JP5456428B2 - 直流電源装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ビルやデータセンタなどで用いられる直流電源装置及びその制御方法に関する。
通信ビルやデータセンタなどで用いられる通信設備やデータ処理蓄積設備は一般的に高い信頼性が要求されるので、これらの負荷設備に直流電力を供給する直流電源装置については、バックアップ電源として蓄電池を用意し、直流電源装置の故障時、または、その入力とする商用系統電力源の異常時にも電力供給を継続できる電力供給方法が用いられる。
また、直流電源装置は、通常は複数台の整流器ユニットを負荷に対して並列に接続して構成され、かつ、負荷設備が必要とする負荷電流に対して1台ないし複数台の余分の整流器ユニットを信頼性を維持するために接続して運転されることがある(例えば、特許文献1を参照)。この場合、各整流器ユニットは、負荷設備への負荷電流、並列に接続しているそれぞれ整流器ユニットで均一に分担して供給することが多い。例えば、負荷設備に流れる負荷電流が100A(アンペア)とし、並列に5台の整流器ユニットが設けられている場合は、それぞれの整流器ユニットが20Aずつ負荷電流を供給する。
図1は、蓄電池を有する直流電源装置の構成を示す図である。図1において、商用系統電力源100は電力会社の配電系統から供給される電力源である。直流電源装置1は、交流電力(例えば、3相交流)を受電し、直流電力に変換して出力する電力変換器である。負荷設備200は直流電力で動作する電気機器や電子機器である。蓄電池3は、二次電池など電力蓄積要素である。上記構成により、商用系統電力源100からの電源供給が停止され、直流電源装置1が停止した場合に、蓄電池3から負荷設備200に直流電力を供給することにより、直流電源装置1を無停電電源化し、電源装置としての信頼性を向上させている。
特開2007−318949号公報
ところで、電源装置が図1に示すようなシステム構成で蓄電池3を充電する場合、直流電源装置1の出力電力容量と負荷設備200の入力電力の関係から、蓄電池3の充電電流が決定される。例えば、大容量の直流電源装置1の配下の負荷設備200が、極めて小さい入力電力であった場合、直流電源装置1の出力電力は、ほとんどが、蓄電池3の充電に費やされる。その結果、その各々の蓄電池が寿命維持の観点で定めている充電電流値の限度値、例えば0.1CAを超えた電流で充電することになり、蓄電池を劣化(寿命の短縮)させることになる。なお、前記0.1CAのCAとは蓄電池の放電レートを示す単位であり、0.1CAは10時間率放電の放電電流と同じ値であることを示す。
すなわち、蓄電池3が許容する放電電流値および充電電流値にはそれぞれ制限があり、放電電流値および充電電流値は、一般的に放電電流値の方が充電電流値よりも大きい。例えば、制御弁式鉛蓄電池の場合、放電電流値は3CA、充電電流値は0.1CAと、充電電流値に対して、放電電流値が30倍大きい場合がある。
このため、図2に示すように、専用の充電器300とダイオード(ダイオード整流器)Dtを使用したシステム構成が用いられている。充電器300は、蓄電池3を充電するための専用の直流電源装置であり、ダイオードDtは、アノード側からカソード側のみ電力を通過させる素子であり、停電等の商用系統電力源(交流電源)100の不具合により直流電源装置1が停止した場合に、このダイオードDtを通して、蓄電池3から負荷設備200に電力を供給するように構成されている。
しかしながら、図2に示すシステム構成においては、充電器300は、通常時(蓄電池浮動充電時)に出力電力が微小であることが一般的であるが、電力変換器を軽負荷で運転させておくことは、経済性や損失低減の観点から好ましくない。すなわち、蓄電池3が浮動充電状態となると、充電器300がほとんど出力しない無負荷運転に近い状態となり、設備の利用率が悪く、また充電器運転に伴う固定損が発生する状態が、長時間継続する。また、もしも、充電器300から常時、負荷設備200へ給電しようとすると、ダイオードDtによる順方向電圧降下に通過電流を乗じた値の電力損失が、常時発生するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、交流電力を直流電力に変換する整流器ユニットと蓄電池で構成される直流電源装置において、充電により蓄電池の寿命が短縮することを抑制し(信頼性向上)、また、専用の充電器を不要とすることによる経済性の向上、および電力損失の低減を図ることができる、直流電源装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の直流電源装置は、商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置であって、前記整流器ユニットの出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御部と、前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御部と、を備え、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により前記蓄電池へ定電流充電を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記整流器ユニットから出力される直流電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路と、前記出力電圧検出回路により検出された直流電圧により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより前記整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部と、前記充電電流検出回路により検出された充電電流により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部と、を備え、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により前記蓄電池へ定電流充電を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記蓄電池の充電電圧が所定の電圧以上に上昇した場合に、前記充電電流制御部による定電流制御動作を休止させるとともに、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を開始させる、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する並列に接続された複数の整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置であって、前記各整流器ユニットごとに設けられ当該整流器ユニットの出力電圧を前記負荷設備が動作可能な範囲内でめ決められた電圧に定電圧制御する出力電圧制御部と、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流を、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御部と、を備え、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記各整流器ユニットごとに設けられ当該整流器ユニットの出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記直流電源装置から前記蓄電池に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路と、前記各整流器ユニットごとに設けられ、当該整流器ユニットに対応する前記出力電圧検出回路により検出された直流電圧により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、当該整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部と、前記充電電流検出回路により検出された充電電流により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部と、を備え、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記蓄電池の充電電圧が所定の電圧以上に上昇した場合に、前記充電電流制御部による定電流制御動作を休止させるとともに、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を開始させる、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置の制御方法は、商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置の制御方法であって、前記整流器ユニットの出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御手順と、前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流が、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御手順と、を含み、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御手順による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御手順により前記蓄電池へ定電流充電を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置の制御方法は、商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する並列に接続された複数の整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置の制御方法であって、前記各整流器ユニットのそれぞれにおいて自身の出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御手順と、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流が、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御手順と、を含み、前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニットにおける前記出力電圧制御手順による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御手順により前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、ことを特徴とする。
本発明の直流電源装置においては、整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御するための出力電圧制御部と、整流器ユニットの出力電流を定電流制御するために充電電流制御部と、を備え、蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、充電電流制御部により蓄電池への定電流充電を行う。
これにより、蓄電池に対して定電流で充電を行うことができるので、充電により蓄電池寿命が短縮されることを抑止できる。また、専用の充電器が不要となり、経済性の向上と、電力損失の低減を図れる。
また、本発明の直流電源装置においては、整流器ユニットの出力電圧を、出力電圧検出回路から出力される電圧信号と基準信号とを比較することにより定電圧制御する出力電圧制御部と、整流器ユニットの出力電流を、充電電流検出回路から出力される電流信号と基準信号とを比較することにより電流制御する充電電流制御部と、を備え、蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、充電電流制御部により蓄電池へ定電流充電を行う。
これにより、蓄電池に対して定電流で充電を行うことができるので、充電により蓄電池寿命が短縮されることを抑止できる。また、専用の充電器が不要となり、経済性の向上と、電力損失の低減を図れる。
また、本発明の直流電源装置においては、蓄電池の充電電圧が所定の電圧以上に上昇した場合に、充電電流制御部による電流制御動作を休止するとともに、出力電圧制御部による定電圧制御動作を開始させる。
これにより、蓄電池に対する初期充電の際に定電流充電(CC充電)を行うことができ、蓄電池がある程度充電され所定の電圧に達した後は、定電圧充電(CV充電)を行うことができる。
また、本発明の直流電源装置においては、直流電源装置は、並列に接続された複数の整流器ユニットと、各整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部と、各整流器ユニットから蓄電池へ流れる出力電流を定電流制御する充電電流制御部と、を備える。そして、蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、各整流器ユニットにおける定電圧制御動作を休止させるとともに、各整流器ユニットから蓄電池へ流れる充電電流の定電流制御を行う。
これにより、複数の整流器ユニットを有する直流電源装置において、各整流器ユニットから蓄電池に対して定電流充電を行わせることができるので、充電により蓄電池寿命が短縮されることを抑止できる。また、専用の充電器が不要となり、経済性の向上と、電力損失の低減を図れる。
蓄電池を有する直流電源装置の構成を示す図である。 専用の充電器を備える直流電源装置の構成例を示す図である。 本発明の直流電源装置における蓄電池への充電電流特性について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。 出力電圧制御部23の構成例を示す図である。 PWM制御部22の構成例を示す図である。 充電電流制御部24の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における充電電流制御部24Aの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態における出力電圧制御部23´および充電電流制御部24´の構成例を示す図である。 第3の実施の形態における出力電圧制御部23´の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態における充電電流制御部24´の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態における比較部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態における充電電流制御部24A´の構成例を示す図である。 第4の実施の形態における充電電流制御部24A´の処理の流れを示すフローチャートである。 複数の整流器ユニットを有する直流電源装置について補足説明するための図である。
<第1の実施形態>
以下、図を用いて本発明の第1の実施形態の直流電源装置の説明を行う。
本発明の直流電源装置の基本的な構成は図1に示す直流電源装置と同様である。本発明の直流電源装置においては、充電電流検出回路4により、蓄電池3の充電電流を計測し、蓄電池3の充電電流が予め設定した値を超えないように直流電源装置1を垂下制御(出力電流―出力電圧特性の垂下制御)する。すなわち、所定の過電流保護設定値による電流制限(カレントリミット)を行う。また、直流電源装置1が複数の整流器ユニットから構成される場合、複数の整流器ユニットを均等に垂下制御させるように構成する。
また、図3は、本発明の直流電源装置における蓄電池への充電電流特性について説明するための図である。図3(A)は、蓄電池に対する「充電電流―電圧特性」を示す図である。図3(A)に示すように、蓄電池を充電する際、充電初期から蓄電池電圧が予め定めた値(Vnom)に達するまでの間は、定電流充電(CC充電)を行い、その後、蓄電池が所定の電圧値(Vnom)以上に充電された後は、予め決められている負荷装置に供給する電圧値が一定となるよう制御する定電圧充電(CV充電)へと切り替える、いわゆる定電流定電圧充電が行われる。
また、図3(B)は、本発明の直流電源装置の「電流−電圧特性」を示す図である。図3(B)に示すように直流電源装置1は、無負荷から過電流保護設定値(Ioc)までの間は、定電圧制御(電圧Vnom一定)とするが、出力電流が所定の値、すなわち過電源保護設定値(Ioc)を超える場合に、この過電源保護設定値(Ioc)で定電流垂下(電流制限動作により出力電圧を低下)させるように構成されている。
そして、図3(A)において定電流充電(CC充電)を行う場合は、図3(B)に示す電流制限作用(定電流垂下特性)を利用して、蓄電池に流す充電電流の電流値の限度値、すなわち予め蓄電池に対応して規格値として決められている電流値となるよう定電流充電を行うようにする。すなわち、過電源保護設定値(Ioc)による出力電流の電流制限動作を利用して、蓄電池3に対する定電流充電(CC充電)を行うように構成される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係わる直流電源装置の構成例を示す図である。図4に示す例は、整流器ユニット2が1台(単数)の場合の例である。なお、図4に示す第1の実施の形態の説明においては、直流電源装置の機能を実現するための制御手段として、オペアンプや比較器(コンパレータ)などを用いたアナログ回路による制御方法について説明する(第2の実施の形態についても同様)。また、後述する第3の実施の形態および第4の実施の形態においては、同様のことをコンピュータシステム(マイクロコンピュータやDSP(Digital Signal Processor)等とソフトェアを含む)を用いたデジタル制御により実現する例について説明する。
図4に示すように、本発明の直流電源装置1は、整流器ユニット2と、充電電流検出回路4を有し、整流器ユニット2は、出力電圧検出回路5と、電力変換回路21と、PWM制御部22と、出力電圧制御部23と、充電電流制御部24と、ダイオードD1、ダイオードD2とを有している。
整流器ユニット2は、商用系統電力源100と負荷設備200との間に設けられ、入力端子が商用系統電力源100に接続され、出力端子Cが負荷設備200と蓄電池3に接続されている。上記充電電流検出回路4は、出力端子Cから蓄電池3に出力される充電電流を検出し、前記充電電流値を電圧信号に変換した電流信号Visを充電電流制御部2へ出力する。
また、出力電圧制御回路23の入力側には、出力電圧検出回路5が接続され、その出力側はダイオードD1のアノード側に接続される。また、充電電流制御部24の入力側には、充電電流検出回路4が接続され、その出力側がダイオードD2のアノード側に接続される。そして、ダイオードD1およびD2のカソード側が接続点Dにおいて共通接続され、この接続点Dは、PWM制御部22の入力側の端子Eに接続されている。このPWM制御部22の出力側は、電力変換回路21の入力端子Bに接続されている。
上記整流器ユニット2内の電力変換回路21は、入力側が商用系統電力源100に接続され、出力端子Aが端子Cを通して負荷設備200および蓄電池3に接続され、また、入力端子BにPWM制御部22が接続されている。また、電力変換回路21の出力側には、出力電圧検出回路5が接続されている。
この電力変換回路21は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などで構成される3相フルブリッジ変換回路(図示せず)により交流電圧を直流電圧に変換するとともに、MOSFETなどで構成されるDC−DC変換部(図示せず)を有しており、この場合、PWM制御部22から出力される駆動パルス(デューティ比が制御されるパルス信号)は、整流器ユニット2から出力する直流電力の電圧レベルを制御するDC−DC変換部に接続される。すなわち、電力変換回路21内のDC−DC変換部は、PWM制御部22が出力する駆動パルスのデューティ比(パルスの1周期における「H」レベルの期間と「L」レベルの期間の比)により、入力される直流電圧を、上記デューティ比に対応し、かつ安定した電圧値の直流電力に変換する。
(整流器ユニット2における定電圧制御動作についての説明)
本発明の直流電源装置1は、前述したように、直流出力電圧を一定に制御する出力電圧制御機能と、蓄電池3に定電流充電を行うための電流制御機能と有している。通常状態(蓄電池3に定電流充電を行わない状態)では、直流電源装置1の出力電圧を一定に制御する定電圧制御動作が、出力電圧制御部23により行われる。
以下、直流出力電圧を一定に制御する定電圧制御動作について説明する。この定電圧制御のために、電力変換回路21の出力側には、電力変換回路21から出力される直流出力電圧を検出するための出力電圧検出回路5が接続されている。
図5に出力電圧制御部23の構成例を示す。図5に示すように、出力電圧制御回路23は、出力電圧制御用基準電圧発生回路23aと、加算器23bと、増幅器23cとで構成される。この加算器23bの一方の入力側(+側)は、出力電圧制御用基準電圧発生回路23aに接続され、基準電圧値Vvref(整流器ユニットの出力電圧を予め設定した電圧値に制御する電圧)が入力される。加算器23bの他方の入力側(−側)は出力電圧検出回路5に接続され、出力電圧検出回路5から信号Vvs(電圧フィードバック信号)が入力される。また、加算器23bの出力側には増幅器23cが接続され、増幅器23cの出力側はダイオードD1のアノード側に接続される。
上記構成において、加算器23bでは、出力電圧制御用基準電圧発生回路23aから出力される基準電圧Vvrefと、出力電圧検出回路5から出力される信号Vvsと比較し、その差分の信号(Vvref−Vvs)を導出し、この差分の信号(Vvref−Vvs)をゲインKvを有する増幅器23cにより増幅して出力電圧指令の信号V2を生成する。この信号V1はダイオードD1を介してPWM制御部22に出力される。
図6にPWM制御部22の構成例を示す。図6に示すように、このPWM制御部22においては、コンパレータ22aと、インバータ22bと、ドライブ回路22cと、三角波発生回路22dとで構成される。コンパレータ22aの非反転入力端子(+)に、ダイオードD1,D2のカソード側が接続されており、このダイオードD1を介して信号V1またはV2が入力される。また、反転入力端子(−)には、三角波発生回路22dが接続され、三角波発生回路22dから出力される三角波の信号が入力される。また、コンパレータ22aの出力側にはインバータ22bが接続され、インバータ22bの出力側はドライブ回路22cに接続され、ドライブ回路22cは電力変換回路21に接続されている。
上記PWM制御部22の構成において、コンパレータ22aは、定電圧制御状態においては、ダイオードD1を通して入力される信号V1の電圧値と、三角波発生回路22dから出力される三角波の電圧値と比較し、信号V1を超える三角波の電圧値の時間幅を「L」レベルとし、信号V1の電圧値未満の三角波の電圧値の時間幅を「H」レベルとしたパルスを出力する。このパスルは、コンパレータ22aの出力側に接続されたインバータ22bにより、論理反転され、信号V1を超える三角波の電圧値の時間幅を「H」レベルとし、信号1の電圧値未満の三角波の電圧値の時間幅を「L」レベルとしたパルスが、ドライブ回路22cに対して出力される。
ドライブ回路22cは、インバータ22bから入力されるパルス信号から電力変換回路21内の半導体素子を駆動する駆動パルスを生成し、電力変換回路21に対して出力する。電力変換回路21は、入力される駆動パルスのデューティ(時比率)において、「H」レベルの期間が長くなるほど出力電圧の電圧値を高くすることになる。
すなわち、PWM制御部22は、出力電圧検出回路5の出力する検出電圧信号Vvsが基準電圧Vvrefより高くなれば、予め設定された出力電圧の電圧値が出力されているとして、電力変換回路21に対する駆動パルスの「H」レベルの期間を短くする。このようにして、通常状態(蓄電池3を定電流充電しない状態)において、電力変換回路21から出力される電圧が、出力電圧制御部23により一定に制御される。
なお、定電圧制御状態においては、直流電源装置1から蓄電池3への充電電流が極めて小さいため、図7に示す充電電流制御部24において、充電電流検出回路4からの出力される電流信号Visの電圧はゼロに極めて近く、結果、充電電流制御部24の出力はローレベル(例えば基準接地電位)となり、ダイオードD2はターンオフする。よって、通常状態において、PWM制御部22が充電電流制御部24により制御されることはない。
以上説明したように、直流電源装置1から蓄電池3へ供給する充電電流が少ない通常状態においては、出力電圧制御部23が動作し、充電電流制御部24は休止し、電力変換回路21の出力電圧は定電圧制御される(例えば、図3(B)に示す電圧Vnomに定電圧制御される)。
すなわち、出力電圧制御部23は、定電圧制御状態において、出力電圧検出回路5からの電圧検出信号Vvsと、基準電圧信号Vvrefとを加算器23bにより比較して、その差分信号「Vvref−Vvs」を生成し、ゲインKvを有する増幅器23cにより、出力電圧指令の信号V1を生成し、この信号V1をダイオードD1を介して、PWM制御部22に入力する。これにより、電力変換回路21からの出力電圧を基準電圧信号Vvrefに応じた値になるように制御する。
(蓄電池3への定電流充電動作の説明)
前述の図3(A)で説明したように、蓄電池3が放電した状態において直流電源装置1を運転する場合には、蓄電池3に対して定電流充電が行われる。このために、蓄電池3への充電電流の値を検出するための充電電流検出回路4が、整流器ユニット2と蓄電池3との間に設けられる。充電電流検出回路4は、整流器ユニット2から蓄電池3に流れる充電電流を検出(計測)するための電流センサであり、例えば、ホール素子を用いてもよいし、シャント抵抗器を用いてもよい。
図7は、充電電流制御部24の構成例を示す図である。
図7に示すように充電電流制御部24は、電流制御用基準電圧発生回路24aと、抵抗R11,R12と、比較器(コンパレータ)24bと、増幅器(Kc)24cとで構成される。
図7に示す充電電流制御部24において、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visの正極(+)側が、電流制御用基準電圧発生回路24a内の基準電圧値Virefの負極(−)側に接続され、また、この信号Visの正極(+)側が、比較器24bの非反転入力端子(+)に接続される。また、基準電圧値Virefの正極(+)側と、信号Visの負極(−)側との間に抵抗R11,R12の直列回路が接続される。また、抵抗R11と抵抗R12の接続点Qが比較回路24bの反転入力端子(−)に接続される。この比較回路24bの出力側には増幅器(Kc)24cが接続され、この増幅器24cの出力側はダイオードD2のアノード側に接続されている。
上記構成において、充電電流検出回路4は直流電源装置1から蓄電池3へ流れる充電電流を検出し、電流信号Visとして充電電流制御部24に出力する。通常時(蓄電池3に定電流充電を行わない状態)は、直流電源装置1から蓄電池3への充電電流が極めて小さいため、充電電流検出回路4からの出力電圧(信号Vis)はゼロに極めて近く、結果、充電電流制御部24の出力は「L」レベル(例えば基準接地電位)となり、ダイオードD2はターンオフする。よって、PWM制御部22が充電電流制御部24により制御されることはない。
一方、蓄電池3の充電時には、直流電源装置1から蓄電池3への充電電流が発生する。図7に示す回路において、例えば、抵抗R11,R12の抵抗値が同じであるとすると、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visの電圧レベルが、予め電流制御用基準電圧発生回路24aで設定された基準値(Viref)に達した場合、比較器24bの出力が「H」レベル(例えば比較器の電源電圧レベル)となり、比較器24bの出力に増幅器25cの任意のゲイン係数Kcを乗じた値がダイオードD2に向けて出力される。この状態では、ダイオードD2がターンオン、対してダイオードD1がターンオフし、PWM制御部22が充電電流制御部24により制御される。結果、定電流垂下制御が有効となる。
すなわち、充電電流制御部24の制御動作により、直流電源装置1から蓄電池3に流れる充電電流は、電流制御用基準電圧発生回路24a内の電流制御用の基準電圧Virefに応じて決まる一定の電流となるように制御される。
以上、本発明の第1の実施の形態について説明したが、図4に示す本発明の直流電源装置1は、商用系統電力源100から交流電力を入力し負荷設備200に直流電力を出力する整流器ユニット2を備え、また、商用系統電力源100からの電力供給の停止時に負荷設備200に直流電力を供給する蓄電池3が接続される直流電源装置1であって、整流器ユニット2から出力される直流電圧を検出する出力電圧検出回路5と、直流電源装置1から蓄電池3に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路4と、出力電圧検出回路5により検出された直流電圧により生成される信号Vvsを所定の基準信号Vvrefと比較することにより整流器ユニット2の出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部23と、充電電流検出回路4により検出された充電電流により生成される信号Visを所定の基準信号Virefと比較することにより、整流器ユニット2から蓄電池3に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部24と、を備え、蓄電池3に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、出力電圧制御部23による定電圧制御動作を休止させ、充電電流制御部24により蓄電池3へ定電流充電を行う、ように構成される。
これにより、蓄電池に対して定電流で充電を行うことができるので、充電により蓄電池寿命が短縮されることを抑止できる。また、専用の充電器が不要となり、経済性の向上と、電力損失の低減を図れる。
<第2の実施の形態>
上述した第1の実施の形態においては、直流電源装置1内の整流器ユニット2が1台の場合について説明したが、本発明の第2の実施の形態として、直流電源装置1が複数台の整流器ユニットから構成される例について説明する。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。図8に示す例では、任意のn個の整流器ユニット2−1〜2−nを並列に接続した構成例を示している。
図8に示す各整流器ユニット2−1〜2−nが、図4に示す整流器ユニット2と比較して構成上異なるのは、各整流器ユニット2−1〜2−nにおいて充電電流制御部24A用の抵抗27−1〜27−nが追加された点が異なり、また、充電電流制御部24Aが、各整流器ユニット2−1〜2−nで共通に使用される点が異なる。その他の構成は図4に示す整流器ユニット2と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号(但し整流器ユニット2−1〜2−nの識別符号が付加される)を付し、重複する説明は省略する。
図8において、整流器ユニット2−1〜整流器ユニット2−nの各々は、商用系統電力源100と負荷設備200(及び蓄電池3)との間に並列に設けられ、それぞれの入力が商用系統電力源100に接続され、またそれぞれの出力端子C−1、C−nが接続点Hにおいて共通に接続されている。
充電電流検出回路4は、上記接続点Hと蓄電池3との間に設けられている。充電電流検出回路4では、蓄電池3に流れる充電電流を測定し、測定した充電電流の信号Visを充電電流制御部24Aに出力する。
図9に、充電電流制御部24Aの構成を示す。図9に示す充電電流制御部24Aが、図7に示す第1の実施の形態における充電電流制御部24と構成上異なるのは、図7に示す充電電流制御部24に、図9に示す抵抗挿入力端子(1)および(1)´と、分圧回路用の抵抗(R)24dが新たに追加された点が異なる。また、増幅器24cから出力される信号V2が、各整流器ユニット2−1〜2−n内のダイオードD2−1〜D2−nに共通に供給される点が異なる(図8参照)。他の構成は図7に示す充電電流制御部24と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示す充電電流制御部24Aにおいて、抵抗挿入力端子(1)は、コンパレータ24bの出力側に接続され、抵抗挿入力端子(1)´は抵抗(R)24dの一端に接続されると共に、増幅器24cの入力側に接続される。また、抵抗(R)24dの他端は接地電位に接続される。
上記充電電流制御部24Aの構成において、抵抗27−1は、整流器ユニット2―1に設けられた抵抗器であり、抵抗27−nは、整流器ユニット2―n内に設けられた抵抗器である。この抵抗27−1〜27−nは、充電電流制御部24A内の抵抗挿入力端子(1),(1)´に対して並列に接続される。
この抵抗27−1〜27−nの接続状態が変化することにより、充電電流制御部24A内の抵抗挿入力端子(1),(1)´における合成抵抗値が変化する。例えば、整流器ユニットが整流器ユニット2−1,2−2の2台の場合、この整流器ユニット2−1,2−2に内蔵される抵抗27−1,27−2の抵抗値をR´とすると、整流器ユニットが1台の場合は抵抗値R´、整流器ユニットが2台の場合は、抵抗値R´/2と変化する。
ここで、比較器(コンパレータ)25bの出力電圧をVinとすれば、増幅器25cの出力信号V2の電圧は、整流器ユニットが1台の場合は、
V2=Vin×(R/R´)×Kc、となり、
整流器ユニットが2台の場合は、
V2=Vin×(2R/R´)×Kc、となる。
このように、合成抵抗R´および抵抗(R)24dの比を変化することで、信号Vinの信号レベルを変更することができる。図9に示す例では、整流器ユニットが2台の場合、整流器ユニットが1台の場合の2倍の信号レベルとなる。充電電流制御部24Aは、当該信号に増幅器25cにより任意の係数Kcを乗じた信号V2が各整流器ユニット(2−1、2−2)に出力される。
結果、2台の整流器ユニットには、整流器ユニットを1台とした場合の1/2の電流値で垂下制御すべく信号が充電電流制御回路24Aから2台の整流器ユニット(2−1、2−2)に出力され、それによって2台の整流器ユニット(2−1、2−2)は、整流器ユニットを1台とした場合の1/2の電流値で垂下制御される。
以上、本発明の第2の実施の形態について説明したが、図8に示す直流電源装置1は、商用系統電力源100から交流電力を入力し負荷設備200に直流電力を出力する並列に接続された複数の整流器ユニット2−1〜2−nを備え、また、商用系統電力源100からの電力供給の停止時に負荷設備200に直流電力を供給する蓄電池3が接続される直流電源装置1であって、各整流器ユニット2−1〜2−nごとに設けられ当該整流器ユニットの出力電圧を検出する出力電圧検出回路5−1〜5−nと、直流電源装置1から蓄電池3に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路4と、各整流器ユニット2−1〜2−nごとに設けられ、当該整流器ユニットに対応する出力電圧検出回路により検出された直流電圧により生成される信号Vvsを所定の基準信号Vvrefと比較することにより当該整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部23−1〜23−nと、充電電流検出回路4により検出された充電電流により生成される信号Visを所定の基準信号Virefと比較することにより、各整流器ユニット2−1〜2−nのそれぞれから蓄電池3に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部24Aと、を備え、蓄電池3に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、各整流器ユニット2−1〜2−n内の出力電圧制御部23−1〜23−nによる定電圧制御動作を休止させ、充電電流制御部24Aにより、各整流器ユニット2−1〜2−nのそれぞれから蓄電池3へ定電流充電を行う。
これにより、複数の整流器ユニットを有する直流電源装置において、各整流器ユニットから蓄電池に対して定電流充電を行わせることができるので、充電により蓄電池寿命が短縮されることを抑止できる。また、専用の充電器が不要となり、経済性の向上と、電力損失の低減を図れる。
<第3の実施の形態>
図10は、本発明の第3の実施の形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。
図10に示す第3の実施の形態に係わる直流電源装置1は、直流電源装置内の整流器ユニット2が1つ(単数)の場合で例である。図10に示す直流電源装置が、図4に示す第1の実施の形態の直流電源装置とが構成上異なるのは、図4に示すダイオードD1,D2の代わりに比較部25を設け、さらに、充電電圧制御部23´、充電電流制御部24´、および比較部25における処理を、マイクロコンピュータやDSP等(それらにおける処理の過程を記述したソフトウェアを含む)により実現する点が異なる。すなわち、充電電圧制御部23´、充電電流制御部24´、および比較部25における処理をデジタル制御で実現する場合の例である。
その他の構成は、図4に示す直流電源装置と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
以下、図10に示す第3の実施の形態において、図4に示す第1の実施の形態と異なる部分、すなわち、充電電圧制御部23´、充電電流制御部24´、および比較部25について、その構成と動作について説明する。
図11(A)に第3の実施の形態における出力電圧制御回路23´の構成を示す。また、図11(B)に第3の実施の形態における充電電流制御部24´の構成を示す。
(出力電圧制御部23´についての説明)
図11(A)に示すように、出力電圧制御部23´は、記憶部31と誤差演算部32とで構成される。誤差演算部32は、入力側に記憶部31と出力電圧検出回路5とが接続され、また、出力側には比較部25が接続される。なお、誤差演算部32は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)を有しており、このA/D変換器により、出力電圧検出回路5から出力される検出電圧の信号Vvsをデジタル信号(出力電圧計測値)として取り込む。また、比較部25は、デジタル信号をアナロ信号に変換するD/A変換器(図示せず)を有しており、このD/A変換器により、比較部25において処理された信号をアナログ信号に変換してPWM制御部22に出力する。
上記構成において、誤差演算部32は、出力電圧検出回路5で検出された電圧信号Vvsと記憶部31から読みだした基準電圧値Vvrefの差(Vvs−Vvref)を導き、この差分に任意の係数K1を乗ずることで定電圧制御のための電圧指令信号V1を生成し、比較部25に出力する。
図12は、出力電圧制御部23´における処理の流れを示すフローチャートである。以下、図11を参照して、出力電圧制御部23´における処理の流れについて説明する。誤差演算部32では、最初に、記憶部31から基準電圧値Vvrefを読み出し(ステップS11)。また、記憶部31から係数K1を読み出す(ステップS12)。次に、誤差演算部32では、出力電圧検出回路5から出力される電圧信号Vvsを読み込み(ステップS13)、信号Vvsと基準電圧値Vvrefの差(Vvs−Vvref)を導き、この差分に任意の係数K1を乗ずることで定電圧運転のための電圧指令信号V1を生成し(ステップS14)、比較部25に出力する(ステップS15)。
(充電電流制御部24´についての説明)
次に、充電電流制御部24´の構成と動作について説明する。
図11(B)に示すように、充電電流制御部24´は、記憶部41と誤差演算部42とで構成される。誤差演算部42は、入力側が記憶部41と充電電流検出回路4に接続され、出力側が比較部25と接続される。なお、誤差演算部42は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)を有しており、このA/D変換器により、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visをデジタル信号(充電電流計測値)として取り込む。
上記構成において、充電電流制御部24´内の誤差演算部42は、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visと記憶部41から読み出した基準電圧値Virefを比較し、「Vis≧Viref」の場合、予め設定した任意の係数K2により決定される電流垂下制御のための信号V2を生成して比較部25に出力する。
そして、図10に示す比較部25において、「V1≧V2」の場合に信号V1を、「V1<V2」の場合に信号V2をPWM制御部22に出力する。PWM制御部22は、比較部25から出力された信号と、三角波発生回路22dにより発生される信号を比較し、電力変換回路21を駆動するためのPWM信号を生成する。
図13は、充電電流制御部24´における処理の流れを示すフローチャートである。以下、図13を参照して、その処理の流れについて説明する。充電電流制御部24´において、最初に、誤差演算部42は、記憶部41から充電電流の基準信号となる基準電圧値Virefを読み出し(ステップS21)、誤差演算部42は、記憶部41から係数K2を読み出す(ステップS22)。
次に、誤差演算部42では、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visを読み込み(ステップS23)、電流信号Visと基準電圧値Virefとを比較する(ステップS24)。
そして、「Vis≧Viref」の場合(ステップS24:Yes)、予め設定した任意の係数K2により決定される電流垂下制御のための信号V2を生成する(ステップS25)。一方、「Vis<Viref」の場合(ステップS24:No)、信号V2(V2=0)を生成する(ステップS26)。そして、誤差演算部42において生成した信号V2を比較部25に出力する(ステップS27)。
また、図14は、比較部25における処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すフローチャートを参照して、比較部25では、出力電圧制御部23´から入力される信号V1を読込み(ステップS31)、また、充電電流制御部24´から入力される信号V2を読込む(ステップS32)。
続いて、比較部25では、信号V1と信号V2の電圧値の大小関係を比較する(ステップS33)。そして、「V1≧V2」の場合(ステップS33:Yes)、信号V1をPWM制御部22に出力する(ステップS34)。一方、「V1<V2」の場合(ステップS33:No)、信号V2をPWM制御部22に出力する(ステップS35)。
このように、比較部25では、出力電圧制御部23´から入力される信号V1と、充電電流制御部24´から入力される信号V2とを比較し、PWM制御部22に対して信号V1または信号V2を出力する。これにより、蓄電池3への充電電流が少ない状態においては信号V1をPWM制御部22に出力し、整流器ユニット2を定電圧制御することができる。また、蓄電池3への定電流充電を行う場合は、PWM制御部22に対して信号V2を出力して、整流器ユニット2を定電流制御することができる。
なお、上述の説明では、PWM制御部22における処理は、アナログ信号により行われることを前提にして説明したが、勿論、PWM制御部22における処理もデジタル制御により行うこともできる。
<第4の実施の形態>
図15は、本発明の第4の実施の形態に係わる直流電源装置の構成を示す図である。
図15に示す第4の実施の形態に係わる直流電源装置は、図10に示す第3の実施の形態の直流電源装置に対応するものであり、直流電源装置内の整流器ユニットが複数(任意のn台)の場合で例であり、かつ出力電圧制御部23´−1〜23´−n、充電電流制御部24A´、および比較部25−1〜25−nにおける処理をデジタル制御で行う場合の例である。
図15に示す第4の実施の形態において、各整流器ユニット2−1〜2−nが、図10に示す整流器ユニット2と比較して構成上異なるのは、各整流器ユニット2−1〜2−nにおいてアクティブ信号送出部28−1〜28−nが追加された点が異なり、また、充電電流制御部24A´が、各整流器ユニット2−1〜2−nで共通に使用される点が異なる。その他の構成は図10に示す整流器ユニット2と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号(但し整流器ユニット2−1〜2−nに応じた識別符号が付加される)を付している。
アクティブ信号送出部28−1〜28−nは、各整流器ユニット2―1〜2―nのそれぞれに搭載されるものであり、その出力側が充電電流制御部24´の入力端子(1)〜(n)にそれぞれ接続されている。このアクティブ信号送出部28−1〜28−nは、予め設定した2つの異なるレベル(H(ハイ)レベル)とL(ロウ)レベル)の信号を送出するように構成されている。または、2つの異なる状態(スイッチの回路と閉路)の信号を出力するように構成される。
図15に示す第4の実施の形態では、アクティブ信号送出部28−1〜28−nが予め設定した2つの異なるレベル(HレベルとLレベル)の信号を送出するものとして説明する。整流器ユニット2−1〜2−nは、自機が運転中に運転中信号(たとえば、Hレベル)を送出する。
図16は、第4の実施の形態における充電電流制御部24A´の構成を示す図である。
図16に示すように、充電電流制御部24A´において、誤差演算部42´は、入力側が記憶部41と、各整流器ユニット2―1〜2−nのアクティブ信号送出部28−1〜28−nと、充電電流検出回路4とに接続され、また、出力側が比較部25−1〜25−nと接続される。また、誤差演算部42´は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)を有しており、このA/D変換器により、充電電流検出回路4から出力される電流信号Visをデジタル信号(充電電流計測値)として取り込む。
上記構成において、誤差演算部42´は、アクティブ信号送出部28−1〜28−nから入力端子(1)〜(n)に印加されるアクティブ信号A1〜Anの内のHレベルの信号の数の和をNRF−Uとしてカウントする。ここでは、整流器ユニット2−1〜2−nのうちN台が稼動しているものとする。
誤差演算部42´は、充電電流検出回路4から出力される電流信号Vis(電流計測値)が予め記憶部41から読み出された値Viref値に達した場合、また基準電圧値Virefを超えた場合、係数KcをNRF−U(=N)で除した値を示す信号V2を各整流器ユニット2−1〜2−nのうちの該当(稼動)するN台に出力する。結果、N台の整流器ユニットには、整流器ユニットを1台とした場合の1/Nの電流値で垂下制御すべく信号が入力され、それによってN台の整流器ユニットは、整流器ユニットを1台とした場合の1/Nの電流値で垂下制御される。
また、図17は、第4の実施の形態における充電電流制御部24A´における処理の流れを示す図であり、上述した充電電流制御部24A´における処理をフローチャートで示したものである。
図17を参照して、充電電流制御部24A´の誤差演算部42は、最初に記憶部41から基準電圧値Virefを読み出す(ステップS41)。続いて、誤差演算部42´は、記憶部41から係数K2を読み出す(ステップS42)。
次に、誤差演算部42´では、アクティブ信号送出部28−1〜28−nから出力されるアクティブ信号A1〜Anを読み込む(ステップS43)。そして、アクティブ信号A1〜Anの内のHレベルの信号の数の和をNRF−Uとしてカウントする(ステップS44)。
続いて、誤差演算部42´では、充電電流検出回路4から充電電流検出値の信号Visを読み込み(ステップS45)、充電電流計測値(信号Vis)と基準電圧値Virefとを比較する(ステップS46)。
そして、「Vis≧Viref」の場合(ステップS46:Yes)、予め設定した任意の係数K2をNRF−Uで除した値を示す信号V2を生成する。一方、「Vis<Viref」の場合(ステップS46:No)、信号V2(V2=0)を生成する(ステップS48)。そして、信号V2を比較部25−1〜25−nに出力する(ステップS49)。この比較部25−1〜25−nにおける処理は、図14に示すフローチャートにおける処理と同様であり、重複する説明は省略する。
なお、直流電源装置1が複数台の整流器ユニット2−1〜2−nで構成される場合に、稼動する整流器ユニットを選択して稼動させる場合の例について補足して説明しておく。
図18に示すように、並列に接続された複数の整流器ユニット2−1〜2−nを有する直流電源装置1において、各整流器ユニット2−1〜2−nと商用系統電力源(交流電源)100との間に開閉器(遮断器)6−1〜6−nを配置し、コントローラ7により開閉器6−1〜6−nの開閉状態を選択し、負荷に対する直流電力の供給に応じて稼動させる整流器ユニット2−1〜2−nの台数を制御し、高電力変換効率で整流器ユニットを運転して電力損失の低減を図ることがある。
この場合においても、前述した本発明の直流電源装置における蓄電池3に対して定電流充電を行う技術的な思想を適用することが可能である。この場合は、蓄電池3に対する充電中は台数制御を行わずに、その時点で稼動している整流器ユニット2−1〜2−nにより蓄電池3に対する充電電流の制御を行うようにする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、図10に示す第3の実施の形態の直流電源装置1、および図15に示す第4の実施の形態の直流電源装置1内には、前述のように、マイクロコンピュータやDSP等を用いたコンピュータシステムを有している。そして、充電電圧制御部23´,23´−1〜23´−n、充電電流制御部24´,24A´、比較部25、およびその他の所望の処理部(例えば、PWM制御部22)については、専用のハードウェアで実現されるものであってもよく、また各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の直流電源装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1・・・直流電源装置、2,2−1,2−n・・・整流器ユニット、3・・・蓄電池、4・・・充電電流検出回路、5,5−1,5−n・・・充電電圧検出回路、21,21−1,21−n・・・電力変換回路、22,22−1,22−n・・PWM制御部、22a・・・比較器(コンパレータ)、22b・・・インバータ、22c・・・ドライブ回路、22d・・・三角波発生回路、23,23−1,23−n、23´、23´−1,23´−n・・・出力電圧制御部、23a・・・出力電圧制御用基準電圧発生回路、23b・・・加算器、23c・・・増幅器、24,24´,24A,24A´・・・充電電流制御部、24a・・・電流制御用基準電圧発生回路、24b・・・比較器(コンパレータ)、24c・・・増幅器、24d・・・抵抗(R)、25・・・比較部、27−1,27−2・・・抵抗、100・・・商用系統電力源(交流電源)、200・・・負荷設備、300・・・充電器、D1,D1−1,D1−n,D2,D2−1,D2−n,Dt・・・ダイオード

Claims (8)

  1. 商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置であって、
    前記整流器ユニットの出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御部と、
    前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御部と、
    を備え、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により前記蓄電池へ定電流充電を行う、
    ことを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記整流器ユニットから出力される直流電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路と、
    前記出力電圧検出回路により検出された直流電圧により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより前記整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部と、
    前記充電電流検出回路により検出された充電電流により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部と、
    を備え、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により前記蓄電池へ定電流充電を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記蓄電池の充電電圧が所定の電圧以上に上昇した場合に、
    前記充電電流制御部による定電流制御動作を休止させるとともに、前記出力電圧制御部による定電圧制御動作を開始させる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直流電源装置。
  4. 商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する並列に接続された複数の整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置であって、
    前記各整流器ユニットごとに設けられ当該整流器ユニットの出力電圧を前記負荷設備が動作可能な範囲内でめ決められた電圧に定電圧制御する出力電圧制御部と、
    前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流を、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御部と、
    を備え、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、
    ことを特徴とする直流電源装置。
  5. 前記各整流器ユニットごとに設けられ当該整流器ユニットの出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記直流電源装置から前記蓄電池に流れる充電電流を検出する充電電流検出回路と、
    前記各整流器ユニットごとに設けられ、当該整流器ユニットに対応する前記出力電圧検出回路により検出された直流電圧により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、当該整流器ユニットの出力電圧を定電圧制御する出力電圧制御部と、
    前記充電電流検出回路により検出された充電電流により生成される信号を所定の基準信号と比較することにより、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流を定電流制御する充電電流制御部と、
    を備え、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御部により、前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の直流電源装置。
  6. 前記蓄電池の充電電圧が所定の電圧以上に上昇した場合に、
    前記充電電流制御部による定電流制御動作を休止させるとともに、前記各整流器ユニット内の出力電圧制御部による定電圧制御動作を開始させる、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の直流電源装置。
  7. 商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置の制御方法であって、
    前記整流器ユニットの出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御手順と、
    前記整流器ユニットから前記蓄電池に流れる充電電流が、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御手順と、
    を含み、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記出力電圧制御手順による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御手順により前記蓄電池へ定電流充電を行う、
    ことを特徴とする直流電源装置の制御方法。
  8. 商用系統電力源から交流電力を入力し負荷設備に直流電力を出力する並列に接続された複数の整流器ユニットを備え、また、前記商用系統電力源からの電力供給の停止時に前記負荷設備に直流電力を供給する蓄電池が接続される直流電源装置の制御方法であって、
    前記各整流器ユニットのそれぞれにおいて自身の出力電圧を、前記負荷設備が動作可能な範囲内で予め決められた電圧となるよう定電圧制御する出力電圧制御手順と、
    前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池に流れる充電電流が、所定の大きさとなるよう定電流制御する充電電流制御手順と、
    を含み、
    前記蓄電池に所定の大きさの充電電流を流して充電を行う際に、前記各整流器ユニットにおける前記出力電圧制御手順による定電圧制御動作を休止させ、前記充電電流制御手順により前記各整流器ユニットのそれぞれから前記蓄電池へ定電流充電を行わせる、
    ことを特徴とする直流電源装置の制御方法。
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