JP5465051B2 - 単独運転判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商用の交流電源等の基幹系統と連係して負荷装置に電力を供給する直流発電装置の単独運転を判定する単独運転判定装置に関する。
太陽電池を用いた太陽光発電装置や風力発電装置、水力発電装置、燃料電池型発電装置等の直流電力を発生させる直流発電装置は、一般に、インバータ等の逆変換装置により直流電力を交流電力に変換して、商用の交流電源等の基幹系統と連係させ、基幹系統の電力消費の低減等に利用されている。
この直流の発電装置と基幹系統との連係システムにおいては、基幹系統が停電した場合や、基幹系統の工事等のために基幹系統からの電力供給を遮断した場合等の基幹系統に電力遮断が生じた場合であっても、直流発電装置側から電力が供給され、保守員や工事関係者等が感電してしまう恐れがあるため、直流発電装置が単独運転であることを検出して、直流発電装置側から供給される電力を遮断する必要がある。
従来の単独運転判定装置は、交流電圧の電圧波形のゼロクロス点を起点として1周期分の周期Ta(n)を測定し、この周期Ta(n)と基準周期との差が所定の定数時間以上の場合は、周期Taと半周期ずらして測定し記憶しておいた半周期前の周期Tb(n−1)と基準周期との差が所定の定数時間以上のときに、単独運転と判定し、周期Tb(n−1)と基準周期との差が所定の定数時間未満のときは、次の周期Tb(n)と基準周期との差が所定の定数時間以上の場合に、単独運転と判定している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−286063号公報(段落0017−0024、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、ゼロクロス点を用いて測定した1周期分の時間を基に単独運転であるか否かを判定しているため、基幹系統の電力遮断後から単独運転の判定までに、速くてもゼロクロス点の通過後の1周期分、遅ければ1.5周期分の時間を要し、例えば、基幹系統の周波数が50Hzとすると、電力遮断から最初のゼロクロス点の通過までの時間を0秒としても、速くても20ms、遅ければ30msの時間遅れが生じるという問題がある。
このことは、人の感電事故に関しては大きな問題にはならないが、基幹系統から電力供給を受けている負荷装置(例えば、半導体製造装置)によっては、基幹系統の電力遮断時に生ずる急激な電圧変動や周波数変動によって負荷装置自体に故障が生ずる場合があり、問題になる。
また、ゼロクロス点を用いた単独運転判定の場合には、ノイズ等により電圧波形に乱れが生ずると、それによってゼロクロス点が発生する場合があり、一般には、ゼロクロス点による検出を複数回繰返すことによって誤検出を防止することが行われているが、単独運転判定までの時間遅れが更に大きくなってしまうことになる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、系統連係時の基幹系統の電力遮断後から単独運転の判定までの時間遅れを短くする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、基幹系統と連係して逆変換装置によって変換した交流電力を負荷装置に供給する直流発電装置の単独運転を判定する単独運転判定装置において、前記逆変換装置からの交流電圧の電圧波形の周波数が変化した場合に、出力を変化後の周波数に収束させるときの収束速度が異なる2つの収束演算手段を設け、それぞれの前記収束演算手段の収束過程において、前記収束演算手段からそれぞれ出力される2つの出力値の差の絶対値が、所定の判定閾値を超えたときに、前記直流発電装置の単独運転を判定することを特徴とする。
これにより、本発明は、ゼロクロス点の通過を待たずに、変化直後から単独運転の判定動作を行うことができ、基幹系統の電力遮断後から単独運転の判定までの時間遅れを短くして、基幹系統から電力供給を受けている負荷装置の故障を防止することができるという効果が得られる。
実施例1の系統連係システムを示す説明図 実施例1の変換電圧および算出角の波形を示す説明図 実施例1の単独運転判定動作を示す概念図 実施例1の単独運転判定処理を示すフローチャート 実施例2の系統連係システムを示す説明図 実施例2の単独運転判定処理を示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明による単独運転判定装置の実施例について説明する。
図1において、1は系統連係システムの基幹系統であり、一般住宅や工場等の施設に設置された機械装置や製造装置等の負荷装置に電力を供給する電力供給系統であって、本実施例では商用の3相交流電力を供給する系統である。
2は発電装置としての直流発電装置であり、太陽光発電装置や風力発電装置、水力発電装置、燃料電池型発電装置等の直流電力を発生させる発電装置であって、基幹系統と連係して電力を供給する電力源である。
3はインバータ等の逆変換装置であり、基幹系統1と直流発電装置2との間に配置された、直流電力から交流電力を電気的に発生させる電力変換装置であって、直流電圧を3相交流の正弦波からなる交流電圧波形に変換して出力する機能を有している。
5は単独運転判定装置であり、直流発電装置2の単独運転を判定するための装置であって、以下の構成を備えている。
6は単独運転判定装置5の制御部であり、単独運転判定装置5内の各部を制御して、単独運転判定処理等を実行する機能を有している。
7は記憶部であり、制御部6が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部6による処理結果等が格納される。
8は変換電圧算出手段であり、インタフェース部9を介して逆変換装置3から基幹系統1に至る3相交流の各電力線から取得した位相差120度の各相の電圧波形の入力電圧Vu、Vv、Vwから、位相差90度の2相の変換電圧Vα、Vβを算出し、この変換電圧Vα、Vβから求められる算出角θを算出する機能を有するソフトウェアと制御部6により形成される機能手段である。
11は第1の収束演算手段であり、変換電圧算出手段8で算出された算出角θが変化した場合に、この変化後の算出角θを入力として(変化後の算出角θを入力角θ1という。)、PI(Proportional plus Integral)制御の演算手法によって、変化した周波数に同期させた算出角θに収束させて出力(出力する算出角θを出力角θ2という。)する機能を有するソフトウェアと制御部6により形成される機能手段である。
12は第2の収束演算手段であり、第1の収束演算手段11と同様の機能を有する収束演算手段であって、入力角θ1を入力として、PI制御の演算手法によって、変化した周波数に同期させた出力角θ3を出力する機能を有するソフトウェアと制御部6により形成される機能手段である。
本実施例の第1および第2の収束演算手段11、12は同様の機能を有する収束演算手段であるが、出力角θ2、θ3を変化後の入力角θ1に収束させるときの収束速度が異なっており、第1の収束演算手段11によって出力角θ2を出力させる場合の収束速度は、第2の収束演算手段12によって出力角θ3を出力させる場合の収束速度に較べて速くなるように形成されている。
13は単独運転判定手段であり、2つの出力角θ2、θ3の収束過程における出力角θ2と出力角θ3との間の差の角度θ4(=θ2−θ3)の絶対値を、単独運転を判定するために設定した判定閾値θと比較して、差の角度θ4が判定閾値θ以下の場合に、直流発電装置2が基幹系統1と連係中であると判定し、差の角度θ4が判定閾値θを超えた場合に、直流発電装置2が単独運転状態であると判定し、単独運転状態であると判定したときに、その単独運転判定信号を出力部14によって外部に出力する機能を有するソフトウェアと制御部6により形成される機能手段である。
以下に、図2、図3を用いて本実施例の単独運転の判定方法について説明する。
本実施例の基幹系統1は3相交流であるので、その電圧波形は非線形であり取扱が容易でないため、電圧波形を線形として取扱うことが可能な算出角θの波形に変換する。
このため、まず3相交流の位相差120度の各相の電圧波形の入力電圧Vu、Vv、Vwを、位相差90度の2相の変換電圧Vα、Vβに次式によって変換する。
Figure 0005465051

この変換電圧Vα、Vβは、図2(a)に示すように、位相差が90度(=π/2)の三角関数曲線であるので、時間t(単位:秒)におけるVα、Vβは、次式に置換えることができる。
Vα(t)=Vcos(ωt)
Vβ(t)=Vcos(ωt+π/2)=Vsin(ωt) ・・・・(2)
ここに、ωは角周波数(rad/秒)、Vは入力電圧のピーク電圧である。
この2つの変換電圧Vα、Vβから算出される時間tにおける角度を算出角θ(t)(単位:度)を
θ(t)=tan−1{Vβ(t)/Vα(t)} ・・・・・・・・・(3)
と定義し、
0 ≦ ωt < π/4のとき
θ(t)=tan−1{Vβ(t)/Vα(t)} ・・・・・・・・・(3a)
π/4 ≦ ωt < 3π/4のとき
θ(t)=tan−1{Vβ(t)/Vα(t)}+180 ・・・・・(3b)
3π/4 ≦ ωt < 2πのとき
θ(t)=tan−1{Vβ(t)/Vα(t)}+360 ・・・・・(3c)
として算出角θを算出すると、基幹系統1が正常な場合における算出角θの変化は、図2(b)に示すように、時間tの経過に伴って1周期で単調に増加する鋸歯状になり、非線形な3相交流の電圧波形を、線形として取扱うことが可能な算出角θの波形に置換えることができる。
この単調増加における算出角θの変化は、n回目のサンプリング時における時間をtとし、そのときの算出角をθ(n)、次のサンプリング時n+1における時間をtn+1とし、そのときの算出角をθ(n+1)とすると、角度変化量ΔH(単位:度)は、
ΔH=θ(n+1)−θ(n)=θ(tn+1)−θ(t) ・・・・・(4)
で算出され、基幹系統1が正常な場合、角度変化量ΔHは、各サンプリング間隔で同じ値になり(図2(b)参照)、一定値(コンスタント)として取扱うことが可能になる。
本実施例の単独運転判定は、基幹系統1に電力遮断が生じ、直流発電装置2から逆変換装置3によって供給される交流電力の周波数が変化した場合に、それに伴って変化する算出角θの変化後の算出角である入力角θ1を入力とし、PI制御の演算手法によって、変化した周波数に同期させた算出角である出力角を出力させ、その出力角を、入力角θ1に収束させるときの収束速度を2通りに設定し、2つの出力角の収束過程における出力角間の差の角度θ4の大小によって、直流発電装置2が単独運転であるか否かを判定するものである。
本実施例では、これら2つの出力角を、入力角θ1に収束させるときの収束計算をPI制御の演算手法を用いて行っている。
すなわち、入力角θ1に収束していくときの収束速度が速い場合の出力角をθ2とすると、変化直後のサンプリング時nにおける入力角θ1と出力角θ2との間の偏差θe1は、
θe1(n)=θ1(n)−θ2(n−1) ・・・・・・・・・・(5a)
で算出される。
また、サンプリング時nにおける制御量U1(n)は、次式で算出される。
U1(n)=Up1(n)+Ui1(n) ・・・・・・・・・・・(6a)
ここに、比例項:Up1(n)=Kp1×θe1(n)
積分項:Ui1(n)=Ui1(n−1)+Ki1×θe1(n)
Kp1は比例係数、Ki1は積分係数である。
なお、Ui1(n)の初期値Ui1(0)は、Ki1×θe1(0)であり、最初は基幹系統1に接続されているため、θe1(0)=0であるので、Ui1(0)は「0」である。
式(6a)によって求められた制御量U1(n)から出力角θ2を算出する場合は、
θ2(n)=U1(n)+ΔH ・・・・・・・・・・・・・・・・(7a)
により算出する。
出力角θ2を算出する場合に、上記式(4)で示した角度変化量ΔHを加算するのは、本実施例の単独運転の判定対象は交流であり、入力角θ1は、上記式(3a)〜式(3c)、図2(b)に示したように、次のサンプリング時n+1までの時間経過に伴って変化してしまうので、それを補正してサンプリング時n+1におけるθ1(n+1)とθ2(n)との間の偏差θe1(n+1)を適正にするためである。
なお、式(7a)で加算する角度変化量ΔHは、基幹系統1の基準となる系統周波数(例えば、50Hz)を基に算出された角度変化量である。
このようにして、サンプリング周期毎に制御量U1を算出し、出力角θ2を入力角θ1に順次に収束させていく。
なお、基幹系統1が正常な場合は、U1は「0」になり、角度変化量ΔHで補正した出力角θ2(n)は、n+1回目の入力角θ1(n+1)と一致するので、偏差θe1は「0」となって入力角θ1と出力角θ2は同じ値で安定して推移する。
一方、入力角θ1に収束していく収束速度が遅い場合の出力角をθ3とすると、変化直後のサンプリング時nにおける入力角θ1と出力角θ3との間の偏差θe2は、上記と同様に、
θe2(n)=θ1(n)−θ3(n−1) ・・・・・・・・・・(5b)
で算出される。
また、サンプリング時nにおける制御量U2(n)は、次式で算出される。
U2(n)=Up2(n)+Ui2(n) ・・・・・・・・・・・(6b)
ここに、比例項:Up2(n)=Kp2×θe2(n)
積分項:Ui2(n)=Ui2(n−1)+Ki2×θe2(n)
Kp2は比例係数、Ki2は積分係数
なお、Ui2(n)の初期値Ui2(0)は、上記と同様「0」である。
式(6b)によって求められた制御量U2(n)から出力角θ3を算出する場合は、
θ3(n)=U2(n)+ΔH ・・・・・・・・・・・・・・・・(7b)
により算出する。出力角θ2を算出する場合に、角度変化量ΔHを加算するのは、上記と同様の理由による。
このようにして、サンプリング周期毎に制御量U2を算出し、出力角θ3を入力角θ1に順次に収束させていく。
上記した出力角θ2、θ3を、入力角θ1に収束させていくときの収束速度の変更は、比例係数Kp1、Kp2と積分係数Ki1、Ki2との各係数の値を変更して行う。
すなわち、比例係数Kp1、Kp2を大きくすると、比例項Up1、Up2が大きくなり、瞬間的な周波数の変化に対する収束速度が速くなる。また、積分係数Ki1、Ki2を大きくすると、積分項Ui1、Ui2が大きくなり、サンプリング回数の経過、つまり時間tの経過に伴って累積された偏差による収束速度が速くなる。
本実施例では、出力角θ2を出力させる場合の収束速度を、出力角θ3を出力させる場合に較べて速くするために、Kp1>Kp2、Ki1>Ki2として、出力角θ2、θ3が、それぞれ入力角θ1に収束していくときの収束速度を2通りに設定しており、図3に示すように、出力角θ2は、サンプリング回数の経過に伴って速く収束し、出力角θ3は、サンプリング回数の経過に伴って緩やかに収束する。
この収束過程における出力角θ2とθ3との間の差の角度θ4(=θ2−θ3)の絶対値を、単独運転を判定するために設定した判定閾値θと比較し、θ4>θになったときに、直流発電装置2が単独運転状態であると判定する。
この場合の判定閾値θは、基幹系統1のインピーダンス等の環境に依存するが、通常は、3度以上、8度以下の範囲で設定される。
以下に、図4にSで示すステップに従って、本実施例の単独運転の判定方法を具現化するための単独運転判定装置5による単独運転判定処理について説明する。
なお、本実施例の単独運転判定装置5の記憶部7には、単独運転判定処理を実行するために、比例係数Kp1、Kp2と積分係数Ki1、Ki2、および判定閾値θが予め設定されて格納されている。
また、本実施例のサンプリング周期は20kHzに設定され、そのサンプリング間隔50μsの間に入力角θ1が変化する角度変化量ΔHが、基幹系統1の基準となる系統周波数(本実施例では、50Hz)を基に算出され格納されている。
S1:単独運転判定装置5の制御部6は、その時計機能によって現在時間を認識しながらサンプリング時間の到来を待って待機しており、サンプリング時間が到来したときに、ステップS2へ移行する。サンプリング時間でない場合は、前記の待機を継続する。
S2:サンプリング時間の到来を判定した制御部6は、変換電圧算出手段8によって、インタフェース部9を介して逆変換装置3から出力されている3相交流の各相の電圧波形の入力電圧Vu、Vv、Vwを取得する。
S3:3相交流の各相の入力電圧を取得した制御部6は、上記した式(1)によって、取得した入力電圧Vu、Vv、Vwから、位相差90度の2相の変換電圧Vα、Vβを算出する。
S4:変換電圧Vα、Vβを算出した制御部6は、上記した式(3a)〜式(3c)によって、認識した現在時間tにおける算出角θ(t)を算出し、この算出角θ(t)を今回のサンプリング時nにおける入力角θ1(n)として、第1および第2の収束演算手段11、12へ入力し、並行処理により、第1の収束演算手段11、および第2の収束演算手段12による収束計算を開始し、ステップS5およびS8へ移行する。
なお、上記ステップS2〜S4の作動は、変換電圧算出手段8によって実行される。
S5:入力角θ1(n)を算出した制御部6は、並行処理により、第1の収束演算手段11による収束計算を開始するために、記憶部7に保存されている前回の出力角θ2(n−1)を読出し(ステップS7参照)、上記した式(5a)によって、入力角θ1(n)と出力角θ2(n−1)との間の偏差θe1(n)を算出する。
S6:偏差θe1(n)を算出した制御部6は、記憶部7に格納されている比例係数Kp1と積分係数Ki1、および保存されている前回の積分項Ui1(n−1)を読出し、上記した式(6a)によって、比例項Up1(n)、積分項Ui1(n)を算出して今回のサンプリング時nにおける制御量U1(n)を算出し、算出した積分項Ui1(n)を記憶部7に保存してステップS7へ移行する。
S7:制御量U1(n)を算出した制御部6は、上記した式(7a)によって、今回のサンプリング時nにおける出力角θ2(n)を算出し、算出した出力角θ2(n)を記憶部7に保存すると共に、その出力角θ2(n)を単独運転判定手段13へ入力してステップS11へ移行する。
S8:一方、上記ステップS4から移行した制御部6は、並行処理により、第2の収束演算手段12による収束計算を開始するために、記憶部7に保存されている前回の出力角θ3(n−1)を読出し(ステップS10参照)、上記した式(5b)によって、入力角θ1(n)と出力角θ3(n−1)との間の偏差θe2(n)を算出する。
S9:偏差θe2(n)を算出した制御部6は、記憶部7に格納されている比例係数Kp2と積分係数Ki2、および保存されている前回の積分項Ui2(n−1)を読出し、上記した式(6b)によって、比例項Up2(n)、積分項Ui2(n)を算出して今回のサンプリング時nにおける制御量U2(n)を算出し、算出した積分項Ui2(n)を記憶部7に保存してステップS10へ移行する。
S10:制御量U2(n)を算出した制御部6は、上記した式(7b)によって、今回のサンプリング時nにおける出力角θ3(n)を算出し、算出した出力角θ3(n)を記憶部7に保存すると共に、その出力角θ3(n)を単独運転判定手段13へ入力してステップS11へ移行する。
S11:ステップS7およびS10から移行した制御部6は、単独運転判定手段13によって、第1の収束演算手段11によって算出された出力角θ2(n)から、第2の収束演算手段12によって算出された出力角θ3(n)を減じて、今回のサンプリング時nにおける差の角度θ4を算出する。
S12:今回のサンプリング時nにおける差の角度θ4を算出した制御部6は、記憶部7に格納されている判定閾値θを読出し、差の角度θ4の絶対値と、読出した判定閾値θとを比較し、差の角度θ4が判定閾値θ以下の場合は、直流発電装置2が基幹系統1と連係中であると判定してステップS14へ移行する。
差の角度θ4が判定閾値θを超えている場合は、直流発電装置2が単独運転状態であると判定してステップS13へ移行する。
S13:直流発電装置2が単独運転状態であると判定した制御部6は、その単独運転判定信号を出力部14により外部に出力してステップS14へ移行する。
なお、上記ステップS11〜S13の作動は、単独運転判定手段13によって実行される。
また、単独運転判定信号を受付けた直流発電装置2の図示しない制御装置は、即時に直流発電装置2の稼動を停止させる。
S14:制御部6は、単独運転判定装置5への電源の供給の有無により、サンプリングの継続の要否を判定し、単独運転判定装置5へ電源が供給されている場合は、サンプリングの継続が必要と判定してステップS1へ戻り、次回のサンプリング時間の到来を待って待機する。単独運転判定装置5への電源が遮断された場合は、単独運転判定処理を終了させる。
このようにして、本実施例の単独運転判定処理が実行される。
上記のように、本実施例の単独運転判定処理においては、基幹系統1が正常に電力を供給している場合は、その電圧の周波数は、ほとんど変化しないため、出力角θ2と出力角θ3とが、ほぼ一致した状態になり、差の角度θ4が判定閾値θを超えることはなく、系統連係時の運転状態が直流発電装置2の単独運転と判定されることはない。
しかし、基幹系統1に電力遮断が生じ、直流発電装置2が単独運転になると、そこから逆変換装置3によって供給される交流電圧の周波数が瞬間的に変化し、変化した周波数に収束していくときの収束過程における出力角θ2と出力角θ3との差の角度θ4が徐々に大きくなり(図3参照)、差の角度θ4が判定閾値θを超えたときに、系統連係時の直流発電装置2の運転状態が単独運転と判定される。
この場合に、サンプリング周期が短いほど単独運転検知が速くなり、周波数の変化の程度、比例係数Kp1、Kp2と積分係数Ki1、Ki2の設定にもよるが、例えばサンプリング周期を20kHzとしたときは、3〜4周期目で単独運転が検知され、停電後、150〜200μs程度の時間の経過後に単独運転の判定が可能になる。
このように、本実施例の単独運転判定処理においては、3相交流電圧の電圧波形を算出角θによって線形に置換え、その交流電圧の周波数が瞬間的に変化したときに、変化後の算出角θを入力角θ1として、出力角を変化後の入力角θ1に収束させるときの収束速度を2通りに設定しておき、それぞれの収束過程における2つの出力角θ2、θ3間の差の角度θ4が所定の判定閾値θを超えたときに、直流発電装置2の単独運転を判定するので、ゼロクロス点の通過を待たずに、変化直後から単独運転の判定動作を行うことができ、基幹系統1の電力遮断後から単独運転の判定までの時間遅れを短くして、基幹系統1から電力供給を受けている負荷装置の故障を防止することができる。
このことは、基幹系統の周波数とは独立に設定できるサンプリング間隔を短くすれば、更に単独運転の判定までの時間遅れを短くすることが可能になり、特に有効である。
また、ノイズにより交流電圧の電圧波形に乱れが生じたとしても、本実施例では積分項を用いて収束させているので、ノイズによる影響を軽減することができる。
以上説明したように、本実施例では、逆変換装置からの交流電圧の電圧波形の周波数が変化した場合に、出力を変化後の周波数に収束させるときの収束速度が異なる2つの収束演算手段を設け、それぞれの収束演算手段の収束過程において、収束演算手段からそれぞれ出力される2つの出力値の差の絶対値が所定の判定閾値を超えたときに直流発電装置の単独運転を判定するようにしたことによって、ゼロクロス点の通過を待たずに、変化直後から単独運転の判定動作を行うことができ、基幹系統の電力遮断後から単独運転の判定までの時間遅れを短くして、基幹系統から電力供給を受けている負荷装置の故障を防止することができる。
以下に、図5、図6を用いて本実施例の単独運転判定処理について説明する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、21は系統連係システムの基幹系統であり、施設に設置された負荷装置に電力を供給する電力供給系統であって、本実施例では商用の単相交流電力を供給する系統である。
22はインバータ等の逆変換装置であり、基幹系統21と直流発電装置2との間に配置された、直流電力から交流電力を電気的に発生させる電力変換装置であって、直流電圧を単相交流の正弦波からなる交流電圧波形に変換して出力する機能を有している。
23は変換電圧算出手段であり、インタフェース部9を介して逆変換装置22から基幹系統21に至る単相交流の電力線から取得した単相交流の電圧波形の入力電圧Vsに対して、90度位相を遅らせた2相の変換電圧Vα、Vβを算出し、この変換電圧Vα、Vβから求められる算出角θを算出する機能を有するソフトウェアと制御部6により形成される機能手段である。
以下に、本実施例の単独運転の判定方法について説明する。
本実施例の基幹系統21は単相交流であるので、その電圧波形は非線形であり取扱が容易でないため、電圧波形を線形として取扱うことが可能な算出角の波形に変換する。
このため、まず単相交流の電圧波形の入力電圧Vsに対して、90度位相を遅らせるための遅延時間ts(単位:秒)を、系統周波数(本実施例では50Hz)を用いて、次式により算出する。
ts=1/(系統周波数×4) ・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
そして、位相差90度の2相の変換電圧Vα、Vβを次式によって算出する。
Vα(t)=Vs=Vcos(ωt)
Vβ(t)=Vcos{ω(t+ts)}=Vsin(ωt) ・・・(9)
この2つの変換電圧Vα、Vβから算出される時間tにおける角度を算出角θ(t)と定義し、上記実施例1の式(3a)〜式(3c)によって、算出角θ(t)を算出する。
その後の式(4)〜式(7)等による単独運転の判定方法は、上記実施例1と同等であるので、その説明を省略する。
以下に、図6にSAで示すステップに従って、本実施例の単独運転の判定方法を具現化するための単独運転判定装置5による単独運転判定処理について説明する。
なお、本実施例の単独運転判定装置5の記憶部7には、上記実施例1と同様の、比例係数Kp1、Kp2、積分係数Ki1、Ki2、判定閾値θ、角度変化量ΔHが格納されている。
SA1:単独運転判定装置5の制御部6は、その時計機能によって現在時間を認識しながらサンプリング時間の到来を待って待機しており、サンプリング時間が到来したときに、ステップSA2へ移行する。サンプリング時間でない場合は、前記の待機を継続する。
SA2:サンプリング時間の到来を判定した制御部6は、変換電圧算出手段23によって、インタフェース部9を介して逆変換装置22から出力されている単相交流の電圧波形の入力電圧Vsを取得する。
SA3:単相交流の入力電圧を取得した制御部6は、上記した式(8)によって、遅延時間tsを算出し、式(9)によって、位相差90度の2相の変換電圧Vα、Vβを算出する。
その後のステップSA4〜SA14の作動は、上記実施例1のステップS4〜S14の作動と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施例の単独運転判定処理においては、単相交流電圧の電圧波形を算出角θによって線形に置換え、その交流電圧の周波数が瞬間的に変化したときに、変化後の算出角θを入力角θ1として、出力角を変化後の入力角θ1に収束させるときの収束速度を2通りに設定しておき、それぞれの収束過程における2つの出力角θ2、θ3間の差の角度θ4が所定の判定閾値θを超えたときに、直流発電装置2の単独運転を判定するので、ゼロクロス点の通過を待たずに、変化直後から単独運転の判定動作を行うことができ、基幹系統1の電力遮断後から単独運転の判定までの時間遅れを短くして、基幹系統1からの電力供給を受けている負荷装置の故障を防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、基幹系統を単相交流とした場合においても、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、変換電圧算出部、第1および第2の収束演算手段、単独運転判定手段は、ソフトウェアにより形成される機能手段であるとして説明したが、前記各手段を電気回路により形成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、出力部から出力される単独運転判定信号は、直流発電装置の制御装置へ向けて出力するとして説明したが、前記に加えて非常用発電装置の制御装置へ向けて出力するようにしてもよい。これにより非常用発電装置の即時の起動が可能になり、負荷装置等による生産活動を迅速に復旧させることができる。
1、21 基幹系統
2 直流発電装置
3、22 逆変換装置
5 単独運転判定処理
6 制御部
7 記憶部
8、23 変換電圧算出部
9 インタフェース部
11 第1の収束演算手段
12 第2の収束演算手段
13 単独運転判定手段
14 出力部

Claims (7)

  1. 基幹系統と連係して、逆変換装置によって変換した交流電力を負荷装置に供給する直流発電装置の単独運転を判定する単独運転判定装置において、
    前記逆変換装置からの交流電圧の電圧波形の周波数が変化した場合に、出力を変化後の周波数に収束させるときの収束速度が異なる2つの収束演算手段を設け、
    それぞれの前記収束演算手段の収束過程において、前記収束演算手段からそれぞれ出力される2つの出力値の差の絶対値が、所定の判定閾値を超えたときに、前記直流発電装置の単独運転を判定することを特徴とする単独運転判定装置。
  2. 請求項1において、
    前記交流電圧の電圧波形を、交流電圧の電圧波形から算出した算出角によって線形に置換え、前記周波数の変化を前記算出角の変化としたことを特徴とする単独運転判定装置。
  3. 基幹系統と連係して、逆変換装置によって変換した交流電力を負荷装置に供給する直流発電装置の単独運転を判定する単独運転判定装置において、
    前記逆変換装置からの交流電圧の電圧波形から入力電圧を取得する手段と、
    前記取得した入力電圧を基に、位相が90度異なる2つの変換電圧を算出する手段と、
    前記2つの変換電圧から、線形として取扱うことが可能な算出角を算出する手段と、
    前記逆変換装置からの交流電圧の電圧波形の周波数の変化に伴って前記算出角が変化した場合に、変化後の算出角である入力角に、算出した出力角を収束させるときの収束速度が速い第1の収束演算手段と、
    前記算出角が変化した場合に、変化後の算出角である入力角に、算出した出力角を収束させるときの収束速度が遅い第2の収束演算手段と、
    前記第1および第2の収束演算手段の収束過程において、前記第1および第2の収束演算手段からそれぞれ出力される2つの出力角の差の角度の絶対値が、所定の判定閾値を超えたときに、前記直流発電装置の単独運転を判定する手段とを備えることを特徴とする単独運転判定装置。
  4. 請求項3において、
    前記出力角を算出するときに、制御量に、前記基幹系統の基準周波数を基に算出した、サンプリング間隔に相当する算出角の角度変化量を加えて算出することを特徴とする単独運転判定装置。
  5. 請求項4において、
    前記制御量を、PI制御の演算手法によって算出することを特徴とする単独運転判定装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記基幹系統は、3相交流であることを特徴とする単独運転判定装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記基幹系統は、単相交流であることを特徴とする単独運転判定装置。
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