JP5459569B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示制御装置及び表示制御方法に関し、詳しくは、プロジェクタ等の外部モニタと組み合わせて使用される表示制御装置及び表示制御方法に関する。
プロジェクタ等の外部モニタは、例えば、パーソナルコンピュータの画面を拡大表示して、多くの人に見せるために用いられる。このようなモニタ装置は、1台のパーソナルコンピュータと一対一で使用されるのが一般的であるが、例えば、会議の出席者が持参した複数台のパーソナルコンピュータの画面を切り換えながら、1台の外部モニタで拡大表示することも行われている。
かかる一対多の使用状況においては、しばしば、画面の切り換え時に明るさが急に変化することがある。例えば、あるパーソナルコンピュータが黒背景の白文字画面を出力し、その画面に引き続き、他のパーソナルコンピュータが白背景の黒文字画面を出力した場合などである。このような場合、画面の急激な明るさの変化により、外部モニタを見ている人が一瞬の眩しさを感じて幻惑されてしまい、切り換え直後の画像情報(白背景中の黒文字)が読み取りにくくなるという不都合がある。
図8は、一瞬の幻惑を感じさせる画面変化の一例を示す図である。この図において、第一の画面1は黒背景に白文字の画面であり、その第一の画面1に引き続いて表示される第二の画面2は、上記とは逆に白背景に黒文字の画面である。なお、画面内の文字列(××△△・・・・)は便宜例である。
プロジェクタ等の外部モニタの表示情報は、紙等の印刷物と違い、発光情報であるため、人の目は、黒色(つまり最低輝度)よりも白色(つまり最大輝度)に大きな刺激を受ける。人の目の瞳孔は眩しさを感じると小さくなり、網膜に取り込む光の量を減少させて幻惑を防止する機能を有しているが、それでも一瞬の眩しさからは逃れられない。
そこで、画面の明るさを自動制御する第1の従来技術として、例えば、特許文献1に記載されているものが知られており、この第1の従来技術では、使用環境の明るさに応じて液晶のバックライトの明るさを制御している。
また、画面の明るさを自動制御する第2の従来技術として、例えば、特許文献2に記載されているものも知られており、この第2の従来技術では、表示画像の平均輝度を算出し、輝度が低い場合にはコントラスト及び明るさに関連する増幅度を高め、輝度が高い場合には増幅度を低くしている。
特開2002−156949号公報 特開2003−283954号公報
しかしながら、上記の第一の従来技術は、使用環境の明るさ(例えば、室内照明の明るさ)に応じて画面の明るさを制御するものであるから、前記(図8)のような第一の画面1と第二の画面2の切り換えに対応できない。室内照明が明るい場合には第一の画面1と第二の画面2の双方を暗くし、一方、室内照明が暗い場合には第一の画面1と第二の画面2の双方を明るくすることしかできないからである。
また、上記の第二の従来技術は、輝度が低い場合にはコントラスト及び明るさに関連する増幅度を高め、輝度が高い場合には増幅度を低くするというものであり、これを、前記(図8)のような第一の画面1と第二の画面2の切り換えに適用すると、第一の画面1の輝度が高くなり、一方、第二の画面2の輝度が低くなるので、二つの画面の急激な明るさの変化を緩和して、一瞬の幻惑を回避できるように思えるが、この第二の従来技術の思想は、文献中の段落番号「0003」や「0004」に記載されているように、「意図した画像より暗くなる」こと、及び、「暗い画像ではあまりにも暗くディスプレイされ、明るい画像ではあまりにも明るくディスプレイされる」ことに着目し、それらの不都合、すなわち、画像の再現性悪化の回避のみを意図した技術であって、黒背景の白文字画面(第一の画面1)から白背景の黒文字画面(第二の画面2)への切り換えに際し、一瞬の幻惑を積極的に防止しようとする思想までは含んでいない。
そこで、本発明は、黒背景の白文字画面(第一の画面1)から白背景の黒文字画面(第二の画面2)への切り換えに際し、一瞬の幻惑を積極的に防止して、切り換え後の画像情報を見やすく改良した表示制御装置及び表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の端末から複数の画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得され、前記複数の端末のうちの一の端末から取り込んだ画像データに基づく変更前画像が、前記画像取得手段により取得され、前記複数の端末のうちの二の端末から取り込んだ画像データに基づく変更後画像に切替ることを検知する検知手段と、前記検知手段によって画像の切替りが検知されたときに前記変更前画像と前記変更後画像との輝度差が所定値を越え且つ前記変更前画像に対して前記変更後画像の輝度値が高いか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記変更後画像の明るさを低下方向に補正し、前記判定手段の判定結果が肯定から否定へと変化した場合に前記変更後画像の明るさを補正前の初期値に戻す補正手段と、を備え、前記補正手段は、前記判定手段の判定結果が肯定で前記変更後画像の明るさを低下方向に補正した後、所定時間経過後に前記変更後画像の明るさを前記初期値に戻すことを特徴とするものである。
本発明では、スクリーン等に投影される投影画像の変更が検知されると、変更前画像と変更後画像の輝度差が所定値を越え且つ変更前画像に対して変更後画像の輝度値が高いか否かが判定される。そして、その判定結果が肯定の場合、すなわち、変更前画像と変更後画像の輝度差が所定値を越えている場合で、且つ、変更前画像に対して変更後画像の輝度値が高い場合には、前記変更後画像の明るさが低下方向に補正される。
したがって、例えば、黒背景の白文字画面(第一の画面1)から白背景の黒文字画面(第二の画面2)への切り換えに際し、変更後画像(第二の画面2)の明るさが低下方向に補正されるため、一瞬の幻惑を積極的に防止して、切り換え後の画像情報を見やすく改良した表示制御装置及び表示制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、プロジェクタへの適用を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。この図において、スクリーン3の近くのテーブル4の上には、端末としてのn台(ここでは便宜的にn=4)のパーソナルコンピュータPC1〜PCnと、外部モニタとしての1台のプロジェクタ5と、それらの端末及び外部モニタ間のデータ送受信を中継する、たとえば、無線LANアクセスポイント6とが載置されている。なお、図示のユーザU1はパーソナルコンピュータPC1の操作者、ユーザU2はパーソナルコンピュータPC2の操作者、ユーザUnはパーソナルコンピュータPCnの操作者である。
各々のパーソナルコンピュータPCi(iは1〜n:以下同様とする)には、ウィンドウオブジェクトを表示できるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)対応の汎用OS(たとえば、Windows:登録商標)と、そのOS上で動作する様々なアプリケーションプログラムとが実装されており、プロジェクタ5は、各々のパーソナルコンピュータPCiから適宜に出力される表示画像データ(最大でn個の表示画像データ)を、無線LANアクセスポイント6を経由して取り込み、それらのn個の表示画像データを入力順又は任意の指定順に切り換えながらスクリーン3の上に投影表示する。
各々のパーソナルコンピュータPCiとプロジェクタ5には、それぞれ無線LANカードが実装されており、それらの無線LANカードと無線LANアクセスポイント6との間で、たとえば、国際標準(IEEE802.11aまたはg/b)規格の無線通信を行い、相互にデジタルパケットデータのやり取りを行うことができるようになっている。なお、無線LANカードの“カード”に特段の意味はない。無線LANアクセスポイント6と対で動作する無線LAN用のデバイスであればよく、たとえば、パーソナルコンピュータPCiに内蔵されるタイプのもの、取り外し可能な形で実装あるいはケーブル接続されるタイプのもの、あるいはその他のタイプのデバイスであっても構わない。以下、無線LANカードという場合には同様とする。
図2は、パーソナルコンピュータPCiの簡略ブロック図である。この図において、パーソナルコンピュータPCiは、CPU7、RAM8、ディスクコントローラ9、ディスク装置10、ディスプレイコントローラ11、ディスプレイ装置12、キーボードコントローラ13、キーボード装置14、ポインティングデバイス装置15、無線LANカードを含む通信制御装置16、メインバス17、バスインターフェース18および内部バス19などを有する。
パーソナルコンピュータPCiは、ディスク装置10にあらかじめ格納されている通信プログラムをRAM8にロードしてCPU7で実行することにより、通信制御装置16を介して、無線LANアクセスポイント6にアクセスできるようになっている。
さらに、パーソナルコンピュータPCiは、同じくディスク装置10にあらかじめ格納されているプレゼンテーション用プログラムやワープロ用プログラムまたは表計算用プログラムあるいはその他の応用プログラムをRAM8にロードしてCPU7で実行することにより、ディスプレイ装置12の画面上に、それらのプログラムの実行画面(ウィンドウオブジェクト)を表示できるようになっていおり、さらに、パーソナルコンピュータPCiは、ディスプレイ装置12の表示画像データを無線LANアクセスポイント6を経由してプロジェクタ5に出力できるようになっている。
図3は、プロジェクタ5の内部ブロック図である。プロジェクタ5は、無線LANカードを含む通信制御装置20、スピーカ21、音声処理部22、表示駆動部23、本体操作表示部24(平面表示デバイス24a、タッチパネル24b)、操作部25、バッファメモリ26、CPU27aやROM27b及びRAM27cを含む中央制御部27、入出力コネクタ28、入出力I/F29、画像変換部30、ビデオRAM31(少なくともR画像プレーン31a、G画像プレーン31b及びB画像プレーン31cを含む)、投影エンコーダ32、投影駆動部33、リフレクタ34、光源35、光源駆動部35a、カラーホイール36、カラーホイール駆動用モータ37、カラーホイール回転角センサ38、DMD39、投影レンズ40、フォーカス/ズーム駆動用モータ41、冷却ファン42、冷却ファン駆動用モータ43などのブロックを含む。
中央制御部27は、あらかじめROM27bに書き込まれている制御プログラムをRAM27cにロードして、そのプログラムをCPU27aで実行することにより、たとえば、表示駆動部23を介して本体操作表示部24の平面表示デバイス24aに所要の操作ボタン類をグラフィカル表示する。図1のユーザU1〜Unのいずれかによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル24bで検出され、中央制御部27は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した制御モード(たとえば、フォーカスやズーム等の投影条件設定モード)を実行する。
また、中央制御部27は、表示駆動部23を介して本体操作表示部24の平面表示デバイス24aに、入力画像の解像度や音声の有無等の設定に必要な操作ボタン類をグラフィカル表示する他、さらに、画像入力の経路選択、すなわち、入力コネクタ部20を経由して画像を取り込むワイヤード入力か、あるいは、通信制御装置20を経由して画像を取り込むワイヤレス入力(無線LAN入力)かの選択に必要な操作ボタン類をグラフィカル表示する。ユーザによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル24bで検出され、中央制御部27は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した入力モード設定動作を実行する。
たとえば、無線LANによるワイヤレス入力の場合は、通信制御装置20をコントロールし、無線LANアクセスポイント6を経由して入力されるパーソナルコンピュータPCiからの各入力画像と音声とを順次に取り込み、それらの入力画像をバッファメモリ26に格納すると共に、入力音声を音声処理部22に転送する。
音声処理部22は、入力音声を増幅してスピーカ21で拡声出力する。また、画像変換部30は、バッファメモリ26に格納されている各パーソナルコンピュータPCiからの入力画像信号のサイズ調整と表示位置調整を行い、それらの調整後の画像信号を投影エンコーダ32に転送する。
投影エンコーダ32は、送られてきた画像信号をビデオRAM31に展開記憶(R画像信号→R画像プレーン31a、G画像信号→G画像プレーン31b、B画像信号→B画像プレーン31c)させた上で、このビデオRAM31の各プレーンの記憶内容を、R画像信号、G画像信号及びB画像信号の順に読み出す。
投影駆動部33は、それらのR画像信号、G画像信号及びB画像信号から構成される、たとえば、30フレーム/秒のフレーム画面でDMD39を駆動する。
DMD39(Digital Micro-mirror Device)は、微小な可動ミラーを多数個平面上に敷き詰めた半導体集積光スイッチである。可動ミラーの大きさは、たとえば、十数μm角であり、ミラーのオンとオフの状態で±10度程度傾斜が変化するように支柱に取り付けられている。ミラーの直下にはメモリー素子が形成されており、このメモリー素子の正電界作用によってミラーのオンとオフの状態を切り換える。DMD39の反射光量は、ミラーをオンにしたときに最大(白階調)、オフにしたときに最小(黒階調)となるが、各ミラーのスイッチングスピード(オンとオフの切り換えスピード)を毎秒50万回以上にすることもできるため、各ミラーのスイッチングレシオを変えることにより、DMD39の反射光量を中間階調(グレースケール)にすることもできる。
このようなDMD39に対して、リフレクタ34内に配置された超高圧水銀灯等の光源35から高輝度の白色のスポット光Paを照射すると、その反射光Pbは、DMD39の各ミラーのオンオフ及びそのスイッチングレシオに対応して画素ごとに光変調(画像信号の内容で画素単位に光変調)されたものとなり、この反射光Pbを投影レンズ40を介してスクリーン3に投射することによって、そのスクリーン3に画像信号の拡大映像を投影することができる。
但し、図示の例では、DMD39の数は1個であり、また、光源35から照射されたスポット光Paは「白色光」であるから、この場合、スクリーン上にはモノクロの映像しか投影できない。そこで、実際には、光源35の前面にカラーホイール36を配置して、このカラーホイール36をカラーホイール駆動用モータ37で回転駆動するようにし、且つ、ビデオRAM31に画像信号を展開記憶する際に、光の三原色(RGB)ごとのビデオ信号成分(R画像信号、G画像信号、B画像信号)に分けて展開記憶するようにしている。
次に、作用を説明する。
図4は、プロジェクタ5の中央制御部27で実行される制御プログラムの要部のフローチャートを示す図である。この図において、まず、中央制御部27は、光源駆動部35aをコントロールして光源35の明るさを初期値にセットする(ステップS1)。光源35の明るさの初期値とは、既定の明るさ、又は、ユーザによって任意に指定された明るさ、若しくは、プロジェクタ5の使用環境光量に対応して適切に設定された明るさのことをいう。
光源35の明るさを初期値にセットすると、次に、中央制御部27は、投影画像、すなわち、ビデオRAM31への展開画像の変更を判断する(ステップS2)。投影画像の変更がない場合は、そのままステップS1に復帰し、一方、投影画像の変更があった場合には、変更前画像と変更後画像の輝度差ΔFを算出し(ステップS3)、その輝度差ΔFが所定値SL以上であるか否かを判定する(ステップS4)。
ここで、所定値SLは、変更前画像と変更後画像の輝度差ΔFが正方向を示している場合、すなわち、変更前画像が暗く、変更後画像が明るい、「暗→明」の変化を示している場合に、その暗から明への変化に伴って一瞬の幻惑を感じさせるかどうかを判断するためのしきい値である。具体的には、図8の例のような、第一の画面1(暗画像)から第二の画面2(明画像)への変化を識別するためのしきい値であり、例えば、第一の画面1の平均輝度値をFa、第二の画面2の平均輝度値をFbとしたとき、所定値SLはFaとFbの差よりも若干大きい値に設定される。
輝度差ΔFが所定値SL以上でない場合は、画像の変更に伴って一瞬の幻惑を感じさせないと判断し、そのままステップS1に復帰する一方、輝度差ΔFが所定値SL以上である場合は、画像の変更に伴って一瞬の幻惑を感じさせる可能性があると判断し、この場合は、次に、輝度の変化方向を判定する(ステップS5)。
輝度の変化方向とは、変更前画像が暗く、変更後画像が明るい「暗→明」の変化、及び、変更前画像が明るく、変更後画像が暗い「明→暗」の変化のことをいう。「暗→明」の変化の場合は、画像の変更に伴って一瞬の幻惑を感じさせる可能性があり、その逆に、「明→暗」の変化の場合は、画像の変更に伴って一瞬の幻惑を感じさせる可能性がない。
本実施形態のポイントは、「暗→明」の変化が判定された場合に光源35の明るさを下げ(ステップS6)、「明→暗」の変化が判定された場合に光源35の明るさを初期値に戻す(ステップS7)ことにある。
このようにすると、例えば、図8の第一の画面1(暗画像)→第二の画面2(明画像)→第一の画面1(暗画像)の順番で投影画像の切換が行われた場合、すなわち、暗画像→明画像→暗画像の順番で投影画像の切換が行われた場合には、まず、1番目の暗画像は光源35の初期値の明るさでスクリーン3に投影され、続く2番目の明画像は光源35の初期値から下げられた明るさでスクリーン3に投影され、最後の3番目の暗画像は光源35の元の明るさ(初期値の明るさ)でスクリーン3に投影されることになる。
したがって、とりわけ一瞬の幻惑の可能性がある1番目の暗画像から2番目の明画像への切り換えに際して、光源35の明るさが初期値から引き下げられるので、2番目の明画像の表示輝度を低減し、幻惑の可能性を回避することができ、2番目の明画像に含まれる文字情報等の可読性を改善することができる。
図5は、本実施形態の作用説明図であり、上記の1番目の暗画像から2番目の明画像への切り換えの様子を示す図である。この図において、第一の画面1(暗画像)を投影しているときの光源35の明るさは初期値であるが、それに続く第二の画面2(明画像)を投影する際の光源35の明るさは、初期値から引き下げられて暗くなる。このため、その第二の画面2のハイライト部分である白背景部分の輝度が光源35の明るさに対応して低下し、その結果、やや灰色がかった背景色(図ではハッチングで示している)となって、人の目に優しく映り、第二の画面2に含まれる文字情報等を読みやすくすることができるのである。
なお、以上の実施形態では、変更前画像と変更後画像の輝度差ΔFが所定値SL以上のときに、その輝度の変化方向に応じて、光源35の明るさを変化させているが、発明の思想はこれに限定されない。要は、画像の変更に伴って一瞬の幻惑を感じさせる可能性がある場合に、その可能性を排除し得る仕組みになっていればよく、例えば、以下のようにしてもよい。
図6は、第一の変形例を示す図である。この変形例では、光源35の明るさを初期値のまま変えずに、その代わり、画像のガンマ特性を切り換えるようにしている。ガンマ特性とは、画像の輝度レベル(黒←→白)の入出力関係を表す特性のことである。ガンマ特性が“1”の場合は入出力が一対一の線形な関係となり、ガンマ特性が“1”未満の負の場合又は“1”を越える正の場合は、入出力が非線形な関係となる。
この第一の変形例においては、二つのガンマ補正特性(明画像用ガンマ補正特性と暗画像用ガンマ補正特性)を用意する。そして、輝度の変化方向が「暗→明」の場合には、明画像用ガンマ補正特性を使用して変更後画像のガンマ特性を補正し(ステップS6a)、一方、輝度の変化方向が「明→暗」の場合には、暗画像用ガンマ補正特性を使用して変更後画像のガンマ特性を補正する(ステップS7a)。
明画像用ガンマ補正特性は、図中の白抜き矢印アで示すように、画像の白レベル側の出力感度を低くしたものであり、暗画像用ガンマ補正特性は、図中の白抜き矢印イで示すように、画像の白レベル側の出力感度を元に戻したものである。
なお、ここでは、暗画像用ガンマ補正特性を線形な特性とし、明画像用ガンマ補正特性を下側に湾曲させた特性としているが、これは一例である。例えば、明画像用ガンマ補正特性をS字特性やその他の非線形特性としてもよい。重要な点は、明画像用ガンマ補正特性に対して暗画像用ガンマ補正特性の“白レベル側”の出力感度を低くすることにある。
このようにしても、第一の画面1(暗画像)から第二の画面2(明画像)に切り替わって一瞬の幻惑を感じさせる可能性がある場合には、明画像用ガンマ補正特性を使用することによって、変更後画像の白レベル側の出力感度が低下させられるため、前記の実施形態と同様に、第二の画面2のハイライト部分である白背景部分の輝度が低下し、その結果、やや灰色がかった背景色(図5のハッチング参照)となって、やはり、人の目に優しく映るようになり、第二の画面2に含まれる文字情報等を読みやすくすることができる。
図7は、第二の変形例を示す図である。この変形例では、光源35の明るさを初期値のまま変えずに、その代わり、画像のヒストグラムを切り換えるようにしている。ヒストグラムとは、画像を構成する各画素の輝度値分布を示すグラフのことをいう。一般にヒストグラムの横軸は輝度値、縦軸は同一輝度値の画素の出現頻度を表す。暗画像のヒストグラムは横軸の左側(暗側)にピークを持つ特性となり、明画像のヒストグラムは横軸の右側(明側)にピークを持つ特性となる。
この第二の変形例においては、二つのヒストグラム(明画像用ヒストグラムと暗画像用ヒストグラム)を用意する。そして、輝度の変化方向が「暗→明」の場合には、明画像用ヒストグラムを使用して変更後画像を補正し(ステップS6b)、一方、輝度の変化方向が「明→暗」の場合には、暗画像用ヒストグラムを使用して変更後画像を補正する(ステップS7b)。
明画像用ヒストグラムは、図中の白抜き矢印ウで示すように、画像の明側ピークを暗側に若干ずらした形になっており、暗画像用ヒストグラムは、図中の白抜き矢印エで示すように、画像の暗側ピークを明側に若干ずらした形になっている。
このようにしても、第一の画面1(暗画像)から第二の画面2(明画像)に切り替わって一瞬の幻惑を感じさせる可能性がある場合には、明画像用ヒストグラムを使用することによって、変更後画像の明側ピークが暗側に若干ずらされるため、前記の実施形態と同様に、第二の画面2のハイライト部分である白背景部分の輝度が低下し、その結果、やや灰色がかった背景色(図5のハッチング参照)となって、やはり、人の目に優しく映るようになり、第二の画面2に含まれる文字情報等を読みやすくすることができる。
なお、以上の各実施形態では、投影画像の輝度の変化方向を判定(図4、図6及び図7のステップS5参照)して、その変化方向が「暗→明」の場合に、光源35の明るさを下げたり(図4のステップS6参照)、明画像用ガンマ補正特性や明画像用ヒストグラムを用いたりし(図6及び図7のステップS6a、ステップS6b参照)、一方、その変化方向が「明→暗」の場合に、光源35の明るさを元の初期値に戻したり(図4のステップS7参照)、暗画像用ガンマ補正特性や暗画像用ヒストグラムを用いたり(図6及び図7のステップS7a、ステップS7b参照)しているが、この態様に限定されない。たとえば、投影画像の輝度の変化方向が「暗→明」に変化して、上記の所要の補正(光源35の明るさを下げる、明画像用ガンマ補正特性を用いる、又は明画像用ヒストグラムを用いる)を行った後、投影画像の「明→暗」への変化を待たずに、所定時間を経過した時点で、光源35の明るさを元の初期値(明るさ補正前の状態)に戻したりしてもよい。これは、人の目に幻惑を感じさせるのは、投影画像の輝度の変化方向が「暗→明」に変化した直後の短い時間だけであり、その時間を経過すれば、以降は人の目は明るい画像に慣れて文字等の判読に支障を来さないからである。
本実施形態のシステム構成図である。 パーソナルコンピュータPCiの簡略ブロック図である。 プロジェクタ5の内部ブロック図である。 プロジェクタ5の中央制御部27で実行される制御プログラムの要部のフローチャートを示す図である。 本実施形態の作用説明図である。 第一の変形例を示す図である。 第二の変形例を示す図である。 一瞬の幻惑を感じさせる画面変化の一例を示す図である。
符号の説明
S2 ステップ(検知工程)
S4 ステップ(判定工程)
S5 ステップ(判定工程)
S6 ステップ(補正工程)
1 第一の画面(投影画像)
2 第二の画面(投影画像)
20 プロジェクタ(表示制御装置)
27 中央制御部(検知手段、判定手段、補正手段)
35 光源
35a 光源駆動部(補正手段)

Claims (6)

  1. 複数の端末から複数の画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得され、前記複数の端末のうちの一の端末から取り込んだ画像データに基づく変更前画像が、前記画像取得手段により取得され、前記複数の端末のうちの二の端末から取り込んだ画像データに基づく変更後画像に切替ることを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって画像の切替りが検知されたときに前記変更前画像と前記変更後画像との輝度差が所定値を越え且つ前記変更前画像に対して前記変更後画像の輝度値が高いか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が肯定の場合に前記変更後画像の明るさを低下方向に補正し、前記判定手段の判定結果が肯定から否定へと変化した場合に前記変更後画像の明るさを補正前の初期値に戻す補正手段と
    を備え、
    前記補正手段は、前記判定手段の判定結果が肯定で前記変更後画像の明るさを低下方向に補正した後、所定時間経過後に前記変更後画像の明るさを前記初期値に戻すことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記補正手段は、前記画像の光源の明るさを低下方向に操作することによって前記変更後画像の明るさを低下方向に補正することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 前記補正手段は、前記変更後画像のガンマ特性又はヒストグラムを操作することによって前記変更後画像の明るさを低下方向に補正することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 複数の端末から複数の画像データを取得する画像取得工程と
    前記画像取得工程により取得され、前記複数の端末のうちの一の端末から取り込んだ画像データに基づく変更前画像が、前記画像取得工程により取得され、前記複数の端末のうちの二の端末から取り込んだ画像データに基づく変更後画像に切替ることを検知する検知工程と、
    前記検知工程によって画像の切替りが検知されたときに前記変更前画像と前記変更後画像との輝度差が所定値を越え且つ前記変更前画像に対して前記変更後画像の輝度値が高いか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果が肯定の場合に前記変更後画像の明るさを低下方向に補正し、前記判定手段の判定結果が肯定から否定へと変化した場合に前記変更後画像の明るさを補正前の初期値に戻す補正工程と
    を含み、
    前記補正工程は、前記判定工程の判定結果が肯定で前記変更後画像の明るさを低下方向に補正した後、所定時間経過後に前記変更後画像の明るさを前記初期値に戻すことを特徴とする表示制御方法。
  5. 前記補正工程は、前記画像の光源の明るさを低下方向に操作することによって前記変更後画像の明るさを低下方向に補正することを特徴とする請求項記載の表示制御方法。
  6. 前記補正工程は、前記変更後画像のガンマ特性又はヒストグラムを操作することによって前記変更後画像の明るさを低下方向に補正することを特徴とする請求項記載の表示制御方法。
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