JP5466789B2 - シリアル通信装置 - Google Patents

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Description

本発明はシリアル通信装置に関し、特にノイズ耐性を有するシリアル通信装置に関する。
近年の自動車では、車内通信ネットワークとして、ISO−9141(Kライン)やLIN(Local Interconnect Network)などのオープンドレイン(ワイヤードOR)形式のネットワークが利用されている。このようなネットワークは、差動通信でないため、少ない配線本数で容易にネットワークを構成でき、比較的通信速度の低いシステムに多用されている。LINの通信速度は、20Kbps程度、Kラインの通信速度は100Kbps程度である。
一般に、安全性確保のため、自動車などに適用される通信網は高い信頼性が求められる。自動車など、閉じた環境に多数の通信網や電源配線が密集するシステムにおいては、通信ライン(ワイヤーハーネス)が放射する電磁波(EMI:Electro-Magnetic Interference)がノイズ源となる。従って、このノイズに起因して他のシステムが誤動作するのを防止しなければならない。すなわち、ノイズ放射源以外のシステムがノイズにより誤動作することを防止するため、通信ラインでは、例えばスルーレート制御により通信波形を鈍らせる手法が用いられる。これにより、電磁波(EMI)ノイズとなる通信波形中の高調波成分を抑えることができる。
また、上記通信ラインは、他のシステムが放射する電磁波を受けるアンテナにもなる。そのため、電磁波を受けた場合に本出力回路自身が通信データを損失するなど、誤動作をしない耐性(EMS:Electro-Magnetic Susceptibility)の両立も必須要件となっている。
ノイズ抑制のために用いられる通信波形のスルーレート制御を行う回路の例について説明する(特許文献1)。図9は、スルーレート出力回路500の構成を示すブロック図である。図9に示すように、スルーレート出力回路500は、スルーレート制御回路51、出力回路52及び出力端子Toutを有する。出力端子Toutと電源線Vddとの間には、負荷RLが接続される。スルーレート出力回路500は、電源線Vccから電源が供給される。
図10は、スルーレート出力回路500の構成を示す回路図である。以下では、図10を参照して、スルーレート出力回路500の構成及び動作について説明する。スルーレート出力回路500は、電源線Vddとドレイン電極との間に負荷RLを接続し、ソース電極が接地されたNチャネルの出力トランジスタQ0を備える。スルーレート出力回路500は、出力トランジスタQ0のゲート電極容量Cdg及びCgsを2つの定電流CS51からのIrH及びCS52からのIrLにより充放電制御するオープンドレイン型のスルーレート出力回路である。
入力パルス信号Vinがロウレベルからハイレベルに変化すると、インバータINV51及びINV52で反転され、PチャネルトランジスタQ1とNチャネルトランジスタQ2のゲートはともにロウレベルになる。このため、PチャネルトランジスタQ1はオン状態、NチャネルトランジスタQ2はオフ状態となり、出力トランジスタQ0のゲート電極容量Cdg及びCgsは定電流源CS51からの定電流IrHにより充電される。その結果、ゲート電圧Vgateが徐々にハイレベルになり、出力トランジスタQ0は緩やかにオン状態となる。入力パルス信号Vinがハイレベルからロウレベルに移行すると、PチャネルトランジスタQ1はオフ状態、NチャネルトランジスタQ2はオン状態となり、出力トランジスタQ0のゲート電極容量Cdg及びCgsは定電流源CS52からの定電流IrLにより放電される。その結果、ゲート電圧Vgateが徐々にロウレベルになり、出力トランジスタQ0は緩やかにオフ状態になる。
図11は、スルーレート出力回路500の動作を示すタイミングチャートである。図11に示すように、出力トランジスタQ0のゲート電極容量Cdg及びCgsと定電流IrHの値によって、ゲート電圧Vgateの立ち上り時間、ひいては出力電圧Voutの立下り時間が変化する。また、定電流IrLの値によって、ゲート電圧Vgateの立下り時間、ひいては出力電圧Voutの立ち上り時間が変化する。これは、定電流IrH及びIrLによって出力トランジスタQ0のゲート電極容量Cdg及びCgsへの充放電時間が変化するためである。すなわち、スルーレート出力回路500は、定電流IrH及びIrLの値を制御することにより、前述のスルーレート制御を実現している。
その他、回路サイズを抑制しつつ、スルーレートを容易に制御することができるドライブ回路が提案されている(特許文献2)。
特開平11−346147号公報 特開2009−111470号公報
ところが、発明者は、スルーレート出力回路500には、以下のような課題が有ることを見出した。発明者の検討によれば、出力端子Toutに通信ラインノイズVnが導入されると、スルーレート出力回路500は誤動作を起こす恐れがある。以下、誤動作のメカニズムについて説明する。
出力端子Toutに通信ラインノイズVnが導入されると、通信ラインノイズVnの高周波成分が、出力トランジスタQ0のドレイン−ゲート間容量Cdgを介して、ゲート電圧Vgateに加算される(図11のタイミングT51)。そのため、ゲート電圧Vgateは、上下に振動する波形となり、出力トランジスタQ0のしきい値Vtを頻繁に跨いでしまう。その結果、出力トランジスタQ0は安定したOFF状態を保つ事ができなくなる。そのため、出力電圧Voutは、ハイレベル(VB電圧)を出せなくなり、所望の波形(タイミングT51以降の波形)が欠落してしまう。
換言すれば、通信ラインノイズを受けたことにより、スルーレート出力回路500は誤動作を起こしてしまう。従って、大きなノイズが通信ラインに存在する環境下では、通信を成立する事ができなくなる。
本発明の一態様であるシリアル通信装置は、所定のインピーダンスを有し、入力信号に応じて出力から一定の電流を供給するスルーレート制御回路と、前記スルーレート制御回路からの前記一定の電流により充放電される第1の容量を有し、前記第1の容量が出力する駆動電圧に応じたデジタル信号を出力端子から出力する出力回路と、前記出力端子から伝搬するノイズを検出し、検出結果に応じた切替信号を出力する検出回路と、前記切替信号に応じて、前記スルーレート制御回路のインピーダンスを前記所定のインピーダンスよりも小さい値に切り替える切替回路と、を備えるものである。本発明の一態様であるシリアル通信装置は、出力端子がノイズを受けた場合、スルーレート制御回路のインピーダンスを小さくすることができる。これにより、駆動電圧に加算されるノイズの振幅を抑制し、通信波形の欠落による通信エラー誤動作を防止する。
本発明の一態様であるシリアル通信装置は、出力端子に接続された負荷を駆動する出力回路と、入力信号に応じて前記出力回路を駆動するための駆動信号を生成し、前記駆動信号のスルーレートを制御するスルーレート制御回路と、前記出力端子から出力される出信号に伝播するノイズを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路が前記ノイズを検出した場合には、前記スルーレート制御回路のインピーダンスを、前記ノイズを検出していない場合に比べて小さくなるように切り替える切替回路と、を備えるものである。本発明の一態様であるシリアル通信装置は、出力端子がノイズを受けた場合、スルーレート制御回路のインピーダンスを小さくすることができる。これにより、駆動電圧に加算されるノイズの振幅を抑制し、通信波形の欠落による通信エラー誤動作を防止する。
本発明によれば、通常動作時には、通信ラインが放射するEMIを抑制しつつ、通信ラインにノイズを受けた場合でも通信波形の欠落を防いで通信が成立しなくなる誤動作を好適に防止することができるシリアル通信装置を提供することができる。
実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の構成を示す回路図である。 実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかるシリアル通信装置200の構成を示す回路図である。 実施の形態2にかかるシリアル通信装置200の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態3にかかるシリアル通信装置300の構成を示す回路図である。 実施の形態3にかかるシリアル通信装置300の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態4にかかるシリアル通信装置400の構成を示す回路図である。 スルーレート出力回路500の構成を示すブロック図である。 スルーレート出力回路500の構成を示す回路図である。 スルーレート出力回路500の動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
本発明の実施の形態1にかかるシリアル通信装置100について説明する。図1は、実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の構成を示すブロック図である。シリアル通信装置100は、スルーレート制御回路1、出力回路21、ノイズ検出回路31、モード切替回路4、入力端子Tin、出力端子Tout及び電源端子Tsを有する。入力端子Tinには、入力信号Viが供給される。また、電源端子Tsには、電源電圧VDDが供給される。出力端子Toutは、通信ライン5及び負荷RLを介して、外部電源端子Tosと接続される。通信ライン5の電圧を、通信ライン電圧Vsとする。外部電源端子Tosには、外部電源電圧VBが供給される。
ここで、ノイズ検出回路31は検出回路に相当し、モード切替回路4は切替回路に相当する。電源端子Tsは第1の電源端子に相当する。外部電源端子Tosは、第3の電源端子に相当する。
シリアル通信装置100について、図2を参照して更に説明する。図2は、実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の構成を示す回路図である。スルーレート制御回路1は、第1の定電流源CS1、第2の定電流源CS2、PchトランジスタP1及びNchトランジスタN1を有する。図2中のグランドは、第2の電源端子に相当する。第1の定電流源CS1、第2の定電流源CS2、PchトランジスタP1及びNchトランジスタN1は、電源電圧VDDが供給される電源端子Tsとグランドとの間で従属接続される。
具体的には、PchトランジスタP1のソースは、第1の定電流源CS1を介して、電源端子Tsと接続される。PchトランジスタP1のドレインは、NchトランジスタN1のドレインと接続される。NchトランジスタN1のソースは、第2の電流源CS2を介して、グランドと接続される。PchトランジスタP1及びNchトランジスタN1のゲートには、入力端子Tinから入力信号Viが入力される。すなわち、PchトランジスタP1及びNchトランジスタN1は、インバータを構成している。このインバータの出力であるPchトランジスタP1及びNchトランジスタN1のドレイン間のノード(接続点)の電圧を駆動電圧Vgとする。なお、駆動電圧Vgは、図11に示すゲート電圧Vgateに相当する。
出力回路21は、NchトランジスタN2により構成される。NchトランジスタN2は、第4のトランジスタに相当し、ゲートは制御端子に相当する。NchトランジスタN2のドレインは、出力端子Toutと接続される。NchトランジスタN2のソースは、グランドと接続される。NchトランジスタN2のゲートは、PchトランジスタP1及びNchトランジスタN1のドレイン(接続点)と接続され、駆動電圧Vgが印加される。なお、NchトランジスタN2のドレイン−ゲート間には、ドレイン−ゲート間容量Cdgが存在する。また、NchトランジスタN2のゲート−ソース間には、ゲート−ソース間容量Cgsが存在する。図2では、ドレイン−ゲート間容量Cdg及びゲート−ソース間容量Cgsを点線にて表示している。なお、NchトランジスタN2のゲート−ソース間容量Cgsは、第1の容量に相当する。
ノイズ検出回路31は、容量C31及びC32、ダイオードD1、抵抗R1及びR2、NchトランジスタN3を有する。ここで、容量C31及びC32は、それぞれ第2及び第3の容量に相当する。ダイオードD1は、整流器に相当する。抵抗R1及びR2は、それぞれ、第1及び第2の抵抗に相当する。NchトランジスタN3は、第3のトランジスタに相当し、ゲートは制御端子に相当する。
ダイオードD1のアノードは、容量C31を介して、出力端子Toutと接続される。抵抗R1及び容量C32は、ダイオードD1のカソードとグランドとの間に接続される。NchトランジスタN3のドレインは、抵抗R2を介して電源端子Tsと接続され、切替信号Vcを出力する。NchトランジスタN3のソースは、グランドと接続される。NchトランジスタN3のゲートは、ダイオードD1のカソードと接続され、ノイズ検出信号Vdを受ける。
モード切替回路4は、インバータINV1及びINV2、PchトランジスタP4及びNchトランジスタN4を有する。ここで、インバータINV1及びINV2は、それぞれ第1及び第2のインバータに相当する。PchトランジスタP4及びNchトランジスタN4は、それぞれ第1及び第2のトランジスタに相当し、ゲートは制御端子に相当する。
PchトランジスタP4のソースは、電源端子Tsと接続される。PchトランジスタP4のドレインは、第1の定電流源CS1及びPchトランジスタP1の接続点と接続される。すなわち、PchトランジスタP4は、第1の定電流源CS1と並列接続される。NchトランジスタN4のドレインは、第2の定電流源CS2及びNchトランジスタN1の接続点と接続される。NchトランジスタN4のソースは、グランドと接続される。すなわち、NchトランジスタN4は、第2の定電流源CS2と並列接続される。
インバータINV1の入力は、切替信号Vcを受ける。インバータINV1の出力は、インバータINV2の入力及びNchトランジスタN4のゲートと接続される。インバータINV2の出力は、PchトランジスタP4のゲートと接続される。すなわち、PchトランジスタP4のゲートには切替信号Vcが入力され、NchトランジスタN4のゲートには切替信号Vcの反転信号が入力される。従って、PchトランジスタP4及びNchトランジスタN4は、一律にオン/オフする。
続いて、シリアル通信装置100の動作について説明する。まず、シリアル通信装置100がスルーレート制御を行う通常動作モードについて説明する。図3は、実施の形態1にかかるシリアル通信装置100の動作を示すタイミングチャートである。図3のタイミングT11〜T14が通常動作モードに対応する。
シリアル通信装置100には、入力端子Tinを介して、入力信号Viが入力される。初め、入力信号Viの電圧レベルはLowレベルであるとする。このとき、PchトランジスタP1はオンであり、NchトランジスタN1はオフである。よって、第1の定電流源CS1及びPchトランジスタP1を介して、NchトランジスタN2のゲートには電源電圧VDDが印加されている。従って、駆動電圧Vgは、電源電圧VDDと等しい。これにより、NchトランジスタN2はオンとなり、通信ライン電圧Vsは概ねグランド電圧となる。このとき、Nchトランジスタのゲート−ソース間容量Cgsは、駆動電圧Vg(電源電圧VDD)が印加されることにより充電された状態である。
入力端子Tinの電圧レベルがLowレベルからHighレベルに遷移すると、PchトランジスタP1がオフとなり、NchトランジスタN1がオンとなる(タイミングT11)。これにより、ゲート−ソース間容量Cgsに充電された電荷は、NchトランジスタN1及び第2の定電流源CS2を介して、グランドに放電される。第2の定電流源CS2の電流I2は一定であるので、グランド電圧に降下するまでの駆動電圧Vgは、以下の式(1)で表される。

Vg=VDD−(I2/Cgs)×t ・・・(1)
すなわち、スルーレート制御回路1の第2の定電流源CS2により、駆動電圧Vgは一定の傾きで降下する。その結果、駆動電圧Vgは、入力信号Viと比べて緩やかに降下する。そして、駆動電圧VgがNchトランジスタN2のしきい値電圧Vtnまで降下すると、NchトランジスタN2はオフとなる(タイミングT12)。その結果、通信ライン電圧Vsは、外部電源電圧VBまで緩やかに上昇する。
続いて、入力端子Tinの電圧レベルがHighレベルからLowレベルに遷移すると、PchトランジスタP1がオンとなり、NchトランジスタN1がオフとなる(タイミングT13)。これにより、PchトランジスタP1及び第1の定電流源CS1に電流が流れ、ゲート−ソース間容量Cgsは充電される。第1の定電流源CS1の電流I1は一定であるので、電源電圧に上昇するまでの駆動電圧Vgは、以下の式(2)で表される。

Vg=(I1/Cgs)×t ・・・(2)
すなわち、スルーレート制御回路1の第1の定電流源CS1により、駆動電圧Vgは一定の傾きで上昇する。その結果、駆動電圧Vgは、入力信号Viと比べて緩やかに上昇する。そして、駆動電圧VgがNchトランジスタN2のしきい値電圧Vtnまで上昇すると、NchトランジスタN2はオンとなる(タイミングT14)。その結果、通信ライン電圧Vsは、概ねグランド電圧まで緩やかに降下する。
次いで、通信ライン5に高周波ノイズである通信ラインノイズVnが導入された場合の誤動作防止モードについて説明する。図3では、タイミングT15以降が誤動作防止モードに対応する。
通信ライン5に高周波ノイズである通信ラインノイズVnが導入されると、通信ラインノイズVnの高周波成分が、NchトランジスタN2のドレイン−ゲート間容量Cdgを介して、駆動電圧Vgに加算される(タイミングT15)。このとき、駆動電圧Vgの変動量ΔVgは、以下の式(3)で表される。

ΔVg=Vn×Cdg/(Cgs+Cdg) ・・・(3)
また、通信ラインノイズVnは、ノイズ検出回路31の容量C31及びダイオードD1を介して、ノイズ検出信号Vdとして現れる。なお、容量C31は、通信ラインノイズVnの直流成分をカットし、通信ラインノイズVnの高周波成分のみを通過させる。ダイオードD1は、容量C31を通過した通信ラインノイズVnの高周波成分を整流する。容量C32は、整流された通信ラインノイズVnの高周波成分を平滑化する。これにより、ノイズ検出信号Vdは、図3に示すように、通信ラインノイズVnの導入とともに立ち上がる信号となる。このとき、ノイズ検出信号Vdは、以下の式(4)で表される。なお、式(4)のVD1は、ダイオードD1での降下電圧を示す。

Vd=((Vn/2)−VD1)×(C31/(C31+C32))
・・・(4)
ここで、通信ラインノイズVnが通信ライン5に導入される前後のモード切替回路4の動作について説明する。通常動作モード時のモード切替回路4では、ノイズ検出信号Vdはグランド電位であるので、NchトランジスタN3はオフである。よって、切替信号VcはHigh信号であるので、PchトランジスタP4はオフであり、NchトランジスタN4はオフである。つまり、シリアル通信装置100は、通常動作モード時には、定電流源を利用した、いわゆるスルーレート制御を行うことが理解できる。
一方、通信ラインノイズVnが通信ライン5に導入されると、シリアル通信装置100は誤動作防止モードに移行する。具体的には、ノイズ検出信号VdがNchトランジスタN3のしきい値を超えると、NchトランジスタN3はオンとなる。よって、切替信号VcはLow信号であるので、PchトランジスタP4はオンとなり、NchトランジスタNはオンとなる。つまり、誤動作防止モードでは、出力回路21には、高インピーダンスの第1の定電流源CS1だけでなく、低インピーダンスのPchトランジスタP4からも電流が流れ込む。同様に、出力回路21からは、高インピーダンスの第2の定電流源CS2だけでなく、低インピーダンスのNchトランジスタN4からも電流が流れ出す。この際、PchトランジスタP4及びNchトランジスタN4は、電圧源として機能する。
すなわち、モード切替回路4は、誤動作防止モード時には、スルーレート制御回路1のインピーダンスを降下させることができる。よって、駆動電圧Vgに通信ラインノイズVnの高周波成分が加算されても、スルーレート制御回路1のインピーダンスが低くなっているので、駆動電圧Vgの変動幅を抑制することができる。これにより、通信ラインに通信ラインノイズVnが乗っても駆動電圧VgがNchトランジスタN2のしきい値を跨いで変動することを防げるので、意図しないタイミングでのNchトランジスタN2が、本来OFFすべきタイミングでONしてしまう事によって、通信エラーを起こす事を防止できる。
なお、この際、スルーレート制御回路1のインピーダンスが降下するので、駆動電圧Vgは急峻に変化する。そのため、通常動作モード時に比べ、通信ライン電圧Vsは急峻に変化する。すなわち、シリアル通信装置100は、通信ラインノイズVnを受けた場合には、スルーレート制御の機能を低下させることにより、ノイズの影響低減を図る誤動作防止モードに移行する。なお、通信ラインノイズVnを受けた後、通信ラインノイズVnが消失した場合には、誤動作防止モードから通常動作モードに復帰することは言うまでもない。
従って、本構成によれば、通信ラインにノイズを受けた場合でも通信波形の欠落によって生じる通信エラーを好適に防止することができるシリアル通信装置を提供することができる。
実施の形態2
本発明の実施の形態2にかかるシリアル通信装置200について説明する。図4は、実施の形態2にかかるシリアル通信装置200の構成を示す回路図である。シリアル通信装置200は、シリアル通信装置100の出力回路21を出力回路22に置換した構成を有する。出力回路22は、出力回路21と比べ、NchトランジスタN2のゲートとグランドとの間に容量C21を追加した構成を有する。容量C21は、第4の容量に相当する。シリアル通信装置200のその他の構成は、シリアル通信装置100と同様であるので、説明を省略する。
シリアル通信装置200では、容量C21が追加されたことにより、シリアル通信装置100とは動作が異なる。シリアル通信装置200において、グランド電圧に降下するまでの駆動電圧Vgは、以下の式(5)で表される。

Vg=VDD−(I2/(Cdg+Cgs+C21))×t
・・・(5)
また、電源電圧に上昇するまでの駆動電圧Vgは、以下の式(6)で表される。

Vg=(I1/(Cdg+Cgs+C21))×t ・・・(6)
式(5)及び(6)より、容量C21の容量値を設定することで、それまで、プロセス構造と素子サイズ、及び第1の電流源CS1と第2の電流源CS2によって決まっていた、駆動電圧Vgの変化率を制御することが可能である。すなわち、シリアル通信装置200は、容量値の調整により、出力のスルーレートを適切に調整することが可能である。
図5は、実施の形態2にかかるシリアル通信装置200の動作を示すタイミングチャートである。図5のタイミングT21〜T25は、それぞれ図3のタイミングT11〜T15に対応する。図5に示すように、容量C21を設けることにより、シリアル通信装置100(図3を参照)に比べて駆動電圧Vgの変化を緩やかにすることができる。
また、通信ライン5に高周波ノイズである通信ラインノイズVnが導入された場合の駆動電圧Vgの変動量ΔVgは、以下の式(7)で表される。

ΔVg=Vn×Cdg/(Cgs+Cdg+C21) ・・・(7)
式(7)より、容量C21の容量値を増加することで、駆動電圧Vgの変動量を緩和することが可能である。シリアル通信装置200の駆動電圧Vgの変動以外の動作については、シリアル通信装置100と同様であるので、説明を省略する。
以上より、本構成によれば、シリアル通信装置100と同様の作用効果を奏するのみならず、スルーレート調整が可能で、かつ通信ラインノイズを受けた場合の駆動電圧Vgの変動を抑制することができるシリアル通信装置を提供することができる。さらに、本構成によれば、誤動作防止モード時でも、スルーレート制御機能の低下を抑制することも可能である。
実施の形態3
本発明の実施の形態3にかかるシリアル通信装置300について説明する。図6は、実施の形態3にかかるシリアル通信装置300の構成を示す回路図である。シリアル通信装置300は、シリアル通信装置100の出力回路21を出力回路23に置換した構成を有する。出力回路23は、出力回路21のNchトランジスタN2を、PchトランジスタP2に置換した構成を有する。シリアル通信装置300の出力端子Toutは、通信ライン5及び負荷RLを介して、グランドと接続される。
PchトランジスタP2のソースは、電源端子Tsと接続される。PchトランジスタP2のドレインは、出力端子Toutと接続される。PchトランジスタP2のゲートは、駆動電圧Vgが印加される。なお、PchトランジスタP2のドレイン−ゲート間には、ドレイン−ゲート間容量Cdgが存在する。また、PchトランジスタP2のゲート−ソース間には、ゲート−ソース間容量Cgsが存在する。図6では、ドレイン−ゲート間容量Cdg及びゲート−ソース間容量Cgsを点線にて表示している。シリアル通信装置300のその他の構成は、シリアル通信装置100と同様であるので、説明を省略する。
続いて、シリアル通信装置300の動作について説明する。シリアル通信装置300は、シリアル通信装置100と比べて、通常動作モードの動作が異なる。以下では、シリアル通信装置300の通常動作モードでの動作について説明する。なお、誤動作防止モードでのシリアル通信装置300の動作は、シリアル通信装置100と同様であるので、説明を省略する。図7は、実施の形態3にかかるシリアル通信装置300の動作を示すタイミングチャートである。図7のタイミングT31〜T34が通常動作モードに対応する。
シリアル通信装置300には、入力端子Tinを介して、入力信号Viが入力される。初め、入力信号Viの電圧レベルはLowである。このとき、PchトランジスタP1がオンとなり、NchトランジスタN1がオフである。よって、第1の定電流源CS1及びPchトランジスタP1を介して、PchトランジスタP2のゲートには電源電圧VDDが印加される。従って、駆動電圧Vgは、電源電圧VDDと等しい。これにより、PchトランジスタP2はオフとなり、通信ライン電圧Vsはグランド電圧となる。このとき、PchトランジスタP2のゲート−ソース間容量Cgsの両端の電圧は電源電圧VDDであるので、ゲート−ソース間容量Cgsは充電されていない状態である。
入力端子Tinの電圧レベルがLowからHighに遷移すると、PchトランジスタP1がオフとなり、NchトランジスタN1がオンとなる(タイミングT31)。これにより、NchトランジスタN1及び第2の定電流源CS2に電流が流れ、ゲート−ソース間容量Cgsが充電される。第2の定電流源CS2の電流I2は一定であるので、グランド電圧に降下するまでの駆動電圧Vgは、上述の式(1)で表される。
すなわち、駆動電圧Vgは、シリアル通信装置100と同様に、入力信号Viと比べて緩やかに降下する。そして、駆動電圧VgがPchトランジスタP2のしきい値電圧Vtpまで降下すると、PchトランジスタP2はオンとなる(タイミングT32)。その結果、通信ライン電圧Vsは、外部電源電圧VBまで緩やかに上昇する。
続いて、入力端子Tinの電圧レベルがHighからLowに遷移すると、PchトランジスタP1がオンとなり、NchトランジスタN1がオフとなる(タイミングT33)。これにより、PchトランジスタP1及び第1の定電流源CS1に電流が流れ、ゲート−ソース間容量Cgsは放電される。第1の定電流源CS1の電流I1は一定であるので、電源電圧に上昇するまでの駆動電圧Vgは、上述の式(2)で表される。
すなわち、駆動電圧Vgは、シリアル通信装置100と同様に、入力信号Viと比べて緩やかに上昇する。そして、駆動電圧VgがPchトランジスタP2のしきい値電圧Vtpまで上昇すると、PchトランジスタP2はオフとなる(タイミングT14)。その結果、通信ライン5の電圧は、グランド電圧まで緩やかに降下する。
以上より、シリアル通信装置300は出力回路の構成がシリアル通信装置100とは異なるものの、シリアル通信装置100と同様の動作を行うことができる。従って、本構成によれば、シリアル通信装置100と同様の作用効果を奏することができるシリアル通信装置を提供することができる。
実施の形態4
本発明の実施の形態4にかかるシリアル通信装置400について説明する。図8は、実施の形態4にかかるシリアル通信装置400の構成を示す回路図である。シリアル通信装置400は、シリアル通信装置100のノイズ検出回路31を、ノイズ検出回路34に置換した構成を有する。ノイズ検出回路34は、ノイズ検出回路31の容量C32とダイオードD1との間に、フィルタ30を追加した構成を有する。
一般に、シリアル通信装置におけるノイズの影響は、入力信号の立ち上がり及び立ち下り遷移中に最も顕著となる。特に、上述の実施の形態にかかるシリアル通信装置では、一定の傾きで変化する駆動電圧Vgがしきい値に到達したか否かで通信ライン5の電圧を変化させる。駆動電圧Vgがしきい値近傍の値である場合にノイズの影響を受けると、しきい値を跨いだ電圧変動が起きる恐れが大きい。その結果、出力回路のトランジスタが意図しないオン/オフ動作を起こす恐れがある。このように、出力信号の立ち上がり及び立ち下りに影響を及ぼす恐れが強いノイズは、システムによって周波数が特定される場合があり、その入力信号の整数倍の周波数を有する、いわゆる高調波ノイズである。
そのため、シリアル通信装置400では、フィルタ30を設けることにより、高調波ノイズを選択的に通過させる。これにより、特定の高調波ノイズを受けた場合の誤動作を防止することができる。また、フィルタ30は、高調波ノイズ以外の周波数を有するノイズの通過を阻止する。これにより、高調波ノイズに比べて影響が少ないノイズを受けた場合には、通常動作モードを維持し、スルーレート制御を優先的に行うことができる。換言すれば、シリアル通信装置400は、誤動作の発生確率が高い周波数のノイズを受けた場合にのみは誤動作防止モードに移行する。上述のようなフィルタ30は、デジタルフィルタなどで容易に実現することが可能である。
よって、本構成によれば、シリアル通信装置100と同様の作用効果を奏するだけでなく、誤動作の発生確率が高い周波数のノイズを受けた場合にのみ誤動作防止モードに移行するシリアル通信装置を提供することができる。これにより、誤動作防止モードへの移行によるスルーレート制御機能の低下を回避し、シリアル通信装置自らがノイズ発生源となる機会を低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2と同様に、実施の形態3にかかる出力回路23のPchトランジスタP2と電源端子Tsとの間に容量を追加することが可能である。また、実施の形態2と同様に、実施の形態4にかかる出力回路21のNchトランジスタN2とグランドとの間に容量を追加することが可能である。
電源端子Ts、グランド及び外部電源端子Tosはそれぞれ第1〜第3の電源端子に相当するが、第1〜第3の電源端子に供給される電圧は上述の例に限られない、実施の形態1〜4にかかるシリアル通信装置と同様の機能を発揮できるならば、任意の電圧とすることができる。例えば、電源電圧VDDと外部電源電圧VBは、異なる電圧でもよいし、同じ電圧でもよい。また、適宜、PchトランジスタとNchトランジスタを入れ換える構成とできることは言うまでもない。
実施の形態4にかかるノイズ検出回路34のフィルタ30の挿入位置はあくまで例示であり、通信ラインノイズの高周波成分を周波数選別できるならば、別の位置に挿入してもよい。また、実施の形態2及び3にかかる検出回路にも、実施の形態4と同様に、フィルタを追加することが可能である。さらに、実施の形態3にかかる出力回路23と同様に、実施の形態4にかかる出力回路にPchトランジスタを適用することも可能である。
この出願は、2011年3月31日に出願された日本出願特願2011−78263を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、51 スルーレート制御回路
4 モード切替回路
5 通信ライン
21〜23、52 出力回路
30 フィルタ
31、34 ノイズ検出回路
100、200、300、400 シリアル通信装置
500 スルーレート出力回路
C21、C31、C32 容量
C31 容量
Cdg ドレイン−ゲート間容量
Cgs ゲート−ソース間容量
CS1 第1の定電流源
CS2 第2の定電流源
CS51、CS52 定電流源
D1 ダイオード
INV1、INV2、INV51、INV52 インバータ
N1〜N4 Nchトランジスタ
P1、P2、P4 Pchトランジスタ
Q0 出力トランジスタ
Q1 Pチャネルトランジスタ
Q2 Nチャネルトランジスタ
R1、R2 抵抗
RL 負荷
Tin 入力端子
Tos 外部電源端子
Tout 出力端子
Ts 電源端子
VB 外部電源電圧
Vcc、Vdd 電源線
Vd ノイズ検出信号
VDD 電源電圧
Vg 駆動電圧
Vgate ゲート電圧
Vi 入力信号
Vin 入力パルス信号
Vn 通信ラインノイズ
Vout 出力電圧

Claims (16)

  1. 所定のインピーダンスを有し、入力信号に応じて出力から一定の電流を供給するスルーレート制御回路と、
    前記スルーレート制御回路からの前記一定の電流により充放電される第1の容量を有し、前記第1の容量が出力する駆動電圧に応じたデジタル信号を出力端子から出力する出力回路と、
    前記出力端子から伝搬するノイズを検出し、検出結果に応じた切替信号を出力する検出回路と、
    前記切替信号に応じて、前記スルーレート制御回路のインピーダンスを前記所定のインピーダンスよりも小さい値に切り替える切替回路と、を備える、
    シリアル通信装置。
  2. 前記スルーレート制御回路は、
    前記入力信号に応じてオン/オフする第1の定電流源と、
    前記入力信号に応じて前記第1の電流源に対して相補的にオン/オフする第2の定電流源と、を備え、
    前記第1の容量は、前記第1の定電流源を介して第1の電源端子と接続され、又は、前記第2の定電流源を介して前記第1の電源端子と異なる電圧が供給される第2の電源端子と接続されることにより充放電されることを特徴とする、
    請求項1に記載のシリアル通信装置。
  3. 前記切替回路は、
    前記第1の定電流源に並列接続される第1のトランジスタと、
    前記第2の定電流源に並列接続される第2のトランジスタと、を備え、
    前記第1及び第2のトランジスタは、前記検出回路が前記ノイズを検出した場合にオンになることを特徴とする、
    請求項2に記載のシリアル通信装置。
  4. 前記第1のトランジスタは、前記第2のトランジスタと異なるチャネル型を有し、
    前記第1のトランジスタの制御端子には、前記切替信号が供給され、
    前記第2のトランジスタの制御端子には、前記切替信号の反転信号が供給されることを特徴とする、
    請求項3に記載のシリアル通信装置。
  5. 前記切替回路は、
    前記切替信号が入力され、出力が前記第2のトラジスタの前記制御端子と接続される第1のインバータと、
    入力が前記第1のインバータの前記出力と接続され、出力が前記第1のトランジスタの前記制御端子と接続される第2のインバータと、を更に備えることを特徴とする、
    請求項4に記載のシリアル通信装置。
  6. 前記検出回路は、
    一端が前記出力端子と接続される第2の容量と、
    第1の端子が前記第2の容量の他端と接続される整流器と、
    一端が前記整流器の第2の端子と接続され、他端が前記第2の電源端子と接続される、第3の容量及び第1の抵抗と、
    前記第1の電源端子と前記第2の電源端子との間に縦続接続される第2の抵抗及び第3のトランジスタと、を備え、
    前記第3のトランジスタの制御端子は、前記整流器の前記第2の端子と接続され、
    前記第2の抵抗と前記第3のトランジスタとの接続点から、前記切替信号を出力する、
    請求項3乃至5のいずれか一項に記載のシリアル通信装置。
  7. 前記整流器は、アノードが前記第2の容量と接続され、カソードから前記第3のトランジスタの前記制御端子へ検出信号を出力するダイオードであることを特徴とする、
    請求項6に記載のシリアル通信装置。
  8. 前記検出回路は、
    前記出力端子を介して伝搬する前記ノイズの交流成分のうち、所定の周波数の交流成分のみを通過させるフィルタをさらに備えることを特徴とする、
    請求項6又は7に記載のシリアル通信装置。
  9. 前記フィルタは、前記第2の容量と前記整流器との間に挿入されることを特徴とする、
    請求項8に記載のシリアル通信装置。
  10. 前記出力回路は、
    前記出力端子と前記第2の電源端子との間に接続され、制御端子が前記スルーレート制御回路の前記出力と接続される第4のトランジスタを備え、
    前記第1の容量は、前記第4のトランジスタの前記制御端子と前記出力端子側の端子との間の容量であり、
    前記出力端子は、負荷を介して第3の電源端子と接続されることを特徴とする、
    請求項3乃至9のいずれか一項に記載のシリアル通信装置。
  11. 前記出力回路は、
    前記第2の電源端子と前記第4のトランジスタの前記制御端子との間に接続される第4の容量を更に備えることを特徴とする、
    請求項10に記載のシリアル通信装置。
  12. 前記第3の電源端子は、前記第1の電源端子と同じ電圧が供給されることを特徴とする、
    請求項10又は11に記載のシリアル通信装置。
  13. 前記第3の電源端子は、前記第2の電源端子と同じ電圧が供給されることを特徴とする、
    請求項10又は11に記載のシリアル通信装置。
  14. 出力端子に接続された負荷を駆動する出力回路と、
    入力信号に応じて前記出力回路を駆動するための駆動信号を生成し、前記駆動信号のスルーレートを制御するスルーレート制御回路と、
    前記出力端子から出力される出力信号に伝播するノイズを検出するノイズ検出回路と、
    前記ノイズ検出回路が前記ノイズを検出した場合には、前記スルーレート制御回路のインピーダンスを、前記ノイズを検出していない場合に比べて小さくなるように切り替える切替回路と、を備える、
    シリアル通信装置。
  15. 前記スルーレート制御回路は、前記切替回路によってスルーレートが切り替えられることを特徴とする、
    請求項14に記載のシリアル通信装置。
  16. 前記スルーレート制御回路は、前記ノイズを検出していない期間は、電流源を用いて前記出力回路を駆動し、前記ノイズを検出する期間は、前記切替回路によって前記電流源に加えて電圧源を用いて前記出力回路を駆動することを特徴とする、
    請求項14に記載のシリアル通信装置。
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