JP5453207B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プリンタや複写機やファクシミリ等に使用されている定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、定着装置及び画像形成装置では、印刷画像に対応した現像剤を記録用紙に転写させ、熱と圧力により記録用紙に定着する処理において、印刷条件に応じて加圧ローラと定着ローラ間の圧力を変更するという技術が知られている。
特許文献1には、複数段階の加圧力を設定可能な加圧制御手段を有する画像形成装置において、画像形成動作時に、定着ローラと、加圧ローラと、画像形成装置とが置かれている環境温度から構成される群から選択される少なくとも1つから定着不良が発生しやすい条件下と判断し、記録用紙の通紙時に、加圧制御手段によって加圧力を標準より高くする技術が記載されている。
特開2009−294331号公報
しかしながら、従来の定着装置及び画像形成装置では、記録用紙との接触面積を増やすために加圧補助部材としての加圧パッドを使用する定着器に適用すると、回転しない加圧パッドと回転する加圧ローラとは同時に加圧される。加圧ローラ温度を上昇させるため通紙せずに回転させると、加圧パッドが劣化してしまい、摩擦によるトルクアップや帯電不良等の不具合が発生してしまう課題があった。
本発明の定着装置は、現像剤像を有する記録媒体へ熱を供給し、前記記録媒体に前記現像剤像を定着させる定着手段と、前記定着手段と共に前記記録媒体を挟持搬送する定着ベルトと、前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第1の加圧手段と、前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第2の加圧手段と、前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧するか否かを切り替え可能な切り替え機構と、前記定着手段を正転駆動して前記記録媒体を搬送すると共に、前記定着手段を逆転駆動して前記切り替え機構を駆動する駆動源とを有している。前記切り替え機構は、前記駆動源の駆動によって、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧しない状態と、前記第1の加圧手段のみが、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、を切り替えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記定着装置と、前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体の搬送位置を検出する記録媒体検出手段とを有し、前記記録媒体検出手段の検出結果に応じて、前記切り替え機構によって前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧するか否かを切り替えることを特徴とする。
本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、加圧パッドの定着ベルトへの加圧を通紙時のみに行うように構成した。これにより、必要最小限の期間だけ定着ベルトと接触させることが可能となり、磨耗等による劣化を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施例1における定着器を示す概略の構成図である。 図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。 図3は、本発明の実施例1における画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図である。 図4は、本発明の実施例1における加圧パッドの外観図である。 図5は、本発明の実施例1における加圧パッドの支持フレームを示す図である。 図6は、本発明の実施例1におけるリリース機構を示す概略の構成図である。 図7は、本発明の実施例1におけるパッドレバーの動作を示す図である。 図8は、本発明の実施例1におけるローラレバーの動作を示す図である。 図9は、カムシャフト回転角度に対する加圧部材のニップ状態を示す図である。 図10は、本発明の実施例1における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施例1における印刷動作のタイムチャートである。 図12は、本発明の実施例1における画像形成装置の印刷動作と定着器の動作を示す図である。 図13は、本発明の実施例2における定着器を示す概略の構成図である。 図14は、本発明の実施例1における印刷動作の課題を示すタイムチャートである。 図15は、本発明の実施例2における印刷動作のタイムチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置を示す概略の構成図である。
画像形成装置10は、記録媒体(例えば、記録用紙)100を供給する給紙部11と、記録用紙100を搬送する記録媒体搬送手段としての搬送部及び排紙機構の内の搬送部と、記録用紙100に現像剤像であるトナー像を形成する画像形成部20と、記録用紙100にトナー像を定着させる定着装置である定着器40と、記録用紙100を排紙する排紙機構と、排紙された記録用紙100を収納するスタッカ部53とを有している。更に画像形成装置10は、各ローラ類を回すための後述する図3に示す用紙搬送モータ19や、媒体搬送経路101のローラへの動力伝達をオン・オフするクラッチや、後述する図3に示す画像形成部電源65や、回路やモータに5V直流や24V直流を供給する低圧電源を有している。
給紙カセット110は、記録用紙100を格納する格納手段である。
給紙部11は、この画像形成装置10の下部に装着された給紙カセット110と、給紙カセット110に格納されている記録用紙100と、給紙カセット110に記録用紙100があるか否かを判断する紙有無センサ111と、給紙カセット110内から分離用舌辺等を併用して1枚ずつ記録用紙100を分離して取り出すためのピックアップローラ12と、給紙中かどうかを判断するホップセンサ13と、給紙ローラ14aと、リタードローラ14bとを有している。
給紙カセット110は、複数の記録用紙100を格納するカセットであり、画像形成装置10の下部に装抜可能に取り付けられている。記録用紙100は、画像を記録するための所定の大きさの上質紙、再生紙、光沢紙、マット紙、又はOHP(OverHead Projector)フィルム等である。
ピックアップローラ12は、記録用紙100に圧接して回転する。ピックアップローラ12の媒体搬送経路101の下流側には、ホップセンサ13と給紙ローラ14a及びリタードローラ14bが記録用紙100を挟むように対向して配設されている。
前記搬送部は、搬送ローラ15aと、ピンチローラ15bと、レジストローラ17aと、ピンチローラ17bと、書き出し位置センサ18とを有している。
搬送ローラ15aとピンチローラ15bとは、給紙ローラ14a及びリタードローラ14bの媒体搬送経路101の下流側に、記録用紙100を挟むように対向して配設されている。搬送ローラ15aは、後述する図3に示す用紙搬送モータ19によって駆動され、ピンチローラ15bは、搬送ローラ15aに連れ回りする。
レジストローラ17aとピンチローラ17bとは、搬送ローラ15a及びピンチローラ15bの媒体搬送経路101の下流側に記録用紙100を挟むように対向して配設されている。レジストローラ17aは、後述する図3に示す用紙搬送モータ19によって駆動され、ピンチローラ17bは、レジストローラ17aに連れ回りする。
記録媒体検出手段としての書き出し位置センサ及び排出センサの内の書き出し位置センサ18は、レジストローラ17a及びピンチローラ17bの媒体搬送経路101の下流側に配設されている。
画像形成部20は、画像形成ユニット22と、転写ローラ21と、この画像形成ユニット22に装着され、画像情報に対応した光を感光体ドラム23の表面に照射する露光装置としての発光ダイオード(以下、「LED」という)ヘッド25とに分けることができる。更に、画像形成ユニット22は、上部に位置する現像剤収容器(以下、「トナーカートリッジ」という。)55と、この画像形成部20の下部に位置する画像形成ユニット本体22aとに分けることができる。
画像形成ユニット本体22aは、画像情報にもとづく静電潜像を担持する感光体ドラム23と、感光体ドラム23を帯電させる帯電部材としての帯電ローラ24と、感光体ドラム23表面の静電潜像を現像剤であるトナーにより現像する現像剤担持体としての現像ローラ26と、トナーを現像ローラ26に供給する供給部材としての供給ローラ27と、現像ブレード28と、感光体ドラム23に残留したトナーを掻き落とすクリーニング装置29とを有している。帯電ローラ24と、現像ローラ26と、クリーニング装置29とは、感光体ドラム23に所定の当接量で押し付けられて配置されている。現像ブレード28と供給ローラ27とは、現像ローラ26に所定の当接量で押しつけられて配置されている。
画像形成部20は、例えばトナー像を記録用紙100上に現像する現像手段を有している。
感光体ドラム23は、形状は円筒であり、回転可能に支持されて配設されている。感光体ドラム23は、アルミニウム等から成る導電性支持体の上に、光導電層と電荷輸送層からなる感光層を備えている。感光体ドラム23は、帯電ローラ24と、転写ローラ21と、現像ローラ26とが当接し、クリーニング装置29の先端部が接触するよう配設されている。感光体ドラム23は、表面に電荷を蓄えることによって、トナー像を担持する像担持体として機能し、図の矢印方向に回転する。以下、画像形成部20の構成について感光体ドラム23の回転方向順に説明する。
帯電ローラ24は、導電性の金属シャフトがシリコン等の半導電性ゴムによって被覆され、形状は円筒であり、感光体ドラム23に圧接して回転可能に支持されて配設されている。帯電ローラ24は、後述する図3に示す画像形成部電源65によって帯電し、感光体ドラム23に圧接して回転することにより、感光体ドラム23に所定の電圧を印加し、よって表面に一様に電荷を蓄える。
LEDヘッド25は、複数のLEDと、レンズアレイと、LED駆動素子とで構成され、感光体ドラム23の上方に配設されている。LEDヘッド25は、画像情報に対応した光を感光体ドラム23の表面に照射し、感光体ドラム23の表面に静電潜像を形成する。
供給ローラ27は、導電性を有する金属シャフトに被覆されて作られ、形状は円筒であり、現像ローラ26に当接するよう配設されている。供給ローラ27は、後述する図3に示す画像形成部電源65から電圧が印加され、現像ローラ26に圧接することにより、現像ローラ26にトナーを供給する。
現像ローラ26は、導電性を有する金属シャフトが半導電ウレタンゴム材等によって被覆されて構成されている。現像ローラ26は、形状は円筒であり、供給ローラ27と感光体ドラム23とに当接し、現像ブレード28の先端部が接触するよう配設されている。現像ローラ26は、後述する図3に示す画像形成部電源65から電圧が印加され、感光体ドラム23表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成させる。すなわち、静電潜像を現像する。
現像剤層規制部材としての現像ブレード28は、ステンレス等で作られ、形状は板状であり、先端部が現像ローラ26の表面に接触するよう配設されている。現像ブレード28は、現像ローラ26の表面の一定量を越えたトナーを掻き取ることで、現像ローラ26の表面に形成されるトナーの厚みを、常に均一となるように規制する。
クリーニング部材としてのクリーニング装置29は、ゴム材等で作られ、形状は板状であり、先端部が感光体ドラム23の表面に接触するよう配設されている。クリーニング装置29は、感光体ドラム23上に形成されたトナー像を記録用紙100に転写した後において、感光体ドラム23に残留したトナーを掻き取ってクリーニングする。
定着器40は、定着手段である定着ローラ41と、第1の加圧手段である加圧ローラ42とを備えている。定着器40は、記録用紙100を加圧加熱することによって、トナー像を定着させる定着装置である。
前記排紙機構は、排出センサ50と、排出ローラ51a,51bと、排出ローラ52a,52bとを備えている。排出センサ50は、定着器40の媒体搬送経路101の下流側に配設されている。排出ローラ51a,51bと排出ローラ52a,52bとは、排出センサ50の媒体搬送経路101の下流側に、記録用紙100を挟むようにそれぞれ対向して配設されており、それぞれ後述する図3に示す用紙搬送モータ19によって駆動される。
図3は、本発明の実施例1における画像形成装置の印刷制御部を示す概略の構成図である。
画像形成装置10は、印刷制御部60と、記録光露光部材としてのLEDヘッド25と、記録光に応じたトナー像を形成する画像形成部20と、画像形成部20に高電圧を印加する画像形成部電源65と、記録用紙100を搬送する用紙搬送部を駆動する用紙搬送モータ19と、用紙搬送モータ19に電力を供給する用紙搬送モータ電源66と、後述する図1(b)に示すリリース機構80を駆動する駆動源である定着モータ44と、定着モータ44に電力供給する定着モータ電源67と、書き出し位置センサ18と、排出センサ50と、定着ローラ41を加熱する加熱部材としての定着ヒータ43と、定着ヒータ43へ電力を供給するヒータ電源68と、定着器40の温度を測定する温度測定手段であるサーミスタ45とを有している。
印刷制御部60は、モータ制御部61と、用紙位置検出部62と、加熱制御部63とを有している。印刷制御部60には、LEDヘッド25と、画像形成部電源65と、用紙搬送モータ電源66と、定着モータ電源67と、書き出し位置センサ18と、排出センサ50と、ヒータ電源68と、サーミスタ45とが接続されている。画像形成部電源65には更に、画像形成部20が接続されている。用紙搬送モータ電源66には更に、用紙搬送モータ19が接続されている。定着モータ電源67には更に、定着モータ44が接続されている。ヒータ電源68には、定着器40に内蔵されている定着ヒータ43が接続されている。
モータ制御部61には、用紙搬送モータ電源66と定着モータ電源67とが接続されている。モータ制御部61は、用紙搬送モータ19と定着モータ44の駆動を制御する。
用紙位置検出部62には、書き出し位置センサ18と、排出センサ50とが接続されている。用紙位置検出部62は、記録用紙100の位置を検出する。
加熱制御部63には、ヒータ電源68と、サーミスタ45とが接続されている。加熱制御部63は、サーミスタ45の温度を検知して、その検知結果をもとにして定着ローラ41を一定温度に加熱制御するため、ヒータ電源68を制御する。
図1(a),(b)は、本発明の実施例1における定着器を示す概略の構成図であり、図1(a)は定着器40の半径方向断面図を示し、図1(b)は定着器40の長手方向断面図を示している。
図1(a)に示すように、定着器40は、記録用紙100に熱を供給すると共に搬送する定着ローラ41と、定着ローラ41を加熱する加熱手段である定着ヒータ43と、記録用紙100を加圧すると共に搬送する定着ベルト46と、定着ベルト46を加圧する加圧ローラ42と、第2の加圧手段である加圧パッド70と、定着ローラ41の表面温度を検知する温度検知部材であるサーミスタ45とを有している。
記録用紙100は、定着ローラ41と定着ベルト46とで構成されるニップ部を図の右側から左側に向けて通過することによって加圧加熱され、上面に形成されているトナー像が現像される。
定着ベルト46は、加圧ローラ42と加圧パッド70に張架されている。加圧ローラ42は、定着ベルト46を介して定着ローラ41を加圧している。
加圧パッド70は、加圧ローラ42の用紙搬送上流側へ配置され、その先端部は加圧ローラ42と定着ローラ41のニップ部の近傍にあり、定着ベルト46を介して定着ローラ41を加圧するよう構成されている。
定着ヒータ43は、定着ローラ41の内部に非接触に設置されている。サーミスタ45は、定着ローラ41の表面に接触して、その表面温度を計測している。加圧ローラ42と加圧パッド70とは定着ベルト46を介し定着ローラ41を加圧しており、これによりニップ部が形成されている。
温度測定手段であるサーミスタ45は、温度に応じて自身の抵抗値が変化する素子であり、印刷制御部60はその抵抗値を測定してサーミスタ45の温度を測定する。本実施例1では、温度の増加と共に抵抗値が減少する特性の素子を用いている。
定着ヒータ43は、例えばハロゲンヒータ等の熱源であり、内蔵される発熱体に電力を供給することで発熱し、その熱を定着ローラ41の内面へ伝達する。定着ヒータ43へ印加される電圧は100Vであり、定着ヒータ43の出力は800Wである。
図1(b)に示すように、定着器40は更に、前述する図3に示す定着モータ44からの駆動力を定着ローラ41へ伝達して駆動し、且つ定着ローラ41と、加圧ローラ42と、加圧パッド70との離間と当接を制御する切り替え機構としてのリリース機構80を有している。リリース機構80は、定着ギヤ81と、定着ギヤ81とギヤ群を介して連動するカムギヤ85と、カムギヤ85の中央に固定されているカムシャフト86と、カムシャフト86の両端に固定されているローラリリースカム88−1,88−2と、やや中央寄りに固定されているパッドリリースカム87−1,87−2と、パッドリリースカム87−1,87−2によって押圧される加圧パッドレバー97−1,97−2と、ローラリリースカム88−1,88−2によって押圧される加圧ローラレバー98−1,98−2と、これらを覆うフレーム89とを有している。
定着ローラ41の下側には、加圧ローラ42が配設されている。加圧ローラ42の左側には、加圧ローラ42とは固定されていない加圧パッドレバー97−1と、この加圧ローラ42の軸が固定されている加圧ローラレバー98−1とが設けられている。加圧ローラ42の右側には、加圧ローラ42とは固定されていない加圧パッドレバー97−2と、この加圧ローラ42の軸が固定されている加圧ローラレバー98−2が設けられている。
定着ローラ41は、直径φ30mmの円筒形状で、鉄製の素管によって構成されている基体としての芯金と、この芯金を被覆するシリコンゴム製の厚さ1mmの弾性層とを有している。定着ローラ41は、定着モータ44により回転駆動される。
加圧ローラ42は、直径φ20mmの円筒形状で、鉄製の金属中実シャフトによって構成されている基体としての芯金と、この芯金を被覆する耐熱多孔質スポンジ製の厚さ1mmの弾性層とを有している。加圧ローラ42の両端は、加圧ローラレバー98−1,98−2によって回転自在に支持されている。加圧ローラ42は、定着ベルト46と接触し、定着ベルト46の駆動と共に回転する。加圧ローラレバー98−1,98−2は、それぞれ後述する図7に示す回転軸91を中心に回転自在に支持されている。
フレーム89は、定着ローラ41の両端を回転自在に支持している。
加圧ローラレバー98は、フレーム89の内側に配置され、加圧ローラ42を回転自在に支持している。更に、後述する図7に示す回転軸91を中心に回転したとき、定着ローラ41と干渉しないための穴が設けられている。
加圧パッドレバー97は、加圧ローラレバー98の内側に配置され、図示しない加圧パッド70を支持している。更に、後述する図7に示す回転軸91を中心に回転したとき、定着ローラ41と加圧ローラ42とに干渉しないための穴が設けられている。
図4(a),(b)は、本発明の実施例1における加圧パッドの外観図であり、図4(a)は加圧パッド70全体の外観を示し、図4(b)は加圧パッド70の先端部を示している。
加圧パッド70は、基材71と、ゴム層72で構成されている。基材71は、くの字形状であり、中央部は短手方向に張り出しており、最上部に楔形状の先端部を有している。
ゴム層72は、基板71の先端部の楔状部に形成されている。ゴム層72は、定着ベルト46と接触すると共に加圧し、定着ローラ41との間にニップ部を形成する。
ゴム層72は、図4(b)に示すように、表層73と弾性層74とによって構成されている。
基材71は、一定の剛性を保つため、アルミニウム、鉄、又はステンレス等の金属材料で構成されている。表層73は、シリコン系樹脂又はフッ素系樹脂等の耐熱性が高く表面摩擦抵抗が低い樹脂材料で構成されている。弾性層74は、シリコンゴム、スポンジ状シリコンゴム、又はフッ素ゴム等の耐熱性の高いゴム材料によって構成されている。
図5は、本発明の実施例1における加圧パッドの支持フレームを示す図である。
加圧パッド70は、コの字型をした支持フレーム75により支持されている。支持フレーム75は、基材71の短手方向に張り出た中央部に係合し、基材71の下部を支持している。加圧パッド70の底部と支持フレーム75との間には、加圧パッド70を長手方向に押圧する複数個のパッドスプリング76が配置されている。
図6(a),(b)は、本発明の実施例1におけるリリース機構を示す概略の構成図であり、図6(a)は定着モータからの駆動力伝達経路を示すためリリース機構80を側面方向から示し、図6(b)は加圧レバーへの駆動力伝達経路を示すためリリース機構80を正面方向から示している。
図6(a)に示すように、リリース機構80は、定着モータ44からの駆動力を伝えるため、定着ギヤ81と、反転ギヤ82と、定着モータ駆動ギヤ83と、駆動力を一回転方向のみ伝達するギヤ列内のワンウェイギヤ84と、ワンウェイギヤ84と接続されて一方向のみに回転するカムギヤ85と、カムギヤ85の中央部に固定されて共に回転するカムシャフト86とを有している。
反転ギヤ82は、定着ギヤ81の下側に配設されている。定着モータ駆動ギヤ83は、反転ギヤ82の図の右側に配設されている。ワンウェイギヤ84は、定着モータ駆動ギヤ83の上側に配設されている。カムギヤ85は、ワンウェイギヤ84の上側に配設されている。
図6(b)に示すように、リリース機構80は更に、パッドリリースカム87−1,87−2と、ローラリリースカム88−1,88−2と、加圧パッドレバー97−1,97−2と、加圧ローラレバー98−1,98−2とを有し、これらはフレーム89に格納されている。
加圧パッドレバー97−1,97−2と、加圧ローラレバー98−1,98−2は、カムシャフト86に固定され、それぞれ定着器40の長手方向両端部に配置されている。
パッドリリースカム87とローラリリースカム88は、加圧パッドレバー97と加圧ローラレバー98を介して、後述する図7に示すスプリング90と対向する位置に配置されている。
カムシャフト86は、回転自在に支持されている。カムギヤ85が回転すると、カムシャフト86と、パッドリリースカム87−1,87−2と、ローラリリースカム88−1,88−2とが回転する。パッドリリースカム87−1,87−2は、所定角度に回転すると、それぞれ加圧パッドレバー97−1,97−2を押圧する。ローラリリースカム88−1,88−2は、所定角度に回転すると、それぞれ加圧ローラレバー98−1,98−2を押圧する。
(実施例1の動作)
図2を元に、画像形成装置10の印刷動作について説明する。
記録用紙100は、媒体搬送経路101に沿って上流側から下流側に搬送される。給紙カセット110が最も上流側で、スタッカ部53が最も下流側である。
画像形成装置10は、ケーブル或いは無線を通じて上位装置に接続されている。この上位装置から印刷データの転送を受け印刷の指示を受けると、図示しないピックアップモータがピックアップローラ12を回転させ、複数の記録用紙100を1枚ずつ分離して、媒体搬送経路101の下流側に送る。途中のホップセンサ13は、ピックアップローラ12が給紙を正常に行えたか否かを検出して、正常に行えなかった場合に、再び給紙動作を行う。画像形成部20は、給紙開始とほぼ同時にローラ類の回転を開始し、感光体ドラム23に記録用紙100が到達するまでに、この感光体ドラム23を1周以上回転させる。
用紙搬送モータ19が給紙ローラ14aを回転させると、給紙ローラ14aに接触しているリタードローラ14bは連れ回りする。ピックアップローラ12から搬送されてきた記録用紙100は、給紙ローラ14aとリタードローラ14bとに挟持搬送され、媒体搬送経路101の下流側の搬送ローラ15aとピンチローラ15bとに搬送される。
記録用紙100は、搬送ローラ15aとピンチローラ15bとに到達した際、ピックアップローラ12及び給紙ローラ14aで1枚分離したことで斜めに傾いており、回転していない搬送ローラ15aとピンチローラ15bとに突き当てることで傾きを取っている。突き当て後、搬送ローラ15aは、クラッチで動力がつながれ回転する。
記録用紙100は、更に搬送ローラ15aとピンチローラ15bと、レジストローラ17aとピンチローラ17bとによって搬送され、その先端部が書き出し位置センサ18をオンする。書き出し位置センサ18がオンしたあと一定時間後にLEDヘッド25が露光を開始して、静電潜像を感光体ドラム23上に形成する。
画像形成部20の感光体ドラム23は、図の時計回り方向に回転すると共に、最初に帯電ローラ24によって表面が一様に帯電する。一様に帯電した感光体ドラム23は、LEDヘッド25によって上位装置から受信した画像情報に基づく光を照射され、静電潜像を形成する。静電潜像を形成した感光体ドラム23は、供給ローラ27と現像ローラ26によってトナー像を現像する。トナー像を現像した感光体ドラム23は、転写ローラ21と共に記録用紙100を挟持搬送すると共に、転写ローラ21に印加された約+3000Vの電圧により、感光体ドラム23上のトナーを記録用紙100側に引き寄せ、トナー像を記録用紙100へ転写する。トナー像が転写された記録用紙100は、転写ローラ21によりプラスに帯電する。記録用紙100は、定着器40に送られてトナー像を定着する。感光体ドラム23上に残留したトナーは、クリーニング装置29によって掻き取られ、図示しない回収機構によってトナーカートリッジ55の廃トナー収容部に収容される。
トナー像が転写された記録用紙100は、定着器40において定着ローラ41と、図示しない定着ベルト46によって加圧されて形成されたニップ部を挟持搬送される。記録用紙100は、ニップ部において定着ローラ41の熱と、前述する図1に示す加圧パッド70や加圧ローラ42の付勢力による圧力が加えられ、トナーが溶融することによってトナー像が定着する。
トナー像が定着した記録用紙100は、排出センサ50をオンしたのち、排出ローラ51a,51bと排出ローラ52a,52bの回転によって搬送される。搬送された記録用紙100は、スタッカ部53に排出される。
図7(a),(b)は、本発明の実施例1におけるパッドレバーの動作を示す図である。
図7(a)において、加圧パッドレバー97は、支持フレーム75とパッドスプリング76とを介して加圧パッド70を伸縮自在に支持している。加圧パッドレバー97は、スプリング90によって矢印C1方向に押圧されている。加圧パッドレバー97は、スプリング90の押圧力によって、回転軸91を介して加圧パッド70を上方向に押圧している。加圧パッド70は図示しない定着ベルト46を加圧し、よって定着ローラ41を加圧している。カムシャフト86には、パッドリリースカム87が固定されている。図7(a)において、パッドリリースカム87は、加圧パッドレバー97と接触していない角度である。
定着モータ44の逆転の駆動力は、前述する図6(a)に示す定着ギヤ81と、反転ギヤ82と、定着モータ駆動ギヤ83と、ワンウェイギヤ84と、カムギヤ85とを介してカムシャフト86に伝達され、カムシャフト86に接続されているパッドリリースカム87を、図7(a)の矢印D1方向に回転させる。定着モータ44の正転の駆動力は、ワンウェイギヤ84の空転により、カムシャフト86には伝達されない。
定着モータ44は、ステッピングモータであり、印刷制御部60より入力されたパルス数に応じて回転角度が変化する特性を有している。定着モータ44は、定着モータ44へ入力するパルス数によって回転角度を制御可能である。
図7(a)に示す定着ローラ41と加圧パッド70とのニップ状態では、加圧パッドレバー97は、フレーム89との間に配置されたスプリング90の荷重が加えられることにより、回転軸91を中心に回転して荷重を伝達する。伸縮自在に支持された加圧パッド70は、加圧パッドレバー97からの荷重を受けて、定着ベルト46を介して定着ローラ41を上方向に押圧する。
図7(b)に示すように、矢印D1方向に回転したパッドリリースカム87は、スプリング90に反して加圧パッドレバー97を矢印E1方向に押圧し、加圧ローラレバー98に支持されている加圧パッド70を矢印F1方向にリリースさせる。
図8(a),(b)は、本発明の実施例1におけるローラレバーの動作を示す図である。
定着モータ44の逆転の駆動力が、カムシャフト86に接続されているローラリリースカム88を矢印D2方向に回転させるのは、図7に示すパッドリリースカム87と同様である。
図8(a)において、加圧ローラレバー98は、加圧ローラ42を回転自在に支持している。加圧ローラレバー98は、スプリング90によって矢印C2方向に押圧されている。加圧ローラレバー98は、スプリング90の押圧力によって、回転軸91を介して加圧ローラ42を上方向に押圧している。加圧ローラ42は図示しない定着ベルト46を加圧し、よって定着ローラ41を加圧している。カムシャフト85には、ローラリリースカム88が固定されている。図8(a)において、ローラリリースカム88は、加圧ローラレバー98と接触していない角度である。
図8(b)に示すように、矢印D2方向に回転したローラリリースカム88は、スプリング90に反して加圧ローラレバー98を矢印E2方向に押すことにより、加圧ローラレバー98に支持されている加圧ローラ42を矢印F2方向にリリースさせる。
図9(a),(b)は、カムシャフト回転角度に対する加圧部材のニップ状態を示す図である。図9(a)のグラフは、カムシャフト86の全ニップ状態を0度としたときの、加圧パッド70と加圧ローラ42の各回転角度に対するニップ状態を示している。図9(b)は、各ニップ状態のときのレバー動作が横軸に記載され、加圧パッドレバー97のニップ状態と加圧ローラレバー98のニップ状態とが縦軸に示されている。
図9(a)に示すように、角度が0度から60度に増大したとき、加圧パッド70はリリースを開始する。角度が60度から120度のとき、加圧パッド70はリリース状態であり、加圧ローラ42はニップ状態である。以降これを「B:ローラのみニップ」という。図9(b)の「B:ローラのみニップ」に、加圧パッド70と加圧ローラ42の状態が示されている。
図9(a)に示すように、角度が120度から180度に増大したとき、加圧パッド70は引き続きリリース状態であり、且つ加圧ローラ42はリリースを開始する。角度が180度から240度のとき、加圧パッド70と加圧ローラ42は共にリリース状態となる。以降これを「A:リリース」という。図9(b)の「A:リリース」に、加圧パッド70と加圧ローラ42のニップ状態が示されている。
図9(a)に示すように、角度が240度から300度に増大したとき、加圧パッド70と加圧ローラ42とは共にニップ状態に移行する。角度が300度から360度のとき、加圧パッド70と加圧ローラ42とは共にニップ状態となる。以降これを「C:全ニップ」という。図9(b)の「C:全ニップ」に、加圧パッド70と加圧ローラ42のニップ状態が示されている。
図10は、本発明の実施例1における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、印刷制御部60は、図示しない上位装置からの印刷指示を検知するまで待つ。
ステップS2において、印刷制御部60は、モータ制御部61により定着モータ44を制御し、リリース機構80によって加圧ローラ42のみが定着ローラ41を加圧する状態にする。すなわち、B:ローラのみニップ状態とする。
ステップS3において、加熱制御部63は、サーミスタ45から現在の定着ローラ41の現在温度Tupを検知し、制御設定温度Tspを設定する。加熱制御部63は、ヒータ電源68により定着ローラ41の温度の制御設定温度Tspへの制御を開始する。
ステップS4において、印刷制御部60は、サーミスタ45の下限温度Tlimitと上限温度T2を設定して、下限温度Tlimitと上限温度T2とで決定される印刷可能温度範囲と現在温度Tupとを比較し、現在温度Tupが印刷可能温度範囲に到達するまで待つ。
印刷制御部60は、下限温度Tlimitや制御設定温度Tspや上限温度T2等の各設定値を予め記憶している。前記各設定温度は、実験によって求められた温度である。
ステップS5において、印刷制御部60は、モータ制御部61により記録用紙100の搬送を開始し、ステップS6において、用紙位置検出部62と書き出し位置センサ18とによって、記録用紙100が所定位置へ到達したことを検出するまで待つ。
ステップS7において、印刷制御部60は、モータ制御部61により定着モータ44を制御して、加圧ローラ42と加圧パッド70の両方が定着ローラ41を加圧しているC:全ニップ状態にする。
ステップS8において、印刷制御部60は印刷を継続すると共に、印刷が終了したか否かを用紙位置検出部62と排出センサ50によって検出する。排出センサ50がオンしたのちオフして所定の時間が経過したならば、記録用紙100が排出センサ50の位置を通過してスタッカ部53に排出されたと判断し、これを印刷が終了したと判断する。
ステップS9において、印刷制御部60は、モータ制御部61により定着モータ44を制御して、加圧ローラ42と加圧パッド70の両方を定着ローラ41から離間させるA:リリース状態にして、加圧ローラ42と加圧パッド70の両方を加圧せず圧力を開放し、図10の動作を終了する。
印刷毎に、図10の動作を繰り返すことにより、定着器40が記録用紙100を通紙する前と通紙後に、加圧パッド70の圧力を開放させることができる。
図11(a)〜(g)は、本発明の実施例1における印刷動作のタイムチャートである。
図11(a)は、定着ローラ41と定着ベルト46の温度を示している。図11(b)は、ヒータ制御状態を示している。図11(c)は、定着モータ44の駆動状態を示している。図11(d)は、リリース機構80のニップ状態を示している。図11(e)は、前記用紙搬送部が用紙搬送中か否かを示している。図11(f)は、書き出し位置センサ18の状態を示している。図11(g)は、排出センサ50の状態を示している。
時刻A0は、印刷要求を受信した時点である。時刻A0では、図11(e)に示すように、未だ用紙搬送は行われていない。印刷制御部60は、図11(b)に示すように、定着ヒータ43をオンして加熱制御を開始し、図11(c)に示すように、定着モータ44を逆転駆動する。図11(d)に示すように、リリース機構80のニップ状態は、A:リリース状態である。
時刻A1は、時刻A0の後、図11(d)に示すように、リリース機構80のニップ状態がB:ローラのみニップの状態となった時点である。このとき印刷制御部60は、図11(c)に示すように定着モータ44を正転駆動する。印刷制御部60は、定着ローラ41を回転させながら定着ヒータ43を制御させることで、定着ローラ41の温度と加圧ローラ42の温度を上昇させる。
時刻A2は、時刻A1の後に定着ローラ41の温度が、第1の温度範囲である印刷可能温度範囲に到達したときである。印刷可能温度範囲は、記録用紙100へ適切にトナーを定着させることができる温度の範囲である。印刷可能温度範囲は、下限温度Tlimitと、上限温度T2からなる。下限温度Tlimitは、例えば160℃である。上限温度T2は、例えば200℃である。
上限温度T2よりも高い温度の場合、加熱制御部63は、ヒータ電源68から定着ヒータ43への電力供給を停止し、定着ローラ41の温度を低下させるクールダウンを行う。
下限温度Tlimitよりも低い温度の場合、加熱制御部63はヒータ電源68から定着ヒータ43への電力を供給し、定着ローラ41の温度を上昇させるウォームアップを行う。
時刻A2において、印刷制御部60は、図11(c)に示すように、定着モータ44を逆転駆動し、図11(d)に示すように、ニップ状態をC:全ニップの状態とする。同時に、前記用紙搬送部による用紙搬送を開始し、次いで画像形成動作を開始する。
時刻A3は、時刻A2の後、ニップ状態がC:全ニップの状態となったときである。時刻A3において、印刷制御部60は、図11(c)に示すように定着モータ44を正転駆動させる。
時刻A4は、時刻A3の後、排出センサ50がオンからオフに切り替わったときであり、記録用紙100の後端が排出センサ50を通過したときである。このとき、印刷制御部60は、図11(b)に示すように、ヒータ制御を停止する。
時刻A5は、時刻A4の後、所定の時間が経過したときである。このとき、印刷制御部60は、画像形成装置10から記録用紙100が排出されていると判断し、図11(c)に示すように定着モータ44を逆転させ、図11(d)に示すようにニップ状態をA:リリースの状態に変更し、図11(e)に示すように、前記用紙搬送部の用紙搬送を終了する。
図12(a)〜(j)は、本発明の実施例1における画像形成装置の印刷動作と定着器の動作を示す図である。
図12(a)は、時刻A0における画像形成装置10の印刷動作を示しており、用紙搬送はまだ開始されていないことを示している。
図12(b)は、時刻A0における定着器40の動作を示しており、A:リリースの状態であることを示している。
図12(c)は、時刻A1及び時刻A2における画像形成装置10の印刷動作を示しており、用紙搬送はまだ開始されていないことを示している。
図12(d)は、時刻A1及び時刻A2における定着器40の動作を示しており、B:ローラのみニップの状態であることを示している。
図12(e)は、時刻A3における画像形成装置10の印刷動作を示しており、記録用紙100の先端が、書き出し位置センサ18の先端に差し掛かったことを示している。これは、第2の加圧手段を定着手段に加圧する所定位置である。
図12(f)は、時刻A3における定着器40の動作を示しており、C:全ニップの状態であることを示している。
図12(g)は、時刻A4における画像形成装置10の印刷動作を示しており、記録用紙100が定着器40を抜けた時点であることを示している。
図12(h)は、時刻A4における定着器40の動作を示しており、C:全ニップの状態であることを示している。
図12(i)は、時刻A5における画像形成装置10の印刷動作を示しており、記録用紙100がスタッカ部53に排出されたことを示している。
図12(j)は、時刻A5における定着器40の動作を示しており、A:リリースの状態であることを示している。
(実施例1の効果)
本実施例1の定着器40及び画像形成装置10によれば、加圧パッド70の定着ベルト46への加圧を通紙時のみに行うように構成した。これにより、必要最小限の期間だけ加圧パッド70と定着ベルト46とを接触させることが可能となり、磨耗等による劣化を防止することができるという効果がある。
(実施例2の構成)
図13(a),(b)は、本発明の実施例2における定着器を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1(a)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の定着器40Aは、実施例1の加圧パッド70と異なる形状の加圧パッド70Aを有している他は、実施例1の定着器40と同様である。
図13(a)は、加圧パッド70Aと加圧ローラ42の両方が定着ベルト46を介して定着ローラ41を加圧していることを示している。
図13(b)は、加圧ローラ42のみが定着ベルト46を介して定着ローラ41を加圧しており、加圧パッド70Aはリリースされると共に、下部が定着ベルト46に接触していることを示している。
(実施例2の動作)
本実施例2における画像形成装置10Aの印刷動作は、図2に示す実施例1における画像形成装置10の印刷動作と同様である。
図14(a)〜(g)は、本発明の実施例1における印刷動作の課題を示すタイムチャートであり、図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図14は、実施例1において、加圧パッド70が室温まで冷却された状態から印刷を行った場合を示している。
時刻A0は、印刷要求を受信した時点である。時刻A0において、定着ローラ41と定着ベルト46と加圧パッド70の温度は、図11(a)の場合よりも低い温度である。
時刻A0〜A3において、加圧パッド70は、定着ベルト46に接触していない。そのため、図14(a)に示すように、加圧パッド70の温度は、低いままである。
時刻A3において、加圧パッド70は、定着ベルト46に接触する。加圧パッド70と定着ベルト46の温度差は大きいので、図14(a)のB部に示すように加圧パッド70は熱を受けて温度が大きく上昇し、定着ベルト46は温度が大きく低下する。定着ベルト46の温度低下に伴い、定着ベルト46と接触している定着ローラ41の温度も同様に大きく低下する。
定着ローラ41は、芯金と弾性層等の熱容量の大きい部材で構成されているので、定着ヒータ43で発熱された熱が定着ローラ41表面に到達して再び印刷可能温度となるまでには所定の時間を要する。よって、記録用紙100が到達した時点で印刷可能温度に到達しておらず、記録用紙100への供給熱量不足等による定着不良が発生する虞がある。
そこで、本実施例2の加圧パッド70Aは、実施例1の加圧パッド70とは構成を変更し、ニップ部以外の部位を定着ベルト46と接触させ、予め温度を上昇させるように構成している。
図15(a)〜(g)は、本発明の実施例2における印刷動作のタイムチャートであり、図11及び図14中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の時刻A0〜A3において、加圧ローラ42は、ウォームアップ処理中に定着ベルト46を加圧加熱している。このとき加圧パッド70Aは、ニップ部以外の部位である下部が、定着ベルト46と触れることによって加熱されている。
時刻A3において、加圧パッド70Aと加圧ローラ42の両方でニップ部を加圧する。加圧パッド70Aの温度は充分に上昇しているので、定着ベルト46の温度を大きく低下させることが無く、定着ローラ41の表面温度を低下させることも無い。よって、記録用紙100への供給熱量不足等による定着不良を防止することができる。
(実施例2の効果)
本実施例2の定着器40A及び画像形成装置10Aによれば、定着器40Aが室温まで冷却された状態からウォームアッブや印刷を行う場合に、加圧パッド70Aが低温であることによる接触後の定着部材温度低下を防止することができ、印刷不良を防止することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。
(a) 実施例1,2の定着器40,40A及び画像形成装置10,10Aは、プリンタに適用した。しかし、これに限定されず。複合機やファクシミリや複写装置にも適用可能である。
(b) 実施例1,2の定着器40,40A及び画像形成装置10,10Aにおいて、定着ヒータ43は定着ローラ41と非接触に設置した。しかし、これに限定されず、定着ヒータ43は定着ローラ41に接触するように設置しても良い。
(c) 実施例1,2の定着器40,40A及び画像形成装置10,10Aにおいて、サーミスタ45は定着ローラ41の表面と接触するように設置し、温度を検知するよう構成した。しかし、これに限定されず、サーミスタ45は、定着ローラ41の表面と非接触に設置して温度を検知しても良い。
(d) 実施例1,2の画像形成装置10,10Aは、用紙搬送位置を書き出し位置センサ18によって検出した。しかし、これに限定されず、書き出し位置センサ18の用紙先端検出時点から所定時間経過後に加圧状態を変更するようにしても良い。更に、書き出し位置センサ18を使用せず、用紙搬送モータ19の用紙搬送を開始する時点からの所定時間経過後に、加圧状態を変更するようにしても良い。
(e) 実施例2の定着器40A及び画像形成装置10Aによれば、定着器40Aが室温まで冷却された状態からウォームアッブや印刷を行う場合に備え、加圧パッド70Aを定着ベルト46に接触させて加熱させた。しかし、これに限定されず、サーミスタ45で測定した温度が、第2の温度範囲である低温であったならば、加圧パッド70Aと加圧ローラ42を、C:全ニップの状態として加熱することで、印刷不良を防止しても良い。第2の温度範囲とは、例えば−10℃から30℃の間の温度範囲である。更に、画像形成装置10Aが電源オンされた後の最初の印刷であることを検知した場合、加圧パッド70Aと加圧ローラ42とを、C:全ニップ状態として加熱しても良い。
(f) 実施例1,2の定着器40,40A及び画像形成装置10,10Aにおいて、第1の温度範囲は、記録用紙100へ適切にトナーを定着させることができる印刷可能温度範囲である。しかし、これに限定されず、第1の温度範囲は、記録用紙100を給紙カセット110から定着器40,40Aまで搬送するまでの間に、前記印刷可能温度範囲に到達可能な温度範囲であっても良い。
10,10A 画像形成装置
11 給紙部
18 書き出し位置センサ
19 用紙搬送モータ
20 画像形成部
21 転写ローラ
22 画像形成ユニット
22a 画像形成ユニット本体
40,40A 定着器
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
43 定着ヒータ
44 定着モータ
45 サーミスタ
46 定着ベルト
50 排出センサ
51a,51b,52a,52b 排出ローラ
53 スタッカ部
55 トナーカートリッジ
60 印刷制御部
61 モータ制御部
62 用紙位置検出部
63 加熱制御部
70,70A 加圧パッド
71 基材
72 ゴム層
73 表層
74 弾性層
75 支持フレーム
76 パッドスプリング
80 リリース機構
81 定着ギヤ
82 反転ギヤ
83 定着モータ駆動ギヤ
84 ワンウェイギヤ
85 カムギヤ
86 カムシャフト
87 パッドリリースカム
88 ローラリリースカム
89 フレーム
90 スプリング
91 回転軸
97 加圧パッドレバー
98 加圧ローラレバー
100 記録用紙
101 媒体搬送経路
110 給紙カセット
111 紙有無センサ

Claims (13)

  1. 現像剤像を有する記録媒体へ熱を供給し、前記記録媒体に前記現像剤像を定着させる定着手段と、
    記定着手段と共に前記記録媒体を挟持搬送する定着ベルトと、
    前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第1の加圧手段と、
    前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第2の加圧手段と、
    前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧するか否かを切り替え可能な切り替え機構と、
    前記定着手段を正転駆動して前記記録媒体を搬送すると共に、前記定着手段を逆転駆動して前記切り替え機構を駆動する駆動源と、
    を有し、
    前記切り替え機構は、
    前記駆動源の駆動によって、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧しない状態と、前記第1の加圧手段のみが、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、を切り替えることを特徴とする定着装置。
  2. 現像剤像を有する記録媒体へ熱を供給し、前記記録媒体に前記現像剤像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段と共に前記記録媒体を挟持搬送する定着ベルトと、
    前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第1の加圧手段と、
    前記定着手段の方向に前記定着ベルトを加圧する第2の加圧手段と、
    前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧するか否かを切り替え可能な切り替え機構と、
    前記切り替え機構を駆動する駆動源と、
    を有し、
    前記切り替え機構は、
    前記駆動源の駆動によって、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧しない状態と、前記第1の加圧手段のみが、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、前記第1及び第2の加圧手段の両方が、前記定着ベルトを介して前記定着手段の方向に加圧する状態と、を切り替えることを特徴とする定着装置。
  3. 前記駆動源は、
    前記定着手段を正転方向に駆動することで前記記録媒体を搬送し、
    前記定着手段を前記正転方向とは反対方向に逆転駆動することで前記切り替え機構を駆動することを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記定着手段は、円筒形状であり、
    前記第1の加圧手段は、前記定着ベルトの駆動と共に回転する円筒形状であり、
    前記第2の加圧手段は、前記定着ベルトと接触する楔形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第2の加圧手段は、加圧されない状態において前記定着手段の方向とは異なる部位が前記定着ベルトと接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着手段は、ローラであり、
    前記第1の加圧手段は、ローラであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記定着手段は、ローラであり、
    前記第2の加圧手段は、加圧パッドであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
    前記記録媒体の搬送位置を検出する記録媒体検出手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記記録媒体検出手段の検出結果に応じて、前記切り替え機構によって前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧するか否かを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記切り替え機構は、前記記録媒体検出手段によって前記記録媒体が前記定着手段を通過したことを検出したとき、前記第1及び第2の加圧手段を前記定着手段の方向に加圧しない状態に切り替えることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記切り替え機構は、前記記録媒体検出手段によって所定位置に前記記録媒体が搬送されたことを検出したとき、前記第2の加圧手段を前記定着手段に加圧することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を有し、
    前記定着装置は更に、前記定着手段の温度を測定する温度測定手段を有し、
    前記切り替え機構は、前記温度測定手段によって前記定着手段が第1の温度範囲に達したことを検知したとき、前記第2の加圧手段を前記定着手段に加圧する状態に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を有し、
    前記定着装置は更に、前記定着手段の温度を測定する温度測定手段を有し、
    前記切り替え機構は、前記温度測定手段によって前記定着手段が第2の温度範囲であることを検知したとき、前記第2の加圧手段を前記定着手段に加圧する状態に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記切り替え機構は、請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、電源投入された後の最初の印刷であることを検知したとき、前記第2の加圧手段を前記定着手段に加圧する状態に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
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