JP5469529B2 - 容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、上面壁を有する本体とこの本体の上面壁を覆う閉位置と開放する開位置との間を旋回自在に本体に接続された外蓋とを含み、本体の上面壁には両側に排出口が形成されている***部が配設されている、合成樹脂から一体に形成された容器蓋に関する。
ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成され、特に醤油の如き調味料を収容するのに適した容器に適用される容器蓋として、下記特許文献1には、合成樹脂から一体に形成された本体と外蓋とを含む容器蓋が開示されている。本体は上面壁及びこの上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有し、外蓋は天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋を有する。外蓋のスカート壁と本体の側壁とが水平に延在する第一の旋回軸線を規定する第一のヒンジ手段を介して接続されており、外蓋は第一の旋回軸線を旋回中心として本体の上面壁を覆う閉位置と本体の上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在である。本体の上面壁中央部には上方に***し且つ第一の旋回軸線方向両側に排出口が形成されている***部が配設されている。
容器の内容物を排出する際には、外蓋を開位置に旋回せしめて本体の上面壁、従って***部、を露呈せしめ、次いで容器を傾動せしめて***部に形成されている排出口の一方を下方に指向せしめる。かくすると、排出口の一方から内容物が排出され、かかる内容物の排出は排出口の他方から容器内に外気が流入することによって促進される。
特開2009−286468号公報
而して、上述したとおりの従来の容器蓋には次のとおりの解決すべき問題が存在する。即ち、外蓋を閉位置にせしめた時に、***部の両側に形成されている排出口に外蓋のスカート壁の内周面を当接せしめ、これによって両排出口を密封せんとしている。しかしながら、外蓋のスカート壁の内周面は円筒形乃至円錐台形状であって周方向に彎曲せしめられている等に起因して排出口の密封が不充分になり、容器が転倒した場合に内容物が漏出してしまう虞がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上述したとおりの従来の容器蓋に改良を加えて、外蓋の旋回開閉動に加えて特別な操作を必要とすることなく、外蓋を開位置に旋回せしめると***部の両側に形成されている排出口が開放され、外蓋を閉位置に旋回せしめると***部の両側に形成されている排出口が充分確実に密封されるようにせしめることである。
本発明者等は、鋭意検討及び実験の結果、***部の両側に形成された排出口の各々に関連せしめて、排出口を覆う閉位置と排出口を開放する開位置との間を旋回自在に第二のヒンジ手段を介して内蓋を***部に接続すると共に、内蓋の各々に関連せしめて、外蓋が開位置から閉位置に旋回せしめられる間に内蓋に干渉して内蓋を開位置から閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に内蓋を乗り越えて内蓋から離隔せしめられ、外蓋が閉位置から開位置に旋回せしめられる間に内蓋に干渉して内蓋を閉位置から開位置に向けて旋回せしめ、しかる後に内蓋から離隔せしめられる干渉手段を外蓋のスカート壁の内周面に配設することによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する容器蓋として、上面壁及び該上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有する本体と、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋とを含み、該外蓋の該スカート壁と該本体の該側壁とは水平に延在する第一の旋回軸線を規定する第一のヒンジ手段を介して接続されており、該外蓋は該第一の旋回軸線を旋回中心として該本体の該上面壁を覆う閉位置と該本体の該上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、該本体の該上面壁中央部には上方に***し且つ該第一の旋回軸線方向両側に排出口が形成されている***部が配設されている、合成樹脂から一体に形成された容器蓋において、
該***部には、該排出口の各々に関連せしめて、該排出口を覆う閉位置と該排出口を開放する開位置との間を旋回自在に、第二のヒンジ手段を介して内蓋が接続されており、
該外蓋の該スカート壁の内周面には、該内蓋の各々に関連せしめて、該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該開位置から該閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋を乗り越えて該内蓋から離隔せしめられ、該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を閉位置から開位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋から離隔せしめられる干渉手段が配設されている、ことを特徴とする容器蓋が提供される。
好ましくは、該干渉手段は該外蓋の該スカート壁の内周面から半径方向内方に突出し、且つ該第一の旋回軸線から離隔する方向に向かって下方に傾斜して延在する舌状片から構成されている。該外蓋の該スカート壁の該内周面には、該内蓋の各々に関連せしめて、該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋の外面に当接して該内蓋を閉位置に強制する押圧手段が配設されているのが好適である。該***部には、その上端壁内面中央から垂下して、該第一の旋回軸線方向両側に形成されている該排出口を相互に遮断している遮断壁が形成されているのが好適である。該***部は該第一の旋回軸線方向両側に鉛直に延在する両側壁を有し、該排出口は該両側壁の各々から水平に突出する排出筒の先端に規定されている、或いは該***部は該第一の旋回軸線方向両側に下方に向かって該第一の旋回軸線方向両外側に傾斜して延在する両側壁を有し、該排出口は該両側壁の各々から上方に向かって該第一の旋回軸線方向両外側に傾斜して延出する排出筒の先端に規定されているのが好都合である。該内蓋の内面両側部には係止突起が形成されており、該***部には該係止突起に対応して一対の受け突起が形成されており、該内蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる際には該係止突起が該受け突起を弾性的に乗り越えるのが好適である。
本発明の容器蓋においては、外蓋を閉位置から開位置に旋回せしめると、干渉手段の作用によって内蓋が自動的に閉位置から開位置に旋回され、従って単に容器を所要方向に傾動せしめることによって排出口の一方から内容物を排出し、排出口の他方から容器内に外気を流入せしめることができる。外蓋を開位置から閉位置に旋回せしめると、干渉手段の作用によって内蓋が自動的に開位置から閉位置に旋回され、かくして***部の両側に形成されている排出口が密封される。排出口の密封は、外蓋のスカート壁に依存することなく、別個に配設した内蓋に依存している故に、充分確実に排出口を密封することができる。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、成形時の状態(外蓋が閉状態から180度旋回された状態)で示す平面図。 図1の線II−IIにおける断面図。 図1の線III−IIIにおける断面図。 図1の容器蓋における***部を図示する部分正面図。 図1の容器蓋における内蓋の係止突起と***部の受け突起との協働作用を示す部分側面図。 図1の容器蓋を、外蓋を開位置から閉位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 図1の容器蓋を、図6に示す状態から外蓋を更に閉位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 図1の容器蓋を、図7に示す状態から外蓋を更に閉位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 図1の容器蓋を、閉位置から開位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 図1の容器蓋を、図9に示す状態から外蓋を更に開位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 図1の容器蓋を、図10に示す状態から外蓋を更に開位置に向けて幾分旋回せしめた状態を示す側面図。 本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を、成形時の状態で示す平面図。 図12の容器蓋を、一部を断面で示す正面図。 図12の線XIV−XIVにおける断面図。
以下、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して更に詳細に説明する。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を成形時の状態で図示している図1乃至図3を参照して説明すると、全体を番号2で示す容器蓋は、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から一体に成形されている本体4と外蓋6とを含んでいる。本体4は、平面図において円形である上面壁8及びこの上面壁8の周縁から垂下する略円筒形状の筒状側壁10を有する。上面壁8の外周縁部は半径方向外方に向かって上方に突出せしめられており、上面壁8の最外周縁部は上方を向いた環状肩面12が形成され、上面壁8の上端部には半径外方に突出した環状係止突条14が形成されている。筒状側壁10は実質上鉛直に垂下せしめられており、円筒形状である外周面を有する。筒状側壁10の内周面上部には半径方向内方に突出する上側環状突条16が形成され、筒状側壁10の内周面下部には半径方向内方に突出する下側環状突条18が形成されている。上側環状突条16の半径方向内方突出量は比較的小さく、下側環状突条18の半径方向内方突出量は比較的大きい。上面壁8の下面には、筒状側壁10よりも幾分半径方向内方の位置から下方に延出する環状シール片20が形成されている。
図1乃至図3と共に図4を参照して説明を続けると、上面壁8の中央部には上方に***する***部22が配設されている。図示の実施形態においては、***部22は直方体形状であり、実質上鉛直に延びる4個の側壁、即ち両側壁24a及び24b並びに両端壁26a及び26b、と共に実質上水平に延びる頂面壁28を有する。図3に明確に図示する如く、両側壁24a及び24bの各々には、円形開口30a及び30bが形成されていると共に、かかる円形開口30a及び30bの外周部から実質上水平に突出する円筒形状の排出筒32a及び32bが付設されている。排出筒32a及び32bの先端に存在する円形開口が排出口34a及び34bを規定している。図3を参照することによって明確に理解される如く、***部22内には頂面壁28の内面中央部から実質上鉛直に垂下する遮断壁36が配設されている。この遮断壁36の両端縁は***部22の両端壁26a及び26bに接続されており、***部22内の空間は遮断壁36によって二分され、両側壁24a及び24bに形成されている開口30a及び30b、従って排出筒32a及び32b並びにこれらの先端に存在する排出口34a及び34bは、遮断壁36によって遮断されている。
***部22に配設されている排出筒32a及び32bの各々には内蓋38a及び38bが付設されている。更に詳述すると、図3及び図4を参照することによって明確に理解される如く、排出筒32a及び32bの上面には上方に突出する連結片40a及び40bが形成されており、かかる連結片40a及び40bを介して排出筒32a及び32bに内蓋38a及び38bが連結されている。ヒンジ手段(第二のヒンジ手段)を構成する連結片40a及び40bには、実質上水平に且つ図3において紙面に垂直な方向で図4において左右方向に延びる薄肉ヒンジ42a及び42bが形成されており、内蓋38a及び38bは薄肉ヒンジ42a及び42bを旋回中心として図3及び図4に実線で示す開位置と図3に二点鎖線で示す閉位置との間を旋回自在である。内蓋38a及び38bの各々は略矩形状の板片であり、その内面には環状シール突片44a及び44bが形成されている。内蓋38a及び38bが上記閉位置にせしめられると、環状シール突片44a及び44bが排出筒32a及び32b内に挿入され、これによって排出口34a及び34bが密封される。内蓋38a及び38bの各々の内面両側部には係止突起46a及び46bが形成され、これに対応して排出筒32a及び32bの各々には上記連結片40a及び40bの両側から突出する受け突起48a及び48bが形成されている。図5に明確に図示する如く、受け突起48a及び48bは実質上水平に延在する上面と実質上鉛直に延びる前面との境界領域に前方に向かって下方に傾斜する傾斜面を有し、内蓋38a及び38bが二点鎖線で示す閉位置から実線で示す開位置に旋回せしめられる際には、係止突起46a及び46bが受け突起48a及び48bを弾性的に乗り越え、係止突起46a及び46bと受け突起48a及び48bとの協働によって、更に詳しくは係止突起46a及び46bの下端部外面が受け突起48a及び48bの上記傾斜面に当接することによって、内蓋38a及び38bが開位置に弾性的に保持される。内蓋38a及び38bが開位置から閉位置に旋回せしめられる際には係止突起46a及び46bが受け突起48a及び48bを弾性的に乗り越える。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、外蓋6は天面壁50及びこの天面壁50の周縁から垂下する筒状スカート壁52を有する。天面壁50の主部は平面図において円形であるが、天面壁50の所定角度領域には、外蓋6を開閉動せしめる際に指を掛けることができる弧状突片54(図2)が付設されている。スカート壁52は比較的小径の円筒形状である上部56、円錐台形状である中間部58及び比較的大径の円筒形状である下部60を有する。スカート壁の内周面下端部には、半径方向内方に突出する環状係止突条62が形成されている。図1及び図2に明確に図示する如く、外蓋6のスカート壁52の外周面下端の所定角度領域は、ヒンジ手段64(第一のヒンジ手段)を介して本体4の筒状側壁10の外周面上端の所定角度領域に連結されている。それ自体は周知の形態でよいヒンジ手段64は、図2において紙面に垂直な方向に延びる薄肉ヒンジ66を有し、外蓋6は薄肉ヒンジ66によって規定される実質上水平に延びる旋回中心軸線(第一の旋回中心軸線)を中心として図1乃至図3に図示する開位置と図3に二点鎖線で示す閉位置との間を旋回動自在である。外蓋6が図1乃至図3に図示する開位置に位置せしめられている時には、本体4の上面壁8は露呈され、外蓋6が図3に二点鎖線で示す閉位置に旋回せしめられると、本体4の上面壁8は外蓋6によって覆われる。図6に明確に図示するとおり、外蓋6が閉位置にせしめられると、外蓋6のスカート壁52の下端面が本体4の上面壁8の最外周縁部に存在する環状肩面12に当接せしめられ、外蓋6のスカート壁52の内周面に形成されている環状係止突条62が本体4の上面壁8の上端部に形成されている環状係止突条14に弾性的に係止せしめられ、これによって外蓋6が閉位置に弾性的に保持される。
図1及び図2を参照して説明すると、外蓋6には、更に、本体4に配設されている内蓋38a及び38bに夫々対応して、干渉手段68a及び68b並びに押圧手段70a及び70bが配設されている。図示の実施形態においては、干渉手段68a及び68bの各々は、スカート壁52の下部60の内周面の所定角度位置から半径方向内方に延出する舌状片から構成されている。かかる舌状片は、外蓋6が図3に二点鎖線で示す閉位置にある時に上記薄肉ヒンジ66によって規定される旋回中心軸線から離れる方向に向かって下方に傾斜して延在せしめられている。押圧手段70a及び70bの各々は、スカート壁52の上部56及び中間部58の内周面から半径方向に突出する3個の板状片から構成されている。3個の板状片は相互に平行に且つ実質上鉛直に延在せしめられており、それらの上端縁は天面壁50の内面に接続されている。干渉手段68a及び68b並びに押圧手段70a及び70bは、本体4の内蓋38a及び38bに対して後述するとおりの開閉及び押圧作用を遂行するように寸法及び配設位置が設定されていることが重要である。
図2及び図3には、容器蓋2が適用される容器の口頸部72も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容器の口頸部72は全体として円筒形状であり、その頂面は開口されている。それ自体は周知の形態でよい口頸部72の外周面上部には環状係止あご部74が形成されている。口頸部72の外周面には、更に、係止あご部74よりも下方に位置する環状突条76も配設されている。この環状突条76は容器の搬送に利用されるものであり、一般にサポートリングと称されている。容器蓋2は、本体4の筒状側壁10と環状シール片20との間に口頸部72を収容することによって、容器の口頸部72に装着される。筒状側壁10の内周面に形成されている下側環状突条16は口頸部72の係止あご部74を弾性的に乗り越え、口頸部72に形成されている係止あご部74は筒状側壁10の内周面に形成されている上側環状突条16と下側環状突条18との間に位置せしめられる。本体4の環状シール片20は口頸部72内に進入して口頸部72の内周面に密着される。
上述したとおりの容器蓋2の作用効果を説明すると次のとおりである。図6乃至図8を参照することによって理解される如く、外蓋6を開位置から閉位置に向けて旋回動せしめる際には、外蓋6の旋回に応じて外蓋6に配設されている干渉手段68a及び68bが本体4に配設されている内蓋38a及び38bに漸次接近し(図6)、そして所定角度まで旋回せしめられると干渉手段68a及び68bが内蓋38a及び38bの外面に当接する。外蓋6が更に旋回せしめられると、干渉手段68a及び68bの干渉作用によって内蓋38a及び38bが開位置から閉位置に向けて強制的に旋回せしめられ(図7)、しかる後干渉手段68a及び68bは内蓋38a及び38bから離隔せしめられる(図8)。干渉手段68a及び68bが内蓋38a及び38bから離隔されると、内蓋38a及び38bは弾性的に幾分開位置に向けて戻るが、外蓋6が更に閉位置に向けて旋回せしめられると、外蓋6に配設されている押圧手段70a及び70bが内蓋38a及び38bの外面に作用して内蓋38a及び38bを閉位置に強制的に旋回せしめる。そして、外蓋6が閉位置まで旋回せしめられると、押圧手段70a及び70bの押圧作用によって内蓋38a及び38bは閉位置に強制され、排出筒32a及び32bの先端に配設されている排出口34a及び34bが確実に密閉され、押圧手段70a及び70bの押圧作用によって内蓋38a及び38bは閉位置に保持される(図3)。
一方、外蓋6が閉位置から開位置に向けて旋回せしめられる際には、図9乃至図11を参照することによって理解される如く、外蓋6の旋回に応じて最初に押圧手段70a及び70bが内蓋38a及び38bの外面から離隔される。次いで、干渉手段68a及び68bが内蓋38a及び38bの先端縁乃至内面に当接して内蓋38a及び38bに干渉し始め、外蓋6の旋回に応じて内蓋38a及び38bが干渉手段68a及び68bの作用によって閉位置から開位置に向けて旋回せしめられる(図9及び図10)。外蓋6が更に旋回せしめられると、干渉手段68a及び68bは、開位置にせしめられた内蓋38a及び38bから離隔せしめられる(図11)。
外蓋2が開位置にせしめられると共に内蓋38a及び38bが開位置にせしめられた状態(図3に実線で図示する状態)においては、容器を所要方向に傾動せしめて排出筒32a及び32bの先端に配設されている排出口34a及び34bのいずれか一方を下方に向けると、容器内に収容されている醤油の如く内容物を排出口34a及び34bのいずれか一方から排出することができる。排出口34a及び34bの一方からの内容物の排出に応じて排出口34a及び34bの他方から容器内に空気が流入し、これによって内容物の排出が促進される。
図12乃至図14には、本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態が図示されている。図12乃至図14に図示する容器蓋102の本体104においては、***部122の両側壁124a及び124bは下方に向かって図14において左右方向外側(本体104に対する外蓋106の旋回中心軸線方向両外側)に傾斜せしめられている。また、***部122の両端壁126a及び126bも下方に向かって図13において左右方向外側に若干傾斜せしめられている。そして、両側壁124a及び124bから延出する円筒形状の排出筒132a及び132bは上方に向かって傾斜して延出せしめられている。排出筒132a及び132bと内蓋138a及び138bとの相対的関係は図1乃至図5に図示する本体4の場合と実質上同一である。***部122内には遮断壁が配設されておらず、***部122内の空間は二分されていない。本体104の上述した構成以外は、図1乃至図5に図示する本体4と実質上同一である。勿論、必要に応じて遮断壁を配設することもできる。
図12乃至図14に図示する容器蓋102の外蓋106においては、本体104の内蓋138a及び138bが上方に向かって傾斜して延出する排出筒132a及び132bに配設されているのに対応して、干渉手段168a及び168b並びに押圧手段170a及び170bの配設位置が、図1乃至図5に図示する外蓋6の場合と幾分異なっている。更に、外蓋106においては天面壁150は平坦な円形であり、外蓋106を旋回せしめる際に指を掛けることができる弧状突片154は天面壁150ではなく、スカート壁152の下端の所要角度領域に付設されている。スカート壁152は円錐台形状の上部156と円筒形状の下部160とを有し、上部156と下部160との境界には環状肩部158が形成されている。外蓋106の上述した構成以外は、図1乃至図5に図示する外蓋6と実質上同一である。
図12乃至図14に図示する容器蓋102における、外蓋106が開閉動せしめられる際の挙動は、図1乃至図5に図示する容器蓋2と実質上同一であるので、説明を省略する。
2:容器蓋
4:本体
6:外蓋
8:本体の上面壁
10:本体の筒状側壁
22:***部
24a:***部の側壁
24b:***部の側壁
32a:排出筒
32b:排出筒
34a:排出口
34b:排出口
36:遮断壁
38a:内蓋
38b:内蓋
46a:係止突起
46b:係止突起
48a:受け突起
48b:受け突起
50:外蓋の天面壁
52:外蓋のスカート壁
68a:干渉手段
68b:干渉手段
70a:押圧手段
70b:押圧手段
72:容器の口頸部
102:容器蓋
104:本体
106:外蓋
122:***部
124a:***部の側壁
124b:***部の側壁
132a:排出筒
132b:排出筒
138a:内蓋
138b:内蓋
150:外蓋の天面壁
152:外蓋のスカート壁

Claims (7)

  1. 上面壁及び該上面壁の周縁から垂下する筒状側壁を有する本体と、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する外蓋とを含み、該外蓋の該スカート壁と該本体の該側壁とは水平に延在する第一の旋回軸線を規定する第一のヒンジ手段を介して接続されており、該外蓋は該第一の旋回軸線を旋回中心として該本体の該上面壁を覆う閉位置と該本体の該上面壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、該本体の該上面壁中央部には上方に***し且つ該第一の旋回軸線方向両側に排出口が形成されている***部が配設されている、合成樹脂から一体に形成された容器蓋において、
    該***部には、該排出口の各々に関連せしめて、該排出口を覆う閉位置と該排出口を開放する開位置との間を旋回自在に、第二のヒンジ手段を介して内蓋が接続されており、
    該外蓋の該スカート壁の内周面には、該内蓋の各々に関連せしめて、該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を該開位置から該閉位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋を乗り越えて該内蓋から離隔せしめられ、該外蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる間に該内蓋に干渉して該内蓋を閉位置から開位置に向けて旋回せしめ、しかる後に該内蓋から離隔せしめられる干渉手段が配設されている、ことを特徴とする容器蓋。
  2. 該干渉手段は該外蓋の該スカート壁の内周面から半径方向内方に突出し、且つ該第一の旋回軸線から離隔する方向に向かって下方に傾斜して延在する舌状片から構成されている、請求項1記載の容器蓋。
  3. 該外蓋の該スカート壁の該内周面には、該内蓋の各々に関連せしめて、該外蓋が該開位置から該閉位置に旋回せしめられる間に該内蓋の外面に当接して該内蓋を閉位置に強制する押圧手段が配設されている、請求項1又は2記載の容器蓋。
  4. 該***部には、その上端壁内面中央から垂下して、該第一の旋回軸線方向両側に形成されている該排出口を相互に遮断している遮断壁が形成されている、請求項1から3までのいずれかに記載の容器蓋。
  5. 該***部は該第一の旋回軸線方向両側に鉛直に延在する両側壁を有し、該排出口は該両側壁の各々から水平に突出する排出筒の先端に規定されている、請求項1から4までのいずれかに記載の容器蓋。
  6. 該***部は該第一の旋回軸線方向両側に下方に向かって該第一の旋回軸線方向両外側に傾斜して延在する両側壁を有し、該排出口は該両側壁の各々から上方に向かって該第一の旋回軸線方向両外側に傾斜して延出する排出筒の先端に規定されている、請求項1から4までのいずれかに記載の容器蓋。
  7. 該内蓋の内面両側部には係止突起が形成されており、該***部には該係止突起に対応して一対の受け突起が形成されており、該内蓋が該閉位置から該開位置に旋回せしめられる際には該係止突起が該受け突起を弾性的に乗り越える、請求項1から6までのいずれかに記載の容器蓋。
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