JP5457807B2 - 業務用洗濯物乾燥機 - Google Patents

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Description

この発明は、業務用の洗濯物乾燥機に関するもので、より詳細には、吸気口を備えた外胴と、外胴内の空気を排出することにより前記吸気口より外胴内へ空気を吸引する排気ファンと、前記吸気口から吸引された空気を加熱するヒータと、このヒータで加熱された空気の流路内で水平軸回りに回転する通気性周壁を備えた回転ドラムとを備えた、上記乾燥機に関するものである。
業務用の洗濯物乾燥機は、大量かつ多種類の洗濯物を全体として短時間で、かつ少ない消費エネルギーで乾燥することが要求される。業務用の乾燥機では、家庭用の乾燥機に比べて1度に大量の洗濯物が投入されるが、1度に投入される洗濯物の種類(繊維の材質など)は比較的均一であることが多い。業務用乾燥機は、使用するエネルギー量も多いため、投入された洗濯物に応じて種々の乾燥条件を設定できるようにして全体としての洗濯物を効率よく、すなわち短時間でかつ消費エネルギーを最小にして乾燥することが望まれる。
特許文献1には、 回転ドラム内の空気を取り出し、バッフル(ブレーカー)から再び回転ドラム内に入れて循環させる乾燥促進用空気と、除湿と加熱を行った乾燥用空気との2つの空気の流れによって乾燥対象物の乾燥を行う洗濯物乾燥機が提案されている。特許文献1は、上記構造の洗濯物乾燥機により、加熱空気の熱が素早く乾燥対象物に伝達され乾燥を促進し乾燥に要する時間が短縮されるとともに、回転ドラム内の湿度が飽和に近づき効率的な乾燥ができるとしている。
特許文献1の洗濯物乾燥機は、回転ドラムの側壁に設けた排気口から回転ドラム内の空気をファンケース内に吸引し、当該ファンケース内の空気を外気で冷却された両翼ファンで冷却して除湿して送風し、ダクトヒータで加温して前記側壁に対向する位置に設けた温風吹出し口から回転ドラム内に吹出す空気経路、すなわち、両翼ファンの回転により、空気はダクトヒーター、回転ドラム、フィルターカバー、フィルター、排気口の経路で循環されて、回転ドラム2の衣類を加熱し水分を蒸発させる。また、前記フィルターを通ってきたファンケース内の空気の一部は、乾燥促進循環用送風機によって回転ドラム内に再び循環させられ、回転ドラムに設けた複数のバッフルから吹き出す構造になっている。
すなわち、特許文献1記載の洗濯物乾燥機では、回転ドラム内をその軸方向に流れる加温された循環空気と、バッフルの側面に設けたバッフル穴から回転ドラムの円周方向に吹出されるヒータを経由していない循環空気とで、洗濯物の乾燥を行っている。
一方、特許文献2には、重力で開閉する開閉弁の作用により、バッフル(ブレーカー)が回転ドラムの下方に来たときのみ当該バッフルに設けた送風吹き出し孔から衣類に乾燥用空気の送風を行うことにより、効果的に乾燥を行うようにした衣類乾燥機が提案されている。乾燥用空気は、バッフルから回転ドラムの中心に向けて半径方向に吹出されている。
特許文献2記載の衣類乾燥機の回転ドラムは、送風吹き出し孔と通風路から乾燥用空気を取り込むための送風口を備えた多数のバッフルを備えている。乾燥用空気は、送風吹き出し孔から回転ドラムの軸方向後方から前方へと、また直径方向外周から中心方向へとそれぞれ送風される。送風された乾燥用空気は、衣類投入口側の排気口より一旦排気され、ファンの回転により、吸熱器、ヒータ、送風吹き出し孔の経路で循環される。特許文献2記載の洗濯物乾燥機は、特許文献1記載の洗濯物乾燥機と同様に、外気の吸気口は設けられておらず、循環空気のみによって洗濯物の乾燥がおこなわれる。
特開平8−229297号公報 特開2004−236793号公報
業務用の洗濯工場において、最も消費エネルギーが大きいのが洗濯物乾燥機である。業務用洗濯物乾燥機は、乾燥用空気の温度と風量とにより、回転ドラム内に投入された洗濯物の種類や量に応じた乾燥条件を設定することができる。例えば熱に弱い化学繊維の洗濯物を乾燥するときは、ヒータの温度を低くして乾燥を行う。しかし、ヒータの温度を低くして乾燥を行うと、乾燥に時間がかかるという問題がある。
更に、エネルギー効率の向上が強く求められている昨今、業務用洗濯物乾燥機で消費するエネルギーの更なる低減が強く要求されている。例えば具体的には、排気ファンの風量を低減すること、乾燥用空気の温度をあまり高くすることができない化学繊維の洗濯物において、低い乾燥温度で短時間に乾燥できるようにすることなどが要求されている。
この発明は、これらの要求、特に業務用洗濯物乾燥機における消費エネルギーを低減したいという要求に鑑みてなされたもので、業務用洗濯物乾燥機の消費エネルギーの低減を図ること、特に乾燥用空気の温度をあまり高くできない洗濯物の乾燥や、乾燥終期における乾燥効率を向上させることにより、消費エネルギーが少なく、かつ乾燥時間を短縮することも可能な業務用洗濯物乾燥機を提供することを課題としている。
この発明の業務用洗濯物乾燥機は、外胴1と、この外胴内で水平軸回りに回転する通気性周壁21を備えた回転ドラム2と、排気ファン3と、ヒータ4とを備えている。排気ファン3により吸気口11から外胴1内へ吸引した空気は、ヒータ4で加熱された後、回転ドラム2を直径方向に貫通して流れる。回転ドラム2内に投入された洗濯物Sは、回転ドラム2の回転により掻き上げられて上部からドラム内を落下する。この落下中に洗濯物は、回転ドラム2内を直径方向に貫通して流れる乾燥用空気Aに晒されて効率よく乾燥される。
この発明の業務用洗濯物乾燥機は、ヒータ4を通過した後の加熱空気を回転ドラム2の外側から吸入して回転ドラム2内を落下する洗濯物に高速で吹き付ける乾燥用空気のバイパス流路5(5a、5b、5c)を備えている。このバイパス流路には、前記排気ファン3とは別個に制御されるバイパスファン6が設けられている。
すなわち、この発明の業務用洗濯物乾燥機は、回転ドラム2を貫通して流れる乾燥用空気の主空気流Aと、回転ドラム2内を落下する洗濯物に直接吹付けられるバイパス空気流Bとで、洗濯物を乾燥する。主空気流Aとバイパス空気流Bとのそれぞれの流量及びそれらの流量割合は、排気ファン3とバイパスファン6を個別に運転制御することにより、洗濯物の種類、量、乾燥時間の経過などに応じて、最適な乾燥が行われるように、制御する。
バイパス空気は、外気がヒータ4を通過した後の回転ドラム2に流入する前の流入領域12に設けた吸入口9から吸入するのが好ましい。すなわち、原則的にはバイパス空気として、加湿されていない空気が吸入される。排気ファン3の風量に比べてバイパスファン6の風量の割合が大きくなると、一部の空気が回転ドラム2内から流入領域12に逆流してバイパス空気の吸入口9に吸入されるということが起る。すなわち、排気風量とバイパス風量との割合によって、バイパス空気の一部は、回転ドラム2から逆流して再び回転ドラム内に吹出される循環空気となる。
バイパス空気Bは、回転ドラム2内を一方向に流れる主空気流Aより速い速度で回転ドラム2内を落下する洗濯物に向けて吹き付けられる。バイパス空気Bは、洗濯物掻き上げ用のブレーカー22の先端から回転ドラム2の半径方向内側に向けて吹出す構造や、回転ドラム2の外周面21に接するように設けた空気室8から回転ドラム周面21の通気孔23を通して回転ドラム2内に吹出す構造が可能である。
バイパス空気Bがブレーカー22の先端から流出する構造を採用する場合、主空気流Aが回転ドラム2の斜め上から回転ドラム2の回転によって掻き上げられる洗濯物を貫通する方向に流出するようにした乾燥機では、総てのブレーカー22にバイパス空気を導く構造とすることも可能である。たとえ総てのブレーカーにバイパス空気を導いたとしても、主空気流Aの流出側、すなわち回転ドラムの回転によって掻き上げられた洗濯物が回転ドラムの内周面に張り付いている洗濯物の掻き上げ側では、張り付いた洗濯物にブレーカーに設けた空気流出口24が塞がれて、バイパス空気の流出が妨げられる。従って、バイパス空気Bは、洗濯物が張り付いていない、すなわち洗濯物が落下する領域で回転ドラム2の中心に向けて吹き出されることとなり、たとえバイパス空気が総てのブレーカー22に供給されていたとしても、当該空気はその殆どが回転ドラム2内で落下する洗濯物に向けて吹き付けられることになる。
この発明の業務用洗濯物乾燥機は、外胴に設けた吸気口から外気を吸引してヒータで加熱し、加熱された乾燥用空気を外胴内で水平軸回りに回転する通気性周壁を備えた回転ドラムを通過させて、当該回転ドラム内の洗濯物を乾燥する。この主空気流Aの温度と風量とにより、回転ドラム2内に投入された洗濯物Sの種類や量に応じた乾燥条件を設定することができる。
更に、この発明の業務用洗濯物乾燥機では、基本的には加湿されていない乾燥用空気を回転ドラム2内で落下する洗濯物に直接吹き付けることにより、いわゆる風乾作用により洗濯物の乾燥を促進することができ、かつ回転ドラム2内に主空気流Aを生成する排気ファン3とは独立に運転されるバイパスファン6によって洗濯物に吹きつける空気の割合を調整することができるので、洗濯物の乾燥効率を全体として向上できると共に、洗濯物の種類や洗濯物の乾燥程度に応じて排気風量とバイパス風量との割合を調整することにより、より少ない消費エネルギーで効率良く洗濯物を乾燥することができる。
低温で乾燥を行う場合、時間がかかり過ぎるという問題があったが、本発明により、低温乾燥時の乾燥速度を向上させることも可能となり、化繊などの熱に弱い品物の乾燥を短時間で行うことも可能となる。
すなわち、排気温度や、湿度に応じて、排気風量とバイパス風量を制御し、特に、水分蒸発量の少なくなる乾燥工程の後半においては、排気風量を減らし、バイパス風量の割合を多くすることで、エネルギー消費量を抑えることができる。
第1実施形態の洗濯物乾燥機の要部構造を示す正面図 図1の断面側面図 要部の部分斜視図 第1実施例の変形例を示す説明図 第2実施形態の要部構造を示す正面図
図1ないし図3は、この発明の洗濯物乾燥機の第1実施例を示す図で、1は外胴、2は回転ドラム、3は排気ファン、4はヒータ、5(5a、5b)はバイパス流路、6はバイパスファンである。Aは乾燥用空気の主空気流、Bはバイパス空気流、Rは回転ドラム2の回転方向、Sは洗濯物を示す。
回転ドラム2は、その外周下面を支えるローラ25、25により、水平軸回りに回転自在にして外胴1に支持されており、駆動モータ26でローラ25の一方を駆動することにより、水平軸回りに回転駆動される。回転ドラム2は、両側の側壁27の中央部が開放されて洗濯物の投入口となっている。回転ドラム2の周面21は、パンチングメタルで形成され、空気が通過可能である。回転ドラムの内周面には、その円周を等分する位置に複数のブレーカー22が取り付けられている。ブレーカー22は、断面が三角形状で内部に空洞を有し、回転ドラム2の軸方向の幅一杯に延びている。
外胴1は、密閉構造で回転ドラム2を収容しており、回転ドラム2の側壁に近接して扉13を備えた洗濯物投入口14が設けられている。外胴1の天井の正面から見て一方の側、一般的には、回転ドラム2の正転R時にドラム周面21が下方に移動する側に、外気の吸気口11が設けられ、その直下にヒータ4が配置されている。排気ファン3は、外胴1の天井の外気吸気口11と反対の側、一般には回転ドラム2の正転R時にその回転によって洗濯物Sを掻き上げる側の天井に、排気を上方に排出するように設けられている。
外胴1と回転ドラム2との間には、乾燥用空気の主空気流Aを吸気口11を設けた側を斜め上方として回転ドラム2を斜め上方から直径方向に斜めに通過するように導く隔壁15、16が設けられている。
上記構造の洗濯物乾燥機では、回転ドラム2を正回転Rすることにより、洗濯物Sが回転ドラム2内から排気ファン3へと向う空気が流れる流出領域17部分のドラム周面に掻き上げられ、回転ドラム2の頂部近くから回転ドラム2内を落下する。吸気口11から吸気されてヒータ4で加熱された乾燥用空気は、洗濯物Sが張り付いていない部分の回転ドラム周面21を通過して回転ドラム2内に流入し、回転ドラム2を直径方向に貫通して洗濯物Sが張り付いた状態となっている流出領域17側の洗濯物を貫通して排気ファン3へと流れる。流出領域17側の洗濯物は、回転ドラム2から流出する空気流によって回転ドラムの周面21に押し付けられる状態となっている。
この発明の洗濯物乾燥機は、ヒータ4と回転ドラム2との間に開口する吸入口9と、回転ドラム2内に向けた空気流出口24(第2実施形態では23)と、バイパスファン6とを備えたバイパス流路5を備えている。第1実施形態におけるバイパス流路5の空気流出口24は、ブレーカー22の先端、すなわち回転ドラムの中心を向く端部に、回転ドラム2の軸方向に細長い複数の長孔状に形成されている(図3参照)。ブレーカー22を設けた部分の回転ドラム外周面21には、パンチ孔が設けられておらず、閉鎖されている。
図2に示すように、各ブレーカー22の両端は、回転ドラム2の側壁27に溶着されており、側壁27には、各ブレーカー22の内部に連通する連通孔29が開口している。回転ドラムの側壁27に近接して対向する外胴1の側壁内面には、連通孔29を配置した円の外側と内側とにシールリング31、31が取付けられている。各シールリング31の先端は、回転ドラムの側壁27に摺接している。すなわち、回転ドラムの側壁27とこれに近接して対向する外胴1の側壁との間で、2個のシールリング31、31の間には、リング状の空気室7aが形成される。この空気室7aは、吐出側バイパス流路5bでバイパスファン6の吐出側に連通されている。バイパスファン6の吸入側に連通された流入側バイパス流路5aは、ヒータ4と回転ドラム2との間の流入領域12部分に開口する吸入口9に連通されている。
上記構造において、前述した態様で洗濯物を乾燥しているとき、すなわちヒータ4で加熱された外気を回転ドラム2に直径方向に貫通させて洗濯物Sを乾燥している際に、バイパスファン6を運転すると、吸入口9から吸入されてバイパスファン6で加圧された乾燥用空気が空気室7a、連通孔29及びブレーカー22の内部を通ってその先端の空気流出口24から回転ドラム2の中心に向けて噴出する。バイパスファン6の空気は総てのブレーカー22に供給されているが、回転ドラム2の回転によって洗濯物Sが掻き上げられている部分のブレーカーの空気流出口は、当該洗濯物によって空気の流出が抑制されているため、バイパス空気の殆どは、洗濯物Sが回転ドラムの周面21から剥がれた部分にあるブレーカーの空気流出口から噴出する。従って、バイパスファン6の吐出空気は、その殆どが回転ドラム2内を落下する洗濯物に向けて噴出されることになる。
図1、2に示した実施例の空気室7aは、図4(a)に示すリング状のものであり、全てのブレーカー22にバイパス空気が供給されるようになっている。空気室を図4(b)、(c)に示すような円弧状のもの7b、7cとすれば、この空気室7b、7cを配置した部分を通過するブレーカーのみにバイパス空気が供給されることになる。円弧状の空気室7b、7cは、回転ドラム2の周面21が下方に移動する側の半分、より好ましくは、時計の文字盤で12時から4時の範囲(図4(b))又は8時から12時の範囲(図4(c))の部分に設ける。
回転ドラム2が一方向にのみ回転する洗濯物乾燥機では、円弧状の空気室7b又は7cを図4(b)又は(c)に示す態様で設ければよい。一方、回転ドラム2を正逆転させて乾燥を行う乾燥機では、図4(b)、(c)に示す両方の空気室7b、7cを設け、空気室7bに接続された吐出側のバイパス流路5bに切換弁32を設けた分岐路5cを設けてこの分岐路を反対側の空気室7cに接続し、回転ドラム2の回転方向の切替えに応じてバイパス空気を供給する空気室を切替えるようにすればよい。
また、バイパス空気の吸入口9は、流出領域17に開口させてもよい。例えば、バイパス空気の吸入口9を流入領域12と流出領域17とに開口させ、両側の吸入口を切替える切換弁や各吸入口を個別に開閉するシャッタを設けて、乾燥初期には流入領域12からバイパス空気を吸入し、乾燥後期には流出領域17から吸入する構成などが可能である。
図5に示す第2実施形態は、バイパス空気を回転ドラムの周面21から噴出する例を示したものである。図の例では、回転ドラムの周面21と摺接するシールリップを室壁33の縁に設けた空気室8を、回転ドラム2の洗濯物が貼付いていない側、すなわち主空気流Aの空気流入側に設けている。ヒータ4と回転ドラム2との間から吸入された乾燥用空気は、バイパスファン6で加圧されて空気室8に供給され、回転ドラム周面の通気孔23を通って回転ドラム2内を落下する洗濯物に向けて噴出する。空気室8を回転ドラムの周面21が下方に移動する側に設けることにより、落下する洗濯物へバイパス空気を直接吹付けることができる。なお、図5の例では、空気室8を回転ドラム2の底部近くに設けているが、底部に限られるものではなく、より高い位置に設ける方が良い場合も多い。
上記のように構成されたこの発明の洗濯物乾燥機において、バイパスファン6の運転を停止すれば、従来と同様な態様で洗濯物の乾燥が行われる。一方、バイパスファン6を運転することによって、回転ドラム2を直径方向に通過する乾燥用空気の主空気流に加えて、バイパスファンで加速された空気が回転ドラム内を落下する洗濯物に直接吹き付けられることによる風乾作用により、乾燥が促進される。特に乾燥用空気の温度が低温に設定される場合や洗濯物がある程度乾燥した乾燥終期においては、バイパス空気の空気流を多くすることによって、主空気流のみの場合に比べて洗濯物の乾燥効率を大幅に促進することができる。
1 外胴
2 回転ドラム
3 排気ファン
4 ヒータ
5 バイパス流路
6 バイパスファン
7 空気室
8 空気室
A 主空気流
B バイパス空気流

Claims (4)

  1. 外胴(1)と、この外胴内で水平軸回りに回転する通気性周壁(21)を備えた回転ドラム(2)と、排気ファン(3)と、ヒータ(4)とを備え、排気ファン(3)により吸気口(11)から外胴(1)内へ吸引した空気をヒータ(4)で加熱して回転ドラム(2)に直径方向に通過させ、回転ドラム(2)の回転により掻き上げられて上部からドラム内を落下する洗濯物をこの通過空気に晒して乾燥する業務用洗濯物乾燥機において、
    ヒータ(4)の下流かつ回転ドラム(2)に流入する前の流入領域(12)から吸入した空気を回転ドラム(2)内を落下する洗濯物に吹き付けるバイパス流路(5)を備え、当該バイパス流路は排気ファン(3)とは別個に制御されるバイパスファン(6)を備えている、業務用洗濯物乾燥機。
  2. 前記流入領域から前記バイパス流路に空気を吸入する吸入口と、前記ヒータの下流かつ前記回転ドラムを通過した後の流出領域(17)から前記バイパス流路に空気を吸入する吸入口と、両吸入口を切替える切換弁又は各吸入口を個別に開閉するシャッタとを備えている、請求項1記載の業務用洗濯物乾燥機。
  3. 回転ドラム(2)がその内周面に複数の中空のブレーカー(22)を備えている洗濯物乾燥機において、前記バイパス流路(5)を通過した空気が当該ブレーカーから回転ドラム(2)の中心に向けて半径方向に吹出される、請求項1又は2記載の業務用洗濯物乾燥機。
  4. 前記バイパス流路(5)を通過した空気が回転ドラム(2)の周面の通気孔を通して回転ドラム(2)の中心に向けて吹出される、請求項1又は2記載の業務用洗濯物乾燥機。
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