JP5444678B2 - 流路接続ジョイント - Google Patents

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Description

本発明は、ワンタッチで着脱可能な流路接続ジョイントに関するものである。
従来、先端がテーパ状に形成され、管壁側方(周面)にインク導入口を開口した凸部を有するインク導入管(プラグ)と、インクの供給側に連なり、円環状のゴムパッキン(弁座)に対し弁体となる可動体をばね部材により付勢することでインク導出口を閉塞する栓体(ソケット)と、から成る流路接続ジョイントが知られている(特許文献1参照)。
この流路接続ジョイントでは、凸部を、ゴムパッキンに挿入し、ソケット内に深く挿入することにより、可動体が押し下げられ、インク導出口が開弁すると共に、インク導入口がソケット内に開口し、プラグとソケットとが連通して流路が形成される。
特開2002−113881号公報
しかし、このような流路接続ジョイントでは、プラグとソケットとの(完全)接続状態において、プラグの凸部の先端部に形成されたインク導出口が、ゴムパッキンによる封止部分よりも、ソケット側(上流側)に深く入り込むため、ゴムパッキンの近傍においてインクの流れが停滞してしまう箇所、いわゆるインク溜り(液溜り)が生じていた。このような流路接続ジョイントでは、インク溜りにおけるインクの劣化(凝集)により、インクの円滑な流れを妨げる虞や、頻繁に流路を洗浄しなければならない等の問題があった。
本発明は、簡易な構造で、流路に液溜りが生ずることのない流路接続ジョイントを提供することを課題としている。
本発明の流路接続ジョイントは、ソケットとプラグとからなる流路接続ジョイントであって、ソケットは、軸心に流出ポートおよび流出ポートに連なるソケット側流路を形成したソケット本体と、ソケット本体の上流側に形成され、プラグの下流側に接続されるジョイント雄部と、を備え、プラグは、軸心に流入ポートおよび流入ポートに連なるプラグ側流路を形成したプラグ本体と、プラグ本体の下流側に形成され、ジョイント雄部が接続されるジョイント雌部と、ジョイント雌部に設けられ、ジョイント雄部との間をシールする環状シール部材と、プラグ側流路に内蔵され、環状シール部材を弁座としてこれに離接する弁体部位が形成された開閉コマと、開閉コマを環状シール部材に向かって付勢する付勢手段と、を備え、ジョイント雄部の外周面には、ソケット側流路に連通する連通孔が開口し、ジョイント雄部とジョイント雌部とを完全接続した状態において、ジョイント雄部が開閉コマを相対的に押し込んで弁体を環状シール部材から離間させると共に、ジョイント雄部の連通孔が相対的に環状シール部材を僅かに越えてプラグ側流路に連通し、開閉コマは、接続軸方向における中間部分が括れた円柱状に形成されていることを特徴とする。
この場合、連通孔は、ジョイント雄部の上流側端部外周面に開口していることが好ましい。
これらの構成によれば、ソケットとプラグとを完全接続すると、ジョイント雄部の連通孔が、環状シール部材の近傍においてプラグ流路に連通する。このため、プラグの上流側から流入してきた流体は、プラグ側流路の下流端(環状シール部材の上流端)まで流れ、そこに開口した連通孔を介してソケット側流路に流れ込み、ソケットの下流側から流出する。したがって、この流路接続ジョイントでは、流体の流れが停滞してしまう箇所(液溜り)が生じることがなく、液溜りにおける流体の劣化(凝集)等が生じることもない。これにより、流体の円滑な流れを維持することができるため、液溜りによる流体の劣化や各流路のメンテナンスの頻度等を大幅に減少させることができる。なお、上記では、プラグを上流側に設定しているが、プラグとソケットとの配置関係(上流側または下流側)は、任意であり、プラグを下流側に、ソケットを上流側に配置してもよい。
また、この場合、ジョイント雄部と開閉コマとの各々の接触面は、略平面に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、ジョイント雄部の上流側端面(先端面)は、開閉コマの平面に隙間を生じることなく面接触することとなる。そして、面接触を維持したまま、連通孔は、プラグ側流路内に連通する。これにより、ジョイント雄部と開閉コマとの接続部分にも、液溜りが生じることがない。
この場合、ソケット本体またはプラグ本体のいずれか一方の外周面に設けられ、ソケットとプラグとの接続をガイドするスリーブ部と、他方の外周面に設けられ、完全接続した状態においてスリーブ部に対し抜止め状態で係止される係止部と、を更に有し、係止部は、付勢手段の付勢力によりスリーブ部に対する係止状態を維持することが好ましい。
この構成によれば、閉弁するために、開閉コマを環状シール部材に向かって付勢する付勢手段により、スリーブ部に対する係止部の係止状態を維持するようにしている。これにより、付勢手段に2つの機能を併せ持たせることができ、構造を単純化することができる。
また、この場合、係止部は、他方の外周面に突設した係止ピンで構成され、スリーブ部には、接続端から接続軸方向に「J」字状に切り込まれ、係止ピンの係脱をガイドする係止ガイド溝が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、スリーブ部の係止ガイド溝に係止ピンをガイドさせ、付勢手段に抗してソケットとプラグとを差込むように接続し、更に回転させることで、付勢手段の付勢力により、係止ピンが係止ガイド溝の先端部に落ち込むようにして係止される。係止ガイド溝は、「J」字状に形成されているため、この状態でソケットとプラグとは相互に回転不能となり、ソケットとプラグとが完全接続した状態でロックされる。また、逆の手順でロックが解除され、ソケットとプラグとが離脱可能となる。これにより、ソケットとプラグとの接続状態をロックしておくことができ、振動等による離脱を確実に防止することができる。なお、スリーブ部は、ソケット本体またはプラグ本体に対し、一体形成としてもよいし、別部材で形成してもよい。また、スリーブ部を別部材とした場合、ソケット本体またはプラグ本体に固定してもよいし、周方向に回転自在に構成してもよい。さらに、係止ピンおよび係止ガイド溝を複数組設けるようにしてもよい。
この場合、環状シール部材は、相互に接触させて配置した2個のOリングで構成されていることが好ましい。
また、この場合、Oリングは、成形品で構成され、そのパーティングラインが径方向からずれた位置に形成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、2個のOリングにより、ジョイント雄部との密着面積が増加するため、確実にシールすることができ、有効に流体の漏れを防ぐことができる。また、パーティングライン(Oリング製造時のバリ)が、ジョイント雄部との密着面からずれることにより、Oリングとジョイント雄部との密着不良をなくすことができ、流体の漏れを更に有効に防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る流路接続ジョイントについて説明する。この流路接続ジョイントは、カラーフィルタ等を製造する液滴吐出装置に搭載され、機能液タンク(サブタンク)から機能液滴吐出ヘッドに至る流路において、機能液滴吐出ヘッドの交換等にためにタンク側とヘッド側とを離接自在に接続するものである。
図1(a)に示すように、液滴吐出装置1は、ワークをX軸方向に移動させるX軸テーブル2と、X軸テーブル2を跨ぐように架け渡された一対のY軸支持ベース3a上に配設されたY軸テーブル3と、Y軸テーブル3に移動自在に吊設され、複数の機能液滴吐出ヘッド4cが搭載された13個のキャリッジユニット4と、を備え、これらをチャンバ5に収容して構成されている。また、液滴吐出装置1は、機能液滴吐出ヘッド4cに機能液を供給する機能液供給装置6と、液滴吐出装置1を統括制御する制御装置(図示省略)と、を備えている。液滴吐出装置1は、X軸テーブル2とY軸テーブル3とが交わる位置において、機能液滴吐出ヘッド4cから機能液滴を吐出させ、ワークに所定の描画パターンを描画する。
図1および図2(a)に示すように、各キャリッジユニット4は、R・G・B・C・M・Yの6色、各2個(計12個)の機能液滴吐出ヘッド4cと、12個の機能液滴吐出ヘッド4cを6個ずつ2群に分けて支持するヘッドプレート4aと、機能液滴吐出ヘッド4cに機能液を大気圧基準で供給する圧力調整弁40と、を有するヘッドユニット4bを備えている。各キャリッジユニット4は、一対のY軸支持ベース3aに掛け渡されたブリッジプレート3bに吊設されている(図1(a)参照)。
図1および図2(b)に示すように、機能液供給装置6は、チャンバ5に併設のタンクキャビネット50に収容された6個(6色)のメインタンク61と、各ブリッジプレート3b上に配設された複数(13個)のサブタンク62と、メインタンク61と複数のサブタンク62とを接続するタンク側チューブ63と、各サブタンク62と各機能液滴吐出ヘッド4cを接続する複数のヘッド側チューブ64と、を備えている。各ヘッド側チューブ64には、機能液滴吐出ヘッド4cと共にキャリッジユニット4に搭載された圧力調整弁40が介設されており、ヘッド側チューブ64は、サブタンク62と圧力調整弁40とを接続する1次側チューブ64aと、圧力調整弁40と機能液滴吐出ヘッド4cとを接続する2次側チューブ64bと、を有している。
1次側チューブ64aには、サブタンク62近傍に位置して開閉バルブ64cが介設されており、機能液滴吐出ヘッド4cや圧力調整弁40の交換等に際し、1次側チューブ64aを閉塞できるようになっている。また、圧力調整弁40の1次側には、流路接続ジョイント7が接続されており、圧力調整弁40(2次側チューブ64b側)と1次側チューブ64aとをワンタッチで着脱できるようになっている。そして、流路接続ジョイント7は、1次側チューブ64aに接続したプラグ8と、圧力調整弁40に接続したソケット9と、から構成されている。
メインタンク61から送液された機能液は、タンク側チューブ63を通って各サブタンク62に貯留される。各サブタンク62の機能液は、各機能液滴吐出ヘッド4cの駆動に応じ、ヘッド側チューブ64および圧力調整弁40を介して、機能液滴吐出ヘッド4cに自然水頭で供給される。一方、キャリッジユニット4(ヘッドユニット4b)を交換する場合には、上記の開閉バルブ64cを閉弁した後、流路接続ジョイント7により、1次側チューブ64aを圧力調整弁40から接続を解除(離脱)し、この状態で交換が行われる。
図2および図3に示すように、圧力調整弁40は、略円板状に形成されたバルブケーシング41と、バルブケーシング41から斜め上方に延設した1次側ポート42と、バルブケーシング41から下方に延設した2次側ポート43と、を備えている。また、バルブケーシング41内には、1次側ポート42に連なる1次室44と、2次側ポート43に連なる2次室45と、1次室44と2次室45との間に介設した弁体46と、が設けられている。さらに、2次室45には、外部との間を画成する受圧膜体47が設けられており、この受圧膜体47により、大気圧基準で弁体46を開閉し、1次室44内の機能液を所定の圧力に減圧して2次室45に供給するようになっている。
1次側ポート42の内周面には、管用のテーパ雌ねじ部42aが形成され、このテーパ雌ねじ部42aには、流路接続ジョイント7のソケット9(正確には、後述するソケット雄ねじ部94)が螺合している。また、テーパ雌ねじ部42aの奥側には、フィルタ42bが着座するように取り付けられており、このフィルタ42bとテーパ雌ねじ部42aに螺合したソケット9との間には、フィルタ42bを押えておくコイルばね42cが介設されている(図3(a)参照)。同様に、2次側ポート43の内周面には、流出側雌ねじ部43aが形成され、この流出側雌ねじ部43aには、2次側チューブ64bが接続された流出コネクタ43bが螺合している(図3(b)参照)。
次に、図4および図5を参照して、流路接続ジョイント7について詳細に説明する。流路接続ジョイント7は、上述したように、サブタンク62に連なる1次側チューブ64aの下流端に接続されたプラグ8と、圧力調整弁40の1次側ポート42に螺合するソケット9と、から構成されている。すなわち、プラグ8は上流側に配置され、ソケット9は下流側に配置されている。なお、プラグ8とソケット9との配置関係(上流側または下流側)は、任意であり、プラグ8を下流側に、ソケット9を上流側に配置してもよい。また、圧力調整弁40の2次側ポート43に、1次側ポート42と同様に、流路接続ジョイント7を構成してもかまわない。
プラグ8は、1次側チューブ64aが接続される流入ポート81および流入ポート81に連なるプラグ側流路82を軸心に形成したプラグ本体80と、プラグ本体80の下流側に形成され、ソケット9の上流側(後述するジョイント雄部93)が接続されるジョイント雌部83と、ジョイント雌部83に設けられ、ジョイント雄部93との間をシールする環状シール部材84と、プラグ側流路82に内蔵され、環状シール部材84を弁座としてこれに離接する弁体部位85aが形成された開閉コマ85と、開閉コマ85を環状シール部材84に向かって付勢するコマ付勢ばね86(付勢手段)と、を備えている。
また、プラグ本体80の外周面には、ソケット9と完全接続した際に、ソケット9が有するスリーブ部材96(後述)に係止され、外れ止めとなる1本の係止ピン87(係止部)が立設されている。
流入ポート81は、上流側に向って僅かにテーパ形状を為すチューブ接続口81aと、チューブ接続口81aをプラグ本体80に支持する接続雄ねじ部81bと、上流側から接続雄ねじ部81bに螺合する押えナット81cと、を有している。流入ポート81と1次側チューブ64aとの接続は、押えナット81cを外し、これを1次側チューブ64aに通した後、1次側チューブ64aの下流端部をチューブ接続口81aに挿入装着し、さらに1次側チューブ64aに通した押えナット81cを、接続雄ねじ部81bに螺合する。これにより、チューブ接続口81aに挿入装着した1次側チューブ64aが抜止め状態にセットされる。
ジョイント雌部83は、プラグ側流路82より大径に形成され、環状シール部材84が配設されるシール収容部83aと、シール収容部83aの下流側においてシール収容部83aより大径に形成され、下流端を開放したシール押え収容部83bと、から構成されている。また、シール押え収容部83bには、後述するCリング84cを掛け止めするための環状溝83cが形成されている。
環状シール部材84は、2個のOリング84aと、環状に形成され、各Oリング84aの抜け止めとなるワッシャ形状の環状押え部材84bと、環状押え部材84bを固定するCリング84cと、から構成されている。環状押え部材84bは、その内径をOリング84aの内径よりも大径に、また、その外径をシール押え収容部83bの内径と略同一に形成されている。
各Oリング84aは、成形品で構成され、そのパーティングライン(Oリング84a製造時のバリ)が径方向からずれた位置に形成されている(図5(a)参照)。2個のOリング84aは、互いに接触した状態でシール収容部83aに嵌合するように配設されている。環状押え部材84bは、シール押え収容部83bに嵌め込まれ、下流側のOリング84aを押えるようにセットされる。この状態で、シール押え収容部83bの環状溝83cにCリング84cを装着することで、2個のOリング84aと環状押え部材84bとが抜止め状態にセットされる。また、Cリング84cを外すことで、簡単に各Oリング84aを取り出すことができるため、Oリング84aの交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。
上記のように、2個のOリング84aに対し、ソケット9(のジョイント雄部93)を嵌入することにより、各Oリング84aは、シール押え収容部83bとの間で押し潰されるように変形し、シール押え収容部83bの内周面およびジョイント雄部93の外周面に密接する。ジョイント雄部93とジョイント雌部83とを完全接続した状態では、2個のOリング84aによって、ジョイント雄部93との間がシールされるため、密着面積が増加し、有効に機能液の漏れを防ぐことができる。すなわち、接続不良や1のOリング84aに損傷があっても、他のOリング84aがバックアップとして機能するため、流体の漏れを確実に防止することができる。
また、パーティングラインが、ジョイント雄部93との密着面からずれた位置に形成されたOリング84aを用いてシールすることにより、各Oリング84aとジョイント雄部93との密着不良をなくすことができ、有効に機能液の漏れを防ぐことができる。なお、Oリング84aの変形時にパーティングラインが無視できるほど微小なものであれば、通常のOリング84a(径方向にパーティングラインが形成されているもの)を用いてもかまわない。
開閉コマ85は、略円柱状の部材であり、環状シール部材84の上流側のOリング84aを弁座として、これに離接する弁体部位85aと、弁体部位85aの上流側に連なるコマ本体85bと、コマ本体85bの上流側に連なり、コマ付勢ばね86の下流側の受け座となるばね受け座部位85cと、から構成されている。
弁体部位85aは、プラグ側流路82(上流側)のOリング84aを弁座とし、プラグ側流路82の開閉を行う弁体となる。弁体部位85aの下流側端面は、平面に形成されており、下流側端面の周縁部は面取りされたようにテーパ状を為している。このテーパ状の周縁部が、Oリング84aに押し付けられることで、より大きな接触面積でシールすることができ、確実な閉弁状態を維持することができる。
コマ本体85bは、プラグ側流路82の内壁との間に機能液の流路を構成するものであり、プラグ側流路82の内壁よりも僅かに小径に形成されている。また、コマ本体85bは、中間部分が括れた形状を有している。これにより、プラグ側流路82の内壁とコマ本体85bとの間を広く取ることができるため、コマ本体85bによる圧力損失を低減することができる。
ばね受け座部位85cは、コマ本体85bの尾端部に形成した環状段部であり、コマ付勢ばね86の先端を受けている。また、コマ付勢ばね86の尾端は、プラグ側流路82の上流端壁に接しており、コマ付勢ばね86は、プラグ側流路82の上流端壁を受けにして、開閉コマ85を弁座となるOリング84aに付勢している。
次に、図4に示すように、ソケット9は、圧力調整弁40の1次側ポート42に接続する流出ポート91および流出ポート91に連なるソケット側流路92を軸心に形成したソケット本体90と、ソケット本体90の上流側に形成され、上記したジョイント雌部83に接続されるジョイント雄部93と、を備えている。
また、ソケット本体90の外周面には、プラグ8の接続をガイドするスリーブ部材96が圧入固定されている。スリーブ部材96は、プラグ8が嵌挿される内径を有していると共に、プラグ8と接続する際に、プラグ本体80の外周面に立設した係止ピン87をガイドする係止ガイド溝97が形成されている。また、ソケット本体90の下流側外周面には、圧力調整弁40の1次側ポート42に形成されたテーパ雌ねじ部42aに螺合するソケット雄ねじ部94が形成されている。
ジョイント雄部93は、ソケット本体90の上流側において、有底の円筒状に延在するように形成され、その上流(先端)側端面は、略平面に形成されている(周縁部は、僅かに面取りされている。)。また、ジョイント雄部93の先端部分外周面には、複数(4個)の連通孔95が開口している。各連通孔95は、Oリング84aの横断面径よりも小径の小孔であり、ジョイント雄部93の外周面四方から径方向に貫通形成され、ジョイント雄部93内のソケット側流路92に連通している。なお、連通孔95の個数は任意である。
ジョイント雄部93を、ジョイント雌部83(環状シール部材84)に差し込むと、ジョイント雄部93の先端面は、弁体部位85a(開閉コマ85)の平面に隙間を生じることなく面接触することとなる。これにより、ジョイント雄部93と弁体部位85aとの接続部分には、機能液が入り込む隙間や滞留する部分(液溜り)が生じることがないため、機能液が凝集して異物となることもない。
また、プラグ8とソケット9との接続では、ジョイント雄部93をジョイント雌部83側に差し込むことで、開閉コマ85は、コマ付勢ばね86に抗して押し込まれ、弁座であるOリング84aから離れて開弁する。また、上記したように、複数のOリング84aは互いに接触させて接続軸方向に並んでおり、開閉コマ85が開弁した状態では、ジョイント雄部93の外周面は、常に2個のOリング84aによりシールされた状態にある(図4および図6(c)参照)。同様に、プラグ8とソケット9とを離脱する際にも、常に2個のOリング84aによりシールされた状態で、開閉コマ85が閉弁する。したがって、差し込まれたジョイント雄部93の外周面に対し、接続軸方向に長い接触面が形成され、着脱動作時にもシールされた状態を維持することができるため、プラグ側流路82内に機能液が充填されている状態で、開閉コマ85が開閉したとしても、ジョイント雄部93とジョイント雌部83(各Oリング84a)との接続部分から機能液が漏れることがない。
図5(b)に示すように、係止ガイド溝97は、スリーブ部材96の外周面に貫通形成されており、上流端から下流側に向かって接続軸方向に切り込まれた軸方向ガイド部位97aと、軸方向ガイド部位97aの突き当たりにおいて周方向に切り込まれた周方向ガイド部位97bと、周方向ガイド部位97bの突き当たりにおいて上流側に向かって接続軸方向に僅かに切り込まれたピン係止部位97cと、から構成されている。すなわち、係止ガイド溝97は、接続端から接続軸方向に「J」字状に切り込まれている。なお、係止ガイド溝97は、複数形成されていてもかまわない。この場合、スリーブ部材96の外周面対称位置に、一対の係止ガイド溝97を形成することが好ましい。さらに、この場合、一対の係止ガイド溝97に対応するように、2本(一対)の係止ピン87を立設してもよい。
プラグ8とソケット9との接続は、スリーブ部材96の係止ガイド溝97に係止ピン87をガイドさせ、コマ付勢ばね86に抗してソケット9とプラグ8とを差し込むように接続し、更に回転させることで、コマ付勢ばね86の付勢力により、係止ピン87がピン係止部位97cに落ち込むようにして係止される。この状態でソケット9とプラグ8は、相互に回転不能となり、完全接続した状態でロックされる。また、逆の手順でロックが解除され、ソケット9とプラグ8とが離脱可能となる。これにより、振動等による離脱を確実に防止することができる。
また、ロックされた状態では、コマ付勢ばね86により、ジョイント雄部93を介してソケット9全体が下流側に付勢されるため、係止ピン87は、ピン係止部位97cの突き当りに押し付けられた状態となる。すなわち、閉弁するために、開閉コマ85を環状シール部材84(Oリング84a)に向かって付勢するコマ付勢ばね86により、スリーブ部材96に対する係止ピン87の係止状態を維持することができる。このため、コマ付勢ばね86に、2つの機能(開閉コマ85を閉弁する機能および完全接続をロックする機能)を併せ持たせることができ、構造を単純化することができる。特に、コマ付勢ばね86にロック状態を確実に維持するばね力を持たせることにより、開閉コマ85をOリング84aに突き当てる閉弁も、液漏れの生じない確実なものとすることができる。
上記したプラグ本体80外周面に設けられた1本の係止ピン87は、ピン係止部位97cに係止されると、環状シール部材84の近傍において、連通孔95が、プラグ側流路82に連通するような位置に立設している(図4および図5(b)参照)。これにより、ソケット9とプラグ8とが完全接続した状態では、ジョイント雄部93に開口した連通孔95が、環状シール部材84の近傍においてプラグ側流路82に連通する。このため、プラグ8の上流側から流入してきた機能液は、プラグ側流路82の下流端(環状シール部材84の上流端)まで流れ、そこに開口した連通孔95を介してソケット側流路92に流れ込み、ソケット9の下流側から流出する。
したがって、この流路接続ジョイント7では、機能液の流れが停滞してしまう箇所(液溜り)が生じることがなく、液溜りにおける機能液の劣化(凝集)等が生じることもない。これにより、正常な機能液の流れを維持することができるため、各流路82,92のメンテナンスの頻度を大幅に減少させることができる。また、係止ピン87をピン係止部位97cに係止するだけで、完全接続した状態とすることができるため、例えば、高所に流路接続ジョイント7がある場合等、作業者が目視できない場所においても、手探りで、簡単に且つ確実に、接続作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、プラグ8に係止ピン87が設けられ、ソケット9にスリーブ部材96が設けられているが、ソケット9に係止ピン87が設けられ、プラグ8にスリーブ部材96が設けられていてもよい。さらに、本実施形態では、スリーブ部材96は、別部材として構成され、ソケット本体90の外周に圧入固定されているが、ソケット本体90(またはプラグ本体80)に対し、一体形成としてもよい。また、スリーブ部材96を別部材とした場合、ソケット本体90(またはプラグ本体80)に対し、周方向に回転自在に構成してもよい。
続いて、図6を参照して、本実施形態の流路接続ジョイント7の接続(離脱)手順について説明する。ここでは、1次側チューブ64aに介設された開閉バルブ64cは、閉じられており、プラグ側流路82内には、機能液が充填されているものとする。また、ソケット9は圧力調整弁40に接続固定されているため、作業者は、主にプラグ8を持って、流路接続ジョイント7の接続(または離脱)作業を行う。
先ず、プラグ8を回転方向に調整して、係止ピン87が、スリーブ部材96の係止ガイド溝97(軸方向ガイド部位97a)にガイドされる位置に合わせる(図6(a))。そして、プラグ8の環状シール部材84に対し、ソケット9のジョイント雄部93を強く押し込む。ジョイント雄部93は、密接した2個のOリング84aにシールされつつ、相対的に、開閉コマ85の弁体部位85aに面接触する位置まで差し込まれ(図6(b))、さらに、コマ付勢ばね86に抗して開閉コマ85を押し込むと、開弁して連通孔95がプラグ側流路82に連通する。このとき、係止ピン87は、軸方向ガイド部位97aの突き当たりに到達しており、ここから周方向ガイド部位97bに突き当たるまでプラグ8を回転させる(図6(c))。ここで、プラグ8に対する力を抜くと、コマ付勢ばね86のばね力により、係止ピン87は、ピン係止部位97cに落ち込むように係止される。以上でプラグ8とソケット9とが完全接続した状態となる(図6(d))。そして、この状態では、ジョイント雄部93に開口した連通孔95が、環状シール部材84の近傍においてプラグ側流路82に連通する。
一方、プラグ8とソケット9とを離脱する場合には、プラグ8をコマ付勢ばね86に抗して一旦押し込み、回転させ続いて力を抜くことで係止ピン87をピン係止部位97cから外す。この後は、上記の接続とは逆の手順を経て、開閉コマ85を閉弁し、プラグ8とソケット9との接続を解除(離脱)する。
以上の構成によれば、ソケット9とプラグ8とを完全接続すると、ジョイント雄部93の連通孔95が、環状シール部材84の近傍においてプラグ側流路82に連通するため、機能液の流れが停滞してしまう箇所(液溜り)が生じることがなく、液溜りにおける機能液の劣化(凝集)等が生じることもない。また、ジョイント雄部93の上流側端面(先端面)は、開閉コマ85の平面に隙間を生じることなく面接触しているため、ジョイント雄部93と開閉コマ85との接続部分に、機能液が入り込む隙間や液溜りが生じることがないため、機能液が凝集し異物となることもない。これにより、正常な機能液の流れを維持することができるため、各流路82,92のメンテナンスの頻度を大幅に減少させることができる。
なお、本実施形態の流路接続ジョイント7では、ソケット9およびプラグ8の一方(ソケット9)を、機器・器具(実施形態では、圧力調整弁40)に直接接続する形態となっているが、両側をチューブに接続する形態としてもよい。かかる場合には、ソケット9の流出ポート91を、プラグ8の流入ポート81と同様の形態とする。
液滴吐出装置の斜視図(a)および機能液滴吐出ヘッドを搭載したヘッドユニットを模式的に表した平面図である。 液滴吐出装置に搭載されたキャリッジユニット(ヘッドユニット)の斜視図(a)および機能液供給装置を模式的に示した系統図(b)である。 キャリッジユニットに搭載された圧力調整弁の流入口側の縦断面図(a)および流出口側の縦断面図(b)である。 本実施形態に係る流路接続ジョイントの断面図である。 本実施形態に係る流路接続ジョイントに組み込まれたOリングの縦断面図(a)およびスリーブ部材に形成された係止溝と係止ピンとを模式的に示した部分平面図(b)である。 本実施形態に係る流路接続ジョイントの接続(離脱)の手順について説明する図である。
符号の説明
7:流路接続ジョイント、8:プラグ、9:ソケット、80:プラグ本体、81:流入ポート、82:プラグ側流路、83:ジョイント雌部、84:環状シール部材、84a:Oリング、85:開閉コマ、85a:弁体部位、86:コマ付勢ばね、87:係止ピン、90:ソケット本体、91:流出ポート、92:ソケット側流路、93:ジョイント雄部、95:連通孔、96:スリーブ部材、97:係止ガイド溝

Claims (7)

  1. ソケットとプラグとからなる流路接続ジョイントであって、
    前記ソケットは、軸心に流出ポートおよび前記流出ポートに連なるソケット側流路を形成したソケット本体と、前記ソケット本体の上流側に形成され、前記プラグの下流側に接続されるジョイント雄部と、を備え、
    前記プラグは、軸心に流入ポートおよび前記流入ポートに連なるプラグ側流路を形成したプラグ本体と、前記プラグ本体の下流側に形成され、前記ジョイント雄部が接続されるジョイント雌部と、前記ジョイント雌部に設けられ、前記ジョイント雄部との間をシールする環状シール部材と、前記プラグ側流路に内蔵され、前記環状シール部材を弁座としてこれに離接する弁体部位が形成された開閉コマと、前記開閉コマを前記環状シール部材に向かって付勢する付勢手段と、を備え、
    前記ジョイント雄部の外周面には、前記ソケット側流路に連通する連通孔が開口し、
    前記ジョイント雄部と前記ジョイント雌部とを完全接続した状態において、前記ジョイント雄部が前記開閉コマを相対的に押し込んで前記弁体を前記環状シール部材から離間させると共に、前記ジョイント雄部の前記連通孔が相対的に前記環状シール部材を僅かに越えて前記プラグ側流路に連通し、
    前記開閉コマは、接続軸方向における中間部分が括れた円柱状に形成されていることを特徴とする流路接続ジョイント。
  2. 前記連通孔は、前記ジョイント雄部の上流側端部外周面に開口していることを特徴とする請求項1に記載の流路接続ジョイント。
  3. 前記ジョイント雄部と前記開閉コマとの各々の接触面は、略平面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流路接続ジョイント。
  4. 前記ソケット本体または前記プラグ本体のいずれか一方の外周面に設けられ、前記ソケットと前記プラグとの接続をガイドするスリーブ部と、
    他方の外周面に設けられ、前記完全接続した状態において前記スリーブ部に対し抜止め状態で係止される係止部と、を更に有し、
    前記係止部は、前記付勢手段の付勢力により前記スリーブ部に対する係止状態を維持することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の流路接続ジョイント。
  5. 前記係止部は、前記他方の外周面に突設した係止ピンで構成され、
    前記スリーブ部には、接続端から接続軸方向に「J」字状に切り込まれ、前記係止ピンの係脱をガイドする係止ガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の流路接続ジョイント。
  6. 前記環状シール部材は、相互に接触させて配置した2個のOリングで構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の流路接続ジョイント。
  7. 前記Oリングは、成形品で構成され、そのパーティングラインが径方向からずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の流路接続ジョイント。
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