JP5445090B2 - 読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は原稿画像を読取る読取レンズ、この読取レンズを用いる画像読取装置および画像形成装置に関する。
ファクシミリやデジタル複写装置等において、送信原稿や複写原稿の画像を読取る画像読取装置は、読取るべき画像を読取レンズで縮小し、CCD等の固体撮像素子上に結像させて画像情報を信号化する。
また、原稿情報をカラーで読み取るため、例えば赤、緑、青のフィルタを持った受光素子が1チップに3列に配列された所謂3ラインCCDを用い、この受光面に原稿像を結像させることにより3原色に色分解し、カラー画像を信号化する光学系がある。
このような画像読取りに用いられる読取レンズには、一般に、像面において高空間周波数領域での高いコントラストが要求されると共に、開口効率が画角周辺部まで100%近くあることが要求されている。
また、カラー原稿を良好に読取るには、受光面上で赤、緑、青の各色の結像位置を光軸方向に合致させる必要があり、各色の色収差を極めて良好に補正しなければならない。
さらに、画像読取装置の小型化、特に、原稿と受光面との間の共役距離を小さくすることが求められている。このためには、読取レンズの広画角化が必要である。
また、画像読取りの高速化も求められているが、そのためには大口径で明るいレンズであることが必要である。
従来、大口径を実現した読取レンズとしては、4群6枚構成のガウスタイプのものが多数知られている。ガウスタイプのレンズ系は、大口径にしても「コマフレアの発生を小さく抑えられるレンズタイプ」であるが、現在知られている大多数のものは半画角:18度程度であり、比較的画角の広いものでも半画角:20度程度に留まっている。
このため、ガウスタイプの読取レンズは、明るさの点では有効であるが、画像形成装置の小型化の要請に応えるには必ずしも十分でない。
ガウスタイプのレンズ構成にさらに1枚のレンズを加え、5群7枚構成とした読取りレンズが知られている(特許文献1)。この読取レンズは、Fナンバ:4.0程度と大口径であるが、半画角は20度程度であり、画像読取装置の小型化を十分に達成するには必ずしも十分でない。
特許文献1記載の読取レンズはまた、非球面を採用している。非球面の採用は、非球面形成が容易でないことから「読取レンズのコストアップ」の要因となるばかりでなく、外径の大きいレンズでは面精度を良好に保てなくなり、読取レンズの結像性能劣化の原因ともなる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、従来のものと同程度の大口径に加え、更なる広画角を実現でき、性能も良好な読取レンズの実現を課題とする。
この発明の読取レンズは、ファクシミリやデジタル複写装置等において、送信原稿や複写原稿の画像を読取る画像読取装置に用いられ、読取るべき画像を読取レンズで縮小し、CCD等の固体撮像素子上に結像させる読取レンズ」であって以下の如く構成される(請求項1)。
即ち、物体側から像側へ向かって順次、正の第1群、負の第2群、負の第3群、正の第4群、正の第5群、負の第6群を配し、第2群と第3群との間に開口絞りを有してなる。
第1群は正の第1レンズ、第2群は「正の第2レンズと負の第3レンズの接合レンズ」、第3群は負の第4レンズ、第4群は正の第5レンズ、第5群は正の第6レンズ、第6群は負の第7レンズである6群7枚構成である。上記「正・負」は、各群、各レンズの屈折力の正・負である。
第2群は正の第2レンズと負の第3レンズを接合してなるが、第2群としては負の屈折力を持つ。従って、第1群〜第6群の屈折力配分は、正・負・負・正・正・負であり、第1レンズ〜第7レンズの屈折力の配分は、正・正・負・負・正・正・負である。
請求項1記載の読取レンズは、以下の条件(1)、(2)を満足する。
(1) 0.0< φ4/ν5+φ5/ν6 < 0.04
(2) 0.0< |f4−f5|/f < 0.1
条件(1)において、ν5は「第5レンズ(第4群)の材質のアッベ数」、ν6は「第6レンズ(第5群)の材質のアッベ数」である。
φ4、φ5は、以下の如くに定義される量である。
即ち、全系のe線に対する合成焦点距離:f(>0)、第4群(第5レンズ)のe線に対する焦点距離:f4、第5群(第6レンズ)のe線に対する焦点距離:f5により、φ4=f4/f、φ5=f5/fで定義される。
請求項1記載の読取レンズを構成する第1レンズ〜第7レンズは以下の如きものであることができる(請求項2)。
第1レンズ:「物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ」。
第2レンズ:「物体側に凸面を有する正レンズ」
第3レンズ:「像側面に凹面を有する負レンズ」
第4レンズ:「物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ」
第5レンズ:「像側に凸面を有する正レンズ」
第6レンズ:「両凸レンズ」
第7レンズ:「両凹レンズ」 。
請求項2記載の読取レンズにおける第2レンズ、第3レンズ、第5レンズは、以下の如きものであることができる。
即ち、第2レンズが「物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ」、第3レンズが「像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ」、第5レンズが「両凸レンズ」であることができる(請求項3)。
また、第2レンズが「物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ」、第3レンズが「像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ」、第5レンズが「像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ」であることができる(請求項4)。
さらに、第2レンズが「両凸レンズ」、第3レンズが「両凹レンズ」、第5レンズが「像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ」であることができる(請求項5)。
上記請求項1〜5記載の読取レンズは、第1〜第7レンズが全て、鉛、砒素などの有害物質を含有しないガラスを素材とするガラスレンズであることが好ましい(請求項6)。
この発明の画像読取装置は、ファクシミリやデジタル複写装置等において、送信原稿や複写原稿の画像を読取る画像読取装置であって、照明系と、結像レンズと、ラインセンサとを有する(請求項7)。
「照明系」は、原稿を照明する。
「結像レンズ」は、照明系で照明された原稿の反射光を縮小結像させる。
「ラインセンサ」は、結像レンズで結像された原稿像を受光して光電変換する。
そして、結像レンズとして請求項1〜6の任意の1に記載の読取レンズが用いられる。
この発明の画像形成装置は、請求項7記載の画像読取装置を用い、読取った画像情報を用いて画像形成を行なう。
説明を補足する。
この発明の読取レンズは、6群7枚構成であってレンズ面が13面あり、従来から知られたガウスタイプのものに比して、設計のパラメータが多いため、設計の自由度が高く、諸収差を良好に補正することができる。
また、全レンズ面が球面で形成されるため、レンズ面の形成が容易で、読取レンズを低コストで実現できる。
条件(1)は、第4群と第5群のレンズ(第5レンズと第6レンズ)による色消し機能を確保する条件である。
条件(1)の上限を超えると、十分な色消し効果が得られず、全系の色収差が大きくなってしまう。
条件(2)は、第4群と第5群のレンズ(第5レンズと第6レンズ)間の「パワー配分の差」を規制する条件であり、上限を越えると両レンズのパワー配分の差が大きくなり、第5、第6レンズの「レンズ外径の差」が大きくなるため、読取レンズのコンパクト化には不利になる。
上に説明したように、この発明の読取レンズは、これを構成する第1〜第7レンズが全て「球面レンズ」であって、非球面を用いない。従って、これら第1〜第7レンズを「全てガラスレンズで構成する」ことが容易に可能である。
全レンズをガラスレンズとすると、読取レンズの耐環境性が高く、画像読取装置内の温度が照明系の可動で変動しても光学特性の変化を小さく抑えることができる。
全レンズをガラスレンズとする場合、請求項6の読取レンズのように、第1〜第7レンズを全て「鉛、砒素などの有害物質を含有しないガラス」を素材としたガラスレンズとすることにより、材料のリサイクル化が容易となり、また、レンズ加工時の廃液による水質汚染が無く、省資源化や加工時に発生するCO等を低減でき、地球環境に配慮した読取レンズとなる。
以上に説明したように、この発明によれば、新規な読取レンズを実現できる。
この発明の読取レンズは上記の如き構成を有し、後述する実施例に示すように、Fナンバ:4.0程度の大口径、半画角:24度程度の広画角で、「高空間周波数領域での高いコントラスト」と、画角周辺部まで100%近い開口効率を持ち、色収差が良好に補正され、且つ、コンパクトに実現可能である。
従って、このような「広画角の読取レンズ」を用いることにより、原稿面からラインセンサにいたる共役長を短く設定でき、コンパクトな画像読取装置・画像形成装置を実現できる。
読取レンズを説明するための図である。 実施例1の読取レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例1に関する収差図である。 実施例2の読取レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例2に関する収差図である。 実施例3の読取レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例3に関する収差図である。 実施例4の読取レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例4に関する収差図である。 実施例5の読取レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例5に関する収差図である。 画像読取装置の実施の1形態を説明するための図である。 画像形成装置の実施の1形態を説明するための図である。
図1は、読取レンズのレンズ構成を説明するための図である。
図1における左方が物体側、即ち読取りの対象となる原稿の側であり、原稿はコンタクトガラスCTの図で左側の面に原稿面を密着させて定置される。
読取レンズは、物体側から像側へ向かって順次、正の第1群、負の第2群、負の第3群、正の第4群、正の第5群、負の第6群を配し、上記第2群と第3群との間に開口絞りSTを有してなる。
第1群は正の第1レンズL1、第2群は正の第2レンズL2と負の第3レンズL3の接合レンズ、第3群は負の第4レンズL4、第4群は正の第5レンズL5、第5群は正の第6レンズL6、第6群は負の第7レンズL7である6群7枚構成である。
図示の如く、第1レンズL1は「物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ」、第2レンズL2は「物体側に凸面を有する正レンズ」、第3レンズL3は「像側面に凹面を有する負レンズ」、第4レンズL4は「物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ」、第5レンズL6ha「像側に凸面を有する正レンズ」、第6レンズL6は「両凸レンズ」、第7レンズL7は「両凹レンズ」である。
第5レンズL5の材質のアッベ数:ν5、第6レンズL6の材質のアッベ数:ν6と、全系のe線に対する合成焦点距離:f、第4群をなす第5レンズL5のe線に対する焦点距離:f4、第5群を成す第6レンズL6のe線に対する焦点距離:f5とによりφ4=f4/f、φ5=f5/fで定義される量:φ4、φ5は条件(1)を満足し、上記焦点距離:f、f4、f5は条件(2)を満足する。
第7レンズL7の像側には透明平行平板CGが配置される。この透明平行平板CGは、
CCD等の固体撮像素子のカバーガラスや各種フィルタを、これらに等価な光学特性を持つ透明平行平板として簡略化して描いたものである。
後述する実施例では、透明平行平板CGを「CCDカバーガラス」と標記している。
コンタクトガラスCTと第1レンズL1との間は、実際には離れているが、図示の都合で両者を密接させて描いてある。
以下には、画像読取装置と画像形成装置の実施の形態を説明する。
図12は、画像読取装置の実施の1形態を示す図である。
図12において、読取られるべき画像を有する原稿112はコンタクトガラス111上に平面的に定置され、コンタクトガラス111の下部に「XeランプやLED光源等」を用いた照明ユニット113Aを配置し、その照明光により、載置された原稿の原稿面の「図面に直交する方向に長いスリット状部分」を照明させる。
原稿112の照明された部分からの反射光(画像による反射光)は、第1走行体113に設けられた第1ミラー113Bにより反射された後、第2走行体114に設けられた第2ミラー114A、第3ミラー114Bにより順次反射され、読取レンズ115を透過し、光電変換を行なう固体撮像素子としてのラインセンサ116の撮像面上に原稿画像の縮小像として結像する。
第1〜第3ミラー113B、114A、114Bは「反射光学系」を構成し、第1走行体113、第2走行体114は、図示されない駆動手段により、それぞれ矢印方向(図の右方)へ走行させられる。
第1走行体113の走行速度は「V」、第2走行体114の走行速度は「V/2」であり、第1走行体113、第2走行体114は、それぞれ図示された「破線で示す位置」まで変位する。
照明ユニット113Aと第1ミラー113Bは、第1走行体113と一体的に移動し、コンタクトガラス1上の原稿112の全体を「照明走査」する。第1、第2走行体の移動速度比は「V:V/2」であるので、「照明走査される原稿部分から読取レンズに至る光路長」は不変に保たれる。
ラインセンサ116は「色分解手段として赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタを持った光電変換素子(116A、116B、116C)を、1チップに3列に配列させた3ラインCCD(3ラインのラインセンサ)」であり、原稿112の照明走査に伴い、原稿画像を画像信号化する。このようにして原稿112の読取りが実行され、原稿112のカラー画像は、赤、緑、青の3原色に色分解して読取られる。
この実施の形態の画像読取装置は、画像をフルカラーで読取る装置であって、画像読取レンズ115の結像光路中に設けられた「色分解手段(前記3ラインCCDに設けられた赤、緑、青のフィルタ)」を有する。
なお、画像読取装置の他の形態として「コンタクトガラス上の原稿をスリット状に照明する照明手段と、ラインセンサと、原稿の被照明部からラインセンサに至る結像光路を形成する複数のミラーと、上記結像光路上に配置される画像読取レンズと」を相互に一体化した読取ユニットを、駆動手段により原稿に相対的に走行させることにより原稿を読取走査するようにした形態のものとすることもできる。
「色分解」は、上記とは別に、読取レンズ115とラインセンサ(CCD)との間に色分解プリズムやフィルタを選択的に挿入し、R(赤)、G(緑)、B(青)に色分解する方法や「R、G、Bの光源を順次点灯させ原稿を照明する方法」を用いることができる。
図13は、画像形成装置の実施の1形態を示す図である。
図13の画像形成装置は、装置上部に位置する画像読取装置200と、その下位に位置する「画像形成部」とを有する。画像読取装置200の部分は、図12に即して説明したものと同様のものであり、各部には図12に示された符号と同じ符号を付してある。
画像読取装置200の3ラインのラインセンサ116から出力される画像信号は画像処理部1200に送られ、画像処理部1200において処理されて「書込み用の信号(イエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色を書込むための信号)」に変換される。
画像形成部は、「潜像担持体」として円筒状に形成された光導電性の感光体1100を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ1110、リボルバ式の現像装置1130、転写ベルト1140、クリーニング装置1150が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ1110に代えて「コロナチャージャ」を用いることもできる。
信号処理部1200から書込み用の信号を受けて光走査により感光体1100に書込みを行う光走査装置1170は、帯電ローラ1110と現像装置1130との間において感光体1100の光走査を行うようになっている。
符号1160は定着装置、符号1180はカセット、符号1190はレジストローラ対、符号1220は給紙コロ、符号1210はトレイ、符号Sは「記録媒体」としての転写紙を示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体1100が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ1110により均一帯電され、光走査装置1170のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
「画像の書込み」は、感光体1100の回転に従い、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置1130の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像を行う)、M(マゼンタトナーによる現像を行う)、C(シアントナーによる現像を行う)、K(黒トナーによる現像を行う)により順次反転現像されてポジ画像として可視化され、得られた各色トナー画像は、転写ベルト1140上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト1140上で重ね合わせられてカラー画像となる。
転写紙Sを収納したカセット1180は、画像形成装置本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ1220により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対1190に捕えられる。
レジストローラ対1190は、転写ベルト1140上の「トナーによるカラー画像」が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置1160へ送られ、定着装置1160においてカラー画像を定着され、図示されないガイド手段による搬送路を通り、図示されない排紙ローラ対によりトレイ1210上に排出される。各色トナー画像が転写されるたびに、感光体1100の表面はクリーニング装置1150によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
以下に読取レンズに関する具体的な実施例を5例挙げる。各実施例における記号の意味は下記の通りである(図1を参照)。
f :全系のe線の合成焦点距離
FNo :Fナンバ
m :縮率
ω :半画角
Y :物体高
ri(i=1〜14) :物体側から数えてi番目の面の曲率半径
di(i=1〜13) :物体側から数えてi番目の面間隔
nj(j=1〜7) :物体側から数えてj番目のレンズの材料の屈折率
νj(j=1〜7) :物体側から数えてj番目のレンズの材料のアッベ数
rc1 :コンタクトガラスの物体側の曲率半径
rc2 :コンタクトガラスの像側の曲率半径
rc3 :CCDカバーガラスの物体側の曲率半径
rc4 :CCDカバーガラスの像側の曲率半径
dc1 :コンタクトガラスの肉厚
dc3 :CCDカバーガラスの肉厚
nc1 :コンタクトガラスの屈折率
nc3 :CCDカバーガラスの屈折率
νc1 :コンタクトガラスのアッベ数
νc3 :CCDカバーガラスのアッベ数
nd :d線の屈折率
νd :d線のアッベ数
ne :e線の屈折率
なお、特に断らない限り、長さの元を持つ量の単位は「mm」である。 。
「実施例1」
図2に、実施例1のレンズ構成を示す。繁雑を避けるため、図1におけると同一の符号を用いている。後述の他の実施例を示す図においても同様である。
f=65.054 、FNo=3.99 、m=0.23622 、Y=152.4 、ω=24.1°
実施例1の読取レンズのデータを表1に示す。
Figure 0005445090
図3に実施例1に関する収差図を示す。
なお、収差図において、「e」はe線(546.07nm)、「g」はg線(436.83nm)、「c」はc線(656.27nm)、「F」はF線(486.13nm)を示す。
また、球面収差の図において、波線は「正弦条件」を示し、非点収差の図において、実線はサジタル光線、点線はメリディオナル光線を示す。後述する他の実施例に関する収差図においても同様である。
「実施例2」
図4に、実施例2のレンズ構成を示す。
f=66.523 、FNo=4.06 、m=0.23622 、Y=152.4 、ω=23.6°
実施例2のデータを表2に示す。
Figure 0005445090
図5に、実施例2に関する収差図を示す。
「実施例3」
図6に実施例3のレンズ構成を示す。
f=66.414 、FNo=4.02 、m=0.23622 、Y=152.4 、ω=23.7°
実施例3のデータを表3に示す。
Figure 0005445090
図7に、実施例3に関する収差図を示す。
「実施例4」
図8に、実施例4のレンズ構成を示す。
f=67.047 、FNo=4.00 、m=0.23622 、Y=152.4 、ω=23.5°
実施例4のデータを表4に示す。
Figure 0005445090
図9に実施例4に関する収差図を示す。
「実施例5」
図10に実施例5のレンズ構成を示す。
f=65.541 、FNo=4.00 、m=0.23622 、Y=152.4 、ω=24.0°
実施例5のデータを表5に示す。
Figure 0005445090
図11に実施例5に関する収差図を示す。
実施例1〜5における条件(1)のパラメータの値を表6に示す。
Figure 0005445090
実施例1〜5における条件(2)のパラメータの値を表7に示す。
Figure 0005445090
実施例1〜5とも、FNo:4.0程度と大口径で、半画角:24度程度と広角であり、各収差図に示すように、性能も良好である。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
S 開口絞り
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
特開2005−351973号公報

Claims (8)

  1. 物体側から像側へ向かって順次、正の第1群、負の第2群、負の第3群、正の第4群、正の第5群、負の第6群を配し、上記第2群と第3群との間に開口絞りを有してなり、
    第1群は正の第1レンズ、第2群は正の第2レンズと負の第3レンズの接合レンズ、第3群は負の第4レンズ、第4群は正の第5レンズ、第5群は正の第6レンズ、第6群は負の第7レンズである6群7枚構成であり、
    全系のe線に対する合成焦点距離:f(>0)、第4群をなす第5レンズのe線に対する焦点距離:f4、第5群を成す第6レンズのe線に対する焦点距離:f5、上記第5レンズの材質のアッベ数:ν5、上記第6レンズの材質のアッベ数:ν6とするとき、φ4=f4/f、φ5=f5/fで定義されるφ4、φ5、上記アッベ数:ν5、ν6および上記合成焦点距離:fが、条件:
    (1) 0.0< φ4/ν5+φ5/ν6 < 0.04
    (2) 0.0< |f4−f5|/f < 0.1
    を満足することを特徴とする読取レンズ。
  2. 請求項1記載の読取レンズにおいて、
    第1レンズが、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ、
    第2レンズが、物体側に凸面を有する正レンズ、
    第3レンズが、像側面に凹面を有する負レンズ、
    第4レンズが、物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ、
    第5レンズが、像側に凸面を有する正レンズ、
    第6レンズが、両凸レンズ、
    第7レンズが両凹レンズであることを特徴とする読取レンズ。
  3. 請求項2記載の読取レンズにおいて、
    第2レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、
    第3レンズが、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズであり、
    第5レンズが、両凸レンズであることを特徴とする読取レンズ。
  4. 請求項2記載の読取レンズにおいて、
    第2レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、
    第3レンズが、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズであり、
    第5レンズが、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであることを特徴とする読取レンズ。
  5. 請求項2記載の読取レンズにおいて、
    第2レンズが、両凸レンズであり、
    第3レンズが、両凹レンズであり、
    第5レンズが、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであることを特徴とする読取レンズ。
  6. 請求項1〜5記載の読取レンズにおいて、
    第1〜第7レンズが全て、鉛、砒素などの有害物質を含有しないガラスを素材とするガラスレンズであることを特徴とする読取レンズ。
  7. 原稿を照明する照明系と、上記照明系で照明された原稿の反射光を縮小結像させる結像レンズと、この結像レンズで結像された原稿像を受光して光電変換するラインセンサとを有する画像読取装置であって、
    結像レンズとして請求項1〜6の任意の1に記載の読取レンズを用いたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7記載の画像読取装置を用い、読取った画像情報を用いて画像形成を行なう画像形成装置。
JP2009280949A 2009-12-10 2009-12-10 読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5445090B2 (ja)

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