JP5464741B2 - 画像合成装置、及び、画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置、及び、画像合成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5464741B2
JP5464741B2 JP2010017615A JP2010017615A JP5464741B2 JP 5464741 B2 JP5464741 B2 JP 5464741B2 JP 2010017615 A JP2010017615 A JP 2010017615A JP 2010017615 A JP2010017615 A JP 2010017615A JP 5464741 B2 JP5464741 B2 JP 5464741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
vehicle
images
luminance
brightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010017615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011160019A (ja
Inventor
昌彦 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2010017615A priority Critical patent/JP5464741B2/ja
Priority to PCT/JP2011/051546 priority patent/WO2011093354A1/ja
Priority to US13/575,408 priority patent/US9041807B2/en
Publication of JP2011160019A publication Critical patent/JP2011160019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5464741B2 publication Critical patent/JP5464741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

本発明は、合成される複数のカメラ画像の輝度を調整する技術に関する。

カメラから入力された画像を処理して表示画面へ表示させる技術が知られている。例えば、AGC(オートマチックゲインコントロール)と呼ばれるカメラ画像処理がある。
AGCとは、通常、電気回路等から構成され、カメラから入力された画像信号の平均の明るさが、弱い場合には全体的に明るさを上げる処理を行い、強い場合には全体的に明るさを下げる処理を行って、表示画面へ表示される画像を、暗すぎないように、かつ、明るすぎないようにする制御をいう。このようにカメラ画像を処理する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
また、近年、車両搭載の複数のカメラから入力された画像を合成して1枚の車両の周辺の様子を示す車両周辺画像を生成し、生成した車両周辺画像を表示画面へ表示させる車両周辺画像表示システムが開発されている。

特開平11−136571号公報
しかし、車両周辺画像表示システムにおいて、複数のカメラ画像において一のカメラ画像ごとにAGCを施した後に1枚の合成画像を生成すると、合成画像において明るさのムラが発生してしまう虞がある。また、複数のカメラ画像を1枚の車両周辺画像に合成してから、AGCを施すと、輝度が最も暗い画像の影響により、輝度が最も明るい画像がいっそう明るくなって看にくくなってしまう虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両搭載の複数のカメラが撮像した、複数のカメラ画像の合成画像を看やすくできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、複数の画像を合成する画像合成装置であって、夫々異なる方角へ向けて車両外側に搭載された複数の撮像手段から複数の画像を入力する入力手段と、入力した前記複数の画像の輝度に基づいて前記複数の画像のうちの一画像を代表の画像として決定する決定手段と、前記代表の画像を基準にして、他の画像の輝度を調整する第1調整手段と、前記代表の画像と輝度が調整された前記他の画像とを、前記車両の周辺の様子を示す一の車両周辺画像に合成する合成手段と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像合成装置において、前記複数の画像は所定数の画素から構成され、前記決定手段は、前記複数の画像ごとに前記画像における全画素の平均輝度を算出して最も高い平均輝度の画像を代表の画像と決定することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の画像合成装置において、前記決定手段は前記画像における画素が一定値以上の輝度を有する場合は、当該画素を前記平均輝度の算出に含まないことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の画像合成装置において、更に、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定値以上の場合に、前記第1調整手段を有効にする制御手段を備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の画像合成装置において、更に、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度を基準にして、当該平均輝度を算出した画像における画素の輝度を調整する第2調整手段を備え、前記制御手段は、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定未満の場合に、前記第2調整手段を有効にすることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、車両に搭載され、複数の画像を合成する画像合成方法であって、夫々異なる方角へ向けて車両外側に搭載された複数の撮像手段から複数の画像を入力する入力工程と、入力した前記複数の画像の輝度に基づいて前記複数の画像のうちの一画像を代表の画像として決定する決定工程と、前記代表の画像を基準にして、他の画像の輝度を調整する調整工程と、前記代表の画像と輝度が調整された前記他の画像とを、前記車両の周辺の様子を示す一の車両周辺画像に合成する合成工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1から6の発明によれば、車両周辺を撮像するために、夫々異なる方角へ向けて取り付けられた複数の撮像手段から複数の画像を入力し、入力した複数の画像の輝度に基づいて決定した代表の画像を基準にして、他の画像の輝度を調整し、それら画像を一の車両周辺画像に合成するので、輝度のムラが少なく、一枚の車両周辺画像として看者に違和感を持たせることを防ぐことができる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、複数の画像ごとに前記画像における全画素の平均輝度を算出して最も高い平均輝度の画像を代表の画像と決定し代表の画像の平均輝度を基準にして、他の画像の輝度を調整するので、平均輝度が最も高い理想の画像に基づいて他の画像を調整するので、看者に対する視認性を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、画像における画素が一定値以上の輝度を有する場合は、当該画素を平均輝度の算出に含まないので、代表として決定した最も高い平均輝度が極端に高くならないようにでき、看者に対する視認性を向上させることができる。
また、請求項4の発明によれば、請求項3の発明において、更に、複数の画像ごとに算出された平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定値以上の場合に、前記画像調整を有効にするので、明るい画像と暗い画像が混在する際に明るい画像を基準に調整されることになり、暗い画像を明るくできる。
また、請求項5の発明によれば、更に、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度を基準にして、当該平均輝度を算出した画像における画素の輝度を調整する第2調整をおこない、第2調整は、複数の画像ごとに算出された平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定未満の場合に有効にするので、明るい画像と暗い画像が混在しない際に画像ごとに各画像の平均輝度に基づいて輝度を調整することができ画像劣化を防ぐことができる。
図1は、車両を示す図である。 図2は、車両のシステムブロック図である。 図3は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図4は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図5は、車両を示す図である。 図6は、車両と車両搭載カメラ画像を示す図である。 図7は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図8は、車両搭載カメラ画像を示す図である。 図9は、車両搭載カメラ画像を示す図である。 図10は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図11は、車両搭載カメラ画像を示す図である。 図12は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図13は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図14は、画像処理を説明する図である。 図15は、画像処理を説明するフローチャート図である。 図16は、画像処理を説明するフローチャート図である。
本発明の代表の実施例である車両搭載の車両周辺画像表示システムを、以下、添付図面を参照しながら説明する。
<代表の実施例>
[車両]
まず、駆動源であるエンジン又は走行電動モータを搭載した車両に搭載される車両周辺画像表示システムを図1に基づいて説明する。
車両周辺画像表示システムS1は、画像処理システム、車載機100、及び、種々のスイッチ、並びに、センサが車載ネットワークNへ電気的に接続して構成されている。
画像処理システムは、制御装置10、撮像システムである第1撮像部200、第2撮像部201、第3撮像部202、及び、第4撮像部203から構成されている。
制御装置10は、車両1の助手席下に設置される。車載機100は、車両1のダッシュボードにおける運転席と助手席との間に設置される。第1撮像部200は車両1のフロントに設置され、第2撮像部201は車両1のレフトサイドミラー2に設置され、第3撮像部202は車両1のライトサイドミラー3に設置され、第4撮像部203は車両1のバックに設置される。種々のスイッチ並びにセンサはそれぞれ適宜目的を達成するための位置に配置される。車載ネットワークNは車両1のエンジンルームやピラーなど車両1のボディ内部に配設されている。
(車両周辺画像表示システム)
車両周辺画像表示システムS1は、図2に示すように、画像処理システムS2、及び、車載機100により構成されている。
(画像処理システム)
画像処理システムS2は、図2に示すように、制御装置10、及び、撮像システムS3により構成されている。
(撮像システム)
撮像システムS3は、図2に示すように、第1撮像部200、第2撮像部201、第3撮像部202、及び、第4撮像部203により構成されている。
第1撮影部200は、車載カメラであるフロントカメラであり、第2撮像部201は、車載カメラであるレフトサイドカメラであり、第3撮像部202は、車載カメラであるライトサイドカメラであり、第4撮像部203は、車載カメラであるバックカメラである。これらの撮像部はそれぞれ、CCDやCMOSなどの撮像素子を備えており電子的に画像を取得する。
第1撮像部200は、車両1の前端にあるナンバープレート取付位置の近傍に設けられ、その光軸は車両1の直進方向へ向けられている。第2撮像部201は、レフトサイドミラー2に設けられており、その光軸は車両1の直進方向を基準にした左方向に沿って外部へ向けられている。第3撮像部202は、ライトサイドミラー3に設けられており、その光軸は車両1の直進方向を基準にした右方向に沿って外部へ向けられている。第4撮像部203は、車両1の後端にあるナンバープレート取付位置の近傍に設けられ、その光軸は車両1の直進方向の逆方向へ向けられている。なお、第1撮像部200や第4撮像部203の取り付け位置は、左右略中央であることが望ましいが、左右中央から左右方向に多少ずれた位置であってもよい。
これらの第1撮像部200〜第4撮像部203のレンズとしては魚眼レンズなどが採用されており、第1撮像部200〜第4撮像部203は180度以上の画角を有している。このため、これら4つの撮像部を利用することで、車両1の全周囲の撮影が可能となっている。
(制御装置)
制御装置10は、図2に示すように、制御部11、AGC部12、不揮発性記憶部13、揮発性記憶部14、及び、画像調整部15により構成される。
制御部11は、有効無効制御部16、第1画像輝度調整部17、第2画像輝度調整部18、画像合成部19、及び、画像表示部20を備える。つまり、制御部11は、後述する、有効無効制御機能、第1画像輝度調整機能、第2画像輝度調整機能、画像合成機能、及び、画像表示機能を発揮する。
具体的に、制御部11は、CPU、ROM、RAMなどより構成されるマイクロコンピュータである。CPUが、ROMに記憶されているその機能を発揮するためのプログラムを、ワーキングエリアとなるRAMを利用しながら実行する。
AGC部12は、画像輝度算出部22を備える。つまり、AGC部12は、後述する、画像輝度算出機能を発揮する。
具体的には、AGC部12は、電子回路等より構成される。撮像システムS3によって撮像された画像が電子回路等へ入力され、電子回路等は入力された画像に基づいてその機能を発揮させる。
不揮発性記憶部13は、EEPROMより構成される。制御部11が種々の機能を発揮する際のパラメータを記憶させる、バックアップメモリの役割を果たす。
揮発性記憶部14は、RAMより構成される。制御部11が、合成処理した画像を一定量記憶させるとともに、画像表示機能により記憶させた画像を表示させると、表示させた画像を消去して最新の画像を記憶させる。つまり、ビデオメモリの役割を果たす。
画像調整部15は、制御部11の画像合成機能により複数の画像から合成された1枚の車両周辺画像の輪郭を補正する輪郭補正機能、1枚の車両周辺画像のコントラストを補正するコントラスト補正機能、1枚の車両周辺画像の彩度を補正する彩度補正機能などを発揮する。
具体的に、画像調整部15は、電子回路等により構成される。制御部11により合成された1枚の車両周辺画像が電子回路等に入力され、電子回路等は入力された画像に基づいてその機能を発揮させる。
以上、説明したように、制御装置10、及び、撮像システムS3により構成される画像処理システムS2は、画像合成装置と考えることができる。。
(車載機)
車載機100は、図2に示すように、表示・操作部101、及び、制御部112より構成される。
表示・操作部101は表示機能、及び、操作機能を発揮する。
具体的に、表示・操作部101はタッチパネルディスプレイにより構成される。表示・操作部101は、制御部11により画像などの表示データを表示制御されることによってデータ表示を行う。また、表示するアイコンがユーザによりタッチされると、表示・操作部101はアイコンが目的とする機能を制御部11に発揮させる。
制御部102は、前述した表示制御機能、ナビゲーション機能、オーディオ機能、及び、放送データ通信機能などを発揮する。
具体的に、制御部102は、CPU、ROM、RAMなどより構成される。CPUが、ROMに記憶されているその機能を発揮するためのプログラムを、ワーキングエリアとなるRAMを利用しながら実行する。
車載機100は、この他にもナビゲーション機能を発揮する際に必要となる地図データを記憶する大容量記憶装置、オーディオ機能を発揮する際に必要となるオーディオ再生装置、放送データ通信機能を発揮する際に必要となる通信部などが備わっている。
(スイッチ・センサ)
車載ネットワークNには、制御装置10や車載機100と共に、種々のスイッチ、並びに、センサが接続されている。そのスイッチ並びにセンサには、例えば、照明スイッチ300、ワイパースイッチ301、照度センサ302、及び、設定スイッチ303がある。
照明スイッチ300は、夜間やトンネル通過の際に、ユーザが車両1の前方を明るくするために操作するスイッチであって運転席付近に備わる。ユーザによって照明スイッチ300が操作されると、図示しない照明が点灯し車両1の前方を明るくする。つまり、制御装置10の制御部11は、ユーザにより照明スイッチ300が操作される場合は、車両1周辺が暗い状況であると推測する。
ワイパースイッチ301は、雨天時や濃霧時に、ユーザが走行する車両1のフロントガラスや後部ガラスの水滴を除去するために操作するスイッチであって、運転席付近に備わる。ユーザによってワイパースイッチ301が操作されると、図示しないワイパーが作動し車両1のフロントガラスや後部ガラスの水滴が除去される。つまり、制御装置10の制御部11は、ユーザによりワイパースイッチ300が操作される場合は、車両1外部が雨天又は濃霧であると推測する。
照度センサ302は、車両1の外部又は車両1内部に差し込む光の度合いを検知するためのものであって、その目的を達成可能な位置に適宜備えられる。つまり、制御装置10の制御部11は、所定の周期で又は所定のタイミングで受信した照度センサ302が検知する光の度合いを示す信号に基づいて車両1周辺の明るさを推測する。
設定スイッチ303は、制御装置10の制御部11に後述する第1画像輝度調整処理又は第2画像輝度調整処理の何れを実施させるかをユーザが設定する操作手段である。
[画像処理]
次に、制御装置10が実行する画像処理を図3に基づいて説明する。制御装置10が発揮する機能には、AGC部12が発揮する画像輝度算出機能があり、また、制御部11が発揮する有効無効制御機能、第1画像輝度調整機能、第2画像輝度調整機能、画像合成機能、及び、画像表示機能があり、更に、画像調整部15が発揮する画像調整機能がある。また、画像調整機能には、輪郭補正機能、コントラスト補正機能、及び、彩度補正機能がある。
制御装置10はこれら機能を発揮するために、図3に示す、画像輝度算出処理S1000、有効無効処理S2000、第1画像輝度調整処理S3000、第2画像輝度調整処理S4000、画像合成処理S5000、画像調整処理S6000、及び、画像表示処理S7000を実行する。
制御装置10の制御部11、AGC部12、及び、画像調整部15は、制御装置10がユーザにより起動されたことにより所定の周期で画像処理の実行を開始する。つまり、図3におけるステップS1000へ移行する。
画像の明るさについては輝度で表現することができるため、以下「輝度」として説明する。
(画像輝度算出処理)
ステップS1000において、制御装置10のAGC部12は、画像輝度算出処理を実行する。画像輝度算出処理の詳細を図4に基づいて説明する。
AGC部12は、画像輝度算出処理の実行を開始し、ステップS1001へ移行する。
ステップS1001において、AGC部12は、第1撮像部200〜第4撮像部203が撮像して、制御部11へ送信した画像を捕捉(受信)する。
ここで、第1撮像部200〜第4撮像部203が撮像する画像について説明する。図5に示すように、第1撮像部200は、撮像範囲H1の画像を制御部11へ送信する。第2撮像部201は、撮像範囲H2の画像を制御部11へ送信する。第3撮像部202は、撮像範囲H3の画像を制御部11へ送信する。第3撮像部202は、撮像範囲H3の画像を制御部11へ送信する。第4撮像部203は、撮像範囲H4の画像を制御部11へ送信する。第1撮像部200〜第4撮像部203が備えるレンズは、前述した通り、魚眼レンズなどが採用されており、図5に示す第1撮像部200〜第4撮像部203の撮像範囲H1からH4が示すように180度以上の画角を有している。
従って、第1撮像部200が映し出す画像は、図6の画像Z1に示すように車両1の直進方向における180度以上の車両周辺画像となる。第2撮像部201が映し出す画像は図6の画像Z2に示すように車両1の直進方向を基準にした左方向における180度以上の車両画像となる。第3撮像部202が映し出す画像は図6の画像Z3に示すように車両1の直進方向を基準にした右方向における180度以上の車両画像となる。第4撮像部203が映し出す画像は図6の画像Z4に示すように車両1の直進方向とは逆方向における180度以上の車両画像となる。次に、ステップS1002へ移行する。
ステップS1002において、AGC部12は、第1撮像部200〜第4撮像部203より受信した画像Z1〜画像Z4における、画像ごとの平均輝度を算出する。画像の平均輝度の算出とは、画像における画素ごとに充てられている輝度の総和を、全画素数で除算することをいう。その際に、AGC部12は、画素に充てられた輝度が一定値であるスレッシュ値を超えているか否かを判定し、超えている場合はその輝度は平均輝度の算出における輝度の総和には含めず、更に、全画素数にも含めない。スレッシュ値は高い輝度を画像の平均輝度の算出から除外するための値としている。
つまり、画像において極端に明るい部分がある場合には、白とび(飽和)などが生じている可能性がある。この場合に、明るい部分の画素に充てられた高い輝度によって平均輝度が高くなってしまい、後の処理において、平均輝度により求めた補正係数に基づいて補正した画像が、その明るい部分の高い輝度の影響を受けて全体的に明るくなってしまうことを防いでいる。次に、ステップS1003へ移行する。
ステップS1003において、制御部11は、AGC部から受信した画像Z1から画像Z4までの画像ごとに算出した平均輝度のうち、最大の平均輝度に基づいて補正係数(ゲイン調整値)を算出する。補正係数は、最大平均輝度を夫々の平均輝度で除算した値である。例えば、図8に示すように、画像Z1の平均輝度が最大であるとすると、画像Z1の補正係数は、画像Z1の平均輝度/画像Z1の平均輝度であり、画像Z2の補正係数は、画像Z1の平均輝度/画像Z2の平均輝度であり、画像Z3の補正係数は、画像Z1の平均輝度/画像Z3の平均輝度であり、画像Z4の補正係数は、画像Z1の平均輝度/画像Z4の平均輝度である。次に、図3におけるステップS2000へ移行する。
(有効無効処理)
ステップS2000において、制御部11の有効無効制御部16は、有効無効処理を実行する。画像輝度算出処理の詳細を図7に基づいて説明する。
ステップS2001において、制御部11は、車載ネットワークNを介して設定スイッチ303からの信号を受信する。制御部11は受信した信号が設定1を示すか設定2を示すかを判断する。制御部11は、その受信信号が設定1を示すと判断する場合は、ステップS2002へ移行する(ステップS2001において設定1)。制御部11は、その受信信号が設定2を示すと判断する場合は、ステップS2003へ移行する(ステップS2001において設定2)。
ステップS2002において、制御部11が備えるRAMに設定される第1フラグをオンにする。次に、リターンへ移行する。
ステップS2003において、制御部11が備えるRAMに設定される第2フラグをオンにする。次に、リターンへ移行する。
なお、そのRAMに設定される第1フラグと第2フラグは、製造の際において設定1にされており、また、制御部11が初期処理において、終了処理において設定されている値に設定する。次に図3におけるステップS3000へ移行する。
さて、図8に示すように、全体的な輝度が画像Z1〜画像Z4において相互に異なる場合であって、全体的な輝度が最も高い画像Z1と全体的な輝度が最も低い画像Z2との輝度差が大きい場合、つまり、画像Z1の平均輝度と画像Z2の平均輝度との差が所定値以上ある場合に、これら画像を後に1枚の画像に合成することから1枚の画像と捉えて輝度調整(輝度補正)を行うと画質において不具合が発生してしまう。
その不具合を具体的に説明する。制御部11が、その1枚画像と捉えた画像Z1〜画像Z4の平均輝度を算出した後に、全ての画像の全ての画素に充てられる輝度を、その平均輝度を基準に暗い画素の輝度を所定%明るくし、明るい画素の輝度を所定%暗くする調整(補正)をすると、図9に示すように、暗すぎて看づらかった画像Z2が、より明るくなって看やすくなる一方で、十分に明るくて看やすかった画像Z1がよりいっそう明るくなって看づらくなってしまうという不具合が発生する。つまり、極端に暗い画像と最も明るい画像とを同じ平均輝度に基づく補正を実行すると、極端に暗い画像に引きずられて明るい画像における物体の輪郭が薄くなったり、消滅したりして看づらくなってしまう。
このように、車両周辺画像の場合、合成する前の一部の画像が他の画像と比べて極端に暗くなる場合があり、そのような不具合の発生は十分に考えられる。例えば、車両1の後部のみが暗い屋根付き駐車場に存する場合や、車両1の側面が建物などの陰に覆われる場合などである。
従って、そのような不具合が発生しないよう、画像Z1〜画像Z4における輝度が均一になるようにして1枚の合成画像を生成した際に違和感が無いように以降の処理を実行する。
(第1画像輝度調整処理)
ステップS3000において、制御部11の第1画像輝度調整部は、第1画像輝度調整処理を実行する。第1画像輝度算出処理の詳細を図10に基づいて説明する。
ステップS3001において、制御部11は、備えるRAMに設定された第1フラグがオンか否かを判断する。制御部11は、第1フラグがオンであると判断する場合は、ステップS3002へ移行する(ステップS3001においてYES)。制御部11は、第1フラグがオフであると判断しない場合は、リターンへ移行する(ステップS3001においてNO)。
ステップS3002において、算出した補正係数を画像Z1〜画像Z4における輝度へ乗算する。画像に対する補正係数の乗算とは、画像における画素ごとに充てられた輝度1つ1つに対し補正係数を乗算することを言う。
つまり、制御部11は、図4のステップS1003及び図10のステップS3002において、最大の平均輝度の画像を代表の画像に決定して、決定した代表画像を基準にして他の画像の輝度を調整することによって、図11に示す画像Z1〜画像Z4のように相互の画像の輝度に統一感ができ、かつ、極端に暗い画像の視認性を向上でき、後に1枚の車両周辺画像にした場合に看者に対し違和感がない画像を提供することができる。
なお、最大の平均輝度の画像、つまり、画像Z1については、補正係数は1であるので、その乗算する処理を省略しても良い。また、最大の平均輝度の画像、つまり、画像Z1以外の画像である画像Z2〜画像Z4におけるその乗算は、前述したスレッシュ値を超える画素(飽和に近い画素)に充てられた輝度に対してはその乗算する処理を省略しても良い。次に、ステップS3004へ移行する。
ステップS3004において、制御部11は、その乗算(補正)をした画像Z1〜画像Z4を備える揮発性記憶部へ送信する。
ここで、最大の平均輝度の画像に基づいて算出した補正係数に基づいて、画像Z1〜画像Z4を補正する理由を説明する。
まず、画像Z1〜画像Z4のうち、ヒストグラムにおいて表現した場合に最も適した輝度分布となる理想的な画像を代表の画像とし、この代表の画像を基準にして他の画像の輝度を調整(補正)してもよい。ただし、その場合その処理を実現するロジックを備えた回路やソフトウェアを設ける必要がありコストが増加する可能性があり、そのようなデメリットがないようにするには、簡易に理想的な画像を推測する必要がある。
そこで、各撮像部の絞りは予め、撮り込む画像において、物体の輪郭が日中における車両周辺の明るさを基準に、看者をしてその画像が最も看やすいと感じるレベル(輝度)に調整されているので、制御部11はその絞りによって撮り込まれたそれら画像のうち平均輝度が最も高い画像は、看者をして最も看やすい理想的な画像であると推測している。
従って、その理由は、簡易に推測した理想的な画像、つまり、最大の平均輝度となる画像を基準にして他の画像を補正することによって、適切な輝度補正をしつつコストの増加を抑制することができるという点に基づいている。次に、図3におけるステップS4000へ移行する。
(第2画像輝度調整処理)
ステップS4000において、制御部11の第2画像輝度調整部18は、第2画像輝度調整処理を実行する。第2画像輝度算出処理の詳細を図12に基づいて説明する。
ステップS4001において、制御部11は、制御部11が備えるRAMに設定された第2フラグがオンか否かを判断する。制御部11は、第2フラグがオンであると判断する場合は、ステップS4002へ移行する(ステップS4001においてYES)。制御部11は、第2フラグがオフであると判断する場合は、リターンへ移行する(ステップS4001においてNO)。
ステップS4002において、制御部11は、AGC部12から受信した画像Z1〜画像Z4の夫々の平均輝度に基づいて、当該平均輝度を算出した画像を調整(補正)する。具体的には、制御部11は、既定値を、平均輝度から上げ率を差し引いた値で除算して補正係数(ゲイン調整値)を求め、当該平均輝度を算出した画像における画素に充てられた輝度へその補正係数を乗算(補正)する。上げ率は、制御部11が備えるレジスタのテーブルに平均輝度と対応付けられて既定されているため、当該平均輝度に基づいてそのレジスタのテーブルから上げ率を参照する。これによって、看者をして全体的に暗い画像が全体的に明るくなって、見やすい画像に調整することができる。次に、ステップS4003へ移行する。
ステップS4003において、制御部11は、その乗算(補正)をした画像Z1〜画像Z4を備える揮発性記憶部へ送信する。図3におけるステップS5000へ移行する。
(画像合成処理)
ステップS5000において、制御部11の画像合成部19は、画像合成処理を実行する。画像合成処理の詳細を図13に基づいて説明する。
ステップS5001において、制御部11は、備える揮発性記憶部に記憶された補正後の画像Z1〜画像Z4を、図14に示す仮想的な三次元空間における立体曲面Pに投影する。立体曲面Pは、例えば略半球状(お椀形状)をしており、その中心部分(お椀の底部分)が車両1が存在する位置として定められている。画像Z1〜画像Z4に含まれる各画素の位置と、この立体曲面Pの各画素の位置とは予め対応関係が定められている。このため、立体曲面Pの各画素の値は、この対応関係と画像Z1〜画像Z4に含まれる各画素の値とに基づいて決定する。
画像Z1〜画像Z4の各画素の位置と立体曲面Pの各画素の位置との対応関係は、車両1における4つの車載カメラである第1撮像部200〜第4撮像部203の配置(相互間距離、地上高さ、光軸角度等)に依存する。このため、この対応関係を示すテーブルデータが、不揮発性記憶部13に記憶された車種別データに含まれている。
また、車種別データに含まれる車体の形状やサイズを示すポリゴンデータが利用され、車両1の三次元形状を示すポリゴンモデルである車両像が仮想的に構成される。構成された車両像は、立体曲面Pが設定される三次元空間において、車両1の位置と定められた略半球状の中心部分に配置される。
さらに、立体曲面Pが存在する三次元空間に対して、制御部11により仮想視点AGLが設定される。仮想視点AGLは、視点位置と視野方向とで規定され、この三次元空間における車両1の周辺に相当する任意の視点位置に任意の視野方向に向けて設定される。次に、ステップS5002へ移行する。
ステップS5002において、制御部11は、設定された仮想視点AGLに応じて、立体曲面Pにおける必要な領域を画像として切り出す。仮想視点AGLと、立体曲面Pにおける必要な領域との関係は予め定められており、テーブルデータとして不揮発性記憶部13等に予め記憶されている。一方で、設定された仮想視点AGLに応じてポリゴンで構成された車両像に関してレンダリングがなされ、その結果となる二次元の車両像が、切り出された画像に対して重畳される。これにより、車両1及びその車両1の周辺を任意の仮想視点からみた様子を示す合成画像が生成されることになる。
例えば、視点位置が車両1の位置の略中央の直上位置で、視野方向が略直下方向とした仮想視点AGL1を設定した場合は、車両1の略直上から車両1を見下ろすように、車両1(実際には車両像)及び車両1の周辺の様子を示す合成画像G1が生成される。また、図中に示すように、視点位置が車両1の位置の左後方で、視野方向が車両1における略前方とした仮想視点AGL2を設定した場合は、車両1の左後方からその周辺全体を見渡すように、車両1(実際には車両像)及び車両1の周辺の様子を示す合成画像G2が生成される。
なお、実際に合成画像を生成する場合においては、立体曲面Pの全ての画素の値を決定する必要はなく、設定された仮想視点AGLに対応して必要となる領域の画素の値のみを画像Z1〜画像Z4に基づいて決定することで、処理速度を向上できる。次に、ステップS5003へ移行する。
ステップS5003において、制御部11は、生成した合成画像G1又はG2を画像調整部15へ送信する。図3におけるステップS6000へ移行する。
(画像調整処理)
ステップS6000において、画像調整部15は、画像調整処理を実行する。画像調整処理の詳細を図15に基づいて説明する。
ステップS6001において、画像調整部15は、制御部11から受信した合成画像G1又はG2における物体の輪郭を補正する。輪郭補正とは、例えば、遠近に応じて物体の輪郭の強弱調整を行う、或いは、曲線の滑らか補正を行うなどである。次に、ステップS6002へ移行する。
ステップS6002において、画像調整部15は、制御部11から受信した合成画像G1又はG2における物体間や物体の部分間のコントラストを補正する。コントラスト補正とは、例えば、遠近に応じて物体間や物体の部分間のコントラストの強弱調整を行うなどである。次に、ステップS6003へ移行する。
ステップS6003において、画像調整部15は、制御部11から受信した合成画像G1又はG2における物体間の彩度を補正する。彩度補正とは、例えば、遠近に応じて物体の色の強弱調整を行うなどである。次に、図3におけるステップS7000へ移行する。
(画像表示処理)
ステップS7000において、制御部11の画像表示部20は、画像表示処理を実行する。画像表示処理の詳細を図16に基づいて説明する。
ステップS7001において、画像表示部20は、揮発性記憶部14に記憶されている合成画像を読み出す。その際に、画像表示部20は、揮発性記憶部14へ記憶している合成画像G1又はG2が一定量を超えると、最古の合成画像を消去して最新の合成画像を記憶する、又は、最古の合成画像を最新の合成画像によって上書きする記憶制御を実行する。次に、ステップS7002へ移行する。
ステップS7002において、画像表示部20は、揮発性記憶部14から読み出した合成画像G1又はG2を車載機100が備える表示操作部101に表示制御する。具体的には、画像表示部20は、動画に看えるように、揮発性記憶部14に記憶されている合成画像G1又はG2を所定の周期で古い画像から新しい画像へと更新表示させる。図16におけるリターンへ移行する。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜組み合わせても良い。
<変形例1>
上記代表の実施の形態を説明する図4のステップS1002において、AGC部12は、第1撮像部200〜第4撮像部203から受信した画像Z1〜画像Z4ごとの平均輝度を算出する際に、AGC部12は、画素に充てられた輝度が一定値であるスレッシュ値を超えているか否かを判定し、超えている場合はその輝度は平均輝度の算出における輝度の総和には含めず、更に、全画素数にも含めないと説明したが、制御装置10の制御部11が、車両外部の明るさを判断し、その車両外部の明るさに応じたスレッシュ値に基づいて前述した平均輝度を算出するものであっても良い。
例えば、制御部11は、車両外部が暗いと判断した場合は、スレッシュ値を前述のスレッシュ値よりも高い側のスレッシュ値に設定し、車両外部が明るいと判断した場合は、スレッシュ値を前述のスレッシュ値よりも低い側のスレッシュ値に設定する。
具体的には、制御部11は、その判断を、車載ネットワークNに接続されている照明スイッチ300のオン信号を受信する場合に車両外部が暗いと判断し、そのオフ信号を受信する場合に車両外部が明るいと判断する。また、制御部11は、その判断を、車載ネットワークNに接続されているワイパースイッチ301のオン信号を受信する場合に車両外部が暗いと判断し、そのオフ信号を受信する場合に車両外部が明るいと判断する。更に、制御部11は、車載ネットワークNに接続されている照度センサ302の信号を受信する場合にその信号レベルに応じ車両外部の明るさを判断して、スレッシュ値をその明るさに応じて可変にする。
なお、このスレッシュ値はユーザが任意に設定可能に構成しても良い。
このように車両外部の明るさに応じスレッシュ値を変更することによって、画像輝度を補正する係数の基礎となる平均輝度が、車両外部が明るい場合には暗い側へ、車両外部が暗い場合には明るい側へ設定されるので、この平均輝度に基づいて補正した画像の視認性の向上が図れる。
<変形例2>
上記代表の実施の形態を説明する図7のステップS2001において、ステップS2001において、制御部11は、車載ネットワークNを介して設定スイッチ303からの信号を受信し、受信した信号が設定1を示すか設定2を示すかを判断する。制御部11は、その受信信号が設定1を示すと判断する場合は、図10において第1画像輝度調整処理を実行し、その受信信号が設定2を示すと判断する場合は、図12において第2画像輝度調整処理を実行すると説明したが、制御部11は、AGC部12から受信した画像Z1〜画像Z4の平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定値以上か否かを判断し、その差が所定値以上であると判断する場合は、第1フラグをオンにして、図10において第1画像輝度調整処理を実行し、その差が第1所定値以上であると判断しない場合は、第2フラグをオンにして、図12において第2画像輝度調整処理を実行するようにしても良い。
なお、第1所定値は前述するような不具合が発生するような画像の組み合わせになる場合を判定する値を予め設定している。また、第1フラグと第2フラグは初期処理と終了処理の際にオフにされるとともに、その機能の目的が終了する際にオフにされる。
つまり、第1撮像部200〜第4撮像部203が夫々撮像した画像の組み合わせが、前述するような不具合が発生するパターンである場合には、第1画像輝度調整処理を実行させる。一方で、前述するような不具合が発生するパターンでない場合には、第1画像輝度調整処理を実行させず、第2画像輝度調整処理を実行することで、画像の劣化を防止することができる。
<変形例3>
上記代表の実施の形態を説明する図7のステップS2001において、ステップS2001において、制御部11は、車載ネットワークNを介して設定スイッチ303からの信号を受信し、受信した信号が設定1を示すか設定2を示すかを判断する。制御部11は、その受信信号が設定1を示すと判断する場合は、図10において第1画像輝度調整処理を実行し、その受信信号が設定2を示すと判断する場合は、図12において第2画像輝度調整処理を実行すると説明したが、制御部11は、AGC部12から受信した画像Z1〜画像Z4の平均輝度のうち、上限値を超える平均輝度があり、かつ、下限値を超える平均輝度があるという条件を満たす場合は、第1フラグをオンにして、図10における第1画像輝度調整処理を実行し、その条件を満たさない場合は、第2フラグをオンにして図12における第2画像輝度調整処理を実行するようにしても良い。
なお、上限値及び下限値は前述するような不具合が発生するような画像の組み合わせになる場合を判定する値を予め設定している。
つまり、第1撮像部200〜第4撮像部203が夫々撮像した画像の組み合わせが、前述するような不具合が発生するパターンである場合には、第1画像輝度調整処理を実行させる。一方で、前述するような不具合が発生するパターンでない場合には、第1画像輝度調整処理を実行させず、第2画像輝度調整処理を実行することで、画像の劣化を防止することができる。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
更に、各実施例の制御を説明するフローチャート図における各処理は、便宜上一の系列で示しているが、細分化された各処理を各制御部がマルチタスク制御機能により並列に処理するものであっても良い。
S1 車両周辺画像表示システム
S2 画像処理システム
10 制御装置
11 制御部
12 AGC部
15 画像調整部
16 有効無効制御部
17 画像輝度調整部
18 画像輝度調整部
19 画像合成部
100 車載機
101 表示操作部
102 制御部
S3 撮像システム
200 撮影部
200 撮像部
201 撮像部
202 撮像部
203 撮像部

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、複数の画像を合成する画像合成装置であって、
    夫々異なる方角へ向けて車両外側に搭載された複数の撮像手段から複数の画像を入力する入力手段と、
    入力した前記複数の画像の輝度に基づいて前記複数の画像のうちの一画像を代表の画像として決定する決定手段と、
    前記代表の画像を基準にして、他の画像の輝度を調整する第1調整手段と、
    前記代表の画像と輝度が調整された前記他の画像とを、前記車両の周辺の様子を示す一の車両周辺画像に合成する合成手段と、
    を備え
    前記複数の画像は所定数の画素から構成され、
    前記決定手段は、前記複数の画像ごとに前記画像における全画素の平均輝度を算出して最も高い平均輝度の画像を代表の画像と決定することを特徴とする画像合成装置。
  2. 請求項1に記載の画像合成装置において、
    前記決定手段は前記画像における画素が一定値以上の輝度を有する場合は、当該画素を前記平均輝度の算出に含まないことを特徴とする画像合成装置。
  3. 請求項2に記載の画像合成装置において、
    更に、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定値以上の場合に、前記第1調整手段を有効にする制御手段を備えることを特徴とする画像合成装置。
  4. 請求項3に記載の画像合成装置において、
    更に、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度を基準にして、当該平均輝度を算出した画像における画素の輝度を調整する第2調整手段を備え、
    前記制御手段は、前記複数の画像ごとに算出された前記平均輝度のうち、最も高い平均輝度と最も低い平均輝度との差が所定未満の場合に、前記第2調整手段を有効にすることを特徴とする画像合成装置。
  5. 車両に搭載され、複数の画像を合成する画像合成方法であって、
    夫々異なる方角へ向けて車両外側に搭載された複数の撮像手段から複数の画像を入力する入力工程と、
    入力した前記複数の画像の輝度に基づいて前記複数の画像のうちの一画像を代表の画像として決定する決定工程と、
    前記代表の画像を基準にして、他の画像の輝度を調整する調整工程と、
    前記代表の画像と輝度が調整された前記他の画像とを、前記車両の周辺の様子を示す一の車両周辺画像に合成する合成工程と、
    を備え、
    前記複数の画像は所定数の画素から構成され、
    前記決定手段は、前記複数の画像ごとに前記画像における全画素の平均輝度を算出して最も高い平均輝度の画像を代表の画像と決定することを特徴とする画像合成方法
JP2010017615A 2010-01-29 2010-01-29 画像合成装置、及び、画像合成方法 Active JP5464741B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010017615A JP5464741B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 画像合成装置、及び、画像合成方法
PCT/JP2011/051546 WO2011093354A1 (ja) 2010-01-29 2011-01-27 画像処理装置、および画像処理方法
US13/575,408 US9041807B2 (en) 2010-01-29 2011-01-27 Image processing device and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010017615A JP5464741B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 画像合成装置、及び、画像合成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011160019A JP2011160019A (ja) 2011-08-18
JP5464741B2 true JP5464741B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44591644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010017615A Active JP5464741B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 画像合成装置、及び、画像合成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5464741B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11082631B2 (en) 2018-04-03 2021-08-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device
US11523053B2 (en) 2018-04-03 2022-12-06 Aisin Corporation Image processing apparatus

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5865726B2 (ja) * 2012-02-20 2016-02-17 日立マクセル株式会社 映像表示装置
KR101497933B1 (ko) * 2013-08-19 2015-03-03 현대모비스(주) 클러스터링 기법을 이용한 다수 영상의 합성 시스템 및 방법
JP6600936B2 (ja) * 2014-11-06 2019-11-06 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、プログラム、及び記録媒体
KR101816449B1 (ko) 2016-10-20 2018-01-08 현대자동차주식회사 다시점 카메라의 통합 노출 제어 장치, 그를 포함한 시스템 및 그 방법
DE102018204209B4 (de) * 2017-04-03 2022-09-29 Denso Corporation Kameramodul
JP7502902B2 (ja) 2020-05-29 2024-06-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4702917B2 (ja) * 2001-03-30 2011-06-15 キヤノン株式会社 カメラ
JP3297040B1 (ja) * 2001-04-24 2002-07-02 松下電器産業株式会社 車載カメラの画像合成表示方法及びその装置
JP4855662B2 (ja) * 2003-09-16 2012-01-18 富士フイルム株式会社 カメラシステム、カメラ制御方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11082631B2 (en) 2018-04-03 2021-08-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device
US11523053B2 (en) 2018-04-03 2022-12-06 Aisin Corporation Image processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011160019A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011093354A1 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP5464741B2 (ja) 画像合成装置、及び、画像合成方法
JP5604146B2 (ja) 車載照明装置、画像処理装置、画像表示システム及び照明方法
US8780202B2 (en) Image generation apparatus
JP6077210B2 (ja) 車両用後方監視装置
US8009977B2 (en) On-vehicle lighting apparatus
JP5087051B2 (ja) 画像生成装置及び画像表示システム
US20200023772A1 (en) Apparatus and method for displaying information
US9969330B2 (en) Mirror substitute device and vehicle
JP6811106B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置および表示制御方法
US20120002052A1 (en) Obstacle detection apparatus, obstacle detection system having same, and obstacle detection method
JP5592138B2 (ja) 画像生成装置、画像表示システム及び画像生成方法
JP2008033901A (ja) 車両用画像表示システム
JP5051263B2 (ja) 車両用後方視認システム
JP6750519B2 (ja) 撮像装置、撮像表示方法および撮像表示プログラム
EP2476588A1 (en) Vehicle surrounding monitor apparatus
JP6969488B2 (ja) 画像表示装置
EP3076655B1 (en) Imaging settings changing device, imaging system, and imaging settings changing method
CN111095921A (zh) 显示控制装置
JP2017220876A (ja) 周辺監視装置
JP5413843B2 (ja) 画像処理装置、及び、画像処理方法
JP7073237B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法
US20200304752A1 (en) Method and apparatus for enhanced video display
WO2017203794A1 (ja) 撮像装置、撮像表示方法および撮像表示プログラム
JP2014021543A (ja) 車両用視界支援装置および車両用視界支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110901

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121122

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5464741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150218

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250