JP5458757B2 - リニアモータ及びレンズユニット - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモータ及びレンズユニットに関する。
従来、リニアモータ可動体の位置検出機構としてワイヤとロータリーエンコーダを利用した機構が知られている。当該機構は可動部である走行テーブルとレールの固定側との間に張られたワイヤとの相対的変位量をロータリーエンコーダで検出することにより位置検出を実現している(特許文献1参照)。
特開平9−222318号公報
しかしながら上記機構では、ロータリーエンコーダに加えてワイヤに所定の張力を付与するワイヤ巻取機を用いることになるので、装置が大型化してしまうという課題を有する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様におけるリニアモータは、駆動用の磁気パターンが着磁された第1領域と位置検出用の磁気パターンが着磁された第2領域とが直線状の駆動方向に沿って設けられたマグネットと、第1領域に対向して配置され、マグネットに対して駆動方向に駆動力を発生させる駆動コイルと、第2領域に対向して配置される磁気センサと、駆動コイルおよび磁気センサと、マグネットとが、駆動方向に沿って相対的に移動できるようにマグネット、駆動コイルおよび磁気センサを支持するベース部材とを備える。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様におけるレンズユニットは、上記リニアモータを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
リニアモータの全体構造を模式的に示す斜視図である。 リニアモータの構造を概略的に示す断面図である。 被駆動体を固定する固定部を概略的に示す図である。 ムービングコイル型リニアモータの構造を概略的に示す断面図である。 撮像装置の全体構造を模式的に示す概略図である。 レンズユニットの駆動部の構造を模式的に示す概略図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るリニアモータ100の全体構造を模式的に示す斜視図である。リニアモータ100は、可動子110、固定子120、ホール素子131、132、ベース部材140及び演算部150を有する。可動子110は円柱形状のマグネットであり、固定子120は円筒形状の駆動コイルを備える。
可動子110は、ベース部材140の支持部142に設けられた直動ベアリング144を介して支持されている。また固定子120もベース部材140に支持されており、可動子110の外径よりも大きな内径を有していて、固定子120の内面は可動子110から離間している。この構成により可動子110は、固定子120に沿って、その長手方向に円滑に移動することができる。以下この長手方向をX軸方向、リニアモータ100の載置面に直交する方向をZ軸方向、X軸及びZ軸に直交する方向をY軸方向として説明する。
図2は、リニアモータ100の構造を概略的に示す断面図である。可動子110は駆動用の磁気パターンが着磁された駆動用領域112、位置検出用の磁気パターンが着磁された位置検出用領域114及び中間領域116の3つの領域を有している。
中間領域116は、可動子110がベース部材140に対して移動する場合に、被駆動体を固定することのできる固定部を有している。ここで、中間領域116を着磁されない領域とすることで駆動用領域112及び位置検出用領域114それぞれの磁界が相互に与える影響を軽減することができる。なお、被駆動体の固定部を有さず単に着磁されない領域とするだけでも、当該効果を得ることができる。また、この中間領域116を設けず、駆動用領域112と位置検出用領域114が隣接する構成としてもかまわない。
続いて、リニアモータ100の駆動部及び位置検出部の構成について説明する。図2に示す通り、可動子110の駆動用領域112の磁気パターンはX軸方向に磁極が配列するように着磁されている。これに対し位置検出用領域114の磁気パターンは、位置検出に適した向きである、X軸方向に直交する方向に磁極が配列するように着磁されている。
固定子120の駆動コイル122はU相、V相及びW相を構成するコイル列であり、X軸方向に沿って配列されている。各コイルのX軸方向の幅は同じであり、ここでは可動子110の駆動用領域112の1磁極幅の1/3となっている。
駆動コイル122には、駆動用領域112の磁極ピッチ(N−S間)を位相180度とした場合に120度の位相差をもつ位置に応じた三相電流を供給することで、駆動用領域112の磁気パターンとの関係によりX方向に推力が発生する。そして、可動子110の位置に応じてコイルに供給する電流を制御することで、可動子110のX軸方向への移動を制御することができる。
可動子110の位置は、位置検出用領域114と、位置検出用領域114に対向する位置に配置されたホール素子131、132により検出する。ホール素子131、132は、それがある位置の磁場の強度及び極性に対応する電圧を出力するので、可動子110の移動に伴って出力電圧が変化する。演算部150がこの出力電圧を用いて演算することで可動子110の位置情報が出力される。
例えば、位置検出用領域114の端部のホール素子131に対抗する面がS極であって、可動子110の初期位置が、その端部の対向する位置にホール素子131が来る位置である場合を想定する。可動子110が移動して、ホール素子131の対向する位置を、位置検出用領域114のN極、S極の順で2磁極幅分移動して停止した場合、ホール素子131の対向する位置にS極が来た状態となる。このとき、ホール素子131の出力電圧はS極から、N極、S極の磁界を順に検出した正弦波状の信号(A信号)となる。ホール素子132は、磁界の位相が90度ずれていてホール素子131がS極のときはN−S極の境界で磁界出力が0となる90度ずれの正弦波状信号(B信号)となる。
90度の位相差のある正弦波信号を演算部150で分周し所定の分解能をもった位置パルスを生成することができる。原点センサ位置あるいは可動子110が所定のメカストッパ位置に止まった場合にパルスのカウントをリセットすることで、任意の位置をカウント数により検出できる。その結果、可動子110のより精確な位置を検出することができる。
図3は、可動子110における中間領域116の固定部を概略的に示す図である。中央の開口部に拘束具を連結することで被駆動体を固定することができる。中間領域116を無着磁領域とすることで、駆動用領域112と位置検出用領域114の磁界が相互に与える影響を軽減できるが、ここで更に、無着磁領域である中間領域116を被駆動体の固定部にもすることによって、可動子110の領域を有効活用することができる。
本実施形態では上述したように、一つの部材に対する駆動用領域112及び位置検出用領域114の着磁と、磁気センサの設置という構成によって位置検出を実現することができる。すなわち、位置検出に用いる別体としての構造物を追加的に付与しなくても済むので、リニアモータの小型化を図れる。また、一回の着磁工程において駆動用領域112と位置検出用領域114の両方を着磁することができるので、製造工程を削減することができる。したがって、製造面でのコスト削減にも貢献することができる。
なお図2及び図3に示す通り、上記実施形態では駆動用領域112の磁気パターンのピッチが、位置検出用領域114の磁気パターンのピッチよりも大きくなるように構成している。このような構成とすることで、駆動用領域の磁気パターンピッチよりも細かい位置制御が実現できる。
例えば上記実施形態のように3相コイルで、1つのコイルの幅を駆動用領域112の1磁極幅の1/3とした場合において、位置検出用領域114のピッチをこのコイルと同じピッチに構成することにより、各コイルに対向する位置の駆動用領域112の磁極を把握することができる。また、より細かなピッチに構成して1−2相励磁等のより細かな制御をすることにより、さらなる高精度な位置制御を実現できる。なお、3相コイルに限らず2相または4相以上としてもよく、また単相として構成してもよいことは言うまでもない。
また上記実施形態では可動子110の形状が円柱形状である場合を例に挙げて説明した。円柱形状とすることで、例えば四角柱形状とするよりも、スペースの有効利用、直動ベアリングへの適応等の面で有利になるという効果が得られる。これに対して、用途、実装環境等によっては四角柱形状、扁平形状等の形状とした方が適している場合もあるので、四角柱形状、扁平形状等の形状で構成してもかまわない。
また上記実施形態では、磁気センサとしてホール素子を用いる例を挙げて説明したが、これに限られない。マグネットダイオード、磁気抵抗効果素子等を用いる構成としてもよい。
また上記実施形態では、固定子120の駆動コイル122を可動子110の外側に配置する例を挙げて説明したが、これに限られない。中心軸を固定子としてベース部材に固定して、その周りに円筒形状のマグネットを可動子として配置する構成としてもかまわない。この場合、中間領域116の固定部は中心軸を避けた構成にすることが望ましいが、中間領域116を失くして駆動用領域112と位置検出用領域114を隣接させてもかまわない。またホール素子131、132をベース部材上ではなく、固定子に設置するよう構成してもかまわない。
また上記実施態様では可動子110がマグネットであるムービングマグネット型のリニアモータを例に挙げて説明したが、これに限られない。コイルが可動子として作用するムービングコイル型のリニアモータにも適用することができる。
図4は、上記実施形態とは別の実施形態であるムービングコイル型リニアモータの概略を示す断面図である。リニアモータ200は、固定子210、可動子220、可動子220に設置されたホール素子224、225、ベース部材230及び演算部240を有する。
固定子210はベース部材230に支持されており、円柱形状の可動子220の外径よりも大きな内径を有する円筒形状をしている。固定子210の内面は可動子220から離間している。可動子220は、ベース部材230の支持部に設けられた直動ベアリングを介して支持されている。この構成により可動子220は固定子210に沿ってX軸方向に円滑に移動する。
固定子210はマグネット212を備えており、マグネット212は駆動用領域214、位置検出用領域216および中間領域218の3つの領域を有する。駆動用領域214には、X軸方向に磁極が配列する駆動用の磁気パターンが着磁されている。また位置検出用領域216には、X軸方向に直交する方向に磁極が配列した位置検出用の磁気パターンが着磁されている。中間領域218は、駆動用領域214、位置検出用領域216それぞれの磁界が相互に与える影響を軽減するために、未着磁領域となっている。
可動子220は、中心軸と、中心軸の周囲に装着された複数のコイルを備える駆動コイル222を備える。駆動コイル222はU相、V相およびW相を構成するコイル列であり、可動子220の長手方向に沿って配列されている。各コイルの長手方向の幅は同じであり、駆動用領域214の1磁極の幅のおよそ1/3となっている。
この駆動コイル222には、駆動用領域214の磁極ピッチ(N−S間)を位相180度とした場合に120度の位相差をもつ位置に応じた三相電流を供給することで、駆動用領域214の磁気パターンとの関係によりX軸方向に推力が発生する。そして、可動子220の位置に応じてコイルに印加する電流を制御することで、可動子220のX軸方向への移動を制御することができる。
可動子220の位置は、位置検出用領域216と、位置検出用領域216に対向する位置に配置されたホール素子224、225により検出する。ホール素子224、225は、それぞれがある位置の磁場の大きさ及び極性に対応する電圧を出力するので、可動子220の移動に伴ってホール素子224、225は互いに90度位相のずれた正弦波状電圧を出力する。演算部240がこの出力電圧を用いて演算とカウントすることで可動子110の位置情報が出力される。
上述したように、固定子210のマグネット212への駆動用領域214及び位置検出用領域216の着磁と、磁気センサの設置という構成によって位置検出を実現することができる。すなわち、位置検出に用いる別体としての構造物を追加的に付与しなくて済むので、リニアモータの小型化に貢献することができる。
図5は、上記実施態様に係るリニアモータの応用例であるレンズユニット300を備えた撮像装置500を概略的に示す図である。撮像装置500は、レンズユニット300と撮像部400とを組み合わせて形成される。
レンズユニット300は、鏡筒310、可動子320、固定子330、ホール素子341、342、レンズ保持枠350、ガイド軸360、摺動部370及びレンズ群380を備える。レンズ群380に含まれるフォーカスレンズ382、384は、共通の光軸Cに沿って配列される。レンズユニット300は、後述する撮像部400のマウント部460に結合されて撮像部400と一体になる。
可動子320は円柱形状のマグネットであり、駆動用の磁気パターンが着磁されている。固定子330は鏡筒310に対して固定されており、円筒形状の駆動コイルを備える。また固定子330は、可動子320の外径よりも大きな内径を有しており、その内面は可動子320から離間している。
ホール素子341、342は鏡筒310に固定されており、可動子320の移動に伴う磁場の変化を検出する。ホール素子341、342が検出した磁場の変化を用いて可動子320の位置が検出されるが、詳細については後述する。レンズ保持枠350は可動子320と連結しており、可動子320の移動に伴って移動する。摺動部370はガイド軸360の外径よりも若干大きな内径の円筒部を有しており、その内面はガイド軸360の表面からと遊嵌している。このような構成により、固定子330の駆動コイルに電流を供給して可動子320を移動させることで、レンズ保持枠350に保持されたフォーカスレンズ382を駆動させることができる。
撮像部400は、メインミラー440、サブミラー442、ペンタプリズム470、ファインダ光学系490を含む光学系と、焦点検出部430、制御部450、演算部452、測光部480等を含む制御系とを備える。なお、メインミラー440が撮影位置に移動した場合は、サブミラー442も入射光の光路から退避する。
また、待機位置にあるメインミラー440は、入射光に対して傾斜して配され、入射光の一部を、上方に配置されたフォーカシングスクリーン472へ反射する。フォーカシングスクリーン472は、光学系の結像面と共役の位置に配され、光学系からの被写体像が結像される。フォーカシングスクリーン472に結像された被写体像は、ペンタプリズム470を介してファインダ光学系490から観察される。メインミラー440で透過した入射光はサブミラー442で反射され、焦点検出部430へ入射する。そして、焦点検出部430は、レンズユニット300からの被写体像の合焦状態を検出する。
撮像部400において、レンズユニット300からの入射光に対してメインミラー440の後方には、シャッタ420、光学フィルタ412及び撮像素子410が光軸Cに沿って配される。撮像部400のレリーズスイッチが押された場合は、まず、メインミラー440が撮影位置に移動して、入射光の光路から退避する。これにより、入射光はシャッタ420に向かって入射する。更に、シャッタ420が開放されると、入射光は直進して撮像素子410に到達して、被写体像が撮像素子410の受光面に形成される。受光面で形成された被写体像は、撮像素子410により光電変換される。
撮像部400はオートフォーカス処理をする場合、制御部450によって、レンズユニット300の駆動コイルに駆動パターン電流を印加することでフォーカスレンズ382を駆動させる。本実施形態では位相差AF方式を採用しており、レンズユニット300からの入射光に対して、セパレータレンズで2つの像を生成して、その像間隔をラインセンサで計測してピントのずれ量を検出する。そしてフォーカスレンズ382の合焦位置が決定され、合焦位置に駆動するべく、駆動コイルに駆動パターン電流が印加される。なお、本実施形態では位相差AF方式を用いたが、特に動画撮影をメインとする場合等は、コントラストAF方式を用いる構成としても良い。
図6は、レンズユニット300の構造を模式的に示す概略図である。可動子320は円柱形状のマグネットであり、駆動用の磁気パターンが着磁された駆動用領域322、位置検出用の磁気パターンが着磁された位置検出用領域324及び固定部326を有する。固定子330は、円筒形状の駆動コイル332及び直動ベアリング334を備える。
可動子320の駆動用領域322の磁気パターンはX軸方向に磁極が配列するように着磁されている。また位置検出用領域324の磁気パターンは、X軸方向に直交する方向に磁極が配列するように着磁されている。固定部326は着磁されない領域となっており、レンズ保持枠350と連結している。
可動子320は、直動ベアリング334を介して支持されている。また、摺動部370の内側両端には直動ベアリング372が配され、摺動部370は、直動ベアリング372を介してガイド軸360から支持される。このような構成により、フォーカスレンズ382は、光軸方向に対して円滑に移動することができる。
上述のように、摺動部370は、ガイド軸360に対して遊嵌する。すなわち、互いの嵌合に余裕を持たせてある。これに対して、直動ベアリング334の嵌合公差は、ガイド軸360の嵌合公差よりも小さく設定されている。すなわち可動子320の方が、ガイド軸360よりも自由度が低く、拘束される度合いが高い構成となっている。
これにより、可動子320の方がガイド軸360よりも拘束度が低い構成とするのに比べて、可動子320を安定して駆動することができる。このようにリニアモータをガイド軸として用いる場合、複数のガイド軸のうち最も拘束度が高いガイド軸として用いることで、リニアモータの駆動を安定させることができる。
固定子330の駆動コイル332はU相、V相及びW相を構成するコイル列であり、X軸方向に沿って配列されている。各コイルの幅は同じであり、可動子320の駆動用領域322の1磁極の幅のおよそ1/3としている。
この駆動コイル332には、駆動用領域322の磁極ピッチ(N−S間)を位相180度とした場合に120度の位相差をもつ位置に応じた三相電流を供給することで、駆動用領域322の磁気パターンとの関係によりX軸方向に推力が発生する。そして、可動子320の位置に応じてコイルに印加する電流を制御することで、可動子320のX方向への移動を制御することができる。
可動子320の位置は、位置検出用領域324と、位置検出用領域324に対向する位置に配置されたホール素子341、342により検出する。ホール素子341、342は、それぞれがある位置の磁場の強度及び極性に対応する電圧を出力するので、可動子320の移動に伴ってホール素子341、342は互いに90度位相のずれた正弦波状電圧を出力する。演算部452がこの出力電圧を用いて演算とカウントすることで可動子320の位置情報が出力される。
以上のような構成をとることで、可動子320に連結されたフォーカスレンズ382を、可動子の駆動方向と平行な光軸方向に沿って移動することができる。なお上記実施形態では、撮像部400が演算部452を有する場合を例に挙げて説明したが、レンズユニット300が演算部452を有する構成としてもかまわない。この場合、演算部452が算出した可動子320の位置情報は、マウント部460を介して撮像部400の制御部450に送信される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 リニアモータ、110 可動子、112 駆動用領域、114 位置検出用領域、116 中間領域、120 固定子、122 駆動コイル、131、132 ホール素子、140 ベース部材、142 支持部、144 直動ベアリング、150 演算部、200 リニアモータ、210 固定子、212 マグネット、214 駆動用領域、216 位置検出用領域、218 中間領域、220 可動子、222 駆動コイル、224、225 ホール素子、230 ベース部材、240 演算部、300 レンズユニット、310 鏡筒、320 可動子、322 駆動用領域、324 位置検出用領域、326 固定部、330 固定子、332 駆動コイル、334 直動ベアリング、341、342 ホール素子、350 レンズ保持枠、360 ガイド軸、370 摺動部、372 直動ベアリング、380 レンズ群、382 フォーカスレンズ、384 フォーカスレンズ、400 撮像部、410 撮像素子、412 光学フィルタ、420 シャッタ、430 焦点検出部、440 メインミラー、442 サブミラー、450 制御部、452 演算部、460 マウント部、470 ペンタプリズム、472 フォーカシングスクリーン、480 測光部、490 ファインダ光学系、500 撮像装置

Claims (7)

  1. 駆動用の磁気パターンが着磁された第1領域と位置検出用の磁気パターンが着磁された第2領域とが直線状の駆動方向に沿って設けられたマグネットと、
    前記第1領域に対向して配置され、前記マグネットに対して前記駆動方向に駆動力を発生させる駆動コイルと、
    前記第2領域に対向して配置される磁気センサと、
    前記駆動コイルおよび前記磁気センサと、前記マグネットとが、前記駆動方向に沿って相対的に移動できるように前記マグネット、前記駆動コイルおよび前記磁気センサを支持するベース部材とを備え
    前記第1領域の磁気パターンは前記駆動方向に磁極が配列するように着磁され、前記第2領域の磁気パターンは前記駆動方向に直交する方向に磁極が配列するように着磁されるリニアモータ。
  2. 駆動用の磁気パターンが着磁された第1領域と位置検出用の磁気パターンが着磁された第2領域とが直線状の駆動方向に沿って設けられたマグネットと、
    前記第1領域に対向して配置され、前記マグネットに対して前記駆動方向に駆動力を発生させる駆動コイルと、
    前記第2領域に対向して配置される磁気センサと、
    前記駆動コイルおよび前記磁気センサと、前記マグネットとが、前記駆動方向に沿って相対的に移動できるように前記マグネット、前記駆動コイルおよび前記磁気センサを支持するベース部材とを備え、
    前記マグネットは前記ベース部材に対して移動可能であり、前記第1領域と前記第2領域の間に着磁されない第3領域を有し、前記第3領域に被駆動体の固定部を有するリニアモータ。
  3. 前記駆動用の磁気パターンのピッチは、前記位置検出用の磁気パターンのピッチより大きい請求項1または2に記載のリニアモータ。
  4. 前記マグネットは円柱形状である請求項1から3のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  5. 前記駆動コイルは複数の相を有する請求項1からのいずれか1項に記載のリニアモータ。
  6. 前記磁気センサの出力に基づいて、前記マグネットの位置を出力する演算部を有する請求項1からのいずれか1項に記載のリニアモータ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のリニアモータとレンズを備えるレンズユニットであって、
    前記レンズは、前記駆動方向と平行な光軸方向に沿って移動できるように、前記駆動方向と平行な方向に複数のガイド軸を有するレンズ保持枠に保持され、
    前記複数のガイド軸のうち最も拘束度が高いガイド軸として、前記リニアモータを用いるレンズユニット。
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