JP5474113B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、印刷結果を事前に画面表示する印刷プレビュー技術に関するものである。
従来、画像を記録メディア(印刷メディア)上に印刷する際に事前に印刷結果をディスプレイに表示し印刷結果を確認するための印刷プレビュー技術がある(例えば、特許文献1)。つまり、ユーザは、記録メディア上に記録されることになる文字・画像のレイアウトの状態を事前に知ることができる。
ところで、記録メディアには塗工紙、アート紙など様々な種類が存在し、印刷を行った際の発色や、メディア自体の持つ質感が異なる。そのため上述のレイアウトの状態を併せて記録メディアに応じた印刷結果の色・質感も含めたプレビューが望まれている。
一方、特許文献2には、フレーム画像を切り替え表示し質感を表示する技術が開示されている。具体的には、予め照明条件を変えて取得した被写体画像に明度処理を施した複数のフレーム画像を切り替えて表示する。照明条件が変わると光の反射状態が変わるため、被写体表面の微妙な凹凸や光沢などの質感を画像表示にて確認することができる。
特開平10−40045号公報 特開2003−132350号公報
しかしながら、フレーム画像表示技術においては様々な条件におけるフレーム画像を予め用意しておく必要がある。具体的には、光源の位置または照明方向を変えて被写体を照明した被写体画像を取得しておく必要がある。さらに、印刷プレビューのように、多数の色が含まれ得る場合には、出力可能な色数と同数の被写体画像が必要となり、必要となるデータ量が膨大となる問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、上述の問題点の少なくとも1つを解決することを目的とする。
上述の問題点を解決するために、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理装置において、前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得手段と、前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力手段と、入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度と前記分光反射率との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する。又は、画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理装置において、前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得手段と、前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力手段と、入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記記録メディア上における画像が形成されていない領域の分光反射率に対して前記観察条件に基づく画素値を乗ずることにより得られる分光反射率と前記カラーパッチに対する分光反射率との和をとり、当該和と前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより、前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する。
本発明によれば、より少ないデータに基づいて高品質なプレビュー画像を生成可能とする技術を提供することができる。
第1実施形態に係る画像処理システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係るシミュレーション画像生成の全体フローチャートである。 シミュレーション画像の生成の詳細フローチャートである。 仮想の記録メディアに対する入射光線方向、観察方向の概念図である。 第2実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。 第2実施形態に係るシミュレーション画像生成の全体フローチャートである。 ユーザインターフェースの一例を示す図である。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理システムの第1実施形態として、プレビュー画像を生成する画像処理装置を含む画像処理システムを例に挙げて以下に説明する。
<システム構成>
図1は、第1実施形態に係る画像処理システムの構成を示す図である。
111は、分光反射率測定装置(測色器)であり、記録メディア上のインクの分光反射率を測定する。なお、分光反射率測定装置111により測定される光は表面反射光を含まないことが望ましい。表面反射光を低減するためには、例えば、記録メディアに対し斜め45度から光を照射し、正反射方向から離れた方向(例えば記録メディアの正面方向)において測定を行えば良い。
112は変角撮影画像撮影装置であり、様々な方向からの記録メディアの画像を取得可能なよう構成される。つまり、記録メディア表面の微妙な凹凸や光沢などの質感を示す画像を取得する。そのため、変角撮影画像撮影装置112の撮影部(不図示)と記録メディアの角度、または、照明部(不図示)と記録メディアの角度の、少なくとも一方を変えて記録メディアの画像を取得する。すなわち、照明の入射方向と撮影方向との相対的位置関係を変化させたそれぞれの記録メディアの画像を取得する。なお、記録メディアの位置による入射光の角度のばらつきを低減するため、記録メディアに対しては平行光を照射することが望ましい。
113は表面反射光測定装置であり、記録メディアの表面反射光の分光反射率を測定する。なお、一定角度からメディアを照明した場合の正反射方向における分光放射輝度を、当該照明の分光放射輝度で正規化した値として出力することが望ましい。
また、変角撮影画像撮影装置112および表面反射光測定装置113による測定の際には、偏光板等を用いて拡散反射成分を低減して撮影ないし測定することが望ましい。
114は照明観察条件を入力する照明観察条件入力装置である。具体的には、観察角度や照明条件など、どのような条件下でのシミュレーション画像を算出するかの設定をユーザから受け付ける。なお、ここでは、画像処理装置101と別体構成として説明しているが、もちろん画像処理装置101上で動作するソフトウェアおよびキーボードやマウスなどの入力部を用いて構成してもよい。
101は画像処理装置であり、パーソナルコンピュータ(PC)などにより構成される。画像処理装置101は上述の各装置を制御し記録メディアに関するデータを取得した後、プレビュー画像(シミュレーション画像)を生成する。そして、画像処理装置101には、以下に説明する各機能部が含まれる。
121は分光反射率取得部であり、分光反射率測定装置111からインクの分光反射率の測定値などの情報を取得する(分光反射率取得手段)。122は変角撮影画像取得部であり、変角撮影画像撮影装置112から撮影画像を取得する(メディア画像取得手段)。123は表面反射光取得部であり、表面反射光測定装置113から表面反射光の分光反射率の測定値などの情報を取得する(分光反射率取得手段)。
124は照明観察条件取得部であり、照明観察条件入力装置114を介して入力された照明観察条件を取得する。131はシミュレーションデータ記憶部であり、シミュレーション画像を算出する基となる各種データを記憶する。ここで、各種データとは、上述の各装置から取得したデータのほか、例えば後述するシミュレーション画像表示装置161へ表示する際の色変換プロファイル、あるいは、不図示の印刷装置で印刷する際の色変換プロファイルなどが含まれる。また、記録メディア上に印刷する印刷画像データも併せて記憶しているものとする。
141は画像算出部であり、シミュレーションデータ記憶部131に記憶された各種データに基づいてシミュレーション画像を算出する。151はシミュレーション画像記憶部であり、画像算出部141が生成したシミュレーション画像を記憶する。なお、シミュレーションデータ記憶部131およびシミュレーション画像記憶部151は、物理的には同一の記憶装置(HDDなど)により実現しても良い。161は、シミュレーション画像を表示するシミュレーション画像表示装置である。
<装置の動作>
図2は、第1実施形態に係るシミュレーション画像生成の全体フローチャートである。以下のステップはユーザによる画像処理装置101へのシミュレーション画像生成要求をトリガに開始される。
ステップS201では、分光反射率測定装置111は、記録メディアに予め印刷した色の分光反射率を測定する。具体的には、印刷装置で使用する記録剤(インクやトナー)により記録メディア上に形成されたカラーパッチに対し、分光反射率を測定する。なお、当該印刷装置で出力可能な全色を測定することが望ましいが、データ量を削減するため、予め指定された色についてのみ測定を行い、他の色については測定値を補間して分光反射率を求めても良い。ただしその場合も、補間が可能なように少なくとも3色について測定を行う。例えば、画像形成装置で用いられる記録剤の色(例えばイエロー・マゼンタ・シアン)の各々により形成されたカラーパッチのみ測定するよう構成すると良い。
その後、分光反射率取得部121は、分光反射率測定装置111により測定した測定値を取得し、シミュレーションデータ記憶部131に記憶する。
ステップS202では、ステップS201において、予め指定された色数について測定が完了したか否かを判定する。完了していればステップS203に進み、完了していなければステップS201に戻る。
ステップS203では、変角撮影画像撮影装置112は、記録メディアの変角撮影画像を撮影する。ここで、変角撮影画像撮影装置112は、照明部、撮影部を様々な角度に設定し、その都度撮影を行うことが望ましいが、データ量を削減するため、間引いて撮影を行ってもよい。なお、変角撮影画像は、ある照明部、撮影部の角度に対して、1枚の2次元グレースケール画像として得られる。
なお、変角撮影画像取得部122は、変角撮影画像を記録メディアの反射率画像として取得することが望ましい。反射率画像を得るには、例えば反射率が既知である試料の撮影画像に基づいて、取得した記録メディア画像を正規化するよう構成するとよい。その後、変角撮影画像取得部122は、変角撮影画像撮影装置112により取得した1以上の変角撮影画像を取得し、シミュレーションデータ記憶部131に記憶する。
ステップS204では、表面反射光測定装置113は、記録メディアの表面反射光の分光反射率を測定する。その後、表面反射光取得部123は、表面反射光測定装置113により測定した測定値を取得し、シミュレーションデータ記憶部131に記憶する。
ステップS205では、照明観察条件入力装置114は、どのような観察角度、照明条件下でシミュレーション画像を算出するかの設定をユーザから受け付ける。その後、照明観察条件取得部124は、照明観察条件入力装置114が受け付けた観察角度、照明条件をシミュレーションデータ記憶部131に記憶する。
なお、照明条件として、様々な角度に対する入射光線の分光放射輝度などを受け付ける。ただし、”オフィス”、”野外”など複数のシーンにおける照明条件(パラメータセット)を予め照明観察条件入力装置114内の記憶部(不図示)に記憶しておいてもよい。その場合、ユーザはシーンを選択入力するだけで照明条件を入力することが出来る。
ステップS206では、画像算出部141は、シミュレーションデータ記憶部131に記憶された上述の各種データに基づき、シミュレーション画像を生成する。なお、シミュレーション画像の生成の詳細については後述する。
ステップS207では、ステップS206により生成されたシミュレーション画像をシミュレーション画像記憶部151に記憶する。
ステップS208では、シミュレーション画像表示装置161は、ステップS207で記憶されたシミュレーション画像を取得し表示する。
<シミュレーション画像の生成>
図3は、シミュレーション画像の生成(ステップS206)の詳細フローチャートである。画像算出部141は、不図示のメモリ内に構成した仮想の記録メディアの表面に対し画素値を順次計算し割り当てることでシミュレーション画像を生成する。
ステップS301では、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されている照明観察条件に基づいて、仮想の記録メディアに対する観察方向ωを設定する。
ステップS302では、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されている照明観察条件に基づいて、入射光線の分光放射輝度L(λ)を読み込む。
ステップS303では、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されているメディア表面反射光の分光反射率A(λ)を読み込む。
以下のステップでは、仮想の記録メディア上の各表面位置(x,y)について実行する。
ステップS304では、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されている印刷画像データを読み込み(画像データ入力手段)、表面位置(x,y)に記録されることになる色λを導出する。そして、導出した色λに対応する記録剤の分光反射率R(λ)を、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されている記録剤の分光反射率R(λ)に基づき導出する。
ステップS305では、シミュレーションデータ記憶部131に記憶されている照明観察条件に基づいて、対応する変角撮影画像をシミュレーションデータ記憶部131から読み取る。そして、読み取った変角撮影画像から表面位置(x,y)に対応する画素値R(x,y,ω,ω’)を読み込む。
ステップS306では、仮想記録メディアの表面位置(x,y)から観察方向に出射する光の分光放射輝度I(x,y,λ)を導出する。ここでは、以下の数式に基づいて表面位置(x,y)における分光放射輝度I(x,y,λ)を導出する。
Figure 0005474113
ここで、数式中、Ωに対する積分とは全立体角に対する積分を意味する。また、上述の式中の記号の意味は以下の通りである。また、図4に仮想の記録メディアに対する入射光線方向、観察方向の概念図を示す。
ω:入射光線方向
ω’:観察方向
θ:仮想の記録メディアの法線と入射光線方向のなす角度
,y:仮想の記録メディアの表面位置(x,y)に対応する変角撮影画像上の画素位置
L(λ):入射光線の分光放射輝度
(λ):インクの分光反射率
A(λ):記録メディアの表面反射光の分光反射率
なお、ここでは、各画素についての分光放射輝度I(x,y,λ)が得られるように説明しているが、実際には、三刺激値などの測色値に変換することが望ましい。より望ましくは、シミュレーション画像を表示する際の、シミュレーション画像表示装置161に対応する色変換プロファイルに基づいて三刺激値からRGB画素値に変換を行う。
ステップS307では、仮想の記録メディアにおける全領域(全画素)に対して、画素値が導出されたか否かを判断する。全画素について導出されていればシミュレーション画像算出を完了する。導出していないが残っている場合はステップS304に戻り、次の表面位置に対して画素値を逐次導出する。
以上の各ステップに基づいて、仮想記録メディア上の全画素について画素値が導出される。その結果、仮想記録メディアの表面位置の各位置からから観察方向に出射する光の分光放射輝度が得られる。つまり、プレビュー画像が完成する。
以上説明したように第1実施形態によれば、ユーザが選択した所望の観察環境、照明環境におけるプレビュー画像を表示できる。つまり、ユーザは、記録メディアの色・質感などより高品質な画像として確認することができる。その一方で、変角撮影画像を全ての色に対して行う必要がないため、従来に比較しプレビュー画像生成のために必要なデータ量を低減することができる。
また、第1実施形態に係る画像処理システムでは、画像処理装置の外部に設けられた各種測定装置により記録メディアの実物をリアルタイムに測定する。そのため、記録メディアの実物があれば任意の記録メディアに対して、プレビュー画像を表示することが出来るというメリットがある。
(第2実施形態)
第2実施形態では、予めいくつかの種類の記録メディアに対するデータをデータベースに格納しておく。そして、シミュレーション時(つまりプレビュー画像生成時)にユーザインタフェース(UI)を介して記録メディアの種別を選択し、選択された記録メディアに対応する各種データをデータベースから読み取る。
<装置構成>
図5は、第2実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。
第1実施形態における、分光反射率測定装置111、変角撮影画像撮影装置112、表面反射光測定装置113が、これらの各装置で取得されるデータを格納したデータベース(DB)になっている点が主に異なる。つまり、第1実施形態で示した記録メディアに関する各種データを、予め各装置などを用いてデータベースに格納しておく。なお、図5においてはデータベースは画像処理装置501に直接接続されているが、例えば各種データベースはインターネット上に分散して配置されていても良い。また、物理的には同一の装置に各種データを格納するよう構成してもよい。
また、照明観察条件入力装置514は、観察角度、照明条件に加え、印刷する記録メディアの入力を受け付ける。それに対応して、照明観察条件取得部524は、印刷する記録メディアの識別子を、分光反射率取得部521、変角撮影画像取得部522、表面反射光取得部523に通知する通信部502を備えている。
他の各装置および画像処理装置501内の各機能部については、第1実施形態の対応するものとほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
<設定・プレビュー画像表示用UI>
図7は、記録メディア、観察角度、照明条件の設定およびプレビュー画像表示に用いられるUI(ユーザインターフェース)の一例を示す図である。当該UIは、例えばシミュレーション画像表示装置561の表示画面に表示される。
701は、プレビュー画像表示部であり、551に記憶されているシミュレーション画像を表示する。702は、プレビュー条件設定表示部である。具体的には、現在指定されている照明条件・メディア・観察角度の各条件を表示している。つまり、ユーザは、当該UIを見ながら、照明観察条件入力装置514を操作することにより、設定した条件に対するプレビュー画像を観見ることが出来る。
<装置の動作>
図6は、第2実施形態に係るシミュレーション画像生成の全体フローチャートである。以下のステップはユーザによる画像処理装置501へのシミュレーション画像生成要求をトリガに開始される。
ステップS601では、照明観察条件入力装置514は、ユーザから、どのようなメディア、観察角度、照明条件下でシミュレーション画像を生成するかの設定を受け付ける。その後、照明観察条件取得部524により画像処理装置501に読み込み、シミュレーションデータ記憶部531に記憶する。つまり、図7に示したUIによりインタラクティブにユーザからの設定を受け付ける。その後、照明観察条件取得部524は、取得した記録メディアの識別子を通信部502を介して、分光反射率取得部521、変角撮影画像取得部522、表面反射光取得部523に通知する。
なお、記録メディア、照明条件のみ514により設定し、観察角度は照明観察条件取得部524が連続的に自動生成するよう構成してもよい。さらには自動生成する観察角度は照明条件に基づいて算出されても良い。その際には観察角度が照明条件において最も輝度の高い入射光線方向に対して正反射方向近辺となるように設定することが望ましい。
ステップS602では、分光反射率取得部521は、通信部502を介して入力された記録メディアの識別子を用いて、分光反射率DB511から該記録メディアに対応する分光反射率データを読み込む。そして、当該分光反射率データをシミュレーションデータ記憶部531に記憶する。
ステップS603では、変角撮影画像取得部522は、通信部502を介して入力された記録メディアの識別子を用いて、変角撮影画像DB512から該記録メディアに対応する変角撮影画像データを読み込む。そして、当該変角撮影画像データをシミュレーションデータ記憶部531に記憶する。
ステップS604では、表面反射光取得部523は、通信部502を介して入力された記録メディアの識別子を用いて、表面反射光DB513から該記録メディアに対応する分光反射率データを読み込む。そして、当該分光反射率データをシミュレーションデータ記憶部531に記憶する。
ステップS605では、画像算出部541は、シミュレーションデータ記憶部531に記憶された上述の各種データに基づき、シミュレーション画像を生成する。なお、シミュレーション画像の生成の詳細については第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
ステップS606では、ステップS605により生成されたシミュレーション画像をシミュレーション画像記憶部551に記憶する。
ステップS607では、シミュレーション画像表示装置561は、ステップS606で記憶されたシミュレーション画像を取得し表示する。つまり、図7のプレビュー画像表示部701に表示する。
以上説明したように第2実施形態によれば、ユーザが選択した記録メディア、観察環境、照明環境におけるプレビュー画像を表示できる。つまり、ユーザは、記録メディアの色・質感などより高品質な画像として確認することができる。その一方で、変角撮影画像を全ての色に対して行う必要がないため、従来に比較しプレビュー画像生成のために必要なデータ量を低減することができる。
また、第1実施形態とは異なり、記録メディアのサンプルがその場に無かったとしてもプレビュー画像を生成することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

Claims (8)

  1. 画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理装置であって、
    前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得手段と、
    前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、
    プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力手段と、
    入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成手段と、
    を備え
    前記生成手段は、前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度と前記分光反射率との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理装置であって、
    前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得手段と、
    前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、
    プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力手段と、
    入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成手段と、
    を備え
    前記生成手段は、前記記録メディア上における画像が形成されていない領域の分光反射率に対して前記観察条件に基づく画素値を乗ずることにより得られる分光反射率と前記カラーパッチに対する分光反射率との和をとり、当該和と前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより、前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記分光反射率取得手段は、更に、前記記録メディア上における画像が形成されていない領域に対する分光反射率の情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記照明条件は、前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度に対応していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記観察条件に基づく画素値は、前記記録メディアを撮影することにより得られることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理方法であって、
    分光反射率取得手段が、前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得工程と、
    画像データ入力手段が、前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力工程と、
    条件入力手段が、プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力工程と、
    生成手段が、入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成工程と、
    を含み、
    前記生成工程では、前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度と前記分光反射率との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像形成装置により記録メディア上に画像を形成する際のプレビュー画像を生成する画像処理方法であって、
    分光反射率取得手段が、前記画像形成装置が用いる記録剤により前記記録メディア上に形成されたカラーパッチに対する分光反射率の情報を取得する分光反射率取得工程と、
    画像データ入力手段が、前記記録メディア上に形成する画像の画像データを入力する画像データ入力工程と、
    条件入力手段が、プレビュー画像を生成する際の照明条件および観察条件の入力を受け付ける条件入力工程と、
    生成手段が、入力された前記照明条件および前記観察条件に基づいて、前記画像データにより形成される画像の色と前記分光反射率の情報とを用いて各位置における画素値を導出することにより、プレビュー画像を生成する生成工程と、
    を含み、
    前記生成工程では、前記記録メディア上における画像が形成されていない領域の分光反射率に対して前記観察条件に基づく画素値を乗ずることにより得られる分光反射率と前記カラーパッチに対する分光反射率との和をとり、当該和と前記記録メディアへの入射光線の分光放射輝度との積を所定の範囲の立体角に対して積分することにより、前記各位置における画素値を導出し、前記プレビュー画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに読み込ませ実行させることで、該コンピュータを請求項1乃至の何れか一項の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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