JP5447334B2 - 排気還流装置の異常検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排気還流装置の異常検出装置に関する。
従来、例えば、特開2002−227727号公報に開示されているように、排気還流装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置」とも称す)の異常を検出するための異常検出装置が知られている。上記従来の技術にかかる異常検出装置は、EGR装置が正常に作動した場合の吸気圧力の値(大きさ)を推定する機能を有している。仮にEGR装置に異常が生じていなければ、適正量の排気ガスが吸気通路に還流されることから、この推定値と吸気通路における実際の吸気圧力とが略同じ値になるはずである。そこで、上記従来の異常検出装置は、推定吸気圧力と吸気圧力センサの検出吸気圧力とを比較し、それらの偏差が所定値異常となった場合にEGR装置に異常があると判定している。
特開2002−227727号公報 特開2010−127203号公報
上記従来の異常検出技術は、仮に、EGR装置に異常が生じていなければ、適正量の排気ガスが吸気通路に還流される筈であるという前提に立っている。この前提のもとで、EGR装置のEGR通路を介して吸気通路にEGRガスが再循環させられた際に吸気圧力が増加するという点を、異常検出に利用している。
ところで、内燃機関における吸排気ガスには、圧力値のほかに、吸気や排気の脈動という物理的情報が含まれている。内燃機関、特に複数気筒の内燃機関においては、各気筒の吸気行程が順次進行するのに伴って吸気通路内に吸気の規則的な脈動が発生する。また、燃焼後に排気ガスが各気筒から順次排出されるのに伴って排気通路内にも排気の規則的な脈動が生じ、この脈動はEGR通路内にも伝播する。この吸気の脈動と排気の脈動は、EGR装置が作動することで吸気通路とEGR通路とが連通すると合成される。すなわち、EGR装置の作動に応じて、脈動の態様に変化が生ずる。そこで、本願発明者は、この点について鋭意研究を進めたところ、これらの脈動の態様を利用してEGR装置の異常を検出するという新規な着想に至った。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、吸気の脈動と排気の脈動とを利用して排気還流装置の異常検出を行うことができる排気還流装置の異常検出装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、排気還流装置の異常検出装置であって、
複数の気筒を有する内燃機関における当該複数の気筒の一部の気筒に連通する第1排気通路と当該複数の気筒の他の気筒に連通する第2排気通路とのうち前記第1排気通路と前記内燃機関の吸気通路とを結ぶEGR通路と、当該EGR通路に備えられたEGR弁と、を備える排気還流装置の異常を検出する異常検出装置であって、
前記吸気通路の吸気脈動と前記第1排気通路の排気脈動とが合成された合成脈動を検出可能な位置に設けられた圧力センサと、
前記吸気脈動と前記排気脈動との間の周期の相違に基づいて、前記合成脈動を検出した前記圧力センサの出力値から前記吸気脈動に応じた周期の脈動成分と前記排気脈動に応じた周期の脈動成分のうち少なくとも一方の脈動成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分の大きさに基づいて、前記排気還流装置の異常を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記検出手段は、
前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分における脈動波形の接線の傾きの絶対値を積分した積分値を、当該脈動成分の前記大きさとして算出する算出手段と、
前記積分値を所定の値と比較した結果に基づいて前記排気還流装置の異常を検出する手段と、
を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記検出手段は、
前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分における振幅を、当該脈動成分の前記大きさとして取得する振幅取得手段と、
前記振幅取得手段で取得した前記振幅を所定の値と比較した結果に基づいて、前記排気還流装置の異常を検出する振幅比較検出手段と、
を含むことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至3の発明のいずれか1つにおいて、
前記検出手段は、
前記EGR弁が閉じるように当該EGR弁への制御指令が行われている場合において、前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分の大きさを前記所定の値と比較した結果に基づいて、前記EGR弁が前記制御指令どおりに閉じていない異常である全閉異常を検出する閉異常検出手段を、
含むことを特徴とする。
また、第5の発明は、第4の発明において、
前記排気還流装置は、前記EGR弁の開度を検出するためのEGR弁開度センサを含み、
前記検出手段は、前記閉異常検出手段で前記全閉異常を検出した場合には前記EGR弁開度センサで検出した前記開度が前記EGR弁が閉じていることを示すときであっても前記EGR弁に前記全閉異常が生じていると判定する判定手段を、含むことを特徴とする。
また、第6の発明は、第1乃至5の発明のいずれか1つにおいて、
前記圧力センサは、前記内燃機関の吸気圧に関する情報である吸気圧情報を取得する吸気圧センサを含み、
前記抽出手段は、前記吸気脈動と前記排気脈動との間の周期の相違に基づいて、前記合成脈動を検出した前記圧力センサの前記出力値から前記排気脈動に応じた脈動成分を抽出する排気脈動抽出手段を含むことを特徴とする。
また、第7の発明は、第1乃至6の発明のいずれか1つにおいて、
前記内燃機関は、過給器と、前記過給器による過給圧を制御する制御手段と、を備え、
前記圧力センサ、前記抽出手段および前記検出手段を、前記内燃機関における吸気圧力>排気圧力の領域および吸気圧力≦排気圧力の領域の両方の領域で共通に用いて、前記排気還流装置の異常検出を行うことを特徴とする。
また、第8の発明は、第1乃至7の発明のいずれか1つにおいて、
前記内燃機関は、過給器およびウエイストゲートバルブを備え、
前記抽出手段は、前記脈動成分の抽出を行なう対象の前記合成脈動を前記圧力センサで検出するときに前記ウエイストゲートバルブの開度を小さくするようにまたは閉じるように前記ウエイストゲートバルブを制御する手段を、含むことを特徴とする。
また、第9の発明は、第1乃至8の発明のいずれか1つにおいて、
前記内燃機関の吸気容積を小さくする縮小手段を備え、
前記抽出手段は、前記脈動成分の抽出を行なう対象の前記合成脈動を前記圧力センサで検出するときに前記吸気容積を小さくするように前記縮小手段を制御する手段を、含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、合成脈動中の吸気脈動と排気脈動の周期が相違する構成において、当該周期の相違を利用して、圧力センサで検出した合成脈動から所定の脈動成分を抽出できる。抽出した脈動成分の大きさが適正であれば排気還流装置に異常が無いと考えることができるから、当該脈動成分の大きさに基づいて排気還流装置の異常検出を行うことができる。
第2の発明によれば、脈動成分の大きさとして、脈動波形の接線の傾きの絶対値の積分値の大きさを用いることにより、極端に大きさの異なる脈動が混在してしまった場合でも異常検出精度が低下することを抑制することができる。
第3の発明によれば、抽出した脈動の振幅に基づいて当該脈動の大小を判別することができる。
第4の発明によれば、圧力センサで検出した合成脈動に、本来は表れないはずの脈動成分の存在が認められる場合に、排気還流装置のEGR弁に全閉異常が生じているという判断をすることができる。
第5の発明によれば、EGR弁開度センサでは判別が困難な僅かなEGR弁の開きを、全閉異常として検出することができる。
第6の発明によれば、吸気圧情報として表れる合成脈動から、排気脈動成分を抽出し、抽出した排気脈動の大きさに基づいて、排気還流装置の異常検出を行うことができる。通常、排気圧力は吸気圧力に比して高いため、吸気圧センサを利用して検出した吸気圧情報から排気脈動を良好な精度で抽出して異常検出を行うことができる。
第7の発明によれば、第1乃至第6の発明にかかる異常検出原理の利点を活かして、過給内燃機関において存在する吸気圧が背圧よりも高くなる運転領域を含む広範な領域にわたって、共通の検出手段を用いて排気還流装置の異常検出を行うことができる。
第8の発明によれば、過給内燃機関においてウエイストゲートバルブ開度を小さくすることで合成脈動の大きさを相対的に大きくすることができ、その状態における圧力センサの出力から得た合成脈動に対して抽出手段での抽出を行うことができる。
第9の発明によれば、吸気容積を小さくすることで合成脈動の大きさを相対的に大きくすることができ、その状態における圧力センサの出力から得た合成脈動に対して抽出手段での抽出を行うことができる。
本発明の実施の形態にかかる排気還流装置の異常検出装置の構成を、これが適用される内燃機関の構成とともに示す図である。 本発明の実施の形態にかかる排気還流装置の異常検出装置の検出原理を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に関して本願発明者が検討した吸気管圧力特性を示す図である。 本発明の実施の形態においてECUが実行するルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる排気還流装置の異常検出装置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる排気還流装置の異常検出装置の変形例を示す図である。
実施の形態.
[実施の形態の構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかる排気還流装置の異常検出装置の構成を、これが適用される内燃機関の構成とともに示す図である。なお、以下、簡略化のため、排気還流装置を、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置」とも称す。本実施形態は、車両等の移動体に搭載される内燃機関のEGR装置の異常検出用に好適に用いることができる。図1には、#1気筒乃至#4気筒を備える直列4気筒型のエンジン本体10(言い換えれば、シリンダブロック)が示されている。
各気筒のそれぞれの吸気ポートは、それぞれ図示しない吸気弁を介在させたうえで、インテークマニホールド30に連通している。インテークマニホールド30は、その上流に向かって、吸気通路部20、22、24、26を含む吸気通路に連通している。吸気通路部20と吸気通路部22の間には、ターボチャージャ64を構成するコンプレッサ60が介在している。吸気通路部26とインテークマニホールド30の間には、電子制御スロットル28が介在している。
図1に示すように、エンジン本体10は、吸気圧を検出するための吸気圧センサ32を備えている。本実施形態では、吸気圧センサ32は、インテークマニホールド30の中央部(つまり、#2気筒への分岐部と#3気筒への分岐部との枝分かれ部位)に取り付けられている。
#2気筒および#3気筒のそれぞれの排気ポートは、それぞれ図示しない排気弁を介在させた上で、第1排気マニホールド40に連通している。一方、#1気筒および#4気筒のそれぞれの排気ポートは、それぞれ図示しない排気弁を介在させた上で、第2排気マニホールド42に連通している。
本実施形態では、エンジン本体10における燃焼は、#1気筒→#3気筒→#4気筒→#2気筒の順番で行われるものとする。このような燃焼順序によれば、#1気筒の排気ガスが第2排気マニホールド42に排出され、次に、#3気筒の排気ガスが第1排気マニホールド40に排出される。次いで、#4気筒の排気ガスが第2排気マニホールド42に排出され、次に、#2気筒の排気ガスが第1排気マニホールド40に排出される。その結果、第1排気マニホールド40内の排気の脈動の数は、吸気通路側での吸気の脈動の数のちょうど1/2である。
本実施形態にかかるエンジン本体10は、過給内燃機関であり、具体的には過給器としてツインエントリーターボ機構を有している。第1排気マニホールド40および第2排気マニホールド42は、ともに、タービン62に連通している。タービン62は、排気管44と接続している。排気管44には触媒46が備えられている。
本実施形態にかかる内燃機関は、排気還流(Exhaust Gas Recirculation:EGR)を行うためのEGR装置を備えている。このEGR装置は、図1に示すように、EGR管52、EGRクーラ54およびEGR弁56を含んでいる。EGR管52の一端は、タービン62手前位置のEGRガス取出部50において、第1排気マニホールド40と接続している。EGR管52の他端は、EGR弁56を介して、インテークマニホールド30と接続している。
本実施形態にかかるEGR装置は、「EGR片側取り出し」および「ターボ前取り出し」という構成を有している。「EGR片側取り出し」とは、第1排気マニホールド40と第2排気マニホールド42という2つの排気通路のうち、片側の排気通路のみからEGRガスを取り出すという構成を意味する。「ターボ前取り出し」とは、タービン62の手前においてEGR管52を排気通路に接続させるという構成を意味する。
図1に示す内燃機関は、クランク角センサ、エアフローセンサ、空燃比センサ等の排気ガスセンサを含むセンサ系統(何れも図示せず)と、エンジン本体10の運転状態を制御するECU(Electronic Control Unit)70とを備えている。まず、センサ系統について説明すると、クランク角センサは、クランク軸の回転に同期した信号を出力するもので、エアフローセンサは吸入空気量を検出する。空燃比センサは、触媒46の上流側で排気空燃比を検出する排気ガスセンサである。
センサ系統には、エンジン本体10及びこれを搭載した車両の制御に必要な各種のセンサ(例えばエンジンの冷却水温を検出する水温センサ、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ等)も含まれている。これらのセンサはECU70の入力側に接続されている。また、ECU70の出力側には、スロットル28や噴射弁等を含む各種のアクチュエータが接続されている。
ECU70は、内燃機関の運転情報をセンサ系統により検出しつつ、各アクチュエータを駆動し、運転制御を実行する。具体的には、クランク角センサの出力に基づいてエンジン回転数とクランク角とを検出し、エアフローセンサの出力に基づいて吸入空気量を算出する。また、吸入空気量、エンジン回転数等に基づいてエンジンの負荷を算出し、クランク角に基づいて燃料噴射時期等を決定する。さらに、吸入空気量、負荷等に基づいて燃料噴射量を算出する。そして、燃料噴射時期が到来したときに噴射弁を駆動し、点火プラグを駆動する。このようにして、筒内で混合気を燃焼させエンジンを運転することができる。
ECU70は、吸気圧センサ32の出力値をクランク角(または時間)に応じて逐次的に取得する処理(サンプリング処理)を実行することができる。これにより、吸気圧センサ32の出力値を、クランク角に応じた連続的な波形として取得することができる。本実施形態では、吸気圧センサ32の出力に基づいて得た波形を、インテークマニホールド30内で生ずる脈動を示す波形として取り扱う。ECU70が実行すべき当該サンプリング処理は、当該脈動の周期(周波数)を正確に反映させた形で吸気脈動の波形を精密に検出できる程度のサンプリング周期や分解能を有していることが好ましい。
ECU70は、吸気圧センサ32の出力に基づいて得た脈動波を、フーリエ変換するための処理を実行することができる。具体的には、本実施形態では、ECU70は、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform;FFT)アルゴリズムに基づく演算処理を記憶している。これにより、吸気圧センサ32の出力に基づいて得た脈動から、所望の周波数の脈動成分を抽出することができる。
[実施の形態にかかる異常検出の動作]
以下、図2および図3を用いて、本実施形態にかかるEGR装置の異常検出装置における異常検出の動作について説明する。以下の説明では、吸気圧力の本来の脈動を、単に、「吸気脈動」とも称し、排気圧力の本来の脈動を、単に、「排気脈動」とも称する。吸気脈動と排気脈動とが合成された結果生ずる脈動を、「合成脈動」とも称す。
図2は、本実施形態にかかるEGR装置の異常検出装置の検出原理を説明するための模式図である。以下、図2のハードウェア構成は、基本的に、図1で述べた実施の形態にかかる内燃機関と同様に、複数の気筒を備えた内燃機関であり、「EGR片側取り出し」および「ターボ前取り出し」の構成を有するものとして説明を行う。
図2には、ピストン102を備える気筒100、吸気ポート108を開閉する吸気弁104、排気ポート114を開閉する排気弁106、排気ポート114下流位置とサージタンク110を接続するEGR管120、および当該EGR管120に設けられたEGR弁122が図示されている。図2の構成においても、図1の本実施形態のハードウェア構成と同様に、これら2つの排気通路のうち片側のみにEGR管120が接続しているものとする。
図2に示すように、矢印方向への空気吸入に伴い、吸気脈動132吸気通路112を介してサージタンク110内に生じる。一方、EGR管120内の排気ガスは図2の矢印方向に進行し、これに伴って排気脈動130が伝わってくる。
独立する排気通路の片側のみからEGRを取り出す構成の場合、吸気に伴う脈動数とEGR管が接続する排気通路内の脈動数とが異なる。従って、吸気脈動とEGR管内の排気脈動との周期は異なるものとなる。EGRを取り出す排気通路内の排気脈動数が吸気通路側での吸気脈動数のちょうど1/2である構成であれば、エンジン回転数と脈動の関係では、吸気脈動132が回転二次の脈動となり、排気脈動130は回転一次の脈動となる。
これらの周期(周波数)が異なる複数の脈動は、EGR弁122が開いている状態においては、EGR管120と吸気通路112の合流するサージタンク110において合成される。そうすると、図2に模式的に示すように、吸気脈動132と排気脈動130とが合成された合成脈動134が生ずる。EGR弁122が開いている状態(言い換えれば、完全には閉じていない状態)においては、吸気系内の圧力センサ(本実施形態では図1の吸気圧センサ32、図2では図示を省略)は、この合成脈動134による圧力変化を検出することになる。
吸気脈動132と排気脈動130の周期は異なるため、合成脈動134に対して、吸気脈動132や排気脈動130のそれぞれの周期についてのフィルタリング(或いはフーリエ変換等により合成脈動の周波数領域表現を行ったうえで特定周波数の脈動成分を抽出)を行うことにより、合成脈動134から各脈動の成分を抽出することができる。つまり、吸気圧センサ32の出力信号に対してFFT等の演算処理やフィルタリングを施すことによって、吸気圧センサ32が検出した合成脈動から特定の脈動成分を抽出することができる。
合成脈動134中における吸気脈動132と排気脈動130の大きさは、EGR弁122の動作状態(開度)に応じて変化し、これらは相関を有している。従って、吸気脈動132と排気脈動130の一方または両方の大きさを調べて、その結果、その大きさがEGR装置の正常時(EGR弁の正常動作時)と有意に異なるのであれば、EGR装置が異常状態にある(EGR弁122が正常に動作していない)と考えることができる。つまり、抽出した脈動の大きさを所定の値と比較するなどして、抽出した脈動成分がEGR装置の正常時に示すべき特性と合致するかを判別できる。
具体的には、例えば、圧力センサの位置に本来は伝わってくるべきでない脈動成分(例えば、図2では、EGR弁122が閉じている場合には、排気脈動130はサージタンク110内に伝わるべきではない)の存在が圧力センサ出力中に認められた場合には、その脈動成分の伝達経路が遮断されていないと判断できる。
以上説明したように、本実施形態にかかる異常検出原理によれば、吸気脈動と排気脈動を利用して、EGR装置の異常検出を行うことができる。
なお、各脈動の周期の相違を利用すれば、吸気圧と排気圧の間の大小関係(例えば、吸気圧と排気圧の差が小さい場合や、吸気圧が排気圧よりも高い場合あるいはその逆など)が異なっても、特定の脈動を選択的に抽出できる。上記の検出原理によれば、吸気圧と排気圧の大小関係による影響を抑制しつつ、EGR装置の異常検出を行うことができる。
[実施の形態についての分析結果]
図3は、本発明の実施の形態に関して本願発明者が検討した吸気管圧力特性を示す図である。図3の特性は、「過給内燃機関において過給圧(吸気管圧力)が背圧(排気管圧力)よりも大きく、EGR弁が開いている場合にEGR管を介して排気通路へと新気が流れてしまう条件」における吸気管圧力特性を示す。このような条件下で、本願発明者は、「噛み込み」の有無に応じた吸気管圧力特性を検討した。ここでいう「噛み込み」とは、EGR弁に異物が挟み込まれてEGR弁の全閉が妨げられることを意味する。
図3において、実線は「噛み込み有り」の場合の特性を示し、破線は「噛み込み無し」の場合の特性を示す。「噛み込み無し」を示す破線は、EGR弁が閉じられているため吸気脈動のみの圧力特性を示している。
これに対し、「噛みこみ有り」を示す実線は、破線の特性とは異なり、図2で模式的に示した合成脈動134のごとき圧力特性を示している。回転一次の波である排気脈動が、噛み込みによって生じたEGR弁の開口部分を介して吸気系に伝わった後、吸気脈動と合成されたからである。
[実施の形態の具体的処理]
以下、図4を用いて、本発明の実施の形態にかかるEGR装置の異常検出装置が行う具体的処理を説明する。図4は、本実施形態においてECU70が実行するルーチンのフローチャートである。図4のルーチンによれば、EGR弁56の全閉異常を検出することができる。「全閉異常」とは、例えば噛み込み等の諸要因により、EGR弁56が閉じられるべき場面で実際には完全に閉じていない異常を意味する。
図4に示すルーチンでは、先ず、ECU70が、EGR弁56への指令値が閉弁の指示がされているか否かを判定する処理を実行する(ステップS200)。このステップでは、例えば、ECU70内におけるEGR弁56の制御ステータスが全閉状態にあるか否かの判定や、ECU70がEGR弁56に対して発している或いは最後に発した制御信号がEGR弁56を閉じるための制御信号であるか否かの判定が行われる。本ステップの条件の成立が認められない場合には、異常検出を行うための環境が成立していないため、ステップS208で正常との判定を下した後今回のルーチンが終了する。
ステップS200の条件の成立が認められた場合には、ECU70が、吸気管圧力値から脈動を取り出すための処理を実行する(ステップS202)。このステップの前提として、ECU70は、吸気圧センサ32の出力値のサンプリング処理を実行している。本ステップでは、ECU70は、サンプリング処理により得られた吸気圧センサ32の出力波形に対してFFT演算処理を施して、さらに、「排気脈動の周期に対応する周波数成分」を抽出する抽出処理を実行する。本実施形態において、抽出対象である「排気脈動の周期に相当する周波数」は、エンジン本体10のエンジン回転数の一次の波が有する周波数である。
なお、エンジン回転数が高くなればなるほど、第1排気マニホールド40内の排気脈動(ひいてはEGR管52内の排気脈動)の周期は短くなり、これに応じて排気脈動波の周波数が高くなる。これに対処するため、本実施形態では、ステップS202における抽出処理が、エンジン回転数の増加に応じて抽出対象周波数を増大させる処理を含むものとする。
次に、ECU70が、ステップ202で抽出した脈動の大きさが閾値を上回っているか否かを判定する処理を実行する(ステップS204)。このステップでは、本実施形態においては、先ず、ECU70が、脈動成分から振幅を算出する処理を実行する。次いで、ECU70は、算出した振幅の大きさを所定の閾値と比較し、「振幅の大きさ>閾値」の関係が成立しているか否かを判定する処理を実行する。
この閾値は、予め実験等により決定しておけばよい。本実施形態では、図1のハードウェア構成下において、エンジン回転数に応じて、EGR弁56の全閉時の吸気脈動中における排気脈動の周波数成分を調べておき、その振幅値に対する閾値を、マップや数式でECU70に記憶しておく。
ECU70は、振幅の大きさが閾値を越えている場合には、EGR弁に全閉異常が生じているとの判定を下す処理を実行する(ステップS206)。一方、ECU70は、振幅の大きさが閾値以下である場合には、ステップS208に移行して正常との判定を下す処理を実行する。その後、今回のルーチンを終了する。
以上の処理によれば、合成脈動中の吸気脈動と排気脈動の周期が相違する構成において、その周期の相違を利用して、吸気圧センサ32で検出した合成脈動から排気脈動成分を抽出することができる。抽出した脈動の振幅の大きさを異常検出に用いることにより、EGR装置の異常検出(具体的には、本実施形態では、EGR弁56の動作異常・全閉異常)を行うことができる。また、吸気圧と排気圧の大小関係による検出精度低下の影響を抑制することもできる。
また、吸気圧センサ32で検出した合成脈動に、本来表れない脈動成分の存在が認められる場合に、EGR弁56に全閉異常が生じているという判断を下すことができる。
また、本実施形態によれば、吸気圧センサ32を圧力センサとして用いて、合成脈動を検出したセンサ出力値から排気脈動に応じた脈動成分を抽出することができる。これにより、吸気圧情報として表れる合成脈動から排気脈動成分を抽出し、抽出した排気脈動の大きさに基づいてEGR装置の異常検出を行うことができる。通常、排気圧力は吸気圧力に比して十分に高いため、吸気圧センサを利用して検出した吸気圧情報から排気脈動を良好な精度で抽出して異常検出を行うことができる。さらに、吸気圧センサは吸気圧を計測するために内燃機関に一般的に取り付けられているため、吸気圧センサを利用することで新たな専用センサを追加しなくともよい。
なお、上述した実施の形態によれば、先行技術に対して有利な効果として、下記に述べる技術的効果も発揮することができる。
自然吸気(Natural Aspiration)型の内燃機関では、機関の運転中において、吸気圧力が背圧(排気圧)に比して十分に低い。このため、自然吸気型の内燃機関においては、仮にEGR装置に異常(具体的には、閉じるべきEGR弁が開いている異常など)が生じている場合には、吸気圧力の大きさの変化を根拠とする手法でも異常検出が可能と考えられる。具体的には、例えば特開2002−227727号公報が開示する異常検出装置における、異常時の推定値と検出値との偏差が、識別が容易な程度に十分に大きいと考えられる。ゆえに、従来の自然吸気型の内燃機関においては、特開2002−227727号公報に開示されているような、吸気圧力値の大小に基づく異常検出手法を使用することができた。また、仮に自然吸気型の内燃機関で噛み込み等による全閉異常が発生しても、アイドル等の低負荷領域以外はそれほど大きな問題にならないという事情もあった。
一方、近年、過給器とEGR装置の両方を備える内燃機関(以下、「過給EGR内燃機関」とも称す)の研究開発が進められている。過給EGR内燃機関では、過給圧>背圧という関係が成立しているときにもEGR装置の異常検出を精度良く行うことが求められる。例えば、過給圧>背圧という関係の成立時にEGR弁の全閉異常が生じていると、排気系へと新気が流れていき、排気触媒の過昇温(OT)を招くおそれがあるからである。
過給内燃機関が有する吸気圧が背圧よりも高くなる運転領域においては、EGR装置の作動に応じた吸気圧力の大きさのみに依拠して異常検出を行うことが難しくなる。具体的には、特開2002−227727号公報が開示する異常検出手法においては、異常時における上記推定値と上記検出値との間の偏差が小さくなり、EGR装置の異常検出を高精度で行うことが難しい。過給圧>背圧という領域はそもそも自然吸気型の内燃機関には生じ得ない領域であるため、自然吸気型の内燃機関を前提としている従来の技術では、上記のような過給EGR内燃機関特有の課題を解決することは難しい。
この点、本実施形態によれば、上述したように、過給内燃機関にEGR装置を搭載した構成において、過給圧>背圧の関係が成立していてもEGR弁の動作の異常を精度良く検出可能な装置が提供される。
しかも、本実施形態における異常検出手法は過給圧>背圧の関係が成立していない領域においても異常検出を行うことができる。このため、吸気管圧力>背圧および吸気管圧力≦背圧を含めた広範な領域(アイドル領域も含む)に渡って、共通の検出処理を用いて、EGR装置の異常検出装置を行うことができる。
なお、上述した実施の形態おいては、第1排気マニホールド40が、前記第1の発明における「第1排気通路」に、第2排気マニホールド42が、前記第1の発明における「第2排気通路」に、EGR管52が、前記第1の発明における「EGR通路」に、EGR弁56が、前記第1の発明における「EGR弁」に、吸気圧センサ32が、前記第1の発明における「圧力センサ」に、それぞれ相当している。また、上述した実施の形態における「EGR片側取り出し」の構成が、「第1排気通路と第2排気通路とのうち前記第1排気通路と前記内燃機関の吸気通路とを結ぶ」という構成に相当している。
また、上述した実施の形態においては、ECU70が図4のルーチンにおけるステップS202の処理を実行することにより、前記第1の発明における「抽出手段」が、ECU70が図4のルーチンにおけるステップS204およびS206の処理を実行することにより、前記第1の発明における「検出手段」が、それぞれ実現されている。そして、上述した実施の形態においては、ステップS202で抽出した排気脈動成分における脈動の振幅の大きさが、前記第1の発明における「脈動成分の大きさ」に、ステップS204で比較に用いた閾値が、前記第3の発明における「所定の値」に、それぞれ相当している。
[実施の形態の変形例]
(変形例1)
図5は、本発明の実施の形態にかかるEGR装置の異常検出装置の変形例を示す図であり、この変形例においてECU70が実行するルーチンのフローチャートである。図5に示すルーチンは、ステップS300を除き、図4に示したルーチンと同じ処理を実行する。本変形例では、図1に示したハードウェア構成に、ウエイストゲートバルブ(WGV)が追加されているものとする。
図5のルーチンでは、ECU70が、ステップS200の条件成立後であってステップS204の抽出処理の前に、WGVを閉じる処理を実行する(ステップS300)。WGVを閉じることにより、合成脈動の大きさを相対的に大きくすることができる。ステップS202の抽出処理は、このようにして相対的に大きくされた合成脈動についてのセンサ出力値から、排気脈動成分を抽出する。これにより、吸気圧センサ32の出力から得た合成脈動に基づく異常検出の精度を、高めることができる。
(変形例2)
図6は、本発明の実施の形態にかかるEGR装置の異常検出装置の変形例を示す図であり、この変形例においてECU70が実行するルーチンのフローチャートである。図に示すルーチンは、ステップS302を除き、図4に示したルーチンと同じ処理を実行する。本変形例では、図1に示したハードウェア構成に、PCV(Positive Crankcase Ventilation valve)が追加されているものとする。
図6のルーチンでは、ECU70が、ステップS200の条件成立後であってステップS204の抽出処理の前に、PVCを閉じる処理を実行する(ステップS300)。PVCを閉じることにより、吸気容積を小さくすることができ、合成脈動の大きさを相対的に大きくすることができる。ステップS202の抽出処理は、このようにして相対的に大きくされた合成脈動についてのセンサ出力値から、排気脈動成分を抽出する。これにより、吸気圧センサ32の出力から得た合成脈動に基づく異常検出の精度を、高めることができる。
(変形例3)
上述した実施の形態では、ツインエントリーターボを備えた過給内燃機関に対して、本発明にかかるEGR装置の異常検出装置を適用した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、過給器を備えない内燃機関(つまり、自然吸気型の内燃機関)に対しても本発明を適用できる。つまり、過給器を備えるか否かに関わらず、複数気筒を有し独立した複数の排気通路を有する内燃機関(例えば、V型の片側バンクのみからEGRガスを取り出す構造)に対して、本発明を適用することができる。このような構成においても、上述した実施の形態の内燃機関と同様に吸気脈動と排気脈動の周期が異なるため、周期の相違に基づいて排気脈動成分を抽出できるからである。
なお、下記の構成(1)および構成(2)についても、実際のEGRガス取り出しの場面では「EGR片側取り出し」の状態となる。
構成(1) 別々の気筒と接続する独立した複数の排気通路を有しこの複数の排気通路のそれぞれにEGR通路が接続しているものの、EGR通路と接続する排気通路を切り換えることにより、当該複数の排気通路のうち全部未満の特定の排気通路からEGRガスを選択的に取り出す構成。
構成(2) 別々の気筒と接続する独立した複数の排気通路を有しこの複数の排気通路のそれぞれにEGR通路が接続しているものの、常にそれら複数の排気通路全てからEGRガスを取り出すのではなく、運転条件等に応じて一定条件下で一部の排気通路のみからEGRガスを取り出す構成。
これらの構成においても、実際のEGRガス取り出しの場面で「EGR片側取り出し」の接続関係が成立しているときに、吸気脈動と排気脈動の周期の相違が生ずる。従って、これらの構成(1)(2)も、吸気脈動と排気脈動の周期の相違を検出原理として利用する本発明を適用することができ、前記第1の発明における「排気還流装置」に含まれるものである。
(変形例4)
上述の実施の形態では、抽出した排気脈動成分の振幅の大きさに基づいて、EGR装置の異常検出を行った。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。本発明における「脈動成分の大きさ」として、振幅の大きさ以外の、特定の周期の脈動が合成脈動中にどの程度含まれているかを量的に示すことのできる値を、適宜に用いることができる。
例えば、周期が同じ複数の脈動を比較した場合、通常、「脈動波形の接線の傾きの大きさ」(立ち上がりの鋭さ)が大きい脈動のほうがその振幅値も大きい。そこで、抽出した脈動成分における「脈動波形の接線の傾きの大きさ」を算出して、その値の絶対値が大きいほど、抽出した脈動成分が大きいものと判定してもよい。
また、例えば、「脈動成分の脈動波形の接線の傾きの絶対値の積分値」を、脈動成分の大きさを表す値として用いることができる。この積分値を所定値と比較した結果に基づいて、EGR装置の異常検出を行っても良い。この積分値を用いることにより、極端に大きさの異なる脈動が混在してしまった場合でも異常検出精度が低下することを抑制することができる。
(変形例5)
EGR弁は、通常、開度を検出するためのEGR弁開度センサを備えている。EGR弁開度センサがEGR弁56が閉じていること(開度零)を示すときには、当該センサの異常が疑われるなどの特段の事情がなければ、EGR弁56が閉じていると考えることもできる。
しかしながら、前述した「噛み込み」が、このEGR弁開度センサの検出精度では検出が困難なほどに微小なレベルでEGR弁の閉弁を妨げるおそれがある。
そこで、上述した実施の形態の具体的処理におけるステップS200の処理に代えて、ECU70が、EGR弁56自身が備える開度センサが開度ゼロを示していることをもつてステップS200の条件成立とする処理を実行してもよい。そして、ECU70が、図4に示すルーチンでEGR弁56の異常が検出された場合には、このEGR弁開度センサで検出した開度がEGR弁56が閉じていることを示すときであってもEGR弁56に全閉異常が生じていると判定する判定処理を実行しても良い。これにより、EGR弁開度センサでは判別が困難な僅かなEGR弁の開きを、全閉異常として検出することができる。
(変形例6)
なお、上述した実施の形態の具体的処理では、EGR弁56が制御指令に従って閉じていない異常(全閉異常)を検出したが、本発明はこれに限られるものではない。実施の形態の動作説明の欄で述べたように、合成脈動134中における吸気脈動132と排気脈動130の大きさは、EGR弁122の動作状態(開度)に応じて変化する。よって、抽出した脈動の大きさを所定の値と比較するなどして、抽出した脈動成分がEGR弁の正常時に示すべき特性と合致するかを判別してもよい。このように、全閉異常に限らず、EGR弁56が制御指令に応じて正常な開度に開いているかどうかの検出(開度異常の検出)を行っても良い。
(変形例7)
上述した実施の形態では、ECU70がFFT演算処理を実行したが、これに変えて、周波数フィルタ(ソフトウェア、ハードウェアを問わない)を用いても良い。この場合には、フィルタリング対象の周波数を、エンジン回転数に応じて変更可能な周波数フィルタ機能を用いることが好ましい。
(変形例8)
上述した実施の形態では、インテークマニホールド30の中央部に取り付けた吸気圧センサ32を用いて合成脈動を検出したが、圧力センサの取り付けについて本発明がこの形態に限られるものではない。合成脈動は、吸気系内を広い範囲で伝わることができ、インテークマニホールド30内の中央部以外の部位や例えば電子制御スロットル28のさらに上流側においても検出されうる。そこで、内燃機関の吸気と排気の脈動が伝達可能な通路内において、EGR弁56開弁に応じて生ずる合成脈動を検出可能な位置を調べて、その結果に基づく所望位置に圧力センサを取り付けてこれを利用してもよい。
(変形例9)
上述した実施の形態では、合成脈動に含まれる脈動成分のうち、排気脈動成分を対象にして抽出および分析(つまり、脈動成分の大きさの比較判定)を行っている。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。EGR弁56が閉じているときの吸気脈動とEGR弁56の開弁中の吸気脈動とを比較すると、開弁中には吸気脈動がEGR管52側へと伝わるため、脈動成分の大きさに相違がある。そこで、合成脈動に含まれる脈動成分のうち、吸気脈動成分を抽出して分析を行ってもよい。或いは、吸気脈動成分と排気脈動成分とに分解した後それらの両方の成分を対象に分析を行っても良い。
10 エンジン本体
20、22、24、26 吸気通路部
28 電子制御スロットル
30 インテークマニホールド
32 吸気圧センサ
40、42 排気マニホールド
44 排気管
46 触媒
50 ガス取出部
52 EGR管
54 EGRクーラ
56 EGR弁
60 コンプレッサ
62 タービン
64 ターボチャージャ
100 気筒
102 ピストン
104 吸気弁
106 排気弁
108 吸気ポート
110 サージタンク
112 吸気通路
114 排気ポート
120 EGR管
122 EGR弁
130 排気脈動
132 吸気脈動
134 合成脈動

Claims (9)

  1. 複数の気筒を有する内燃機関における当該複数の気筒の一部の気筒に連通する第1排気通路と当該複数の気筒の他の気筒に連通する第2排気通路とのうち前記第1排気通路と前記内燃機関の吸気通路とを結ぶEGR通路と、当該EGR通路に備えられたEGR弁と、を備える排気還流装置の異常を検出する異常検出装置であって、
    前記吸気通路の吸気脈動と前記第1排気通路の排気脈動とが合成された合成脈動を検出可能な位置に設けられた圧力センサと、
    前記吸気脈動と前記排気脈動との間の周期の相違に基づいて、前記合成脈動を検出した前記圧力センサの出力値から前記吸気脈動に応じた周期の脈動成分と前記排気脈動に応じた周期の脈動成分のうち少なくとも一方の脈動成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分の大きさに基づいて、前記排気還流装置の異常を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする排気還流装置の異常検出装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分における脈動波形の接線の傾きの絶対値を積分した積分値を、当該脈動成分の前記大きさとして算出する算出手段と、
    前記積分値を所定の値と比較した結果に基づいて前記排気還流装置の異常を検出する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の排気還流装置の異常検出装置。
  3. 前記検出手段は、
    前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分における振幅を、当該脈動成分の前記大きさとして取得する振幅取得手段と、
    前記振幅取得手段で取得した前記振幅を所定の値と比較した結果に基づいて、前記排気還流装置の異常を検出する振幅比較検出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2記載の排気還流装置の異常検出装置。
  4. 前記検出手段は、
    前記EGR弁が閉じるように当該EGR弁への制御指令が行われている場合において、前記抽出手段で抽出した前記少なくとも一方の前記脈動成分の大きさを前記所定の値と比較した結果に基づいて、前記EGR弁が前記制御指令どおりに閉じていない異常である全閉異常を検出する閉異常検出手段を、
    含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の排気還流装置の異常検出装置。
  5. 前記排気還流装置は、前記EGR弁の開度を検出するためのEGR弁開度センサを含み、
    前記検出手段は、前記閉異常検出手段で前記全閉異常を検出した場合には前記EGR弁開度センサで検出した前記開度が前記EGR弁が閉じていることを示すときであっても前記EGR弁に前記全閉異常が生じていると判定する判定手段を、含むことを特徴とする請求項4に記載の排気還流装置の異常検出装置。
  6. 前記圧力センサは、前記内燃機関の吸気圧に関する情報である吸気圧情報を取得する吸気圧センサを含み、
    前記抽出手段は、前記吸気脈動と前記排気脈動との間の周期の相違に基づいて、前記合成脈動を検出した前記圧力センサの前記出力値から前記排気脈動に応じた脈動成分を抽出する排気脈動抽出手段を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の排気還流装置の異常検出装置。
  7. 前記内燃機関は、過給器と、前記過給器による過給圧を制御する制御手段と、を備え、
    前記圧力センサ、前記抽出手段および前記検出手段を、前記内燃機関における吸気圧力>排気圧力の領域および吸気圧力≦排気圧力の領域の両方の領域で共通に用いて、前記排気還流装置の異常検出を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の排気還流装置の異常検出装置。
  8. 前記内燃機関は、過給器およびウエイストゲートバルブを備え、
    前記抽出手段は、前記脈動成分の抽出を行なう対象の前記合成脈動を前記圧力センサで検出するときに前記ウエイストゲートバルブの開度を小さくするようにまたは閉じるように前記ウエイストゲートバルブを制御する手段を、含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の排気還流装置の異常検出装置。
  9. 前記内燃機関の吸気容積を小さくする縮小手段を備え、
    前記抽出手段は、前記脈動成分の抽出を行なう対象の前記合成脈動を前記圧力センサで検出するときに前記吸気容積を小さくするように前記縮小手段を制御する手段を、含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の排気還流装置の異常検出装置。
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