JP5467571B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば給水管、給湯管等の各種配管の接続に用いられる管継手に関する。
従来の管継手として差し込み式の管継手がある(例えば特許文献1参照)。このタイプの管継手によれば、被接続管を管継手に差し込むだけで管継手に対する被接続管の接続作業が完了するため、接続作業に要する労力を軽減することができる。
特開2005−233350号公報
ところで、差し込み式以外の管継手も含め、既存の管継手は、金属やエンジニアリングプラスチックによって継手本体が作製されており、これに伴って、製造コストの低減を図るのが困難となっている。
そこで、本発明者らは、鋭意研究の結果、継手本体の材質に金属やエンジニアリングプラスチックよりも安価な架橋ポリエチレンやポリブテン等のポリオレフィン系の樹脂を用いることができ、実用に十分耐え得る管継手の開発に成功し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の目的は、製造コストの低減を図ることができる上、生産性の向上をも図ることができる管継手を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る管継手は、
一端側に被接続管が外嵌される継手本体と、
前記継手本体に外嵌された状態の前記被接続管に該被接続管の外側から食い込み該被接続管が前記継手本体から前記一端側に抜けないようにする抜け止め機能を発揮可能な抜け止め部を有する接続具とを備え、
前記接続具に、前記継手本体における前記被接続管が外嵌されない部分に該継手本体の外側から食い込み該接続具が該継手本体から前記一端側に抜けないようにする係合機能を発揮可能な係合部が設けられ
前記接続具は、
略筒状のスペーサと、
前記スペーサの一端側に配置され、前記抜け止め部を構成する第1リング部材と、
前記スペーサの他端側に配置され、前記係合部を構成する第2リング部材と、
前記第1リング部材及び前記第2リング部材の前記スペーサからの離間移動を規制する規制手段とを備えている(請求項1)。
また、上記管継手において、前記規制手段が、前記スペーサとで前記第1リング部材を挟む状態となるように該スペーサの一端側に接続される略リング状の第1固定部材に設けられた内向きフランジと、前記スペーサとで前記第2リング部材を挟む状態となるように該スペーサの他端側に接続される略リング状の第2固定部材に設けられた内向きフランジとによって構成されていてもよい(請求項)。
また、上記管継手において、前記接続具は、前記スペーサと前記第1リング部材と前記第2リング部材と前記第1固定部材と前記第2固定部材とを覆う略筒状のカバーを備え、該カバーの両端に内向きフランジが設けられていてもよい(請求項)。
また、上記管継手において、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記内向きフランジのそれぞれに、前記カバーの両端の内向きフランジに向けて突出する突出部分が設けられているか、または、前記カバーの両端の内向きフランジのそれぞれに、前記第1固定部材及び前記第2固定部材に向けて突出する突出部分が設けられていてもよい(請求項)。
一方、上記管継手において、前記規制手段が、前記スペーサと前記第1リング部材と前記第2リング部材とを覆う略筒状のカバーの両端に設けられた内向きフランジによって構成されていてもよい(請求項)。
また、上記管継手において、前記接続具は、前記継手本体に対して前記一端側から外嵌すると前記係合部が該継手本体に係合する状態となるようにユニット化されていてもよい(請求項)。
上記管継手において、前記継手本体の他端側にアダプターの筒状部が接続されてもよい(請求項)。
また、上記管継手において、前記筒状部の先端部分に設けられた切欠溝から該筒状部内に接合部材が差し込まれ、筒状部内に差し込まれた状態の該接合部材が前記継手本体に係止するように構成されていてもよい(請求項)。
請求項1〜に係る発明では、製造コストの低減を図ることができる上、生産性の向上をも図ることができる管継手が得られる。
すなわち、請求項1〜に係る発明では、従来は金属やエンジニアリングプラスチックを用いて成形されていた継手本体を例えばポリオレフィン樹脂等の比較的安価な材料で成形することができ、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、請求項1〜に係る発明では、管継手に対する被接続管の接続は、継手本体に被接続管を外嵌させる操作を行うだけで完了するので、組付性に極めて優れた管継手が得られる。
しかも、請求項1〜に係る発明では、継手本体及び接続具の構成を何れもシンプルにすることができるので、この点でも製造コストが低減することになる。
請求項3、6に係る発明では、ユニット化された接続具を継手本体に対して容易に装着することができ、生産性の向上を図ることができる。
請求項に係る発明では、カバーとカバー内の第1リング部材、第2リング部材との共回りを防止し、第1リング部材、第2リング部材の回転に伴って被接続管や継手本体がダメージを受けることを確実に防ぐことができる。
請求項に係る発明では、接続具の構成がよりシンプルとなり、製造コストも一層低減可能となる。
請求項7、8に係る発明では、継手本体とアダプターとを別体としてあり、被接続管の接続対象に応じてアダプターの構成のみを変更すれば対応可能であるので、継手本体の共有化に伴ったコストダウンを図ることもできる。すなわち、継手本体とアダプターとに別れていない従来の継手本体では、その構造が複雑となり、特殊な加工が必要となって製造コストが高くなることがある。また、一般的な給湯・給水システムでは、被接続管の接続対象に応じて、ニップル型、ソケット型、チーズ型、エルボ型等、多種多様な継手本体が用いられ、その中には、複雑な構造を有し、かつ少量しか生産されない継手本体もあり、この場合、継手本体の製造コストが大幅に上昇することになる。しかし、本発明のように継手本体とアダプターとを別体としてあれば、共有化される継手本体の製造コストは大量生産によって下げることができる上、各アダプターも構造がシンプルとなってその製造コストを下げることができる。
そして、請求項に係る発明では、継手本体に対するアダプターの連結を容易に行うことができ、生産性(組立性)の点で非常に優れた管継手が得られる。
被接続管が接続された状態の本発明の一実施の形態に係る管継手の構成を概略的に示す縦断面図である。 被接続管が接続されていない状態の前記管継手の構成を概略的に示す縦断面図である。 前記管継手の継手本体及び接続具の構成を概略的に示す縦断面図である。 (A)及び(B)は、前記接続具の第1固定部材及び第2固定部材の構成を概略的に示す縦断面図及び平面図である。 (A)及び(B)は、前記管継手のアダプター及び接合部材の構成を概略的に示す斜視図及び分解斜視図である。 前記アダプター及び接合部材の構成を概略的に示す平面図である。 (A)及び(B)は前記アダプターの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。 前記管継手の変形例を概略的に示す縦断面図である。 前記管継手の他の変形例を概略的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る管継手は、図1〜図3に示すように、一端側に被接続管1(図1参照)が外嵌される略筒状の継手本体2と、この継手本体2に対する被接続管1の接続状態を維持するための接続具3と、継手本体2の他端側に連結される金属製(例えば真鍮、青銅等の合金製)のアダプター4とを備えている。尚、アダプター4は金属製でなくてもよい。
図1〜図3に示すように、継手本体2の一端側には、被接続管1に外嵌される小径部5が設けられ、この小径部5の外壁部には、水漏れ防止用のシール部材(例えばOリング)6が装着される環状溝7が二つ設けられている。尚、シール部材6及び環状溝7の数はそれぞれ二つに限定されるものではない。
また、小径部5の外側には、この小径部5に被接続管1を外嵌する際に、被接続管1の先端面及び先端部内周面を覆い、シール部材6を被接続管1から保護するためのガード用リング8が配置されている。すなわち、小径部5に外嵌する際の被接続管1は、その先端面及び先端部内周面がガード用リング8に覆われた状態で二つのシール部材6の外側を通過する。そして、このとき、シール部材6に接触するガード用リング8が、シール部材6を捩じったり環状溝7から離脱させたりせずに確実に押し潰す(例えば断面が略楕円形状となるようにシール部材6を変形させる)ように、ガード用リング8の先端部の内側部分は面取りされている。また、ガード用リング8は二つのシール部材6のうちの小径部5の先端に近い方のシール部材6を包囲する位置にあるか、あるいはこの位置よりも小径部5の先端側寄りに位置している必要がある(本実施形態ではガード用リング8を図2に示す位置に配置してある)。
一方、図1〜図3に示すように、小径部5の基端側にはこの小径部5よりも外径が大である中央部9が連設され、小径部5に対する被接続管1の外嵌操作は、ガード用リング8が中央部9に当接して停止するまで行われる。すなわち、中央部9はこのときのストッパーとしても機能する。
そして、上記外嵌操作が完了し、小径部5に外嵌した状態の被接続管1が小径部5から抜けないようにするために、接続具3が設けられている。
この接続具3は、図1〜図3に示すように、合成樹脂製で略筒状のスペーサ10と、スペーサ10の一端側に配置された複数(図示例では二つ)の第1リング部材11と、スペーサ10の他端側に配置された複数(図示例では二つ)の第2リング部材12と、スペーサ10とで第1リング部材11を挟む状態となるようにスペーサ10の一端側に接続される略リング状の第1固定部材13と、スペーサ10とで第2リング部材12を挟む状態となるようにスペーサ10の他端側に接続される略リング状の第2固定部材14とを備え、これらの部材10〜14は略筒状で金属製(例えばステンレス製)のカバー15によって覆われてユニット化されている。
第1リング部材11と第2リング部材12とは、金属製であって互いに同一形状をしており、それぞれ内周部分から内側に突出した環状爪11a,12aを有している。また、本実施形態では、二つの第1リング部材11間には第1スペーサ16が、二つの第2リング部材12間には第2スペーサ17が設けられている。尚、両部材11,12はそれぞれ同じ面をスペーサ10に向けた状態で配置されるため、両部材11,12は相互に逆向きとなる。
第1固定部材13は、金属製であり、図4(A)及び(B)に示すように、筒状部分(図示例では円筒状部分)18と、内向きフランジ19とを有し、筒状部分18はスペーサ10の一端部に嵌着固定されるように構成されている。また、第2固定部材14は、第1固定部材13と同一に構成されており、第2固定部材14の内向きフランジ19はスペーサ10の他端部に嵌着固定される。従って、第1固定部材13に設けられた内向きフランジ19と、第2固定部材14に設けられた内向きフランジ19とは、第1リング部材11及び第2リング部材12のスペーサ10からの離間移動を規制する規制手段として機能する。
そして、スペーサ10の一端側に、第1スペーサ16を挟む二つの第1リング部材11を当接させた状態で第1固定部材13を嵌着固定すると共に、スペーサ10の他端側に、第2スペーサ17を挟む二つの第2リング部材12を当接させた状態で第2固定部材14を嵌着固定することにより、部材10〜14、16、17は一体化され、この一体化された部材をカバー15内に収容することによって接続具3が一つのユニットとして完成する(図1〜図3参照)。尚、図1〜図3に示すように、カバー15の両端には内向きフランジ20が設けられるのであり、少なくとも何れか一方の内向きフランジ20は、上記の一体化された部材をカバー15内に収容した後に折曲形成される。
ここで、カバー15がカバー15内に収容された部材と共回りしないように、第1固定部材13及び第2固定部材14の内向きフランジ19にはそれぞれ、カバー15の内向きフランジ20に向けて突出する突出部分21が設けられている(図4(A)及び(B)参照)。尚、図示例では突出部分21は四つずつ設けられているが、この数や突出部分21の形状・配置等は種々に変更可能である。
そして、図2及び図3に示すように、接続具3は継手本体2に対して小径部5及び中央部9の一部を覆うように外嵌装着される。
そして、継手本体2に装着した状態の接続具3の第1リング部材11は、継手本体2における被接続管1が外嵌されない部分(図示例では中央部9)に継手本体2の外側から食い込み、接続具3が継手本体2から一端側に抜けないようにする係合機能を発揮可能な係合部となる。すなわち、接続具3は、継手本体2に対してその一端側から外嵌すると上記係合部(第1リング部材11)が継手本体2に係合する状態となるようにユニット化されているので、継手本体2に対する接続具3の装着は非常に簡単に行える。
また、継手本体2に装着した状態の接続具3の第2リング部材12は、継手本体2に外嵌された状態の被接続管1に被接続管1の外側から食い込み被接続管1が継手本体2から一端側に抜けないようにする抜け止め機能を発揮可能な抜け止め部となる。
上記のように被接続管1、継手本体2には第1リング部材11、第2リング部材12がそれぞれ食い込むのであり、両者1、2はこれらの食い込みを可能とするように構成する必要がある。そして、このような構成を可能とする被接続管1及び継手本体2の成形材料としては、例えば、架橋ポリエチレンやポリブテン等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。尚、被接続管1と継手本体2とを同種の素材で成形することが接着性の点で好ましい。
ここで、従来の継手本体には、金属やエンジニアリングプラスチックが用いられているが、継手本体2にポリオレフィン樹脂である架橋ポリエチレンやポリブテンを用いて試作した本実施形態の管継手が、一般の管継手として必要とされる耐久性、止水性等の機能を十分に有していることを、本発明者らは確認している。
一方、継手本体2の他端側には、継手本体2をヘッダー(図示していない)等の部材に接続するためのアダプター4が連結される。すなわち、本実施形態では、アダプター4は例えばヘッダーに接続可能なニップル型に構成されており、従って、管継手はヘッダーに対する被接続管1の接続に用いることができるものとなっている。
そして、このアダプター4には、図1〜図3、図5(A)及び(B)、図7(A)及び(B)に示すように、継手本体2の他端側に外嵌される筒状部22と、雄ねじ部23(各図において、雄ねじ部23の構成は簡略的に示している)とが設けられ、筒状部22は、左右両側に切欠溝24が形成された切欠溝形成部25と、外周面が多角形状(図示例では六角ナット状)の多角部26とによって構成されている。
このアダプター4を継手本体2に連結するには、まず、継手本体2に対してその他端側からアダプター4の筒状部22を外嵌すればよく、この外嵌は、継手本体2の他端が筒状部22の内壁に設けられた当接部分(小径部分)27に当接するまで行われる。ここで、継手本体2の他端側には中央部9よりも外径が大である大径部28が設けられており、継手本体2に対する外嵌が完了した状態の筒状部22においては、多角部26は大径部28の外側に位置し、切欠溝形成部25は中央部9の外側に位置することになる(図1〜図3参照)。また、大径部28の外壁部には、水漏れ防止用のシール部材(例えばOリング)29が装着される環状溝30が二つ設けられている。尚、シール部材29及び環状溝30の数はそれぞれ二つに限定されるものではない。
その後、筒状部22の切欠溝形成部25に設けられた切欠溝24から筒状部22内に接合部材31を差し込むことにより、継手本体2に対するアダプター4の連結が完了する。
すなわち、接合部材31は、図5(B)、図6に示すように、略U字状をしており、左右の幅W1は切欠溝24の幅W2よりも大となっている(図6参照)。そして、接合部材31を切欠溝形成部25に差し込むときには、接合部材31の先端部は弾性変形して二つの切欠溝24を通過し、差し込み後は、接合部材31の前後両側に設けられた係合部分32が切欠溝24の左右縁にそれぞれ係合し、接合部材31は弾性変形しない限り切欠溝24から抜けない状態となる。そして、筒状部22内に差し込まれた接合部材31は図1〜図3に示すように継手本体2の大径部28に係止し、このようにして連結された継手本体2とアダプター4とは、互いに軸回りの回転が可能となっている。
本実施形態の管継手では、継手本体2が、例えばポリオレフィン樹脂等の比較的安価な材料で成形可能であるので、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態の管継手は、継手本体2の一端側に対する接続具3の装着と、継手本体2の他端側に対するアダプター4の連結とを容易に行うことができ、生産性(組立性)の点で非常に優れている。
さらに、本実施形態では、管継手に対する被接続管1の接続は、図2に示す未接続状態にある管継手の略筒状の継手本体2に被接続管1を外嵌させる操作を行うだけで完了し、これにより、管継手と被接続管1とは図1に示す接続状態となるのであり、被接続管1の接続作業を非常に簡単に行える。
その上、本実施形態では、継手本体2とアダプター4とを別体としてあり、被接続管1の接続対象に応じてアダプター4の構成のみを変更すれば対応可能であるので、継手本体2の共有化に伴ったコストダウンを図ることもできる。すなわち、継手本体とアダプターとに別れていない従来の継手本体では、その構造が複雑となり、特殊な加工が必要となって製造コストが高くなることがある。また、一般的な給湯・給水システムでは、被接続管1の接続対象に応じて、ニップル型、ソケット型、チーズ型、エルボ型等、多種多様な継手本体が用いられ、その中には、複雑な構造を有し、かつ少量しか生産されない継手本体もあり、この場合、継手本体の製造コストが大幅に上昇することになる。しかし、本実施形態のように継手本体2とアダプター4とを別体としてあれば、共有化される継手本体2の製造コストは大量生産によって下げることができる上、各アダプター4も構造がシンプルとなってその製造コストを下げることができる。
なお、本実施形態において、各部材の材料や形状等の構成要素は適宜変更することができる。以下、本実施形態の変形例について説明する。
管継手によって被接続管1を接続する対象は上述したヘッダーに限られず、その接続対象や用途などに応じてアダプター4の構成も種々に変更することができる。例えば、アダプター4が図8に示すソケット型や図9に示すチーズ型であってもよく、その他、エルボ型等であってもよい。すなわち、アダプター4は、筒状部22に相当する構成要素を備え、継手本体2の他端側に連結可能に構成されていればよい。
ガード用リング8を、小径部5の外側に配置せず、小径部5に外嵌する前の被接続管1の先端部に装着するようにしてもよい。
接続具3は上下及び前後左右に対称な形状をしており、図1〜図3に示す状態と逆向きとなるように継手本体2に装着し、第2リング部材12を係合部として用い、第1リング部材11を抜け止め部として用いることもでき、このように接続具3は継手本体2への装着方向を問わないので、装着方向の誤りが生じることが無く、それだけ組立作業も簡便となる。しかし、例えば、小径部5と中央部9とを略同一の外径とすると共に、接続具3のスペーサ10において中央部9に対向する部分の内径を、小径部5に対向する部分の内径よりも小さくするようにしてもよく、この場合には、中央部9に代わり、スペーサ10において中央部9に対向する部分が、小径部5に対する被接続管1の外嵌操作の際のストッパーとして機能することになる。
スペーサ10を例えばポリカーボネート等の透明又は半透明な樹脂(光透過性を有する樹脂)で形成すると共にカバー15の適宜の位置に透孔またはスリットを設けることが、被接続管1の差し込み確認が容易となるので好ましい。しかし、スペーサ10をPOM(ポリアセタール)等の不透明な樹脂で形成してもよく、この場合は、例えば被接続管1の適宜の位置に差し込み確認用のマークを付ければよい。
第1リング部材11、第2リング部材12は、複数ではなく一つずつ設けられていてもよく、この場合、第1スペーサ16、第2スペーサ17は不要となる。
第1固定部材13、第2固定部材14はスペーサ10に嵌着固定されるのではなく、例えば螺着によって固定されるようにしてあってもよい。
第1固定部材13及び第2固定部材14の内向きフランジ19のそれぞれに、カバー15の両端の内向きフランジ20に向けて突出する突出部分21を設ける構成に代えて、カバー15の両端の内向きフランジ20のそれぞれに、第1固定部材13及び第2固定部材14に向けて突出する突出部分を設ける構成を採用してもよい。
本実施形態では、第1固定部材13と第2固定部材14とが設けられているが、これらを設けずに、カバー15の二つの内向きフランジ20を、第1リング部材11及び第2リング部材12のスペーサ10からの離間移動を規制する規制手段として用いるようにしてもよい。
接続具3、アダプター4の何れを先に継手本体2に装着してもよいが、接続具3を先に装着する場合、差し込み過ぎるとアダプター4の装着に支障を来す恐れがあるので、例えば継手本体2の中央部9に突起等のストッパーを設けてもよい。
本実施形態では、比較的安価なポリオレフィン樹脂を用いて継手本体2を成形しているが、継手本体2の成形には、第2リング部材12の食い込みを可能とする材料を用いればよいのであって、必ずしも安価な材料を用いる必要はない。
被接続管1は、ポリオレフィン樹脂製の単層管に限らず、金属(例えばアルミニウムやステンレス等の軽金属)製の中間層を挟んで合成樹脂(例えば架橋ポリエチレン、ポリブデン、ポリプロピレン、塩化ビニル等)製の層が設けられた管(三層管)等であってもよい。
1 被接続管
2 継手本体
3 接続具
4 アダプター
11 抜け止め部
12 係合部

Claims (8)

  1. 一端側に被接続管が外嵌される継手本体と、
    前記継手本体に外嵌された状態の前記被接続管に該被接続管の外側から食い込み該被接続管が前記継手本体から前記一端側に抜けないようにする抜け止め機能を発揮可能な抜け止め部を有する接続具とを備え、
    前記接続具に、前記継手本体における前記被接続管が外嵌されない部分に該継手本体の外側から食い込み該接続具が該継手本体から前記一端側に抜けないようにする係合機能を発揮可能な係合部が設けられ
    前記接続具は、
    略筒状のスペーサと、
    前記スペーサの一端側に配置され、前記抜け止め部を構成する第1リング部材と、
    前記スペーサの他端側に配置され、前記係合部を構成する第2リング部材と、
    前記第1リング部材及び前記第2リング部材の前記スペーサからの離間移動を規制する規制手段とを備えている管継手。
  2. 前記規制手段が、前記スペーサとで前記第1リング部材を挟む状態となるように該スペーサの一端側に接続される略リング状の第1固定部材に設けられた内向きフランジと、前記スペーサとで前記第2リング部材を挟む状態となるように該スペーサの他端側に接続される略リング状の第2固定部材に設けられた内向きフランジとによって構成されている請求項1に記載の管継手。
  3. 前記接続具は、前記スペーサと前記第1リング部材と前記第2リング部材と前記第1固定部材と前記第2固定部材とを覆う略筒状のカバーを備え、該カバーの両端に内向きフランジが設けられている請求項に記載の管継手。
  4. 前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記内向きフランジのそれぞれに、前記カバーの両端の内向きフランジに向けて突出する突出部分が設けられているか、または、前記カバーの両端の内向きフランジのそれぞれに、前記第1固定部材及び前記第2固定部材に向けて突出する突出部分が設けられている請求項に記載の管継手。
  5. 前記規制手段が、前記スペーサと前記第1リング部材と前記第2リング部材とを覆う略筒状のカバーの両端に設けられた内向きフランジによって構成されている請求項に記載の管継手。
  6. 前記接続具は、前記継手本体に対して前記一端側から外嵌すると前記係合部が該継手本体に係合する状態となるようにユニット化されている請求項1〜5のいずれかに記載の管継手。
  7. 前記継手本体の他端側にアダプターの筒状部が接続される請求項1〜のいずれかに記載の管継手。
  8. 前記筒状部の先端部分に設けられた切欠溝から該筒状部内に接合部材が差し込まれ、筒状部内に差し込まれた状態の該接合部材が前記継手本体に係止するように構成されている請求項に記載の管継手。
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