JP5450275B2 - パターン寸法算出方法およびパターン寸法算出プログラム - Google Patents

パターン寸法算出方法およびパターン寸法算出プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施の形態は、パターン寸法算出方法およびパターン寸法算出プログラムに関する。
近年の半導体デバイスの微細化に伴い、製造バラツキやパーティクルなどによる欠陥が増大し、歩留まりを向上させることが非常に困難になっている。また、光源(露光光線)の短波長化やレンズの開口数(Numerical Aperture:NA)の高開口数化などが、加速度的に進歩する半導体装置の微細化に追いつかなくなってきている。
特開2009−80349号公報
このような従来技術においては、パターン形状に関わらずパターンの加工後寸法を精度良く予測することが望まれている。
本発明の実施の形態は、パターン形状に関わらずパターンの加工後寸法を精度良く予測することができるパターン寸法算出方法およびパターン寸法算出プログラムを提供する。
実施の形態によれば、パターン寸法算出方法が、マスク形状算出ステップと、開口角算出ステップと、寸法算出ステップと、を含んでいる。マスク形状算出ステップは、基板上に形成する回路パターンの上層部で前記回路パターンを加工する際のマスクになるマスク材のテーパー形状を算出する。また、開口角算出ステップは、前記テーパー形状に基づいて、前記回路パターン上の形状予測位置から前記マスク材に向かっての開口角を算出する。また、寸法算出ステップは、前記形状予測位置における開口角に応じた回路パターンの寸法を算出する。そして、前記開口角は、前記形状予測位置が設定される回路パターンから当該回路パターンに隣接する他の回路パターンまでの距離と、前記形状予測位置が設定される回路パターンの厚さ方向の寸法と、前記マスク材が前記回路パターンの上面と成すテーパー角と、を用いて算出される。
図1は、第1の実施の形態に係る加工後寸法算出処理の概念を説明するための説明図である。 図2は、第1の実施の形態に係る加工後寸法算出装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。 図4は、入射物が斜め方向の入射角度で基板に入射してくる場合の第1の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。 図5は、第2の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。 図6は、入射物が斜め方向の入射角度で基板に入射してくる場合の第2の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。 図7は、側壁加工プロセスのプロセスフローを示す図である。 図8は、側壁パターンの側壁角を考慮した場合の加工シミュレーション結果を説明するための図である。 図9は、側壁パターンの側壁角およびイオン入射角を考慮したパターン補正を説明するための図である。 図10は、加工後寸法算出装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係るパターン寸法算出方法およびパターン寸法算出プログラムを詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る加工後寸法算出処理(パターン寸法算出処理)の概念について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る加工後寸法算出処理の概念を説明するための説明図である。本実施の形態の加工後寸法算出処理は、半導体装置への加工シミュレーションを用いて行なわれる。加工後寸法算出処理は、例えば被加工膜(後述の絶縁膜など)を少なくとも1回以上加工することによって、基板上に半導体集積回路パターンを形成する半導体装置の製造処理などに適用される。
図1では、第1の実施の形態に係る加工後寸法予測方法を例示するための模式図を示している。図1の(a)は、半導体集積回路などのパターン(回路パターン)が形成されるウエハ31の模式平面図(上面図)を示している。また、図1の(b)は、図1の(a)におけるA−A矢視断面図を示している。また、図1の(c)は、断続的に配置されたパターンが形成される場合のウエハ31の模式平面図を示している。
ウエハ31などの基板上に、設計パターンに対応するレジストパターン33などをそのまま転写すると、レジストパターン33のパターン形状とは異なるパターン形状の加工後パターン(絶縁膜のパターン)32がウエハ31上に形成される。例えば、レジストパターン33をマスクとして加工後パターン32を形成すると、加工後パターン32のライン長が短くなる、ライン長が長くなる、コーナーが丸くなるといった現象が起こる場合がある。このような現象(寸法変換差)を起こす要因の1つに、エッチングの影響(例えば、エッチング速度のパターン依存性など)などに起因するプロセス変換差がある。
半導体装置としての所望の電気特性を達成するためには、パターンの断線やブリッジなどによる不良発生を抑制しなければならない。このため、ウエハ上で設計パターン通りの寸法および形状を実現する必要がある。そこで、パターンの加工後寸法を予め予測しておき、リソグラフィ工程で用いられるフォトマスク上のパターン形状などを補正することが必要となる。
例えば、形成したいパターンの周辺に配置された他のパターンのレイアウト環境が、形成したいパターンの寸法精度に大きな影響を及ぼす。具体的には、パターン間のスペース長が大きくなるに従って、加工後寸法も大きくなる。しかしながら、スペース長と加工後寸法とが必ずしも比例関係にあるとはいえない。また、実際のパターンの形状は、線状のパターン形状のみとは限らない。このため、パターンの形状が非線状となった場合には、加工後寸法予測に誤差が生ずることになる。
本発明者は検討の結果、加工後寸法予測を行う部分(以下、寸法予測点という)における開口角を設計パターンデータに基づいて求め、前記開口角と加工後寸法の実測値との相関関係を解析することで、加工後寸法を予測するようにすれば、パターンの形状にかかわらず加工後寸法予測の精度を向上させることができるとの知見を得た。
本実施の形態に係る加工後寸法予測方法の説明では、ウエハ31上に形成された絶縁膜がレジストパターン33をマスクとしてエッチングされ、これにより加工後パターン(回路パターン)32が形成される場合を例にとって説明をする。
図1の(b)に示すように、加工後パターン32となる絶縁膜内の位置が寸法予測点(形状予測位置)Q0に設定され、加工後寸法予測を行うにあたり、寸法予測点Q0における開口角が求められる。寸法予測点Q0は、レジストパターン33の上面から距離H0だけ垂直下方側(ウエハ31側)の位置である。加工後パターン32の上面が寸法予測点Q0である場合、距離H0は、レジストパターン33の厚さと同じ値になる。また、形成される加工後パターン32のパターンの底面が寸法予測点Q0である場合、距離H0は、レジストパターン33の厚さと加工後パターン32の厚さとを足した値と同じ値になる。寸法予測点Q0は、形成される加工後パターン32のパターン側面(斜面)に沿って、加工後パターン32の上面と同じ高さの位置から加工後パターン32の底面と同じ高さの位置までの間で設定される。寸法予測点Q0の位置毎に開口角が決まり、この開口角を用いて寸法予測点Q0の位置毎に、加工後パターン32のパターン形状が算出される。
開口角は、寸法予測点Q0を中心として延びる半直線が動くことで形成される球面のうち、半直線がレジストパターン33や加工後パターン32と干渉しない部分の角度とする。換言すると、寸法予測点Q0から延ばした半直線を、寸法予測点Q0を中心として球面を描くよう移動させた場合に、半直線が他のパターンとぶつからないように移動できる範囲が開口角である。したがって、開口角は、立体角で表される。このような開口角は、設計パターンデータに基づいて求めることができる。
ここで、説明の便宜上、前述のようにして描かれる立体(球面の一部)のうちの代表的な断面を用いて開口角を説明する。図1の(a)〜(c)に示すように、半直線が描く立体の断面における角度(半直線が移動可能な範囲)は、平面角で表されることになる。
例えば、ウエハ31を断面方向から見た場合の寸法予測点Q0での開口角(平面角)は、図1(b)に示すようにθX1となる。また、ウエハ31を上面方向から見た場合の寸法予測点Q0での開口角(平面角)は、図1(a)に示すようにθX2となる。
また、隣接するパターンに途切れた部分がある場合には、図1の(c)に示すように、ウエハ31の上面方向から見て、開口角がθX2よりもθX3の分だけ大きくなる。また、隣接するパターンに途切れた部分がある場合には、図1の(b)に示すように、ウエハ31の断面方向から見て、開口角がθX1よりもθX4の分だけ大きくなる。
さらに、開口角θX1は、寸法予測点Q0と同じ高さでの加工後パターン32間の距離(スペース)、寸法予測点Q0の垂直方向位置(距離H0)、レジストパターン33のテーパー角度(テーパー形状)によって変動する。レジストパターン33のテーパー角度は、レジストパターン33の底面寸法、上面寸法、高さ寸法によって決まるパターン傾斜角度である。これにより、加工後パターン32間のスペース長が長くなれば開口角θX1は大きくなり、距離H0が小さくなれば開口角θX1は大きくなる。
このように、寸法予測点Q0の垂直方向位置(距離H0)毎にスペース長と、開口角θX1と、の関係を予め解析しておけば、距離H0をパラメータとして開口角θX1を容易に計算することができる。
このような開口角は、寸法予測点Q0における入射物(例えば、ラジカルやイオンなど)の入射量に影響を与え、加工後寸法の値が変動する要因となる。換言すると、開口角が大きくなればその分だけ寸法予測点Q0に入射可能となる入射物の量が増えることになる。このため、開口角が大きくなるに従って、加工変換差が大きくなり、この結果、加工後パターン32のパターン長(ライン長)が短くなりやすい。
そのため、加工後寸法予測処理において開口角と入射角の両方を考慮すれば、多方向のレイアウト環境を反映した加工後寸法の値を知ることができる。本発明者は検討の結果、寸法予測点における入射物の入射量を設計データに基づいて求め、前記入射量と加工後寸法の実測値との相関関係を解析することで、加工後寸法を予測するようにすれば、パターンの形状にかかわらず加工後寸法予測の精度を向上させることができるとの知見を得た。
図2は、第1の実施の形態に係る加工後寸法算出装置の構成を示すブロック図である。加工後寸法算出装置(パターン寸法算出装置)1は、入力部11、記憶部12、マスク材形状算出部14、開口角算出部15、加工後寸法算出部16、出力部19を備えている。
入力部11は、パターン情報、リソグラフィ条件情報、加工条件情報などを入力し、記憶部12に送る。パターン情報は、ウエハ31上に形成するパターンに関する情報であり、例えば加工後パターン32の設計データ、レジストパターン33となるレジストの膜厚、加工後パターン32となる絶縁膜の膜厚などである。加工後パターン32がラインパターンである場合、パターン情報は、隣接するラインパターン間の距離(スペース幅)および立体角、ラインパターン周辺のパターン被覆率、ラインパターンの高さ、のうち少なくとも1つを含んでいる。
リソグラフィ条件情報は、ウエハ31上にレジストパターン33を形成する際のリソグラフィ条件に関する情報であり、例えば、露光条件、レジストの塗布条件、レジストの材質、現像条件などである。加工条件情報は、加工後パターン32を形成する際のエッチング条件に関する情報などであり、エッチャントの種類、エッチング時間などである。
記憶部12は、パターン情報、リソグラフィ条件情報、加工条件情報などを記憶するメモリなどである。マスク材形状算出部14は、パターン情報(レジストの膜厚など)およびリソグラフィ条件情報に基づいて、レジストパターン33の形状を予測する。マスク材形状算出部14が予測するレジストパターン33の形状は、レジストパターン33を上面側から見た場合の形状と、レジストパターン33の断面形状と、を含む立体形状である。マスク材形状算出部14は、レジストパターン33の予測結果を開口角算出部15に送る。
開口角算出部15は、レジストパターン33の予測結果、パターン情報(絶縁膜の膜厚など)、加工条件情報に基づいて、寸法予測点における開口角を算出する。開口角算出部15が算出する開口角は、レジストパターン33を上面側から見た場合の開口角と、レジストパターン33を断面側から見た場合の開口角である。開口角算出部15は、算出した開口角を、加工後寸法算出部16に送る。
加工後寸法算出部16は、開口角、パターン情報、レジストパターン33の予測結果に基づいて、加工後パターン32の形状を予測する。加工後寸法算出部16が予測する加工後パターン32の形状は、加工後パターン32を上面側から見た場合の形状と、加工後パターン32の断面形状と、を含む立体形状である。加工後寸法算出部16は、加工後パターン32の予測結果(加工後寸法)を出力部19に送る。
加工後寸法算出装置1では、寸法予測点の設定処理と、開口角算出部15による開口角の算出処理と、加工後寸法算出部16による加工途中位置までの加工後パターン32の形状予測処理とが、加工後パターン32の加工シミュレーションの進行に従って順番に行なわれる。
具体的には、絶縁膜の上面が寸法予測点に設定されると、この寸法予測点での開口角が算出され、開口角を用いて、所定の深さまで絶縁膜を加工した場合の加工後パターン32の形状(加工途中の加工後パターン32)が予測される。この後、この加工途中の加工後パターン32の上面に寸法予測点が設定され、この寸法予測点での開口角が算出され、開口角を用いて、さらに所定の深さまで絶縁膜を加工した場合の加工後パターン32の形状(加工途中の加工後パターン32)が予測される。
加工後寸法算出装置1では、加工後寸法算出部16によって予測された加工途中の加工後パターン32上への寸法予測点の設定処理と、開口角の算出処理と、加工途中の加工後パターン32をさらに加工した場合の加工後パターン32の形状予測処理とが、所望の加工深さまで繰り返される。このため、開口角算出部15は、加工途中の加工後パターン32に寸法予測点を設定した場合、レジストパターン33の形状と加工途中の加工後パターン32の形状とを用いて寸法予測点における開口角を算出する。
出力部19は、加工後寸法算出部16によって予測された加工後パターン32(所望位置までエッチングされた絶縁膜)の形状に関する情報(予測結果)を、加工後寸法として外部装置などに出力する。なお、出力部19からは、エッチングによる寸法変換差を出力してもよい。寸法変換差は、設計パターンと加工後パターン32との間の形状差(寸法差)であってよいし、レジストパターン33と加工後パターン32との間の形状差であってもよい。寸法変換差は、加工後寸法の予測結果に基づいて算出される。
なお、本実施の形態で説明したパターン情報は、加工後パターン32のマスクになるレジストパターン33の形状に関する情報であってもよい。この場合、マスク材形状算出部14は、不要となる。
つぎに、本実施の形態で用いる開口角について説明する。図3は、第1の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。図3では、マスク材P1,P2の断面形状を示している。マスク材P1,P2は、加工後パターン32を形成する際のマスクになる層であり、前述のレジストパターン33に対応している。
マスク材P1,P2の高さをH、マスク材P1,P2の基板に対する角度(マスク材P1の側面が絶縁膜の上面との間で成す内角)(傾斜角)をθ1、マスク材P1から隣接パターンであるマスク材P2までの距離(底面間距離)をSxとすると、マスク材P1の下部に設定された寸法予測点Q1における開口角θXは次に示す式(1)を用いて算出される。なお、マスク材P1の上面における、寸法予測点Q1の垂線(基板に垂直な線)からマスク材P1までの距離A1は、式(2)の関係を有している。
Figure 0005450275
Figure 0005450275
なお、ここでは寸法予測点Q1をマスク材P1の下部に設定した場合について説明したが、寸法予測点Q1をマスク材P2の下部に設定してもよい。この場合も、式(1)、式(2)を用いて開口角θXを算出することができる。
つぎに、開口角θXを用いた加工後寸法予測方法について説明する。開口角算出部15が、式(1)、式(2)を用いて開口角θXを求める。この際、開口角θXは、距離Sx、高さH、距離A1を変数とした関数とすることができる。このため、平面角である開口角θXを包含する関係にある立体角としての開口角も高さHを変数とした関数θ(Sx,H,A1)とすることができる。その結果、例えば、加工後寸法CDを、加工後寸法CD=α+β×開口角θ(S,H,A1)のような関数式で表すことができる。
なお、α,βは係数であり、以下に説明する回帰分析法などにより決定することができる。回帰分析法により、係数α,βを決定する場合には、最小二乗法を用いることができる。すなわち、加工後寸法の実測値(実験値)と演算値との差の二乗平均が最小となるような係数α,βを求めるようにする。なお、この際、実測値と演算値との誤差が最小となるような高さHを選択して前述の演算を行うようにしてもよい。
なお、ここでは、α、βの解析方法として多変量解析法の一種である回帰分析法を例示したが、回帰分析法に限定されない。例えば、多変量解析法、応答曲面法などを用いて開口角と加工後寸法の実測値との相関関係を解析することでコンパクトモデル化を行い、そのモデルに基づいて種々の具体的条件下における加工後寸法予測を行うようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、ラジカルやイオンなどの入射物が基板の上面に対して垂直な方向から入射してくる場合について説明したが、入射物の基板上面への入射角度を考慮して加工後パターン32の形状を予測してもよい。ここで、シース(プラズマ電位面)の曲がりの影響でイオンなどの入射物が基板の斜めから入射される場合の形状予測処理について説明する。
図4は、入射物が斜め方向の入射角度で基板に入射してくる場合の第1の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。図4では、入射物の基板上面への入射角度をφで示している。
入射物が入射角度をφで基板上面へ入射してくる場合、マスク材P1,P2は、マスク材P1,P2をφに応じた角度だけマスク材P1,P2を断面面内で傾斜させたマスク材P11,P12として扱うことができる。ここでのマスク材P11,P12は、マスク材P1,P2の底面を固定したまま高さHを維持しつつ、上面を面内方向に移動させた形状である。
具体的には、図4に示すマスク材P1,P2の側面のうち、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ大きくなる側面を、θ1の位置から(θ1−φ)の位置に傾斜させてマスク材P11,P12の一方の側面(マスク材P1,P2のの左側の側面)とする。また、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ小さくなる側面を、θ1の位置から(θ1+φ)の位置に傾斜させてマスク材P11,P12の他方の側面(マスク材P1,P2の右側の側面)とする。
マスク材P11の下部右端に設定された寸法予測点Q2における開口角θLは次に示す式(3)を用いて算出される。また、マスク材P12の下部左端に設定された寸法予測点Q3における開口角θRは次に示す式(4)を用いて算出される。なお、マスク材P1の上面における、寸法予測点Q2の垂線(基板に垂直な線)からマスク材P11の右端までの距離A2は、式(5)の関係を有し、寸法予測点Q3の垂線(基板に垂直な線)からマスク材P12の左端までの距離B2は、式(6)の関係を有している。
Figure 0005450275
Figure 0005450275
Figure 0005450275
Figure 0005450275
開口角が算出された後、加工後寸法算出部16は、開口角θXや、開口角θL,θRを用いて加工後寸法を算出する。このようにして求められた加工後寸法の値に基づいて、加工後パターン32が所定値以上の割合で不良点となる危険点(ホットスポット)の検証などを行うことが可能となる。危険点が発生している場合には、加工後寸法の値に基づいて、フォトマスクのパターン修正、設計パターン(スペース幅など)の補正、加工膜(絶縁膜)の寸法変更などが行なわれる。これらの補正や変更は、マスクパターン、設計レイアウト、露光装置における露光条件のうち少なくとも1つを変更することによって行なわれる。露光条件は、例えば、露光量、照明輝度、形状補正、レンズ開口角(NA)、露光波長、レンズ収差、偏光度などである。
この後、必要に応じて修正されたマスクパターンを用いてフォトマスクが作製される。そして、ウエハプロセスにフォトマスクを用いて半導体装置(半導体集積回路)が製造される。具体的には、露光装置がフォトマスクを用いてウエハへの露光処理を行い、その後、ウエハの現像処理、エッチング処理が行なわれる。換言すると、リソグラフィ工程で転写により形成したレジストパターンをマスク材として被加工膜である絶縁膜をエッチングによりパターンニングする。半導体装置を製造する際には、上述した露光処理、現像処理、エッチング処理などがレイヤ毎に繰り返される。
なお、本実施の形態では、加工後パターン32がライン&スペースのパターンである場合について説明したが、加工後パターン32はコンタクトホールのパターンであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、実際に基板上に形成されるレジストパターン33の形状に対応する開口角を算出しているので、正確な開口角を算出することが可能となる。これにより、パターンの形状にかかわらず加工シミュレーション(加工後寸法予測)の精度を向上させることができるので、的確なプロセス変換差補正を行うことができる。このため、加工後パターン32の形状が加工変換差を有することに起因する電気特性の劣化、加工後パターン32のブリッジや断線などを抑制することができ、その結果、半導体装置の品質や生産性を向上させることが可能となる。また、危険点などの抽出も的確に行うことができるので、設計データの検証精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明したパターン情報は、加工後パターン32のマスクになるレジストパターン33の形状に関する情報であってもよい。この場合、マスク材形状算出部14は、不要となる。
このように第1の実施の形態によれば、マスク材P1,P2やマスク材P11,P12のテーパー形状に応じた開口角を寸法予測点に設定しているので、パターン形状に関わらずパターンの加工後寸法を精度良く予測することが可能となる。また、入射物の基板上面への入射角度を考慮して加工後パターン32の形状を予測するので、エッチング処理に応じた加工後寸法を精度良く予測することが可能となる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図5〜図11を用いてこの発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、側壁加工プロセスに加工後寸法の予測処理を適用する。側壁加工プロセスでは、芯材除去後の側壁パターンが左右非対称な形状となるので、側壁パターンをマスクとして加工後パターン32を形成すると、加工後パターン32も左右非対称な形状となる。本実施の形態では、側壁加工プロセスの際の左右非対称なマスク材での加工シミュレーションと、シース曲がりの影響でイオンが斜めから入射されることを考慮した加工シミュレーションについて説明する。
本実施の形態では、マスク材形状算出部14が、パターン情報、リソグラフィ条件情報および加工条件情報に基づいて、側壁パターンの形状を予測する。マスク材形状算出部14が予測する側壁パターンの形状は、側壁パターンを上面側から見た場合の形状と、側壁パターンの断面形状と、を含む立体形状の両方である。
側壁プロセスでは、芯材の側壁に側壁パターンが形成され、芯材が除去されることによって、側壁パターンが基板上に残る。図5は、第2の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。ここでは、図5を参照して、側壁パターンを用いて加工後パターンを形成する場合の形状予測処理を説明する。図5では、マスク材としての側壁パターンP3a,P3b,P4aの断面形状を示している。側壁パターンP3a,P3b,P4aは、加工後パターン32を形成する際のマスクになる層であり、前述のマスク材P1,P2に対応している。
側壁パターンは、芯材の両側面に形成されるので、1つの芯材からは、2つの側壁パターンが形成される。図5では、側壁パターンP3aと側壁パターンP3bとが、同一の芯材を用いて形成された側壁パターンであり、1組の側壁パターンとなっている。側壁パターンP3a,P3bは、それぞれ断面が左右非対称な形状である。また、1組の側壁パターンP3aと側壁パターンP3bとの間は、芯材の中心を対称軸とした線対称な関係を有している。
側壁パターンP3aの右側の側面は、ペアをなす側壁パターンP3bに隣接しているので、側壁パターンP3aの下部に形成される加工後パターン32の右側(Pair側)側面の形状は、側壁パターンP3bの形状および配置位置と、側壁パターンP3aの底部右端に設定される寸法予測点Q4の位置などによって決まる。
側壁パターンP3aの底部右端に設定される寸法予測点Q4は、側壁パターンP3bに対する開口角θPairを算出するための点である。ここでは、側壁パターンP3aの右側の側壁(芯材側である内側の側壁)が絶縁膜の上面との間で成す内角(Pair側の傾斜角)と、側壁パターンP3bの左側の側壁(芯材側である内側の側壁)が絶縁膜の上面との間で成す内角(Pair側の傾斜角)を、それぞれθ11として説明する。
また、側壁パターンP3bの右側の側面は、ペアをなさない他の側壁パターンP4aに隣接しているので、側壁パターンP3bの下部に形成される加工後パターン32の右側(Adj側)側面の形状は、側壁パターンP4aの形状および配置位置と、側壁パターンP3bの底部右端に設定される寸法予測点Q5の位置などによって決まる。
側壁パターンP3bの底部右端に設定される寸法予測点Q5は、側壁パターンP4aに対する開口角θAdjを算出するための点である。ここでは、側壁パターンP3aの左側の側壁(芯材とは反対側である外側の側壁)が絶縁膜の上面との間で成す内角(adj側の側壁角)と、側壁パターンP3bの右側の側壁(芯材とは反対側である外側の側壁)が絶縁膜の上面との間で成す内角(adj側の側壁角)を、それぞれθ12として説明する。
側壁パターンP3a,P3bのPair側の側壁角、adj側の側壁角をそれぞれθ11,θ12とし、Pairをなす側壁パターンP3a,P3b間のスペースをS1とし、Pairを成さないが隣接する側壁パターンP3b,P4a間のスペースをS2と定義する。この場合、Pair側の開口角θPairは、式(7)を用いて算出される。Adj側の開口角θAdjは、式(9)を用いて算出される。なお、側壁パターンP3aの上面における、寸法予測点Q4の垂線から側壁パターンP3aの右端までの距離A3は、式(8)の関係を有している。また、側壁パターンP3bの上面における、寸法予測点Q5の垂線から側壁パターンP3bの右端までの距離B3は、式(10)の関係を有している。
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なお、側壁パターンP3bの左側下部における加工後パターン32の形状は、側壁パターンP3aの右側下部と同様の計算処理によって予測できる。また、側壁パターンP3aの左側下部における加工後パターン32の形状は、側壁パターンP3bの右側下部と同様の計算処理によって予測できる。
上述したように側壁パターンP3a,P3bがそれぞれ左右非対称の場合に、側壁パターンP3a,P3b上からドライエッチングを行うと、シースの曲がりの影響でイオンなどの入射物が側壁パターンP3a,P3bに対して斜め方向から入射する。これにより、エッチング後に偶奇差と呼ばれる左右で非対称な加工後パターン32が形成されやすくなる。このため、入射物の基板上面への入射角度を考慮して加工後パターン32の形状を予測してもよい。ここで、シース曲がりの影響でイオンなどの入射物が基板の斜めから入射される場合の形状予測処理について説明する。
図6は、入射物が斜め方向の入射角度で基板に入射してくる場合の第2の実施の形態に係る形状予測処理を説明するための図である。図6では、入射物の基板上面への入射角度をφで示している。
入射物が入射角度をφで基板上面へ入射してくる場合、側壁パターンP3a,P3bは、側壁パターンP3a,P3bをφに応じた角度だけ側壁パターンP3a,P3bを断面面内で傾斜させた側壁パターンP13a,P13bとして扱うことができる。ここでの側壁パターンP13a,P13bは、側壁パターンP3a,P3bの底面を固定したまま高さHを維持しつつ、上面を面内方向に移動させた形状である。
具体的には、図6に示す側壁パターンP3aの側面のうち、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ大きくなる側面(左側の側面)を、θ12の位置から(θ12−φ)の位置に傾斜させて側壁パターンP13aの一方の側面とする。また、側壁パターンP3aの側面のうち、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ小さくなる側面(右側の側面)を、θ11の位置から(θ11+φ)の位置に傾斜させて側壁パターンP13aの他方の側面とする。
同様に、側壁パターンP3bの側面のうち、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ大きくなる側面(左側の側面)を、θ12の位置から(θ11−φ)の位置に傾斜させて側壁パターンP13bの一方の側面とする。同様に、側壁パターンP3bの側面のうち、入射角度のφによって入射物の入射角度がφだけ小さくなる側面(右側の側面)を、θ12の位置から(θ12+φ)の位置に傾斜させて側壁パターンP13bの他方の側面とする。
側壁パターンP13aの下部右端(Pair側)に設定された寸法予測点Q6における開口角θpairLは次に示す式(11)を用いて算出される。また、側壁パターンP13bの下部左端(Pair側)に設定された寸法予測点Q8における開口角θpairRは次に示す式(13)を用いて算出される。なお、側壁パターンP3bの上面における、寸法予測点Q8の垂線(基板に垂直な線)から側壁パターンP13bの左端までの距離Cは、式(12)の関係を有している。また、側壁パターンP3aの上面における、寸法予測点Q6の垂線(基板に垂直な線)から側壁パターンP13aの右端までの距離Dは、式(14)の関係を有している。
Figure 0005450275
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側壁パターンP13bの下部右端(Adj側)に設定された寸法予測点Q7における開口角θAdjLは次に示す式(15)を用いて算出される。また、側壁パターンP13aの下部左端(Adj側)に設定された寸法予測点Q9における開口角θAdjRは次に示す式(17)を用いて算出される。なお、側壁パターンP14aにおける、寸法予測点Q9の垂線(基板に垂直な線)から側壁パターンP14aの左端までの距離Eは、式(16)の関係を有している。側壁パターンP13bの上面における、寸法予測点Q7の垂線(基板に垂直な線)から側壁パターンP13bの右端までの距離Fは、式(18)の関係を有している。
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開口角算出部15が開口角θL,θRや開口角θpairL,θpairR,θAdjL,θAdjRを算出した後、加工後寸法算出部16は、算出された開口角を用いて加工後パターン32の加工後寸法を算出する。
ここで、側壁加工プロセスのプロセスフローについて説明する。図7は、側壁加工プロセスのプロセスフローを示す図である。側壁加工プロセスは、側壁パターンを下層側に転写することによって側壁パターンと同じラインパターンを形成するプロセスである。図7に示す各処理(s1)〜(s7)の上段側がパターン形成の際の上面図(最上層のみ)であり、下段側がパターン形成の際の断面図である。
側壁加工プロセスでは、基板の上層に、パターン形成の対象となるパターン形成層51Aと、このパターン形成層51Aの上層に芯材を形成させる芯材層52Aと、を形成しておく。そして、この芯材層52Aの上層に最小加工幅2hのレジストパターン53Aを形成する(s1)。
この後、RIE(Reactive Ion Etching)法などによってレジストパターン53Aをマスクとして芯材層52Aをエッチングし、芯材パターン52Bを形成する(s2)。そして、この芯材パターン52Bをスリミング加工することによって、スリミングパターン52Cを形成する(s3)。
次に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などによって基板上に窒化膜などの側壁デポジット膜54Aを堆積させる(s4)。この後、RIEなどの異方性エッチングによって側壁デポジット膜54Aをエッチバックし、側壁デポジット膜54Aから側壁パターン54Bを形成する(s5)。ここでの側壁パターン54Bが、側壁パターンP13a,13b,14aに対応している。
そして、スリミングパターン52Cをウエットエッチングすることによってスリミングパターン52Cを除去し、パターン形成層51A上に側壁パターン54Bのみを残す(s6)。この後、側壁パターン54Bをマスクとして、RIEなどによってパターン形成層51Aをエッチングし、加工後パターン32としてのラインパターン51Bを形成する(s7)。これにより、ライン幅hのラインパターン51Bを形成することが可能となる。
つぎに、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を考慮して、加工後パターン32の加工シミュレーションを行った場合のシミュレーション結果について説明する。図8は、側壁パターンの側壁角を考慮した場合の加工シミュレーション結果を説明するための図である。ここでの加工シミュレーション結果は、側壁パターンP3a,P3bのピッチを一定値とし、側壁パターンP3a,P3b間のpair側スペース(芯材)の加工前寸法(加工前pairスペース)を種々変化させた場合の加工後パターン32の寸法である。なお、全側壁パターンの寸法(ライン幅)が一定値(T)であり、加工前pairスペースの寸法と加工前adjスペースの寸法とを足した値が、一定値(2T)である。加工後パターン32の寸法としては、加工後パターン32のpair側スペース寸法(Pair加工後スペース寸法PA1,PA2)、加工後パターン32のadj側スペース寸法(Adj加工後スペース寸法AD1,AD2)、加工後パターン32のライン幅寸法(加工後ライン寸法L1,L2)が算出される。
図8に示す2つのグラフは、横軸が加工前の側壁パターンP3a,P3b間のpair側スペース(加工前pairスペース)であり、縦軸が加工後パターン32の寸法(加工後寸法)である。図8の左側に示すグラフは、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を90°として加工後パターン32の加工シミュレーションを行った場合の加工前後の寸法関係を示している。また、図8の右側に示すグラフは、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を考慮して加工後パターン32の加工シミュレーションを行った場合の加工前後の寸法関係を示している。
側壁パターンP3a,P3bの側壁角が90°の場合、加工前pairスペースを小さい寸法から大きい寸法に変化させると、Pair加工後スペース寸法PA1は、小さい寸法から大きい寸法に変化する。このとき、Adj加工後スペース寸法AD1は、大きい寸法から小さい寸法に変化し、加工後ライン寸法L1は、所定値(T)で一定となる。
したがって、側壁パターンP3a,P3bの側壁角が90°の場合、加工前pairスペースをTとすれば、加工後パターン32のpair側スペース寸法と、加工後パターン32のadj側スペース寸法と、がTで等しくなり、且つ加工後ライン寸法L1がxとなる。
一方、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を考慮した場合、加工前pairスペースを小さい寸法から大きい寸法に変化させると、Pair加工後スペース寸法PA2は、小さい寸法から大きい寸法に変化する。このとき、Adj加工後スペース寸法AD2は、大きい寸法から小さい寸法に変化し、加工後ライン寸法L2は、Tで一定となる。
したがって、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を考慮した場合、加工前pairスペースをUとすれば、加工後パターン32のpair側スペース寸法と、加工後パターン32のadj側スペース寸法と、がTで等しくなり、且つ加工後ライン寸法L2がTとなる。
このように、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を90°とした場合と、側壁パターンP3a,P3bの側壁角を考慮した場合とでは、加工シミュレーション結果が異なる。そして、実際の実験により求めた加工後パターン32の寸法は、側壁角を90°とした場合の加工シミュレーション結果よりも、側壁角を考慮した場合の加工シミュレーション結果に近くなる。したがって、側壁角を90°とする場合よりも、側壁角を考慮した場合の方が、正確な加工後パターン32の寸法を算出することが可能となる。
つぎに、加工後パターン32の寸法を予測する際に、側壁角とイオン入射角(シース)を考慮した場合の加工シミュレーション結果について説明する。図9は、側壁パターンの側壁角およびイオン入射角を考慮したパターン補正を説明するための図である。図9では、横軸が加工後パターン32の基板上での直径方向の位置を示している。横軸の左側が、基板を上面側から見た場合の下部側(ノッチ側)であり、横軸の右側が、基板を上面側から見た場合の上部側である。また、左側の縦軸が加工後寸法の偶奇差であり、右側の縦軸が芯材寸法である。加工後寸法の偶奇差は、1つの芯材から形成される1組の側壁パターンP13a,P13bの下部に形成される1組の加工後パターン32間の寸法差である。換言すると、側壁パターンP13aの下部に形成される加工後パターン32の寸法と、側壁パターンP13bの下部に形成される加工後パターン32の寸法と、の差が、加工後寸法の偶奇差である。
図9の左側に示すように、芯材寸法(加工前pairスペース)c1を、基板内で略一定(V)とした場合、実験によって求めた加工後寸法の偶奇差de1は、基板の中心部では、約0である。一方、基板面内の上部側では、面内上部に近いほど偶奇差de1が大きな値になるとともに、基板面内の下部側では、面内下部に近いほど偶奇差de1が大きな値になる。また、加工シミュレーションによって求めた加工後寸法の偶奇差ds1は、偶奇差de1と略同様の値を示している。
このように、基板面内の端部(上部側または下部側)に近いほど大きな偶奇差de1,ds1を生じることが分かっている場合、図9の右側に示すように芯材寸法c2を、偶奇差de1や偶奇差ds1に応じた寸法(V〜W)に補正しておく。ここでは、基板面内の端部に近いほど芯材寸法c2を大きくし、基板面内の中心部では芯材寸法c2を小さくした場合を示している。芯材寸法c2は、例えばOPC(Optical Proximity Correction)やドーズマッパーなどを用いて補正される。これにより、加工シミュレーションによって求めた加工後寸法の偶奇差de2は、基板面内で略一定の値となる。
つぎに、加工後寸法算出装置1のハードウェア構成について説明する。図10は、加工後寸法算出装置のハードウェア構成を示す図である。加工後寸法算出装置1は、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93、表示部94、入力部95を有している。加工後寸法算出装置1では、これらのCPU91、ROM92、RAM93、表示部94、入力部95がバスラインを介して接続されている。
CPU91は、コンピュータプログラムである加工後寸法算出プログラム97を用いて加工後パターン32の寸法を算出する。表示部94は、液晶モニタなどの表示装置であり、CPU91からの指示に基づいて、パターン情報、リソグラフィ条件情報、加工条件情報、レジストパターン33の形状に関する情報、マスク材P1,P2,P11,P12の形状に関する情報、側壁パターンP3a,P3b,P13a,P13bの形状に関する情報、開口角に関する情報、加工後パターン32の寸法(算出結果)などを表示する。入力部95は、マウスやキーボードを備えて構成され、使用者から外部入力される指示情報(加工後パターン32の寸法算出に必要なパラメータ等)を入力する。入力部95へ入力された指示情報は、CPU91へ送られる。
加工後寸法算出プログラム97は、ROM92内に格納されており、バスラインを介してRAM93へロードされる。図10では、加工後寸法算出プログラム97がRAM93へロードされた状態を示している。
CPU91はRAM93内にロードされた加工後寸法算出プログラム97を実行する。具体的には、加工後寸法算出装置1では、使用者による入力部95からの指示入力に従って、CPU91がROM92内から加工後寸法算出プログラム97を読み出してRAM93内のプログラム格納領域に展開して各種処理を実行する。CPU91は、この各種処理に際して生じる各種データをRAM93内に形成されるデータ格納領域に一時的に記憶させておく。
加工後寸法算出装置1で実行される加工後寸法算出プログラム97は、それぞれマスク材形状算出部14、開口角算出部15、加工後寸法算出部16を含むモジュール構成となっており、これらが主記憶装置上にロードされ、これらが主記憶装置上に生成される。
このように第2の実施の形態によれば、側壁パターンP3a,P3bや側壁パターンP13a,P13bのテーパー形状に応じた開口角を寸法予測点に設定しているので、パターン形状に関わらずパターンの加工後寸法を精度良く予測することが可能となる。また、入射物の基板上面への入射角度を考慮して加工後パターン32の形状を予測するので、エッチング処理に応じた加工後寸法を精度良く予測することが可能となる。
このように第1および第2の実施の形態によれば、加工前のパターンや加工後のパターンのパターン形状に関わらず、パターンの加工後寸法を精度良く予測することが可能となる。
1…加工後寸法算出装置、14…マスク材形状算出部、15…開口角算出部、16…加工後寸法算出部、32…加工後パターン、33…レジストパターン、P1,P2,P11,P12…マスク材、P3a,P4a,P3b,P13a,13b,14a…側壁パターン、Q0〜Q9…寸法予測点、θ,θAdj,θAdjL,θAdjR,θL,θPair,θpairL,θpairR,θR,θX,θX1〜θX4…開口角

Claims (4)

  1. 基板上に形成する回路パターンの上層部で前記回路パターンを加工する際のマスクになるマスク材のテーパー形状を算出するマスク形状算出ステップと、
    前記テーパー形状に基づいて、前記回路パターン上の形状予測位置から前記マスク材に向かっての開口角を算出する開口角算出ステップと、
    前記形状予測位置における開口角に応じた回路パターンの寸法を算出する寸法算出ステップと、
    を含み、
    前記開口角は、前記形状予測位置が設定される回路パターンから当該回路パターンに隣接する他の回路パターンまでの距離と、前記形状予測位置が設定される回路パターンの厚さ方向の寸法と、前記マスク材が前記回路パターンの上面と成すテーパー角と、を用いて算出されることを特徴とするパターン寸法算出方法。
  2. 前記マスク材は、側壁プロセスによって1つの芯材から形成される1対の側壁パターンであり、
    前記テーパー角は、前記1対の側壁パターンの側壁面のうち前記芯材側である内側の側壁面と前記回路パターンの上面とが成す第1の角度、または前記1対の側壁パターンの側壁面のうち前記芯材とは反対側である外側の側壁面と前記回路パターンの上面とが成す第2の角度であり、
    前記内側の側壁面の下部に設定された形状予測位置では、前記第1の角度を用いて前記開口角が算出され、前記外側の側壁面の下部に設定された形状予測位置では、前記第2の角度を用いて前記開口角が算出されることを特徴とする請求項に記載のパターン寸法算出方法。
  3. 基板上に形成する回路パターンの上層部で前記回路パターンを加工する際のマスクになるマスク材のテーパー形状を算出するマスク形状算出ステップと、
    前記テーパー形状に基づいて、前記回路パターン上の形状予測位置から前記マスク材に向かっての開口角を算出する開口角算出ステップと、
    前記形状予測位置における開口角に応じた回路パターンの寸法を算出する寸法算出ステップと、
    を含み、
    前記開口角は、前記回路パターンを加工する際に前記マスク材に入射する入射物の入射角度を用いて算出されることを特徴とするパターン寸法算出方法。
  4. 基板上に回路パターンを形成する際に前記回路パターンの上層部で前記回路パターンを加工する際のマスクになるマスク材のテーパー形状を算出するマスク形状算出ステップと、
    記回路パターン上の形状予測位置から前記マスク材に向かっての開口角を、前記形状予測位置が設定される回路パターンから当該回路パターンに隣接する他の回路パターンまでの距離と、前記形状予測位置が設定される回路パターンの厚さ方向の寸法と、前記マスク材が前記回路パターンの上面と成すテーパー角と、を用いるとともに、前記テーパー形状に基づいて、算出する開口角算出ステップと、
    前記形状予測位置における開口角に応じた回路パターンの寸法を算出する寸法算出ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするパターン寸法算出プログラム。
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