JP5470880B2 - ラフィングエンドミル - Google Patents

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Description

本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に、波形をなしてエンドミル回転方向に凹凸する外周刃が形成されて、被削材の中仕上げ加工等に用いられるラフィングエンドミルに関するものである。
この種のラフィングエンドミルとしては、例えば特許文献1に、本体の中心軸線から一様な半径方向距離に位置決めされたほぼらせん状に延びる切れ刃(外周刃)を有し、少なくとも一つの切れ刃はほぼ正弦曲線形状をもち、すくい面には正と負のすくい角部分が交互に設けられているものが提案されている。
このようなラフィングエンドミルでは、切れ刃がなす正弦曲線の凸となる部分と凹となる部分とで切屑の厚さが変化するために良好な切屑処理性を得ることができる。また、この特許文献1には、全ての正弦曲線状の刃が切削具の中心軸線から等距離に位置するなら(すなわち、切れ刃に沿って半径上の高さが均一であるなら)工作物は表面が比較的滑らかに成形されるとも記載されている。
特開昭62−68217号公報
ところで、この特許文献1に記載のラフィングエンドミルでは、上記切れ刃は、該切れ刃がなすらせんに沿った方向において、正弦曲線形状をなしてエンドミル回転方向Tに凹凸するように形成されており、従って図3に示すように、この切れ刃10がなす正弦曲線が凸となる部分の山頂部10Aから、エンドミルの軸線O方向後端側(図3において右側)に向けて該正弦曲線が凹となる部分の谷底部10Bまでの長さと、この谷底部10Bから上記軸線O方向後端側に向けて次に正弦曲線が凸となる部分の山頂部10Aまでの長さとは、このらせんに沿った方向の長さA、Bとしては、正弦曲線の1波長の1/2ずつで互いに等しくなる。
ところが、これら山頂部10Aから谷底部10Bまでの長さと、谷底部10Bから次の山頂部10Aまでの長さを、エンドミルの軸線O方向でみると、この軸線O方向における山頂部10Aから後端側の谷底部10Bまでの長さaに対して、該谷底部10Bから後端側の次の山頂部10Aまでの長さbの方が、正弦曲線が軸線Oに対して捩れ角θでねじれた基準線Lに関して凹凸するために、長くなる。すなわち、この正弦曲線の山頂部10Aから谷底部10Bまでの基準線Lに垂直な方向の深さ(正弦曲線の振幅)をδとすると、上記正弦曲線の軸線O方向に沿った波長の1/2の長さよりも、長さaはδ・sinθだけ短くなり、長さbはδ・sinθだけ長くなる。
しかしながら、このうち波形の谷底部10Bから後端側に次の山頂部10Aに至る長さbの部分は、上記図3にも示されるように軸線Oに対する切れ刃10の捩れ角が基準線Lの捩れ角θよりも小さくなる弱捩れの部分であり、そのような弱捩れの切れ刃10部分の軸線O方向の長さbが長くなると、切削抵抗の増大を招いてしまう。すなわち、これとは逆に上記捩れ角θよりも大きな捩れ角となる長さaの部分では、切れ刃10が上記山頂部10Aから谷底部10Bに向けて徐々に被削材に切り込まれてゆくのに対し、上記長さbの部分では切れ刃10が一気に被削材に食い付くような状態となり、そのような部分の軸線O方向の長さが長いと切れ刃10に作用する負荷も大きなものとなってしまう。
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のように波状に凹凸する切れ刃(外周刃)を有するラフィングエンドミルにおいて、外周刃に作用する負荷を低減して切削抵抗の増大を抑えることが可能なラフィングエンドミルを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に、上記エンドミル本体の先端から後端側に向かうに従いエンドミル回転方向後方側に捩れる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面をすくい面として、該すくい面の外周側辺稜部に、上記切屑排出溝が捩れる方向に向けて捩れつつ波形をなして上記エンドミル回転方向に凹凸する外周刃が形成されたラフィングエンドミルであって、上記外周刃の上記軸線回りの回転軌跡は該軸線を中心とした円筒状をなしており、上記外周刃がなす波形は、上記外周刃の捩れの方向に沿った長さにおいて、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さが、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さよりも長くされていることを特徴とする。
このように構成されたラフィングエンドミルでは、外周刃の捩れの方向に沿った長さにおいて、波形の山頂部からその後端側の谷底部までの長さが、この谷底部からその後端側の次の山頂部までの長さに対して長くされているので、特許文献1のようにこれらの長さが等しくされたラフィングエンドミルに比べ、上述のように弱捩れとなる部分の軸線方向の長さを短く、逆に強捩れとなる部分の軸線方向の長さは長くすることができる。このため、弱捩れの部分が被削材に一気に食い付くことによる負荷を低減する一方で、長い強捩れの部分でできるだけ外周刃が徐々に切り込まれるようにすることができ、外周刃全体として切削抵抗を抑制することが可能となる。
ただし、こうして弱捩れの部分を短くするとともに強捩れの部分を長くするにしても、強捩れの部分を長くし過ぎると、強捩れの部分ではその捩れ角が波形の基準線の捩れ角に近くなって外周刃を凹凸させることによる効果が損なわれるとともに、弱捩れの部分では谷底部から次の山頂部に向けて波形が急勾配で凸となるように延びるため、切刃強度が低下するおそれがある。このため、上記外周刃の捩れの方向に沿った長さにおいて、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さは、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さに対して、1.3倍以下の長さとされるのが望ましい。
特に、上記外周刃がなす波形を、上記軸線方向に沿った長さにおいては、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さが、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さと略等しくすることにより、これらの部分に作用する負荷や切削抵抗の軸線方向におけるバランスをとることができ、外周刃1波長分に作用する切削抵抗や負荷を効果的に低減することが可能となる。ただし、これらの長さは厳密に等しくされていなくても、例えば上記波形の軸線方向に沿った1波長の5%以内程度の範囲で一致していればよい。
以上説明したように、本発明によれば、波状に凹凸する外周刃において、弱捩れとなる部分による負荷を低減するとともに、強捩れとなる部分によって切削抵抗を抑制することができ、これらにより被削材の中仕上げ加工を円滑に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態を示す側面図である。 図1に示す実施形態における外周刃の波形形状を説明する展開図である。 従来のラフィングエンドミルの切れ刃(外周刃)の波形形状を説明する展開図である。
本実施形態のラフィングエンドミルにおいて、そのエンドミル本体1は、超硬合金等の硬質材料により軸線Oを中心とした概略円柱状に一体形成され、その後端側(図1における右側)部分が当該エンドミル本体1を工作機械の主軸に装着するためのシャンク部2とされるとともに、先端側(図1において左側)は切刃部3とされ、上記工作機械によって軸線O回りに符号Tで示すエンドミル回転方向に回転されつつ送り出されることにより、この切刃部3によってワークに切削加工を施してゆく。
この切刃部3の外周には、その先端から後端側に向けて軸線O回りにエンドミル回転方向Tの後方側に捩れる複数条(本実施形態では4条)の切屑排出溝4が、周方向に等間隔に形成されている。そして、これらの切屑排出溝4のエンドミル回転方向T側を向く壁面と、そのエンドミル回転方向T後方側に連なる切刃部3の外周面(外周逃げ面)との交差稜線部、すなわち上記壁面の外周側辺稜部には、この壁面を外周刃すくい面5とする外周刃6が、切屑排出溝4と同じく後端側に向かうに従い全体的に軸線O回りにエンドミル回転方向Tの後方側に捩れるように形成されている。
また、この切刃部3の先端部すなわちエンドミル本体1の最先端部においては、各切屑排出溝4の先端側開口部の内周側が削り広げられるようにしてギャッシュ7が形成されており、このギャッシュ7のエンドミル回転方向T側を向く壁面は底刃すくい面8とされている。さらに、この底刃すくい面8を含めた切屑排出溝4のエンドミル回転方向T側を向く壁面の先端側辺稜部には、上記外周刃6の先端から軸線Oに対する径方向に向けて該軸線Oの近傍にまで延びる底刃9が形成されている。
ここで、外周刃6は、図2に示すように上記軸線Oに対して一定の捩れ角θで軸線O方向後端側に向かうに従いエンドミル回転方向Tの後方側に捩れる基準線Lに対して、エンドミル回転方向Tの前方側と後方側とに等しい幅で凹凸するような波形をなしている。ただし、外周刃6の軸線O回りの回転軌跡は該軸線Oを中心とした円筒状をなすようにされていて、すなわち外周刃6の外径は一定とされている。
従って、この外周刃6の実際の捩れ角は、上記一定の捩れ角θを基準として、外周刃6がなす波形の凹凸の凸部の山頂部6Aから軸線O方向後端側に向けて漸次大きくなり、この山頂部6Aと凹凸の凹部の谷底部6Bとの中間部6aで最大となる。さらに、この外周刃6の捩れ角は、この中間部6aから軸線O方向後端側(エンドミル回転方向Tの後方側)の凹部の谷底部6Bに向けて漸次小さくなり、この谷底部6Bで上記一定の捩れ角θとなる。すなわち、上記山頂部6Aから後端側に向けて、上記中間部6aを経て谷底部6Bまでの間が、外周刃6の捩れ角が上記基準線のなす一定の捩れ角θ以上となる、強捩れの部分となる。
次いで、この谷底部6Bを越えて軸線O方向後端側に向かうに従い、外周刃6の捩れ角は上記一定の捩れ角θよりもさらに小さくなり、上記谷底部6Bと、次の凹凸の凸部の山頂部6Aとの中間部6bで最小となる。さらに、この中間部6bから後端側に向けては捩れ角は漸次大きくなり、次の山頂部6Aで再び上記一定の捩れ角θとなり、これを繰り返してゆく。なお、これらの中間部6a、6bは、基準線L方向や軸線O方向において厳密に山頂部6Aと谷底部6Bとの間や、この谷底部6Bと次の山頂部6Aとの間の中心に位置していなくてもよい。
従って、上記谷底部6Bから軸線O方向後端側(エンドミル回転方向Tの後方側)に向けて、この次の山頂部6Aまでが、外周刃6の捩れ角が上記一定の捩れ角θ以下となる、弱捩れの部分となる。なお、これら山頂部6Aと谷底部6Bとでは、外周刃6の捩れ角は上記基準となる一定の捩れ角θと等しい。また、この外周刃6がなす波形は、本実施形態では滑らかな凹凸曲線状をなしている。
そして、こうして凹凸する外周刃6の波形が、上記構成のラフィングエンドミルでは図2に示すように、この外周刃6の捩れの方向に沿った長さ、すなわち上記基準線L方向に沿った長さにおいて、上記山頂部6Aからその軸線O方向後端側の谷底部6Bまでの長さAが、この谷底部6Bからその軸線O方向後端側の山頂部6Aまでの長さBよりも長くされている。つまり、この基準線Lに沿った方向で、上記強捩れの部分の長さAが弱捩れの部分の長さBよりも長くされている。
ただし、これら強・弱捩れの部分の長さA、Bは、本実施形態では、山頂部6Aから軸線O方向後端側の谷底部6Bまでの強捩れの部分の長さAが、谷底部6Bからその軸線O方向後端側の次の山頂部6Aまでの弱捩れの部分の長さBに対して、1.3倍以下の長さとなるようにされている。また、特に本実施形態では、この外周刃6がなす波形が、上記軸線O方向に沿った長さにおいては、上記山頂部6Aからその軸線O方向後端側の谷底部6Bまでの強捩れ部分の長さaと、この谷底部6Bからその軸線O方向後端側の次の山頂部6Aまでの弱捩れ部分の長さbとが、互いに略略等しくなるようにされている。
なお、各外周刃6の凹凸する波形形状や捩れ角およびその変化、そして上記長さA、B矢永差a、bは共通したものであるが、周方向に隣接する外周刃6同士では、両外周刃6がなす波形形状の位相が軸線O方向にずらされている。すなわち、上記山頂部6Aや谷底部6Bおよびその中間部6a、6bが、互いの間隔は同じまま、隣接する外周刃6同士では軸線O方向にずらされている。
例えば、4条の外周刃6が周方向に等間隔に形成された本実施形態では、軸線Oを挟んで反対側に位置する外周刃6同士の位相が一致させられるとともに、周方向に隣接する外周刃6同士では、一方の外周刃6の山頂部6Aと他方の外周刃6の谷底部6Bとが、また一方の外周刃6の谷底部6Bと他方の外周刃6の山頂部6Aとが、軸線O方向の位置を同じにするようにされていてもよく、また、それぞれの外周刃6の山頂部6A、谷底部6B、および中間部6a、6bの位置が軸線O方向に同じとなるように、すべての外周刃6の位相がずらされていてもよい。
このように構成されたラフィングエンドミルでは、波状に凹凸する外周刃6によって良好な切屑処理性が確保されるのは勿論、上述のように外周刃6の捩れに沿った基準線L方向の長さにおいて、波形の山頂部6Aからその後端側の谷底部6Bまでの強捩れの部分の長さAが、谷底部6Bからその後端側の次の山頂部6Aまでの弱捩れの部分の長さBに対して長くされているので、特にこの弱捩れの部分が被削材に食い付くことによる抵抗を抑えることができる。その一方で、長さAが長くされた強捩れの部分によって、できるだけ外周刃6が徐々に被削材に切り込まれるようにすることができるので、外周刃6全体としての切れ味を向上させて、切削抵抗を抑制することができ、これらにより被削材の中仕上げ加工を円滑に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、こうして山頂部6Aからその軸線O方向後端側の谷底部6Bまでの強捩れとなる部分の基準線Lに沿った長さAが、谷底部6Bからその軸線O方向後端側の次の山頂部6Aまでの弱捩れの部分の長さBよりも長くされていても、この長さAが長さBに対して1.3倍以下の長さとされているので、弱捩れの部分が短くなりすぎて谷底部6Bから次の山頂部6Aへの立ち上がりが急勾配となり過ぎることにより切刃強度が損なわれたりするのを防ぐことができる。また、これに対して強捩れの部分でも、その捩れ角が緩やかになって基準線Lの捩れ角に近くなることにより切れ味が損なわれたりするのを防ぐことができる。
しかも、特に本実施形態では、外周刃6の捩れの方向である基準線Lに沿ったこれらの長さA、BはA>Bであるのに対して、軸線O方向に沿った上記強捩れの部分の長さaと弱捩れの部分の長さbとはa≒bであって、略等しくされている。従って、これにより、これら強捩れの部分と弱捩れの部分とに作用する抵抗や負荷を、軸線O方向についてはバランスさせて、1波長分の外周刃6に作用する負荷や切削抵抗を効果的に低減することが可能となる。
ただし、このような場合でも、これら軸線O方向における強・弱捩れの部分の長さa、bは厳密に等しくされていなくても、例えば波形の軸O線方向に沿った1波長の長さa+bに対して5%以内程度の範囲で一致していればよい。また、この長さaを長さbと等しくするには、上記基準線Lの捩れ角θと、上記波形の基準線Lに垂直な方向における山頂部6Aから谷底部6Bまでの深さ(波形の振幅)δに対して、基準線Lに沿った強捩れ部分の長さAを弱捩れ部分の長さBに対して、2・δtanθだけ長くすればよい。
1 エンドミル本体
3 切刃部
4 切屑排出溝
5 外周刃すくい面
6 外周刃
6A 外周刃6がなす波形の山頂部
6B 外周刃6がなす波形の谷底部
9 底刃
O エンドミル本体1の軸線
T エンドミル回転方向
L 波形をなす外周刃6の基準線
θ 外周刃6の基準線Lの捩れ角
A 山頂部6Aから軸線O方向後端側に向けて谷底部6Bまでの外周刃6の捩れ(基準線L)に沿った長さ
B 谷底部6Bから軸線O方向後端側に向けて次の山頂部6Aまでの外周刃6の捩れ(基準線L)に沿った長さ
a 山頂部6Aから軸線O方向後端側に向けて谷底部6Bまでの軸線O方向に沿った長さ
b 谷底部6Bから軸線O方向後端側に向けて次の山頂部6Aまでの軸線O方向に沿った長さ

Claims (3)

  1. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に、上記エンドミル本体の先端から後端側に向かうに従いエンドミル回転方向後方側に捩れる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面をすくい面として、該すくい面の外周側辺稜部に、上記切屑排出溝が捩れる方向に向けて捩れつつ波形をなして上記エンドミル回転方向に凹凸する外周刃が形成されたラフィングエンドミルであって、上記外周刃の上記軸線回りの回転軌跡は該軸線を中心とした円筒状をなしており、上記外周刃がなす波形は、上記外周刃の捩れの方向に沿った長さにおいて、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さが、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さよりも長くされていることを特徴とするラフィングエンドミル。
  2. 上記外周刃の捩れの方向に沿った長さにおいて、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さが、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さに対して、1.3倍以下の長さとされていることを特徴とする請求項1に記載のラフィングエンドミル。
  3. 上記外周刃がなす波形は、上記軸線方向に沿った長さにおいては、この波形が凸となる部分の山頂部からその上記軸線方向後端側の該波形が凹となる部分の谷底部までの長さが、この谷底部からその上記軸線方向後端側の該波形が次に凸となる部分の山頂部までの長さと略等しくされていることを特徴とする請求項1に記載のラフィングエンドミル。
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