JP5447506B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば共振型電源やハーフブリッジ型電源のような、複数のスイッチング素子を交互にオン、オフさせることで所定の電圧を出力するスイッチング電源装置に関するものである。
従来、複数のスイッチング素子を交互にオン、オフすることで所定の電圧を出力するスイッチング電源装置が各種考案されている。例えば、ハーフブリッジ型コンバータのPWM方式のスイッチング電源装置では、一定のスイッチング周波数において時比率を調整することで、所望の出力電圧を得ている。しかしながら、このような複数のスイッチング素子を交互オン、オフさせるスイッチング電源装置では、一瞬でも複数のスイッチング素子が同時にオンする期間が存在すると、大きな短絡電流が流れ、電源を破壊する可能性があるので、複数のスイッチング素子の双方がオフとなる所謂デッドタイムが設けられている。
このようなデッドタイムを設けるため、特許文献1では、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とを交互にオン、オフさせるスイッチング電源装置であって、第1のスイッチング素子のターンオフによるトランスの磁束変化をトリガにして、第2のスイッチング素子をターンオンする。また、第2のスイッチング素子のターンオフによるトランスの磁束変化をトリガにして、第1のスイッチング素子をターンオンする。このような、スイッチング制御を行うことで、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とが同時にオン状態になる状態が生じることを防止している。
WO2005−076447号公報
しかしながら、上述の特許文献1のスイッチング電源装置では、第2のスイッチング素子のオン時間を、抵抗とコンデンサからなる時定数回路で決定しているので、スイッチング周波数が可変してしまい、スイッチングノイズがスイッチング周波数の変動に応じて広範囲に発生してしまう。
また、時定数回路はデッドタイムを加味して設計されているが、全負荷領域、すなわち過渡状態であっても定常状態であっても同じ時間のデッドタイムが設定されているため、過渡状態ほど長いデッドタイムを必要としない定常状態において最適なデッドタイムが設定されているとは言い難い。したがって、高信頼性ではあるものの、効率の面では最善なものではなかった。
本発明の目的は、スイッチング周波数を一定に保ちながら、複数のスイッチング素子が同時にオンになることを防止し、且つ最適なデッドタイムでスイッチングを行えるスイッチング電源装置を実現することにある。
(1)この発明は、直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、一つの磁性部品で構成され、磁気的に結合された第1の1次巻線npと、第1の2次巻線ns1と、を少なくとも備えたトランスTと、第1の1次巻線npに直列に接続されたインダクタLrと、第1のスイッチング素子Q1と、第1のキャパシタC1と、第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、第2のスイッチング素子Q2と、第2のキャパシタC2と、第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、第3のキャパシタCrと、直流電源入力部の両端に接続され、第1の1次巻線npと第1のスイッチ回路S1とが直列に接続された第1の直列回路と、第1のスイッチ回路S1の両端、または第1の1次巻線npの両端に接続され、第2のスイッチ回路S2と第3のコンデンサCrとが直列に接続された第2の直列回路と、を備え、第1のスイッチ回路S1と第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン・オフを繰り返すように動作するように構成され、第1の2次巻線ns1から出力される交流電圧を整流平滑する第1の整流平滑回路を介して2次側に出力電圧Voutが出力されるように構成された電力変換回路を備えたスイッチング電源装置に関するものである。そして、このスイッチング電源装置は、第1のスイッチ回路S1または第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成する第1のモニタ信号生成手段と、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、デジタル制御回路は、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、オン時間の開始タイミングは、モニタ信号をトリガとして入力し、クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、オン時間の停止タイミングは、演算処理により設定されたオン時間にしたがって前記クロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つ。
この構成では、第1、第2のスイッチング素子のオン時間がデジタル制御回路により演算で決定される。この際、所定のクロック信号のタイミングを基準に各オン時間が決定される。このため、オンすべきスイッチング素子のターンオンが、直前にオン状態であったスイッチング素子のターンオフに起因する磁束変化のタイミングを基点にして設定された所定の遅延量からなる開始タイミングより行われるので、各スイッチング素子が同時にオン状態にはならない。
(2)また、この発明のスイッチング電源装置は、出力電圧Voutを検出するための出力電圧検出手段を備え、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のどちらか一方のオン時間は、出力電圧検出手段によって検出された値に基づいて決定される。
この構成では、具体的に特定のスイッチング素子のオン時間を決定する方法を示すものであり、当該オン時間は、スイッチング電源装置としての出力電圧に応じて設定される。これにより、スイッチング電源装置として安定した出力電圧が得られる。
(3)また、この発明のスイッチング電源装置の第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のうち、他方のオン時間は、設定可能なスイッチング周期Tsから、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のどちらか一方のオン時間を減算することによって決定される。
この構成では、上述のように特定のスイッチング素子のオン時間が決定された場合に、他のスイッチング素子のオン時間が、単純且つ高速で処理可能な減算処理により決定される。
(4)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1のスイッチ回路S1が導通状態、または第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、第1の1次巻線npと第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を逆極性としている。
この構成では、スイッチング電源装置が絶縁型のフライバックコンバータであることを示している。そして、このような構成を用いても、本発明の特徴とするスイッチング制御を実現することができる。
(5)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1のスイッチ回路S1が導通状態、または第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、第1の1次巻線npと第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を同極性としている。
この構成では、スイッチング電源装置が絶縁型のフォワードコンバータであることを示している。そして、このような構成を用いても、本発明の特徴とするスイッチング制御を実現することができる。
(6)また、この発明のスイッチング電源装置では、トランスTはさらに第2の2次巻線ns2を備え、第1の2次巻線ns1と第2の2次巻線ns2は直列に接続されており、第1のスイッチ回路S1が導通状態、または第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、第1の1次巻線npと第1の2次巻線ns1、及び第1の1次巻線npと第2の2次巻線ns2は、その磁気極性を同極性とし、第1の整流平滑回路は、センタータップ型の全波整流回路と、少なくとも1つのフィルタインダクタLoと、少なくとも1つの平滑コンデンサCoからなる。
この構成では、センタータップ方式の絶縁型スイッチング電源装置が実現される。そして、このような構成のスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。
(7)また、この発明のスイッチング電源装置では、トランスTはさらに第2の2次巻線ns2を備え、第1の2次巻線ns1と第2の2次巻線ns2は直列に接続されており、第1のスイッチ回路S1が導通状態、または第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、第1の1次巻線npと第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を逆極性とし、第1の1次巻線npと第2の2次巻線ns2は、その磁気極性を同極性とし、第1の整流平滑回路は、第2の2次巻線ns2の両端にそれぞれ整流素子のカソード側が接続され、整流素子のアノード側は共通接続されており、第1の2次巻線ns1の他端に少なくとも1つのフィルタインダクタLoの一端が接続され、フィルタインダクタLoの他端と整流素子のアノードとの間に少なくとも1つの平滑コンデンサCoが接続される構成である。
この構成では、第1、第2の2次巻線を有し、ほぼ全期間で電力伝送が可能な絶縁型スイッチング電源装置が実現される。そして、このような構成のスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができ、より一層効率の良いスイッチング電源装置が実現される。
(8)また、この発明のスイッチング電源装置では、フィルタインダクタLoとして、トランスTの2次側漏れインダクタンスを利用している。
この構成では、スイッチング電源装置の構成要素となる素子を省略することができるので、上述のような特徴を有するスイッチング電源装置の回路構成を簡略化することができる。
(9)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1の2次巻線ns1と第2の2次巻線ns2の巻数比が1:2である。
この構成では、上述のほぼ全期間で電力伝送が可能な絶縁型スイッチング電源装置において、ほぼ全期間での出力電圧が安定しリップルが改善される。
(10)また、この発明のスイッチング電源装置では、トランスTはさらに第2の1次巻線nbを備え、第2の1次巻線nbの一端は前記直流電源入力の低電位側に接続され、他端は第2の整流平滑回路を介してデジタル制御回路用の直流電源電圧として供給されるようにしている。
この構成では、バイアス巻線を用いることで、制御用デジタルIC用の駆動電源を、自装置内で容易に供給することができる。
(11)また、この発明は、直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、一つの磁性部品で構成されたインダクタLpと、第1のスイッチング素子Q1と第1のキャパシタC1と第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、第2のスイッチング素子Q2と第2のキャパシタC2と第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、第3のキャパシタCrと、直流電源入力部の両端に接続され、インダクタLpと第1のスイッチ回路S1とが直列に接続された第1の直列回路と、第1のスイッチ回路S1の両端またはインダクタLpの両端に接続され、第2のスイッチ回路S2と第3のコンデンサCrとが直列に接続された第2の直列回路と、を備え、第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン/オフを繰り返すように動作するように構成され、インダクタLpと第1のスイッチ回路S1との接続点にアノードが接続される整流素子と、整流素子のカソードに一端が接続され、インダクタLpに対して並列に接続される第4のキャパシタCoからなる第1の整流平滑回路を介して出力電圧Voutが出力されるように構成されたスイッチング電源装置に関するものである。このスイッチング電源装置では、前記電力変換回路において、第1のスイッチ回路S1または第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、前記スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成するモニタ信号生成手段と、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、デジタル制御回路は、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、オン時間の開始タイミングは、モニタ信号をトリガとして入力し、クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、オン時間の停止タイミングは、演算処理により設定されたオン時間にしたがってクロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つ
この構成では、スイッチング電源装置が極性反転型チョッパ回路からなる非絶縁型昇降圧コンバータであることを示している。そして、このような非絶縁型のスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。
(12)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1の整流平滑回路の整流素子は電界効果トランジスタである。
この構成では、整流平滑回路の整流素子として、FETを用いた例を示している。そして、このようなスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。
(13)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1の整流平滑回路の整流素子が、デジタル制御回路によってオン/オフ制御される。
この構成では、整流平滑回路の整流素子として、FETを用いた例を示しており、当該FETが上述の第1、第2のスイッチング素子とともに制御される例を示している。そして、このようなスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。
(14)また、この発明は、直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、一つの磁性部品で構成されたインダクタLpと、第1のスイッチング素子Q1と1のキャパシタC1と第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、第2のスイッチング素子Q2と第2のキャパシタC2と第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、直流電源入力部の両端に第1のスイッチ回路S1と第2のスイッチ回路S2からなる直列回路が接続され、第1のスイッチ回路S1と第2のスイッチ回路S2との接続点にインダクタLpの一端が接続され、他端からは第1のスイッチ回路S1に対して並列に接続される第3のキャパシタCoを介して出力電圧Voutが出力されるように構成された非絶縁型スイッチング電源装置に関するものである。このスイッチング電源装置では、前記電力変換回路において、第1のスイッチ回路S1と第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン・オフを繰り返すように動作するように構成され、第1のスイッチ回路S1または第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、前記スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成する第1のモニタ信号生成手段を備える。第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、デジタル制御回路は、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、オン時間の開始タイミングは、モニタ信号をトリガとして入力し、クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、オン時間の停止タイミングは、前記演算処理により設定されたオン時間にしたがってクロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つ
この構成では、スイッチング電源装置がハーフブリッジ型の非絶縁型降圧コンバータであることを示している。そして、このような非絶縁型のスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。
(15)また、この発明のスイッチング電源装置は、出力電圧Voutを検出するための出力電圧検出手段を備え、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のどちらか一方のオン時間は、出力電圧検出手段によって検出された値に基づいて決定される。
この構成では、被絶縁型のスイッチング電源装置において、具体的に特定のスイッチング素子のオン時間を決定する方法を示すものであり、当該オン時間は、スイッチング電源装置としての出力電圧に応じて設定される。これにより、スイッチング電源装置として安定した出力電圧が得られる。
(16)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のうち、他方のオン時間は、設定可能なスイッチング周期Tsから、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2のどちらか一方のオン時間を減算することによって決定される。
この構成では、上述のように特定のスイッチング素子のオン時間が決定された場合に、他のスイッチング素子のオン時間が、単純且つ高速で処理可能な減算処理により決定される。
(17)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1のスイッチ回路S1または第2のスイッチ回路S2は電界効果トランジスタである。
この構成では、第1、第2のスイッチ回路が具体的にFETであることを示している。そして、このようなスイッチング電源装置においても、上述のスイッチング制御を適用することができる。さらに、FETを用いることで高速なスイッチング動作が可能となる。
(18)また、この発明のスイッチング電源装置では、第1のスイッチ回路S1または第2のスイッチ回路S2はスイッチ回路両端の電圧が0Vまたは0V付近まで低下してからスイッチング素子Q1またはQ2がターンオンする動作となるゼロ電圧スイッチング動作にて駆動される。
この構成では、具体的に、所謂ゼロ電圧スイッチング(ZVS)が実現される構成を示している。これにより、スイッチング素子のターンオン時に発生する損失が効果的に抑圧できる。
(19)また、この発明のスイッチング電源装置では、モニタ信号生成手段は、インダクタLrに流れる電流を検出するためのカレントトランスである。
(20)また、この発明のスイッチング電源装置では、モニタ信号生成手段は、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2の少なくとも1つのドレイン−ソース間電圧の変化を利用している。
(21)また、この発明のスイッチング電源装置では、モニタ信号生成手段は、第1のスイッチング素子Q1または第2のスイッチング素子Q2の少なくとも1つのドレイン−ソース間電流の変化を利用している。
(22)また、この発明のスイッチング電源装置では、モニタ信号生成手段は、第2の1次巻線nbの両端に生じる電圧変化を利用している。
これらの構成では、モニタ信号生成手段の具体的な構成を示すものであり、上述のいずれの構成を用いても、本発明の特徴とするスイッチング制御を実現することができる。
(23)また、この発明のスイッチング電源装置では、デジタル制御回路はDSP(Digital Signal Processor)である。
(24)また、この発明のスイッチング電源装置では、デジタル制御回路はFPGA(Field Programmable Gate Array)である。
これらの構成では、デジタル制御回路の現実的な形態を示すものである。
この発明によれば、複数のスイッチング素子を同時にオンにさせることなく、最適なデッドタイムでスイッチングを行うことができるので、高信頼性で且つ高効率なスイッチング電源装置を実現することができる。さらに、この際、スイッチング周波数が一定であるので、スイッチング周波数に起因するノイズ対策が容易となり、EMI特性に優れるスイッチング電源装置を実現することができる。
第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。 制御用デジタルIC10の内部ブロックの構成を示すブロック図、および、電圧補償部132の制御系ブロック図である。 制御用デジタルIC10のスイッチング制御フローを示すフローチャートである。 各信号の状態の時間的関係を示す波形図である。 第1の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第2の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第3の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第3の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第3の実施形態に係るまた他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第4の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第4の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第4の実施形態に係るまた他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第5の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第6の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第7の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第8の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第9の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第9の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第10の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第11の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第11の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第12の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 第12の実施形態に係る他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。 第13の実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
[第1実施形態]
第1の実施形態に係るスイッチング電源装置について、図を参照して説明する。図1は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
(トランスTの1次側回路構成)
直流入力電圧が印加される入力電源Viの両端には、インダクタLr、トランスTの1次巻線np、第1スイッチ回路S1が直列接続されている。第1スイッチ回路S1は、第1スイッチング素子Q1、ダイオードD1、キャパシタC1を備える。第1スイッチング素子Q1は、FETからなり、ドレイン端子がトランスTの1次巻線npに接続され、ソース端子が入力電源Viに接続されている。ダイオードD1、およびキャパシタC1は、第1スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第1スイッチング素子Q1の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第1スイッチング素子Q1は、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第1スイッチング制御信号Vgs1によってオン・オフ動作する。
また、第2スイッチ回路S2とキャパシタCrとは、トランスTの1次巻線np、インダクタLrと閉回路を形成するように接続されている。第2スイッチ回路S2は、FETからなる第2スイッチング素子Q2、ダイオードD2、キャパシタC2を備える。第2スイッチング素子Q2は、ドレイン端子がキャパシタCrに接続され、ソース端子がトランスTの1次巻線npに接続されている。ダイオードD2、およびキャパシタC2は、第2スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第2スイッチング素子Q2の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第2スイッチング素子Q2は、第1スイッチング素子Q1と同様に、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第2スイッチング制御信号Vgs2によってオン・オフ動作する。
トランスTの1次側には、上述の1次巻線npとは別に、バイアス巻線nbが配置されており、当該バイアス巻線nbの一方端は、入力電源Viに接続している。バイアス巻線nbの他方端には、ダイオードD3のアノードが接続されている。ダイオードD3のカソードにはキャパシタC3が接続される。この構成により、ダイオードD3とキャパシタC3とにより整流平滑回路が形成され、制御用デジタルIC10の駆動電圧Vccが制御用デジタルIC10へ与えられる。
また、トランスTの1次巻線npの第1スイッチ回路S1との接続側は、図示しない抵抗分圧回路を介して制御用デジタルIC10に接続されており、この抵抗分圧回路の分圧点の電圧レベルが、モニタ信号Vmとして制御用デジタルIC10へ与えられる。
制御用デジタルIC10は、例えばDSPやFPGAによって構成される。制御用デジタルIC10は、上述の駆動電圧Vccにより駆動し、モニタ信号Vm、トランスTの2次側回路から得られる検出電圧信号Voに基づいて、第1スイッチング素子Q1を駆動するための第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング素子Q2を駆動するための第2スイッチング制御信号Vgs2を生成する。なお、制御用デジタルIC10の具体的な構成および制御については後述する。
駆動回路103は、例えばハイサイドドライバIC等により構成され、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を入力し、少なくとも第2スイッチング素子Q2を駆動可能なレベルの信号に昇圧する。駆動回路103は、第1スイッチング制御信号Vgs1を第1スイッチング素子Q1へ出力し、第2スイッチング制御信号Vgs2を第2スイッチング素子Q2へ出力する。
(トランスTの2次側回路構成)
トランスTの2次巻線ns1は、1次巻線npに対して逆極性となるように巻回されており、2次巻線ns1の両端は、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)となっている。2次巻線ns1の電圧出力端子Vout(+)側の一方端には、ダイオードDsのアノードが接続され、当該ダイオードDsのカソードが電圧出力端子Vout(+)に接続されている。また、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間には、キャパシタCoが接続されている。このような構成により、ダイオードDsとキャパシタCoとによる整流平滑回路が形成される。
また、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されており、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、絶縁伝達手段102へ出力する。
絶縁伝達手段102は、フォトカプラ等からなり、2次側の電圧検出部101で生成された検出電圧信号Voを、1次側の制御用デジタルIC10へ伝達する。
以上のような構成により、フライバック方式の絶縁型スイッチング電源装置が構成される。
(スイッチング制御回路の具体的構成)
制御用デジタルIC10は、例えばDSPやFPGA等からなり、入力されるモニタ信号Vm、検出電圧信号Voに基づいて、第1スイッチング素子Q1をオン・オフ制御する第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング素子Q2をオン・オフ制御する第2スイッチング制御信号Vgs2を生成する。この際、制御用デジタルIC10は、一定のスイッチング周期Tsを保ちながら、所望の出力電圧レベルを得られるように、且つ第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2とが同時にオンしないように、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を生成する。生成された第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2は、駆動回路103へ出力される。
図2(A)は制御用デジタルIC10の内部の構成を示すブロック図であり、図2(B)は電圧補償部132の制御系ブロック図である。
制御用デジタルIC10は、コンパレータ121,122、ADC(アナログデジタルコンバータ)12、CPU13、駆動パルス生成部141,142を備える。CPU13は、加算器131、電圧補償部132、差分回路133を備える。
コンパレータ121は、モニタ信号Vmと、予め設定した閾値V1とを比較して、モニタ信号Vmが閾値V1以下となる期間でHiレベルとなり閾値V1より高い期間でLowレベルとなるトリガ信号を出力する。コンパレータ122は、モニタ信号Vmと、予め設定した閾値V2(>閾値V1)とを比較して、モニタ信号Vmが閾値V2以上の期間でHiレベルとなり閾値V2未満の期間でLowレベルとなるトリガ信号を出力する。なお、本実施形態では、コンパレータ121,122を制御用デジタルIC10内に備える例を示したが、これらコンパレータ121,122は、制御用デジタルIC10と別に形成してもよい。
ADC12は、アナログデジタルコンバータであり、検出電圧信号Voをアナログ信号からデジタル信号へ変換して、加算器13へ出力する。この際、ADC12は、コンパレータ121,122からのトリガ信号がLowレベルからHiレベルに遷移したタイミングをトリガにして、アナログデジタル変換を開始する。なお、本実施形態の構成では、少なくともコンパレータ121からのトリガ信号が入力されればよく、アナログデジタル変換の開始タイミングに応じて、いずれのトリガ信号を利用するか等は適宜設定すればよい。
加算器131は、デジタル変換された検出電圧信号Voと、所望とする電圧レベルであるリファレンス電圧レベルVrefとの差分電圧evを算出し、電圧補償部132へ与える。
電圧補償部132は、例えば図2(B)に示すようなPIコントローラからなり、差分電圧evに基づいて、第1スイッチング素子Q1のオン時間Ton1を示す制御値u1を出力する。電圧補償部132は、制御値u1を、差分回路133と駆動パルス生成部141とに与える。
差分回路133は、制御値u1に基づく第1スイッチング素子Q1のオン時間Ton1を、予め設定した駆動パルス生成部141,142に対する一定のスイッチング周期Tsから減算することで、第2スイッチング素子Q2のオン時間Ton2を算出する。
この際、差分回路133は、各駆動パルス生成部141,142がコンパレータ121,122からのトリガ信号がLowレベルからHiレベルに遷移するタイミングを検出してから、第1スイッチング制御信号Vgs1を出力するタイミングまでの遅延時間(図4におけるTF1,TF2)を加味した上で、減算処理を実行する。なお、これらの遅延時間TF1,TF2は、それぞれのスイッチング素子Q1,Q2が確実に同時オンしないとともに、確実にZVS動作させることができる程度に、オン時間Ton1,Ton2と比較して極短い時間長であり、予めオフラインで固定値として設定する。
すなわち、差分回路133は、スイッチング周期Ts、第1スイッチング素子Q1のオン時間Ton1に対して、第2スイッチング素子Q2のオン時間をTon2として、Ton2=Ts−Ton1−(TF1+TF2)の式を用いて、第2スイッチング素子Q2のオン時間Ton2を算出する。差分回路133は、算出されたオン時間Ton2に応じた制御値u2を駆動パルス生成部142へ与える。
駆動パルス生成部141は、所謂デジタルPWM回路からなり、コンパレータ121からのトリガ信号がHiレベルに遷移するタイミングすなわちモニタ信号Vmのレベルが低下していき閾値V1に達したタイミングをトリガとして、第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させる。
駆動パルス生成部141は、スイッチング周期Tsの時間長で所定値までカウントアップするカウンタを備えており、スイッチング周期Ts毎にカウンタ値をリフレッシュしながらカウントを継続する。そして、このリフレッシュのタイミングは、第1スイッチング制御信号Vgs1のHiレベルへの遷移タイミングに一致させている。
駆動パルス生成部141は、与えられた制御値u1に応じたカウント値までカウントアップすると、第1スイッチング制御信号Vgs1をLowレベルに遷移させる。これにより、駆動パルス生成部141は、所望とするオン時間Ton1の間、Hiレベルとなる第1スイッチング制御信号Vgs1を出力することができる。
また、駆動パルス生成部141は、上述のようにスイッチング周期Tsにより設定されたカウンタのリフレッシュタイミングに、第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させるタイミングを常に一致させるように、第1スイッチング制御信号Vgs1を出力している。これにより、駆動パルス生成部141は、第1スイッチング制御信号Vgs1を、予め設定された一定のスイッチング周期Tsで継続的に出力する。
駆動パルス生成部142も、所謂デジタルPWM回路からなり、コンパレータ122からのトリガ信号がHiレベルに遷移するタイミングすなわちモニタ信号Vmのレベルが上昇していき閾値V2に達したタイミングをトリガとして、第2スイッチング制御信号Vgs2をHiレベルに遷移させる。
駆動パルス生成部142も、カウントアップするカウンタを備えており、スイッチング周期Ts毎にカウンタ値をリフレッシュしながらカウントを継続する。そして、このリフレッシュのタイミングは、第2スイッチング制御信号Vgs2のHiレベルへの遷移タイミングに一致させている。
駆動パルス生成部142は、与えられた制御値u2に応じたカウント値までカウントアップすると、第2スイッチング制御信号Vgs2をLowレベルに遷移させる。これにより、駆動パルス生成部142は、上述のスイッチング周期Tsから第1スイッチング素子Q1のオン時間Ton1を差分して得られた値に程等しいオン時間Ton2の間、Hiレベルとなる第2スイッチング制御信号Vgs2を出力することができる。
次に、上述の処理制御について、フローチャートおよび波形図を用いて説明する。
図3は制御用デジタルIC10のスイッチング制御フローを示すフローチャートである。図4は各信号の状態の時間的関係を示す波形図である。
なお、以下に説明する制御はスイッチング周期Tsで繰り返し行われるものであるが、説明上、特定の期間(以下の説明では、第2スイッチング制御信号Vgs2がLowレベルに遷移するタイミングをt0として、当該タイミングt0からスイッチング周期Tsの一周期分)の制御処理について説明する。
(1)状態1[期間Tp1:タイミングt0〜t1]
図4におけるタイミングt0に示すように、第2スイッチング制御信号Vgs2がLowレベルに遷移されると、トランス電圧Vtは立ち上がる。これに応じて、モニタ信号Vmは立ち下がる。
制御用デジタルIC10は、トランスTのトランス電圧Vtの極性を、モニタ信号Vmを用いて、継続的に検出しており(S101)、トランス電圧Vtの立ち上がりによる磁束変化を、モニタ信号Vmの電圧レベルが低下していき閾値V1に達したことにより検出する(S102:Yes)。この際、モニタ信号Vmの電圧レベルが低下し始めてから閾値V1に達するまでの時間長だけ遅延時間TN1が生じる。この遅延時間TN1は、負荷状態により決まるものである。なお、制御用デジタルIC10は、このようなタイミングt0までは極性反転を検出していないので、継続的にトランス電圧Vtの極性を、モニタ信号Vmを用いて検出し続けている(S102:No→S101)。
(2)状態2[期間Tp2:タイミングt1〜t2]
図4におけるタイミングt1に示すように、制御用デジタルIC10は、モニタ信号Vmが閾値V1に達したことによって、トランス電圧Vtの磁束変化を検出すると、予め設定した微小遅延時間TF1の後、第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させる(S103)。これにより、第1スイッチング制御信号Vgs1は、モニタ信号Vmが閾値V1に達したことに検出したタイミングから、さらに、極短い遅延時間TF1後のタイミングt2でHiレベルに遷移する。
以上の状態1、状態2に示すように、モニタ信号VmがLowレベルと同程度に設定された所定レベルの閾値V1に達した時点(遅延時間TN1に相当)で、第2スイッチング制御信号Vgs2がLowレベルに遷移したことに起因するトランス電圧Vtの磁束変化を検出して、微小遅延時間TF1後に第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させることで、第2スイッチング制御信号Vgs2がLowレベルに遷移するタイミングと第1スイッチング制御信号Vgs1がHiレベルに遷移するタイミングとの間に、遅延時間Tdead1(=TN1+TF1)が強制的に生じる。これにより、このタイミングで、第2スイッチング制御信号Vgs2と第1スイッチング制御信号Vgs1とが同時にHiレベルになること、すなわち、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2との同時オンを防止することができる。また、閾値V1をモニタ信号Vmの略Lowレベルの電圧に設定することで、第1スイッチング制御信号Vgs1がスイッチング素子Q1に与えられるタイミングでは、スイッチング素子Q1のドレインソース電圧は「0」電位もしくは略「0」電位となり、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現することができる。また、閾値V1により第1スイッチング制御信号Vgs1のHiレベルへの遷移タイミングを制御するので、負荷状況に応じた最適なタイミングで第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させることができる。さらに、微小遅延時間TF1を設けることで、適するタイミングを保ちながら、より確実な同時オンの防止およびZVS動作を保証することができる。
(3)状態3[期間Tp3:タイミングt2〜t3]
制御用デジタルIC10は、第1スイッチング制御信号Vgs1がHiレベルに遷移するタイミングで、第1スイッチング制御信号Vgs1用タイマのカウント値をクリアして、カウントアップを開始する。
同時に、制御用デジタルIC10は、第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させると、検出電圧信号VoをAD変換して、所望電圧レベルを与えるリファレンス電圧レベルVrefとの差分値evを算出する(S103’)。
制御用デジタルIC10は、当該差分値evに基づいて、第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1を算出し、当該オン時間Ton1をカウンタ値で与える制御値u1を算出して決定する。これと同時に、制御用デジタルIC10は、予め設定された一定値のスイッチング周期Tsから第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1を減算することで、第2スイッチング制御信号Vgs2のオン時間Ton2を算出し、当該オン時間Ton2をカウンタ値で与える制御値u2を算出し、決定する(S104’)。なお、この際、上述の微小遅延時間TF1,および後述の微小遅延時間TF2を加味した上で、当該減算処理を行う。さらに、当該微小遅延時間TF1を含む遅延時間Tdead1および当該微小遅延時間TF2を含む遅延時間Tdead2を加味した上で減算処理を行ってよい。なお、これらの遅延時間は、スイッチング素子Q1,Q2のオン時間Ton1,Ton2に対して極短いものであるので、実質的には、略一定のスイッチング周期Tsが維持される。
このような制御値u1,u2の算出および決定にかかる時間長Tcalは、通常、非常に短い。このため、第1スイッチング制御信号Vgs1をHiレベルに遷移させたタイミングを基点とした制御値u1,u2の決定タイミングTcalは、制御値u1で与えられる第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1が終了するタイミング(図4のタイミングt4)よりも、極早いタイミング(図4のタイミングt3)となる。これにより、第1スイッチング制御信号Vgs1をLowレベルに遷移させるタイミングを、確実に設定できる。
(4)状態4[期間Tp4:タイミングt3〜t4]
制御用デジタルIC10は、制御値u1により設定されたカウント値に、第1スイッチング制御信号Vgs1用タイマのカウント値が達したことを検出すると、図4のタイミングt4に示すように、第1スイッチング制御信号Vgs1をLowレベルに遷移させる(S105)。これにより、制御用デジタルIC10は、第1スイッチング制御信号Vgs1を、所望とするオン時間Ton1に亘り、Hiレベルで第1スイッチング素子Q1へ供給することができる。
(5)状態5[期間Tp5:タイミングt4〜t5]
図4におけるタイミングt4に示すように、第1スイッチング制御信号Vgs1がLowレベルに遷移されると、トランス電圧Vtは立ち下がる。これに応じて、トランスTの第1スイッチ回路S1側の端部から取得されたモニタ信号Vmは立ち上がる。
制御用デジタルIC10は、トランス電圧Vtの立ち下がりによる極性反転を、モニタ信号Vmの電圧レベルが上昇していき閾値V2に達したことにより検出する(S106:Yes)。この際、モニタ信号Vmの電圧レベルが上昇し始めてから閾値V2に達するまでの時間長だけ遅延時間TN2が生じる。この遅延時間TN2は、負荷状態により決まるものである。なお、制御用デジタルIC10は、このようなタイミングt4までは極性反転を検出していないので、継続的にトランス電圧Vtの極性を、モニタ信号Vmを用いて検出し続けている(S106:No)。
(6)状態6[期間Tp6:タイミングt5〜t6]
図4におけるタイミングt5に示すように、制御用デジタルIC10は、モニタ信号Vmが閾値V2に達したことによって、トランス電圧Vtの磁束変化を検出すると、予め設定した微小遅延時間TF2の後、第2スイッチング制御信号Vgs2をHiレベルに遷移させる(S108)。この際、第2スイッチング制御信号Vgs2は、モニタ信号Vmが閾値V2に達したことに検出したタイミングから、さらに、極短い遅延時間TF2後のタイミングt6でHiレベルに遷移する。
以上の状態5、状態6に示すように、モニタ信号VmがHiレベルと同程度に設定された所定レベルの閾値V2に達した時点(遅延時間TN2に相当)で、第1スイッチング制御信号Vgs1がLowレベルに遷移したことに起因するトランス電圧Vtの磁束変化を検出して、微小遅延時間TF2後に第2スイッチング制御信号Vgs2をHiレベルに遷移させることで、第1スイッチング制御信号Vgs1がLowレベルに遷移するタイミングと第2スイッチング制御信号Vgs2がHiレベルに遷移するタイミングとの間に、遅延時間Tdead2(=TN2+TF2)が強制的に生じる。これにより、このタイミングでの、第1スイッチング制御信号Vgs1と第2スイッチング制御信号Vgs2とが同時にHiレベルになること、すなわち、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2との同時オンを防止することができる。また、閾値V2をモニタ信号Vmの略Hiレベルの電圧に設定することで、第2スイッチング制御信号Vgs2がスイッチング素子Q2に与えられるタイミングでは、スイッチング素子Q2のドレインソース電圧は「0」電位もしくは略「0」電位となり、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現することができる。また、閾値V2により第2スイッチング制御信号Vgs2のHiレベルへの遷移タイミングを制御するので、負荷状況に応じた最適なタイミングで第2スイッチング制御信号Vgs2をHiレベルに遷移させることができる。さらに、微小遅延時間TF2を設けることで、適するタイミングを保ちながら、より確実な同時オンの防止およびZVS動作を保証することができる。
(7)状態7[期間Tp7:タイミングt7〜t0]
制御用デジタルIC10は、第2スイッチング制御信号Vgs2がHiレベルに遷移するタイミングで、第2スイッチング制御信号Vgs2用タイマのカウント値をクリアして、カウントアップを開始する。
そして、制御用デジタルIC10は、上述の期間Tp3で算出した制御値u2により設定されたカウント値に、第2スイッチング制御信号Vgs2用タイマのカウント値が達したことを検出すると、第2スイッチング制御信号Vgs2をLowレベルに遷移させる(S108)。これにより、制御用デジタルIC10は、第2スイッチング制御信号Vgs2を、一定のスイッチング周期Tsおよび第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1により適宜設定されたオン時間Ton2に亘り、Hiレベルで第2スイッチング素子Q2へ供給することができる。
以上のように、本実施形態の構成および処理を用いることで、所望の出力電圧を得るように第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1を設定することができるとともに、当該第1スイッチング制御信号Vgs1のオン時間Ton1と、第2スイッチング制御信号Vgs2のオン時間Ton2とが、時間軸上で重なり合うことを防止することができる。これにより、短絡によるスイッチング素子の破損を防止でき、高信頼性のスイッチング電源装置を実現することができる。
また、オン時間Ton1,Ton2が時間軸上で離間されるように、微小遅延時間TF1,TF2を含み、遅延時間Tdead1,Tdead2がトランス電圧Vtの磁束変化に基づいて、負荷状態に応じた適切な値に設定されるので、高効率なスイッチング電源装置を実現することができる。
さらに、スイッチング周期Tsが一定に制御されているので、スイッチング周期Tsに起因するノイズ対策が容易になり、低EMIのスイッチング電源装置を実現することができる。
なお、本実施形態では、トランスTの一次側で、1次巻線np、インダクタL1およびスイッチ回路S2とともに閉回路を構成するキャパシタCrが、入力電源Viに並列に接続されている例を示したが、図5に示すように、入力電源Viに対して直列接続されるような回路構成であってもよい。図5は、第1の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。このような構成であっても、上述のスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
また、上述の説明では、オン時間Ton1,Ton2の制御のためにそれぞれ個別にタイマを設けた例を示したが、遅延時間Tdead1及び遅延時間Tdead2が同じであるとみなして、予め固定値に設定しておくことで、一つのタイマで、オン時間Ton1,Ton2を制御することができる。
[第2実施形態]
次に、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図6は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図6に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置は、トランスTの1次巻線npと2次巻線ns1が同極性となるように巻回されている。トランスTの1次側の回路パターンおよび絶縁伝達手段102は、上述の図1に示したスイッチング電源装置と同じであり、2次側の回路パターンが上述の図1に示したスイッチング電源装置と異なる。
本実施形態のスイッチング電源装置の2次巻線ns1の一方端には、ダイオードDsのアノードが接続され、当該ダイオードDsのカソードがインダクタLoを介して電圧出力端子Vout(+)に接続されている。2次巻線ns1の他方端は、電圧出力端子Vout(−)に接続されている。
また、2次巻線ns1の両端子間にはダイオードDfが並列接続されている。この際、ダイオードDfのカソードはフィルタインダクタとして機能するインダクタLoに接続させる。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、キャパシタCoが接続されている。このような構成により、ダイオードDs,Df、インダクタLoおよびキャパシタCoによる整流平滑回路が形成される。また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されており、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、絶縁伝達手段102へ出力する。
以上のような構成により、フォワード方式の絶縁型スイッチング電源装置が構成される。そして、このような構成であっても、上述の第1の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図7は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図7に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置は、トランスTの1次側の回路パターンおよび絶縁伝達手段102は、上述の図1に示したスイッチング電源装置と同じであるが、トランスTおよび2次側の回路パターンが上述の図1に示したスイッチング電源装置と異なる。
トランスTは、一つの1次巻線npに対して二つの2次巻線ns1,ns2が配置された複合型トランスである。トランスTの第1の2次巻線ns1は1次巻線npに対して逆極性に巻回さており、第2の2次巻線ns2は1次巻線npに対して同極性に巻回されている。この際、第1の2次巻線ns1と第2の2次巻線ns2との巻線比が、ns1:ns2=1:2となるように、第1の2次巻線ns1および第2の2次巻線ns2が形成されている。
第1の2次巻線ns1の一方端には、インダクタLoを介して電圧出力端子Vout(+)が接続されている。第1の2次巻線ns1の他方端にはダイオードDsのカソードが接続されており、当該ダイオードDsのアノードは電圧出力端子Vout(−)に接続されている。
第2の2次巻線ns2の一方端は第1の2次巻線ns1の他方端に接続されている。第2の2次巻線ns2の一方端にはダイオードDfのカソードが接続されており、当該ダイオードDfのアノードも電圧出力端子Vout(−)に接続されている。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、キャパシタCoが接続されている。このような構成により、ダイオードDs,Df、インダクタLoおよびキャパシタCoによる整流平滑回路が形成される。また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されており、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、絶縁伝達手段102へ出力する。
このような構成のスイッチング電源装置では、第1のスイッチ回路S1がオン且つ第2のスイッチ回路S2がオフの期間においては、電圧出力端子Vout(−)→ダイオードDf→第2の2次巻線ns2→第1の2次巻線ns1→インダクタLo→電圧出力端子Vout(+)というループで電流が流れ、第1のスイッチ回路S1がオフ且つ第2のスイッチ回路S2がオンの期間においては、電圧出力端子Vout(−)→ダイオードDs→第1の2次巻線ns1→インダクタLo→電圧出力端子Vout(+)というループで電流が流れる。このため、第1のスイッチ回路S1のオン期間(第2のスイッチ回路S2のオフ期間)および第1のスイッチ回路S1のオフ期間(第2のスイッチ回路S2のオン期間)のいずれにおいても、トランスTの1次側から2次側へエネルギー伝送を行うことができる。すなわち、実質的にスイッチング周期Tsのほぼ全期間に亘ってトランスTの1次側から2次側へエネルギー伝送を行うことができる。
ここで、スイッチング素子が切り替わる期間はエネルギー伝送が行われないが、上述のスイッチング制御を適用することで、遅延時間Tdead1,Tdead2が最適化されるので、スイッチング周期Tsのほぼ全期間に亘って非常に効率良くエネルギー伝送を行うことができる。
さらに、本実施形態に示すように、第1の2次巻線ns1と第2の2次巻線ns2との巻線比をns1:ns2=1:2とすることで、第1のスイッチ回路S1のオン期間(第2のスイッチ回路S2のオフ期間)および第1のスイッチ回路S1のオフ期間(第2のスイッチ回路S2のオン期間)のいずれにおいても、同じ出力電圧レベルを得ることができる。これにより、出力電圧のリップル成分を抑圧することができる。
なお、本実施形態の図7のスイッチング電源装置では、トランスTの一次側で、1次巻線np、インダクタL1およびスイッチ回路S2とともに閉回路を構成するキャパシタCrが、入力電源Viに並列に接続されている例を示したが、図8に示すように、入力電源Viに対して直列接続されるような回路構成であってもよい。図8は、第3の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。また、図9に示すように、第2スイッチ回路S2とキャパシタCrとの直列回路が、第1スイッチ回路S1と並列接続されるような回路構成であってもよい。図9は、第3の実施形態に示すまた他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。このような構成であっても、上述のスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第4実施形態]
次に、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図10は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図10に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置は、トランスTの1次側の回路パターンおよび絶縁伝達手段102は、上述の図1に示したスイッチング電源装置と同じであるが、トランスTおよび2次側の回路パターンが上述の図1に示したスイッチング電源装置と異なる。
トランスTは、一つの1次巻線npに対して二つの2次巻線ns1,ns2が配置された複合型トランスである。トランスTの第1の2次巻線ns1は1次巻線npに対して同極性に巻回さており、第2の2次巻線ns2も1次巻線npに対して同極性に巻回されている。
第1の2次巻線ns1の一方端には、ダイオードDsのアノードが接続され、当該ダイオードDsのカソードは、インダクタLoを介して電圧出力端子Vout(+)が接続されている。第1の2次巻線ns1の他方端は電圧出力端子Vout(−)に接続されている。
第2の2次巻線ns2の一方端は第1の2次巻線ns1の他方端に接続されている。第2の2次巻線ns2の他方端にはダイオードDfのカソードが接続されており、当該ダイオードDfのアノードもインダクタLoを介して電圧出力端子Vout(+)に接続されている。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、キャパシタCoが接続されている。このような構成により、ダイオードDs,Df、インダクタLoおよびキャパシタCoによる整流平滑回路が形成される。また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されており、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、絶縁伝達手段102へ出力する。
このような構成を用いることで、所謂センタータップ型の全波整流回路を用いたスイッチング電源装置を構成することができる。そして、このような構成であっても、上述の第1の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態の図10のスイッチング電源装置では、トランスTの一次側で、1次巻線np、インダクタL1およびスイッチ回路S2とともに閉回路を構成するキャパシタCrが、入力電源Viに並列に接続されている例を示したが、図11に示すように、入力電源Viに対して直列接続されるような回路構成であってもよい。図11は、第4の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。また、図12に示すように、第2スイッチ回路S2とキャパシタCrとの直列回路が、第1スイッチ回路S1と並列接続されるような回路構成であってもよい。図12は、第4の実施形態に示すまた他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。このような構成であっても、上述のスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第5実施形態]
次に、第5の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図13は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図13に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置は、トランスT、トランスTの2次側の回路パターンおよび絶縁伝達手段102は、上述の第4実施形態の図10に示したスイッチング電源装置と同じであるが、1次側のバイアス巻線nbを配置しない構成からなる。
本実施形態のスイッチング電源装置は、1次巻線npに直列接続されるインダクタLrを1次巻線とするカレントトランス回路104を形成する。このカレントトランス回路104の2次巻線には、抵抗素子Rが接続されており、当該抵抗素子Rの一方端がダイオードD3のアノードに接続されている。そして、当該ダイオードD3のカソードがスイッチ制御用デジタルIC10へ接続されることで、モニタ信号Vmが制御用デジタルIC10へ与えられる。
このような構成とすることで、トランスTの1次巻線npに流れる電流の変化に基づくモニタ信号を生成することができる。また、このような構成とすることで、制御用デジタルIC10の駆動電圧Vccを外部等から供給すれば、バイアス巻線nbを用いない構成であっても、上述の実施形態に示したようなスイッチング制御を行うことができる。なお、図13では、センタータップ方式の全波整流回路を用いたスイッチング電源装置の場合を示したが、上述の各実施形態に示した他の方式のスイッチング電源装置であっても、本実施形態のカレントトランス回路を用いる構成を適用することができる。
[第6実施形態]
次に、第6の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図14は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図14に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置は、トランスT、トランスTの2次側の回路パターンおよび絶縁伝達手段102は、上述の第5実施形態の図13に示した1次側のバイアス巻線nbを配置しない構成からなるスイッチング電源装置と同じである。
本実施形態のスイッチング電源装置は、さらに、上述の第5実施形態の図13に示すようなカレントトランス回路も用いない。このため、本実施形態のスイッチング電源装置は、モニタ信号Vmを、上述の第1実施形態と同じように、1次巻線npの一端から抵抗分圧回路を介して得る。
このような構成であっても、制御用デジタルIC10の駆動電圧Vccを外部等から供給できるような場合には、バイアス巻線nbを用いずに、上述の実施形態に示したようなスイッチング制御を行うことができる。なお、図14では、センタータップ方式の全波整流回路を用いたスイッチング電源装置の場合を示したが、上述の各実施形態に示した他の方式のスイッチング電源装置であっても、本実施形態の構成を適用することができる。
[第7実施形態]
次に、第7の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図15は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
上述の各実施形態では、トランスTを用いた絶縁型のスイッチング電源装置を例に示したが、本実施形態では、非絶縁型のコンバータに対して、上述のスイッチング制御を適用する場合を例に説明する。
直流入力電圧が印加される入力電源Viの一方端(Vi(+))には、電圧出力端子Vout(−)が接続されている。入力電源Viの他方端(Vi(−))は、第1スイッチ回路Q1とダイオードDsとの直列回路を介して電圧出力端子Vout(+)に接続されている。
電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間におけるダイオードDsよりも入力電源Vi側には、インダクタLpが接続されており、さらに、ダイオードDsよりも電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)側には、キャパシタCoが接続されている。また、インダクタLpの入力電源Vi側には、キャパシタCrと第2スイッチ回路S2との直列回路が、インダクタLpに対して並列接続されている。
第1スイッチ回路S1は、FETからなる第1スイッチング素子Q1、ダイオードD1、キャパシタC1を備える。ダイオードD1、およびキャパシタC1は、第1スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第1スイッチング素子Q1の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第1スイッチング素子Q1は、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第1スイッチング制御信号Vgs1によってオン・オフ動作する。
第2スイッチ回路S2は、FETからなる第2スイッチング素子Q2、ダイオードD2、キャパシタC2を備える。ダイオードD2、およびキャパシタC2は、第2スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第2スイッチング素子Q2の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第2スイッチング素子Q2は、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第2スイッチング制御信号Vgs2によってオン・オフ動作する。
また、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されている。電圧検出部101は、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、制御用デジタルIC10へ供給する。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)間の出力電圧は、制御用デジタルIC10の駆動電圧Vccとして、制御用デジタルIC10へ供給される。
制御用デジタルIC10は、上述の実施形態に示すように、駆動電圧Vccにより駆動し、モニタ信号Vm、電圧検出部101からの検出電圧信号Voに基づいて、出力電圧が所定電圧レベルに制御されるように、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を生成する。
駆動回路103は、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を入力し、少なくとも第2スイッチング素子Q2を駆動可能なレベルの信号に昇圧する。駆動回路103は、第1スイッチング制御信号Vgs1を第1スイッチング素子Q1へ出力し、第2スイッチング制御信号Vgs2を第2スイッチング素子Q2へ出力する。
このような構成とすることで、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1を制御用スイッチング素子とし、第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2とキャパシタCrとをクランプ回路とした、所謂極性反転型チョッパ回路と称される非絶縁型の昇降圧コンバータを構成することができる。そして、このような構成であっても、上述のスイッチング制御を用いることで、高信頼且つ高効率の非絶縁型の昇降圧コンバータを実現することができる。
なお、本実施形態のような非絶縁型であっても、上述の絶縁型と同様に、第2スイッチ回路S2に直列接続されるキャパシタCrが、入力電源ViとインダクタLpとに直列接続される構造や、第2スイッチ回路S2とキャパシタCrとの直列回路が第1スイッチ回路S1に並列接続される構造に適用することができる。
[第8実施形態]
次に、第8の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図16は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態では、第7実施形態に示したスイッチング電源装置と同様に、非絶縁型のコンバータに対して、上述のスイッチング制御を適用する場合を例に説明する。
直流入力電圧が印加される入力電源Viの一方端(Vi(+))には、第2スイッチ回路Q2とインダクタLpとの直列回路を介して、電圧出力端子Vout(+)が接続されている。一方、入力電源Viの他方端(Vi(−))は、電圧出力端子Vout(−)に接続されている。
第2スイッチ回路S2は、FETからなる第2スイッチング素子Q2、ダイオードD2、キャパシタC2を備える。ダイオードD2、およびキャパシタC2は、第2スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第2スイッチング素子Q2の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第2スイッチング素子Q2は、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第2スイッチング制御信号Vgs2によってオン・オフ動作する。
第2スイッチ回路S2とインダクタLpとの接続点と、電圧出力端子Vout(−)の間には、第1スイッチ回路S1が接続されている。
第1スイッチ回路S1は、FETからなる第1スイッチング素子Q1、ダイオードD1、キャパシタC1を備える。ダイオードD1、およびキャパシタC1は、第1スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に並列に接続されており、FETである第1スイッチング素子Q1の寄生ダイオードおよび寄生容量により代用することが可能である。第1スイッチング素子Q1は、駆動回路103を介して制御用デジタルIC10から与えられる第1スイッチング制御信号Vgs1によってオン・オフ動作する。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間におけるインダクタLpよりも電圧出力端子Vout(+),Vout(−)側には、キャパシタCoが接続されている。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)の両端子間には、直列抵抗回路等からなる電圧検出部101が接続されている。電圧検出部101は、電圧出力端子Vout(+)、Vout(−)の両端子間の出力電圧レベルに応じた検出電圧信号Voを生成し、制御用デジタルIC10へ供給する。
また、電圧出力端子Vout(+),Vout(−)間の出力電圧は、制御用デジタルIC10の駆動電圧Vccとして、制御用デジタルIC10へ供給される。
制御用デジタルIC10は、上述の実施形態に示すように、駆動電圧Vccにより駆動し、モニタ信号Vm電圧検出部101からの検出電圧信号Voに基づいて、出力電圧が所定電圧レベルに制御されるように、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を生成する。
駆動回路103は、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2を入力し、少なくとも第2スイッチング素子Q2を駆動可能なレベルの信号に昇圧する。駆動回路103は、第1スイッチング制御信号Vgs1を第1スイッチング素子Q1へ出力し、第2スイッチング制御信号Vgs2を第2スイッチング素子Q2へ出力する。
このような構成とすることで、第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2を制御用スイッチング素子とし、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1をダイオードの代わりに利用した、所謂ハーフブリッジ型の非絶縁型降圧コンバータを構成することができる。そして、このような構成であっても、上述のスイッチング制御を用いることで、高信頼且つ高効率の非絶縁型の降圧コンバータを実現することができる。
[第9実施形態]
次に、第9の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図17は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態のスイッチング電源装置は、第1の実施形態の図1に示したフライバック方式のスイッチング電源装置において、2次側のダイオードDsをスイッチング素子Qsに置き換えたものである。このような構成では、制御用デジタルIC10は、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1および第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2とともに、スイッチング素子Qsに対するスイッチ制御信号Vgssも生成する。この際、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qsを、第1の実施形態に示したダイオードDsと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgssを生成する。このように、制御用デジタルIC10で生成されたスイッチ制御信号Vgssは、第2の絶縁伝達手段102’を介して、スイッチング素子Qsへ与えられる。なお、スイッチ制御信号Vgssは、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2と同様に、必要に応じて駆動回路等により昇圧した後に、スイッチング素子Qsへ与えられる。
なお、本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、図18に示すように、入力電源Viに対してキャパシタCrが直列接続されるような回路構成であってもよい。図18は、第9の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。
これらのような構成であっても、上述の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第10実施形態]
次に、第10の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図19は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態のスイッチング電源装置は、第2の実施形態の図6に示したフォワード方式のスイッチング電源装置において、2次側のダイオードDsをスイッチング素子Qsに置き換え、ダイオードDfをスイッチング素子Qfに置き換えたものである。このような構成では、整流側同期整流素子に相当するスイッチング素子Qsおよび転流側同期整流素子に相当するスイッチング素子Qfは、トランスTの2次巻線nsの磁束変化にしたがって相補的にオン・オフ駆動を行うような自己駆動型同期整流回路を構成している。
このような構成であっても、上述の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第11実施形態]
次に、第11の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図20は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態のスイッチング電源装置は、第3の実施形態の図7に示したスイッチング電源装置において、2次側のダイオードDsをスイッチング素子Qsに置き換え、ダイオードDfをスイッチング素子Qfに置き換えたものである。このような構成では、制御用デジタルIC10は、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1および第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2とともに、スイッチング素子Qsに対するスイッチ制御信号Vgssおよびスイッチング素子Qfに対するスイッチ制御信号Vgsfも生成する。この際、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qsを、第1の実施形態に示したダイオードDsと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgssを生成する。また、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qfを、第1の実施形態に示したダイオードDfと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgsfを生成する。このように、制御用デジタルIC10で生成されたスイッチ制御信号Vgss,Vgsfは、第2の絶縁伝達手段102’を介して、スイッチング素子Qs,Qfへ与えられる。なお、スイッチ制御信号Vgss,Vgsfは、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2と同様に、必要に応じて駆動回路等により昇圧した後に、スイッチング素子Qs,Qfへ与えられる。
なお、本実施形態においても、上述の第3の実施形態と同様に、図21に示すように、入力電源Viに対してキャパシタCrが直列接続されるような回路構成であってもよい。図21は、第11の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。
これらのような構成であっても、上述の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第12実施形態]
次に、第12の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図22は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態のスイッチング電源装置は、第4の実施形態の図10に示したセンタータップ型の全波整流回路を備えるスイッチング電源装置において、2次側のダイオードDsをスイッチング素子Qsに置き換え、ダイオードDfをスイッチング素子Qfに置き換えたものである。このような構成では、制御用デジタルIC10は、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1および第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2とともに、スイッチング素子Qsに対するスイッチ制御信号Vgssおよびスイッチング素子Qfに対するスイッチ制御信号Vgsfも生成する。この際、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qsを、第1の実施形態に示したダイオードDsと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgssを生成する。また、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qfを、第1の実施形態に示したダイオードDfと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgsfを生成する。このように、制御用デジタルIC10で生成されたスイッチ制御信号Vgss,Vgsfは、第2の絶縁伝達手段102’を介して、スイッチング素子Qs,Qfへ与えられる。なお、スイッチ制御信号Vgss,Vgsfは、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2と同様に、必要に応じて駆動回路等により昇圧した後に、スイッチング素子Qs,Qfへ与えられる。
なお、本実施形態においても、上述の第4の実施形態と同様に、図23に示すように、入力電源Viに対してキャパシタCrが直列接続されるような回路構成であってもよい。図23は、第12の実施形態に示す他の回路構成からなるスイッチング電源装置の回路図である。
これらのような構成であっても、上述の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
[第13実施形態]
次に、第13の実施形態に係るスイッチング電源装置について図を参照して説明する。図24は、本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
本実施形態のスイッチング電源装置は、第7の実施形態の図15に示した非絶縁型の昇降圧コンバータにおいて、1次側のダイオードDsをスイッチング素子Qsに置き換えたものである。
このような構成では、制御用デジタルIC10は、第1スイッチ回路S1の第1スイッチング素子Q1および第2スイッチ回路S2の第2スイッチング素子Q2とともに、スイッチング素子Qsに対するスイッチ制御信号Vgssも生成する。この際、制御用デジタルIC10は、スイッチング素子Qsを、第7の実施形態に示したダイオードDsと同様の動作となるようにスイッチ制御信号Vgssを生成する。このように、制御用デジタルIC10で生成されたスイッチ制御信号Vgssは、スイッチング素子Qsへ与えられる。なお、スイッチ制御信号Vgssは、第1スイッチング制御信号Vgs1および第2スイッチング制御信号Vgs2と同様に、必要に応じて駆動回路等により昇圧した後に、スイッチング素子Qsへ与えられる。
このような構成であっても、上述の実施形態に示したスイッチング制御を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述の各実施形態は、本発明のスイッチング制御を適用可能な代表的な回路例を示したものであり、これら実施形態の組み合わせ等から容易に類推される回路からなるスイッチング電源装置についても、上述のような作用効果を当然に得られるものである。
また、上述の実施形態では、スイッチング素子のドレインソース間電圧の変化に基づくモニタ信号を用いて例を示したが、例えば、第1の実施形態の1次側回路の構成において、スイッチング素子Q1と1次巻線npのスイッチング素子側とを接続する伝送ラインにホールセンサを設け、当該ホールセンサからの出力をモニタ信号として利用することもできる。これにより、スイッチング素子に流れる電流の変化に基づくモニタ信号を生成することもできる。
また、上述の各実施形態では、一つのモニタ信号に対して、第1スイッチング制御信号Vgs1用と第2スイッチング制御信号Vgs2用の二つの閾値を設定する例を示したが、スイッチング制御信号毎にモニタ信号を設定し、各モニタ信号に対してそれぞれ閾値を設定するようにしてもよい。この際、バイアス巻線が配置されている形態であれば、バイアス巻線からの出力をモニタ信号に利用しても良い。
10−制御用デジタルIC、121,122−コンパレータ、12−ADC、13−CPU、131−加算器、132−電圧補償部、133−差分回路、141,142−駆動パルス生成部、101−電圧検出部、102,102’−絶縁伝達手段、103−駆動回路、104−カレントトランス回路

Claims (22)

  1. 直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、
    一つの磁性部品で構成され、磁気的に結合された第1の1次巻線npと、第1の2次巻
    線ns1と、を少なくとも備えたトランスTと、
    前記第1の1次巻線npに直列に接続されたインダクタLrと、
    第1のスイッチング素子Q1と、第1のキャパシタC1と、第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、
    第2のスイッチング素子Q2と、第2のキャパシタC2と、第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、
    第3のキャパシタCrと、
    前記直流電源入力部の両端に接続され、前記第1の1次巻線npと前記第1のスイッチ回路S1とが直列に接続された第1の直列回路と、
    前記第1のスイッチ回路S1の両端、または前記第1の1次巻線npの両端に接続され、前記第2のスイッチ回路S2と前記第3のコンデンサCrとが直列に接続された第2の直列回路と、を備え、
    前記第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン・オフを繰り返すように動作するように構成され、
    前記第1の2次巻線ns1から出力される交流電圧を整流平滑する第1の整流平滑回路を介して2次側に出力電圧Voutが出力されるように構成された電力変換回路を備えたスイッチング電源装置であって、
    前記電力変換回路において、前記第1のスイッチ回路S1または前記第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、前記スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成する第1のモニタ信号生成手段と、
    前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、
    前記デジタル制御回路は、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、
    前記オン時間の開始タイミングは、前記モニタ信号をトリガとして入力し、前記クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、
    前記オン時間の停止タイミングは、前記演算処理により設定されたオン時間にしたがって前記クロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、
    前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記第1のスイッチ回路S1が導通状態、または前記第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、前記第1の1次巻線npと前記第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を逆極性としたことを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記第1のスイッチ回路S1が導通状態、または前記第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、前記第1の1次巻線npと前記第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を同極性としたことを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記トランスTはさらに第2の2次巻線ns2を備え、前記第1の2次巻線ns1と前記第2の2次巻線ns2は直列に接続されており、前記第1のスイッチ回路S1が導通状態、または前記第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、前記第1の1次巻線npと前記第1の2次巻線ns1、及び前記第1の1次巻線npと前記第2の2次巻線ns2は、その磁気極性を同極性とし、
    前記第1の整流平滑回路は、センタータップ型の全波整流回路と、少なくとも1つのフィルタインダクタLoと、少なくとも1つの平滑コンデンサCoからなることを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記トランスTはさらに第2の2次巻線ns2を備え、前記第1の2次巻線ns1と前記第2の2次巻線ns2は直列に接続されており、前記第1のスイッチ回路S1が導通状態、または前記第2のスイッチ回路S2が導通状態のときに流れる電流の向きに対して、前記第1の1次巻線npと前記第1の2次巻線ns1は、その磁気極性を逆極性とし、前記第1の1次巻線npと前記第2の2次巻線ns2は、その磁気極性を同極性とし、
    前記第1の整流平滑回路は、前記第2の2次巻線ns2の両端にそれぞれ整流素子の第1端が接続され、前記整流素子の第2端は共通接続されており、前記第1の2次巻線ns1の他端に少なくとも1つのフィルタインダクタLoの一端が接続され、前記フィルタインダクタLoの他端と前記整流素子の第2端との間に少なくとも1つの平滑コンデンサCoが接続される構成であることを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記フィルタインダクタLoとして、前記トランスTの2次側漏れインダクタンスを利用することを特徴とする請求項4または5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1の2次巻線ns1と前記第2の2次巻線ns2の巻数比が1:2であることを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記トランスTはさらに第2の1次巻線nbを備え、前記第2の1次巻線nbの一端は前記直流電源入力の低電位側に接続され、他端は第2の整流平滑回路を介して前記デジタル制御回路の直流電源電圧として供給されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記第1の整流平滑回路の整流素子は電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の絶縁型スイッチング電源装置。
  10. 前記第1の整流平滑回路の整流素子が、前記デジタル制御回路によってオン・オフ制御されることを特徴とする請求項に記載の絶縁型スイッチング電源装置。
  11. 記モニタ信号生成手段は、前記インダクタLrに流れる電流を検出するためのカレントトランスであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  12. 記モニタ信号生成手段は、前記第2の1次巻線nbの両端に生じる電圧変化を利用したものであることを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  13. 直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、
    一つの磁性部品で構成されたインダクタLpと、
    第1のスイッチング素子Q1と、第1のキャパシタC1と、第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、
    第2のスイッチング素子Q2と、第2のキャパシタC2と、第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、
    第3のキャパシタCrと、
    前記直流電源入力部の両端に接続され、前記インダクタLpと前記第1のスイッチ回路S1とが直列に接続された第1の直列回路と、
    前記第1のスイッチ回路S1の両端、または前記インダクタLpの両端に接続され、前記第2のスイッチ回路S2と前記第3のコンデンサCrとが直列に接続された第2の直列回路と、を備え、
    前記第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン・オフを繰り返すように動作するように構成され、
    前記インダクタLpと前記第1のスイッチ回路S1との接続点にアノードが接続される整流素子と、前記整流素子のカソードに一端が接続され、前記インダクタLpに対して並列に接続される第4のキャパシタCoからなる第1の整流平滑回路を介して出力電圧Voutが出力されるように構成されたスイッチング電源装置であって、
    前記電力変換回路において、前記第1のスイッチ回路S1または前記第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、前記スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成する第1のモニタ信号生成手段と、
    前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、
    前記デジタル制御回路は、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、
    前記オン時間の開始タイミングは、前記モニタ信号をトリガとして入力し、前記クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、
    前記オン時間の停止タイミングは、前記演算処理により設定されたオン時間にしたがって前記クロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、
    前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つことを特徴とするスイッチング電源装置。
  14. 直流入力電圧Viが入力される直流電源入力部と、
    一つの磁性部品で構成されたインダクタLpと、
    第1のスイッチング素子Q1と、第1のキャパシタC1と、第1のダイオードD1の並列回路からなる第1のスイッチ回路S1と、
    第2のスイッチング素子Q2と、第2のキャパシタC2と、第2のダイオードD2の並列回路からなる第2のスイッチ回路S2と、
    前記直流電源入力部の両端に前記第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2からなる直列回路が接続され、
    前記第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2との接続点に前記インダクタLpの一端が接続され、他端からは前記第1のスイッチ回路S1に対して並列に接続される第3のキャパシタCoを介して出力電圧Voutが出力されるように構成されたスイッチング電源装置であって、
    前記第1のスイッチ回路S1と前記第2のスイッチ回路S2は、共にオフである期間を挟んで互いに相補的にオン/オフを繰り返すように動作するように構成され、
    前記電力変換回路において、前記第1のスイッチ回路S1または前記第2のスイッチ回路S2のうち、オン状態にある方のスイッチ回路がターンオフされることによって、前記スイッチ回路の導通と非導通とが切り替わることによる電圧もしくは電流変化を検出してモニタ信号を生成する第1のモニタ信号生成手段と、
    前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2を制御するデジタル制御回路と、を有し、
    前記デジタル制御回路は、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を、クロック信号に基づくタイミングで演算処理により設定するとともに、
    前記オン時間の開始タイミングは、前記モニタ信号をトリガとして入力し、前記クロック信号に基づくタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオンさせるための制御信号を生成し、
    前記オン時間の停止タイミングは、前記演算処理により設定されたオン時間にしたがって前記クロック信号に基づいたタイミングで決定され、これに基づいて前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2をターンオフさせるための制御信号を生成し、
    前記出力電圧Voutが印加される負荷の状態に合わせてデッドタイムが設定され、前記第1のスイッチング素子Q1及び前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間を演算処理によって決定することでスイッチング周波数を一定に保つことを特徴とするスイッチング電源装置。
  15. 前記スイッチング電源装置は、出力電圧Voutを検出する出力電圧検出手段を備え、
    前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2のオン時間は、前記出力電圧検出手段によって検出された値に基づいて決定されることを特徴とする請求項乃至14のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  16. 前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2のうち、他方のオン時間は、設定可能なスイッチング周期Tsから、前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2のいずれか一方のオン時間を減算することによって決定されることを特徴とする請求項15に記載のスイッチング電源装置。
  17. 前記第1のスイッチ回路S1または前記第2のスイッチ回路S2は電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  18. 前記第1のスイッチ回路S1または前記第2のスイッチ回路S2はスイッチ回路両端の電圧が0Vまたは0V付近まで低下してからスイッチング素子Q1またはQ2がターンオンする動作となるゼロ電圧スイッチング動作にて駆動されることを特徴とする請求項17に記載のスイッチング電源装置。
  19. 記モニタ信号生成手段は、前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2の少なくとも1つのドレイン−ソース間電圧の変化を利用したものであることを特徴とする請求項17または18に記載のスイッチング電源装置。
  20. 記モニタ信号生成手段は、前記第1のスイッチング素子Q1または前記第2のスイッチング素子Q2の少なくとも1つのドレイン−ソース間電流の変化を利用したものであることを特徴とする請求項17または18に記載のスイッチング電源装置。
  21. 前記デジタル制御回路はDSPであることを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  22. 前記デジタル制御回路はFPGAであることを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
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