JP2011120778A - 乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被乾燥対象物の乾燥度合いに応じて効率よく乾燥させる乾燥機を提供する。
【解決手段】衣類洗濯乾燥機1は、回転ドラム110の内部に空気を供給するための供給路120と、回転ドラム110の内部から空気を排出するための排出路130と、送風機140と、ヒータ150と、供給路120内の絶対湿度を検知するための供給側温湿度センサ171と、排出路130内の絶対湿度を検知するための排出側温湿度センサ172とを備え、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風機140が駆動されてヒータ150が駆動停止され、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、送風機140とヒータ150とが駆動されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は乾燥機に関する。
従来、乾燥機には、被乾燥対象物に常温の空気を送風する乾燥と、加熱された空気を送風する乾燥とを行うものがある。
例えば、特許第4197619号公報(特許文献1)には、乾燥運転として「温風乾燥」運転と「常温乾燥」運転とを行う洗濯乾燥機が記載されている。この洗濯乾燥機では、例えば、乾燥行程のはじめは「常温乾燥」運転とし、あとは「温風乾燥」運転とする。また、洗い前の衣類の重量と洗い後の水分を含んだ状態の衣類の重量との差に応じて乾燥行程における「常温乾燥」運転の実行時間と「温風乾燥」運転の実行時間と時間配分を設定する。また、外気温度が高いほど「常温乾燥」運転を長く実行する時間配分としたり、湿度が低いほど「常温乾燥」運転の実行時間を長くしたりする。
また、特開2009−72494号公報(特許文献2)には、乾燥運転の進行に応じて送風手段を所定のパターンで制御し、風量を可変制御する乾燥機が記載されている。この乾燥機では、例えば、乾燥運転の初期段階では回転ドラムを高速で回転させながら、送風手段からの風の風量を小、加熱手段からの出力を強に制御し、乾燥運転の途中から送風手段からの風の風量を大、加熱手段の出力を弱に制御する。
また、特開2009−101206号公報(特許文献3)には、ヒータをOFF状態で送風ファンを動作させながら洗濯兼脱水槽を回転させる工程、送風ファンおよびヒータを動作させながら洗濯兼脱水槽を回転させる工程、送風ファンおよびヒータを動作させながら回転翼を往復回転させる工程を有する洗濯乾燥機が記載されている。この洗濯乾燥機では、周囲の温度、湿度、洗濯物の布質に応じて乾燥行程を設定する。
特許第4197619号公報 特開2009−72494号公報 特開2009−101206号公報
しかしながら、特許第4197619号公報(特許文献1)に記載の洗濯乾燥機と、特開2009−72494号公報(特許文献2)に記載の乾燥機と、特開2009−101206号公報(特許文献3)に記載の洗濯乾燥機では、いずれも、被乾燥対象物を効率よく乾燥させることができない。
例えば、周囲の温度に応じて、風量やヒータの動作を切り替える場合には、周囲の温度が高くても、周囲の湿度が低い場合には、十分な乾燥をすることができない。また、周囲の湿度に応じて風量やヒータの動作を切り替える場合には、周囲の湿度が低くても、乾燥行程の後半などのように被乾燥対象物に含まれる水分が少ない場合には、ヒータを動作させずにそのまま送風しても被乾燥対象物の水分を完全に除去することができない。このように、従来の乾燥機では、被乾燥対象物の乾燥度合いに応じて被乾燥対象物を効率よく乾燥させることができないので、電力を無駄に消費したり乾燥行程に長時間かかったりすることがある。
そこで、この発明の目的は、被乾燥対象物の乾燥度合いに応じて、被乾燥対象物を効率よく乾燥させることが可能な乾燥機を提供することである。
この発明に従った乾燥機は、容器と、供給路と、排出路と、送風部と、加熱部と、第1検知部と、第2検知部とを備える。容器は、被乾燥対象物を収容するものである。供給路は、容器の内部に空気を供給するためのものである。排出路は、容器の内部から空気を排出するためのものである。送風部は、供給路内の空気を送出するためのものである。加熱部は、供給路内の空気を加熱するためのものである。第1検知部は、供給路内の絶対湿度を検知するためのものである。第2検知部は、排出路内の絶対湿度を検知するためのものである。
以上のように構成された乾燥機は、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風部が駆動されて加熱部が駆動停止される。第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、送風部と加熱部とが駆動されるように構成されている。
図1は、温度がほぼ一定の場合における供給路内の空気の絶対湿度と、排出路内の空気の絶対湿度と、乾燥度との関係を模式的に示す図である。
図1に示すように、供給路内の空気の絶対湿度は、乾燥行程の全体を通してほぼ一定であると考えられる。一方、排出路内の空気の絶対湿度は、乾燥行程開始後、時間が経過するとともに減少する。排出路内の空気の絶対湿度が減少するに従って、被乾燥対象物の乾燥度は上昇する。被乾燥対象物の乾燥度が100%になるとき、すなわち、乾燥行程の終了時には、供給路内の空気の絶対湿度と、排出路内の空気の絶対湿度とが等しくなる。このように、乾燥行程の初期の区間Aでは、供給路内の空気と排出路内の空気の絶対湿度の差が大きい状態が続き、その後、区間Bでは、絶対湿度の差は徐々に減少して行く。乾燥終了間近の区間Cでは、被乾燥対象物からの水分蒸発は極小となるため、絶対湿度の差が小さくなる。供給路内の空気の絶対湿度と、排出路内の空気の絶対湿度との差が小さくなるほど、被乾燥対象物の乾燥度が上昇する。
そこで、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風部が駆動されて加熱部が駆動停止される。このような場合には、供給路内の空気は被乾燥対象物と比較して十分に乾燥しているので、供給路内の空気が加熱されずにそのまま被乾燥対象物に接触することによって、被乾燥対象物から十分に水分を除去することができる。なお、被乾燥対象物に供給される空気の温度が低くても、供給路内の空気の絶対湿度と排出路内の空気の絶対湿度との差が所定の値よりも大きければ、供給路内の空気をそのまま被乾燥対象物に供給しても被乾燥対象物から水分を除去することができる。
一方、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、送風部と加熱部とが駆動される。このような場合には、供給路内の空気は、被乾燥対象物と比較して十分に乾燥しているとはいえない。そこで、供給路内の空気を加熱してから被乾燥対象物に供給することによって、被乾燥対象物からさらに水分を除去することができる。
このように、供給路内の空気の絶対湿度と排出路内の空気の絶対湿度との差に基づいて、供給路内の空気を加熱せずにそのまま被乾燥対象物に供給するか、供給路内の空気を加熱してから被乾燥対象物に供給するかを切り替えることによって、被乾燥対象物の乾燥度に応じて、最適な乾燥を行うことができ、省エネルギーを実現することができる。例えば、供給路内の空気を加熱する必要がないときには供給路内の空気をそのまま被乾燥対象物に供給することによって、加熱部で消費される電力を低減させることができる。また、供給路内の空気をそのまま被乾燥対象物に供給しても十分に乾燥させることができない場合には、加熱部で加熱された空気を被乾燥対象物に供給することによって、乾燥行程の全体に必要な時間を短縮し、結果として省エネルギーを実現することができる。
このようにすることにより、被乾燥対象物の乾燥度合いに応じて、被乾燥対象物を効率よく乾燥させることが可能な乾燥機を提供することができる。
この発明に従った乾燥機は、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風部によって送出される空気の量を相対的に小さくするように構成されていることが好ましい。
供給路内の空気が被乾燥対象物と比較して十分に乾燥している場合には、送風部によって送出される空気の量を相対的に小さくしても、被乾燥対象物から水分を除去することができる。このようにすることにより、消費される電力を低減することができる。
この発明に従った乾燥機は、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差の時間変化に基づいて、送風部によって送出される空気の量を調整するように構成されていることが好ましい。
例えば、乾燥行程の後半には、第1検知部によって検知される絶対湿度と第2検知部によって検知される絶対湿度との差の時間変化量が小さくなる。このような場合には、送風量を大きくしても、被乾燥対象物の乾燥度を増大させることはできない。そこで、例えばこのような場合には、送風量を少なくすることによって、送風量を保つ場合と比較して消費電力を低減することができる。
以上のように、この発明によれば、被乾燥対象物の乾燥度合いに応じて、被乾燥対象物を効率よく乾燥させることが可能な乾燥機を提供することができる。
温度がほぼ一定の場合における供給路内の空気の絶対湿度と、排出路内の空気の絶対湿度と、乾燥度との関係を模式的に示す図である。 本発明の一つの実施の形態に係る洗濯機の全体を模式的に示す図である。 本発明の一つの実施の形態に係る洗濯機の制御関連の構成を示すブロック図である。 本発明の一つの実施の形態に係る洗濯機の乾燥運転における各行程を順に示すフローチャートである。 本発明の一つの実施の形態に係る洗濯機の送風機能力制御運転における各行程を順に示すフローチャートである。 送風機によって送出される空気の量と、供給側温湿度センサによって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサによって検知される絶対湿度の差と、除湿量との関係を模式的に示す図である。
以下、この発明の一つの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、この発明の一つの実施の形態の乾燥機として衣類洗濯乾燥機1は、全体が筐体100によって覆われている。図2において左側を衣類洗濯乾燥機1の正面側とし、図2において右側を衣類洗濯乾燥機1の背面側とする。
衣類洗濯乾燥機1の筐体100の内部には、主に、外槽101と、外槽101の内部において回転可能に支持される容器として回転ドラム110と、回転ドラム110を回転させる駆動部102と、供給路120と、排出路130と、供給路120に配置される送風部として送風機140と、供給路120に配置される加熱部としてヒータ150と、第1検知部として供給側温湿度センサ171と、第2検知部として排出側温湿度センサ172と、制御部とを備える。
回転ドラム110の周壁面には多数の小孔111が形成されている。外槽101の内部と回転ドラム110の内部とは、回転ドラム110に形成された小孔111によって連通されている。回転ドラム110の内部には、被乾燥対象物として、例えば衣類が収容される。
駆動部102は、洗濯時に回転ドラム110を回転させるためのものである。
供給路120は、衣類洗濯乾燥機1の筐体100の背面から、筐体100の内部において上部を通って、筐体100の正面側に延びている。供給路120の吸気口121は、筐体100の背面に形成されている。供給路120の供給口122は、回転ドラム110内に向かって開口されている。
排出路130は、外槽101の底部に接続され、衣類洗濯乾燥機1の筐体100の背面に向かって延びている。排出路130の排気口131は、筐体100の背面において、供給路120の吸気口121に隣接するように形成されている。
供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131には、ダンパ160が配置されている。ダンパ160は、供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を開放または閉塞するためのものである。図2には、ダンパ160が供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を開放している状態を実線で示し、供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を閉塞している状態を二点鎖線で示している。ダンパ160が吸気口121と排気口131を閉塞すると、排出路130と供給路120とが連通されて、供給路120から回転ドラム110内に供給される空気が排出路130を通って供給路120に戻る循環路が形成される。
送風機140は、ターボファンであり、供給路120内の空気を圧縮しながら送出する。ヒータ150は、供給路120内の空気を加熱する。
供給側温湿度センサ171は、供給路120の吸気口121の近傍において空気の温度と絶対湿度とを検知する。排出側温湿度センサ172は、排出路130の排気口131の近傍において空気の温度と絶対湿度とを検知する。
図3に示すように、衣類洗濯乾燥機1は制御関連の構成として、供給側温湿度センサ171と、排出側温湿度センサ172と、制御部180と、送風機140と、ヒータ150と、ダンパ160とを備える。
供給側温湿度センサ171と排出側温湿度センサ172は、それぞれ、供給路120内と排出路130内の温度と絶対湿度を検知して、制御部180に信号を送信する。制御部180は、供給側温湿度センサ171と排出側温湿度センサ172によって検知された温度と絶対湿度に基づいて、供給路120内の空気の絶対湿度と、排出路130内の空気の絶対湿度との差を計算する。制御部180は、計算された絶対湿度の差に基づいて、送風機140と、ヒータ150と、ダンパ160とに制御信号を送信する。
以上のように構成された衣類洗濯乾燥機1の動作について説明する。
まず、衣類洗濯乾燥機1で衣類の洗濯を行うときには、外槽101内に水が貯められる。回転ドラム110の周壁面には多数の小孔111が形成されているので、外槽101内に水が貯められると、回転ドラム110の内部にも水が侵入する。外槽101内に水が貯められた状態で回転ドラム110を回転させることによって、回転ドラム110内に収容される衣類が水で洗濯される。
洗濯終了時には、外槽101内の水は排水ホース103から筐体100の外部に排出される。
次に、衣類洗濯乾燥機1で衣類の乾燥を行うときには、図4に示すように、ステップS001で、ダンパ160が供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を開放させるように、制御部180がダンパ160を制御する。
ステップS002では、事前の乾燥運転が行われる。送風機140が最大の風量で送風するように制御され、供給路120内に空気が送出される。送風機140が駆動されると、空気は図1に矢印で示す方向に送出される。供給路120内に送出された空気は、外槽101内を通って回転ドラム110内に流入し、回転ドラム110内に収容されている衣類に接触する。衣類に接触した空気は、回転ドラム110の小孔111から再び外槽101内に流出し、排出路130を通って排気口131から筐体100の外部に排気される。
なお、送風機140としてターボファンが用いられているので、空気が圧縮されて温度が上がり、供給路120内の空気は、圧縮されない場合と比較して、より多くの水蒸気を含むことができるようになる。
ステップS003では、温湿度の測定が行われる。供給側温湿度センサ171と排出側温湿度センサ172は、それぞれ、供給路120内と排出路130内の温度と絶対湿度を検知して、制御部180に信号を送信する。制御部180は、供給側温湿度センサ171によって検知された絶対湿度を吸気の絶対湿度として値aとして記憶し、排出側温湿度センサ172によって検知された絶対湿度を排気の絶対湿度として値bとして記憶する。
ステップS004では、制御部180は、値aと値bとの差から、吸気の絶対湿度と排気の絶対湿度の差を求め、得られた絶対湿度の差を値cとして記憶する。
ステップS005では、制御部180は、値cとして記憶されている絶対湿度の差が0.003kg/kg(DA)より大きいかどうかを判断する。値cとして記憶されている絶対湿度の差が所定の値として0.003kg/kg(DA)より大きければ、ステップS006に進んで常温乾燥運転を行う。値cとして記憶されている絶対湿度の差が、所定の値として0.003kg/kg(DA)以下であれば、ステップS007に進んで温風乾燥運転を行う。
ステップS006では、常温乾燥運転が行われる。制御部180は、送風機140を駆動させ、ヒータ150を駆動停止させる。最初にステップS003を行う場合には、ヒータ150は駆動停止されているので、そのまま送風機140の駆動を継続させる。また、制御部180は、ダンパ160が供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を開放するようにダンパ160を制御する。このようにすることにより、吸気口121から衣類洗濯乾燥機1の筐体100の外部の空気が回転ドラム110内に供給される。
筐体100の外部の空気は、回転ドラム110の内部の衣類と比較して十分に乾燥している。回転ドラム110内に供給された空気は、衣類から水分を除去して、排出路130を通って、排気口131から筐体100の外部に流出する。
ステップS007では、温風乾燥運転が行われる。制御部180は、送風機140を駆動させたまま、ヒータ150も駆動させる。また、制御部180は、ダンパ160が供給路120の吸気口121と排出路130の排気口131を閉塞し、排出路130と供給路120とが連通されるようにダンパ160を制御する。ダンパ160は、図1に二点鎖線で示す状態にされる。このようにすることにより、ヒータ150で加熱されて回転ドラム110内に供給された空気は、排出路130内に排出された後、再び供給路120に流入し、ヒータ150で加熱されて回転ドラム110内に供給される。このようにすることにより、回転ドラム110内に供給される空気の温度を高めることができる。
温風乾燥運転が行なわれている間、排出路130内には水道水が流される。回転ドラム110から排出路130内に排出された湿った空気は、排出路130内で水道水との熱交換によって除湿される。排出路130内の空気から取り除かれた水と、排出路130内に流された水道水は、排水ホース103を通して筐体100の外部に排出される。
次に、図5に示すように、送風機140の能力の制御を行う場合について説明する。
ステップS101では、送風機140を最大の風量で送風を行うようにするために、送風機140の回転数を最大に制御する。
ステップS102では、温湿度の測定が行われる。供給側温湿度センサ171と排出側温湿度センサ172は、それぞれ、供給路120内と排出路130内の温度と絶対湿度を検知して、制御部180に信号を送信する。制御部180は、供給側温湿度センサ171によって検知された絶対湿度を吸気の絶対湿度として値aとして記憶し、排出側温湿度センサ172によって検知された絶対湿度を排気の絶対湿度として値bとして記憶する。
ステップS103では、制御部180は、値aと値bとの差から、吸気の絶対湿度と排気の絶対湿度の差を求め、得られた絶対湿度の差を値cとする。
ステップS104では、値cを記憶する。
ステップS105では、温湿度の測定が行われる。供給側温湿度センサ171と排出側温湿度センサ172は、それぞれ、供給路120内と排出路130内の温度と絶対湿度を検知して、制御部180に信号を送信する。制御部180は、供給側温湿度センサ171によって検知された絶対湿度を吸気の絶対湿度として値aとして記憶し、排出側温湿度センサ172によって検知された絶対湿度を排気の絶対湿度として値bとして記憶する。
ステップS106では、制御部180は、値aと値bとの差から、吸気の絶対湿度と排気の絶対湿度の差を求め、得られた絶対湿度の差を値cとする。
ステップS107では、制御部180は、ステップS106で得られた値cが、ステップS104で記憶された値cよりも小さいかどうかを判断する。ステップS106で得られた値cが、ステップS104で記憶された値cよりも小さければ、ステップS108に進む。ステップS106で得られた値cが、ステップS104で記憶された値cよりも小さくなければ、ステップS109に進む。
ステップS108では、制御部180は、送風機140を制御して、回転数を減少させる。ステップS109では、制御部108は、送風機140を制御して、回転数を上昇させる。ステップS106で得られた値cが、ステップS104で記憶された値cよりも小さければ、供給側温湿度センサ171で検知された絶対湿度と排出側温湿度センサ172で検知された絶対湿度の差が時間の経過とともに減少している、すなわち、乾燥度が高まっていると判断される。このような場合には、送風量を大きくしても、被乾燥対象物の乾燥度を増大させることはできない。そこで、このような場合には、送風量を少なくすることによって、送風量を保つ場合と比較して消費電力を低減することができる。
その後、ステップS104に戻る。このようにして、供給側温湿度センサ171で検知された絶対湿度と排出側温湿度センサ172で検知された絶対湿度の差の時間変化に基づいて、送風機140の能力制御が行なわれる。
また、制御部180は、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくするように構成されている。
例えば、送風機140によって送出される空気の量が2m/分、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.003kg/kg(DA)であって、送風機140によって送出される空気の量を相対的に大きくした場合、すなわち、送風機140を高速で運転させる場合について説明する。
図6に示すように、送風機140によって送出される空気の量を、例えば3m/分にすると、風量が増加した分、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が小さくなる。風量を増加させても除湿量が変化しなければ、絶対湿度の差は約0.002kg/kg(DA)になる。実際には、衣類からの水分の蒸発速度、コンタクトファクター、湿度、温度、乾燥促進状態の条件などの乾燥要因によって、絶対湿度の差が0.002kg/kg(DA)を上回る場合と、下回る場合とがある。
送風機140によって送出される空気の量を3m/分にしたとき、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.002kg/kg(DA)を上回る場合には、送風機140によって送出される空気の量を3m/分のままにする。
一方、送風機140によって送出される空気の量を3m/分にしたとき、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.002kg/kg(DA)を下回る場合には、送風機140によって送出される空気の量を、もとの2m/分にする。
次に、例えば、送風機140によって送出される空気の量が2m/分、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.003kg/kg(DA)であって、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくした場合、すなわち、送風機140を低速で運転させる場合について説明する。
図6に示すように、送風機140によって送出される空気の量を、例えば1m/分にすると、風量が減少した分、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が大きくなる。風量を減少させても除湿量が変化しなければ、絶対湿度の差は約0.006kg/kg(DA)になる。実際には、衣類からの水分の蒸発速度、コンタクトファクター、湿度、温度、乾燥促進状態の条件などの乾燥要因によって、絶対湿度の差が0.006kg/kg(DA)を上回る場合と、下回る場合とがある。
送風機140によって送出される空気の量を1m/分にしたとき、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.006kg/kg(DA)を上回る場合、特に、検知される絶対湿度の差が0.006kg/kg(DA)よりも10〜20%以上大きい場合には、送風機140によって送出される空気の量を1m/分のままにする。すなわち、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくする。
このように、風量を切り替えたときに、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が、予測される値に対して10〜20%以上大きい場合には、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくする。
一方、送風機140によって送出される空気の量を1m/分にしたとき、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度の差が0.006kg/kg(DA)を下回る場合には、送風機140によって送出される空気の量を、もとの2m/分にする。
供給路120内の空気が衣類と比較して十分に乾燥している場合には、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくしても、衣類から水分を除去することができる。このようにすることにより、消費される電力を低減することができる。
なお、この実施の形態においては、送風機140によって送出される空気の量を1m/分、2m/分、3m/分の3段階に調節している。送風機140によって送出される空気の量は、数段階に調節されることが好ましい。
以上のように、衣類洗濯乾燥機1は、回転ドラム110と、供給路120と、排出路130と、送風機140と、ヒータ150と、供給側温湿度センサ171と、排出側温湿度センサ172とを備える。回転ドラム110は、衣類を収容するものである。供給路120は、回転ドラム110の内部に空気を供給するためのものである。排出路130は、回転ドラム110の内部から空気を排出するためのものである。送風機140は、供給路120内の空気を送出するためのものである。ヒータ150は、供給路120内の空気を加熱するためのものである。供給側温湿度センサ171は、供給路120内の絶対湿度を検知するためのものである。排出側温湿度センサ172は、排出路130内の絶対湿度を検知するためのものである。
以上のように構成された衣類洗濯乾燥機1は、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風機140が駆動されてヒータ150が駆動停止される。供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、送風機140とヒータ150とが駆動されるように構成されている。
供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風機140が駆動されてヒータ150が駆動停止される。このような場合には、供給路120内の空気は衣類と比較して十分に乾燥しているので、供給路120内の空気がそのまま衣類に接触することによって、衣類から十分に水分を除去することができる。なお、衣類に供給される空気の温度が低くても、供給路120内の空気の絶対湿度と排出路130内の空気の絶対湿度との差が所定の値よりも大きければ、供給路120内の空気をそのまま衣類に供給しても衣類から水分を除去することができる。
一方、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、送風機140とヒータ150とが駆動される。このような場合には、供給路120内の空気は、衣類と比較して十分に乾燥しているとはいえない。そこで、供給路120内の空気を加熱してから衣類に供給することによって、衣類からさらに水分を除去することができる。
このように、供給路120内の空気の絶対湿度と排出路130内の空気の絶対湿度との差に基づいて、供給路120内の空気を加熱せずにそのまま衣類に供給するか、供給路120内の空気を加熱してから衣類に供給するかを切り替えることによって、衣類の乾燥度に応じて、最適な乾燥を行うことができ、省エネルギーを実現することができる。例えば、供給路120内の空気を加熱する必要がないときには供給路120内の空気をそのまま衣類に供給することによって、ヒータ150で消費される電力を低減させることができる。また、供給路120内の空気をそのまま衣類に供給しても十分に乾燥させることができない場合には、ヒータ150で加熱された空気を衣類に供給することによって、乾燥行程の全体に必要な時間を短縮し、結果として省エネルギーを実現することができる。
このようにすることにより、衣類の乾燥度合いに応じて、衣類を効率よく乾燥させることが可能な衣類洗濯乾燥機1を提供することができる。
また、衣類洗濯乾燥機1は、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくするように構成されている。
供給路120内の空気が衣類と比較して十分に乾燥している場合には、送風機140によって送出される空気の量を相対的に小さくしても、衣類から水分を除去することができる。このようにすることにより、消費される電力を低減することができる。
また、衣類洗濯乾燥機1は、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差の時間変化に基づいて、送風機140によって送出される空気の量を調整するように構成されている。
乾燥行程の後半には、供給側温湿度センサ171によって検知される絶対湿度と排出側温湿度センサ172によって検知される絶対湿度との差の時間変化量が小さくなる。このような場合には、送風量を大きくしても、衣類の乾燥度を増大させることはできない。そこで、このような場合には、送風量を少なくすることによって、送風量を保つ場合と比較して消費電力を低減することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
1:衣類洗濯乾燥機、110:回転ドラム、120:供給路、130:排出路、140:送風機、150:ヒータ、171:供給側温湿度センサ、172:排出側温湿度センサ。

Claims (3)

  1. 被乾燥対象物を収容する容器と、
    前記容器の内部に空気を供給するための供給路と、
    前記容器の内部から空気を排出するための排出路と、
    前記供給路内の空気を送出するための送風部と、
    前記供給路内の空気を加熱するための加熱部と、
    前記供給路内の絶対湿度を検知するための第1検知部と、
    前記排出路内の絶対湿度を検知するための第2検知部とを備え、
    前記第1検知部によって検知される絶対湿度と前記第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、前記送風部が駆動されて前記加熱部が駆動停止され、前記第1検知部によって検知される絶対湿度と前記第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値以下である場合には、前記送風部と前記加熱部とが駆動されるように構成されている、乾燥機。
  2. 前記第1検知部によって検知される絶対湿度と前記第2検知部によって検知される絶対湿度との差が所定の値よりも大きい場合には、前記送風部によって送出される空気の量を相対的に小さくするように構成されている、請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記第1検知部によって検知される絶対湿度と前記第2検知部によって検知される絶対湿度との差の時間変化に基づいて、前記送風部によって送出される空気の量を調整するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の乾燥機。
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