合、負荷であるモータの巻線が短絡故障した場合などにおいても同様である。
そこで、トランジスタがIGBTの場合、オン指令が与えられると、しきい値電圧を僅かに超えるゲート電圧を印加して活性領域でオン動作させ、その時の検出電流に基づいて短絡故障の有無を検出する技術がある。そして、短絡故障がないと判定した後、十分に高いゲート電圧を印加して飽和領域でオン動作させる(特許文献1参照)。
特開2009−71956号公報
上記構成において、ゲート電圧が高過ぎてIGBTのゲート耐圧VGESを超えると、IGBTの故障や寿命の低下が生じる。従来のゲート駆動回路では、主にサージによる過渡的なゲート電圧の上昇に対してはツェナーダイオード等により保護し、電源電圧の変動による定常的なゲート電圧の上昇に対しては安定化電源を設けることにより保護していた。上述した短絡保護を行う回路とゲート保護を行う回路は何れもゲート電圧に制限を加える回路であるが、保護の性質が全く異なるため、これまで統合した回路は存在しなかった。これに対し、本願発明者らは、従来構成における回路規模の増大、短絡保護とゲート保護で用いる保護レベル相互の相対精度の悪化などの課題を見出した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、単一のゲート電圧制限回路を用いて短絡保護とゲート保護を可能にするゲート駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載したゲート駆動回路は、ゲート制御回路とゲート電圧制限回路とを備えている。ゲート制御回路は、オン指令が入力されると電源線からトランジスタのゲート端子に至るゲート電圧供給経路を導通させ、オフ指令が入力されると当該ゲート電圧供給経路を遮断するように動作する。ゲート電圧制限回路は、オン指令が入力されると、少なくともトランジスタに故障判定基準値を超える電流が流れるか否かの判定が終了するまでの期間(以下、第1期間と称す)、トランジスタのゲート電圧を、トランジスタへの印加電圧にかかわらずトランジスタに流れる電流が最大許容電流以下になるように決められた第1電圧以下に制限する。その後(以下、第2期間と称す)、トランジスタのゲート電圧を、トランジスタのゲート耐圧以下に定められた第2電圧以下に制限する。
この構成によれば、本トランジスタとともにブリッジ回路を構成する他のトランジスタ、負荷接続用の出力端子、負荷などに短絡故障が生じた場合、トランジスタに流れる電流を最大許容電流以下に制限しながら短絡故障の有無を判定することができる(短絡保護)。また、トランジスタのゲート電圧をゲート耐圧以下に制限できる(ゲート保護)。ここで、第1電圧は当然にゲート耐圧以下の電圧であるため、上記短絡保護動作とゲート保護動作を同時に機能させる必要性はない。この点に着目して、本手段では、ゲート電圧に制限を加える2つの保護機能を単一の電圧制限回路を用いて実行可能とした。その結果、回路規模を縮小でき、保護機能に必要な部品の一体化により信頼性の向上を図れる。また、短絡保護とゲート保護で用いる保護レベル相互の相対精度が高まることにより、保護動作相互間の協調動作が容易になるという効果が得られる。
請求項2に記載した手段によれば、電源線の電圧がトランジスタのゲート耐圧に応じて設定された監視レベル以上に上昇している時にゲート保護信号を出力する電源電圧監視回路を備えている。ゲート電圧制限回路は、トランジスタのゲート電圧の制限値を第1電圧以下に制限する期間が終了した後、ゲート保護信号が出力されている時にトランジスタのゲート電圧を第2電圧以下に制限し、ゲート保護信号が出力されていない時にトランジスタのゲート電圧を制限しない。
ゲート電圧を制限している期間は、ゲート電圧制限回路に電流が流れる。上記構成によれば、第2期間のうちゲートを保護することが必要な期間に限りゲート電圧を制限するので、ゲート駆動回路の消費電流を低減することができる。また、ゲート駆動回路が自らゲート保護動作の実行と停止を行うので、外部からの制御信号が不要になる。
請求項3に記載した手段によれば、トランジスタの温度を検出する温度検出手段を備えている。電源電圧監視回路は、検出温度に応じて監視レベルを変更することができる。これにより、トランジスタの静特性の温度変化、ゲート酸化膜の温度による劣化特性などに基づいて、トランジスタで生じる損失やゲート酸化膜の劣化を低減しながら適切にゲートを保護することができる。
請求項4に記載した手段によれば、トランジスタの温度を検出する温度検出手段を備えている。この温度検出手段は、トランジスタの温度を検出する他の温度検出手段と兼用でもよい。ゲート電圧制限回路は、検出温度に応じて第1電圧および/または第2電圧の各レベルを変更することができる。これにより、トランジスタの静特性の温度変化、ゲート酸化膜の温度による劣化特性などに基づいて、トランジスタに流れる電流が最大許容電流以下になるように制御でき、トランジスタで生じる損失やゲート酸化膜の劣化を低減することができる。
請求項5に記載した手段によれば、ゲート電圧制限回路によりトランジスタのゲート電圧が第2電圧に等しく制限されている期間のうち少なくとも一部の期間において、ゲート電圧供給経路に流れる電流を電流制限値以下に制限する電流制限回路を備えている。ゲート電圧が第2電圧に等しく制限されている期間では、既にゲート容量の充電が完了しているので、ゲート電圧供給経路には電源電圧変動に備えるだけの電流を流せばよい。本手段によれば、ゲート駆動回路の消費電流を低減することができる。
請求項6に記載した手段によれば、電流制限回路は、電源線の電圧が高いほどゲート電圧供給経路に流れる電流が小さくなるように制限する。電流制限回路は、電源線とトランジスタのゲート端子との間に介在し、電源線の電圧が高いほど負担電圧が増加する。本手段によれば、電源線の電圧が高くなっても電流制限回路の消費電力の増加を抑えることができる。
請求項7に記載した手段によれば、電流制限回路は、トランジスタのゲート電圧の制限値を第1電圧から第2電圧に変更した時点からゲート電圧が第2電圧に達するまでの期間においてもゲート電圧供給経路に流れる電流を制限する。この期間における電流制限値は、トランジスタのゲート電圧が第2電圧に等しく制限されている期間における電流制限値よりも大きく設定されている。これにより、ゲート電圧が第2電圧に達するまでのゲート容量の充電速度すなわちゲート電圧の立ち上がり時間を短縮できるとともに、ゲート電圧が立ち上がった後の消費電流を低減することができる。
請求項8に記載した手段によれば、電流制限回路は、トランジスタのゲート電圧の制限値を第1電圧から第2電圧に変更した時点からゲート電圧が第2電圧に達するまでの期間において、ゲート電圧供給経路に流れる電流を制限しない。これにより、ゲート電圧が第2電圧に達するまでのゲート容量の充電速度すなわちゲート電圧の立ち上がり時間を一層短縮できる。
本発明の第1の実施形態を示すゲート駆動回路の構成図 インバータ装置の構成図 各信号の状態とゲート電圧の波形とを対応させて示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図 本発明の第6の実施形態を示す図1相当図 各信号の状態およびゲート電圧と電流制限値の波形を対応させて示す図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。図2に示すインバータ装置1は、車載バッテリから電源線2、3を介してバッテリ電圧VBATTの供給を受け、マイコン(図示せず)からフォトカプラを介して与えられるPWM制御信号Dup、Dvp、Dwp、Dun、Dvn、Dwnに従ってブラシレスDCモータ4に交流電圧を出力する。
電源線2、3間には、上アームのIGBT5up、5vp、5wpと下アームのIGBT5un、5vn、5wnが三相ブリッジ接続されており、各IGBTには還流用ダイオードが並列に接続されている。これらのIGBT5up〜5wnは、それぞれ電流センス用のIGBTを含んで個別のモジュールとして構成されており、それぞれ個別のICとして構成されたゲート駆動回路6up〜6wnにより駆動される。
上アームのゲート駆動回路6up、6vp、6wpには、それぞれ出力ノードnu、nv、nwを基準電位とする電源線7u、7v、7wを介して電源電圧VDu、VDv、VDwが供給されている。また、下アームのゲート駆動回路6un、6vn、6wnには、グランドを基準電位とする電源線7により電源電圧VDが供給されている。ゲート駆動回路6up〜6wnは同一構成であるので、これを一般化してゲート駆動回路6とし、同様にIGBT5up〜5wnをIGBT5とし、制御信号Dup〜Dwnを制御信号Dとして以下に詳述する。
図1に示すゲート駆動回路6は、ゲート制御回路として動作するMOSトランジスタ8、9、ゲート電圧制限回路10および電流制限回路11を備えている。ICの端子6aは制御信号Dの入力端子であり、端子6bはゲート電圧VGの出力端子である。フォトカプラを介してレベルシフトされた制御信号Dが電源電圧VDに等しい時(Hレベルの時)はオフ指令であって、制御信号Dが基準電位に等しい時(Lレベルの時)はオン指令である。
ゲート電圧制限回路10は、ゲート電圧VGを第1電圧V1以下に制限するゲート電圧制限回路10aと、ゲート電圧VGを第2電圧V2以下に制限するゲート電圧制限回路10bとから構成されている。ゲート電圧制限回路10a、10bは、後述するように同時に動作することはなく、IGBT5のターンオン駆動時において互いに協調したタイミングで動作することができる。
ゲート電圧制限回路10aは、第1電圧V1を生成する基準電圧生成回路12a、第1電圧V1とゲート電圧VGとを入力するオペアンプ13a、端子6bとグランドとの間に接続されたMOSトランジスタ14a、およびMOSトランジスタ14aのゲートとグランドとの間に接続されたスイッチ15aを備えている。同様に、ゲート電圧制限回路10bは、第2電圧V2を生成する基準電圧生成回路12b、第2電圧V2とゲート電圧VGとを入力するオペアンプ13b、端子6bとグランドとの間に接続されたMOSトランジスタ14b、およびMOSトランジスタ14bのゲートとグランドとの間に接続されたスイッチ15bを備えている。
ここで、基準電圧生成回路12a、12bは、共通に設けられたバンドギャップ回路と、バンドギャップ電圧を増幅または分圧する増幅回路または抵抗分圧回路により構成されている。スイッチ15a、15bは、それぞれクランプ信号Sc1、Sc2がLレベルの時にオンし、Hレベルの時にオフする。従って、クランプ信号Sc1、Sc2がLレベルの時には、ゲート電圧制限回路10a、10bは動作を停止する。
電流制限回路11は、電源線7から端子6bに至るゲート電圧供給経路16に流れる電流を制限する。ゲート電圧供給経路16には、抵抗17とPチャネル型のMOSトランジスタ18が直列に接続されている。抵抗17は、電流制限値を変更可能なようにICに外付けされている。
電源線7とグランドとの間には、抵抗19と電流出力回路20が直列に接続されている。電流出力回路20は、その電流値を2段階に変更可能なように、並列接続された2つの定電流回路21a、21bと、定電流回路21bに直列接続されたスイッチ22を備えている。スイッチ22は、電流制御信号SaがHレベルの時にオンし、Lレベルの時にオフする。オペアンプ23は、抵抗17と抵抗19の各低電位側端子の電圧を入力し、差動増幅した電圧をMOSトランジスタ18のゲートに出力する。
電源線7とMOSトランジスタ18のゲートとの間にはPチャネル型のMOSトランジスタ8が接続されている。MOSトランジスタ8のゲートには、制御信号Dをインバータ24で反転した信号が与えられている。また、端子6bとグランドとの間には抵抗25とNチャネル型のMOSトランジスタ9が直列に接続されている。MOSトランジスタ9のゲートには制御信号Dが与えられている。
次に、図3を参照しながら本実施形態の作用について説明する。図3は、制御信号D、クランプ信号Sc1、Sc2および電流制御信号Saの各状態並びにゲート電圧VGの波形を示している。ゲート電圧波形において、実線はゲート電圧VG、一点鎖線はゲート電圧VGの制限電圧(第1電圧V1、第2電圧V2)、二点鎖線はIGBT5のゲート耐圧VGESを表している。
制御信号DがHレベル(オフ指令)からLレベル(オン指令)になると、MOSトランジスタ8、9がオフしてゲート容量が定電流で充電され、IGBT5がターンオンする。制御信号DがLレベルからHレベルになると、MOSトランジスタ8、9がオンしてIGBT5がターンオフする。ターンオン時にはミラー期間が存在する。
ゲート駆動回路6がIGBT5をオン駆動するとき、ゲート電圧制限回路10は、第1期間(時刻t1からt3)と第2期間(時刻t3以降)のそれぞれにおいてゲート電圧VGを制限する。ゲート駆動回路6は、第1期間ではクランプ信号Sc1をHレベル、クランプ信号Sc2をLレベルにしてゲート電圧制限回路10aを動作させる。第2期間ではクランプ信号Sc1をLレベルにし、電源電圧VDがゲート耐圧VGESを超える場合または電源電圧VDがゲート耐圧VGESに対し余裕がない場合に、ゲート保護信号としてのクランプ信号Sc2をHレベルにしてゲート電圧制限回路10bを動作させる。
オン駆動開始直後の第1期間は、本IGBT5(例えばIGBT5un)とともにブリッジ回路を構成する他方アームのIGBT5(例えばIGBT5up)、出力ノードnx(x:u、v、w)、ブラシレスDCモータ4の巻線などに短絡故障が生じた場合、IGBT5に流れる電流を当該素子の最大許容電流以下に制限しながら(短絡保護)短絡故障の有無を判定するのに必要な期間である。最大許容電流は、IGBT5に固有の電流であり、故障が生じることなくIGBT5に流し得る最大電流である。
基準電圧生成回路12aが生成する第1電圧V1は、IGBT5のゲート電圧VGとして用いた場合、コレクタ・エミッタ間電圧にかかわらずコレクタ電流が最大許容電流以下に制限されるように決められた電圧である。第1電圧V1は、IGBT5のゲート耐圧VGESよりも低いことは勿論である。ゲート電圧VGが第1電圧V1以上になると、オペアンプ13aとMOSトランジスタ14aによる定電圧作用により、ゲート電圧VGが第1電圧V1にクランプされる(時刻t2からt3の期間)。
図示しないが、ゲート駆動回路6は短絡故障判定回路を備えている。この短絡故障判定回路は、第1期間においてIGBT5に流れるコレクタ電流が故障判定基準値を超えるか否かの判定を行う。故障判定基準値は、上述した短絡故障が生じていないときにIGBT5に流れる最大電流よりも大きく、短絡故障が生じているときにIGBT5に流れる電流(最大許容電流以下)よりも小さい電流の範囲内の値に設定されている。第1期間の幅は、この短絡故障判定に要する時間よりも長い一定時間に設定されている。短絡故障判定回路は、コレクタ電流が故障判定基準値を超えていると判定すると、第1期間が終了した時にMOSトランジスタ8、9をオンしてIGBT5をオフ駆動する。
電流制限回路11は、オペアンプ23とMOSトランジスタ18との定電流作用により、オン駆動時にゲート電圧供給経路16に流れる電流Ioを制限する。定電流回路21a、21b、抵抗19に流れる電流をIa、Ib、Irとし、抵抗17、19の抵抗値をR1、R2とすれば、電流Ioの制限値ILMTは(1)式のようになる。
ILMT=(R2/R1)×Ir …(1)
第1期間において、ゲート電圧VGが第1電圧V1に達するまでの期間(時刻t1〜t2)では、電流制御信号SaがHレベルになってスイッチ22がオンする。これによりIr=Ia+Ibとなって制限値ILMTが増えるので、ゲート容量の充電速度が速くなりミラー期間ひいては第1期間を短縮できる。ゲート電圧VGが第1電圧V1に達した後の期間(時刻t2〜t3)では、電流制御信号SaがLレベルになってスイッチ22がオフする。これによりIr=Iaとなって制限値ILMTが減少するので、電源線7からMOSトランジスタ18、14aを通して無駄に捨てられる駆動電流が減少する。
第2期間は、第1期間が終了し且つ短絡故障がないと判定された場合に開始される。この第2期間では、損失を低減するため、IGBT5を飽和領域でオンさせるのに十分なゲート電圧VGを必要とする。しかし、IGBT5にゲート耐圧VGESを超えるゲート電圧VGを印加すると故障の原因となる。そこで、電源電圧VDがゲート耐圧VGESを超える虞がある場合、ゲート電圧制限回路10bを動作させる。この場合、基準電圧生成回路12bが生成する第2電圧V2は、ゲート耐圧VGES以下であって、飽和オンさせるのに十分な電圧である(V1<V2≦VGES)。実際にはマージンを確保するため、第2電圧V2はゲート耐圧VGESよりも若干低く設定することが好ましい。
ゲート電圧VGが第2電圧V2以上になると、オペアンプ13bとMOSトランジスタ14bによる定電圧作用により、ゲート電圧VGが第2電圧V2にクランプされる(時刻t4以降)。図3のゲート電圧波形に示す時刻t4以降の破線は、電源電圧VDがゲート耐圧VGESよりも高い場合において、ゲート保護動作を行わない場合のゲート電圧VGを示している。
この第2期間において、ゲート電圧VGが第2電圧V2に達するまでの期間(時刻t3〜t4)では、電流制御信号SaがHレベルになってスイッチ22がオンする。これによりIr=Ia+Ibとなって制限値ILMTが増えるので、ゲート電圧VGがV1からV2に立ち上がる時間を短縮することができる。ゲート電圧VGが第2電圧V2に達した後の期間(時刻t4〜)では、電流制御信号SaがLレベルになってスイッチ22がオフする。これによりIr=Iaとなって制限値ILMTが減少するので、電源線7からMOSトランジスタ18、14bを通して無駄に捨てられる駆動電流が減少する。
以上説明したように、本実施形態のゲート駆動回路6は、オン指令が入力されるとゲート電圧VGを第1電圧V1に制限してIGBT5を活性領域で動作させ、コレクタ電流を最大許容電流以下に抑えながら短絡故障判定を行う。これにより、インバータ装置1の構成要素に短絡故障が生じていても、過大な短絡電流による二次的故障を防止することができる(短絡保護)。
ゲート駆動回路6は、短絡故障判定の後、ゲート電圧VGの制限値を、第1電圧V1からゲート耐圧VGES以下に設定された第2電圧V2に変更する。これにより、電源電圧VDがゲート耐圧VGES以上に上昇し或いは電源電圧VDにサージ電圧が重畳しても、IGBT5のゲート故障や寿命の低下を防ぐことができる(ゲート保護)。第2電圧V2は、IGBT5を飽和オンさせるのに十分な電圧に設定されているので、オン期間の損失も低減できる。
第1電圧V1は当然にゲート耐圧VGES以下の電圧であるため、短絡保護とゲート保護を同時に動作させる必要性はない。この点に着目し、ゲート電圧制限回路10は、本来の短絡保護動作に加えゲート保護動作も兼ねる構成を備えている。この構成により、回路規模を縮小でき、故障に対する信頼性が高まり、保護動作相互間の協調動作が容易になる。
すなわち、単一のゲート電圧制限回路10を用いることにより、例えばクランプ信号Sc1、Sc2の変化に対する回路遅延を等しくでき、短絡保護とゲート保護とが途切れることなく連続して動作可能となる。その結果、過大な電圧から確実にゲートを保護できる。また、電圧V1、V2を共通のバンドギャップ電圧に基づいて生成したり、オペアンプ13aと13bの各構成素子およびMOSトランジスタ14aと14bをそれぞれ対称的なレイアウトとすることにより、短絡保護で用いる保護レベルである電圧V1とゲート保護で用いる保護レベルである電圧V2との相対精度が高まり、素子のばらつきや温度の変化に起因する電圧V1、V2相互間のずれも生じにくくなる。
ゲート駆動回路6は、第1期間、第2期間において、ゲート電圧VGがそれぞれ第1電圧V1、第2電圧V2にクランプされる前の電流制限値を大きく設定し、クランプされた後の電流制限値を小さく設定している。これにより、IGBT5のターンオン時間を短縮できるとともに、IGBT5のゲート駆動に係る電力損失および発熱を低減することができる。
(第2の実施形態)
図4に示すゲート駆動回路31のゲート電圧制限回路32は、基準電圧生成回路12a、12bを除き、図1に示したゲート電圧制限回路10a、10bを共通化した構成を備えている。すなわち、ゲート電圧制限回路32は、基準電圧生成回路12a、12b、オペアンプ13、MOSトランジスタ14およびスイッチ15、33から構成されている。クランプ信号Sc3はスイッチ15をオンオフ制御し、クランプ信号Sc4はスイッチ33の切り替えを制御する。
ゲート駆動回路31は、第1期間ではクランプ信号Sc4により第1電圧V1を選択し、クランプ信号Sc3をHレベルにしてスイッチ15をオフすることによりゲート電圧制限回路32を動作させる。第2期間では、電源電圧VDがゲート耐圧VGESを超える場合または電源電圧VDがゲート耐圧VGESに対し余裕がない場合に、クランプ信号Sc4により第2電圧V2を選択し、クランプ信号Sc3をHレベルにしてゲート電圧制限回路32を動作させる。
本実施形態のゲート電圧制限回路32は、基準電圧生成回路12a、12bを除き、短絡保護に係るゲート電圧制限回路とゲート保護に係るゲート電圧制限回路が共通化されているので、回路規模を一層縮小でき、故障に対する信頼性も一層高まり、既述した保護動作相互間の協調動作も一層容易になる。
(第3の実施形態)
図5に示すゲート駆動回路41は、クランプ信号Sc2(ゲート保護信号)を生成する電源電圧監視回路42を備えている。電源電圧監視回路42は、電源電圧VDを所定の分圧比で分圧する抵抗43、44、基準電圧Vcを生成する基準電圧生成回路45、および分圧電圧と基準電圧Vcとを比較するコンパレータ46から構成されている。基準電圧Vcは、IGBT5のゲート耐圧VGESに応じて設定される監視レベルに上記分圧比を乗じて得られる電圧である。
監視レベルは、第2電圧V2以下に設定されている。電源電圧VDが監視レベル以上に上昇している時、クランプ信号Sc2がHレベルになり、ゲート電圧制限回路10bが動作してゲート電圧VGを第2電圧V2以下に制限する。この場合、電源電圧VDが監視レベル以上であれば、第1期間においてもスイッチ15bがオフするので、ゲート電圧制限回路10a、10bがともに動作する。しかし、V1<V2の関係があるので、第1期間ではゲート電圧制限回路10aが機能してゲート電圧VGをV1以下に制限し、ゲート電圧制限回路10bは機能しない。本実施形態によれば、ゲート駆動回路41が自らゲート保護動作の実行と停止を行うので、外部からのクランプ信号Sc2が不要になる。
(第4の実施形態)
図6に示すように、IGBT5のパッケージ内には、IGBT5の温度を検出する温度検出素子52(温度検出手段)が設けられている。温度検出素子52は、例えば定電流駆動されるダイオードから構成されており、その順方向電圧を温度検出信号として出力する。ゲート駆動回路51は、端子51cから温度検出信号を入力し、検出温度に応じて第1電圧V1、第2電圧V2および抵抗43の抵抗値(つまり監視レベル)を変更する。この構成によれば、例えば第2電圧V2について以下のような制御が可能になる。
(1)検出温度が高くなるほど第2電圧V2を上げる制御
IGBT5は、温度が高いほど静特性が悪化する(コレクタ電流が減少する)。そこで、検出温度が高くなるほどゲート電圧VGを上げることにより、オン損失を低減することができる。
(2)検出温度が高くなるほど第2電圧V2を下げる制御
IGBT5のゲート酸化膜の劣化速度は、温度およびゲート・ソース間電圧が高いほど大きくなる。そこで、検出温度が高くなるほどゲート電圧VGを下げることにより、劣化速度を低減することができる。
(3)検出温度が低くなるほど第2電圧V2を下げる制御
IGBT5は、温度が低いほど静特性が改善される(コレクタ電流が増加する)ので、スイッチング時に電流サージが発生し易くなる。そこで、検出温度が低くなるほどゲート電圧VGを下げることにより、サージ電流を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、IGBT5の静特性の温度変化、ゲート酸化膜の温度による劣化特性などに基づいて、IGBT5で生じる損失やゲート酸化膜の劣化を低減しながら適切にゲートを保護することができる。また、インバータ装置1やブラシレスDCモータ4に短絡故障が生じているときに、IGBT5に流れる電流が確実に最大許容電流以下になるように保護することができる。
(第5の実施形態)
図7に示すゲート駆動回路61は、クランプ判定回路62を備えている。クランプ判定回路62は、並列接続されたMOSトランジスタ63a、63bと、そのドレインを制御用電源線65(例えば5V)にプルアップする抵抗64とから構成されている。MOSトランジスタ63a、63bのゲートは、それぞれMOSトランジスタ14a、14bのゲートに接続されている。
ゲート電圧VGが第1電圧V1にクランプされると、MOSトランジスタ14aがオンするとともにMOSトランジスタ63aもオンして電流制御信号SaがLレベルになる。ゲート電圧VGが第2電圧V2にクランプされたときも同様にして電流制御信号SaがLレベルになる。すなわち、クランプ判定回路62は、ゲート電圧制限回路10a、10bの少なくとも一方がゲート電圧VGをクランプしている状態を検出する回路である。この構成によれば、ゲート駆動回路61が自ら電流制御信号Saを生成して電流Ioの制限値ILMTを適切に制御するので、外部からの制御信号が不要になる。
(第6の実施形態)
図8に示すゲート駆動回路71の電流制限回路72は、3つの定電流回路21a、21b、21cが並列接続された電流出力回路73を備えている。定電流回路21cにはスイッチ74が直列に接続されている。このスイッチ74は、電流制御信号SbがHレベルの時にオンし、Lレベルの時にオフする。定電流回路21a、21b、21cに流れる電流はそれぞれIa、Ib、Icである。Ia、Ibの値は、上述した各実施形態における値と同じとは限らない。従って、電流制限回路72は、電流制御信号Sa、Sbに従って、上述した電流制限回路11よりも多段階に電流値を変更可能である。
ゲート駆動回路71は、電流制御信号Sbを生成する制御電圧判定回路75を備えている。制御用電源線65とグランドとの間には抵抗76とMOSトランジスタ77が直列に接続されており、そのドレイン電圧がインバータ78を介してNANDゲート79に入力されている。MOSトランジスタ77のゲートは、MOSトランジスタ14bのゲートに接続されている。また、電源線7とグランドとの間には抵抗80、81が直列に接続されており、その分圧電圧がNANDゲート79に入力されている。このNANDゲートの出力信号が上記電流制御信号Sbである。
図9は、制御信号D、クランプ信号Sc1、Sc2および電流制御信号Sa、Sbの各状態並びにゲート電圧VGおよび電流制限値ILMTの波形を示している。第1期間の動作および第2期間の非クランプ時の動作は、上述した各実施形態と同様である。この場合、電流Ioの制限値ILMTは、(R2/R1)×(Ia+Ib+Ic)または(R2/R1)×(Ia+Ic)となる。
第2期間において、ゲート電圧制限回路10bがゲート電圧VGを第2電圧V2にクランプすると、インバータ78の出力がHレベルになる。この状態で、電源電圧VDが、抵抗80、81の分圧比とNANDゲート79のしきい値とから定まる判定レベルよりも低いときには、電流制御信号SbがHレベルになり、制限値ILMTは(R2/R1)×(Ia+Ic)になる。これに対し、電源電圧VDが判定レベルよりも高くなると、電流制御信号SbがLレベルになり、制限値ILMTは(R2/R1)×Iaにまで低下する。
電流制限回路72のMOSトランジスタ18は、第2期間のクランプ時に、電源電圧VDと第2電圧V2との差電圧を負担しなければならない。このため電源電圧VDが高くなるほど損失が増大する。本実施形態のゲート駆動回路71は、電源電圧VDが判定レベルよりも高くなると電流Ioの制限値ILMTを一層低減するので、電流制限回路72ひいてはゲート駆動回路71の消費電力の増加を抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
第3ないし第6の実施形態においても、第2の実施形態と同様に短絡保護に係るゲート電圧制限回路とゲート保護に係るゲート電圧制限回路を共通化してもよい。この場合、第5、第6の実施形態では、MOSトランジスタ63bは不要であり、MOSトランジスタ63aのゲートはMOSトランジスタ14のゲートに接続されている。また、第6の実施形態では、MOSトランジスタ77のゲートはMOSトランジスタ14のゲートに接続されている。
第4ないし第6の実施形態において、検出温度に応じて第1電圧V1、第2電圧V2および抵抗43の抵抗値(監視レベル)のうち何れか1つまたは2つを変更可能に構成してもよい。抵抗43に替えて、抵抗44の抵抗値または基準電圧Vcを変更可能に構成してもよい。第6の実施形態において、検出温度に応じて抵抗80または抵抗81の抵抗値を変更可能に構成してもよい。第1、第2の実施形態においても、検出温度に応じて第1電圧V1および/または第2電圧V2を変更可能に構成してもよい。
電流制限回路11、72は、第2期間において、IGBT5のゲート電圧が第2電圧V2に等しく制限されている期間のうち少なくとも一部の期間において、ゲート電圧供給経路16に流れる電流を制限するように構成してもよい。
電流制限回路11、72は、第1期間、第2期間において、ゲート電圧VGがそれぞれ第1電圧V1、第2電圧V2にクランプされる前にゲート電圧供給経路16に流れる電流を制限しないように構成してもよい。これにより、IGBT5のターンオン時間を一層短縮できる。
第1ないし第3の実施形態においてクランプ判定回路62を備えてもよい。
第1ないし第4の実施形態において、電流制限回路11を電流制限回路72に置き替えるとともに制御電圧判定回路75を備えてもよい。
電流制限回路72および制御電圧判定回路75は、電源電圧VDが高くなるほどゲート電圧供給経路16に流れる電流が小さくなるようにより多段階に制限してもよい。電流制限回路11は、さらに多段階に電流値を変更可能なように構成してもよい。
IGBT5に替えてMOSトランジスタなどの電圧駆動型半導体素子を用いてもよい。
図面中、5、5up〜5wnはIGBT(トランジスタ)、6、6up〜6wn、31、41、51、61、71はゲート駆動回路、7、7u、7v、7wは電源線、8、9はMOSトランジスタ(ゲート制御回路)、10、32はゲート電圧制限回路、11、72は電流制限回路、16はゲート電圧供給経路、42は電源電圧監視回路、52は温度検出素子(温度検出手段)である。

Claims (8)

  1. オン指令が入力されると電源線からトランジスタのゲート端子に至るゲート電圧供給経路を導通させ、オフ指令が入力されると当該ゲート電圧供給経路を遮断するゲート制御回路と、
    前記オン指令が入力されると、少なくとも前記トランジスタに故障判定基準値を超える電流が流れるか否かの判定が終了するまでの期間、前記トランジスタのゲート電圧を、前記トランジスタへの印加電圧にかかわらず前記トランジスタに流れる電流が最大許容電流以下になるように決められた第1電圧以下に制限し、その後、前記トランジスタのゲート電圧を、前記トランジスタのゲート耐圧以下に定められた第2電圧以下に制限するゲート電圧制限回路とを備えていることを特徴とするゲート駆動回路。
  2. 前記電源線の電圧が前記トランジスタのゲート耐圧に応じて設定された監視レベル以上に上昇している時にゲート保護信号を出力する電源電圧監視回路を備え、
    前記ゲート電圧制限回路は、前記トランジスタのゲート電圧の制限値を前記第1電圧以下に制限する前記期間が終了した後、前記ゲート保護信号が出力されている時に前記トランジスタのゲート電圧を前記第2電圧以下に制限し、前記ゲート保護信号が出力されていない時に前記トランジスタのゲート電圧を制限しないことを特徴とする請求項1記載のゲート駆動回路。
  3. 前記トランジスタの温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記電源電圧監視回路は、前記検出温度に応じて前記監視レベルを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載のゲート駆動回路。
  4. 前記トランジスタの温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記ゲート電圧制限回路は、前記検出温度に応じて前記第1電圧および/または前記第2電圧の各レベルを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のゲート駆動回路。
  5. 前記ゲート電圧制限回路により前記トランジスタのゲート電圧が前記第2電圧に等しく制限されている期間のうち少なくとも一部の期間において、前記ゲート電圧供給経路に流れる電流を電流制限値以下に制限する電流制限回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のゲート駆動回路。
  6. 前記電流制限回路は、前記電源線の電圧が高いほど前記ゲート電圧供給経路に流れる電流が小さくなるように制限することを特徴とする請求項5記載のゲート駆動回路。
  7. 前記電流制限回路は、前記トランジスタのゲート電圧の制限値を前記第1電圧から前記第2電圧に変更した時点からゲート電圧が前記第2電圧に達するまでの期間においても前記ゲート電圧供給経路に流れる電流を制限し、当該期間における電流制限値は、前記トランジスタのゲート電圧が前記第2電圧に等しく制限されている期間における電流制限値よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項5または6記載のゲート駆動回路。
  8. 前記電流制限回路は、前記トランジスタのゲート電圧の制限値を前記第1電圧から前記第2電圧に変更した時点からゲート電圧が前記第2電圧に達するまでの期間において、前記ゲート電圧供給経路に流れる電流を制限しないことを特徴とする請求項5または6記載のゲート駆動回路。
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