JP5471511B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤにおいて、操縦安定性およびユニフォミティを改善する空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤには、周方向に設けられた縦溝と、この縦溝に交差して設けられた横溝とからなるトレッドパターンをトレッド部に有したものがある。このような空気入りタイヤでは、横溝をタイヤ周方向に複数ピッチで設けるピッチバリエーション構造が採用されることで、タイヤ周方向のピッチノイズを広い周波数に分散させ、騒音特性を向上している。
従来、例えば、特許文献1では、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤにおいて、ユニフォミティ(ハンドルや車両の振動の発生原因となる空気入りタイヤの均一性)を改善するため、横溝の溝断面積を調整し、タイヤ径方向に対するトレッド部の剛性をタイヤ周方向で均一化する空気入りタイヤが開示されている。
特開2004−210133号公報
上述した特許文献1において、トレッド部の剛性とは、タイヤ成型時での加硫ゴムの押し込まれ量によるもので、特許文献1に記載の空気入りタイヤでは、この押し込まれ量を均一化している。このため、小さなピッチの部分では、押し込まれ量を調整されることで横溝の体積が大きくなり、トレッド部において縦溝および横溝からなる陸部の剛性が低下する傾向にある。タイヤ赤道面寄りのセンター領域における陸部の剛性が低下した場合には、操縦安定性が低下する傾向となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤにおいて、ユニフォミティを維持しつつ操縦安定性を向上させることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って設けられた縦溝と、当該縦溝に交差して設けられた横溝とからなる陸部をトレッド部に有し、前記横溝をタイヤ周方向に複数ピッチで配置した空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のショルダー域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する前記横溝の体積比率を大きくすると共に、前記トレッド部のセンター域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する前記横溝の体積比率を小さくすることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、トレッド部のショルダー域において、小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝の体積比率を大きくしているため、横溝の体積を一定としてピッチバリエーション構造を採用した場合に比較し、陸部の体積が小さい小ピッチほど横溝の体積比率が大きいため、タイヤ成型時での加硫ゴムの押し込まれ量が各ピッチ(周方向)で均一化される。この結果、ショルダー域において、ハンドルや車両の振動の発生原因となるユニフォミティを改善できる。一方、この空気入りタイヤは、トレッド部のセンター域において、小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝の体積比率を小さくしている。このため、横溝の体積を一定としてピッチバリエーション構造を採用した場合に比較し、陸部の体積が小さい小ピッチほど横溝の体積比率が小さいため、陸部の剛性が各ピッチ(周方向)で均一化される。この結果、センター域において、極端に陸部の剛性が低下する部分がなくなるので、操縦安定性を改善できる。したがって、ユニフォミティを維持しつつ操縦安定性を向上できる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記横溝の溝幅を変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、上記構成として上述した効果を得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記横溝の溝壁角度を変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、上記構成として上述した効果を得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記横溝の溝深さを変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、上記構成として上述した効果を得ることができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤにおいて、ユニフォミティを維持しつつ操縦安定性を向上できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの平面図である。 図2は、図1に示した横溝のタイヤ周方向の概略断面図である。 図3は、図1に示した横溝のタイヤ周方向の概略断面図である。 図4は、図1に示した横溝のタイヤ周方向の概略断面図である。 図5は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)Cに向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ径方向とは、前記回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。タイヤ赤道面Cとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面C上にあって空気入りタイヤ1の周方向に沿う線をいう。本実施の形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「C」を付す。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、一般的な乗用車に装着されるタイヤとして好適である。この空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部2を有している。トレッド部2は、ゴム材からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。このトレッド部2の表面は、空気入りタイヤ1を装着する車両(図示省略)が走行した際に路面と接触する面であるトレッド面21として形成されている。
トレッド面21には、タイヤ周方向に沿って延在する複数の縦溝22が設けられている。本実施の形態における縦溝22は、トレッド面21に4本設けられた周方向主溝22aと、2本設けられた周方向細溝22bとを含んでいる。そして、トレッド面21には、複数の周方向主溝22aにより、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線Cと平行なリブ状の陸部23が複数形成されている。本実施の形態における陸部23は、周方向主溝22aを境にしてトレッド面21に5本設けられ、タイヤ赤道線C上に配置された第一陸部23aと、第一陸部23aのタイヤ幅方向外側に配置された第二陸部23bと、第二陸部23bのタイヤ幅方向外側であってトレッド面21のタイヤ幅方向最外側に配置された第三陸部23cとを有している。第二陸部23bは、周方向細溝22bを含む。
トレッド面21において、各陸部23(23a,23b,23c)には、縦溝22(周方向主溝22a)に交差する横溝24が設けられている。第一陸部23aに設けられた横溝24は、周方向主溝22aに一端が開口すると共に他端が閉塞し、かつタイヤ幅方向およびタイヤ周方向に対して傾斜した突起溝24aとして形成されている。この突起溝24aは、タイヤ赤道線Cを間において対向する突起溝24a同士で傾斜方向が逆方向に形成されている。
また、第二陸部23bに設けられた横溝24は、タイヤ幅方向外側の周方向主溝22aに一端が開口すると共に周方向細溝22bに他端が開口し、かつタイヤ幅方向およびタイヤ周方向に対して傾斜しつつ湾曲した傾斜溝24bとして形成されている。この傾斜溝24bは、タイヤ赤道線Cを間において対向する傾斜溝24b同士で傾斜方向が逆方向に形成されている。
また、第三陸部23cに設けられた横溝24は、トレッド面21のタイヤ幅方向最外端からタイヤ幅方向内側に湾曲して延在しつつ延在端が周方向主溝22aに開口する第一円弧溝24c、およびトレッド面21のタイヤ幅方向最外端からタイヤ幅方向内側に湾曲して延在しつつ延在端が閉塞する第二円弧溝24dとして形成されている。第一円弧溝24cと第二円弧溝24dとは、タイヤ周方向で交互に配置されている。この第一円弧溝24cおよび第二円弧溝24dは、タイヤ赤道線Cを間において対向する第一円弧溝24c同士および第二円弧溝24d同士で湾曲方向が逆方向に形成されている。
上述した本実施の形態の空気入りタイヤ1は、上述した横溝24をタイヤ周方向に複数ピッチで配置したピッチバリエーション構造が適用されている。このピッチバリエーション構造によれば、タイヤ周方向のピッチノイズを広い周波数に分散させ、騒音特性が向上できる。なお、ピッチの配列は、タイヤ周方向で周期的に配列しても、任意に配置してもよい。
そして、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、ピッチバリエーション構造において、ピッチ体積に対する横溝24の体積比率が設定されている。ピッチ体積とは、横溝24を含む陸部23の体積であって、タイヤ周方向では、横溝24の配置により1ピッチの区切りのタイヤ径方向最外側のベルト層3までの範囲とし、タイヤ幅方向では、陸部23をなす周方向主溝22aの溝壁面をタイヤ径方向最外側のベルト層3まで延長した範囲とする。また、横溝24の体積比率とは、ピッチ体積における横溝24の溝内体積の占める割合である。
そして、体積比率の設定は、図1に示すトレッド部2のショルダー域Wsでは、小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を大きくすると共に、トレッド部2のセンター域Wcでは小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を小さくしている。ここで、ショルダー域Wsは、展開幅Wt(タイヤ幅方向における前記トレッド面21の両端間距離)の中央の35[%]よりもタイヤ幅方向外側に位置する周方向主溝22aのタイヤ幅方向外側の領域であり、センター域Wcは、展開幅Wtの中央の35[%]よりもタイヤ幅方向外側に位置する周方向主溝22aのタイヤ幅方向内側の領域である。
ピッチ体積に対する横溝24の体積比率は、横溝24の溝幅(タイヤ周方向の溝開口寸法)W、横溝24の溝壁角度(タイヤ周方向の溝壁のトレッド面21の法線に対する角度)θ、横溝24の溝深さDの少なくとも1つを変えることにより設定される。
図2は、横溝24の溝壁角度θおよび溝深さDを一定とし、溝幅Wの変更により、ピッチ体積に対する横溝24の体積比率を設定した例を示す。また、図2(a)は、ショルダー域Wsの陸部23であり、図2(b)は、センター域Wcの陸部23である。また、図2においては、横溝24のタイヤ周方向の中央をピッチの区切りとして示し、かつピッチP1から、ピッチP2、ピッチP3に向かうに連れピッチが小さくなるように示している。
すなわち、図2(a)に示すように、トレッド部2のショルダー域Wsでは、小ピッチほど溝幅Wを大きくして溝体積を大きくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を大きく設定する。一方、図2(b)に示すように、トレッド部2のセンター域Wcでは、小ピッチほど溝幅Wを小さくして溝体積を小さくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を小さく設定する。
図3は、横溝24の溝幅Wおよび溝深さDを一定とし、溝壁角度θの変更により、ピッチ体積に対する横溝24の体積比率を設定した例を示す。また、図3(a)は、ショルダー域Wsの陸部23であり、図3(b)は、センター域Wcの陸部23である。また、図3においては、横溝24のタイヤ周方向の中央をピッチの区切りとして示し、かつピッチP1から、ピッチP2、ピッチP3に向かうに連れピッチが小さくなるように示している。
すなわち、図3(a)に示すように、トレッド部2のショルダー域Wsでは、小ピッチほど溝壁角度θを小さくして(すなわち、横溝24の溝壁を立てて)溝体積を大きくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を大きく設定する。一方、図3(b)に示すように、トレッド部2のセンター域Wcでは、小ピッチほど溝壁角度θを大きくして(すなわち、横溝24の溝壁を寝かせて)溝体積を小さくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を小さく設定する。
図4は、横溝24の溝幅Wおよび溝壁角度θを一定とし、溝深さDの変更により、ピッチ体積に対する横溝24の体積比率を設定した例を示す。また、図4(a)は、ショルダー域Wsの陸部23であり、図4(b)は、センター域Wcの陸部23である。また、図4においては、横溝24のタイヤ周方向の中央をピッチの区切りとして示し、かつピッチP1から、ピッチP2、ピッチP3に向かうに連れピッチが小さくなるように示している。
すなわち、図4(a)に示すように、トレッド部2のショルダー域Wsでは、小ピッチほど溝深さDを大きくして(すなわち、横溝24をより深くして)溝体積を大きくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を大きく設定する。一方、図4(b)に示すように、トレッド部2のセンター域Wcでは、小ピッチほど溝深さDを小さくして(すなわち、横溝24の深さをより浅くして)溝体積を小さくすることで、自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を小さく設定する。
このように、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2のショルダー域Wsにおいて、小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を大きくしている。このため、横溝24の体積を一定としてピッチバリエーション構造を採用した場合に比較し、陸部23の体積が小さい小ピッチほど、横溝24の体積比率が大きいため、タイヤ成型時での加硫ゴムの押し込まれ量が各ピッチ(周方向)で均一化される。この結果、ショルダー域Wsにおいて、ハンドルや車両の振動の発生原因となるユニフォミティを改善することが可能になる。
一方、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2のセンター域Wcにおいて、小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝24の体積比率を小さくしている。このため、横溝24の体積を一定としてピッチバリエーション構造を採用した場合に比較し、陸部23の体積が小さい小ピッチほど、横溝24の体積比率が小さいため、陸部23の剛性が各ピッチ(周方向)で均一化される。この結果、センター域Wcにおいて、極端に陸部23の剛性が低下する部分がなくなるので、操縦安定性を改善することが可能になる。
したがって、本実施の形態の空気入りタイヤ1によれば、トレッド部2のショルダー域Wsでユニフォミティを改善し、センター域Wcで操縦安定性を改善して、機能分けしたことにより、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤ1において、ユニフォミティを維持しつつ操縦安定性を向上させることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、最小ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率と最大ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率との差(体積比率差)を、0.5[%]〜1.5[%]の範囲に設定することが好ましい。すなわち、ショルダー域Wsでは、最小ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率から最大ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率を差し引いた体積比率差を、0.5[%]〜1.5[%]の範囲に設定し、センター域Wcでは、最大ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率から最小ピッチでのピッチ体積に対する横溝24の体積比率を差し引いた体積比率差を、0.5[%]〜1.5[%]の範囲に設定する。
ショルダー域Wsでの体積比率差が0.5[%]未満の場合は、タイヤ成型時での加硫ゴムの押し込まれ量の各ピッチ(周方向)での均一化が図れず、ユニフォミティの改善効果が小さい。一方、ショルダー域Wsでの体積比率差が1.5[%]を超える場合は、小ピッチでの陸部23の剛性が低下するので操縦安定性が悪い傾向となる。また、センター域Wcでの体積比率差が0.5[%]未満の場合は、陸部23の剛性の各ピッチ(周方向)での均一化が図れず、操縦安定性の改善効果が小さい。一方、センター域Wcでの体積比率差が1.5[%]を超える場合は、小ピッチでの陸部23の剛性が十分向上できず、操縦安定性の改善効果が小さい。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、操縦安定性(初期応答)およびユニフォミティに関する性能試験が行われた(図5参照)。
操縦安定性の評価方法では、タイヤサイズ175/65R15の空気入りタイヤを、正規リム(JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」)に組み付け、空気圧(230[kPa])を充填し、試験車両(国産1.3リットルクラスのハッチバック型乗用車)に装着した。そして、試験車両にて直線のテストコースを100[km/h]で走行しつつ走行レーンを変更した際の初期応答性を、ドライバーが官能評価により操縦安定性について従来例を基準として評価する。この場合、5人のドライバーによる評価を平均したものを評価点として基準を100とした指数で示し、指数が高いほど操縦安定性が高く好ましい。
また、ユニフォミティの評価方法では、タイヤサイズ175/65R15の空気入りタイヤを、正規リム(JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」)に組み付け、空気圧(200[kPa])を充填し、荷重(3.43[kN])を加え、フォースバリエーション試験機により、JASO C607の規格に基づくラジアルフォースバリエーション(RFV)を測定した。そして、ラジアルフォースバリエーションについて従来例を基準(100)とした指数で示し、この指数が97までをユニフォミティが良好であるとする。
従来例の空気入りタイヤは、ピッチバリエーション構造を採用せず、同一体積の横溝が一定ピッチで設けられている。一方、実施例1〜実施例8の空気入りタイヤは、ピッチバリエーション構造を採用され、トレッド部のショルダー域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝の体積比率を大きく設けられると共に、トレッド部のセンター域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する横溝の体積比率を小さく設けられている。また、実施例1〜実施例3、および実施例5〜実施例7の空気入りタイヤは、センター域の体積比率差と、ショルダー域の体積比率差とが規定内(0.5[%]〜1.5[%])とされている。
図5の試験結果に示すように、実施例1〜実施例8の空気入りタイヤでは、それぞれユニフォミティが維持され、かつ操縦安定性が向上されていることが分かる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、ピッチバリエーション構造が採用された空気入りタイヤにおいて、ユニフォミティを維持しつつ操縦安定性を向上させることに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 トレッド面
22 縦溝
22a 周方向主溝
22b 周方向細溝
23 陸部
23a 第一陸部
23b 第二陸部
23c 第三陸部
24 横溝
24a 突起溝
24b 傾斜溝
24c 第一円弧溝
24d 第二円弧溝
3 ベルト層
C タイヤ赤道面(タイヤ赤道線)
P1,P2,P3 ピッチ
Wc センター域
Ws ショルダー域
Wt 展開幅
W 溝幅
θ 溝壁角度
D 溝深さ

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に沿って設けられ周方向主溝を含む縦溝と、当該縦溝に交差して設けられた横溝とからなる陸部をトレッド部に有し、前記横溝をタイヤ周方向に複数ピッチで配置した空気入りタイヤにおいて、
    展開幅の中央の35[%]よりもタイヤ幅方向外側に位置する前記周方向主溝のタイヤ幅方向外側の領域である前記トレッド部のショルダー域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する前記横溝の体積比率を大きくすると共に、前記展開幅の中央の35[%]よりもタイヤ幅方向外側に位置する前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側の領域である前記トレッド部のセンター域では小ピッチほど自身のピッチ体積に対する前記横溝の体積比率を小さくすることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記横溝の溝幅を変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記横溝の溝壁角度を変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記横溝の溝深さを変えることで、前記横溝の体積比率を設定することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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