JP5473495B2 - 管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 - Google Patents
管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5473495B2 JP5473495B2 JP2009202145A JP2009202145A JP5473495B2 JP 5473495 B2 JP5473495 B2 JP 5473495B2 JP 2009202145 A JP2009202145 A JP 2009202145A JP 2009202145 A JP2009202145 A JP 2009202145A JP 5473495 B2 JP5473495 B2 JP 5473495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- sealing material
- pipe
- back side
- lock body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
Description
すなわち、図6(a)に示すように、受口51内に配設される弾性材(弾性の大きな素材)製のシール材52に金属片53を埋設しておき、シール材52の外周部を受口51内面の溝にはめ込むとともに、この金属片53の内周部に爪54を設けておくことで、図6(c)のように接合した状態の管同士が外力によって互いに離れる方向に移動しようとした場合に、金属片53が受口内面突部51aの周りに回転することで、この金属片53の爪54が挿口55の外面に食い込んで、挿口55が受口51から離脱してしまうことを防ぐことができるようになっている。
すなわち、特許文献1に記載されている従来技術を採用して離脱防止処理が施された管同士を接合する場合、一方の管の受口51内にシール材52を配設した後、この受口51に他方の管の挿口55を図6(b)のように挿し込むこととなるが、このとき、弾性材製のシール材52が挿口55と受口51との間で圧縮され、自身の弾性により挿口55に対して反発力を示すため、この反発力を上回る力でもってシール材52を圧縮して挿口55を挿入する必要がある。
また、ロック体が、前記シール材本体が非圧縮の状態において、前記ロック体の受口奥側の面と受口奥側のロック溝縁との間に隙間が生じるように配置されていることを特徴とする。
また、ロック体が、シール材本体が圧縮された状態においても前記ロック体の受口奥側の面と受口奥側のロック溝縁との間に隙間が生じるように配置されていることを特徴とする。
このような構成であると、このシール材を配設した受口へ挿口を挿入するとき、挿入と同時にはシール材とロック溝縁の受口奥側とが接触しなくなる。
また、本発明に係る離脱防止管継手は、上記の管離脱防止機能付きシール材を備えたことを特徴とする。
図2(a)に示すように、挿口42の先端42aが受口43内へ入った時点ではシール材本体11は非圧縮の状態であるが、そこからさらに挿入を進めていくと、テーパ状に形成された挿口先端42aの表面がシール材本体11に触れ、その後は挿口42の挿入を進めるにつれ、シール材本体11がテーパ状の挿口先端42aの表面へ乗り上げてゆく。挿口先端42aがテーパ状に形成されているので、挿入が進むにつれて、シール材本体11が触れている部分の挿口先端42aの外径が大きくなってゆき、受口43内面との間でシール材本体11が圧縮されていく。
また、本発明の実施の形態のさらに別例として、図4(c)に示すように、シール材本体11が非圧縮の状態において、ロック体12の受口43奥側の面とシール材本体11のロック体12よりも受口43奥側にある部分との間に隙間d3が生じるようにロック体12を配置してもよい。
以上のように、本発明に係る管離脱防止機能付きシール材を用いると、管同士の接合時に必要となる挿入力が小さくて済み、大きな挿入力を加えるための治具を用意することなく容易に管接合を行うことができて、接合のためにかかるコストを低く抑えることができる。また、このシール材を受口内に配設するだけで離脱防止機能が得られるので、離脱防止のための作業や加工に要する所要時間やコストを低減することができる。
11 シール材本体
12 ロック体
13 爪部
42 挿口
43 受口
Claims (6)
- 受口及び当該受口の内面に形成された横断面矩形状のロック溝を有する一方の管と、前記一方の管の受口に挿入される挿口を有する他方の管とからなる管継手のための管離脱防止機能付きシール材であって、
圧縮可能な弾性材料製のシール材本体と、金属製のロック体とで構成され、
前記シール材本体は前記ロック溝に配置される踵部及び前記踵部から延長され前記ロック溝より受口奥側に配置される封止部とを有する環状体であり、
前記ロック体は前記シール材本体に埋設され、前記シール材本体の周方向に間隔を置いて複数配置されており、
前記ロック体には、前記挿口の外面に食い込み可能な爪部が設けられており、
前記ロック体の、受口奥側のロック溝縁に臨む部分の軸方向断面の形状が直線状となっており、
前記ロック体のロック溝の受口開口側の側面及びロック溝の底面に臨む部分の軸方向断面の形状が、受口への挿口の挿入時において前記ロック溝の受口開口側の側面とロック溝の底面との両方の面にそれぞれ点接触で接触可能な円弧状となっていること
を特徴とする管離脱防止機能付きシール材。 - 受口及び当該受口の内面に形成されたロック溝を有する一方の管と、前記一方の管の受口に挿入される挿口を有する他方の管とからなる管継手において前記受口の内周面と前記挿口の外周面との間で圧縮される管離脱防止機能付きシール材であって、
圧縮可能な弾性材料製のシール材本体と、金属製のロック体とで構成され、
前記シール材本体は前記ロック溝に配置される踵部及び前記踵部から延長され前記ロック溝より受口奥側に配置される封止部とを有する環状体であり、
前記ロック体は前記シール材本体に埋設され、前記シール材本体の周方向に間隔を置いて複数配置されており、
前記ロック体には、前記挿口の外面に食い込み可能な爪部が設けられており、
前記ロック体が、前記シール材本体が非圧縮の状態において、前記ロック体の受口奥側の面と受口奥側のロック溝縁との間に隙間が生じるように配置されていること
を特徴とする請求項1に記載の管離脱防止機能付きシール材。 - ロック体が、シール材本体が圧縮された状態においても前記ロック体の受口奥側の面と受口奥側のロック溝縁との間に隙間が生じるように配置されていること
を特徴とする請求項2に記載の管離脱防止機能付きシール材。 - シール材本体が、非圧縮状態において、受口奥側のロック溝縁との間に隙間が生じるように配置可能なこと
を特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の管離脱防止機能付きシール材。 - ロック体が、シール材本体が非圧縮の状態において、前記ロック体の受口奥側の面と前記シール材本体におけるロック体よりも受口の奥側の部分との間に隙間が生じるように配置されていること
を特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の管離脱防止機能付きシール材。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の管離脱防止機能付きシール材を備えていることを特徴とする離脱防止管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009202145A JP5473495B2 (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009202145A JP5473495B2 (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011052753A JP2011052753A (ja) | 2011-03-17 |
JP5473495B2 true JP5473495B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=43941973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009202145A Active JP5473495B2 (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5473495B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178692U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-27 | 株式会社クボタ | 導電性管継手 |
FR2655705B1 (fr) * | 1989-12-11 | 1992-05-29 | Pont A Mousson | Garniture d'etancheite composite pour assemblage verrouille de tuyaux a bout male et emboitement. |
DE29803713U1 (de) * | 1998-03-04 | 1998-05-14 | Rasmussen Gmbh, 63477 Maintal | Spannbare Rohrkupplung |
-
2009
- 2009-09-02 JP JP2009202145A patent/JP5473495B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011052753A (ja) | 2011-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050248152A1 (en) | Pressed-connection arrangement | |
JP4174738B2 (ja) | ホース継手 | |
JP6735123B2 (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
TWI628386B (zh) | 管子接頭、脫離防止構件、及管子接合方法 | |
CN1497204A (zh) | 管接头 | |
JP2008240771A (ja) | フレキシブル管用継手のシール方法およびシール構造 | |
JP5534821B2 (ja) | 離脱防止機能付きシール材および離脱防止管継手 | |
JP6289122B2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
JP2007333176A (ja) | ホース接続用のコネクタ | |
JP5455382B2 (ja) | 管継手およびシール材 | |
JP5473495B2 (ja) | 管離脱防止機能付きシール材及び離脱防止管継手 | |
JP2002098276A (ja) | 管継手 | |
WO2011043113A1 (ja) | 離脱防止機能付きシール材および離脱防止管継手 | |
JP5455383B2 (ja) | 管継手 | |
JP2007170658A (ja) | 管継手 | |
JP2006057728A (ja) | スペーサおよびスペーサを取付けた管 | |
JP2007051723A (ja) | 管継手 | |
JP4580840B2 (ja) | メカニカルタイプの管継手、およびその管継手におけるクランプの締付け方法 | |
JP7049871B2 (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
JP2005337269A (ja) | 離脱防止管継手 | |
JPH088385Y2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
JP2003148665A (ja) | 合成樹脂管用管継手 | |
JP2006283861A (ja) | 配管継手 | |
JP5377095B2 (ja) | 管継手構造および接続管 | |
JP2006009997A (ja) | 管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5473495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |