JP5468168B1 - 炭酸飲料 - Google Patents

炭酸飲料 Download PDF

Info

Publication number
JP5468168B1
JP5468168B1 JP2013182395A JP2013182395A JP5468168B1 JP 5468168 B1 JP5468168 B1 JP 5468168B1 JP 2013182395 A JP2013182395 A JP 2013182395A JP 2013182395 A JP2013182395 A JP 2013182395A JP 5468168 B1 JP5468168 B1 JP 5468168B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbonated beverage
gas volume
xanthan gum
carbonated
mouth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013182395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015047139A (ja
Inventor
崇 櫻井
真理 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Soft Drinks Co Ltd filed Critical Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority to JP2013182395A priority Critical patent/JP5468168B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468168B1 publication Critical patent/JP5468168B1/ja
Publication of JP2015047139A publication Critical patent/JP2015047139A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

【課題】飲用時の刺激感が口内で維持され、かつ、充填時における炭酸飲料の発泡が抑制された炭酸飲料を提供すること。
【解決手段】炭酸飲料は、キサンタンガムを含み、かつ、ガスボリュームが2.0〜3.3である。炭酸飲料は、好ましくは、炭酸飲料に対するキサンタンガムの質量%(y)と、炭酸飲料中のガスボリューム(x)が、(−0.0385x+0.1769≦y≦―0.1154x+0.5308)の式を満たす。炭酸飲料は、好ましくは、ウメフレーバーを含む。炭酸飲料は、好ましくは、Brixが10〜13である。炭酸飲料の酸度は、好ましくは、0.15以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭酸飲料に関する。
炭酸飲料は、飲用されたときに炭酸ガスの刺激による独特の清涼感を与えることから、従来から広く愛用されている。また、炭酸ガスに加え、飲料に果汁やフレーバー、乳成分等を加えることで、消費者の嗜好に合わせた様々な飲料が販売されている。さらに、近年の健康志向の高まりから、炭酸飲料に機能性を持たせた商品も多く開発されている。
ところで、炭酸飲料を飲用した際の刺激は、口内で徐々に弱くなっていくので、その刺激感を長く味わうために、口内で長く刺激感を維持することが求められる。そこで、増粘剤を飲料に配合することが考えられる。
特許文献1には、増粘剤のゲルを添加することで、炭酸飲料において炭酸感を増強し、また口中において炭酸ガスの刺激が持続する炭酸感付与剤及びこの炭酸感付与剤を含む炭酸飲料が開示されている。
特開2013−121323号公報
しかしながら、特許文献1の炭酸飲料は、増粘剤を炭酸飲料に添加するため、充填時において炭酸飲料が発泡しやすく、発泡を十分に抑制できる程度にまでガスボリュームを減らすと、味が全体として薄くなって、飲用時に口内で味が維持されにくい。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、飲用時の刺激感が口内で維持され、かつ、充填時における炭酸飲料の発泡が抑制された炭酸飲料を提供することを目的とする。
本発明者らは、炭酸飲料のガスボリュームを低く抑えつつ、キサンタンガムを炭酸飲料に加えることによって、飲用時の刺激感が口内で維持され、かつ、充填時における炭酸飲料の発泡が抑制されることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)キサンタンガムを含み、かつ、ガスボリュームが2.0〜3.3である炭酸飲料。
(2)前記炭酸飲料に対するキサンタンガムの含有量g/l(y)と、前記炭酸飲料中のガスボリューム(x)が、下記の式を満たす、(1)に記載の炭酸飲料。

−0.0385x+0.1769<y<―0.1154x+0.5308
(3)ウメフレーバーを含む(1)又は(2)に記載の炭酸飲料。
(4)Brixが10〜13である(1)から(3)のいずれかに記載の炭酸飲料。
(5)前記炭酸飲料の酸度が0.15以下である(4)に記載の炭酸飲料。
本発明によれば、炭酸飲料の飲用時の刺激感が口内で維持され、かつ、充填時における炭酸飲料の発泡が抑制される。
本発明の実施例に係る炭酸飲料のガスボリューム及びキサンタンガムの含有量の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は特にこれに限定されない。
本発明の炭酸飲料は、キサンタンガムを含み、かつ、ガスボリュームが2.0〜3.3である。
本発明の炭酸飲料は、ガスボリュームの範囲が2.0〜3.3と低く抑えられているので、キサンタンガムを加えても充填時における炭酸飲料の発泡が抑制される。ここで、一般に、ガスボリュームの範囲が2.0〜3.3と低く抑えられると、増粘剤を加えたとしても、味が全体的に薄くなって、口内で味が十分には維持されにくい。また、ガスボリュームの範囲が2.0〜3.3であっても尚、添加する増粘剤の種類によっては(例えばセルロース)、充填時の発泡を抑制することができない。しかし、本発明は、キサンタンガムを加えることによって、ガスボリュームの範囲が2.0〜3.3と低くても、刺激感を口内で十分に維持することができる。
ガスボリュームは、2.0〜3.3であれば特に限定されないが、キサンタンガムによる炭酸飲料の発泡がより抑制されるという点で、3.1以下が好ましく、2.9以下がより好ましく、2.7以下が最も好ましい。別の観点で、キサンタンガムによる炭酸の刺激感がより口内で維持されるという点において、ガスボリュームは、2.2以上が好ましく、2.4以上がより好ましく、2.6以上が最も好ましい。なお、本発明においてガスボリュームとは、炭酸飲料中の炭酸ガス量を表す単位を示し、標準状態(1気圧、20℃)における、炭酸飲料の体積に対する炭酸飲料中に溶解した炭酸ガスの体積の比である。ガスボリューム測定装置(GVA−500B、京都電子工業株式会社製)を用いて測定する。
本発明の炭酸飲料に含まれるキサンタンガムの量は特に限定されないが、炭酸飲料に含まれるキサンタンガムの量が上昇することで、炭酸による刺激感が上昇するので、炭酸飲料中に0.05g/l以上含まれるのが好ましく、0.07g/l以上含まれるのがより好ましく、0.10g/l質量%以上含まれるのが最も好ましい。別の観点で、キサンタンガムの量が多すぎると、キサンタンガム特有のリンゴのような味が強くなってしまうので、キサンタンガムの量は炭酸飲料中に0.40g/l以下含まれるのが好ましく、0.35g/l以下含まれるのが好ましく、0.30g/l以下含まれるのが最も好ましい。本発明において、キサンタンガムの含有量は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で多糖類を分子量ごとに分画し、多角度光散乱(MALS)で分子量を測定することにより測定する。
本発明において、炭酸飲料に対するキサンタンガムのg/l(y)と、炭酸飲料中のガスボリューム(x)が、下記の式を満たすことによって、刺激感を含む味の口内維持効果が向上する。

−0.0385x+0.1769<y<―0.1154x+0.5308
上記式を満たすxとyの値は、より口内維持効果が高いという点で、2次元グラフ上の、y=0.1x−0.1、y=−1.2x+2.89、y=−0.1x+0.47、y=−0.15x+0.605、y=−0.1x+0.46、y=0.35x+0.98、y=−0.444x+0.2033の全ての式によって表される線によって囲まれる領域の範囲内の数値であるのが好ましい。
炭酸ガス中のキサンタンガムの量が多くなることで味の口内維持効果が増強される。また、ガスボリュームの値が大きくなるほど刺激が強くなり、刺激は口内で長く維持される。よって、それぞれの性質から、キサンタンガムとガスボリュームは、一方の効果が減少しても、他方の効果を高めることで、一方の効果を補うことができ、本発明の口内維持効果は発揮されると考えられる。そして、両者がそれぞれの効果を補い、特に本発明の口内維持効果が高まる関係性が、上記式によって表されると推定される。
本発明の炭酸飲料は、ガスボリュームを抑えることによって、味が全体的に多少薄くなり得る。そこで、炭酸飲料にウメフレーバーを含むことで、ガスボリュームを抑えつつ炭酸飲料に濃厚感を付与することができ、さらにキサンタンガムとの組合せにより、その濃厚感が口内で維持される。よって、本発明の炭酸飲料は、ウメフレーバーを含むのが好ましい。なお、ウメフレーバー以外のフレーバーを使用してもよく、ウメフレーバーとウメフレーバー以外のフレーバーとを併用してもよい。ウメフレーバー以外のフレーバーとしては、発酵ウメフレーバー、ハチミツフレーバー、シトラス系フレーバー等が挙げられる。ウメフレーバーに、発酵ウメフレーバーとハチミツフレーバーとを組み合わせて使用することで、炭酸飲料に、ウメの濃厚感に加え、ウメ酒感と、ハチミツの甘味が付与され、非常に官能性に優れた炭酸飲料となる。
炭酸飲料中に含まれるウメフレーバーの量は、特に限定されないが、より濃厚感を与えるという点において、0.8g/l以上が好ましい。また、ウメフレーバーの量が多すぎると、炭酸による刺激感を感じにくくなることから、1.5g/以下が好ましい。
また、本発明の炭酸飲料、低いガスボリュームによって薄く抑えられた炭酸飲料の味を、炭酸飲料のBrixを上昇させることによって、優れた濃厚感で補完することができる。Brixは特に限定されないが、炭酸飲料の濃厚感がより向上するという点において、Brixは、10.0以上が好ましく、10.5以上がより好ましく、11.0以上が最も好ましい。また、Brixが高すぎると、炭酸飲料の濃厚感が過剰になるので、Brixは、13.0以下が好ましく、13.5以下がより好ましく、12.0以下が最も好ましい。しかし、特に本発明のBrixはこれらに限定されない。なお、炭酸飲料のBrixは、20℃で糖用屈折計によって測定する。
炭酸飲料中のBrix値を上昇させることで、炭酸飲料に濃厚感を付与することができる一方で、炭酸飲料中の酸度が多量であると、Brix値による濃厚感が減少し得る。しかし、炭酸飲料の酸度を抑えることによって、Brix値により向上した炭酸飲料の濃厚感が維持される。よって、炭酸飲料の酸度は、0.15以下が好ましく、0.14以下がより好ましく、0.13以下が最も好ましい。別の観点で、炭酸飲料に酸味をより与えるという点で、炭酸飲料の酸度は、0.09以上が好ましく、0.10以上がより好ましく、0.11以上が最も好ましい。しかし、酸度はこれらの値に特に限定されず、目的に応じて適宜変更してもよい。
本発明において、酸度とは、クエン酸相当酸度、すなわち炭酸飲料中に含まれる全ての酸をクエン酸と仮定した場合のクエン酸の質量パーセント濃度のことをいう。酸度は、日本農林規格(平成18年8月8日農水告第1127号)に定められた酸度の測定方法に基づいて算出し、以下の式で算出する。
酸度(%)=A×f×100/W×0.0064
A:0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液による滴定量(ml)
f:0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液の力価
W:試料重量(g):0.0064:0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mlに相当する無水クエン酸の重量(g)
本発明で使用される酸味料は、特に限定されないが、例えば、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、アジピン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸又はこれらの塩等が挙げられる。これらは、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の炭酸飲料には、上記の成分の他、従来の炭酸飲料に含まれる公知の成分を含んでもよいし、含まなくてもよい。そのような成分として、例えば、甘味量、機能性成分、保存料、安定剤、酸化防止剤、ビタミン類、ミネラル分、pH調製剤等が挙げられる。
本発明の炭酸飲料は、容器に充填して、容器詰めの炭酸飲料とすることができる。容器は、特に限定されないが、炭酸飲料には炭酸ガスが含まれるので、本来ならば耐圧性の高い容器が好ましい。しかし、本発明の炭酸飲料はガスボリュームを低い値に抑えているので、耐圧性のあるビンに限らず、PETボトル、缶、紙容器等の容器を用途に応じて使用することができる。なお、容器に充填しなくてもよく、目的に応じて炭酸飲料の形態を変更してもよい。
本発明の炭酸飲料は、従来の公知の方法により製造することができる。また、本発明によれば、キサンタンガムを含むことによる充填時の炭酸飲料の発泡が抑制されるので、炭酸飲料の発泡に基づくトラブルを未然に防ぐことができ、効率的な製造が可能である。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
まず、炭酸飲料に、キサンタンガムを0.1g/lとなるように配合し、ウメフレーバーを1.0g/lとなるように配合したものを2つ準備し、一方のガスボリュームが2.1(実施例1)となるように、他方のガスボリュームが3.2(実施例2)となるようにガスボリュームを調整した。また、実施例1のキサンタンガムに換え、ペクチン(比較例1)、セルロース(比較例2)を配合したものを調整した。さらに、実施例1及び2とはガスボリュームを変更し、3.6となるようにガスボリュームを調整したものを作製した(比較例3)。充填時の泡立ちの評価は、実製造工程に準じて、調合・殺菌及びカーボネーションが可能な炭酸飲料製造設備において、ボトルに所定量の炭酸飲料を充填した際の液体漏れの有無に基づき行った。それぞれの炭酸飲料の充填時の泡立ちと官能性を評価した結果を表1に示す。
Figure 0005468168
実施例1と実施例2の両方において、充填時の泡立ちが抑制され、刺激感と濃厚感のある味が口内で維持されたことが確認された。比較例1では、充填時の泡立ちは抑制されたものの、濃厚感はなくリンゴのような味であり、刺激感が口内で維持されなかったことが確認された、比較例2では、刺激感と濃厚感のある味が口内で維持されたが、泡立ちを抑制することができなかったことが確認された。これらの結果より、炭酸飲料のガスボリュームを2.0〜3.3の範囲にし、キサンタンガムを配合することで、刺激感が口内で維持され、かつ、充填時の泡立ちを抑制できることが示された。
表2に示す処方の通りに、キサンタンガム、ガスボリュームを調整した炭酸飲料をそれぞれ作製し(実施例3〜13)、それぞれの充填時の泡立ちと官能性を評価した。
Figure 0005468168
その結果、実施例3〜13は全て充填時の泡立ちが抑制されたことが確認された。また、実施例3〜9において、特に、刺激感と濃厚感を含む味全体の口内維持効果が高くなることが確認された。これら実施例3〜13をそれぞれの炭酸飲料のキサンタンガムの量(g/l)とガスボリュームを図1に示すグラフのようにプロットしたところ、特に味の口内維持効果が高かった実施例3〜9が、炭酸飲料に対するキサンタンガムのg/lを(y)とし、炭酸飲料中のガスボリュームを(x)としたときに、xとyが「−0.0385x+0.1769<y<―0.1154x+0.5308」の式を満たすことが確認された。この結果より、炭酸飲料に対するキサンタンガムのg/lを(y)とし、炭酸飲料中のガスボリュームを(x)としたときに、xとyが「−0.0385x+0.1769<y<―0.1154x+0.5308」の式を満たすときに、特に、味の口内維持効果が高くなることが示された。これは、炭酸ガス中のキサンタンガムの量が多くなることで味の口内維持効果が増強され、また、ガスボリュームの値が大きくなるほど刺激が強くなる傾向にあることから、両者が上記式の関係にあるときに、両者がそれぞれの性質補うことができることに起因すると考えられる。
また、この結果より、xとyの値は、2次元グラフ上の、y=0.1x−0.1、y=−1.2x+2.89、y=−0.1x+0.47、y=−0.15x+0.605、y=−0.1x+0.46、y=0.35x+0.98、y=−0.444x+0.2033の全ての式によって表される線によって囲まれる領域の範囲内の数値である場合に、より口内維持効果が高いことが示唆された。
実施例1のフレーバーのみをウメフレーバーからシトラス系フレーバーに換えたもの(実施例14)を調整し、充填時の泡立ちと官能性を評価した。その結果を表3に示す。
Figure 0005468168
シトラス系フレーバーを加えても、充填時の泡立ちが抑制されたことが確認された。この結果は、フレーバーの種類にかかわらず、炭酸飲料がキサンタンガムを含み、ガスボリューム2.0〜3.3であれば、充填時の泡立ちを抑制できることを示す。また、シトラス系フレーバーでは、刺激感が口内で維持されたが、すっきりした味となり、濃厚感がなかったことが確認された。キサンタンガムを加えることで、味が口内で維持されることが確認された一方で、ガスボリュームが2.0〜3.3である炭酸飲料は低ガスボリュームなので、味が薄くなってしまう。しかし、この結果より、炭酸飲料にさらにウメフレーバーを加えることで、低ガスボリュームによって薄くなった味の炭酸飲料に濃厚感を付与できることが確認された。
実施例1の炭酸飲料のBrixを表1に示す値の通りに調整したものを作製し(実施例15〜18)、それぞれを充填時の泡立ちと官能性を評価した。その結果を表4に示す。炭酸飲料のBrixは、糖用屈折計によって20℃で測定した。
Figure 0005468168
実施例15〜18において、充填時の泡立ちが抑制されたことが確認された。また、Brixが9又は14である実施例15、18と比較して、Brixが10又は13である実施例16、17において、濃厚感が非常に強くなったことが確認された。この結果より、低ガスボリュームであることによって薄くなった味の炭酸飲料のBrixの値を10〜13に調整することで、さらに濃厚感が付与されることが示された。
実施例16の炭酸飲料を酸度0.20に調整したもの(実施例19)と、酸度0.14に調整したもの(実施例20)をそれぞれ作製し、充填時の泡立ちと官能性を評価した。その結果を表5に示す。炭酸飲料の酸度は、日本農林規格(平成18年8月8日農水告第1127号)に定められた酸度の測定方法に基づいて測定した。
Figure 0005468168
実施例19と20の両方において、充填時の泡立ちが抑制されたことが確認された。また、酸度が0.16である実施例19では、Brixを10に調整することによって得られた炭酸飲料の濃厚感が減少したことが確認された一方、酸度が0.15である実施例20においては、非常に濃厚感のある味が口内で維持された。この結果より、Brixを10にすることによって濃厚感が高められた炭酸飲料に対し、その酸度を0.15以下に抑えることによって、高められた濃厚感を維持できることが示された。

Claims (5)

  1. キサンタンガムを含み、かつ、ガスボリュームが2.0〜3.3である炭酸飲料であって、
    前記炭酸飲料における前記キサンタンガムの含有量が0.10〜0.40g/lである炭酸飲料
  2. 前記炭酸飲料に対するキサンタンガムの含有量g/l(y)と、前記炭酸飲料中のガスボリューム(x)が、下記の式を満たす、請求項1に記載の炭酸飲料。

    −0.0385x+0.1769<y<―0.1154x+0.5308
  3. ウメフレーバーを含む請求項1又は2に記載の炭酸飲料。
  4. Brixが10〜13である請求項1から3のいずれかに記載の炭酸飲料。
  5. 前記炭酸飲料の酸度が0.15以下である請求項4に記載の炭酸飲料。
JP2013182395A 2013-09-03 2013-09-03 炭酸飲料 Active JP5468168B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182395A JP5468168B1 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 炭酸飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182395A JP5468168B1 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 炭酸飲料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5468168B1 true JP5468168B1 (ja) 2014-04-09
JP2015047139A JP2015047139A (ja) 2015-03-16

Family

ID=50619520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013182395A Active JP5468168B1 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 炭酸飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468168B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7320984B2 (ja) * 2019-05-15 2023-08-04 アサヒ飲料株式会社 容器詰めコーヒー入り炭酸飲料および容器詰めコーヒー入り炭酸飲料の風味改善方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181427A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Sanei Gen Ffi Inc 飲料用起泡剤及び/又は泡安定剤、並びにこれを含有する発泡飲料
JP2009112236A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Coca Cola Co:The 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状飲料の配合および製造方法
JP2010068747A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Nippon Sangaria Beverage Company:Kk ゼリー状炭酸飲料用組成物、容器詰炭酸ゼリー飲料および凍結炭酸ゼリー飲料
JP2012223101A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2013121323A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Taiyo Kagaku Co Ltd 炭酸感付与剤

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181427A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Sanei Gen Ffi Inc 飲料用起泡剤及び/又は泡安定剤、並びにこれを含有する発泡飲料
JP2009112236A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Coca Cola Co:The 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状飲料の配合および製造方法
JP2010068747A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Nippon Sangaria Beverage Company:Kk ゼリー状炭酸飲料用組成物、容器詰炭酸ゼリー飲料および凍結炭酸ゼリー飲料
JP2012223101A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Kirin Beverage Corp 容器詰め炭酸飲料及びその製造方法
JP2013121323A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Taiyo Kagaku Co Ltd 炭酸感付与剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015047139A (ja) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6679232B2 (ja) キサンタンガムを添加したアルコール含有酸性乳飲料
JP6585942B2 (ja) フィチン酸を添加したアルコール含有酸性乳飲料
JP5774310B2 (ja) 炭酸飲料及び炭酸飲料の製造方法
JP2015136352A (ja) 低糖質炭酸アルコール飲料
JP6581360B2 (ja) 酒らしい味わいが付与又は増強された飲料
JP5249280B2 (ja) 高呈味低アルコール飲料及びその製造方法
JP2017104046A (ja) 炭酸感が増強された容器詰め低甘味度炭酸飲料
JP5468168B1 (ja) 炭酸飲料
JP7478207B2 (ja) リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2015092834A (ja) 炭酸感を付与した経口組成物及び炭酸感付与剤
JPWO2020022229A1 (ja) 食酢と乳類を含有する飲料
JP7074835B1 (ja) ブドウ果汁含有飲料
JP6302220B2 (ja) 難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料
JP7145656B2 (ja) 発泡性梅飲料、発泡性梅飲料の製造方法、及び、発泡性梅飲料の香味向上方法
JP7240866B2 (ja) アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール臭低減方法
JP7308020B2 (ja) 果実風味アルコール飲料、果実風味アルコール飲料の製造方法、及び、カド低減方法
JP2018102224A (ja) 飲料、容器詰め飲料、飲料の製造方法および飲料の保存安定性の向上方法
JP5167009B2 (ja) 容器詰飲食物
JP5999907B2 (ja) 食用固形物含有炭酸アルコール飲料
JP6647157B2 (ja) 食用固形物含有炭酸アルコール飲料
JP2020141625A (ja) 炭酸飲料
JP7456756B2 (ja) アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法
JP7114442B2 (ja) 炭酸飲料、炭酸感の向上方法、及び後味のキレ向上方法
JP7471076B2 (ja) 炭酸感に寄与する刺激が増強された発泡性飲料
JP7267700B2 (ja) アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味改善方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5468168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250