JP5464380B2 - 光学系、光学装置 - Google Patents
光学系、光学装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5464380B2 JP5464380B2 JP2011223413A JP2011223413A JP5464380B2 JP 5464380 B2 JP5464380 B2 JP 5464380B2 JP 2011223413 A JP2011223413 A JP 2011223413A JP 2011223413 A JP2011223413 A JP 2011223413A JP 5464380 B2 JP5464380 B2 JP 5464380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens group
- lens
- optical system
- group
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lenses (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
0.10<(−f1)/f2<2.30
1.28≦f2/f≦1.38
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離。
1.20<(−f1)/f2<2.30
0.20<f2/f<1.55
0.10<f2a/f2b<1.00
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離、
f2b:前記第2レンズ群の後群の焦点距離。
1.20<(−f1)/f2<2.50
0.20<f2/f<1.55
1.00<f2a/f<1.70
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離。
0.10<(−f1)/f2<2.50
0.20<f2/f≦1.38
n1p>1.800
ν1p>28.00
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
n1p:前記正レンズの屈折率の平均値、
ν1p:前記正レンズのアッベ数の平均値。
0.10<f2a/f2b<1.00
但し、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離、
f2b:前記第2レンズ群の後群の焦点距離。
0.10<f2a/f<1.70
但し、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離。
(−f1)/f<5.0
の比を規定するものである。本実施形態の光学系WLは、この条件式(1)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。条件式(1)の上限値を上回る条件である場合、第2レンズ群G2の屈折力が強くなり、球面収差とコマ収差の補正が困難になる。一方、条件式(1)の下限値を下回る条件である場合、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり、像面湾曲と歪曲収差の補正が困難になる。
を形成することで、ゴーストやフレアを効果的に低減させることができる。
3)を満足することで、サジタルコマフレアを良好に補正することができる。条件式(3)の上限値を上回る条件である場合、前群G2aの屈折力が弱くなり、サジタルコマ収差の補正が困難になる。また、後群G2bの屈折力が強くなり、球面収差、コマ収差の補正が困難になる。一方、条件式(3)の下限値を下回る条件である場合、前群G2aの屈折力が強くなり、球面収差の補正が困難になるとともに、バックフォーカスの確保が困難になる。
)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。条件式(5)の上限値を上回る条件である場合、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり、所定の画角を得るために第2レンズ群G2の屈折力が強くなり、球面収差とコマ収差の補正が困難になる。
ν1p>28.00 …(7)
像が形成されるか、すなわち各レンズ群の中心が揃っているかを確認する(ステップS2)。なお、本実施形態においては、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、この反射防止膜はウェットプロセスを用いて形成された層を少なくとも1層含むように構成されており、ゴーストやフレアを低減させている。
以下、本願の各実施例を添付図面に基づいて説明する。まず、本願の第1実施例について図1〜図3および表1を用いて説明する。図1は、第1実施例に係る光学系WL(WL1)のレンズ構成を示す断面図である。第1実施例に係る光学系WL1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成され、第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群G2aと、開口絞りSと、正の屈折力を有する後群G2bとから構成される。
空気換算長)を、Bfはバックフォーカス(空気換算長)をそれぞれ示す。また、[レンズ諸元]において、第1カラムNは物体側から数えたレンズ面の番号を、第2カラムRはレンズ面の曲率半径を、第3カラムDはレンズ面間隔を、第4カラムndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率を、第5カラムνdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、面番号の右に付した*は、そのレンズ面が非
球面であることを示す。また、曲率半径「0.0000」は平面を示し、空気の屈折率nd=1.00000はその記載を省略している。
したとき、次の式(8)で表される。なお、各実施例において、2次の非球面係数A2は
0であり、記載を省略している。また、[非球面データ]において、「E-n」は「×10-n」を示す。
+A4×h4+A6×h6+A8×h8+A10×h10 …(8)
[全体諸元]
f=28.70
FNO=1.85
ω=37.65
Y=21.60
TL=115.14
Bf=38.90
[レンズ諸元]
N R D nd νd
物面 ∞ ∞
1 49.1524 1.5000 1.77250 49.61
2 22.6487 6.3000
3 64.7809 3.5000 1.83481 42.73
4 150.0000 1.7000 1.51680 63.88
5 32.5000 0.1000 1.55389 38.23
6* 28.4668 15.0000
7 41.4076 4.5000 1.83481 42.73
8 -157.2545 1.4000 1.51742 52.32
9 39.7009 (d1)
10 31.9258 5.8146 1.69680 55.52
11 -152.5356 3.9000
12 0.0000 0.9989 (絞り)
13 89.3478 1.3000 1.51742 52.20
14 39.6652 5.0000
15 -26.3069 1.4000 1.78472 25.64
16 50.5684 3.5000 1.59319 67.87
17 -98.4501 0.5000
18 151.4501 3.0000 1.77250 49.62
19* -89.8749 1.1000
20 -169.6497 4.5000 1.80400 46.60
21 -29.4540 (Bf)
像面 ∞
[非球面データ]
第6面
κ=1.0000,A4=-4.67675E-06,A6=-7.54681E-09,A8=-1.54602E-11,A10=-1.83890E-14
第19面
κ=1.0000,A4=1.47607E-05,A6=-2.02245E-10,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
D0= ∞ 200.0000
d1= 11.2300 6.3103
次に、本願の第2実施例について図4〜図5および表2を用いて説明する。図4は、第2実施例に係る光学系WL(WL2)のレンズ構成を示す断面図である。第2実施例に係
る光学系WL2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成され、第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群G2aと、開口絞りSと、正の屈折力を有する後群G2bとから構成される。
[全体諸元]
f=31.02
FNO=1.85
ω=35.53
Y=21.60
TL=112.35
Bf=41.12
[レンズ諸元]
N R D nd νd
物面 ∞ ∞
1 51.3500 1.5000 1.69679 55.52
2 25.2423 4.9661
3 68.6565 1.5000 1.51680 64.11
4 28.1354 0.1000 1.52050 50.97
5* 26.2816 11.5436
6 40.1060 3.7730 1.83480 42.72
7 245.2122 1.3000 1.51822 58.94
8 55.0388 (d1)
9 35.8474 5.4498 1.75499 52.31
10 -90.5185 0.2911
11 -1293.1200 1.3203 1.51742 52.31
12 59.5863 2.7402
13 0.0000 (d2) (絞り)
14 -21.2472 1.4020 1.78472 25.68
15 62.9942 3.1710 1.72915 54.66
16* -81.0024 2.1794
17 -55.3719 3.3993 1.59319 67.90
18 -29.4567 0.1000
19 -608.4131 5.2751 1.80400 46.58
20 -29.8770 (Bf)
像面 ∞
[非球面データ]
第5面
κ=1.0000,A4=-3.12860E-06,A6=-6.82480E-09,A8=9.01370E-12,A10=-1.54600E-14
第16面
κ=1.0000,A4=1.80620E-05,A6=-5.80110E-09,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
D0= ∞ 200.0000
d1= 10.2521 4.3259
d2= 10.9700 10.7329
次に、本願の第3実施例について図6〜図7および表3を用いて説明する。図6は、第3実施例に係る光学系WL(WL3)のレンズ構成を示す断面図である。第3実施例に係る光学系WL3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成され、第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群G2aと、開口絞りSと、正の屈折力を有する後群G2bとから構成される。
向けた第4の負メニスカスレンズL22と、両凹形状の負レンズL23と両凸形状の第2の正レンズL24との接合によりなる接合負レンズと、両凸形状の第3の正レンズL25とから構成される。第2レンズ群G2の後群G2bにおいて、第2の正レンズL24における像面I側のレンズ面が非球面となっている。また、第4の負メニスカスレンズL22における物体側のレンズ面(面番号12)に、後述する反射防止膜が形成されている。
[全体諸元]
f=28.70
FNO=1.85
ω=37.68
Y=21.60
TL=115.35
Bf=38.90
[レンズ諸元]
N R D nd νd
物面 ∞ ∞
1 47.3292 1.5000 1.72915 54.66
2 22.8109 5.5771
3 35.4413 1.5000 1.51680 64.11
4 23.4810 0.2000 1.52050 50.97
5* 21.5311 17.0000
6 37.4414 3.3161 1.81600 46.62
7 104.2195 1.3000 1.51822 58.94
8 40.6864 (d1)
9 35.8877 5.2516 1.69679 55.52
10 -232.6661 5.9928
11 0.0000 5.0287 (絞り)
12 31.9060 1.3000 1.75519 27.51
13 27.2893 5.6256
14 -25.1103 1.4000 1.78472 25.68
15 30.2467 5.0249 1.80332 41.71
16* -69.5995 0.1000
17 160.9651 5.4531 1.80610 40.94
18 -31.3476 (Bf)
像面 ∞
[非球面データ]
第5面
κ=1.0000,A4=-5.69480E-06,A6=-3.25880E-08,A8=6.98270E-11,A10=-2.50300E-13
第16面
κ=1.0000,A4=1.27800E-05,A6=8.55920E-09,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
D0= ∞ 200.0000
d1= 10.8827 4.8932
次に、本願の第4実施例について図8〜図9および表4を用いて説明する。図8は、第4実施例に係る光学系WL(WL4)のレンズ構成を示す断面図である。第4実施例に係る光学系WL4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成され、第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群G2aと、開口絞りSと、正の屈折力を有する後群G2bとから構成される。
[全体諸元]
f=31.00
FNO=1.84
ω=35.45
Y=21.60
TL=111.05
Bf=40.08
[レンズ諸元]
N R D nd νd
物面 ∞ ∞
1 54.8755 1.5000 1.77250 49.61
2 24.3470 6.4422
3 46.8800 1.5000 1.77250 49.61
4 30.0000 0.1000 1.52050 50.97
5* 28.1565 10.0000
6 39.4043 6.0000 1.83481 42.76
7 799.7751 1.3000 1.51823 58.82
8 50.6325 (d1)
9 34.7711 5.7076 1.80400 46.58
10 -127.3217 4.2607
11 0.0000 1.8217 (絞り)
12 311.4924 1.2000 1.58144 40.98
13 50.7052 5.0000
14 -23.2205 1.4000 1.78472 25.64
15 45.6877 4.0000 1.59319 67.90
16 -102.0531 0.5000
17 224.5463 3.3243 1.77250 49.62
18* -72.9478 1.1000
19 -271.1411 4.5000 1.80400 46.60
20 -28.5408 (Bf)
像面 ∞
[非球面データ]
第5面
κ=1.0000,A4=-3.78292E-06,A6=-3.64587E-09,A8=-1.01198E-11,A10=3.37967E-15
第18面
κ=1.0000,A4=1.43983E-05,A6=6.14666E-11,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
D0= ∞ 200.0000
d1= 11.3148 4.5052
第1実施例 第2実施例 第3実施例 第4実施例
条件式(1) 2.03 1.90 1.52 1.79
条件式(2) 1.37 1.33 1.38 1.28
条件式(3) 0.43 0.87 0.66 0.38
条件式(4) 1.33 1.56 1.57 1.11
条件式(5) 2.78 2.53 2.10 2.29
条件式(6) 1.83481 1.83481 1.81600 1.83481
条件式(7) 42.76 42.76 46.62 42.76
シリカの混合物をMgF2+SiO2とそれぞれ表している。
物質 屈折率 光学膜厚 光学膜厚 光学膜厚
媒質 空気 1
第7層 MgF2+SiO2 1.26 0.268λ 0.271λ 0.269λ
第6層 ZrO2+TiO2 2.12 0.057λ 0.054λ 0.059λ
第5層 Al2O3 1.65 0.171λ 0.178λ 0.162λ
第4層 ZrO2+TiO2 2.12 0.127λ 0.13λ 0.158λ
第3層 Al2O3 1.65 0.122λ 0.107λ 0.08λ
第2層 ZrO2+TiO2 2.12 0.059λ 0.075λ 0.105λ
第1層 Al2O3 1.65 0.257λ 0.03λ 0.03λ
基板の屈折率 1.62 1.74 1.85
物質 屈折率 光学膜厚 光学膜厚
媒質 空気 1
第5層 MgF2+SiO2 1.26 0.275λ 0.269λ
第4層 ZrO2+TiO2 2.12 0.045λ 0.043λ
第3層 Al2O3 1.65 0.212λ 0.217λ
第2層 ZrO2+TiO2 2.12 0.077λ 0.066λ
第1層 Al2O3 1.65 0.288λ 0.290λ
基板の屈折率 1.46 1.52
物質 屈折率 光学膜厚
媒質 空気 1
第7層 MgF2 1.39 0.243λ
第6層 ZrO2+TiO2 2.12 0.119λ
第5層 Al2O3 1.65 0.057λ
第4層 ZrO2+TiO2 2.12 0.220λ
第3層 Al2O3 1.65 0.064λ
第2層 ZrO2+TiO2 2.12 0.057λ
第1層 Al2O3 1.65 0.193λ
基板の屈折率 1.52
これにより、各レンズ面(第14面および第19面)からの反射光を少なくでき、ゴーストやフレアを低減させることができる。
または、光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレによって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第2レンズ群の後群の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
WL 光学系
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
G2a 前群 G2b 後群
S 開口絞り I 像面
101 反射防止膜
101a 第1層 101b 第2層
101c 第3層 101d 第4層
101e 第5層 101f 第6層
101g 第7層
102 光学部材
Claims (20)
- 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる光学系であって、
無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、
前記反射防止膜は多層膜であり、そのうち少なくとも1層がウェットプロセスを用いて形成された層で構成され、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率が1.30以下であり、
以下の条件式をそれぞれ満足することを特徴とする光学系。
0.10<(−f1)/f2<2.30
1.28≦f2/f≦1.38
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離。 - 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる光学系であって、
無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、
前記反射防止膜は多層膜であり、そのうち少なくとも1層がウェットプロセスを用いて形成された層で構成され、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率が1.30以下であり、
前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
以下の条件式をそれぞれ満足することを特徴とする光学系。
1.20<(−f1)/f2<2.30
0.20<f2/f<1.55
0.10<f2a/f2b<1.00
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離、
f2b:前記第2レンズ群の後群の焦点距離。 - 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる光学系であって、
無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、
前記反射防止膜は多層膜であり、そのうち少なくとも1層がウェットプロセスを用いて形成された層で構成され、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率が1.30以下であり、
前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
以下の条件式をそれぞれ満足することを特徴とする光学系。
1.20<(−f1)/f2<2.50
0.20<f2/f<1.55
1.00<f2a/f<1.70
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離。 - 光軸に沿って物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる光学系であって、
無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群における光学面のうち少なくとも1面に反射防止膜が設けられ、
前記反射防止膜は多層膜であり、そのうち少なくとも1層がウェットプロセスを用いて形成された層で構成され、
前記ウェットプロセスを用いて形成された層の屈折率が1.30以下であり、
前記第1レンズ群は正レンズを有し、
以下の条件式をそれぞれ満足することを特徴とする光学系。
0.10<(−f1)/f2<2.50
0.20<f2/f≦1.38
n1p>1.800
ν1p>28.00
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
f:無限遠合焦状態での前記光学系の焦点距離、
n1p:前記正レンズの屈折率の平均値、
ν1p:前記正レンズのアッベ数の平均値。 - 前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3又は4のいずれか一項に記載の光学系。
0.10<f2a/f2b<1.00
但し、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離、
f2b:前記第2レンズ群の後群の焦点距離。 - 前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
0.10<f2a/f<1.70
但し、
f2a:前記第2レンズ群の前群の焦点距離。 - 前記ウェットプロセスを用いて形成された層は、前記多層膜を構成する層のうち最も表面側の層であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群に絞りが配置されており、
前記絞りから見て凹形状の前記光学面に、前記反射防止膜が設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の光学系。 - 前記絞りから見て凹形状の前記光学面は、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群内のレンズにおける物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項8に記載の光学系。
- 前記絞りから見て凹形状の前記光学面は、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群内のレンズにおける像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項8に記載の光学系。
- 像面から見て凹形状の前記光学面に、前記反射防止膜が設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記像面から見て凹形状の前記光学面は、前記第2レンズ群内のレンズにおける物体側のレンズ面であることを特徴とする請求項11に記載の光学系。
- 前記像面から見て凹形状の前記光学面は、前記第2レンズ群内のレンズにおける像面側のレンズ面であることを特徴とする請求項11に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
前記第2レンズ群の後群は、少なくとも1つの非球面レンズを有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の光学系。 - 前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
前記第2レンズ群の後群は、光軸に沿って像側から順に並んだ2つの正レンズを有することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の光学系。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の光学系。
(−f1)/f<5.0 - 前記第1レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ2つの負レンズを有することを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第1レンズ群は、少なくとも1つの非球面レンズを有することを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群は、前記第2レンズ群に配置された絞りよりも物体側に位置する前群と、前記絞りよりも像側に位置する後群とからなり、
無限遠物体から有限距離物体への合焦の際、前記第2レンズ群の前群と後群が一体となって光軸に沿って移動することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の光学系。 - 物体の像を所定の面上に結像させる光学系を備えた光学装置であって、
前記光学系が請求項1から19のいずれか一項に記載の光学系であることを特徴とする光学装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011223413A JP5464380B2 (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | 光学系、光学装置 |
US13/299,524 US8717686B2 (en) | 2010-11-22 | 2011-11-18 | Optical system, optical apparatus and optical system manufacturing method |
CN201110373437.6A CN102540412B (zh) | 2010-11-22 | 2011-11-22 | 光学***、光学设备和光学***制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011223413A JP5464380B2 (ja) | 2011-10-07 | 2011-10-07 | 光学系、光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013083781A JP2013083781A (ja) | 2013-05-09 |
JP5464380B2 true JP5464380B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=48529031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011223413A Active JP5464380B2 (ja) | 2010-11-22 | 2011-10-07 | 光学系、光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5464380B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6383214B2 (ja) * | 2014-08-05 | 2018-08-29 | オリンパス株式会社 | 結像光学系及びそれを備えた光学装置 |
CN115951484B (zh) * | 2023-03-15 | 2023-06-27 | 江西联创电子有限公司 | 光学镜头 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59216114A (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-06 | Canon Inc | レトロフオ−カス型広角レンズ |
JPH0450910A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-19 | Canon Inc | 広角レンズ |
JP2004245967A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-02 | Tochigi Nikon Corp | レトロフォーカス型レンズ |
JP5311200B2 (ja) * | 2008-10-23 | 2013-10-09 | 株式会社ニコン | 広角レンズ、光学装置 |
JP5564959B2 (ja) * | 2010-01-22 | 2014-08-06 | 株式会社ニコン | 広角レンズ、撮像装置、広角レンズの製造方法 |
-
2011
- 2011-10-07 JP JP2011223413A patent/JP5464380B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013083781A (ja) | 2013-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5429244B2 (ja) | 光学系、光学装置 | |
JP5564959B2 (ja) | 広角レンズ、撮像装置、広角レンズの製造方法 | |
US9030755B2 (en) | Zoom lens system, optical apparatus, and method for manufacturing zoom lens system | |
JP5422895B2 (ja) | レンズ系及びこれを有する光学装置 | |
WO2016117651A1 (ja) | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 | |
JP5403411B2 (ja) | コンバータレンズ及びこれを有する光学装置 | |
JP5853715B2 (ja) | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 | |
WO2016117652A1 (ja) | 光学系、この光学系を有する光学機器、及び、光学系の製造方法 | |
JP2009198855A (ja) | 広角レンズ及びこれを有する撮像装置 | |
JP6531402B2 (ja) | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 | |
JP2013109025A (ja) | 撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法 | |
JP5440560B2 (ja) | 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法 | |
JP5712749B2 (ja) | ズームレンズ、撮像装置、ズームレンズの製造方法 | |
JP5440810B2 (ja) | 光学系、光学装置 | |
JP5464379B2 (ja) | 光学系、光学装置 | |
JP5333406B2 (ja) | 撮影レンズ、光学機器、撮影レンズの製造方法 | |
JP5621562B2 (ja) | 撮影レンズ、この撮影レンズを備える光学機器 | |
JP5633287B2 (ja) | 広角レンズ、撮像装置、広角レンズの製造方法 | |
JP2015084037A (ja) | 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法 | |
JP5464380B2 (ja) | 光学系、光学装置 | |
JP5895745B2 (ja) | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 | |
JP2015212822A (ja) | 光学系、該光学系を備えた撮像装置、光学系の製造方法 | |
JP5861281B2 (ja) | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 | |
JP2015084038A (ja) | 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法 | |
JP2012220804A (ja) | レンズ系、光学機器及びレンズ系の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5464380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |